JP2013161726A - 有機エレクトロルミネッセンスパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】水分の浸入を効果的に抑制し、劣化を低減した信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンスパネルを提供する。
【解決手段】基板1の表面に、第1電極2、有機層3及び第2電極4をこの順で有する有機エレクトロルミネッセンス素子10が、基板1と対向する保護基材5により封止された有機エレクトロルミネッセンスパネルに関する。基板1の端部表面に、第1電極パッド11と第2電極パッド12とが設けられている。保護基材5は、樹脂封止材6により接着されている。第1電極パッド11と第2電極パッド12との間において樹脂封止材6によって形成される絶縁封止部7は、平面視において外部側から内部側まで一筆書き可能な線状に形成されている。この絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向に進行する進み部7aと、内部側から外部側に向かう方向に進行する戻り部7bとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】基板1の表面に、第1電極2、有機層3及び第2電極4をこの順で有する有機エレクトロルミネッセンス素子10が、基板1と対向する保護基材5により封止された有機エレクトロルミネッセンスパネルに関する。基板1の端部表面に、第1電極パッド11と第2電極パッド12とが設けられている。保護基材5は、樹脂封止材6により接着されている。第1電極パッド11と第2電極パッド12との間において樹脂封止材6によって形成される絶縁封止部7は、平面視において外部側から内部側まで一筆書き可能な線状に形成されている。この絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向に進行する進み部7aと、内部側から外部側に向かう方向に進行する戻り部7bとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子を用いた有機エレクトロルミネッセンスパネルに関する。
従来、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下「有機EL素子」ともいう)を面状照明体(照明パネル)として用いた有機エレクトロルミネッセンスパネル(以下「有機ELパネル」ともいう)が知られている。
図7は、有機ELパネルの一例である。この有機ELパネルは、基板1の表面に、第1電極2、有機層3及び第2電極4をこの順で有する有機エレクトロルミネッセンス素子10が、基板1と対向する保護基材5により封止されている構造を有している。この有機ELパネルでは、基板1は、光取り出し側の透明基板として構成され、ガラス基板1aの表面に光取り出し構造部13及びプラスチック層9が設けられた構造となっている。また、第1電極2は陽極を構成し、第2電極4は陰極を構成している。保護基材5は樹脂封止材6により基板1に接着されており、保護基材5によって封止された封止領域の内部には封止空間8が設けられている。また、基板1の外部側の表面には光取り出し部14が設けられている。
基板1の端部表面には、第1電極2と導通する第1電極パッド11と、第2電極4と導通する第2電極パッド12とが設けられている。第1電極パッド11は、第1電極2を構成する導電層が、保護基材5によって封止された領域(封止領域)の外部にまで延出されて形成されている。また、第2電極パッド12は、第1電極2を形成するための導電層の一部が第1電極2から分離されるとともに、封止領域の内部から外部にまで延出されて形成されている。第2電極パッド12は、封止領域の内部において、積層された第2電極4と接触しており、それにより第2電極パッド12と第2電極4とが導通する構造となっている。
有機ELパネルでは、第1電極パッド11と第2電極パッド12とは互いに接触しておらず絶縁されている。そして、第1電極パッド11及び第2電極パッド12を通して第1電極2と第2電極4とに電圧を印加することにより、有機層3内の発光層において、正孔と電子とが結合し、発光が生じる。なお、有機層3は、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層、中間層などから適宜選ばれる複数の機能層によって構成されるものである。本形態では、有機層3が複数の機能層からなることを表現するために、有機層3を、第1有機層3a、第2有機層3b、第3有機層3cの三つに区分して記載しているが、もちろん三層以上であってもよい。
有機ELパネルにおいては、内部に水分が浸入しないようにすることが重要である。水分が封止領域の内部に侵入すると有機EL素子10を劣化させて、発光不良等の原因となり、有機ELパネルの信頼性を低下させてしまう。ここで、樹脂封止材6は、樹脂材料によって構成されるため、ガラスや電極材料などに比べると水分を透過しやすくなるおそれがあり、樹脂封止材6からできるだけ水分が浸入しないようにすることが構造上有利となる。
上記のように、保護基材5は樹脂封止材6により基板1に接着されるものであるが、保護基材5の接着部位は、第1電極パッド11及び第2電極パッド12と、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間における基板1の表面とになる。
