JP6737637B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro Luminescence:OEL)素子あるいは有機LED(Organic Light Emitting diode:OLED)素子等の発光素子を備えた発光装置に関するものである。
従来の発光装置の1例を図3に示す。図3(a)は発光装置の全体の平面図、(b)は(a)のA部及びIC,LSI等から成る駆動素子34を拡大して示す回路図である。この発光装置は、有機LEDプリンタ(OLEDP)ヘッドに適用されるものであり、ガラス基板等から成る長板状の基板31の一面に、複数の発光素子33の発光(点灯)をそれぞれ駆動する複数の駆動回路ブロック32と、基板31の長手方向に沿って2列(2行または2段)に並べられて配置された複数の発光素子33と、駆動回路ブロック32を構成する配線及び駆動回路ブロック32と発光素子33を接続する配線とが、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の薄膜形成法によって形成されている。複数の駆動回路ブロック32は、複数の発光素子33の列に沿って列状に並べられており、例えば1つの駆動回路ブロック32が400個の発光素子33を駆動するものであり、その駆動回路ブロック32が20個並べられている。従って、発光素子33は合計で8000個ある。また、基板31の一面の一端部には駆動回路ブロック32及び発光素子33を駆動し発光素子33の発光を制御する駆動素子34が、チップオングラス(Chip On Glass:COG)方式等の実装方法によって、設置されている。また、基板31の一面における駆動素子34設置部の近傍の縁部に、フレキシブル回路基板(Flexible Printed Circuit:FPC)35が設置されている。このFPC35は、駆動素子34との間で駆動信号、制御信号等を入出力する。なお、図3、図4において、符号37で示す部位は、駆動素子34と駆動回路ブロック32を接続するデータ配線等の配線である。
図3(b)に示すように、2列を成す2個の発光素子33a,33bに対して1組の駆動回路が形成されており、1組の駆動回路は、シフトレジスタ40、論理和否定(NOR)回路41、インバータ42、CMOSトランスファゲート素子43a,43b、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)44a,44bを有している。TFT44a,44bの各ドレイン電極部に有機LED素子等から成る発光素子33a,33bがそれぞれ接続されている。
1組の駆動回路は、以下のように順次動作する。シフトレジスタ40は、クロック端子(CLK)にハイ(「1」)のクロック信号(CLK)が入力されるとともに入力端子(in)にハイの同期信号(Vsync)が入力されたときに、出力端子(Q)からハイの信号が出力されるとともに反転出力端子(XQ)からロー(「0」)の信号が出力される。次に、NOR回路41は、反転出力端子(XQ)からローの信号が入力されるとともに反転イネーブル信号(XENB)であるローの信号が入力されて、ハイの信号を出力する。次に、インバータ42はローの信号を出力する。次に、CMOSトランスファゲート素子43aは、n型MOSトランジスタのゲート電極部にNOR回路41からのハイの信号が入力されるとともにp型MOSトランジスタのゲート電極部にインバータ42からローの信号が入力されてオン状態となり、データ信号(DATA11)を出力する。次に、データ信号(DATA11)がTFT44aのゲート電極部に入力されてTFT44aがオン状態となり、データ信号(DATA11)に応じた電源電圧(VDD)による電源電流が発光素子33aに供給される。同時に、CMOSトランスファゲート素子43bは、n型MOSトランジスタのゲート電極部にNOR回路41からのハイの信号が入力されるとともにp型MOSトランジスタのゲート電極部にインバータ42からローの信号が入力されてオン状態となり、データ信号(DATA12)を出力する。次に、データ信号(DATA12)がTFT44bのゲート電極部に入力されてTFT44bがオン状態となり、データ信号(DATA12)に応じた電源電圧(VDD)による電源電流が発光素子33bに供給される。以上の一連の動作が、次段の駆動回路によって順次実行されていき、すべての発光素子33が順次発光していく。
また図4は、他の従来例を示す図であり、基板31の長手方向に沿って4列(4行または4段)に並べられて配置された複数の発光素子33を有する構成を示す。この場合、上側2列の発光素子33群に電源電流を供給する上側の駆動回路ブロック32群と、下側2列の発光素子33群に電源電流を供給する下側の駆動回路ブロック32群と、を有している。
また、図3、図4に示すように、基板31の発光素子搭載面の周縁部と、封止基板36の基板31に対向する面の周縁部とが、シール部材15によって接着され封止されている。そして、シール部材15の内側の空間には、アクリル樹脂等から成る絶縁層(図6の絶縁層59に相当する)が、駆動回路ブロック32、発光素子33、配線37等のほとんどを覆うように配置されている。
