JP6588058B2 - 電線矯正装置 - Google Patents

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    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F1/00Bending wire other than coiling; Straightening wire
    • B21F1/02Straightening
    • B21F1/023Straightening in a device rotating about the wire axis

Description

本発明は、電線の軸回りに生じる撚りを矯正する電線矯正装置に関するものである。
例えば、ワイヤハーネス等を製造する際には、電線リール等の収容場所から電線が所望の長さだけ引き出されて製造に供される(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の技術では、千鳥配置された複数のローラの間に電線が通されることで、電線における曲がり等が矯正されることとなっている。
特開2015−225692号公報
ここで、例えば電線リール等のように巻かれた状態で電線を収容する収容場所から電線を引き出すとき、その引き出し方によっては、電線の軸回りに撚りが生じることがある。このような撚りについては、特許文献1に記載の技術における技術では矯正しきれない場合がある。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、電線の軸回りに生じる撚りを矯正することができる電線矯正装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電線矯正装置は、所定の収容場所から引き出された電線を、前記収容場所とは反対側への更なる引き出しが可能に保持するとともに、当該電線の軸回りに回転可能に設けられた電線保持部と、前記電線保持部からの前記更なる引き出しによって前記収容場所から当該電線保持部までの間の前記電線に生じる当該電線の軸回りの撚りと逆向きの撚り戻し方向に、当該電線保持部を回転させる回転駆動部と、を備え、前記電線保持部からの前記電線の引出し方向について、当該電線保持部の下流側には、前記電線保持部から引出し長を検尺しつつ前記電線を引き出して、検尺結果が目標引出し長に達したら切断する検尺切断装置が配置されており、前記回転駆動部が、前記検尺切断装置から前記目標引出し長を取得して、当該目標引出し長に基づいた回転数で前記電線保持部を回転させることを特徴とする。
本発明の電線矯正装置では、保持する電線の軸回りに回転可能に電線保持部が設けられ、回転駆動部の働きにより、電線の軸回りの撚りと逆向きの撚り戻し方向に電線保持部が回転する。この電線保持部の回転により、電線の軸回りの撚りを矯正することができる。
本発明の一実施形態が適用された電線切出しシステムの一例を示す模式図である。 図1に示されている電線切出しシステムが備える電線矯正装置を示す図である。 図2に示されている電線保持部における保持機構の内部構造を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された電線切出しシステムの一例を示す模式図であり、図2は、図1に示されている電線切出しシステムが備える電線矯正装置を示す図である。
図1に示されている電線切出しシステム1は、収容場所としての電線リールWR1から電線W1を引き出して切り出すものであり、電線矯正装置10と、検尺切断装置20と、を備えている。
本実施形態では、電線W1は、電線リールWR1の中心軸方向D11に沿って電線リールWR1から引き出される。このときに、電線W1には、電線リールWR1の巻き付け方向D12に沿った撚りが生じる。電線矯正装置10は、この電線W1の撚りを後段の検尺切断装置20の手前で矯正する装置である。この電線矯正装置10については後で詳細に説明する。
検尺切断装置20は、電線矯正装置10からの電線W1の引き出しと切断とを行う装置である。検尺切断装置20は、電線牽引部21と、検尺切断部22と、を備えている。電線牽引部21は、電線W1の端部を保持して電線矯正装置10からの引出し方向D111に牽引して電線W1を引き出す部位である。検尺切断部22は、電線牽引部21による電線W1の引出し長を検尺しつつ、その検尺結果が予め設定された目標引出し長に達したら電線W1を切断する部位である。
尚、図1では、電線リールWR1の中心軸方向D11、即ち電線リールWR1からの電線W1の引出し方向と、電線矯正装置10からの引出し方向D111と、が一致するように示されて図示の簡単化が図られている。しかしながら、電線リールWR1から中心軸方向D11に沿って引き出された電線W1が、その後、途中で進行方向を変えつつ電線矯正装置10へと至るように電線切出しシステム1を構成してもよい。このような場合は、図1に示されている構成とは異なり、電線矯正装置10からの引出し方向D111は、電線リールWR1の中心軸方向D11とは必ずしも一致しない場合もある。
