JP6588292B2 - 検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検出対象物からの反射光を検出し、その出力に基づいて前記検出対象物の種別を判別する検出装置に関するものである。
例えばプリンターやコピー機では、所定の給紙位置に紙が配置されているかどうかや、給紙されている紙の種類を検出するためにLED等の光源と光検出器とからなる検出装置が用いられている(特許文献1参照)。
図14(a)に示すように前記検出装置100Aは、紙面に対して斜めに入射するように検出光を射出する光源1Aと、紙Wにおいて発生する正反射光を検出する主光検出器3Aと、紙Wにおいて発生する拡散反射光を検出する副光検出器4Aと、前記主光検出器3Aと前記副光検出器4Aの出力の差に基づいて紙の種別を判別する判別部(図示しない)と、を備えている。前記主光検出器3Aは反射点に対して垂直な基準線に対して前記光源1Aとほぼ線対称となる位置に配置されており、前記副光検出器4Aは前記基準線上に配置される。例えば光沢紙の場合には、正反射光の光量が大きくなるため前記主光検出器3Aの出力は前記副光検出器4Aの出力よりも大きくなる。一方、無光沢紙等の正反射がほとんど起こらず拡散反射が大勢を占める場合には前記主光検出器3Aと前記副光検出器4Aの出力の差は光沢紙の場合ほどは発生しない。このような関係を利用して前記判別部は紙の種別を判別できる。
特開平8−137334号公報
しかしながら、図14(b)に示されるように例えば前記検出装置100Aに対して紙Wが所定の給紙位置から離間方向にずれてしまうと、反射点がずれてしまうため前記主光検出器3Aに対して正反射光が入射しなくなってしまう。すると、前記主光検出器3Aと前記副光検出器4Aの出力差は紙Wの種別によらず拡散反射光によってほぼ一定になってしまい、前記判別部は紙Wの種別ができなくなってしまう。
このように従来の検出装置においては検出装置と紙との間の離間距離に関する誤差の許容度は極めて小さかった。
本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、検出対象物の位置が離間方向に対してずれた場合でも検出対象物で発生する正反射光を検出して、検出対象物の種別を判別することができ、検出対象物の位置誤差に対する許容度が大きい検出装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る検出装置は、検出対象物に向かって検出光を射出する光源と、前記検出対象物により発生する前記検出光の正反射光が入射するように設けられた導光板と、前記導光板の内部から外部へと射出される光を検出する主光検出器と、前記主光検出器の出力に少なくとも基づいて、前記検出対象物の種別を判別する判別部と、を備え、前記導光板が、前記検出対象物側へ向いており、前記正反射光が入射する光入射面板部と、前記光入射面板部と対向し、前記光入射面板部から前記導光板の内部へ入射した光を当該導光板の内部側へと反射する反射面板部と、前記検出対象物上の反射点から視て前記正反射光の進行方向側に形成され、前記検出光の光軸と前記正反射光の光軸を含む仮想平面に対して交差する主光射出端面と、を具備し、前記主光検出器が、前記主光射出端面と対向するように設けられていることを特徴とする。
このようなものであれば、前記導光板の前記光入射面板部に対して前記検出対象物の位置が離間方向にずれて前記正反射光の前記光入射面板部に対する入射位置が変化したとしても、前記正反射光が前記導光板内から外部へと射出される端面は前記主光射出端面にほぼ限定することができる。つまり、正反射光が前記導光板内に入射した位置によらず当該正反射光を前記主光射出端面まで導いて前記導光板の内部から外部へと射出させて前記主光検出部で検出されるようにできる。
したがって、前記検出装置と前記検出対象物との位置決め精度をそれほど高くしなくても前記主光検出器において正反射光を検出でき、前記検出対象物の位置ずれによって前記判別部が前記検出対象物の種別を誤って判別する事が従来よりも起こりにくい。すなわち、本発明に係る検出装置は前記検出対象物の位置ずれに対する許容度を従来のものと比較して大幅に良いものにすることができる。
前記検出光以外の外乱光による前記主光検出器の出力の影響をキャンセルしたり、前記検出対象物で反射される正反射光の光量の小さな違いによって多数の種別を判別したりできるようにするには、前記導光板が、前記光入射面板部に対して前記検出対象物により発生する前記検出光の拡散反射光も入射するように設けられており、前記主光射出端面において前記主光検出器が対向している部分以外、又は、前記主光射出面以外のその他の光射出面に対向させて設けられた、あるいは、前記反射点からの前記拡散反射光のみを直接受光可能な位置に設けられた副光検出器をさらに備え、前記判別部が、前記主光検出器の出力と前記副光検出器の出力の差分又は比に基づいて、前記検出対象物の種別を判別するように構成されていればよい。
