JP6632499B2 - ガスボンベ固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、LPガス等のガスボンベを固定するガスボンベ固定具に関する。
一般家庭で使用されるLPガス等のガスボンベは、プロパン等の液化石油ガスが格納される。このガスボンベは頭部がドーム状になり、そこにガバナーが設置されている。
かかるガスボンベは、2本一組で設置されることが多い。使用している側のガスボンベのガスがなくなった場合、使用していなかった側のガスボンベに切り換え、ガスがなくなったガスボンベを交換するというサイクルで運用するためである。
このようにして使用されるガスボンベは、屋外に直立状態で設置されるが、不用意に倒れないようにするため、ガスボンベの両サイドに設けられたフックにチェーンを掛けてガスボンベを囲うようにする(特開平08−303698号公報)。なお、前記フックは家屋の壁面や専用の支柱に設けられる。このチェーンでガスボンベを囲うタイプのものは、風で揺れたチェーンがガスボンベに接触し、異音を発生させるという問題があった。
この異音発生を防止するため、チェーンの代わりに合成繊維製の幅広ベルトを使用するものもある(特開2005−083545号公報)。
特開平08−303698号公報 特開2005−083545号公報
しかしなから、チェーンを使用するものも幅広ベルトのものも強い地震が発生すると、ガスボンベを支えきれなくなり、チェーンや幅広ベルトの切断してガスボンベが転倒するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、強い地震があってもガスボンベが転倒することなく、しかもガスボンベの交換作業が行いやすいガスボンベ固定具を提供することを目的としている。
本発明に係るガスボンベ固定具は、直立状態の複数本のガスボンベを固定するガスボンベ固定具であって、壁面に固定される複数の横桟と、この横桟に設けられて前記ガスボンベを固定する固定手段とを具備しており、前記横桟は基礎部分の壁面に固定される下側横桟と、基礎部分の上に構成される外壁である壁面に固定される上側横桟とを有しており、前記固定手段は、前記上側及び下側横桟の中央部分で手前側に突出した状態で設けられる後側支持具と、前記上側及び下側横桟の両端部で手前側に突出した状態で設けられる一対の端部支持具と、前記後側支持具に取付手段で着脱自在に取り付けられる前側支持具と、前記後側支持具を頂面同士で連結する縦桟とを有しており、前記後側支持具は隣接するガスボンベの間に嵌まり込んで両ガスボンベの側面を支持し、前記端部支持部は、ガスボンベの側面を支持し、前記前側支持具は隣接するガスボンベの間に嵌まり込んで両ガスボンベの側面及び前面を支持し、前記下側横桟には下側横桟が固定される壁面である基礎部分と上側横桟が固定される壁面である外壁との段差を吸収する段差吸収部が設けられている。
また、本発明に係るガスボンベ固定具の前記段差吸収部は、略L字形状のアングルと、このアングルを下側横桟に固定するボルトとを有しており、アングルの一面にはボルトに対応した長孔が、他の一面には基礎部分に固定される際に使用されるボルト孔とがそれぞれ開設されている。
さらに、前記後側支持具は、上側及び下側横桟にスライド可能に設けられている。
また、前記端部支持具は、上側及び下側横桟にスライド可能に設けられている。
前記取付手段は、ボルト及びこれに対応したナットであり、前記ナットは蝶ナットであるとよい。
本発明に係るガスボンベ固定具は、前記上側及び下側横桟の中央部分で手前側に突出した状態で設けられる後側支持具と、前記上側及び下側横桟の両端部で手前側に突出した状態で設けられる一対の端部支持具と、前記後側支持具に取付手段で着脱自在に取り付けられる前側支持具とを有する固定手段を備えており、前記後側支持具は隣接するガスボンベの間に嵌まり込んで両ガスボンベの側面を支持し、前記端部支持部は、ガスボンベの側面を支持し、前記前側支持具は隣接するガスボンベの間に嵌まり込んで両ガスボンベの側面及び前面を支持するようになっているので、チェーンを使用した場合の風による異音の発生がなく、しかも幅広ベルトを使用したものより強固にガスボンベを固定することができるので、地震の際にも転倒する危険性が格段に低くなる。
また、このガスボンベ固定具では、前側支持部が、後側支持具に取付手段で着脱自在に取り付けられるので、ガスボンベの交換作業が容易になる。
さらに、このガスボンベ固定具では、下側横桟には下側横桟が固定される壁面である基礎部分と上側横桟が固定される壁面である外壁との段差を吸収する段差吸収部が設けられているで、基礎部分の段差、すなわち基礎部分とその上に構成される外壁とでは、基礎部分の方が若干凹むことで生じる段差を吸収することができるというメリットがある。