電線矯正装置10は、上述したように電線リールWR1から引き出された電線W1の撚りを矯正する装置であり、支持フレーム11と、電線保持部12と、回転駆動部13と、を備えている。
支持フレーム11は、不図示の装置フレームに固定される直方体状の部位であり、一端側には電線保持部12が回転可能に支持され、他端側には回転駆動部13が固定されている。
電線保持部12は、電線リールWR1から引き出された電線W1を、検尺切断装置20の電線牽引部21による電線リールWR1とは反対側への更なる引き出しが可能に保持する。この電線保持部12は、略円筒状に形成されており、電線W1は、電線保持部12の中心を通るように保持されるとともに電線牽引部21によって引出し方向D111に引き出される。そして、電線保持部12は、その中心を通る電線W1の軸回りに回転可能に上記の支持フレーム11に支持されている。また、電線保持部12の電線リールWR1の側の端部には電線W1の取込口121が設けられ、他端部には出口122が設けられている。引出し方向D111について電線保持部12の下流側には検尺切断装置20の検尺切断部22が配置されている。
この電線保持部12では、引出し方向D111について取込口121の下流側に、電線W1の保持機構123が設けられている。
図3は、図2に示されている電線保持部における保持機構の内部構造を示す模式図である。
この保持機構123の内部には、電線W1の引出し方向D111と交差するように、固定回転軸123aと、可動回転軸123bと、が設けられている。固定回転軸123aは、保持機構123のケース123cに固定されており、可動回転軸123bは、ケース123cに設けられた案内スリット123c−1に沿って移動可能にケース123cに取り付けられている。案内スリット123c−1は、可動回転軸123bを、固定回転軸123aに対する接離方向D13に案内するように設けられている。また、可動回転軸123bは、ケース123cに設けられたバネ123dによって、固定回転軸123aに向かって付勢されている。そして、これらの固定回転軸123a及び可動回転軸123bそれぞれの回りに回転可能に一対の電線挟持ローラ123eが取り付けられている。バネ123dが可動回転軸123bを上記のように付勢しているので、この可動回転軸123bの電線挟持ローラ123eの外周は、固定回転軸123aの電線挟持ローラ123eの外周に押し付けられる。
取込口121から取り込まれた電線W1は、一対の電線挟持ローラ123eの外周どうしの間に通されることで、これら一対の電線挟持ローラ123eの外周どうしの間に挟持される。そして、一対の電線挟持ローラ123eが回転可能であるので、電線W1は、引出し方向D111に引出し可能に挟持されることとなる。また、本実施形態では、取込口121は、内側から外側に向かって広がった広口形状に形成されている。そして取込口121は、その中心が、円筒状の電線保持部10の中心軸上に位置するように設けられ、上記の一対の電線挟持ローラ123eによる電線W1の挟持領域123e−1も電線保持部10の中心軸上に位置している。つまり、本実施形態では、取込口121の中心を通る軸線上に電線W1が保持されるように構成されている。
そして、図1及び図2に示されている電線矯正装置10では、以上に説明したように電線W1を保持する電線保持部12を、回転駆動部13が回転させるように構成されている。回転駆動部13は、駆動源としてのサーボモータ131と、動力伝達機構としての駆動ベルト132と、を備えている。駆動ベルト132は、サーボモータ131の出力軸と、電線保持部12において支持フレーム11から検尺切断装置20の検尺切断部22に向かって突出した部分と、の間に架け渡されている。サーボモータ131の出力軸が回転すると、その回転が駆動ベルト132によって電線保持部12に伝えられ、電線保持部12が回転する。
このとき、サーボモータ131の回転は不図示の制御回路によって制御されるが、この制御の下で、サーボモータ131は、次のような方向に電線保持部12を回転させるように回転する。即ち、電線保持部12からの更なる引き出しによって電線リールWR1から電線保持部12までの間の電線W1に生じる、この電線W1の軸回りの撚りと逆向きの撚り戻し方向D14に電線保持部12を回転させるようにサーボモータ131が回転する。
上述したように電線リールWR1から電線W1が引き出されると、電線W1には、その軸回りに、電線リールWR1における電線W1の巻き付け方向D12の撚りが生じる。電線保持部12の回転方向である上記の撚り戻し方向D14は、電線W1の巻き付け方向D12に対する逆方向となる。