前記検出対象物の位置ずれに対して所望の許容度を実現しつつ、前記主光検出器では前記正反射光の光量の影響だけがほぼ表れるようにし、前記副光検出器では前記拡散反射光の光量の影響だけがほぼ表れるようにして、前記判別部による種別の判別精度をさらに高められるようにするには、前記反射点から前記主光射出端面までの距離が前記反射点から前記副光射出端面までの距離よりも大きくなるように前記導光板が配置されていればよい。このように反射点から前記主光射出端面を適切な位置に配置することで、前記検出対象物で発生した拡散反射光は正反射光と比較して光量が小さいので、前記導光板内を進行する間に減衰して前記主光射出端面からほとんど射出されないようにできる。一方、正反射光については一部減衰が生じるものの前記主光射出端面から射出されるようにできるので前記主光検出器では正反射光の影響だけが表われるようにしやすい。
前記主光検出部に対して前記検出対象物で発生した拡散反射光が迷光として直接入射するのを防ぎ、前記主光検出部において前記正反射光だけが検出されやすくするには、前記主光射出端面側の前記光入射面板部上を覆う遮光カバーをさらに備えたものであればよい。
前記主光検出器における光の検出効率をさらに高めるには、前記主光射出端面が、ラウンド面又は面取り面であればよい。
前記導光板内に入射した光が前記反射面板部を通過してしまい無駄になってしまうのを防ぎ、各検出器における光の検出効率を高められるようにするには、前記反射面板部上に反射膜が形成されていればよい。
前記正反射光が前記導光板の内部において全反射条件を満たさない角度で入射する場合でも、前記導光板内から前記主光射出端面から前記主光検出器まで十分に至るようにするには、前記反射面板部が光拡散面を有するものであればよい。
例えば前記副光検出器において検出される光の量が多くなりすぎて出力が飽和してしまうのを防ぎ、前記判別部における前記検出対象物の種別の判別精度を常に保てるようにするには、前記反射面板部が、前記反射光の進行方向に対して交互に形成された反射部と吸光部とを備えたものであればよい。
前記検出対象物において発生する前記正反射光と前記拡散反射光の割合を調節し、前記主光検出器と前記副光検出器における出力の差や比を前記検出対象物の種別の判別に適したものにするには、前記光源が、前記検出光を射出するLEDチップと、前記LEDチップから射出された前記検出光を前記検出対象物上において前記検出光を所定のスポット径に集光するレンズと、を備えたものであればよい。
検出装置全体のサイズを小さくしつつ、前記検出対象物の種別によって前記主光検出器と前記副光検出器の出力の差や比の違いが表れやすくするには、前記導光板において、前記正反射光と前記検出光が含まれる仮想平面に対して、前記副光検出器が設けられるその他の光射出端面と前記光源とを結ぶ仮想平面が斜めに交差するように前記その他の光射出端面が形成されていればよい。
前記検出対象物の表面の特性が表れやすい特定の偏光のみを前記導光板内へと入射させ、前記判別部による前記検出対象物の種別の判別をより細やかに行えるようにするには、前記導光板の前記光入射面板部と前記検出対象物との間に偏光フィルタをさらに設けたものであればよい。
前記検出装置と前記検出対象物との間の離間距離が所定値からずれた場合であっても、正反射光の光量に応じた出力を前記主光検出器で得られるようにし、前記判別部による前記検出対象物の種別の判別精度を高く保つことができるようにするには、検出対象物に向かって検出光を射出する光源と、前記検出対象物により発生する前記検出光の正反射光が入射するように設けられた導光板と、前記導光板の内部から外部へと射出される光を検出する主光検出器と、前記主光検出器の出力に少なくとも基づいて、前記検出対象物の種別を判別する判別部と、を備え、前記導光板が、前記検出対象物側へ向いており、前記正反射光が入射する光入射面板部と、前記光入射面板部と対向し、前記光入射面板部から前記導光板の内部へ入射した光を当該導光板の内部側へと反射する反射面板部と、前記主光検出器が対向させて設けられる主光射出端面と、を具備し、前記反射面板部が内部に入射した前記正反射光を拡散反射する拡散反射面を有することを特徴とする検出装置であればよい。
このように本発明の検出装置によれば、前記検出対象物が所定位置からずれた位置に配置された場合でも前記正反射光が前記導光板内へと導かれ最終的に同じ主光射出端面から外部へと射出されるようにできる。したがって、前記検出対象物の位置ズレが前記判別部による前記検出対象物の種別の判別に対してあまり影響を与えないようにすることができる。すなわち、本発明に係る検出装置は種別の判別において従来の検出装置よりも前記検出対象物の位置ズレに対する許容度が大きいものとなる。