図5は、図4のB部を拡大して示す部分拡大平面図、図6は、図5のC1−C2線における断面図である。これらの図に示すように、発光装置は、ガラス基板等の透光性を有する基板51上に形成されたTFT62と、TFT62上にアクリル樹脂、窒化シリコン(SiNx)等から成る絶縁層57を挟んで積層された有機発光体部71、及び有機発光体部71とTFT62のドレイン電極56bとを導電接続するコンタクトホール72を含んでいる。有機発光体部71は、TFT62の側からコンタクトホール72に電気的に接続された第1電極層58、有機発光層60、第2電極層61が積層されており、絶縁層57及び第1電極層58上に有機発光層60を囲むようにアクリル樹脂等から成る他の絶縁層59が形成されている。
また、図5、図6において、符号33Lで示す部位は第1電極層58及び第2電極層61によって有機発光層60に直接的に電界が印加されて発光する発光部である。発光素子33は、平面視で、発光部33L、その周囲の第1電極層58及び有機発光層60を含む部位である。また、第1電極層58が陽極であってインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide :ITO)等の透明電極から成り、第2電極層61が陰極であってAl,Al−Li合金,Mg−Ag合金(Agを5〜10重量%程度含む),Mg−Cu合金(Cuを5〜10重量%程度含む)等の仕事関数が約4.0V以下と低く遮光性、光反射性を有する金属、合金から成る場合、有機発光層60で発光した光は基板51側から出射される。即ち、発光方向(図6の白抜き矢印で示す方向)が下方(底部方向)であるボトムエミッション型の発光装置となる。一方、第1電極層58が陰極であって上記の遮光性、光反射性を有する金属またはそれらの合金から成り、第2電極層61が陽極であって透明電極から成る場合、発光方向が上方(頂部方向)であるトップエミッション型の発光装置となる。
TFT62は、基板51側から、ゲート電極52、ゲート絶縁膜53、チャネル部としてのポリシリコン膜54及びポリシリコンに不純物をチャネル部よりも高濃度に含有させた高濃度不純物領域54aから成る半導体膜、窒化シリコン(SiNx),酸化シリコン(SiO2)等から成る絶縁膜55、ソース電極56a及びドレイン電極56bが、順次積層された構成を有している。なお、図5において、符号56aLで示す部位はソース電極56aにソース信号(電源電流)を伝達するソース信号線(電源配線)であり、符号52Lで示す部位はゲート電極52にゲート信号を伝達するゲート信号線である。各ゲート信号線52Lに入力するゲート信号の電圧を制御することにより、各有機発光層60の発光強度を制御することができる。すなわち、ソース信号線56aLは電源配線として機能する。
図7は、図4のD1−D2線における断面図である。基板31の発光素子33が配置される面には、順に、TFT44のドレイン電極と発光部33Lの第1電極層(図7の例では陽極(アノード))21とを電気的に接続するアノード接続配線2、その上に窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る第1の層間絶縁膜3が形成されている。第1の層間絶縁膜3上には、有機発光層22に駆動電流を供給するデータ配線等の配線37d、接地配線7が形成されており、それらを覆って窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る第2の層間絶縁膜5が形成されている。第2の層間絶縁膜5の上には、接地配線7、配線37d、TFT44の部位を覆うように絶縁層39(図6の絶縁層59に相当する)が形成されている。絶縁層39の上には、接地配線7に平面視で重なる部位にアノード電源配線としての第1電源配線8が形成され、TFT44に平面視で重なる部位にTFT44のソース電極にアノード電流を流すアノード配線9が形成されている。第1電源配線8、アノード配線9を覆うように、窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る保護絶縁層6が形成されている。なお、符号32で示される部位は駆動回路ブロックであり、符号40で示される部位はシフトレジスタである。
保護絶縁層6上の第1電源配線8に平面視で重なる部位に、シール部15が形成されており、シール部15は基板1と封止基板36を気密に封止する。
アノード接続配線2に重なる第2の層間絶縁膜5上の部位に、カソード電源配線としての第2電源配線13が形成されており、発光素子33側にはアノード接続配線2と第1の電極層21とを接続するための層間金属層12が形成されている。アノード接続配線2のTFT44側の端部には、TFT44のドレイン電極に接続される第1のコンタクトホール10が配置されており、発光素子33側の端部には、層間金属層12に接続される第2のコンタクトホール11が配置されている。
保護絶縁層6上の発光部33L側の端部を覆って、第1の電極層21が形成されており、その上に有機発光層22が形成され、有機発光層22を覆って第2電極層(図7の例では陰極(カソード))23が形成されている。第2の電極層23の一端部は、第2電源配線13に接している。