図6は、有機ELパネルの一例を平面視した様子を示している。この有機ELパネルでは、基板1の端部(本図では上下両端部)には、第1電極パッド11と第2電極パッド12とが、分離して交互に配置されている。そして、樹脂封止材6は有機EL素子10の外周を取り囲むように設けられ、保護基材5は、この樹脂封止材6によって基板1の表面側(有機EL素子10側)で基板1に貼り付けられている。なお、図6では、保護基材5の記載を省略し、樹脂封止材6の設けられる領域を破線で示している。そして、図6に示すように、樹脂封止材6が設けられる領域は、第1電極パッド11と第2電極パッド12とが配置された基板端部の領域となり、第1電極パッド11及び第2電極パッド12の間には基板1が存在している。したがって、保護基材5は、樹脂封止材6により、第1電極パッド11及び第2電極パッド12と、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間における基板1の表面とに接着されることになる。
図5は、第1電極パッド11と第2電極パッド12との境界部分における保護基材5による封止構造の一例を示す断面図である。上記のように保護基材5を樹脂封止材6で接着すると、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間には、樹脂封止材6が充填されることによって絶縁封止部7が形成される。絶縁封止部7は、樹脂封止材6が第1電極パッド11と第2電極パッド12との間に侵入した部分であり、第1電極パッド11と第2電極パッド12とを樹脂によって絶縁している部分である。この絶縁封止部7が形成された領域における樹脂封止材6の厚みT1は、第1電極パッド11や第2電極パッド12が形成された領域における樹脂封止材6の厚みT2よりも大きい。したがって、絶縁封止部7が形成されたところでは、樹脂封止材6によって形成される層全体の厚みが大きくなるため、この厚みの大きくなった部分を介して、封止領域の内部に水分が浸入しやすくなる。
特許文献1には、配線間における水分の浸入を抑える構造が開示されている。しかしながら、この技術を用いたとしても、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間から浸入する水分を抑制する効果は十分とは言えないものであった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、水分の浸入を効果的に抑制し、劣化を低減した信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンスパネルを提供することを目的とするものである。
本発明に係る有機エレクトロルミネッセンスパネルは、基板の表面に、第1電極、有機層及び第2電極をこの順で有する有機エレクトロルミネッセンス素子が、前記基板と対向する保護基材により封止された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、前記基板の端部表面に、前記第1電極と導通する第1電極パッドと、前記第2電極と導通する第2電極パッドとが設けられ、前記保護基材は、樹脂封止材により、前記第1電極パッド及び前記第2電極パッドと、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとの間における前記基板の表面とに接着されており、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとの間において前記樹脂封止材によって形成される絶縁封止部は、平面視において外部側から内部側まで一筆書き可能な線状に形成されており、この絶縁封止部は、外部側から内部側に向かう方向に進行する進み部と、内部側から外部側に向かう方向に進行する戻り部とを有するように形成されていることを特徴とするものである。
前記絶縁封止部は、平面視において前記進み部と前記戻り部との境界部分に曲線部が形成されていることが好ましい。また、前記絶縁封止部は、前記戻り部を複数有することが好ましい。また、前記絶縁封止部の外部側の端部は、平面視において前記樹脂封止材の端縁と略直交していることが好ましい。
本発明によれば、絶縁封止部の長さが長くなるため、水分の浸入を効果的に抑制し、劣化を低減した信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンスパネルを得ることができる。
本実施形態の有機エレクトロルミネッセンスパネル(有機ELパネル)は、概略としては、上記に説明した、図5、図6及び図7の形態と同様の構成を有する。すなわち、図7に示すように、有機ELパネルは、基板1の表面に、第1電極2、有機層3及び第2電極4をこの順で有する有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)10が、基板1と対向する保護基材5により封止されている構造を有している。この有機ELパネルでは、基板1は、光取り出し側の透明基板として構成され、ガラス基板1aの表面に光取り出し構造部13及びプラスチック層9が設けられた構造となっているが、ガラス基板1aを基板1として用いてもよい。また、第1電極2は陽極を構成し、第2電極4は陰極を構成している。保護基材5は樹脂封止材6により基板1に接着されており、保護基材5によって封止された封止領域の内部には封止空間8が設けられている。封止空間8には乾燥剤が設けられていてもよい。また、封止空間8は封止充填材によって充填されていてもよい。また、基板1の外部側の表面には光取り出し部14が設けられている。光取り出し部14は、光散乱層や、光取出し構造が形成されている層などで形成することができる。