本発明の第1実施形態に係る検出装置を示す模式的斜視図。 第1実施形態の検出装置による光沢紙の検出時の状態を示す模式図。 第1実施形態の検出装置による無光沢紙の検出時の状態を示す模式図。 第1実施形態の検出装置の第1変形例を示す模式図。 第1実施形態の検出装置の第2変形例を示す模式図。 第1実施形態の検出装置の第3変形例を示す模式図。 第1実施形態の検出装置の第4変形例を示す模式図。 第1実施形態の検出装置の第5変形例を示す模式図。 第1実施形態の検出装置の第6変形例を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係る検出装置を示す模式的斜視図。 第2実施形態の検出装置を示す模式断面図。 第2実施形態の検出装置による紙の検出時の状態を示す模式図。 第2実施形態の検出装置による紙の種別の判別結果を示す模式的グラフ。 従来の検出装置の構成を示す模式図。
本発明の第1実施形態に係る検出装置100について各図を参照しながら説明する。
前記検出装置100は、例えばコピー機やプリンター内において検出対象物Wである用紙が所定位置に配置されているかどうかや、所定位置に配置されている用紙の種別を判別するものである。
より具体的には図1、図2、図3に示すように前記検出装置100は、前記検出対象物Wに向かって検出光を射出する光源1と、前記検出対象物Wにより発生する前記検出光の反射光が入射するように設けた導光板2と、前記導光板2の内部から外部へと射出される光を検出する主光検出器3及び副光検出器4と、前記検出対象物Wの種別を判別する判別部と、を備えている。
前記光源1は、所定位置に配置されている前記検出対象物Wである用紙の紙面に対して斜め方向から検出光が入射するように設けてある。より具体的には、前記光源1は検出光を検出光の光軸と用紙の紙面に対して垂直な基準線とがなす入射角が45度よりも小さい角度で入射させるように構成してある。前記検出装置100の大きさを例えば紙面と同等又はそれよりも小さく構成したい場合には図示するように入射角が15度となるように構成するのが好ましい。
前記導光板2は、概略平板状のガラス等の透光部材であり、所定位置に配置された前記検出対象物Wである用紙の紙面の長手方向に沿って並行に延びるように配置してある。前記導光板2が有する2つの面板部の1つは光入射面板部21として用紙の紙面に対向するようにしてあり、用紙の紙面で発生する検出光の正反射光が前記光入射面板部21の中央部に入射するように配置してある。また、前記光入射面板部21と対向する面板部は前記光入射面板部21から前記導光板2の内部へ入射した光を当該導光板2の内部側へと反射する反射面板部22として作用するように構成してある。前記導光板2の各側面は光射出端面として作用するものである。
図示するように第1実施形態では紙面の長手方向に対して交差する2つの側面の一方に前記光源1、前記副光検出器4が設けてあり、もう一方の側面に前記主光検出器3が設けてある。すなわち、前記導光板2の側面のうち、前記検出対象物W上の反射点から視て前記正反射光の進行方向側に形成され、前記検出光の光軸と前記正反射光の光軸を含む仮想平面に対して交差する側面が主光射出端面23である。また、前記主光射出端面23と対向する側面が副光射出端面24である。
図2及び図3に示すように前記主光射出端面23は、前記導光板2内に入射した正反射光が前記反射面板部22において反射された後に前記光入射面板部21と、前記反射面板部22との間で反射を繰り返して当該導光板2内から外部へと射出される側面である。この主光射出端面23の中央と対向するように前記主光検出器3が設けてある。また、紙面の反射点から前記主光射出端面23までの距離が前記反射点から前記副光射出端面24までの距離よりも大きくなるように前記導光板2は配置してある。したがって、前記主光検出器3では、紙面において発生した正反射光が主として検出されることになる。また、第1実施形態では前記主光検出器3において正反射光が検出される割合を大きくするために、前記光入射面板部21において前記主光射出端面23側と、前記主光検出器3を覆うように遮光カバー5を設けてある。
一方、前記主光射出端面以外のその他の端面の一つである前記副光射出端面24の中央部には前記副光検出器4が対向させて設けてある。前記副光検出端面は前記導光板2内における正反射光の進行方向とは逆側の面であるので、当該導光板2内に正反射光が入射している場合でも前記副光検出器4ではほとんど検出されることはない。したがって、前記副光検出器4では紙面において発生した拡散反射光が主として検出される。
前記判別部は、CPU、メモリ、入出力手段、AC/DCコンバータ等を備えたいわゆるコンピュータであって、前記メモリに格納されている種別判別用プログラムが実行され、各機器と協業することによりその機能が実現されるものである。より具体的には、前記判別部は、前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4の出力の差分又は比に基づいて、前記検出対象物Wの種別を判別するように構成されている。例えば第1実施形態では用紙が光沢紙又は無光沢紙のいずれであるかを前記判別部は前記主光検出器3と前記副光検出器4の出力の差分又は比に基づいて判別する。