第1電源配線8の上には補助電源配線(電源強化配線ともいう)8aが第1電源配線8と平行に配置されているとともに、第1電源配線8と補助電源配線8aはコンタクトホール8cによって接続されている。これにより、第1電源配線8の断面積が実質的に増大することとなり、第1電源配線8の抵抗が小さくなる。その結果、長板状の基板31の長手方向に平行に帯状、線状に形成されている第1電源配線8の電圧降下が小さくなる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−62160号公報
しかしながら、図3〜図7に示す上記従来の発光装置においては、以下の問題点があった。すなわち、図7に示すように補助電源配線8aは第1電源配線8上に配置されるので、補助電源配線8aの幅は第1電源配線8の幅と同等以下となる。その結果、第1電源配線8の断面積を増大させることが不十分となり、第1電源配線8の電圧降下を抑制する効果が不十分であるという問題点があった。
また、第1電源配線8がアノード電源配線である場合、カソード電源配線である第2電源配線13は補助電源配線がないために、カソード電源配線の電圧降下を抑えることができないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、電源配線の電圧降下を効果的に抑制することができ、さらにはアノード電源配線とカソード電源配線の双方の電圧降下を効果的に抑制することができる発光装置とすることである。
本発明の発光装置は、長板状の基板と、前記基板上に、その長手方向に平行に配置されている電源配線、および前記電源配線に並列接続されるとともに前記長手方向に並んで配置されている有機発光層を有する発光部の複数と、前記基板上に前記複数の発光部を囲んで配置される導電性のシール部材を介して前記基板に接合されている封止基板と、を有している発光装置であって、前記封止基板は、前記基板と対向する側の面に、前記電源配線に前記シール部材を介して接続される導体層が配置されており、前記電源配線は、互いに電気的に独立している第1電源配線および第2電源配線から構成されており、前記導体層は、前記第1電源配線に接続されるアノード導体層である第1導体層と、前記第2電源配線に接続されるとともに前記第1導体層よりも広面積のカソード導体層である第2導体層とから構成されており、前記第1導体層は、前記シール部位の前記長手方向に平行な部位に配置されており、前記第2導体層は、前記シール部位以外の部位に配置されている本体部と、前記本体部から前記シール部材に重なる位置に延在するとともに前記シール部材を介して前記第2電源配線に接続される延在部と、を有している構成である。
本発明の発光装置は、好ましくは、前記導体層は、前記長手方向に伸びた帯状とされている。
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記封止基板は、前記シール部材が接合されるシール部位が、前記基板と対向する側の面から前記基板側に突出している突出部にある
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記第1導体層は、前記突出部に前記第1導体層が配置され、前記第2導体層は、前記本体部が前記封止基板の前記基板と対向する側の面における前記突出部よりも内側の部位に配置されており、前記突出部は、その内側表面の根元部に前記第1導体層と前記第2導体層とを分離する溝がある。
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記溝は、高さが前記第2導体層の厚みよりも高い
また本発明の発光装置は、好ましくは、前記第1導体層と前記第1電源配線との接続部の数が、前記第2導体層と前記第2電源配線との接続部の数よりも多い。
本発明の発光装置は、長板状の基板と、基板上に、その長手方向に平行に配置されている電源配線、および電源配線に並列接続されるとともに長手方向に並んで配置されている有機発光層を有する発光部の複数と、基板上に複数の発光部を囲んで配置される導電性のシール部材を介して基板に接合されている封止基板と、を有している発光装置であって、封止基板は、基板と対向する側の面に、電源配線にシール部材を介して接続される導体層が配置されており、電源配線は、互いに電気的に独立している第1電源配線および第2電源配線から構成されており、導体層は、第1電源配線に接続されるアノード導体層である第1導体層と、第2電源配線に接続されるとともに第1導体層よりも広面積のカソード導体層である第2導体層とから構成されており、第1導体層は、シール部位の長手方向に平行な部位に配置されており、第2導体層は、シール部位以外の部位に配置されている本体部と、本体部からシール部材に重なる位置に延在するとともにシール部材を介して第2電源配線に接続される延在部と、を有している構成であることから、以下の効果を奏する。すなわち、電源配線の断面積を増大させるための導体層は、封止基板の基板と対向する側の面に従来よりもきわめて広面積で配置させることができる。その結果、電源配線の実質的な断面積が大幅に増大するので、電源配線の電圧降下がきわめて小さいものとなる。
本発明の発光装置は、導体層は、長手方向に伸びた帯状とされている場合、電源配線に沿った長い形状となるので、電源配線の実質的な断面積がより増大し、電源配線の電圧降下がより小さいものとなる。
