JP6585498B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro Luminescence:OEL)素子あるいは有機LED(Organic Light Emitting diode:OLED)素子等の発光素子を備えた発光装置に関するものである。
従来の発光装置の1例を図5に示す。図5(a)は発光装置の全体の平面図、(b)は(a)のA部及びIC,LSI等から成る駆動素子34を拡大して示す回路図である。この発光装置は、有機LEDプリンタ(OLEDP)ヘッドに適用されるものであり、ガラス基板等から成る長板状の基板31の一面に、複数の発光素子33の発光(点灯)をそれぞれ駆動する複数の駆動回路ブロック32と、基板31の長手方向に沿って2列(2行または2段)に並べられて配置された複数の発光素子33と、駆動回路ブロック32を構成する配線及び駆動回路ブロック32と発光素子33を接続する配線とが、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の薄膜形成法によって形成されている。複数の駆動回路ブロック32は、複数の発光素子33の列に沿って列状に並べられており、例えば1つの駆動回路ブロック32が400個の発光素子33を駆動するものであり、その駆動回路ブロック32が20個並べられている。従って、発光素子33は合計で8000個ある。また、基板31の一面の一端部には駆動回路ブロック32及び発光素子33を駆動し発光素子33の発光を制御する駆動素子34が、チップオングラス(Chip On Glass:COG)方式等の実装方法によって、設置されている。また、基板31の一面における駆動素子34設置部の近傍の縁部に、フレキシブル回路基板(Flexible Printed Circuit:FPC)35が設置されている。このFPC35は、駆動素子34との間で駆動信号、制御信号等を入出力する。
図5(b)に示すように、2列を成す2個の発光素子33a,33bに対して1組の駆動回路が形成されており、1組の駆動回路は、シフトレジスタ40、論理和否定(NOR)回路41、インバータ42、CMOSトランスファゲート素子43a,43b、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)44a,44bを有している。TFT44a,44bの各ドレイン電極部に有機LED素子等から成る発光素子33a,33bがそれぞれ接続されている。
1組の駆動回路は、以下のように順次動作する。シフトレジスタ40は、クロック端子(CLK)にハイ(「1」)のクロック信号(CLK)が入力されるとともに入力端子(in)にハイの同期信号(Vsync)が入力されたときに、出力端子(Q)からハイの信号が出力されるとともに反転出力端子(XQ)からロー(「0」)の信号が出力される。次に、NOR回路41は、反転出力端子(XQ)からローの信号が入力されるとともに反転イネーブル信号(XENB)であるローの信号が入力されて、ハイの信号を出力する。次に、インバータ42はローの信号を出力する。次に、CMOSトランスファゲート素子43aは、n型MOSトランジスタのゲート電極部にNOR回路41からのハイの信号が入力されるとともにp型MOSトランジスタのゲート電極部にインバータ42からローの信号が入力されてオン状態となり、データ信号(DATA11)を出力する。次に、データ信号(DATA11)がTFT44aのゲート電極部に入力されてTFT44aがオン状態となり、データ信号(DATA11)に応じた電源電圧(VDD)による電源電流が発光素子33aに供給される。同時に、CMOSトランスファゲート素子43bは、n型MOSトランジスタのゲート電極部にNOR回路41からのハイの信号が入力されるとともにp型MOSトランジスタのゲート電極部にインバータ42からローの信号が入力されてオン状態となり、データ信号(DATA12)を出力する。次に、データ信号(DATA12)がTFT44bのゲート電極部に入力されてTFT44bがオン状態となり、データ信号(DATA12)に応じた電源電圧(VDD)による電源電流が発光素子33bに供給される。以上の一連の動作が、次段の駆動回路によって順次実行されていき、すべての発光素子33が順次発光していく。
また図6は、他の従来例を示す図であり、基板31の長手方向に沿って4列(4行または4段)に並べられて配置された複数の発光素子33を有する構成を示す。この場合、上側2列の発光素子33群に電源電流を供給する上側の駆動回路ブロック32群と、下側2列の発光素子33群に電源電流を供給する下側の駆動回路ブロック32群と、を有している。