このように構成された検出装置100による前記検出対象物Wである用紙の検出、及び、種類の判別に関する動作について図2及び図3を参照しながら説明する。なお、図2及び図3では検出光の正反射光の成分を太線の矢印、拡散反射光の成分を細線の矢印で記載している。また、前記光源1から射出される検出光は平行光ではなく、所定の広がりを持って進行する光であるが、図2及び図3では光軸に沿った成分のみを代表させて記載している。したがって、光軸から離れた部分には用紙の紙面に対して図示しているのとは異なる入射角度で入射する光線成分も多数存在している。
図2により前記検出対象物Wが例えば光沢紙である場合の検出及び判別に関する前記検出装置100の動作について説明する。
図2(a)に示すように所定位置に用紙が配置されている状態で前記光源1から検出光が用紙の紙面に対して照射されると、用紙上の反射点において正反射光と拡散反射光が発生する。正反射光は前記光入射面板部21の中央部から前記導光板2の内部へと入射し、その進行方向の先にある前記主光検出器3へと至る。ここで、検出光の光線成分のうち紙面に対して所定角度よりも大きな入射角度で入射した成分の正反射光は前記導光板3内で全反射条件を満たし、前記主光射出端面23から前記主光検出器3に至る。また、検出光の光線成分のうち紙面に対して所定角度よりも小さな入射角度で入射した成分の正反射光は、前記反射面板部22において一部が反射されて、前記光入射面板部21と前記反射面板部22と間で反射を繰り返しながら前記主光検出器3へと至る。一方、拡散反射光は前記光入射面板部21において前記遮光カバー5が設けられていない部分全体から前記導光板2内へと入射する。そして入射した拡散反射光は様々な方向へ進行する成分があるので、拡散反射光の一部は前記光源1の近傍に配置されている前記副光検出器4に入射する。
したがって、前記主光検出器3は主に正反射光を検出することができ、前記副光検出器4は拡散反射光を主に検出することができる。ここで、正反射光と拡散反射光を比較するとその光量は光軸に近い成分を多く含む正反射光の方が大きくなる。このため、用紙が光沢紙である場合には、前記主光検出器3の出力のほうが前記副光検出の出力が大きくなる。
一方、図2(b)に示すように用紙が所定位置に対して前記導光板2の前記光入射面板部21から遠ざかる方向にずれて配置されたとしても、前記光入射面板部21に正反射光が入射する位置は変化するものの、最終的には前記主光検出器3において正反射光を図2(b)とほぼ同等の条件で検出することができる。また、前記副光検出器4では図2(a)と同様に正反射光の成分はほとんど検出されず、拡散反射光の光量が主に検出される。
なお、用紙が所定位置から前記光入射面板部21に近づく方向にずれて配置された場合や、用紙の姿勢が多少変化したとしても、前記導光板2によって正反射光は前記主光検出器3で主に検出されて、拡散反射光は前記副光検出器4で検出されるという関係は変化しない。
次に図3により前記検出対象物Wが例えば無光沢紙である場合の検出及び判別に関する前記検出装置100の動作について説明する。
用紙が無光沢紙の場合、紙面上の反射点において正反射光はほとんど発生せず、ほぼ全ての検出光が拡散反射光となる。したがって、図3(a)に示されるように前記主光検出器3及び前記副光検出器4は前記導光板2を介してほぼ均等に拡散反射光を検出することになるので前記主光検出器3の出力及び前記副光検出器4の出力はほぼ同じ値となる。
ここで、図3(b)に示すように用紙が所定位置から前記検出装置100に対して離間方向にずれてしまったとしても、前記主光検出器3の出力及び前記副光検出器4の出力はほぼ同じ値となる。
すなわち、図2及び図3に示すいずれの場合においても用紙が所定位置から前記検出装置100に対して離間方向に多少ずれたとしても、用紙の反射特性に応じた前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4の出力の差分や比における関係は保たれる。
これらのことから前記判別部は、例えば前記主光検出器3の出力が前記副光検出器4の出力よりも大きく、その差分が所定値以上である場合には前記検出対象物Wである用紙の種類が光沢紙であると判別する。また、前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4の出力の差分が所定値よりも小さい場合には前記判別部は用紙が無光沢であると判別する。