また本発明の発光装置は、封止基板は、シール部材が接合されるシール部位が、基板と対向する側の面から基板側に突出している突出部にある場合、電源配線と導体層との間のシール部材を介しての間隔を小さくすることができるので、シール部材の厚みが薄くなってその抵抗が小さくなる。その結果、電源配線の電圧降下がより小さいものとなる。
また本発明の発光装置は、第1導体層は、突出部に第1導体層が配置され、第2導体層は、本体部が封止基板の基板と対向する側の面における突出部よりも内側の部位に配置されており、突出部は、その内側表面の根元部に第1導体層と第2導体層とを分離する溝がある場合、第1導体と第2導体層は確実に互いに電気的に独立したものとなる。
また本発明の発光装置は、溝は、高さが第2導体層の厚みよりも高い場合、第1導体と第2導体層はより確実に互いに電気的に独立したものとなる。
また本発明の発光装置は、第1導体層と第1電源配線との接続部の数が、第2導体層と第2電源配線との接続部の数よりも多い場合、電源電流の供給側であるアノード導体層としての第1導体層と第1電源配線との接続部の数が、電源電流の受け側であるカソード導体層としての第2導体層と第2電源配線との接続部の数よりも多くなる。その結果、電源電流を電圧降下を小さくして効率良く供給することができる。
図1は、本発明の発光装置について実施の形態の1例を示す図であり、発光装置の平面図である。 図2の(a)は、図1のE1−E2線における断面図、(b)は、図1のF方向からみた発光装置の側面図である。 図3(a),(b)は、従来の発光装置の1例を示すものであり、(a)は発光装置の平面図、(b)は(a)のA部および駆動素子を拡大して示す回路図である。 図4は、従来の発光装置の他例を示すものであり、発光装置の平面図である。 図5は、図4のB部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図6は、図5のC1−C2線における断面図である。 図7は、図4のD1−D2線における断面図である。
以下、本発明の発光装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、本発明の発光装置の実施の形態における構成部材のうち、本発明の発光装置を説明するための主要な構成部材を示している。従って、本発明の発光装置は、図に示されていない回路基板、配線導体、制御IC,LSI等の周知の構成部材を備えていてもよい。
図1、図2は本発明の発光装置を示すものであり、図1は、本発明の発光装置について実施の形態の1例を示す図であり、発光装置の平面図である。図2の(a)は、図1のE1−E2線における断面図、(b)は図1のF方向からみた発光装置の側面図である。これらの図に示すように、本発明の発光装置は、ガラス基板、プラスチック基板等から成る長板状の基板31と、基板31上に、その長手方向に平行に配置されている電源配線(アノード電源配線としての第1電源配線8、カソード電源配線としての第2電源配線13)、および電源配線に並列接続されるとともに長手方向に並んで配置されている有機発光層を有する発光部33Lの複数と、基板31上に複数の発光部33Lを囲んで配置される導電性のシール部材15を介して基板31に接合されている、ガラス基板、プラスチック基板等から成る封止基板36と、を有している発光装置であって、封止基板36は、基板31と対向する側の面に、電源配線にシール部材15を介して接続される導体層(第1導体層17、第2導体層18)が配置されている構成である。この構成により、以下の効果を奏する。すなわち、電源配線(第1電源配線8、第2電源配線13)の断面積を増大させるための導体層(第1導体層17、第2導体層18)は、封止基板36の基板31と対向する側の面に従来よりもきわめて広面積で配置させることができる。その結果、電源配線の実質的な断面積が大幅に増大するので、電源配線の電圧降下がきわめて小さいものとなる。
本発明の発光装置は、例えば図2(a)に示すような断面構造を有している。基板31の発光素子33が配置される面には、順に、TFT44のドレイン電極と発光部33Lの第1の電極層(図2の例では陽極(アノード)層)21とを電気的に接続するアノード接続配線2、その上に窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る第1の層間絶縁膜3が形成されている。第1の層間絶縁膜3上には、有機発光層22に電源電流(駆動電流ともいう)を供給するデータ配線等の配線37d、接地配線7が形成されており、それらを覆って窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る第2の層間絶縁膜5が形成されている。第2の層間絶縁膜5の上には、接地配線7、配線37d、TFT44の部位を覆うように絶縁層39が形成されている。絶縁層39の上には、接地配線7に平面視で重なる部位に第1電源配線8が形成され、TFT44に平面視で重なる部位にTFT44のソース電極にアノード電流を流すアノード配線9が形成されている。第1電源配線8、アノード配線9を覆うように、窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る保護絶縁層6が形成されている。なお、符号32で示される部位は駆動回路ブロックであり、符号40で示される部位はシフトレジスタである。