図7は、図6のB部を拡大して示す部分拡大平面図、図8は、図7のC1−C2線における断面図である。これらの図に示すように、発光装置は、ガラス基板等の透光性を有する基板51上に形成されたTFT62と、TFT62上にアクリル樹脂、窒化シリコン(SiNx)等から成る絶縁層57を挟んで積層された有機発光体部71、及び有機発光体部71とTFT62のドレイン電極56bとを導電接続するコンタクトホール72を含んでいる。有機発光体部71は、TFT62の側からコンタクトホール72に電気的に接続された第1の電極層58、有機発光層60、第2の電極層61が積層されており、絶縁層57及び第1の電極層58上に有機発光層60を囲むようにアクリル樹脂等から成る他の絶縁層59が形成されている。
また、図7、図8において、70は第1の電極層58及び第2の電極層61によって有機発光層60に直接的に電界が印加されて発光する発光部である。発光素子33は、平面視で、発光部70、その周囲の第1の電極層58及び有機発光層60を含む部位である。また、第1の電極層58が陽極であってインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide :ITO)等の透明電極から成り、第2の電極層61が陰極であってAl,Al−Li合金,Mg−Ag合金(Agを5〜10重量%程度含む),Mg−Cu合金(Cuを5〜10重量%程度含む)等の仕事関数(約4.0V以下)が低く遮光性、光反射性を有する金属、合金から成る場合、有機発光層60で発光した光は基板51側から出射される。即ち、発光方向(図8の白抜き矢印で示す方向)が下方(底部方向)であるボトムエミッション型の発光装置となる。一方、第1の電極層58が陰極であって上記の遮光性、光反射性を有する金属またはそれらの合金から成り、第2の電極層61が陽極であって透明電極から成る場合、発光方向が上方(頂部方向)であるトップエミッション型の発光装置となる。
TFT62は、基板51側から、ゲート電極52、ゲート絶縁膜53、チャネル部としてのポリシリコン膜54及びポリシリコンに不純物をチャネル部よりも高濃度に含有させた高濃度不純物領域54aから成る半導体膜、窒化シリコン(SiNx),酸化シリコン(SiO2)等から成る絶縁膜55、ソース電極56a及びドレイン電極56bが、順次積層された構成を有している。なお、図7において、56aLはソース電極56aにソース信号(電源電流)を伝達するソース信号線(電源線)であり、52Lはゲート電極52にゲート信号を伝達するゲート信号線である。各ゲート信号線52Lに入力するゲート信号の電圧を制御することにより、各有機発光層60の発光強度を制御することができる。すなわち、ソース信号線56aLは電源線として機能する。
また、絶縁層59は、発光部70を除いて、発光素子33、駆動回路ブロック32のほぼ全体を覆うように形成されている。
図9は、図6におけるシール部38と、駆動素子34及び発光素子33を電気的に接続する配線37との交差部と、その周囲を拡大して示す部分拡大平面図である。図10は、図9の交差部のD1−D2線における断面図である。図10に示すように、シール部38において、発光素子基板31上に、図5に示すデータ信号(DATA11〜n2)を伝達するデータ信号線としての第1の配線37aが配置されており、その上に絶縁層39が配置され、その上に図5に示す電源電圧(VDD)を供給する電源線としての第2の配線37bが配置されている。
特開2005−108824号公報
しかしながら、図10に示す上記従来の発光装置においては、アクリル樹脂等から成る絶縁層39は透湿性を有しているために、外部環境から水分が絶縁層39を通して浸入し、水分によって劣化しやすい有機発光層60の輝度が、経時的に低下するという問題点があった。
そこで、水分の浸入を抑える構成として、図11、図12の構成が考えられる。図11は、シール部38において、絶縁層39に、発光素子33を囲むように形成された、第1の配線37aに底部が達していない溝39aを配置した構成である。この構成の場合、絶縁層39が溝39aによって完全に分離されていないので、水分の浸入を抑える効果が不十分である。
