JP6588876B2 - 吊足場形成部材及び補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、吊足場形成部材及び補助具に関するものである。
従来から、高速道路や橋梁等の橋桁の点検、補修作業等を行う際、この橋桁に吊りチェーン等により吊下げられる例えば特許文献1に開示されるような吊足場が用いられている。
また、本出願人は、特許文献1に開示される吊足場を改良した特許文献2に開示される吊足場を提案している。
特許第2923200号公報 特開2015−209741号公報
本発明は、上記特許文献2に開示される吊足場に更なる改良を加えたもので、係止部材の位置を吊下部材の間隔に合わせて変えることができ、また、係止部材が取り付けられる螺合部材の交換を容易に行うことができる等、より取り扱い易い実用性に秀れた吊足場形成部材及び補助具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
踏板1と該踏板1が設けられる枠部材2とから成り、適宜な構造物に吊下部材5を介して吊下げられた前記枠部材2同士を連設して所定範囲に吊足場を形成するための吊足場形成部材であって、この枠部材2の長辺部11には螺合部材8が所定間隔で複数設けられ、この螺合部材8には、一端部が前記構造物に固定された前記吊下部材5の他端部を係止する係止部材6に設けられた螺子部7が螺入され、また、この螺合部材8は、前記枠部材2内に挿抜自在に設けられる螺合部材保持体9に保持されており、前記枠部材2には、前記係止部材6の前記螺子部7が挿通し、前記螺合部材8と連通する挿通孔10が設けられていることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項1記載の吊足場形成部材において、前記枠部材2の幅方向一端側にはクランプ部4が、幅方向他端側には被クランプ部3が設けられ、隣接する前記各枠部材2の前記被クランプ部3を前記クランプ部4で挟持固定することで前記枠部材2同士を連結固定し得るように構成されており、前記枠部材2は対向する長辺部11・12間に短辺部13が架設された構成であり、前記被クランプ部3は、前記螺合部材8が設けられる一方の長辺部11と平行な他方の棒状の長辺部12であることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、前記枠部材2の一方の長辺部11は前記螺合部材保持体9が挿抜自在に設けられる筒状の長辺部11に設定され、この筒状の長辺部11の上面に前記挿通孔10が設けられていることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項記載の吊足場形成部材において、前記筒状の長辺部11の一端側及び他端側に、夫々前記螺合部材保持体9が挿抜自在に設けられていることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、幅方向に隣接する前記枠部材2間には、前記踏板1を押さえつける押さえ板15が設けられ、この押さえ板15は、前記係止部材6の前記螺子部7が螺合されていない前記螺合部材8に固定ボルトを螺合することで前記各枠部材2に連結されていることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、長手方向に隣接する前記枠部材2同士を連結するための連結部材取り付ける取付部20,21が、前記枠部材2の長手方向両端部に夫々設けられていることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、複数の前記枠部材2にわたって設けられる台車走行用のレール体18を取り付けるためのレール体取付部が前記枠部材2に設けられていることを特徴とする吊足場形成部材に係るものである。
また、請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材と共に用いられる補助具であって、この補助具は、前記枠部材2の前記螺合部材8が設けられる一方の長辺部11と対向する他方の長辺部12に沿って取り付けられる長尺体であり、その長手方向には螺合部材8が所定間隔で複数設けられ、この螺合部材8には、一端部が前記構造物に固定された前記吊下部材5の他端部を係止する係止部材6に設けられた螺子部7が螺入され、この補助具内には前記螺合部材8を保持する螺合部材保持体9が挿抜自在設けられており、更にこの補助具には、前記係止部材6の前記螺子部7が挿通し、前記螺合部材8と連通する挿通孔51が設けられていることを特徴とする補助具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、係止部材の位置を吊下部材の間隔に合わせて変えることができ、また、係止部材が取り付けられる螺合部材の交換を容易に行うことができる等、より取り扱い易い実用性に秀れた吊足場形成部材及び補助具となる。