保護絶縁層6上の第1電源配線8に平面視で重なる部位に、シール部材15が形成されており、シール部材15は基板31と封止基板36を気密に封止する。
アノード接続配線2に重なる第2の層間絶縁膜5上の部位に、第2電源配線13が形成されており、発光素子33側にはアノード接続配線2と第1の電極層21とを接続するための層間金属層12が形成されている。アノード接続配線2のTFT44側の端部には、TFT44のドレイン電極に接続される第1のコンタクトホール10が配置されており、発光素子33側の端部には、層間金属層12に接続される第2のコンタクトホール11が配置されている。
保護絶縁層6上の発光部33L側の端部を覆って、第1の電極層21が形成されており、その上に有機発光層22が形成され、有機発光層22を覆って第2の電極層(図2の例では陰極(カソード)層)23が形成されている。第2の電極層23の一端部は、第2電源配線13に接している。
本発明の発光装置は、発光部33Lの平面視形状は、円形、楕円形、四角形、六角形、六角形以上の多角形等の形状であり、1つの発光部33Lの平面視における最大寸法は、例えば20μm乃至50μm程度である。
図1、図2に示す本発明の発光装置は、例えば有機LEDプリンタヘッド(OLEDPH)に適用されるものであり、その全体構成、駆動制御、発光素子等の基本構成は、図3〜図7に示す従来例と同様であるので、従来と同じ部位には同じ符号を付しており、それらの詳細な説明は省略する。
本発明の発光装置における基板31および封止基板36は、長板状の形状であるが、例えば長方形状、平行四辺形状、台形状、角丸長方形状(トラック状),楕円形状等の長円形状などの形状である。
本発明の発光装置における導電性のシール部材15は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、合成ゴム等の樹脂材料から成る樹脂本体部と、その樹脂本体部に含まれるアルミニウム(Al),銅(Cu),クロム(Cr),ニッケル(Ni),亜鉛(Zn),銀(Ag)等の金属材料あるいはこれらの金属材料の複数を含む合金,ステンレススチール等の合金材料から成る導電性スペーサ15aと、を有する構成である。また導電性スペーサ15aは、上記樹脂本体部と同じ樹脂材料から成るスペーサ本体部の表面に、上記金属材料、上記合金材料のメッキ層等の導体層が形成された構成であってもよい。導電性スペーサ15aは、円柱状、円錐台状、四角柱状等の多角柱状、四角錐台状等の多角錐台状、球状、楕円体状等の形状とすることができる。また、導電性のシール部材15は、上記樹脂本体部に、上記金属材料あるいは上記合金材料から成る導電性粒子を多数混入させた構成のものであってもよい。またシール部材15は、幅が0.5mm〜2mm程度、好ましくは1mm〜2mm程度であり、基板31と封止基板36との間の隙間(ギャップ)に相当する厚みが5μm〜15μm程度である。
図2(a)に示す配線37dは、例えば図6に示すデータ信号(DATA11〜n2)を伝達するデータ信号配線、すなわち駆動電流を発生させるためのものである。第1電源配線8は、例えば図6に示すアノード電源電圧(VDD)を供給するアノード電源線から分岐した電源枝線等から成る。アノード配線9は、例えば図6に示すアノード電源電圧(VDD)を供給するアノード電源線である。なお、このアノード電源線は、TFT44のソース電極に接続されるソース信号線であり、TFT44のゲート電極に配線37dを介して入力されるデータ信号としてのゲート信号の電圧を制御することにより、ソース信号線を流れる電源電流(駆動電流)を制御して有機発光層22の発光強度を制御する。
配線37d、接地配線7、第1電源配線8、アノード配線9、第2電源配線13は、アルミニウム(Al),チタン(Ti),モリブデン(Mo),タンタル(Ta),タングステン(W),クロム(Cr),銀(Ag),銅(Cu),ネオジウム(Nd)等から選ばれた元素から成る金属材料、これらの元素を主成分とする合金材料などを用いて形成される。また配線37d、接地配線7、第1電源配線8、アノード配線9、第2電源配線13は、これらの材料から成る単層構造の導電層、または複数層を積層した積層構造の導電層とすることができる。積層構造とすることにより、低抵抗化を実現することもできる。また配線37d、接地配線7、第1電源配線8、アノード配線9、第2電源配線13は、透光性が必要な場合、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化珪素を添加したインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛(ZnO)等の導電性材料であって、透光性を有する材料を用いて形成することができる。また、配線37dの幅は5μm〜10μm程度、接地配線7、第1電源配線8、アノード配線9、第2電源配線13の各幅は100μm〜500μm程度である。