プラスチック層9は、プラスチックの原料となる合成樹脂が成形されて硬化した成形体(シート、フィルムなど)を基板1に張り合わせた層として形成することができる。プラスチック層9としては、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)などのプラスチック材料により形成されたものを用いることができる。基板1表面にプラスチック層9を設けることにより、ガラス基板1aと有機EL素子10との間の屈折率差を緩和することができ、光取り出し性を高めることができる。また、プラスチック層9には光取り出し構造が形成されていてもよい。プラスチック層9に光取り出し構造が形成されることにより、光取出し性を高めることができる。
基板1の端部表面には、第1電極2と導通する第1電極パッド11と、第2電極4と導通する第2電極パッド12とが設けられている。第1電極パッド11は、第1電極2を構成する導電層が、保護基材5によって封止された領域(封止領域)の外部にまで延出されて形成されている。また、第2電極パッド12は、第1電極2を形成するための導電層の一部が第1電極2から分離されるとともに、封止領域の内部から外部にまで延出されて形成されている。第2電極パッド12は、封止領域の内部において、積層された第2電極4と接触しており、それにより第2電極パッド12と第2電極4とが導通する構造となっている。
なお、第2電極4は樹脂封止材6が設けられる領域よりも内部の領域に設けられており、外部には露出していない。すなわち、第2電極4の表面には、樹脂封止材6が設けられていない。第2電極4が蒸着によって形成された場合、第2電極4を介して水分が透過しやすくなることがあるが、第2電極4を外部に露出させないようにすることにより、第2電極4から水分が浸入することを防ぐことができる。
有機ELパネルでは、第1電極パッド11と第2電極パッド12とは互いに接触しておらず絶縁されている。そして、第1電極パッド11及び第2電極パッド12を通して第1電極2と第2電極4とに電圧を印加することにより、有機層3内の発光層において、正孔と電子とが結合し、発光が生じる。なお、有機層3は、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層、中間層などから適宜選ばれる複数の機能層によって構成されるものである。本形態では、有機層3が複数の機能層からなることを表現するために、有機層3を、第1有機層3a、第2有機層3b、第3有機層3cの三つに区分して記載しているが、もちろん三層以上であってもよい。
上記のように、保護基材5は樹脂封止材6により基板1に接着されるものであるが、保護基材5の接着部位は、第1電極パッド11及び第2電極パッド12と、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間における基板1の表面とになる。
図6に示すように、本形態の有機ELパネルでは、基板1の端部(本図では上下両端部)には、第1電極パッド11と第2電極パッド12とが、分離して交互に配置されている。そして、樹脂封止材6は有機EL素子10の外周を取り囲むように設けられ、保護基材5は、この樹脂封止材6によって基板1の表面側(有機EL素子10側)で基板1に貼り付けられている。なお、図6では、保護基材5の記載を省略し、樹脂封止材6の設けられる領域を破線で示している。そして、図6に示すように、樹脂封止材6が設けられる領域は、第1電極パッド11と第2電極パッド12とが配置された領域となり、第1電極パッド11及び第2電極パッド12の間には基板1が存在している。したがって、保護基材5は、樹脂封止材6により、第1電極パッド11及び第2電極パッド12と、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間における基板1の表面とに接着されることになる。このとき、封止領域は、樹脂封止材6によって外周が取り囲まれる領域となる。なお、図6の形態のように矩形状の基板1を用いた場合に、電極パッドが分離して形成されない基板端部(図6では左右端部)が形成されていてもよい。この基板端部には、第1電極パッド11が延出されていると考えてよい。要するに、樹脂封止材6が設けられる領域は、第1電極2及び各電極パッドを形成するための導電層の表面と、この導電層の隙間であると言ってよい。
なお、第1電極パッド11及び第2電極パッド12の表面には、各電極パッドの通電性を補助するための通電補助部が設けられもよい。通電補助部を設けることにより、第1電極パッド11及び第2電極パッド12の通電性を高めることができる。通電補助部は、第1電極パッド11及び第2電極パッド12を構成する導電層よりも導電性の高い材料を用いて形成することができる。通電補助部は、封止領域の外部又は内部における樹脂封止材6が設けられる領域以外の領域で設けられるものであってよい。