図12は、シール部38において、絶縁層39に第1の配線37aに底部が達している溝39cを形成し、分離された絶縁層39を形成した構成である。また、溝39cの部位と分離された絶縁層39の上に、窒化珪素(SiNx)等の非透湿性の無機絶縁層20を配置し、無機絶縁層20上に第2の配線37bを配置した構成である。この構成の場合、絶縁層39が溝39cによって完全に分離されているので、水分の浸入を抑える効果が高い(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、図11、図12に示す構成においては、第1の配線37aと第2の配線37bとが溝39a,39cの部位で近接しているために、それらの間に寄生容量が発生し、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の問題点が生じていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、シール部において外部環境から水分が浸入することを抑えるとともに、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することを抑えることができる発光装置とすることである。
本発明の発光装置は、発光素子基板と、前記発光素子基板上に配置された発光素子を囲むように配置されているシール部と、前記発光素子基板上の前記シール部が配される位置であるシール部位に配置されているとともに前記発光素子に接続されている第1の配線と、前記第1の配線上に配置されているとともに上面が平坦面とされた絶縁層と、前記平坦面上に配置されているとともに前記発光素子に接続されている第2の配線と、を有しており、前記絶縁層は、前記シール部位において、前記発光素子を囲むように且つ前記シール部の長手方向に沿うように配置されている連続した溝によって分離されているとともに、前記第1の配線上に配置されている第1の絶縁層と、前記溝を充填するように前記第1の配線上に配置されている第2の絶縁層と、を有している構成である。
本発明の発光装置は、好ましくは、前記第1の絶縁層は、透湿性の絶縁層であり、前記第2の絶縁層は、非透湿性の絶縁層である。
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記第2の絶縁層は、比誘電率が前記第1の絶縁層の比誘電率よりも小さい。
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に、非透湿性の第3の絶縁層が介在している。
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記第3の絶縁層は、比誘電率が前記第1の絶縁層の比誘電率よりも小さい。
本発明の発光装置は、発光素子基板と、発光素子基板上に配置された発光素子を囲むように配置されているシール部と、発光素子基板上のシール部位に配置されているとともに発光素子に接続されている第1の配線と、第1の配線上に配置されているとともに上面が平坦面とされた絶縁層と、平坦面上に配置されているとともに発光素子に接続されている第2の配線と、を有しており、絶縁層は、シール部位において、発光素子を囲むように配置されている連続した溝によって分離されているとともに、第1の配線上に配置されている第1の絶縁層と、溝を充填するように第1の配線上に配置されている第2の絶縁層と、を有している構成であることから、以下の効果を奏する。すなわち、シール部において第1の絶縁層は溝によって分離されているので、外部環境から水分が浸入することを抑えることができる。また、第2の配線は、平坦面上に配置されていることから、第1の配線と第2の配線とが近接する部位が生じないので、第1の配線と第2の配線との間に生じる寄生容量を小さくすることができる。その結果、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することを抑えることができる。
本発明の発光装置は、第1の絶縁層は、透湿性の絶縁層であり、第2の絶縁層は、非透湿性の絶縁層である場合、外部環境から水分が浸入することをより有効に抑えることができる。
また本発明の発光装置は、第2の絶縁層は、比誘電率が第1の絶縁層の比誘電率よりも小さい場合、第1の絶縁層及び第2の絶縁層の合成の比誘電率が、第1の絶縁層の比誘電率よりも小さくなる。その結果、第1の配線と第2の配線との間に生じる寄生容量をより小さくすることができ、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することをより抑えることができる。
また本発明の発光装置は、第1の絶縁層と第2の絶縁層との間に、非透湿性の第3の絶縁層が介在している場合、外部環境から水分が浸入することをより有効に抑えることができる。
本発明の発光装置は、第3の絶縁層は、比誘電率が第1の絶縁層の比誘電率よりも小さい場合、第1の絶縁層及び第3の絶縁層の合成の比誘電率が、第1の絶縁層の比誘電率よりも小さくなる。その結果、第1の配線と第2の配線との間に生じる寄生容量をより小さくすることができ、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することをより抑えることができる。