本実施例の概略説明斜視図である。 本実施例の枠部材の拡大概略説明斜視図である。 本実施例の枠部材の拡大概略説明斜視図である。 本実施例の拡大概略説明断面図である。 本実施例の枠部材の拡大概略説明断面図である。 本実施例の取付部の拡大概略説明斜視図である。 本実施例の取付部の拡大概略説明平面図である。 本実施例の取付部の拡大概略説明斜視図である。 本実施例のレール体及び台車の拡大概略説明正面図である。 本実施例の補助具の拡大概略説明斜視図である。 別例の概略説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
枠部材2同士を連結して吊足場を形成する際、吊下部材5の間隔に応じ、係止部材6の螺子部7を螺入する螺合部材8を適宜選択できるから、吊下部材5が可及的に垂直に近い状態となり、安定的な吊足場を形成できる。
即ち、枠部材2に対する係止部材6の取付位置が固定されている場合、吊下部材5の吊下げ箇所に応じ、吊下部材5がハ字状若しくは逆ハ字状となる状態で枠部材2を吊下げることになり、吊下部材5にかかる張力が増加するが、本発明によれば、係止部材6を取り付ける螺合部材8の位置を適宜選択して吊下部材5が可及的に垂直に近い状態で枠部材2を吊下げることが可能となり、より安定的に枠部材2を吊下げることが可能となる。
また、係止部材6の螺子部7が螺入される螺合部材8は、吊下げられた際の荷重で劣化し易いが、螺合部材8は枠部材2に直接溶接等で一体化された構成ではなく、枠部材2に挿抜自在に設けられる螺合部材保持体9に保持される構成であるため、螺合部材保持体9を枠部材2から抜き出すことで容易に交換でき、経時劣化による破損等を防止しつつ螺合部材8以外を繰り返し使用することが可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、踏板1と該踏板1が設けられる枠部材2とから成り、適宜な構造物に吊下部材5を介して吊下げられた前記枠部材2同士を連続的に連設して所定範囲に吊足場を形成する吊足場形成部材であって、一端部が前記構造物に固定された前記吊下部材5の他端部を係止する係止部材6に設けられた螺子部7を螺入する螺合部材8が前記枠部材2の長辺部11に所定間隔で複数設けられ、この螺合部材8は、前記枠部材2内に挿抜自在に設けられる螺合部材保持体9に保持されており、前記枠部材2には、前記係止部材6の前記螺子部7が挿通し、前記螺合部材8と夫々連通する挿通孔10が複数設けられているものである。
具体的には、前記枠部材2の幅方向(連設方向)一端側にはクランプ部4が、前記枠部材2の幅方向(連設方向)他端側には被クランプ部3が設けられ、隣接する前記各枠部材2の前記被クランプ部3を前記クランプ部4で挟持固定することで前記枠部材2同士を連結固定し得るように構成している。
また、本実施例は、例えば橋梁の橋桁の下面に一端側が固定された吊りチェーンや吊りワイヤ等の吊下部材5の他端側に係止されることで吊下げられるものであり、図1に図示したように、例えば橋桁の長手方向(若しくは長手方向と直交する方向またはその双方)に並設(連設)して所定範囲に吊足場を形成するものである。
本実施例においては、吊下部材5の他端側の環状部を枠部材2に設けられる係止部材6に引っ掛け係止している。
各部を具体的に説明する。
枠部材2は金属製(例えばSS材製)であり、図2,4に図示したように、吊足場形成部材の長手方向に延びる断面視矩形状の筒状の長辺部11及び断面視円形の棒状の長辺部12と、これら筒状の長辺部11及び棒状の長辺部12の両端部間に夫々架設される短辺部13とを有している。また、短辺部13と並設されるように補強用の桟部14が筒状の長辺部11及び棒状の長辺部12間に架設されている。
この短辺部13及び桟部14上に金属製(例えばアルミニウム製)の踏板1が敷設される。なお、短辺部13の外方端部には、上方に突出して踏板1の端面と対向する脱落防止板部16が設けられている。
また、短辺部13には、枠部材2を重ね合わせる際に位置決め嵌合する位置決め嵌合部17が短辺部13の長手方向に沿って2つ設けられている。位置決め嵌合部17は上側に開口する凹部22と下側に突出する前記凹部22と嵌合する凸部23とを垂直方向に重ね合わせて構成されている。従って、枠部材2を重ね合わせる際、下側の枠部材2の凹部22に上側の枠部材の凸部23を嵌合せしめることで、容易に且つ安定的に整列状態で重ね合わせることが可能となる。
