JP2020205165A - 発光装置 - Google Patents

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二郎 藤森
Jiro Fujimori
二郎 藤森
千寛 原田
Kazuhiro Harada
千寛 原田
健見 岡田
Tatemi Okada
健見 岡田
吉隆 野中
Yoshitaka Nonaka
吉隆 野中
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Abstract

【課題】封止部の外部からの水分の侵入を低減する。【解決手段】配線基板500は、第1面502、第2面504及び第1側面506aを有している。配線基板500の第1面502は、封止基板400に面している。配線基板500の第2面504は、配線基板500の第1面502の反対側にある。配線基板500の第1側面506aは、配線基板500の第1面502と第2面504の間にある。配線基板500の第1側面506aと交差する断面において、配線基板500の第1面502の幅W1は、配線基板500の第2面504の幅W2より大きくなっている。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を有する発光装置が開発されている。有機EL素子は、第1電極、有機層及び第2電極を有している。有機層は、第1電極及び第2電極の間の電圧によって有機ELにより発光する発光層を含んでいる。
特許文献1には、有機EL素子を有する発光装置の一例について記載されている。有機EL素子上には、吸湿部材が位置している。吸湿部材は、封止部によって覆われている。有機EL素子には、配線基板、具体的には、FPC(Flexible Printed Circuit)が電気的に接続されている。配線基板の一部分は、封止部から露出されている。
国際公開第2017/138179号
本発明者は、配線基板が接着剤を介して封止部によって覆われているとき、封止部の外部から有機EL素子に向けて水分が侵入し得ることを見出した。
本発明が解決しようとする課題としては、封止部の外部からの水分の侵入を低減することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
ベースと、
前記ベース上に位置する有機EL素子と、
前記有機EL素子に電気的に接続された配線基板と、
前記配線基板を封止する第1封止部と、
を備え、
前記第1封止部は、接着剤によって前記配線基板に接着されており、
前記配線基板は、前記ベースに面する第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、前記第1面と前記第2面の間の第1側面と、を有し、
前記配線基板の前記第1側面と交差する断面において、前記配線基板の前記第1面の幅は、前記配線基板の前記第2面の幅以上である、発光装置である。
実施形態1に係る発光装置の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 有機EL素子の一例の断面模式図である。 実施形態2に係る発光装置の断面図である。 変形例に係る発光装置の断面図である。
本明細書において「AがB上に位置する」という表現は、例えば、AとBの間に他の要素(例えば、層)が位置せずにAがB上に直接位置することを意味してもよいし、又はAとBの間に他の要素(例えば、層)が部分的又は全面的に位置することを意味してもよい。さらに、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」及び「後ろ」等の向きを示す表現は、基本的に図面の向きと合わせて用いるものであって、例えば本明細書に記載された発明品の使用する向きに限定して解釈されるものではない。
本明細書において「角度」は、2つの線の交点に対して定義できる。「AとBのなす角度」という表現は、Aのある1点を通る1つの接線と、Bのある1点を通る1つの接線と、の交点がなす1つの角度を意味する。また、AとBは離間していてもよい。また、「面Aと面Bのなす角度」の一例は、面Aと面Bを含む断面図において、面Aを示す線に対する第1の接線と、面Bを示す線に対する第2の接線と、の交点がなす一つの角度である。
本明細書において「A及びBが重なる」という表現は、特に断らない限り、ある方向からの投影像において、Aの少なくとも一部がBの少なくとも一部と同じ場所にあることを意味する。このとき複数の要素同士は直接接していてもよいし、又は離間していてもよい。
本明細書において「AがBを覆う」という表現は、特に断らない限り、AとBの間に他の要素(例えば、層)が位置せずにAがBに接触することを意味してもよいし、又はAとBの間に他の要素(例えば、層)が部分的又は全面的に位置することを意味してもよい。
本明細書において「Aの外側」という表現は、特に断らない限り、Aの縁を境にAが位置しない側の部分のことを意味する。
本明細書中における陽極とは、発光材料を含む層(例えば有機層)に正孔を注入する電極のことを示し、陰極とは、発光材料を含む層に電子を注入する電極のことを示す。また、「陽極」及び「陰極」という表現は、「正孔注入電極」及び「電子注入電極」又は「正極」及び「負極」等の他の文言を意味することもある。
本明細書における「発光装置」とは、ディスプレイや照明等の発光素子を有するデバイスを含む。また、発光素子と直接的、間接的又は電気的に接続された配線、IC(集積回路)又は筐体等も「発光装置」に含む場合もある。