図1は、本発明の発光装置について実施の形態の1例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。 図2は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、発光装置のシール部の部分平面図である。 図3は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。 図4は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。 図5(a),(b)は、従来の発光装置の1例を示す図であり、(a)は発光装置全体の平面図、(b)は(a)のA部及びその周辺部を拡大して示す回路図である。 図6は、従来の発光装置の他例を示す図であり、発光装置全体の平面図である。 図7は、図6のB部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図8は、図7のC1−C2線における断面図である。 図9は、図6に示す発光装置のシール部と配線との交差部及びその周囲を拡大して示す部分拡大平面図である。 図10は、図9のシール部のD1−D2線における断面図である。 図11は、従来の発光装置のシール部について他例を示す断面図である。 図12は、従来の発光装置のシール部について他例を示す断面図である。
以下、本発明の発光装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、本発明の発光装置の実施の形態における構成部材のうち、本発明の発光装置を説明するための主要部を示している。従って、本発明の発光装置は、図に示されていない回路基板、配線導体、制御IC,LSI等の周知の構成部材を備えていてもよい。
図1〜図3は本発明の発光装置を示すものであり、図1は、本発明の発光装置について実施の形態の1例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。図2は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、シール部の部分平面図である。図3は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。これらの図に示すように、本発明の発光装置は、ガラス基板、プラスチック基板等から成る発光素子基板1と、発光素子基板1上に配置された発光素子を囲むように配置されているシール部5と、発光素子基板1上のシール部位1sに配置されているとともに発光素子に接続されている第1の配線2aと、第1の配線2a上に配置されているとともに上面が平坦面11とされた絶縁層10と、平坦面11上に配置されているとともに発光素子に接続されている第2の配線2bと、を有しており、絶縁層10は、シール部位1sにおいて、発光素子を囲むように配置されている連続した溝3aによって分離されているとともに、第1の配線2a上に配置されている第1の絶縁層3と、溝3aを充填するように第1の配線2a上に配置されている第2の絶縁層7と、を有している構成である。この構成により、以下の効果を奏する。すなわち、シール部5において第1の絶縁層3は溝3aによって分離されているので、外部環境から水分が浸入することを抑えることができる。また、第2の配線2bは、平坦面11上に配置されていることから、第1の配線2aと第2の配線2bが近接する部位が生じず、第1の配線2aと第2の配線2bとの間に生じる寄生容量を小さくすることができる。その結果、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することを抑えることができる。
図1の発光装置は、例えば有機LEDプリンタ(OLEDP)ヘッドに適用されるものであり、その全体構成、駆動制御、発光素子等の構成は、図5〜図8に示す従来例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
本発明の発光装置において、第2の絶縁層7は、第1の絶縁層3の上面の高さ以上の高さの上面を有することによって、シール部5の内側表面5aから外側表面5bにかけて平坦面11を構成している。第2の絶縁層7の上面は、第1の配線2aと反対側の面(第2の配線2b側の面)であり、従って、第2の絶縁層7の上面の高さは、第1の配線2aを基準とした高さである。また、発光素子基板1から第1の配線2a、絶縁層10を順次積層する方向を上方向としている。また、第2の絶縁層7は、第1の絶縁層3の上面の高さと同じ高さの上面を有する場合、その上面と第1の絶縁層3の上面とともに平坦面11を構成する。第2の絶縁層7は、第1の絶縁層3の上面の高さを超える高さの上面を有する場合、その上面単独で平坦面11を構成する。