筒状の長辺部11には、螺合部材8がその長手方向に沿って複数設けられている。具体的には、図3に図示したように、螺合部材8としての六角ナットは、前記筒状の長辺部11内に挿抜自在に設けられる螺合部材保持体9に所定間隔で保持されている。そして、筒状の長辺部11の上面には、前記係止部材6の前記螺子部7が挿通する複数の挿通孔10が前記螺合部材8と夫々連通するように設けられている。
また、本実施例においては、前記筒状の長辺部11の一端側及び他端側に、夫々前記螺合部材保持体9が挿抜自在に設けられている。
筒状の長辺部11の内部に挿抜自在に配置される螺合部材保持体9は、断面視略H字状であり、その上部には螺合部材8が回動不能状態で保持される螺合部材保持部24が所定間隔で複数並設されている。
螺合部材保持部24は、図5に図示したように、螺合部材8を支持する支持リング25と、螺合部材保持体9の上部空間を長手方向で仕切る仕切体26及び螺合部材保持体9の前後板部27,28とで形成される周壁部とで構成されている。支持リング25は前記前後板部27,28に固定されている。また、対向する仕切体26同士及び前後板部27,28の間隔は、螺合部材8が回動不能状態で嵌合する間隔となるように適宜設定される。
螺合部材保持体9は、筒状の長辺部11の両端部から夫々所定の奥行きまで挿入され、螺合部材保持体9の挿入範囲内で螺合部材8が複数(4つ)並設されるように構成している。挿入された螺合部材保持体9は、筒状の長辺部11の下面の挿通孔を挿通し、螺合部材保持体9に回動不能状態で保持される固定用ナット29と螺合する固定用ボルト30により固定される。即ち、断面視略H字状の螺合部材保持体9の上部の空間には、下から、固定用ナット29と支持リング25と螺合部材8としてのナットとが順次配置されている。また、螺合部材保持体9は、筒状の長辺部11の内形状に合致するようにその高さ及び幅が設定されている。
従って、螺合部材保持体9に螺合部材8を保持させて筒状の長辺部11に挿入し、係止部材6の螺子部7を挿通孔10を通して所望の螺合部材8に螺合せしめることで、係止部材6を設ける位置を適宜選択できる。また、螺合部材保持体9を筒状の長辺部11から抜き取り、劣化した螺合部材8を螺合部材保持部24から取り外して容易に交換することが可能となる。
なお、本実施例は、螺合部材保持体9を上述のように構成しているが、例えば図11に図示した別例のような構成としても良い。別例の螺合部材保持体9は、断面視下向きコ字状の基体55の上面に筒部56を所定間隔で立設した構成であり、この筒部56の上部開口部を前記螺合部材保持部24としたものである。筒部56の上部開口部の内面形状は、断面視小判状であり、螺合部材8を回動不能状態で保持する形状に設定されている。なお、別例の螺合部材保持体9は、基部55に設けられた螺合部材8と連通する挿通孔57及び筒状の長辺部11の下面の挿通孔を挿通する固定用ボルトを螺合部材8と螺合させることにより筒状の長辺部11に固定される。その余は本実施例に係る螺合部材保持体9と同様である。
係止部材6は、上部に吊下部材5の環状部が引っ掛け係止する環状の係止部31が設けられ、下部に筒状の長辺部11の上面に当接する環部材32が設けられ、係止部31と環部材32とを連結する連結部33に頭部が係止するボルト34とを有し、このボルト34の尾部が前記螺合部材8に螺入する螺子部7である。螺子部7を螺合部材8に螺入すると、螺合部材8は回動不能状態で保持されており、且つ、螺合部材8の上面は筒状の長辺部11の上面裏側と当接係止するため、係止部材6は筒状の長辺部11に固定されることになる。また、本実施例においては、前記連結部33上に前記係止部31と補助用の吊下部材を係止するための環状の補助用係止部54とを対向状態に設けた構成としている。
また、本実施例は、係止部材6の螺子部7が螺入されていない螺合部材8を利用して、枠部材2の幅方向に隣接する枠部材2同士を連結する押さえ板15を設ける構成としている。この押さえ板15の両端部には、固定用のボルトが挿通する挿通孔が設けられ、押さえ板15の挿通孔が筒状の長辺部11の挿通孔10及び前記螺合部材8と夫々連通するように配置して固定用のボルトを螺合部材8に螺入させることで、幅方向に隣接する枠部材2間に架設することができる。この押さえ板15により踏板1が上方から押さえつけられてガタつきが抑制され、より安定的に踏板1を敷設することが可能となる。
また、前記枠部材2の長手方向に隣接する該枠部材2同士を連結するための連結部材が取り付けられる取付部20,21が前記枠部材2の長手方向両端部に夫々設けられている。従って、図1に図示したように枠部材2を一列ではなく、複数列並べる場合にも隣接する列の枠部材2同士を強固に連結することが可能となる。