本明細書において、特に断らない限り、「膜」という表現と「層」という表現とは、状況及び場合に応じて適宜置換することが可能である。例えば、「絶縁膜」という文言は、「絶縁層」という文言に置換することが可能である。
本明細書において「接続」とは、複数の要素が直接的又は間接的を問わずに接続している状態を表す。例えば、複数の要素の間に接着剤又は接合部材が介して接続している場合も単に「複数の要素は接続している」と表現することがある。また、複数の要素の間に、電流、電圧又は電位を供給可能又は伝送可能な部材が存在しており、「複数の要素が電気的に接続している」場合も単に「複数の要素は接続している」と表現することがある。
本明細書において、特に断りがない限り「第1、第2、A、B、(a)、(b)」等の表現は要素を区別するためのものであり、その表現により該当要素の本質、順番、順序又は個数等が限定されるものではない。
本明細書において、各部材及び各要素は単数であってもよいし、又は複数であってもよい。ただし、文脈上、「単数」又は「複数」が明確になっている場合はこれに限らない。
本明細書において、「AがBを含む」という表現は、特に断らない限り、AがBのみによって構成されていることに限定されず、AがB以外の要素によって構成され得ることを意味する。
本明細書において「平面視」とは、画素や発光材料等が位置した面を実質的に直上から見たときを意味する。また、「実質的に直上」とは計測上の誤差を含んでいてもよい。
本明細書において「断面」とは、特に断らない限り、発光装置を画素や発光材料等が積層した方向に切断したときに現れる面を意味する。
本明細書において「有さない」、「含まない」、「位置しない」等の表現は、ある要素が完全に排除されていることを意味してもよいし、又はある要素が技術的な効果を有さない程度に存在していることを意味してもよい。
本明細書において、「〜後に」、「〜に続いて」、「〜次に」、「〜前に」等の時間的前後関係を説明する表現は、相対的な時間関係を表しているものであり、時間的前後関係が用いられた各要素が必ずしも連続しているとは限らない。各要素が連続していることを表現する場合、「直ちに」又は「直接」等の表現を用いることがある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る発光装置10の平面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図1のC−C断面図である。
図3及び図4を用いて、発光装置10の概要を説明する。発光装置10は、封止基板400、有機EL素子140、配線基板500及び第1封止部300を備えている。封止基板400は、配線基板500に面する面(第1面402)を有するベースとなっている。有機EL素子140は、封止基板400上に位置している。配線基板500は、有機EL素子140に電気的に接続されている。第1封止部300は、配線基板500を封止している。第1封止部300は、接着剤310によって配線基板500に接着されている。配線基板500は、第1面502、第2面504及び第1側面506aを有している。配線基板500の第1面502は、封止基板400に面している。配線基板500の第2面504は、配線基板500の第1面502の反対側にある。配線基板500の第1側面506aは、配線基板500の第1面502と第2面504の間にある。配線基板500の第1側面506aと交差する断面(例えば、図4に示す断面)において、配線基板500の第1面502の幅W1は、配線基板500の第2面504の幅W2より大きくなっている。
本実施形態によれば、第1封止部300の外部からの水分の侵入を低減することができる。具体的には、本実施形態においては、配線基板500の第1面502の幅W1は、配線基板500の第2面504の幅W2より大きくなっている。したがって、配線基板500の側面(図4に示す例では、第1側面506a及び第2側面506bのうちの少なくとも一方)が封止基板400に対して垂直にならないようになっている。仮に、配線基板500の側面が封止基板400に対して垂直であり、かつ配線基板500の第1面502及び第2面504の間の厚さTが接着剤310の厚さtより大きいと、接着剤310が配線基板500の第2面504から配線基板500の側面にかけて配線基板500の形状に沿って直角に折り曲げられず(例えば、図4に示すように、接着剤310が配線基板500の第2面504から配線基板500の側面にかけて封止基板400に対して斜めに傾いて)、配線基板500の側面と接着剤310の間には、接着剤310が埋め込まれていない空隙が形成されることがある。このような空隙は、第1封止部300の外部からの水分が浸入するための経路となる。これに対して、本実施形態においては、接着剤310を配線基板500の側面に沿って配置させやすくなっており、配線基板500の側面と接着剤310の間の空隙を低減することができる。このため、第1封止部300の外部からの水分の侵入を低減することができる。
図1を用いて、発光装置10の平面レイアウトを説明する。
発光装置10は、第1封止部300、封止基板400、基板100、有機EL素子140、第1配線112、第2配線132及び配線基板500を備えている。