本発明の発光装置におけるシール部5は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、合成ゴム等の樹脂材料から成るが、接着力に優れていること、液状(ペースト状)から硬化した後に十分な硬度が得られること等から、エポキシ樹脂から成ることが好ましい。またシール部5は、幅が0.5mm〜2mm程度、好ましくは1mm〜2mm程度であり、発光素子基板1と封止基板6との間の隙間(ギャップ)に相当する厚みが5μm〜15μm程度である。
第1の配線2aは、例えば図5に示すデータ信号(DATA11〜n2)を伝達するデータ信号線であり、第2の配線2bは、例えば図5に示す電源電圧(VDD)を供給する電源線である。第1の配線2a、第2の配線2bは、アルミニウム(Al),チタン(Ti),モリブデン(Mo),タンタル(Ta),タングステン(W),クロム(Cr),銀(Ag),銅(Cu),ネオジウム(Nd)等から選ばれた元素から成る金属材料、これらの元素を主成分とする合金材料などを用いて形成される。第1の配線2a、第2の配線2bは、これらの材料から成る単層構造の導電層、または複数層を積層した積層構造の導電層とすることができる。積層構造とすることにより、低抵抗化を実現することもできる。また、第1の配線2a、第2の配線2bは、透光性が必要な場合、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化珪素を添加したインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛(ZnO)等の導電性材料であって、透光性を有する材料を用いて形成することができる。また、第1の配線2a、第2の配線2bは、それらの各幅は5μm〜10μm程度である。
また、第1の絶縁層3は、アクリル樹脂、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA樹脂)、ポリシロキサン、ポリシラザン等の樹脂材料、またこれら樹脂材料の感光性のものを用いて形成することができる。ポリシロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合によって骨格構造が形成されたものである。またポリシロキサンは、その酸素の置換基として、少なくとも水素を含む有機基、例えばアルキル基、芳香族炭化水素基を有するもの、また酸素の置換基として、少なくとも水素を含む有機基とフルオロ基を有するものであってもよい。ポリシラザンは、珪素(Si)と窒素(N)の結合を有するポリマー材料を出発原料として形成される材料である。さらに第1の絶縁層3は、感光性の樹脂材料から成る場合、耐久性が良いという理由等から、感光性のアクリル樹脂、感光性のポリイミド、感光性のポリシロキサンから成ることがよい。さらに第1の絶縁層3は、耐久性に優れること、光透過率が93%程度と高いこと、加工性が高いこと、安価であることから、アクリル樹脂、特には感光性のアクリル樹脂から成ることが好ましい。ただし、アクリル樹脂はエポキシ樹脂に比べて透湿性が高いという特性を有する。従って、シール部5は、アクリル樹脂等から成る第1の絶縁層3よりも透湿性が低いエポキシ樹脂等の材料から成ることが好ましい。
第1の絶縁層3は、シール部位1sにおいて、発光素子を囲むように配置された溝3aによって分離されている。これにより、図2に示すように、第1の絶縁層3は、発光素子を囲むように堤状に形成されている。シール部位1sにおいて、溝3aは1つあってもよいが、複数あってもよい。溝3aが複数ある場合、シール部5の長手方向に直交する方向の溝3aの幅について、最外側の溝3aの幅が残余の溝3aの幅よりも大きいことが好ましい。この場合、外部環境から浸入しようとする水分をより効果的に阻止することができる。また、第1の絶縁層3は複数形成されるが、それらの幅が同じである場合、最内側の第1の絶縁層3の厚みが残余の第1の絶縁層3の厚みよりも薄いことが好ましい。また、複数形成された第1の絶縁層3は、それらの厚みが同じである場合、最内側の第1の絶縁層3の幅が残余の第1の絶縁層3の幅よりも小さいことが好ましい。これらの場合、発光素子に最も近い最内側の第1の絶縁層3の体積が小さくなり、発光素子に対する水分の影響をより小さくすることができる。溝3a及び第1の絶縁層3は、スリットコート法、スピンコート法等のコーティング法、及びフォトリソグラフィ法等によって形成される。また第1の絶縁層3は、その厚みが1μm〜4μm程度である。溝3aは、上記幅が10μm〜100μm程度である。また、発光素子基板1上のシール部5以外の部位には、分離されていない第1の絶縁層3が配置されていてもよい。