図5は、第1電極パッド11と第2電極パッド12との境界部分における保護基材5による封止構造の一例を示す断面図である。上記のように保護基材5を樹脂封止材6で接着すると、第1電極パッド11と第2電極パッド12との間には、樹脂封止材6が充填されることによって絶縁封止部7が形成される。絶縁封止部7は、樹脂封止材6が第1電極パッド11と第2電極パッド12との間に侵入した部分であり、第1電極パッド11と第2電極パッド12とを樹脂によって絶縁している部分である。この絶縁封止部7が形成された領域における樹脂封止材6の厚みT1は、第1電極パッド11や第2電極パッド12が形成された領域における樹脂封止材6の厚みT2よりも大きい。したがって、絶縁封止部7が形成されたところでは、樹脂封止材6によって形成される層全体の厚みが大きくなるため、この厚みの大きくなった部分を介して、封止領域の内部に水分が浸入しやすくなる。
そこで、本形態の有機ELパネルでは、絶縁封止部7を平面視(基板1表面に垂直な方向から見た場合)において線状に形成する。この絶縁封止部7は、平面視において外部側から内部側まで一筆書き可能な線状に形成されたものである。そして、さらに、絶縁封止部7を、外部側から内部側に向かう方向に進行する進み部7aと、内部側から外部側に向かう方向に進行する戻り部7bとを有するように形成する。それにより、絶縁封止部7が配置される樹脂封止材6の厚みが厚い線状の領域は、封止領域の外部から内部へとたどったときに、迂回して距離が長くなることになり、水分の浸入を抑制することができる。
図1(a)〜(f)は、第1電極パッド11と第2電極パッド12との境界部分に形成される絶縁封止部7の形態の各一例である。破線は樹脂封止材6が設けられる領域(接着領域)を示している。
図1に示すように、絶縁封止部7は隣り合う電極パッド間において、一本の線として描かれている。すなわち、外部側から内部側に向かう方向(白抜き矢印の方向)に絶縁封止部7を線画として描いたときに一筆書き可能な形状となっている。また、絶縁封止部7は、線が交差しておらず、分岐もしていない。絶縁封止部7が分岐を有したりすると、どちらの電極パッドにも接続されない分離部分ができてしまうことになる。絶縁封止部7の線幅は、略一定であることが好ましい。線幅が広くなったり狭くなったりすると、幅広の部分で水分が浸入しやすくなる。また、水分の浸入を抑制するために、第1電極パッド11と第2電極パッド12の絶縁性が保持される条件の下で、線幅はできるだけ狭くするほどよい。
以下、線状の絶縁封止部7について、樹脂封止材6の縁部(図1の破線)と直交して外部側から内部側に向かう方向(白抜き矢印の方向)を「進み直進方向」として説明し、進み方向とは逆の方向を「戻り直進方向」として説明し、進み直進方向及び戻り直進方向に垂直な方向を「留まり方向」として説明する。なお、進み部7aは、外部側から内部側に進行する部分であればよく、進み直進方向と平行な方向に進むものであっても、進み直進方向に傾斜して(角度を有して)斜め方向に進むものであってもよい。また、戻り部7bは、内部側から外部側に進行する部分であればよく、戻り直進方向と平行な方向に進むものであっても、戻り直進方向に傾斜して(角度を有して)斜め方向に進むものであってもよい。
図1(a)の形態では、絶縁封止部7は、概略すると、外部側から内部側に向かう方向に、絶縁封止材7の外端部7xから内端部7yまでを線画として描いたときに、二回反転するS字状に蛇行する線として描かれている。この反転としては、進み部7aから戻り部7bへの戻り方向への反転と、戻り部7bから進み部7aへの進み方向への反転とが各一回設けられている。
本形態では、絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向において、進み部7a、戻り部7b、進み部7aの順に配置されて構成されている。したがって、戻り部7bは一個形成されている。このように、戻り部7bを設けて、線画として描いたときに戻り方向に折れ曲がって進行する形状で絶縁封止部7を形成することにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。
本形態においては、各進み部7aは、進み直進方向に平行な直線状に形成されており、各戻り部7bは、戻り直進方向に平行な直線状に形成されている。進み部7aと戻り部7bとの間には、進み方向にも戻り方向にも進まず、樹脂封止材6の外縁と平行な留まり部7cが設けられている。進み部7aと留まり部7c、及び、戻り部7bと留まり部7cとの境界部においては、線が垂直に折れ曲がっている。
なお、図1(a)の形態では、電極パッドの形状に着目すると、第1電極パッド11及び第2電極パッド12の対向する端部は、L字状に突出する端部同士が相互に噛み合うカギ状のパターンとなっている。
図1(b)の形態では、絶縁封止部7は、概略すると、外部側から内部側に向かう方向に、絶縁封止材7の外端部7xから内端部7yまでを線画として描いたときに、四回反転して描かれている。この反転としては、進み部7aから戻り部7bへの戻り方向への反転と、戻り部7bから進み部7aへの進み方向への反転とが各二回設けられている。ただし、進み部7aから戻り部7bへの第1回目の反転と第2回目の反転とは方向が逆方向に旋回して反転しており、また、戻り部7bから進み部7aへの第1回目の反転と第2回目の反転とは方向が逆方向に旋回して反転している。このように逆方向に旋回して反転させて絶縁封止部7を形成することによって、進み直進方向に垂直な方向において、進んだり戻ったりすることができる。そのため、絶縁封止部7の外端部7xと内端部7yとにおける位置を、樹脂封止材6の外縁と垂直な方向で合わせて絶縁封止部7を形成することが容易になり、封止領域の外部側と内部側とで各電極パッドの端縁の位置を揃えることが可能になる。