さらに、本発明に係るガスボンベ固定具は、上側横桟と下側横桟にそれぞれ設けられた後側支持具を頂面同士で連結する縦桟を有しているので、上側横桟と下側横桟とは上下方向で均一になり、その結果、ガスボンベGBを固定する固定手段も上下方向で均一になる。
しかも、後側支持具に前側支持具を着脱自在に取り付ける取付手段は、ボルト及びそれに対応したナット、しかも蝶ナットを使用すると、軍手等をはめた手でも工具を使う必要がないので、ガスボンベの交換作業が容易になる。
本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具の概略的斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具の図面であって、同図(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的右側面図、同図(C)は概略的平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具を構成する固定部材の枠体部の図面であって、同図(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的右側面図、同図(C)は概略的平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具を構成する後側支持具の図面であって、同図(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的右側面図、同図(C)は概略的平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具を構成する取付手段を示す概略的斜視図 である。 本発明の第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具の概略的斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るガスボンベ固定具の概略的斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るガスボンベ固定具の図面であって、同図(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的右側面図、同図(C)は概略的平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るガスボンベ固定具を構成する段差吸収部のアングルを示す図面であって、同図(A)は概略的正面図、同図(B)は概略的側面図、同図(C)は概略的平面図である。 本発明の第1、第2及び第3の実施の形態に係るガスボンベ固定具によって固定されるガスボンベの概略的正面図である。
本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aは、直立状態の2本のガスボンベGBを固定するガスボンベ固定具であって、2本の立設された支柱200AL、200ARと、この支柱200AL、200ARの間に掛け渡された2本の横桟としての上側横桟300AU及び下側横桟300ALと、この上側横桟300AU及び下側横桟300ALに着脱可能に取り付けられる2つの板材からなる枠体部としての上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALと、この上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALを上側横桟300AU及び下側横桟300ALに着脱可能に取り付ける合計4組の取付手段500Aとを有している。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aの説明の前に、このガスボンベ固定具100Aによって固定されるガスボンベGBについて、図10を参照しつつ説明する。
このガスボンベGBは、一般的には成形された鋼板又はアルミニウムを溶接して形作られている。かかるガスボンベGBは、円筒形状の本体GB1と、この本体GB1の下端に設けられる自立のためのスカートGB2と、本体GB1の上端のネックGB3と、このネック(図示省略)を覆うように本体GB1に取り付けられるプロテクターGB3を有している。このガスボンベGBは、容量の違いによって、高さが約520mmの10kg型、高さが約990mmの20kg型、高さが約1410〜1440mmの50kg型とがある。
このようなガスボンベGBの固定について、高圧ガス保安協会が定めた『LPガス設備設置基準及び取扱要領』(以下、『設置基準』とする)がある。それによると、50kg型のガスボンベGBにあっては、ガスボンベGBの高さの1/4、3/4の位置に鎖掛けをして固定するように定められている。