第2の絶縁層7は、非透湿性を有する樹脂層であることがよく、例えばポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、エポキシ樹脂等から成る。また第2の絶縁層7は、非透湿性を有する無機材料層であってもよく、例えば窒化珪素(SiNx)等から成る。また、酸化珪素(SiO2)は透湿性が小さいので、第2の絶縁層7として使用することができる。すなわち、非透湿性の材料として透湿性が小さいものも使用し得るので、非透湿性の材料とは、低透湿性の材料であるということもできる。従って、第1の絶縁層3は、透湿性の絶縁層であり、第2の絶縁層7は、非透湿性の絶縁層であることがよく、この場合外部環境から水分が浸入することをより有効に抑えることができる。すなわち、透湿性を有する第1の絶縁層3は溝3aによって分離されており、水分に対する第1の阻止部として機能しており、分離されているか、または図3に示すように分離されていない、非透湿性を有する第2の絶縁層7も水分に対する第2の阻止部として機能しているからである。また第2の絶縁層7は、樹脂層である場合、スリットコート法、スピンコート法等のコーティング法、及びフォトリソグラフィ法等によって形成される。第2の絶縁層7は、無機材料層である場合、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の薄膜形成法によって形成される。
また第2の絶縁層7は、比誘電率が第1の絶縁層3の比誘電率よりも小さいことが良い。この場合、第1の絶縁層3及び第2の絶縁層7の合成の比誘電率が、第1の絶縁層3の比誘電率よりも小さくなる。その結果、第1の配線2aと第2の配線2bとの間に生じる寄生容量をより小さくすることができ、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することをより抑えることができる。第1の絶縁層3が、例えばアクリル樹脂から成る場合、比誘電率は2.7〜4.5程度である。第2の絶縁層7が、例えばポリイミドから成る場合、比誘電率は4.2〜4.4程度であり、ポリアミドイミドから成る場合、比誘電率は4.1程度であり、酸化珪素(SiO2)から成る場合、比誘電率は3.9程度である。これらの比誘電率を考慮して、第2の絶縁層7の比誘電率が第1の絶縁層3の比誘電率よりも小さくなるように、それらの材質、組成を調整すればよい。
図3は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。図3に示すように、第2の絶縁層7は、第1の絶縁層3の上面の高さよりも高い上面を有することによって、単独で平坦面11を構成していてもよい。この場合、第2の絶縁層7は、非透湿性の絶縁層であることが良く、その場合外部環境から水分が浸入することをより有効に抑えることができる。
図4は、本発明の発光装置について実施の形態の他例を示す図であり、発光装置のシール部の断面図である。図4に示すように、第1の絶縁層3と第2の絶縁層8との間に、非透湿性の第3の絶縁層9が介在している構成である。この場合、外部環境から水分が浸入することをより有効に抑えることができる。第1の絶縁層3及び第2の絶縁層8がアクリル樹脂等の樹脂層であり、第3の絶縁層9が窒化珪素等の無機材料層である場合、図4の構成は有利である。すなわち、第3の絶縁層9を薄膜形成法によって形成する場合、溝3aを第3の絶縁層9によって充填することは難しいので、溝3aを第2の絶縁層8によって充填することができ、その結果、平坦面11を容易に構成できる。
また図4に示すように、第2の絶縁層8とそれに隣接する第2の絶縁層8が分離されている場合、第2の絶縁層8は、その材質が第1の絶縁層3と同じであってもよい。
また、第2の絶縁層8の上面の高さが、第1の絶縁層3の上面の高さと第3の絶縁層9の厚みとを合わせた高さよりも高くなるようにすると、第2の絶縁層8単独で平坦面11を構成できる。この場合、第2の絶縁層8は、非透湿性の絶縁層であることが好ましく、外部環境から水分が浸入することをより有効に抑えることができる。
また第3の絶縁層9は、比誘電率が第1の絶縁層3の比誘電率よりも小さいことが好ましい。この場合、第1の絶縁層3及び第3の絶縁層9の合成の比誘電率が、第1の絶縁層3の比誘電率よりも小さくなる。その結果、第1の配線2aと第2の配線2bとの間に生じる寄生容量をより小さくすることができ、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することをより抑えることができる。第1の絶縁層3が、例えばアクリル樹脂から成る場合、比誘電率は2.7〜4.5程度である。第3の絶縁層9が、例えばポリイミドから成る場合、比誘電率は4.2〜4.4程度であり、ポリアミドイミドから成る場合、比誘電率は4.1程度であり、酸化珪素(SiO2)から成る場合、比誘電率は3.9程度である。これらの比誘電率を考慮して、第3の絶縁層9の比誘電率が第1の絶縁層3の比誘電率よりも小さくなるように、それらの材質、組成を調整すればよい。