本形態では、絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向において、進み部7a、戻り部7b、進み部7a、戻り部7b、進み部7aの順に配置されている。したがって、戻り部7bは複数(二個)形成されている。このように、戻り部7bを設けて、線画として描いたときに折れ曲がって戻る方向に進む形状で絶縁封止部7を形成することにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。そして、図1(b)の形態では、戻り部7bが複数形成されているため、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離がより長いものとなる。
本形態においては、各進み部7aは、進み直進方向に平行な直線状に形成されており、各戻り部7bは、戻り直進方向に平行な直線状に形成されている。進み部7aと戻り部7bとの間には、進み方向にも戻り方向にも進まず、樹脂封止材6の外縁と平行な留まり部7cが設けられている。進み部7aと留まり部7c、及び、戻り部7bと留まり部7cとの境界部においては、線が垂直に折れ曲がっている。留まり部7cは、前二つが同じ方向(図1(b)では右方向)で進行し、後ろ二つが、前二つとは逆方向で同じ方向(左方向)に進行している。それにより、進み直進方向に垂直な方向(留まり方向)において、進んだり戻ったりすることができため、絶縁封止部7の外端部7xと内端部7yとにおける位置を、樹脂封止材6の外縁と垂直な方向で合わせて絶縁封止部7を形成することが容易になる。
なお、図1(b)の形態では、電極パッドの形状に着目すると、一方の電極パッドの端部がT字状に突出するとともに、他方の電極パッドの端部がT字状に凹んだ形状のパターンとなっている。
図1(c)の形態では、絶縁封止部7は、概略すると、外部側から内部側に向かう方向に、絶縁封止材7の外端部7xから内端部7yまでを線画として描いたときに、二回反転するS字状に蛇行する線として描かれている。この反転としては、進み部7aから戻り部7bへの戻り方向への反転と、戻り部7bから進み部7aへの進み方向への反転とが各一回設けられている。
本形態では、絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向において、進み部7a、戻り部7b、進み部7aの順に配置されて構成されている。したがって、戻り部7bは一個形成されている。このように、戻り部7bを設けて、線画として描いたときに戻り方向に折れ曲がって進行する形状で絶縁封止部7を形成することにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。
本形態においては、各進み部7aは、連通する戻り部7bの近傍以外の部分では進み直進方向に平行な直線状に形成されている。また、戻り部7bは、連通する進み部7aの近傍以外の部分では戻り直進方向に平行な直線状に形成されている。そして、進み部7aと戻り部7bとの境界部分には曲線部7dが形成されている。曲線部7dは、滑らかに進み方向から戻り方向に反転する曲線状に形成されており、それにより反転部分においても絶縁封止部7の線幅が太くならず略一定になっている。このように絶縁封止部7が曲がる際に曲線状に形成されて、方向転換する際の線幅が太くならず略同一となることにより、絶縁封止部7において平面視において幅広となる部分が少なくなるため、より水分の浸入を抑制することができる。
図2は、絶縁封止部7における線の折れ曲がりを示している。図2(a)では、線が直角に折れ曲がるため、絶縁封止部7の線幅Wよりも幅広の部分Uが形成されている。一方、図2(b)では、線が曲線状に滑らかに折れ曲がっているため、絶縁封止部7の線幅Wよりも幅広の部分が形成されることがない。水分の浸入を抑制するためには、図2(a)の形状よりも、図2(b)のように線幅の略一定な形状の方が有利になる。したがって、図1(a)の形態よりも図1(c)の形態のように、進み部1aと戻り部1bとの境界部分に曲線部7dが形成された方が、水分の浸入をより抑制することができるものである。
なお、図1(c)の形態では、電極パッドの形状に着目すると、第1電極パッド11及び第2電極パッド12の対向する端部は、先端が丸みを帯びたL状に突出する端部同士が相互に噛み合うカギ状のパターンとなっている。
図1(d)の形態では、絶縁封止部7は、概略すると、外部側から内部側に向かう方向に、絶縁封止部7の外端部7xから内端部7yまでを線画として描いたときに、四回反転して描かれている。この反転としては、進み部7aから戻り部7bへの戻り方向への反転と、戻り部7bから進み部7aへの進み方向への反転とが各二回設けられている。ただし、進み部7aから戻り部7bへの第1回目の反転と第2回目の反転とは方向が逆方向に旋回して反転しており、また、戻り部7bから進み部7aへの第1回目の反転と第2回目の反転とは方向が逆方向に旋回して反転している。このように逆方向に旋回して反転させて絶縁封止部7を形成することによって、進み直進方向に垂直な方向において、進んだり戻ったりすることができる。そのため、絶縁封止部7の外端部7xと内端部7yとにおける位置を、樹脂封止材6の外縁と垂直な方向で合わせて絶縁封止部7を形成することが容易になり、封止領域の外部側と内部側とで各電極パッドの端縁の位置を揃えることが可能になる。