本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100A、それ自体で自立するようには構成されているが、2本の支柱200AL、200ARの支柱本体210AL、210ARを家屋の壁面等に密着させた状態で自立させると、より安定性が向上する。
本発明の第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aの支柱200AL、200ARは、支柱本体210AL、210ARと、この支柱本体210AL、210ARの下端に連結された脚部220AL、220ARと、この脚部220AL、220ARと支柱本体210AL、210ARとの間に斜めに掛け渡された筋交い230AL、230ARとを有している。
前記支柱本体210AL、210ARは、固定するガスボンベGBより背高に設定されている。また、この支柱本体210AL、210ARは、凹字形状の長尺物であって、対抗した面に取付用開口211が等間隔で形開設されている。この取付用開口211は、後述する上側横桟300AU、下側横桟300AL等を取り付けるためのものである。
なお、この支柱本体210AL、210ARは1本物であっても、複数を連結させる物であってもかまわない。
また、前記脚部220AL、220ARは、支柱本体210AL、210ARの下端で支柱本体210AL、210ARに対して直交するように連結されている。従って、この脚部220AL、220ARと支柱本体210AL、210ARとは略L字形状に組み合わせられていることになる。この脚部220AL、220ARがコンクリート等で造られた設置面に接することで、ガスボンベ固定具100Aが自立するようになっている。なお、この脚部220AL、220ARが突出している方向を正面とする。
さらに、前記筋交い230AL、230ARは、ガスボンベ固定具100A全体の強度を高めるものである。
前記取付開口211は、支柱200AL、200ARの支柱本体210AL、210ARの間に上側横桟300AU及び下側横桟300ALを掛け渡す際に使用されるものであり、上側横桟300AU及び下側横桟300ALはそれぞれ上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALが取り付けられるものである。この取付用開口211は、固定すべきガスボンベGBの高さ寸法の下から1/4に相当する位置と、3/4に相当する位置とには必ず形成する。これは前記『設置基準』に従ったものである。
なお、この支柱本体210AL、210ARにあっては、3/4に相当する位置より上側にも取付用開口211が形成されている。この取付用開口211は、後述するプレート取付横桟600Aを取り付けるためのものである。
前記横桟のうち、上側横桟300AUは前記3/4に相当する位置に形成された取付用開口211によって支柱本体210AL、210ARに取り付けられ、下側横桟300ALは前記1/4に相当する位置に形成された取付用開口211によって支柱本体210AL、210ARに取り付けられる。
この上側横桟300AU及び下側横桟300ALの中央部には、正面側に突出した略台形状の後側支持具310AU、310ALがそれぞれ設けられている。この後側支持具310AU、310ALは、密着して隣接する2本のガスボンベGBの間に後方から嵌まり込み、ガスボンベGBの後方側面に接触するものである。従って、2本のガスボンベGBは、互いに接触するだけでなく、上側横桟300AU及び下側横桟300ALや後側支持具310AU、310AL、上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALにも接触するようになっている。
前記上側枠体部400AUは、金属製の帯体を略凹字形状に折曲形成したものであって、直立した2本のガスボンベGBを接触させた状態で、2本のガスボンベGBのしたから3/4の位置で正面側、右側のガスボンベGBの右側面側,左側のガスボンベGBの左側面側に接触するように略凹字形状に形成されている。
すなわち、略凹字形状の下端辺に相当する正面辺が2本のガスボンベGBの正面側に、略凹字形状の右側辺に相当する右側面辺が右側のガスボンベGBの右側面側に、略凹字形状の左側辺に相当する左側面辺が左側のガスボンベGBの左側面側にそれぞれ接触することになる。
また、この上側枠体部400AUの右側面辺と左側面辺の終端には、上側枠体部400AUを上側横桟300AUに取り付けるための舌片状の取付片410AUが形成されている。この取付片410AUは、右側面辺、左側面辺から直交する方向に折曲形成されている。なおこの取付片410AUには枠側貫通孔411AUが開設されている(図3及び図5参照)。
なお、上記の右側、左側の意は、2本の直立したガスボンベGBを正面側から向かって見た場合のものである。
なお、下側枠体部400ALは、上述した上側枠体部400AUと同等に構成されている。