図1〜図4の構成において、第1の絶縁層3は多孔質シリカ粒子等の吸湿材を含んでいることが好ましい。この場合、外部環境から水分が浸入することをより抑えることができる。また、第1の絶縁層3の比誘電率を、吸湿材の含有量によって容易に調整することができる。
本発明の発光装置において、第2の配線2bは、平面視で第1の配線2aに重なっていてもよいが、図2に示すように、第2の配線2bは、平面視で第1の配線2aに重なっていなくてもよい。この場合、第1の配線2aと第2の配線2bとの間に寄生容量がより生じにくいものとなる。その結果、データ信号及び電源電圧の伝送損失、不安定化等の不具合が発生することをより抑えることができる。
本発明の発光装置の発光素子が有機発光層を有する有機EL素子である場合、発光部は、第1の電極層、有機発光層、第2の電極層が積層されて構成される。第1の電極層または第2の電極層が陽極である場合、その陽極に用いられる透明電極は、インジウム錫酸化物(ITO)、インイジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化珪素を添加したインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛(ZnO)、リン,ボロンを含むシリコン(Si)等の導電性材料であって透光性を有する材料から成る。第1の電極層または第2の電極層が陰極である場合、その陰極は、Al,Al−Li合金,Mg−Ag合金(Agを5〜10重量%程度含む),Mg−Cu合金(Cuを5〜10重量%程度含む)等の仕事関数(約4.0V以下)が低く遮光性、光反射性を有する金属、合金から成る。
発光素子をスイッチング制御するTFTは、基板1側から、ゲート電極、ゲート絶縁膜、チャネル部としてのポリシリコン膜及びポリシリコンに不純物をチャネル部よりも高濃度に含有させた高濃度不純物領域から成る半導体膜、窒化シリコン(SiNx),酸化シリコン(SiO2)等から成る絶縁膜、ソース電極及びドレイン電極が、順次積層された構成を有している。TFTを構成する半導体は低温ポリシリコン(Low-Temperature Poly Silicon:LTPS)、アモルファスシリコン、インジウムガリウム亜鉛酸化物(Indium Gallium Zinc Oxide:IGZO)等の酸化物半導体などから成っていてもよい。またTFTは、ゲート電極がチャネル部の下方にあるボトムゲート型のTFTであるか、またはゲート電極がチャネル部の上方にあるトップゲート型のTFTであってもよく、さらにゲート電極がチャネル部の下方及び上方の双方にあるダブルゲート型のTFTであってもよい。トップゲート型のTFT、ダブルゲート型のTFTは、一般に遮光性を有する金属等から成るゲート電極がチャネル部の上方にあるので、チャネル部に光が入り込むことをより抑えることができ好適である。
有機発光層は、バックライトが不要な自発光型の有機電界発光性を有するものである。例えば有機発光層は数100nm程度の厚みを有する積層構造体であり、陰極側から電子輸送層、発光層、正孔輸送層、正孔注入層、陽極を積層したものである。電極層間の各層の厚みは数nm〜数100nm程度である。電極層を含む厚みは1μm程度である。有機発光層の発光層の発光材料としては、低分子蛍光色素材料、蛍光性の高分子材料、金属錯体材料等が採用し得る。
発光層に正孔を注入しやすくするためには発光層のイオン化エネルギーが6.0eV以下であることがよく、発光層に電子を注入しやすくするためには発光層の電子親和力が2.5eV以上であることがよい。発光層の発光材料としては、トリス(8-キノリノラト)アルミニウム錯体(Alq)、ビス(ベンゾキノリノラト)ベリリウム錯体(BeBq)、トリ(ジベンゾイルメチル)フェナントロリンユーロピウム錯体(Eu(DBM)3(Phen))、ジトルイルビニルビフェニル(DTVBi)などがある。高分子材料としては、蛍光性のポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリアルキルチオフェン等のπ共役高分子があり、これらの高分子材料は置換基の導入によってキャリア輸送性を制御することができる。電子輸送層の材料としては、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ペリレンテトラカルボン酸誘導体等が採用し得る。正孔輸送層の材料としては、1,1-ビス(4-ジ-p-アミノフェニル)シクロヘキサン、トリフェニルアミン誘導体、カルバゾール誘導体等が採用し得る。正孔輸送層に正孔を注入する正孔注入層の材料としては、銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン、芳香族ジアミン等が採用し得る。