本形態では、絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向において、進み部7a、戻り部7b、進み部7a、戻り部7b、進み部7aの順に配置されている。したがって、戻り部7bは複数(二個)形成されている。このように、戻り部7bを設けて、線画として描いたときに戻り方向に折れ曲がって進行する形状で絶縁封止部7を形成することにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。そして、図1(d)の形態では、戻り部7bが複数形成されているため、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離がより長いものとなる。
本形態においては、各進み部7aは、連通する戻り部7bの近傍以外の部分では進み直進方向に平行な直線状に形成されている。また、各戻り部7bは、連通する進み部7aの近傍以外の部分では戻り直進方向に平行な直線状に形成されている。そして、進み部7aと戻り部7bとの境界部分には曲線部7dが形成されている。曲線部7dは、滑らかに進み方向から戻り方向に反転する曲線状に形成されており、それにより反転部分においても絶縁封止部7の線幅が太くならず略一定になっている。このように絶縁封止部7が曲がる際に曲線状に形成されて、方向転換する際の線幅が太くならず略同一となることにより、絶縁封止部7において平面視において幅広となる部分が少なくなるため、図2で説明したように、より水分の浸入を抑制することができる。
なお、図1(d)では、電極パッドの形状に着目すると、一方の電極パッドの端部が丸みを帯びたT字状に突出するとともに、他方電極パッドの端部が丸みを帯びたT字状に凹んだ形状のパターンとなっている。
図1(e)の形態では、絶縁封止部7は、概略すると、外部側から内部側に向かう方向に、絶縁封止材7の外端部7xから内端部7yまでを線画として描いたときに、複数回(図1(e)では六回)反転する蛇行した線として描かれている。この反転としては、進み部7aから戻り部7bへの戻り方向への反転と、戻り部7bから進み部7aへの進み方向への反転とが各三回設けられている。この形態では、進み部7aから戻り部7bへの反転は、全て同方向に旋回して反転しており、また、戻り部7bから進み部7aへの反転も、全て同方向に旋回して反転している。したがって、絶縁封止部7の描く線は、進み直進方向と平行な方向で樹脂封止材6の幅方向に亘って蛇行し、樹脂封止材6の外縁に沿った方向(横方向)に移動している。
本形態では、絶縁封止部7は、外部側から内部側に向かう方向において、進み部7a、戻り部7b、進み部7a、戻り部7b、進み部7a、戻り部7b、進み部7a、の順に配置され、進み部7aと戻り部7bとの各境界部分には曲線部7dが形成されている。したがって、戻り部7bは複数(三個)形成されている。このように、戻り部7bを設けて、線画として描いたときに戻り方向に折れ曲がって進行する形状で絶縁封止部7を形成することにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。そして、図1(e)の形態では、戻り部7bが複数形成されているため、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離がより長いものとなる。また、図1(e)の形態では、線が折り返される部分である進み部7aと戻り部7bの境界部分が、樹脂封止材6の端縁近傍に形成されているため、迂回する距離をさらに長くすることができる。
本形態においては、各進み部7aは、連通する戻り部7bの近傍以外の部分では進み直進方向に平行な直線状に形成されている。また、各戻り部7bは、連通する進み部7aの近傍以外の部分では戻り直進方向に平行な直線状に形成されている。そして、進み部7aと戻り部7bとの境界部分には曲線部7dが形成されている。曲線部7dは、滑らかに進み方向から戻り方向に、又は、戻り方向から進み方向に反転する曲線状に形成されており、それにより反転部分においても絶縁封止部7の線幅が太くならずに略一定になっている。このように絶縁封止部7が曲がる際に曲線状に形成されて、方向転換する際の線幅が太くならず略同一となることにより、絶縁封止部7において平面視において幅広となる部分が少なくなるため、図2で説明したように、より水分の浸入を抑制することができる。
なお、図1(e)では、電極パッドの形状に着目すると、各電極パッドは、櫛状に形成されて相互に噛み合った形状のパターンとなっている。
ここで、図1の(b)、(d)、(e)の形態が示すように、絶縁封止部7は、戻り部7bを複数有することが好ましい。それにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離をより長くすることができ、水分の浸入をさらに効果的に抑制できる。例えば、戻り部2bを三個以上又は四個以上にすれば、絶縁封止部7の長さをより長くすることが可能になる。
図1(f)の形態では、絶縁封止部7は、概略すると、外部側から内部側に向かう方向に、絶縁封止材7の外端部7xから内端部7yまでを線画として描いたときに、渦巻き状に回転する線として描かれている。すなわち、外端部7xから進み直進方向に進行した後、回転しながら渦巻きの中心部に向かって収束し、その後、反転して収束時とは逆回転で渦巻きの中心部から外周に向かって径方向に放散し、最後に、進み直進方向と平行に進行して内端部7yに到達している。そして、進み部7a及び戻り部7bが繰り返し交互に複数配置されて、進み部7aから戻り部7bへの戻り方向への反転と、戻り部7bから進み部7aへの進み方向への反転とが複数回設けられている。