ここで、検尺切断装置20の検尺切断部22では、上述したように電線W1を引き出して切断するに当たって目標引出し長が予め設定される。この設定は、作業者による操作入力で設定されるが、本実施形態では、このときの設定値たる目標引出し長が、検尺切断装置20の検尺切断部22から回転駆動部13へと通知される。回転駆動部13では、サーボモータ131の制御回路が、この通知により目標引出し長を取得して、この目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12を回転させるようにサーボモータ131の回転を制御する。
電線リールWR1から電線W1が引き出される際には、電線リールWR1の一周分の電線W1が引き出される毎に、電線W1が軸回りに一回撚られることとなる。つまり、電線W1が引き出される際に電線W1に何回分の撚りが生じるかは、電線W1の引出し長に依存する。
本実施形態では、電線リールWR1から引き出した電線W1の先端を、電線矯正装置10の電線保持部12と検尺切断装置20の検尺切断部22に通して電線牽引部21にセットする初期段階では、作業者が、撚りを矯正しつつ電線W1を引き出してセットする。従って、この初期段階では、電線リールWR1から電線保持部12までの間の電線W1に撚りは殆ど生じていない。
この後、検尺切断装置20において、電線保持部12からの目標引出し長分の引出しと切断とが繰り返し実行されるが、検尺切断装置20で引き出しを1回行う毎に、目標引出し長分の撚りが電線リールWR1から電線保持部12までの間の電線W1に新たに生じる。上述したように、電線W1に何回分の撚りが生じるかは電線W1の引出し長に依存する。本実施形態では、検尺切断装置20で引き出しを1回行う毎に、1回分の引出し長たる目標引出し長に基づく回転数で電線保持部12を回転させることでその1回分の撚りが矯正される。
ここで、電線保持部12をこのように回転させるための制御回路によるサーボモータ131の制御は、本実施形態においては特定しないが、次のような三通りの制御の何れであってもよい。
まず、回転駆動部13におけるサーボモータ131の制御回路が行い得る第1の制御について説明する。第1の制御は、前回に引出しと切断とが行われた際の目標引出し長に基づいて、今回引出しと切断とが行われる前に、前回分の電線W1の撚りを矯正するというものである。この第1の制御では、サーボモータ131の制御回路が、前回に引出しと切断とが行われた際の目標引出し長を検尺切断装置20から取得する。そして、今回引出しと切断とが行われる前に、目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12を回転させるように、制御回路がサーボモータ131の回転を制御する。この第1の制御によれば、検尺切断装置20による電線W1の引出しと切断とは、毎回、電線W1に撚りが生じていない状態で開始され、1回分の引出しと切断とが終了した段階で1回分の目標引出し長分の撚りが生じた状態となる。その撚りは、次回に引出しと切断とが行われる前に矯正される。
次に、第2の制御について説明する。第2の制御は、今回引出しと切断とが行われる前に、今回電線W1に生じる撚りを見越して、今回引出しと切断とが行われる前に、今回の目標引出し長に基づいた回転数で電線W1を、今回生じる撚りとは逆向きに予め撚っておくというものである。この第2の制御では、サーボモータ131の制御回路が、今回の目標引出し長を検尺切断装置20から事前に取得する。そして、今回引出しと切断とが行われる前に、目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12を回転させるように、制御回路がサーボモータ131の回転を制御する。この第2の制御によれば、検尺切断装置20による電線W1の引出しと切断とは、予め電線W1が逆向きに撚られた状態で開始され、1回分の引出しと切断とが事前の撚りを矯正するように行われる。そして、引出しと切断とが終了した段階では、電線W1に撚りがない状態となる。
次に、第3の制御について説明する。第3の制御は、毎回の引出しと切断とを、そのときの目標引出し長に基づいた回転数で電線W1を、そのときに生じる撚りとは逆向きに撚りながら行うというものである。この第3の制御でも、サーボモータ131の制御回路が、今回の目標引出し長を検尺切断装置20から事前に取得する。そして、電線W1の引出しの開始とともに電線保持部12を回転させ、目標引出し長まで電線W1が引き出されるまでの回転数が今回の目標引出し長に基づいた回転数となるように、制御回路がサーボモータ131の回転を制御する。この第3の制御によれば、検尺切断装置20による電線W1の引出しと切断とは、電線W1に撚りが生じていない状態で開始され、1回分の引出しと切断とが、その最中に撚りを矯正されつつ行われる。このため、引出しと切断とが終了した段階でも、電線W1に撚りがない状態となる。
以上に説明した本実施形態の電線矯正装置10では、保持する電線W1の軸回りに回転可能に電線保持部12が設けられ、回転駆動部13の働きにより、電線W1の軸回りの撚りと逆向きの撚り戻し方向D14に電線保持部12が回転する。この電線保持部12の回転により、電線W1の軸回りの撚りを矯正することができる。