第1の電極層、有機発光層、第2の電極層は、蒸着法、スパッタリング法等の薄膜形成法等によって形成され得る。例えば、第1の電極層はスパッタリング法等によって形成でき、有機発光層は真空蒸着法、インクジェット法、スピンコート法、印刷法等によって形成でき、第2の電極層は電子ビーム(Electron Beam:EB)蒸着法、スパッタリング法等によって形成できる。
なお、本発明の発光装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜の設計的な変更、改良が施されていてもよい。例えば、絶縁層10の上面は平坦面11とされているが、完全に平坦なものでなくてもよく、コーティング法、成膜法等の絶縁層10の形成方法に伴う若干の高低差、例えば絶縁層10の上面の高さの±5%程度以下の高低差があってもよい。
本発明の発光装置は、例えば、長板状の発光素子基板1の長手方向に複数の発光素子を列状に並ぶように形成することによって、有機LEDプリンタ(OLEDP)ヘッドとして構成し得る。また、発光素子基板1が矩形状等の形状であり、複数の発光素子を2次元的(平面的に)並ぶように形成することによって有機EL表示装置として構成し得る。さらに本発明の発光装置及び発光装置を用いた有機EL表示装置は、各種の電子機器に適用できる。その電子機器としては、照明装置、自動車経路誘導システム(カーナビゲーションシステム)、船舶経路誘導システム、航空機経路誘導システム、自動車等の乗り物の計器用インジケータ、インスツルメントパネル、スマートフォン端末、携帯電話、タブレット端末、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、電子手帳、電子書籍、電子辞書、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム機器の端末装置、テレビジョン、商品表示タグ、価格表示タグ、産業用のプログラマブル表示装置、カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー、ファクシミリ、プリンター、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機、医療用表示装置、デジタル表示式腕時計、スマートウォッチなどがある。
1 発光素子基板
1s シール部位
2a 第1の配線
2b 第2の配線
3 第1の絶縁層
5 シール部
6 封止基板
7、8 第2の絶縁層
9 第3の絶縁層
10 絶縁層
11 平坦面

Claims (5)

  1. 発光素子基板と、
    前記発光素子基板上に配置された発光素子を囲むように配置されているシール部と、
    前記発光素子基板上の前記シール部が配される位置であるシール部位に配置されているとともに前記発光素子に接続されている第1の配線と、
    前記第1の配線上に配置されているとともに上面が平坦面とされた絶縁層と、
    前記平坦面上に配置されているとともに前記発光素子に接続されている第2の配線と、を有しており、
    前記絶縁層は、前記シール部位において、前記発光素子を囲むように且つ前記シール部の長手方向に沿うように配置されている連続した溝によって分離されているとともに、前記第1の配線上に配置されている第1の絶縁層と、
    前記溝を充填するように前記第1の配線上に配置されている第2の絶縁層と、を有している発光装置。
  2. 前記第1の絶縁層は、透湿性の絶縁層であり、前記第2の絶縁層は、非透湿性の絶縁層である請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第2の絶縁層は、比誘電率が前記第1の絶縁層の比誘電率よりも小さい請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に、非透湿性の第3の絶縁層が介在している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記第3の絶縁層は、比誘電率が前記第1の絶縁層の比誘電率よりも小さい請求項4に記載の発光装置。
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