また、絶縁層39は、アクリル樹脂、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA樹脂)、ポリシロキサン、ポリシラザン等の樹脂材料、またこれら樹脂材料の感光性のものを用いて形成することができる。ポリシロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合によって骨格構造が形成されたものである。またポリシロキサンは、その酸素の置換基として、少なくとも水素を含む有機基、例えばアルキル基、芳香族炭化水素基を有するもの、また酸素の置換基として、少なくとも水素を含む有機基とフルオロ基を有するものであってもよい。ポリシラザンは、珪素(Si)と窒素(N)の結合を有するポリマー材料を出発原料として形成される材料である。さらに絶縁層39は、感光性の樹脂材料から成る場合、耐久性が良いという理由等から、感光性のアクリル樹脂、感光性のポリイミド、感光性のポリシロキサンから成ることがよい。さらに絶縁層39は、耐久性に優れること、光透過率が93%程度と高いこと、加工性が高いこと、安価であることから、アクリル樹脂、特には感光性のアクリル樹脂から成ることが好ましい。ただし、アクリル樹脂はエポキシ樹脂に比べて透湿性が高いという特性を有する。従って、シール部材15は、アクリル樹脂等から成る絶縁層39よりも透湿性が低いエポキシ樹脂等の材料から成ることが好ましい。
第1の層間絶縁膜3、第2の層間絶縁膜5、保護絶縁層6は、例えば窒化珪素(SiNx),酸化珪素(SiO2)等から成る。第1の層間絶縁膜3、第2の層間絶縁膜5、保護絶縁層6は、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の薄膜形成法によって形成される。
本発明の発光装置は、第1導体層17および第2導体層18は、図1に示すように、基板31の長手方向に伸びた帯状とされていることが好ましい。この場合、第1電源配線8および第2電源配線13に沿った長い形状となるので、第1電源配線8および第2電源配線13の実質的な断面積がより増大し、第1電源配線8および第2電源配線13の電圧降下がより小さいものとなる。また、第1導体層17および第2導体層18は、それぞれ第1電源配線8および第2電源配線13の基板31の長手方向の長さと同程度の長さであることがよい。この場合、第1電源配線8および第2電源配線13の実質的な断面積がさらに増大する。また、第1導体層17および第2導体層18は、図1に示すように、封止基板36の基板31に対向する側の面の略全面に配置されていることがよい。この場合、第1電源配線8および第2電源配線13の実質的な断面積がさらに増大する。
また本発明の発光装置は、図2に示すように、封止基板36は、その基板31と対向する側の面の周縁部に平面視形状が枠状に形成されているシール部材15が接合されるシール部位15sが、基板31と対向する側の面から基板31側に突出していることが好ましい。この場合、第1電源配線8と第1導体層17との間のシール部材15を介しての間隔を小さくすることができるので、シール部材15の厚みが薄くなってその抵抗が小さくなる。その結果、第1電源配線8の電圧降下がより小さいものとなる。また、基板31と対向する側の面から基板31側に突出している、封止基板36のシール部位15sを含む突出部36aは、内側表面の根元部に溝19があることがよい。この場合、第1導体層17および第2導体層18を蒸着法等によって同時に形成したときに、溝19によって第1導体層17と第2導体層18が接することなく、互いに分離されて形成される。その結果、第1導体層17と第2導体層18は互いに電気的に独立したものとなる。この目的のためには、溝19の高さが第2導体層18の厚みよりも高いことがよい。そうすると、第1導体層17と第2導体層18は、溝19によって確実に互いに分離される。
封止基板36の突出部36aは、封止基板36の基板31と対向する側の面の周縁部に平面視形状が枠状に形成される。この突出部36aは、例えば、封止基板36の基板31と対向する側の面における突出部36aとなる部位にエッチングレジストから成るマスクを形成しておき、封止基板36の基板31と対向する側の面をガラスエッチング液によってエッチング処理することによって、形成される。エッチングレジストは、例えばアスファルト、シリカ粉末、有機溶剤等を含有するエッチングレジスト組成物から成り、これを用いて封止基板36にパターン形成し、パターン形成されたエッチングレジスト組成物を加熱乾燥してマスクとする。次に、ガラスエッチング液として、フッ化水素酸またはフッ化水素酸に硝酸、硫酸等を混入させたものを用いてエッチング処理を行う。これにより、突出部36aが形成される。
なお、図1、図2(b)に示すように、第2導体層18は、例えば封止基板36の長手方向の両端部において接続部としての導電性スペーサ18aを介して第2電源配線9に接続されている。この導電性スペーサ18aは、導電性スペーサ15aと同様の構成とし得る。また図2(b)に示すように、溝19は、第1導体層17と第2導体層18を分離するための延在部19aを有している。また第2導体層18は、導電性スペーサ18aに接続するために、封止基板36の基板31と対向する側の面における突出部36a以外の部位から、突出部36aの突出端面(図2では下端面)まで引き出されて形成されている。
また本発明の発光装置は、電源配線は、互いに電気的に独立している第1電源配線8および第2電源配線13から構成されており、導体層は、第1電源配線8に接続される第1導体層17と、第2電源配線13に接続される第2導体層18とから構成されており、第1導体層17は、シール部位15sの長手方向に平行な部位に配置されており、第2導体層