また、本実施形態では、電線リールWR1の中心軸方向D11に沿って電線W1が引き出されるように構成することで、重くなりがちな電線リールWR1を略動かすことなく電線W1の引出しが可能となる。
ここで、電線リールWR1から電線W1を引出す構成としては、本実施形態とは異なり、例えば電線W1を電線リールWR1の外周の接線方向に引き出して、その引出しに従動して回転できるように電線リールWR1を支持する構成等が挙げられる。しかしながら、上記のように重くなりがちな電線リールWR1を回転可能に支持する構成は煩雑なものとなる場合があり、このような構成は設備コストが嵩むことがある。更に、複数の電線リールWR1から電線W1を引き出して切断するシステムを構築する場合には、電線リールWR1を回転可能に支持する構成では尚更に設備コストの増大を招く恐れがある。
これに対し、電線リールWR1を略動かすことなく電線W1の引出しが可能な本実施形態では、電線リールWR1は設置場所に載置するだけでよいことから、設備コストを低減することができる。その一方で、電線リールWR1の中心軸方向D11に沿って電線W1が引き出されるように構成すると、その引き出しに際して、電線W1の軸回りには、電線リールWR1における電線W1の巻き付け方向D12に沿って撚りが生じる。本実施形態の電線矯正装置10によれば、この巻き付け方向D12に対する逆方向を撚り戻し方向D14として電線保持部12が回転するので、上記のように設備コストの低減が可能な構成における電線W1の撚りを矯正することができる。
また、本実施形態では、回転駆動部13が、検尺切断装置20から上記の目標引出し長を取得して、この目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12を回転させるように構成されている。上述したように、電線W1の引出しによって軸回りに生じる撚りは電線W1の引出し長に依存する。本実施形態の電線矯正装置10によれば、検尺切断装置20によって引き出される目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12が回転するので、過度な撚り戻し等をも抑えて高い確度で電線の撚りを矯正することができる。
また、上述した第1の制御では、今回、検尺切断装置20によって引出しと切断とが行われる前に、回転駆動部13が、前回の目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12を回転させる。これにより、前回の引出しの際に生じた撚りが解消されて今回の電線W1の引出しと切断とが行われるので、一層高い確度で電線W1の撚りを矯正することができる。
また、上述した第2の制御及び第3の制御では、今回の目標引出し長を事前に取得して、引出しが行われる前に、又は、引出しが行われている最中に、回転駆動部13が、この目標引出し長に基づいた回転数で電線保持部12を回転させる。これにより、今回の引出しに生じる撚りを見越して、予め逆向きの撚りを生じさせておくか、あるいは、撚りの矯正を行ないながら引出しが行われるので、一層高い確度で電線の撚りを矯正することができる。
また、本実施形態によれば、一対の電線挟持ローラ123eでの電線W1の挟持により、電線W1を引き出し可能な状態で安定的に保持して矯正することができる。
また、本実施形態では、電線W1の取込口121が上記のように広口形状に形成され、その中心を通る軸線上に、一対の電線挟持ローラ123eによる電線W1の挟持領域123e−1が位置する。ここで、図1に示されているように電線リールWR1から引き出される電線W1は、電線リールWR1と電線矯正装置10との間隔が近い場合等には、取込口121の中心を通る軸線上からずれた斜め方向から取込口121に取り込まれる場合がある。しかしながら、本実施形態によれば、このような場合であっても、広口形状の取込口121によってその中心を通る軸線上の挟持領域123e−1へと電線W1が案内される。これにより、上記のようなずれた方向からの電線W1についても安定的に保持して矯正することができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電線矯正装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいう収納場所の一例として電線リールWR1が例示されている。しかしながら、本発明にいう収納場所はこれに限るものではない。本発明にいう収納場所は、例えばリング状に巻かれた電線がただ置かれているだけの場所等であってもよく、引き出しに際して電線に軸回りの撚りが生じるような状態で電線が収容される場所であれば具体的な態様は問わない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう電線矯正装置の一例として、直方体状の支持フレーム11の一端部に略円筒状の電線保持部12が回転可能に支持され、他端部に回転駆動部13が固定された電線矯正装置10が例示されている。しかしながら、本発明にいう電線矯正装置はこれに限るものではない。本発明にいう電線矯正装置は、回転可能に設けられた電線保持部と、その電線保持部を回転させる回転駆動部と、を備えるものであれば、各部位の形状やフレーム構成等は、任意に設定し得る。