このように第1実施形態の検出装置100によれば、前記導光板2が前記検出対象物Wである用紙で発生する正反射光の進行方向側へと延びているので、所定位置に対して用紙が前記導光板2の前記光入射面板部21との離間距離が変化したとしても正反射光を前記入射面板部内へと入射させることができる。したがって、用紙の紙面において正反射光が発生している場合には用紙が所定位置に対して多少ずれたとしても前記導光板2を介して前記主光検出器3は正反射光を検出する事が可能となる。
言い換えると、前記検出装置100に対する用紙の位置決め精度はそれほど高くなくても用紙の種別を判別することは可能となり、用紙の位置決め誤差に対する検出装置100の許容度を高くすることができる。
また、前記主光検出器3は検出光の光軸と正反射光の光軸を含む仮想平面と交差し、正反射光の進行方向側の端面である主光射出端面23に対向させて設けてあるので、前記導光板2内に入射した正反射光を主に検出することができる。一方、前記副光検出器4は、前記主光射出端面23と対向する逆側の前記副光射出端面24に設けてあるので正反射光が発生している場合でも正反射光をほとんど検出せず、拡散反射光のみを検出することができる。したがって、正反射光の発生の有無や正反射光の光量の変化がほぼ前記主光検出器3の出力においてのみ表れるようにすることができる。このため、用紙の種別による正反射光の発生量の違いが前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4の出力の差分や比に明確に表れることになり、前記判別部によって様々な用紙の種別を判別することができる。
さらに前記遮光カバー5により前記主光検出器3の前記光入射面板部21側が覆われているので、拡散反射光が前記主光検出器3で検出されるのを防ぎ、前記主光検出器3の出力を正反射光のみを反映したものにできる。このため、前記主光検出器3と前記副光検出器4との出力の違いが表れやすくなり、前記判別部での用紙の種別の判別可能な数を増やすことができる。
次に第1実施形態の変形例について図4乃至図9を参照しながら説明する。
図4に示すように前記導光板2の前記光入射面板部21と前記検出対象物Wである用紙の紙面との間に偏光フィルタ6を設けて、少なくとも正反射光のうち特定の偏光を有する光のみが前記導光板2内に入射して前記主光検出器3で検出されるように構成してもよい。このようなものであれば、例えば前記検出対象物Wの表面特性の違いが表れやすい偏光を有する正反射光の強度が前記主光検出器3で検出することができるようになり、前記判別部における種別の判別をより細やかに行うことが可能となる。
また、前記偏光フィルタ6の代わりに波長フィルタを設けてもよい。例えば波長フィルタは検出光の波長帯域については通過させるが、その他の波長の光を遮断するバンドパスフィルタとして構成すればよい。このようなものであれば、検出光に由来する正反射光や拡散反射光以外の検出光とは異なる波長帯域を有する外乱光については前記導光板2内に入射しないようにして、紙Wの種別判別における外乱光への耐性を高めることができる。さらに、波長フィルタを設ける代わりに前記導光板2自体が所定の波長帯域の光を通過させない樹脂で形成することでも同様の効果を得られる。例えば、前記導光板2を可視光は通過させない樹脂で形成し、前記光源1から赤外光が検出光として射出されるように構成すれば前記主光検出器3及び前記副光検出器4においては検出光由来の正反射光又は拡散反射光だけを検出できる。
また、図5に示すように前記導光板2の前記主光射出端面23及び前記副光射出端面24は平面状のものに限られず、ラウンド加工が施されたラウンド面であってもよい。また、面取り加工が施された面取り面として前記主光射出端面23及び前記副光射出端面24が形成されていてもよい。このような加工が前記主光射出端面23及び前記副光射出端面24に施されることにより、前記導光板2内から正反射光や拡散反射光の取り出し効率が向上し、前記判別部における種別の判別が行いやすくなる。
さらに、図5に示すように前記反射面板部22の表面に反射膜71又は吸光膜72を設けてもよい。例えば前記反射面板部22に反射膜71を設けた場合には前記導光板2内に入射した正反射光がそのまま前記反射面板部22から外部へと出て行ってしまうのを防ぎ、前記主光検出器3で検出される正反射光の取り出し効率を高めることができる。一方、前記吸光膜72を設けることで迷光や拡散反射光を吸収し、相対的に正反射光の強度を大きくして前記判別部における種別の判別精度を高めることもできる。例えば図5に示すように正反射光の進行方向に対して反射部と吸光部を交互に設けておくことにより、各光検出器における正反射光と拡散反射光の検出バランスを調整し、前記検出対象物Wの種別の判別を行いやすくするようにしてもよい。