本形態では、外端部7x側と内端部7y側に配置される二つの進み部7a以外の渦巻き部分においては、絶縁封止部7が曲線状に形成されている。そして、進み部7aと戻り部7bとの境界部分には曲線部7dが形成されている。それにより、絶縁封止部7の線幅を太くせずに略一定にすることができる。
また、本形態では、渦巻き状になることによって、曲線状の進み部7a及び曲線状の戻り部7bが複数形成されている。そして、渦巻きを形成している曲線状の進み部7a及び曲線状の戻り部7bは、段差のない滑らかな曲線となるよう連続して配置されている。このように、戻り部7bを設けて、線画として描いたときに戻り方向に折れ曲がって進行する形状で絶縁封止部7を形成することにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。そして、図1(f)の形態では、戻り部7bが複数形成されているため、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離がより長いものとなる。
なお、図1(f)では、電極パッドの形状に着目すると、各電極パッドの端部は、中心部に向かって同方向で回転しながら収束する渦巻状に形成されて相互に噛み合った形状のパターンとなっている。
ここで、絶縁封止部7においては、絶縁封止部7の外部側の端部(外端部7x)は、平面視において樹脂封止材6の端縁と略直交していることが好ましい。それにより、絶縁封止部7が外部に露出する面積を減らすことができ、水分がより浸入しにくい構造にすることができる。
図3は、絶縁封止部7の外端部7xの各一例を示している。図3(a)では、絶縁封止部7の端部が樹脂封止材6の端縁と略直交しており、平面視において絶縁封止部7が露出する部分の幅Lは、絶縁封止部7の線幅Wとほぼ等しい。一方、図3(b)では、絶縁封止部7の端部が樹脂封止材6の端縁に傾斜して斜め方向になって交差しており、平面視において絶縁封止部7が露出する部分の幅Lは、絶縁封止部7の線幅Wよりも大きくなる。このように、絶縁封止部7の端部が樹脂封止材6の端縁にたいして斜め方向に形成されると、絶縁封止部7の露出面積が大きくなってしまう。したがって、絶縁封止部7の端部は樹脂封止材6の端縁と略直交していることが好ましいのである。なお、絶縁封止部7の内部側の端部(内端部7y)においても、樹脂封止材6の端縁と略直交していることが好ましい。その場合、内部側の絶縁封止部7の露出面積を小さくして、水分の浸入をさらに抑制できる。
絶縁封止部7の線幅Wは、5〜500μmであることが好ましい。絶縁封止部7の線幅が狭すぎるとパターン形成しにくくなるおそれがある。また、絶縁封止部7の線幅が広すぎると水分の浸入を効果的に抑制できなくなるおそれがある。絶縁封止部7の線幅は、第1電極パッド11の端縁と第2電極パッド12の端縁との間の距離となる。
絶縁封止部7の線の長さ(全長)は、樹脂封止材6の幅、すなわち樹脂封止材6の外縁から内縁までの最短距離よりも、2倍以上の長さにすることができる。それにより、絶縁封止部7における外部側の端部から内部側の端部までの距離が長いものとなり、水分の浸入を効果的に抑制できる。なお、絶縁封止部7の線の長さの上限は特に限定されないが、パターン形成の作りやすさの観点から、例えば100倍以下であってよい。また、絶縁封止部7を形成する領域幅、すなわち絶縁封止部7が形成される領域における樹脂封止材6の端縁に沿った方向の長さ(図1(e)(f)に示す長さS)は、例えば、20〜2000μmにすることができる。なお、樹脂封止材6の幅(外縁から内縁までの距離)は、例えば、0.5〜1.5mmにすることができる。それにより、樹脂封止材6により保護基材5を十分に接着することができる。なお、導電層(第1電極2、第1電極パッド11及び第2電極パッド12)の厚み、すなわち、絶縁封止部7が形成される凹部の深さは、例えば、0.05〜50μmの範囲にすることができるが、これに限定されるものではない。
絶縁封止部7は、第1電極2及び各電極パッドを形成するための導電層をパターン状に形成して溝を作製しておき、保護基材5を接着する際に、その溝の接着部分に樹脂封止材6を充填することにより形成することができる。あるいは、導電層をレーザーなどのエネルギー線で除去して、第2電極パッド12を切り出すようなパターン状に溝を形成して、保護基材5を接着する際に、この溝の接着部分に樹脂封止材6を充填してもよい。
図4は、絶縁封止部7のさらに他の例を示している。図4(a)は、樹脂封止材6の端縁に沿った方向(留まり方向)に交互に膨らんで曲線を描きながら、樹脂封止材6の端縁と沿った方向で蛇行して、樹脂封止材6の外側から内側に進む形状の絶縁封止部7の例である。図4(b)は、四角形状の渦巻きとなった絶縁封止部7の例である。この例では、進み部7aと戻り部7bとの間には留まり部7cが形成されている。図4(c)は、進み部7aと戻り部7bとの間に留まり部7cが形成され、進み部7aと留まり部7cとの境界部分、及び、戻り部7bと留まり部7cとの境界部分には曲線部7dが形成されている絶縁封止部7の例である。このように、進み部7aと戻り部7bとの間に留まり部7cと曲線部7dとが形成されたものも、進み部7aと戻り部7bとの境界部分に曲線部7dが形成されたものに含まれる。そして、絶縁封止部7は、図2に示すように、線が曲がる際に曲線部7dによって線幅が太くならず略一定の線状に形成されることになる。図4(d)は、進み部7a及び戻り部7bが進み直進方向に対して傾斜角度をもって斜め方向に進む直線状に形成されている絶縁封止部7の例である。そして、図4の各例に示す絶縁封止部7においても、戻り部7bを有するため、絶縁封止部7の長さが長くなり、水分の浸入を抑制することができるものである。