このように構成された上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALを上側横桟300AU及び下側横桟300ALに取り付ける取付手段500Aは、ボルト510A及びこれに対応したナット520Aが使用される。
特にナット520Aには、工具を使用することなく手で着脱ができる蝶ナットを使用するとよい。
ボルト510Aは、ねじ部が正面側に向かって突出するように上側横桟300AU及び下側横桟300ALに取り付けられている。
ガスボンベGBより上方位置には、支柱200AL、200ARの支柱本体210AL、210ARの間に図示しないガスメーターや圧力調整器等の付属機器を取り付けるための2つの機器取付プレート610Aが設置されている。この機器取付プレート610Aは、一対の支柱本体210AL、210ARの間に掛け渡された2本のプレート取付横桟600Aに取り付けられるようになっている。
また、前記支柱200AL、200ARの上端には、屋根を取り付けることもできる。屋根は特に豪雪地域に適した設備であるので、ガスボンベ固定具100Aが設置される地域の特性に応じて取り付けるものとする。
このように構成されたガスボンベ固定具100AによるガスボンベGBの交換作業は次のようにして行われる。
向かって右側のガスボンベGBを交換するのであれば、右側のガスボンベGBをガバナー等から取り外しておく。次に、上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALを上側横桟300AU及び下側横桟300ALに取り付けている取付手段500Aのうち、向かって右側の取付手段500Aのナット520Aを外す。これにより、上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALは、上側横桟300AU及び下側横桟300ALに対して左側の取付手段500Aのみによって取り付けられていることになる。従って、上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALは、左側の取付手段500Aを中心として下側に垂れ下がった状態になる。向かって右側のガスボンベGBを上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALと右側の支柱200ARとの間の隙間から取り除き、新たなガスボンベGBと交換する。
その後、上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALを元の位置に戻して向かって右側の取付手段500Aで上側枠体部400AU及び下側枠体部400ALを上側横桟300AU及び下側横桟300ALに再度取り付けし、ガバナー等を取り付ける。
取付手段500Aのナット520Aには蝶ナットを使用しているので、工具を用いることなく、軍手等をはめた手でもガスボンベGBの交換作業を行うことができる。
なお、上述した第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aは、2本のガスボンベGBを固定するとしたが、3本以上のガスボンベGBを固定することも可能である。
その場合には、3本の支柱を並立させ、二対4本の横桟で3本の支柱を連結する。4本のガスボンベGBを固定する場合には、図1に示す上側横桟300AU及び下側横桟300ALと同等の横桟を4本使用する。また、3本のガスボンベGBを固定する場合には、図1に示す上側横桟300AU及び下側横桟300ALと同等のものを2本、長さが半分の短い横桟を2本使用する。
もちろん、固定すべきガスボンベGBの数に応じて、枠体部も上側横桟300AU及び下側横桟300ALと同様にする。
上述した第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aは、上側横桟300AU、下側横桟300ALの中央部に正面側に突出した略台形状の後側支持具310AU、310ALをそれぞれ設けていたが、図6に示す第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Bのように中央部のみならず、ガスボンベGBの左右両側に設けるタイプのものもある。
この第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Bは、図6に示すように、横桟である上側横桟300BU及び下側横桟300BLのそれぞれの中央部に正面側に向かって突出形成された略台形状の中央凸部310BU、310BLと、各横桟300BU、300BLの左右両端に正面側に向かって突出形成された略台形状の側方凸部320BU、320BLとが形成されている。
前記中央凸部310BU、310BLと左右の側方凸部320BU、320BLとの間にガスボンベGBが入り込むようになっている。