本実施例の取付部20,21は、筒状の長辺部11の一端側及び他端側に夫々設けられている。図6に図示したように、一端側の取付部20は、基部35の左右両端に袖部36が突設された断面視コ字状体で、各袖部36に、互いに対向する孔部37aが設けられている構成である。また、外側の袖部36には孔部37aの下方に孔部37bが設けられている。また、他端側の取付部21は、断面視略L字状体であり、一端側の取付部20の上側の孔部37aと対向する孔部38a及びこれと連通する螺子孔39と、下側の孔部37bと対向する孔部38bとが設けられている構成である。
従って、図7に図示したように、一端側の取付部20の上側の孔部37aに連結部材としてのボルト部材40を配置し、このボルト部材40を他端側の取付部21の螺子孔39に螺合させることで長手方向に隣接する枠部材2同士を連結できる。
また、一端側若しくは他端側の取付部20,21の下側の孔部37b,38bを利用して、図8に図示したように単管クランプ41を取り付け、各枠部材2の長手方向両端部に単管パイプ43を垂直に配置し、これらと水平に配置する単管(図示省略)とを組み合わせて転落防止用の柵を簡単に設けることが可能となる。図中、符号42は単管クランプ41の取付部である。
また、本実施例では、複数の前記枠部材2にわたって設けられる台車走行用のレール体18を取り付けるためのレール取付部が前記枠部材2に設けられている。具体的には、図9に図示したように、筒状の長辺部11の中央部上面に2対のナット(図示省略)を埋設状態に設け、夫々にサドルバンド44を取り付けられるように構成している。
従って、枠部材2を多数並設した後、レール体18としての単管パイプを1対のナット間に配置し、サドルバンド44をレール体18に夫々被嵌してボルト45を筒状の長辺部11内のナットに螺入して固定することで、レール体18を配置することができる。
よって、この1対のナット間に配置された夫々のレール体18をレールとして台車46を走らせることが可能となる。
なお、台車46の車輪47のレール体18との接触面は、レール体18に被嵌される凹湾曲面に設定される。従って、安定的に走行できるものとなる。また、台車46の車軸48同士の間隔を枠部材2の幅より大きく設定することで、荷重を分散して枠部材2に対する負荷を軽減することが可能となる。図中、符号49は荷台である。
また、筒状の長辺部11の外方側には、クランプ部4が溶接等適宜な固定手段により固定状態に設けられている。このクランプ部4は筒状の長辺部11の長手方向に所定間隔で複数(本実施例では2つ)設けられている。クランプ部4は、筒状の長辺部11と平行な被クランプ部3としての前記棒状の長辺部12をクランプ固定する一般的な単管クランプ52と、この単管クランプ52が設けられる前記筒状の長辺部11に固定される基体53とから成る構成としている(図4,5参照)。基体53の上面は踏板1を受ける水平な受け面に設定されている。
従って、以上の構成の枠部材2(及び踏板1)を、吊りチェーン等の吊下部材5により吊下げ、並設方向側に次の枠部材2をその棒状の長辺部12を前の枠部材2の単管クランプ52に係止させ、一旦仮締め(仮固定)して枠部材2を立てた状態で吊下部材5を係止部材6に引っ掛け係止させた後、仮固定を解除して前の枠部材2と水平となるようにし、水平とした状態で本締め(本固定)し、吊下部材5による高さ調整等を行い、順次枠部材2を連結することを繰り返して吊足場を形成することが可能となる。
なお、枠部材2の係止部材6は、筒状の長辺部11にしか設けられていないため、1つ目の枠部材2を設置する際には、4点吊りができない。そこで、本実施例においては、1つ目の枠部材2には、別途補助具19を取り付け、この補助具19に設けた係止部材6と枠部材2の係止部材6とで4点吊りができるように構成している。
補助具19は、図10に図示したように、(後述する受け板50を除き)枠部材2の前記筒状の長辺部11と同構成の長尺体(長物状)である。即ち、筒状の長辺部11と同様に、補助具19は角筒状であり、両端部に夫々螺合部材保持体9が挿抜自在に設けられ、各螺合部材8と連通する挿通孔51が上面に並設されている。また、一端側には上記同様のクランプ部4(単管クランプ52及び基体53)が設けられており、クランプ部4で枠部材2の棒状の長辺部12をクランプすることで枠部材2に取り付けることができる。また、上記同様の取付部20,21が一端側及び他端側に設けられている。
なお、補助具19は、1つ目の枠部材2を設置する場合に限らず、枠部材2を途中まで並設した後、これまでの並設部分とは縁を切り、例えば並設方向を変えたい場合にも同様にして用いることができる。従って、補助具19を用いることで、直線状に限らず、曲線状に枠部材2を並設することもできる。