さらに、図5のように反射膜71を設けるのではなく、例えば反射面板部22において前記導光板2の内部側へと拡散反射が発生しやすくなるようにサンドブラスト加工等を施して拡散反射面としてもよい。このようなものであっても、前記主光検出器3における正反射光の検出効率を高めることができる。反射面板部22が拡散反射面となっている場合は、正反射光が前記導光板2内に入射すると前記反射面板部22により拡散反射光に変換される。このため、正反射光が前記導光板2内に入射した位置が近い光検出器の出力が大きくなる。このような点を考慮して、前記判別部は各光検出器の出力のうち所定値よりも大きい方が正反射光によるものであると判定して、紙の種別を判別するようにしてもよい。また、この実施形態では入射点と検出器との離間距離が小さいほど正反射光の影響を受けやすいので、前記導光板3の外における正反射光の進行方向とは無関係に前記主光検出器3及び前記副光検出器4を前記導光板3のいずれかの端面と対向させて設けてもよい。
また、前記導光板2の反射面板部22を加工するのではなく、前記導光板2の反射面板部22側に前記光入射面板部21側へと正反射光又は拡散反射光を反射する反射体を設けてもよい。前記反射体は、前記反射面板部22に対して近接させて設ける、又は、貼付して設ければよい。前記反射体としては前記反射面板部22とほぼ同じ面積を有する板状又はシート状に形成し、前記反射面板部22のほぼ全面を覆うように設ければよい。前記反射体の具体例としては、金属板、白色の樹脂成型体、PCBの白シルク等が挙げられる。このような反射体を前記反射面板部22側に設けておくことにより、前記光入射面板部21から入射した正反射光がそのまま前記反射面板部22から導光板2の外へと出ていく場合でも前記反射体によって反射されて前記導光板2内に戻すことができる。また、その後前記光入射面板部21と前記反射面板部22との間で反射を繰り返して前記主光射出端面23へと進行する間にも前記導光板2から外部へと光が前記反射面板部22から外側へと出た場合でも再び前記導光板2内へと戻すことができる。これらのことから最終的に前記主光射出端23から射出されて主光検出器3で検出される正反射光の量を増加させることができる。このため、前記判別部における紙の種別の判別精度をさらに向上させることができるようになる。
図6(a)及び図6(b)に示すように前記導光板2は前記検出対象物Wである用紙の紙面に対して前記光入射面板部21が斜めに傾くように設けてもよい。このようなものであっても、用紙の位置ズレに対する許容度はほとんど変化せず、同様に用紙の種別の判別が前記判別部において可能である。さらにこのように前記導光板2を紙面に対して傾けてもうけることにより平面方向への前記検出装置100の投影面積を縮小し、コピー機やプリンター内において前記検出装置100が占める面積を低減して全体を小型化することもできる。
図7(a)に示すように前記光源1は、検出光を射出するLEDチップ11と、前記LEDチップ11から射出された前記検出光を前記検出対象物W上において前記検出光を所定のスポット径に集光するレンズ12と、を備えたものであってもよい。このようなものであれば、用紙の紙面上における反射光の発生する範囲を調節して、前記主光検出器3において検出される正反射光や拡散反射光の量を調節して、センサ出力が飽和しないようにすることができる。このようにして正反射光の強度の違いを広いレンジで検出できるようにし、用紙の種別の判別数を増加させることもできる。
さらに図7(b)に示すように光源1がLEDチップ11とミラー13からなるものであってもよい。このようなものであれば、導光板2の下にLEDチップ11を配置して検出装置100全体の設置面積を小さくしつつ、LEDチップ11から水平方向に射出された光をミラー13で反射して所定の入射角度で用紙の紙面に対して入射させることができる。
加えて図8(a)に示すように前記副光検出器4は前記導光板2内から射出される光を検出する代わりに、前記導光板2を介さずに用紙の紙面において発生する拡散反射光を直接検出できる位置に配置してもよい。このとき、前記副光検出器4は正反射光を遮らない位置に設ければよい。このようなものであっても正反射光の発生量と拡散反射光の発生量の違いを前記主光検出器3と前記副光検出器4の出力から得ることができ、前記判別部による用紙の種別の判別は可能である。また、前記主光検出器3及び前記副光検出器4はその受光面が前記主光射出端面23又は前記副光射出端面24と正対して対向するのではなく、図8(b)に示すように様々な向きを向いていてもよい。要するに各光検出器は前記主光射出端面23又は前記副光射出端面24の近傍に設けてあればよい。
図9(a)に示すように前記副光検出器4は複数設けても構わない。例えば図9(a)に示すように主光射出端面23において検出光の光軸と正反射光の光軸を含む仮想平面と交差していない部分と対向してさらにもう一つの前記副光検出器4を設けてもよい。このようなものであれば、前記主光射出端面23であってもほぼ拡散反射光の強度を得られるとともに、前記副光射出端面24にもうけられている前記副光検出器4とは異なる出力を用紙ごとに得られる。したがって、3つの出力の組み合わせに基づいて前記判別部はさらに細かく用紙の種別を判別する事も可能となる。