中央凸部310BU、310BLの正面側の平坦部には、取付手段500Bを構成するボルト510Bが取り付けられている。このボルト510Bは、中央凸部310BU、310BLと左右の側方凸部320BU、320BLとの間入り込んだガスボンベGBの正面側より突出する程度の長さを有している。なお、取付手段500Bを構成するナット520Bにはこのボルト510Bに対応した蝶ナットを使用する。
一方、上側及び下側外枠体部400BU、400BLは略樋状に形成されており、ガスボンベGBの正面を押さえるべくガスボンベGBの形状に対応してカーブが形成されている。また、この上側及び下側外枠体部400BU、400BLの中央には、前記ボルト510Bが挿入される中央貫通孔(図示省略)が開設されている。かかる上側及び下側外枠体部400BU、400BLは、第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100AのようにガスボンベGB全体を押さえ込むのではなく、正面側のみを押さえ込むようになっている。ガスボンベGBの側面は中央凸部310BU、310BLと左右の側方凸部320BU、320BLとが押さえ込み、ガスボンベGBの背面は上面及び下側横桟300BU、300BLが押さえ込むようになっている。
なお、この第2の実施の形態にかかるガスボンベ固定具100Bが、第1の実施の形態に係るものと異なる点はこの部分のみであり、他の部分は共通している。
このように構成された第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100BによるガスボンベGBの交換作業は次のようにして行われる。
右側、左側いずれのガスボンベGBを交換するにしても、上側及び下側外枠部400BU、400BLの中央にあるナット520Bを緩める。すると、上側及び下側外枠部400BU、400BLはボルト510Bを中心として回転することができるようになる。上側及び下側外枠部400BU、400BLを回転させて直立状態とすることで上側及び下側外枠部400BU、400BLをガスボンベGBから外す。この状態でガスボンベGBを交換し、上側及び下側外枠部400BU、400BLを元の状態(水平状態)に戻す。そして、ナット520Bを締め付けて、2本のガスボンベGBを上側及び下側外枠部400BU、400BLで押さえ込む。
この第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Bであると、ガスボンベGBの交換時に、ナット520Bをボルト510Bから完全に取り外す必要がないので、ナット520Bの紛失、上側及び下側外枠部400BU、400BLの落下等の問題は発生しない。
本発明の第3の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Cは、直立状態の複数本のガスボンベGBを固定するガスボンベ固定具であって、壁面に固定される複数の横桟と、この横桟に設けられて前記ガスボンベGBを固定する固定手段700とを備えており、前記横桟は基礎部分の壁面W2に固定される下側横桟300CLと、基礎部分の上に構成される外壁である壁面W1に固定される上側横桟300CUとを有しており、前記固定手段700は、前記上側横桟300CU及び下側横桟300CLの中央部分で手前側に突出した状態で設けられる後側支持具710U、710Lと、前記上側横桟300CU及び下側横桟300CLの両端部で手前側に突出した状態で設けられる一対の端部支持具720U、720Uと、前記後側支持具710U、710Lに取付手段740で着脱自在に取り付けられる前側支持具730U、730Lと、前記後側支持具710U、710Lを頂面同士で連結する縦桟900とを有しており、前記後側支持具710U、710Lは隣接するガスボンベGBの間に嵌まり込んで両ガスボンベGBの側面を支持し、前記端部支持部720U、720Uは、ガスボンベGBの側面を支持し、前記前側支持具730U、730Lは隣接するガスボンベGBの間に嵌まり込んで両ガスボンベGBの側面及び前面を支持し、前記下側横桟300CLには下側横桟300CLが固定される壁面W2である基礎部分と上側横桟300CUが固定される壁面W1である外壁との段差Gを吸収する段差吸収部800が設けられている。
前記上側横桟300CUは、図7に示すように、断面が略C字形状になったいわゆるリップ溝形鋼が使用されている。この上側横桟300CUの底面部には、上側横桟300CUを壁面Wに固定するための長孔が一定間隔で形成されている。
なお、下側横桟300CLは、上述した上側横桟300CUと同一のものとなっている。
ガスボンベGBを固定する固定手段700の一部を構成する後側支持具710Uは、前記上側横桟300CLにスライド可能に嵌まり込む支持具ベース711Uと、この支持具ベース711Uに取り付けられる略台形状の支持体712Uとを一体としたものである。なお、支持具ベース711Uと支持体712Uとはボルト、ナット等の適宜な手段で連結されている。