18は、シール部位15s以外の部位に配置されている。れにより、互いに極性(陽極、
陰極)が異なる第1電源配線8と第2電源配線13にそれぞれ対応する第1導体層17および第2導体層18を設けることができる。その結果、いずれの極性の電源配線もその電圧降下がより小さいものとなる。また、第1導体層17は、アノード導体層であり、第2導体層18は、カソード導体層である場合、上述したようにいずれの極性の電源配線もその電圧降下がより小さいものとなる。
また本発明の発光装置は、第1導体層17と第1電源配線8との接続部(例えば導電性スペーサ15a)の数が、第2導体層18と第2電源配線13との接続部(例えば導電性スペーサ18a)の数よりも多いことが好ましい。この場合、電源電流の供給側であるアノード導体層としての第1導体層17と第1電源配線8との接続部の数が、電源電流の受け側であるカソード導体層としての第2導体層18と第2電源配線13との接続部の数よりも多くなる。その結果、電源電流を電圧降下を小さくして効率良く供給することができる。第1導体層17と第1電源配線8との接続部の数は、導電性スペーサ15aの単位面積(例えば1cm2)当たりの数によって制御することができる。また、導電性スペーサ15aの代わりに導電性粒子を用いた場合、そのシール部材15に対する混入割合(重量%、体積%)によって、第1導体層17と第1電源配線8との接続部の数を制御することもできる。第2導体層18と第2電源配線13との接続部の数についても同様である。
本発明の発光装置は、その発光素子33の発光部33Lが有機発光層22を有するものであるが、発光部33Lは、第1の電極層21、有機発光層22、第2の電極層23が積層されて構成される。陽極である第1の電極層21に用いられる透明電極は、インジウム錫酸化物(ITO)、インイジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化珪素を添加したインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛(ZnO)、リン,ボロンを含むシリコン(Si)等の導電性材料であって透光性を有する材料から成る。陰極である第2の電極層23は、Al,Al−Li合金,Mg−Ag合金(Agを5〜10重量%程度含む),Mg−Cu合金(Cuを5〜10重量%程度含む)等の仕事関数が約4.0V以下と低く遮光性、光反射性を有する金属、合金から成る。
発光素子33をスイッチング制御するTFT44は、基板31側から、ゲート電極、ゲート絶縁膜、チャネル部としてのポリシリコン膜及びポリシリコンに不純物をチャネル部よりも高濃度に含有させた高濃度不純物領域から成る半導体膜、窒化シリコン(SiNx),酸化シリコン(SiO2)等から成る絶縁膜、ソース電極及びドレイン電極が、順次積層された構成を有している。TFT44を構成する半導体は低温ポリシリコン(Low-Temperature Poly Silicon:LTPS)、アモルファスシリコン、インジウムガリウム亜鉛酸化物(Indium Gallium Zinc Oxide:IGZO)等の酸化物半導体などから成っていてもよい。またTFT44は、ゲート電極がチャネル部の下方にあるボトムゲート型のTFTであるか、またはゲート電極がチャネル部の上方にあるトップゲート型のTFTであってもよく、さらにゲート電極がチャネル部の下方及び上方の双方にあるダブルゲート型のTFTであってもよい。トップゲート型のTFT、ダブルゲート型のTFTは、一般に遮光性を有する金属等から成るゲート電極がチャネル部の上方にあるので、チャネル部に光が入り込むことをより抑えることができ好適である。
有機発光層22は、バックライトが不要な自発光型の有機電界発光性を有するものである。例えば有機発光層22は数100nm程度の厚みを有する積層構造体であり、陰極側から電子輸送層、発光層、正孔輸送層、正孔注入層、陽極を積層したものである。電極層間の各層の厚みは数nm〜数100nm程度である。電極層を含む厚みは1μm程度である。有機発光層22の発光層の発光材料としては、低分子蛍光色素材料、蛍光性の高分子材料、金属錯体材料等が採用し得る。
発光層に正孔を注入しやすくするためには発光層のイオン化エネルギーが6.0eV以下であることがよく、発光層に電子を注入しやすくするためには発光層の電子親和力が2.5eV以上であることがよい。発光層の発光材料としては、トリス(8-キノリノラト)アルミニウム錯体(Alq)、ビス(ベンゾキノリノラト)ベリリウム錯体(BeBq)、トリ(ジベンゾイルメチル)フェナントロリンユーロピウム錯体(Eu(DBM)3(Phen))、ジトルイルビニルビフェニル(DTVBi)などがある。高分子材料としては、蛍光性のポリ(p−フェニレンビニレン)、ポリアルキルチオフェン等のπ共役高分子があり、これらの高分子材料は置換基の導入によってキャリア輸送性を制御することができる。電子輸送層の材料としては、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ペリレンテトラカルボン酸誘導体等が採用し得る。正孔輸送層の材料としては、1,1-ビス(4-ジ-p-アミノフェニル)シクロヘキサン、トリフェニルアミン誘導体、カルバゾール誘導体等が採用し得る。正孔輸送層に正孔を注入する正孔注入層の材料としては、銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン、芳香族ジアミン等が採用し得る。