さらに図9(b)に示すように前記副光検出器4を前記主光射出端面23以外のその他の射出端面に対向させて設けてもよい。このようなものであっても第1実施形態の検出装置100と同様に用紙の判別を行うことは可能である。
次に本発明の第2実施形態に係る検出装置100について図10乃至図12を参照しながら説明する。なお、第1実施形態において説明した部材と対応する部材には同じ符号を付すこととする。
図10に示すように、第2実施形態の検出装置100は限られた筐体の大きさで第1実施形態の検出装置100と同等以上に検出対象物Wの種別の判別を行えるようにするものである。
図10乃至図12に示すように第2実施形態の検出装置100は導光板2を2つ有しており、第1の導光板2Aは光源1から射出される検出光及び正反射光の進行方向に沿って延びるものであり、第2の導光板2Bは第1の導光板2Aに対して斜めに方向に延びるように設けてある。別の表現をすると第1の導光板2A及び第2の導光板2Bはそれぞれ前記光源1を中心として、前記光源1の近傍において斜めに交差するように配置してある。
前記第1の導光板2Aにおいて前記光源1とは反対側の端面が前記主光射出端面23に相当し、その主光射出端面23に対向させて前記主光検出器3が設けてある。また、前記第2の導光板2Bにおいて前記光源1とは反対側の端面が前記副光射出端面24に相当し、その副光射出端面24に対向させて前記副光検出器4が設けてある。
このように前記第2の導光板2Bは前記正反射光の進行方向とは異なる方向を向いて設けてあるので、前記副光検出器4において正反射光が検出されないようにでき、拡散反射光のみを検出する事が可能となる。
したがって、前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4の出力の比が紙面において発生する正反射光と拡散反射光とをそれぞれ正確に反映したものにでき、前記判別部による用紙の種別の判別精度を高めることができる。
第2実施形態の検出装置100を用いて複数種類の用紙について検出光を照射し、前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4の出力の比を実測した結果を図13に示す。図13に示すように検出装置100と紙Wとの離間距離が予め定められたAmmである場合、及び、その近傍で±5mm程度離間距離が変化したとしても、前記主光検出器3の出力と前記副光検出器4との出力の比の大小関係は紙の種別ごとに保たれていることが分かる。したがって、本発明に係る検出装置100は位置ずれに対して大きな許容度を有していることが分かる。このように第2実施形態の検出装置100を用いることにより光沢紙や無光沢紙といった反射光の成分が大きく異なる用紙だけでなく、様々な種類の用紙を判別可能であることがわかる。
次に第2実施形態の検出装置100の変形例について説明する。
前記第2の導光板2Bは例えば前記第1の導光板2Aに対して45度の角度をなすように設けるものに限られず、前記第1の導光板2Aに対して90度やその他の角度をなすように設けても構わない。ただし、検出装置100のコンパクト性と前記判別部による種別の判別精度を両立させるには前記第1の導光板2Aと前記第2の導光板2Bがなす角度は90度よりも小さいほうが望ましい。
また、第2実施形態の検出装置100に用いられる導光板2について別の表現をすると、前記導光板2において、前記正反射光と前記検出光が含まれる仮想平面に対して、前記副光検出器4が設けられるその他の光射出端面と前記光源1とを結ぶ仮想平面が斜めに交差するように前記その他の光射出端面が形成されているものともいえる。例えば、2つの導光板2を用いるのではなく、1つの導光板2を例えば5角形やその他の形状にし、前記主光射出端面23に対して斜めに前記副光射出端面24を形成してもよい。
最後に本発明に係る検出装置のその他の実施形態について説明する。
第1実施形態及び第2実施形態では、検出対象物は用紙であったがその他のものが所定位置に配置されているかどうかや、その他のものの種別を判別するために本発明に係る検出装置を用いても構わない。したがって、本発明に係る検出装置はコピー機やプリンター内での使用に限られない。
前記導光板の材質は例えばガラス、石英、透明樹脂等が挙げられる。また導光板内において光は全反射により進行するように入射させてもよいし、減衰を伴う反射を繰り返して前記主光検出器又は前記副光検出器に到達するようにしてもよい。
前記光源から射出される検出光は、レーザ光又はインコヒーレント光のいずれであってもよい。また、検出対象物で吸収される波長を考慮して正反射光が発生しやすいように検出対象物において吸収率の低い波長の光を検出光として使用してもよい。このようにすることで、前記主光検出器において検出される正反射光の量を増やし、検出対象物の種別の判別に有効に作用するようにしてもよい。