このように構成された後側支持具710Uは、支持具ベース711Uの部分を上側横桟300CLに横方向から挿入し、適宜な位置(2本のガスボンベGBを固定する場合には中央位置)でボルト等によって固定される。
また、固定手段700の一部を構成する端部支持具720Uは、前記上側横桟300CLにスライド可能に嵌まり込む支持具ベース721Uと、この支持具ベース721Uに取り付けられる略半台形状の支持体722Uとを一体としたものである。なお、支持具ベース721Uと支持体722Uとはボルト、ナット等の適宜な手段で連結されている。
このように構成された端部支持具720Uは、支持具ベース721Uの部分を上側横桟300CLに横方向から挿入し、適宜な位置(2本のガスボンベGBを固定する場合には左右両端)でボルト等によって固定される。
なお、上述したように、後側支持具710U、端部支持具720Uは、上側横桟300CUにスライド可能となっているので、壁面Wに固定された状態の上側横桟300CLに取り付けることができる。このため、上側横桟300CLの壁面Wへの固定作業を阻害することがないというメリットを有している。
なお、前記下側横桟300CLの基本的構成は、上述した上側横桟300CUと同様になっている。
下側横桟300CLの特徴的な部分は、図8(B)に示すように、左右の両端部に壁面Wの段差を吸収する段差吸収部800が設けられている点である。
すなわち、上側横桟300CUが固定される壁面W1と、下側横桟300CLが固定される壁面W2とが面一ではなく、両壁面W1、W2の間に段差Gが存在することがある。これは、建築物の基礎部分と、この基礎部分の上に構成される外壁とでは、基礎部分の方が若干凹んだ位置に存在することがあるためである。
かかる段差を吸収するために、下側横桟300CLの左右両端部には、図9に示す略L字形状のアングル810と、このアングル810を下側横桟300CLに固定するためのボルトからなる段差吸収部800が設けられる。図9に示すように、アングル810の一面811には前記ボルトに対応した2つの長孔812が、また他の一面813には基礎部分(壁面W2)に固定される際に使用されるボルト孔814がそれぞれ開設されている。
前記長孔812でのボルトによる固定位置を変更することで、前記段差Gを吸収するのである。
前記前側支持具730Uは、後側支持具710Uにボルト、ナットからなる取付手段740で取り付けられる。この前側支持具730Uは、略台形状の支持体731Uと、この支持体731Uが取り付けられる前側シャフト732Uとがボルト、ナット等の適宜な手段で連結されたものである。
支持体731Uは、2本のガスボンベGBの間に挿入されて、ガスボンベGBの前面側面を支持する。また、前側シャフト432Uは、ガスボンベGBの前面を支持する。
なお、下側横桟300CLの後側支持具710Lに取り付けられる前側支持具730Lは、上述した前側支持具730Uと同一構成になっている。
なお、前記取付手段740を構成するナットを蝶ナットとしておけば、特に工具等を必要としないというメリットがある。
また、上述した上下の後側支持具710U、710Lは、頂面同士が縦桟900で連結されている。この縦桟900で上下の後側支持具710U、710Lを連結することによって、ガスボンベGBを固定する固定手段700を上下方向で均一にすることができるというメリットがある。特に、この縦桟900は、前記段差Gが存在する場合に有効である。
このように構成されたガスボンベ固定具100Cでは、次のようにしてガスボンベGBを固定する。
図7に示すように、上下の前側支持具730U、730Lの取付手段740を緩めておく。この状態でガスボンベGBを上下の後側支持具710U、710Lと、上下の端部支持具720U、720Lとの間に位置させる。これで、上側横桟300CU及び下側横桟300CLをガスボンベGBの後面に接触させ、上下の後側支持具710U、710Lと上下の端部支持具720U、720LをガスボンベGBの後側側面に接触させる。
この状態から、上下の前側支持具730U、730Lの前側シャフト732U、732Lが水平になる固定位置に変位させる。この状態で取付手段740を締めて、前側シャフト732U、732LをガスボンベGBの前面に、支持体731U、731LがガスボンベGBの前側側面に接触させる。
これで、ガスボンベGBは、後面、側面及び前面が上下にある固定手段700によって固定されることになる。
ガスボンベ固定具100CからガスボンベGBを取り外す際には、取付手段740を構成するナットを緩めて、上下の前面シャフト732U、732LをガスボンベGBの前面から外す。すると、これと同時に上下の支持体731U、731LもガスボンベGBの側面から外れる。この状態でガスボンベGBをガスボンベ固定具100Cから取り外す。
上述したように、このガスボンベ固定具100Cでは取付手段740のナットを緩めるだけで、ガスボンベGBの設置、取外しを行なうことができる。特に、ナットに蝶ナットを採用しておけば、スパナ等の工具を使わずともガスボンベGBを交換することができる。