平面視において、封止基板400及び第1封止部300は、実質的に同一形状を有している。平面視において、封止基板400及び第1封止部300は、実質的に矩形形状を有している。この矩形は、厳密な矩形でなくてもよく、例えば、丸まった角を有していてもよい。平面視において、封止基板400及び第1封止部300は、非矩形形状(例えば、円、星、ハート、環等の形状)を有していてもよい。
平面視において、基板100は、実質的に矩形形状を有している。この矩形は、厳密な矩形でなくてもよく、例えば、丸まった角を有していてもよい。平面視において、基板100は、非矩形形状(例えば、円、星、ハート、環等の形状)を有していてもよい。平面視において、基板100の面積は、封止基板400の面積より小さくなっている。
平面視において、有機EL素子140は、実質的に矩形形状を有している。この矩形は、厳密な矩形でなくてもよく、例えば、丸まった角を有していてもよい。平面視において、有機EL素子140は、非矩形形状(例えば、円、星、ハート、環等の形状)を有していてもよい。平面視において、有機EL素子140の面積は、基板100の面積より小さくなっている。
配線基板500は、可撓性を有しており、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)である。平面視において、配線基板500の一部分は、基板100と重なっている。配線基板500の当該一部分の反対側の他の一部分は、封止基板400及び第1封止部300から露出されている。配線基板500は、第1配線112を介して、有機EL素子140の第1電極110(図5)に電気的に接続されており、第2配線132を介して有機EL素子140の第2電極130(図5)に電気的に接続されている。
図2及び図3を用いて、発光装置10の断面を説明する。
発光装置10は、封止基板400、接着剤410、基板100、有機EL素子140、第2封止部150、接着剤152、吸湿部材200、接着剤210、第1封止部300、接着剤310及び配線基板500を備えている。
封止基板400は、例えば、樹脂基板である。封止基板400は、第1面402及び第2面404を有している。封止基板400の第1面402上には、接着剤410を介して基板100及び配線基板500が位置している。接着剤410は、例えば、樹脂層であり、例えば、熱硬化性樹脂の硬化体を含んでいる。第2面404は、第1面402の反対側にある。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。基板100は、基板100の第2面104が接着剤410を介して封止基板400の第1面402に面するように、封止基板400上に位置している。基板100の第1面102上には、有機EL素子140と、接着剤152と、第2封止部150と、配線基板500の一部分と、が位置している。第2封止部150は、有機EL素子140を封止している。第2封止部150は、接着剤152を介して基板100の第1面102に接着されている。接着剤152は、例えば、樹脂層であり、例えば、熱硬化性樹脂の硬化体を含んでいる。図1に示した第1配線112及び第2配線132は、基板100の第1面102上に位置している。
吸湿部材200は、接着剤210を介して、基板100と、第2封止部150と、接着剤152と、配線基板500の一部分と、に接着されている。吸湿部材200は、乾燥剤(例えば、シリカゲル)を含んでいる。接着剤210は、基板100と、接着剤152及び第2封止部150を含む積層体と、配線基板500の一部分と、を覆っている。接着剤210は、例えば、樹脂層であり、例えば、熱硬化性樹脂の硬化体を含んでいる。
第1封止部300は、接着剤310を介して、接着剤210及び吸湿部材200を含む積層体と、配線基板500の一部分と、に接着されている。第1封止部300は、例えば、金属箔複合フィルム、具体的には、例えば、アルミニウム箔及びポリエステルフィルムの積層体である。接着剤310は、接着剤210及び吸湿部材200を含む積層体と、配線基板500の一部分と、を覆っている。接着剤310は、例えば、樹脂層であり、例えば、熱硬化性樹脂の硬化体を含んでいる。接着剤310は、接着剤410と一体になっていてもよい。或いは、接着剤310は、接着剤410と異なる材料を含んでいてもよい。
図4を用いて、配線基板500の断面を説明する。
配線基板500は、第1面502、第2面504、第1側面506a及び第2側面506bを有している。配線基板500の第1面502は、例えば、配線基板500の下面であり、配線基板500の第2面504は、例えば、配線基板500の上面である。配線基板500は、配線基板500の第1面502が接着剤410を介して封止基板400の第1面402に面するように、封止基板400上に位置している。第2面504は、第1面502の反対側にある。第1側面506aは、第1面502及び第2面504の間にある。第2側面506bは、第1側面506aの反対側において第1面502及び第2面504の間にある。
配線基板500の第1側面506aのうちの少なくとも一部分及び第2側面506bのうちの少なくとも一部分は、配線基板500の第1面502から第2面504に向かうにつれて配線基板500の内側に向けて傾いている。したがって、配線基板500の第1面502に対する第1側面506aのうちの当該少なくとも一部分の角度(例えば、図4に示す角度θ)は、90°未満となる。同様にして、配線基板500の第1面502に対する第2側面506bのうちの当該少なくとも一部分の角度は、90°未満となる。図4に示す例では、第1側面506aの全体及び第2側面506bの全体が傾いている。ただし、第1側面506aのうちの一部分のみ及び第2側面506bのうちの一部分のみが傾いていてもよい。