また、本発明の検出装置は副光検出器を設けずに主光検出器で検出される正反射光の強度のみで検出対象物の種別を判別部が判別するように構成してもよい。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な実施形態の変形や組み合わせを行ってもかまわない。
100・・・検出装置
1 ・・・光源
2 ・・・導光板
21 ・・・光入射面板部
22 ・・・光反射面部
23 ・・・主光射出端面
24 ・・・副光射出端面(その他の光射出端面)
3 ・・・主光検出器
4 ・・・副光検出器
5 ・・・遮光カバー
6 ・・・偏光フィルタ
71 ・・・反射膜
72 ・・・吸光膜
W ・・・検出対象物

Claims (11)

  1. 検出対象物に向かって検出光を射出する光源と、
    前記検出対象物により発生する前記検出光の正反射光が入射するように設けられた導光板と、
    前記導光板の内部から外部へと射出される光を検出する主光検出器と、
    前記主光検出器の出力に少なくとも基づいて、前記検出対象物の種別を判別する判別部と、を備え、
    前記導光板が、
    前記検出対象物側へ向いており、且つ前記検出対象物上の反射点から視て前記正反射光の進行方向側に延びるように形成された、前記正反射光が入射する光入射面と
    前記光入射面と対向し、前記光入射面から前記導光板の内部へ入射した光を当該導光板の内部側へと反射する反射面と
    前記検出対象物上の反射点から視て前記正反射光の進行方向側に形成され、前記検出光の光軸と前記正反射光の光軸を含む仮想平面に対して交差する主光射出端面と、を具備し、
    前記主光検出器が、前記主光射出端面と対向するように設けられていることを特徴とする検出装置。
  2. 前記導光板が、前記光入射面に対して前記検出対象物により発生する前記検出光の拡散反射光も入射するように設けられており、
    前記主光射出端面において前記主光検出器が対向している部分以外、又は、前記主光射出面以外のその他の光射出面に対向させて設けられた、あるいは、前記反射点からの前記拡散反射光のみを直接受光可能な位置に設けられた副光検出器をさらに備え、
    前記判別部が、前記主光検出器の出力と前記副光検出器の出力の差分又は比に基づいて、前記検出対象物の種別を判別するように構成されている請求項1記載の検出装置。
  3. 前記反射点から前記主光射出端面までの距離が前記反射点から前記副光射出端面までの距離よりも大きくなるように前記導光板が配置されている請求項2記載の検出装置。
  4. 前記主光射出端面側の前記光入射面上を覆う遮光カバーをさらに備えた請求項1乃至3いずれかに記載の検出装置。
  5. 前記主光射出端面が、ラウンド面又は面取り面である請求項1乃至4いずれかに記載の検出装置。
  6. 前記反射面上に反射膜が形成されている請求項1乃至5いずれかに記載の検出装置。
  7. 前記反射面が光拡散面を有する請求項1乃至6いずれかに記載の検出装置。
  8. 前記光源が、
    前記検出光を射出するLEDチップと、
    前記LEDチップから射出された前記検出光を前記検出対象物上において前記検出光を所定のスポット径に集光するレンズと、を備えた請求項1乃至7いずれかに記載の検出装置。
  9. 前記導光板において、前記正反射光と前記検出光が含まれる仮想平面に対して、前記副光検出器が設けられるその他の光射出端面と前記光源とを結ぶ仮想平面が斜めに交差するように前記その他の光射出端面が形成されている請求項2乃至8いずれかに記載の検出装置。
  10. 前記導光板の前記光入射面と前記検出対象物との間に偏光フィルタをさらに設けた請求項1乃至9いずれかに記載の検出装置。
  11. 検出対象物に向かって検出光を射出する光源と、
    前記検出対象物により発生する前記検出光の正反射光が入射するように設けられた導光板と、
    前記導光板の内部から外部へと射出される光を検出する主光検出器と、
    前記主光検出器の出力に少なくとも基づいて、前記検出対象物の種別を判別する判別部と、を備え、
    前記導光板が、
    前記検出対象物側へ向いており、且つ前記検出対象物上の反射点から視て前記正反射光の進行方向側に延びるように形成された、前記正反射光が入射する光入射面と
    前記光入射面と対向し、前記光入射面から前記導光板の内部へ入射した光を当該導光板の内部側へと反射する反射面と
    前記主光検出器が対向させて設けられる主光射出端面と、を具備し、
    前記反射面が内部に入射した前記正反射光を拡散反射する拡散反射面を有することを特徴とする検出装置。
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