上述した第1及び第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100A、100Bは、支柱200A、200Bで自立するタイプであるが、この支柱に相当するものを設けることなく、横桟を家屋の壁面等に直接固定するような構成にすることも可能である。
この場合は、第1及び第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100A、100Bにおける支柱200AL、200AR、200BL、200BRに関する部材、すなわち支柱本体210AL、210AR、210BL、210BR、脚部220AL、220AR、220BL、220BR及び筋交い230AL、230AR、230BL、230BR、さらにはこれらを連結する連結部材が不要になるので、より低コストで提供することができるというメリットがある。
また、第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aでは上側及び下側枠体部300AU、300ALに後側支持具310AU、210ALを、第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Bでは上側及び下側枠体部300BU、300BLに中央凸部310BU、310BL及び側方凸部320BU、320BLをそれぞれ設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、横桟に後側支持具に相当するものを、枠体部に中央凸部又は/及び側方凸部に相当するものをそれぞれ設けることも可能である。
なお、上述した第3の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Cは、上側横桟300CU及び下側横桟300CLを壁面に固定すると説明したが、壁面Wに固定するのではなく、第1の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Aや第2の実施の形態に係るガスボンベ固定具100Bのように、2本の支柱の間に掛け渡して自立可能とすることも可能であることはいうまでもない。
100A ガスボンベ固定具
200AL 支柱
200AR 支柱
300AU 上側横桟
300AL 下側横桟
400AU 上側枠体部
400AL 下側枠体部
500A 取付手段
GB ガスボンベ

Claims (6)

  1. 直立状態の複数本のガスボンベを固定するガスボンベ固定具において、壁面に固定される複数の横桟と、この横桟に設けられて前記ガスボンベを固定する固定手段とを具備しており、前記横桟は基礎部分の壁面に固定される下側横桟と、基礎部分の上に構成される外壁である壁面に固定される上側横桟とを有しており、前記固定手段は、前記上側及び下側横桟の中央部分で手前側に突出した状態で設けられる後側支持具と、前記上側及び下側横桟の両端部で手前側に突出した状態で設けられる一対の端部支持具と、前記後側支持具に取付手段で着脱自在に取り付けられる前側支持具と、前記後側支持具を頂面同士で連結する縦桟とを有しており、前記後側支持具は隣接するガスボンベの間に嵌まり込んで両ガスボンベの側面を支持し、前記端部支持部は、ガスボンベの側面を支持し、前記前側支持具は隣接するガスボンベの間に嵌まり込んで両ガスボンベの側面及び前面を支持し、前記下側横桟には下側横桟が固定される壁面である基礎部分と上側横桟が固定される壁面である外壁との段差を吸収する段差吸収部が設けられていることを特徴とするガスボンベ固定具。
  2. 前記段差吸収部は、略L字形状のアングルと、このアングルを下側横桟に固定するボルトとを有しており、アングルの一面にはボルトに対応した長孔が、他の一面には基礎部分に固定される際に使用されるボルト孔とがそれぞれ開設されていることを特徴とする請求項1記載のガスボンベ固定具。
  3. 前記後側支持具は、上側及び下側横桟にスライド可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のガスボンベ固定具。
  4. 前記端部支持具は、上側及び下側横桟にスライド可能に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のガスボンベ固定具。
  5. 前記取付手段は、ボルト及びこれに対応したナットであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のガスボンベ固定具。
  6. 前記ナットは、蝶ナットであることを特徴とする請求項5記載のガスボンベ固定具。
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