本実施例は上述のように構成したから、枠部材2同士を連結して吊足場を形成する際、吊下部材5の間隔に応じ、係止部材6の螺子部7を螺入する螺合部材8を適宜選択できるから、吊下部材5が可及的に垂直に近い状態となり、安定的な吊足場を形成できる。
即ち、係止部材6を取り付ける螺合部材8の位置を選択して吊下部材5が可及的に垂直に近い形で枠部材2を吊下げることが可能となり、強固に且つ安定的に枠部材2を吊下げることが可能となる。
また、係止部材6の螺子部7と螺合する螺合部材8は、螺合部材保持体を枠部材2から抜き出すことで容易に交換でき、経時劣化による破損等を防止しつつ螺合部材以外を繰り返し使用することが可能となる。
よって、本実施例は、長手方向両端部の係止部材の位置を吊下部材の間隔に合わせて変えることができ、また、係止部材が取り付けられる螺合部材の交換を容易に行うことができる等、より取り扱い易い実用性に秀れたものとなる。
1 踏板
2 枠部材
3 被クランプ部
4 クランプ部
5 吊下部材
6 係止部材
7 螺子部
8 螺合部材
9 螺合部材保持体
10 挿通孔
11 筒状の長辺部
12 棒状の長辺部
13 短辺部
15 押さえ板
18 レール体
20・21 取付部
51 挿通孔

Claims (8)

  1. 踏板と該踏板が設けられる枠部材とから成り、適宜な構造物に吊下部材を介して吊下げられた前記枠部材同士を連設して所定範囲に吊足場を形成するための吊足場形成部材であって、この枠部材の長辺部には螺合部材が所定間隔で複数設けられ、この螺合部材には、一端部が前記構造物に固定された前記吊下部材の他端部を係止する係止部材に設けられた螺子部が螺入され、また、この螺合部材は、前記枠部材内に挿抜自在に設けられる螺合部材保持体に保持されており、前記枠部材には、前記係止部材の前記螺子部が挿通し、前記螺合部材と連通する挿通孔が設けられていることを特徴とする吊足場形成部材。
  2. 請求項1記載の吊足場形成部材において、前記枠部材の幅方向一端側にはクランプ部が、幅方向他端側には被クランプ部が設けられ、隣接する前記各枠部材の前記被クランプ部を前記クランプ部で挟持固定することで前記枠部材同士を連結固定し得るように構成されており、前記枠部材は対向する長辺部間に短辺部が架設された構成であり、前記被クランプ部は、前記螺合部材が設けられる一方の長辺部と平行な他方の棒状の長辺部であることを特徴とする吊足場形成部材。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、前記枠部材の一方の長辺部は前記螺合部材保持体が挿抜自在に設けられる筒状の長辺部に設定され、この筒状の長辺部の上面に前記挿通孔が設けられていることを特徴とする吊足場形成部材。
  4. 請求項記載の吊足場形成部材において、前記筒状の長辺部の一端側及び他端側に、夫々前記螺合部材保持体が挿抜自在に設けられていることを特徴とする吊足場形成部材。
  5. 請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、幅方向に隣接する前記枠部材間には、前記踏板を押さえつける押さえ板が設けられ、この押さえ板は、前記係止部材の前記螺子部が螺合されていない前記螺合部材に固定ボルトを螺合することで前記各枠部材に連結されていることを特徴とする吊足場形成部材。
  6. 請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、長手方向に隣接する前記枠部材同士を連結するための連結部材取り付ける取付部が、前記枠部材の長手方向両端部に夫々設けられていることを特徴とする吊足場形成部材。
  7. 請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材において、複数の前記枠部材にわたって設けられる台車走行用のレール体を取り付けるためのレール体取付部が前記枠部材に設けられていることを特徴とする吊足場形成部材。
  8. 請求項1〜いずれか1項に記載の吊足場形成部材と共に用いられる補助具であって、この補助具は、前記枠部材の前記螺合部材が設けられる一方の長辺部と対向する他方の長辺部に沿って取り付けられる長尺体であり、その長手方向には螺合部材が所定間隔で複数設けられ、この螺合部材には、一端部が前記構造物に固定された前記吊下部材の他端部を係止する係止部材に設けられた螺子部が螺入され、この補助具内には前記螺合部材を保持する螺合部材保持体が挿抜自在設けられており、更にこの補助具には、前記係止部材の前記螺子部が挿通し、前記螺合部材と連通する挿通孔が設けられていることを特徴とする補助具。
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