また、上述した実施形態では、本発明にいう回転駆動部の一例として駆動源としてのサーボモータ131と、動力伝達機構としての駆動ベルト132と、を備えた回転駆動部13が例示されている。しかしながら、本発明にいう回転駆動部はこれに限るものではない。本発明にいう回転駆動部は、サーボモータ以外のモータ等を駆動源として備えるものであってもよく、あるいは、駆動ベルト以外の歯車機構等を動力伝達機構として備えるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう電線保持部の一例として、一対の電線挟持ローラ123eで電線W1を挟持する電線保持部12が例示されている。しかしながら、本発明にいう電線保持部はこれに限るものではない。本発明にいう電線保持部は、引出しが可能な状態で電線を保持するものであれば、例えば複数の回転コロの間に電線を挟持するもの等であってもよく、電線の具体的な保持構造については問わない。ただし、一対の電線挟持ローラ123eで電線W1を挟持する構成とすることで、電線W1を引き出し可能な状態で安定的に保持できる点は上述した通りである。
1 電線切出しシステム
10 電線矯正装置
11 支持フレーム
12 電線保持部
13 回転駆動部
20 検尺切断装置
21 電線牽引部
22 検尺切断部
121 取込口
122 出口
123 保持機構
123a 固定回転軸
123b 可動回転軸
123c ケース
123c−1 案内スリット
123d バネ
123e 電線挟持ローラ
123e−1 挟持領域
131 サーボモータ
132 駆動ベルト
D11 中心軸方向
D12 巻き付け方向
D13 接離方向
D14 撚り戻し方向
D111 引出し方向
W1 電線
WR1 電線リール

Claims (6)

  1. 所定の収容場所から引き出された電線を、前記収容場所とは反対側への更なる引き出しが可能に保持するとともに、当該電線の軸回りに回転可能に設けられた電線保持部と、
    前記電線保持部からの前記更なる引き出しによって前記収容場所から当該電線保持部までの間の前記電線に生じる当該電線の軸回りの撚りと逆向きの撚り戻し方向に、当該電線保持部を回転させる回転駆動部と、を備え
    前記電線保持部からの前記電線の引出し方向について、当該電線保持部の下流側には、前記電線保持部から引出し長を検尺しつつ前記電線を引き出して、検尺結果が目標引出し長に達したら切断する検尺切断装置が配置されており、
    前記回転駆動部が、前記検尺切断装置から前記目標引出し長を取得して、当該目標引出し長に基づいた回転数で前記電線保持部を回転させることを特徴とする電線矯正装置。
  2. 前記電線は、前記収容場所としての電線リールから、当該電線リールの中心軸方向に沿って引き出されるものであり、
    前記回転駆動部が、前記電線リールにおける前記電線の巻き付け方向に対する逆方向を前記撚り戻し方向として前記電線保持部を回転させることを特徴とする請求項1に記載の電線矯正装置。
  3. 前記検尺切断装置が、前記電線保持部からの引出しと切断とを繰り返し実行するものであり、
    前記回転駆動部が、前回に前記検尺切断装置によって前記引出しと前記切断とが行われた際の前記目標引出し長を取得して、今回、前記検尺切断装置によって前記引出しと前記切断とが行われる前に、当該目標引出し長に基づいた回転数で前記電線保持部を回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線矯正装置。
  4. 前記検尺切断装置が、前記電線保持部からの引出しと切断とを繰り返し実行するものであり、
    前記回転駆動部が、今回、前記検尺切断装置が前記引出しと前記切断とを行うに当たっての前記目標引出し長を事前に取得して、当該引出しが行われる前に、又は、当該引出しが行われている最中に、当該目標引出し長に基づいた回転数で前記電線保持部を回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線矯正装置。
  5. 前記電線保持部が、当該電線保持部からの前記電線の引出し方向と交差する回転軸回りに回転可能なローラを一対、各々の外周どうしの間に前記電線を挟持するように備えるものであることを特徴とする請求項1〜のうち何れか一項に記載の電線矯正装置。
  6. 前記電線保持部において、前記収容場所の側に設けられた前記電線の取込口が、内側から外側に向かって広がった広口形状に形成され、当該取込口の中心を通る軸線上に前記電線が保持されることを特徴とする請求項1〜のうち何れか一項に記載の電線矯正装置。
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