第1の電極層21、有機発光層22、第2の電極層23は、蒸着法、スパッタリング法等の薄膜形成法等によって形成され得る。例えば、第1の電極層21はスパッタリング法等によって形成でき、有機発光層22は真空蒸着法、インクジェット法、スピンコート法、印刷法等によって形成でき、第2の電極層23は電子ビーム(Electron Beam:EB)蒸着法、スパッタリング法等によって形成できる。
なお、本発明の発光装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜の設計的な変更、改良が施されていてもよい。
本発明の発光装置は、例えば、長板状の基板31の長手方向に複数の発光素子33を列状に並ぶように形成することによって、有機LEDプリンタ(OLEDP)ヘッドとして構成し得る。また、基板31が、複数の発光素子33を2次元的(平面的に)並ぶように形成することによって有機EL表示装置として構成し得る。さらに本発明の発光装置を用いた有機EL表示装置は、各種の電子機器に適用できる。その電子機器としては、照明装置、自動車経路誘導システム(カーナビゲーションシステム)、船舶経路誘導システム、航空機経路誘導システム、自動車等の乗り物の計器用インジケータ、インスツルメントパネル、スマートフォン端末、携帯電話、タブレット端末、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、電子手帳、電子書籍、電子辞書、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム機器の端末装置、テレビジョン、商品表示タグ、価格表示タグ、産業用のプログラマブル表示装置、カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー、ファクシミリ、プリンター、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機、医療用表示装置、デジタル表示式腕時計、スマートウォッチなどがある。
8 第1電源配線
13 第2電源配線
15 シール部材
15a 導電性スペーサ
15s シール部位
17 第1導体層
18 第2導体層
18a 導電性スペーサ
21 第1の電極層
22 有機発光層
23 第2の電極層
31 基板
33 発光素子
33L 発光部
36 封止基板

Claims (6)

  1. 長板状の基板と、
    前記基板上に、その長手方向に平行に配置されている電源配線、および前記電源配線に並列接続されるとともに前記長手方向に並んで配置されている有機発光層を有する発光部の複数と、
    前記基板上に前記複数の発光部を囲んで配置される導電性のシール部材を介して前記基板に接合されている封止基板と、を有している発光装置であって、
    前記封止基板は、前記基板と対向する側の面に、前記電源配線に前記シール部材を介して接続される導体層とが配置されており、
    前記電源配線は、互いに電気的に独立している第1電源配線および第2電源配線から構成されており、
    前記導体層は、前記第1電源配線に接続されるアノード導体層である第1導体層と、前記第2電源配線に接続されるとともに前記第1導体層よりも広面積のカソード導体層である第2導体層とから構成されており、
    前記第1導体層は、前記シール部位の前記長手方向に平行な部位に配置されており、
    前記第2導体層は、前記シール部位以外の部位に配置されている本体部と、前記本体部から前記シール部材に重なる位置に延在するとともに前記シール部材を介して前記第2電源配線に接続される延在部と、を有している発光装置。
  2. 前記導体層は、前記長手方向に伸びた帯状とされている請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記封止基板は、前記シール部材が接合されるシール部位が、前記基板と対向する側の面から前記基板側に突出している突出部にある請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1導体層は、前記突出部に前記第1導体層が配置され、
    前記第2導体層は、前記本体部が前記封止基板の前記基板と対向する側の面における前記突出部よりも内側の部位に配置されており、
    前記突出部は、その内側表面の根元部に前記第1導体層と前記第2導体層とを分離する溝がある請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記溝は、高さが前記第2導体層の厚みよりも高い請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記第1導体層と前記第1電源配線との接続部の数が、前記第2導体層と前記第2電源
    配線との接続部の数よりも多い請求項に記載の発光装置。
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