以上のように、本発明の有機ELパネルによれば、絶縁封止部7の距離が長く形成されているので、水分が内部に浸入しにくくなり、水分により劣化するのを低減させて、素子の信頼性を向上することができるものである。
1 基板
2 第1電極
3 有機層
4 第2電極
5 保護基材
6 樹脂封止材
7 絶縁封止部
7a 進み部
7b 戻り部
7c 留まり部
7d 曲線部
8 封止空間
9 樹脂層
10 有機エレクトロルミネッセンス素子
11 第1電極パッド
12 第2電極パッド
13 光取り出し構造部
14 光取り出し部
2 第1電極
3 有機層
4 第2電極
5 保護基材
6 樹脂封止材
7 絶縁封止部
7a 進み部
7b 戻り部
7c 留まり部
7d 曲線部
8 封止空間
9 樹脂層
10 有機エレクトロルミネッセンス素子
11 第1電極パッド
12 第2電極パッド
13 光取り出し構造部
14 光取り出し部
Claims (4)
- 基板の表面に、第1電極、有機層及び第2電極をこの順で有する有機エレクトロルミネッセンス素子が、前記基板と対向する保護基材により封止された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、
前記基板の端部表面に、前記第1電極と導通する第1電極パッドと、前記第2電極と導通する第2電極パッドとが設けられ、
前記保護基材は、樹脂封止材により、前記第1電極パッド及び前記第2電極パッドと、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとの間における前記基板の表面とに接着されており、
前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとの間において前記樹脂封止材によって形成される絶縁封止部は、平面視において外部側から内部側まで一筆書き可能な線状に形成されており、
この絶縁封止部は、外部側から内部側に向かう方向に進行する進み部と、内部側から外部側に向かう方向に進行する戻り部とを有するように形成されていることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスパネル。 - 前記絶縁封止部は、平面視において前記進み部と前記戻り部との境界部分に曲線部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
- 前記絶縁封止部は、前記戻り部を複数有することを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
- 前記絶縁封止部の外部側の端部は、平面視において前記樹脂封止材の端縁と略直交していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012024442A JP2013161726A (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 有機エレクトロルミネッセンスパネル |
US14/375,506 US9112181B2 (en) | 2012-02-07 | 2013-02-07 | Composite substrate, manufacturing method of the same and organic electroluminescence device |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013161726A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160065919A (ko) * | 2013-10-03 | 2016-06-09 | 오엘이디워크스 게엠베하 | 전압-광 변환 디바이스 |
JP2017117687A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 京セラディスプレイ株式会社 | 発光装置 |
-
2012
- 2012-02-07 JP JP2012024442A patent/JP2013161726A/ja active Pending
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KR20160065919A (ko) * | 2013-10-03 | 2016-06-09 | 오엘이디워크스 게엠베하 | 전압-광 변환 디바이스 |
JP2016533614A (ja) * | 2013-10-03 | 2016-10-27 | オーエルイーディーワークス ゲーエムベーハーOLEDWorks GmbH | 電圧‐光変換デバイス |
KR102174809B1 (ko) * | 2013-10-03 | 2020-11-06 | 오엘이디워크스 게엠베하 | 전압-광 변환 디바이스 |
JP2017117687A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 京セラディスプレイ株式会社 | 発光装置 |
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