配線基板500の側面(例えば、第1側面506a及び第2側面506b)の傾きは、様々な方法によって形成可能である。例えば、複数の配線基板500を積層して積層体を形成し、この積層体の側面を一括して裁断して、配線基板500の側面の傾きを形成することができる。その他の例として、例えば、グラインダによるテーパ加工によって、配線基板500の側面の傾きを形成することができる。
配線基板500の第1面502及び第2面504の間の厚さTは、接着剤310の厚さtより大きくなっている。配線基板500の厚さTは、例えば、10μm以上200μm以下である。接着剤310の厚さtは、例えば、1μm以上100μm以下である。水分侵入速度は断面積に比例するため、封止構造としては可能な限り薄い方がよく、コスト的にも曲げやすさにおいても薄い方が有利である。これにより、配線基板500の厚さより、接着剤310の厚さの方が薄い場合がある。この場合において、仮に、第1側面506a及び第2側面506bが封止基板400の第1面402に対して垂直であり、かつ、図4に示すように第1封止部300及び接着剤310が配線基板500の第1側面506aの周辺及び第2側面506bの周辺において斜めに傾斜していると、配線基板500の第1側面506aと接着剤310の間と、配線基板500の第2側面506bと接着剤310の間と、には、水分が通過可能な経路(空隙)が形成される。これに対して、本実施形態においては、接着剤310は、第1側面506a及び第2側面506bの傾きに沿って形成されやすくなっており、配線基板500の第1側面506aと接着剤310の間の空隙及び配線基板500の第2側面506bと接着剤310の間の空隙を低減することができる。
図5は、有機EL素子140の一例の断面模式図である。有機EL素子140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130によって構成されている。
基板100は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を形成するための支持体として機能することができる。基板100は、透光性及び可撓性を有していてもよい。基板100は、単層であってもよいし、又は複数層であってもよい。一例において、基板100は、樹脂基板であり、有機材料(例えば、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)又はポリイミド)を含んでいてもよい。基板100が樹脂基板である場合、基板100の第1面102及び第2面104の少なくとも一方は、無機バリア層(例えば、SiN又はSiON)を有していてもよい。他の例において、基板100は、ガラス基板であってもよい。基板100と第1電極110との間には、第1電極110よりも広い領域に、平坦化又は密着性を向上させるため1層以上の有機材料を含む層が存在していてもよい。
第1電極110は、陽極として機能することができる。一例において、第1電極110は、金属又は合金を含んでいてもよい。金属又は合金は、例えば、銀又は銀合金である。この例において、第1電極110の厚さは、例えば、5nm以上50nm以下にしてもよい。第1電極110の厚さが上記下限以上である場合、第1電極110の電気抵抗を低くすることができ、第1電極110の厚さが上記上限以下である場合、第1電極110の透過率を高くすることができる。他の例において、第1電極110は、酸化物半導体を含んでいてもよい。酸化物半導体は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)又はIGZO(Indium Galium Zinc Oxide)である。
有機層120は、発光層(EML)を含んでおり、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、電子輸送層(ETL)及び電子注入層(EIL)のうちの少なくとも一を適宜さらに含んでいてもよい。有機層120においては、正孔が第1電極110からEMLに注入され、電子が第2電極130からEMLに注入され、EMLにおける正孔及び電子の再結合によって光が発せられる。
第2電極130は、陰極として機能することができる。一例において、第2電極130は、金属又は合金を含んでいてもよい。金属又は合金は、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn及びInからなる群の中から選択される少なくとも1つの金属又はこの群から選択される金属の合金である。
第1電極110、有機層120及び第2電極130は、基板100の第1面102から順に並んで、有機EL素子140を形成している。有機EL素子140においては、第1電極110、有機層120及び第2電極130が互いに重なっている。
発光装置10は、ボトムエミッションであってもよいし、又はトップエミッションであってもよい。発光装置10がボトムエミッションである場合、有機層120から発せられた光は、第1電極110及び基板100を透過して(つまり、発光装置10がボトムエミッションである場合、基板100及び第1電極110は、透光性を有している。)、基板100の第2面104から光を発する。発光装置10がトップエミッションである場合、有機層120から発せられた光は、第2電極130を透過して(つまり、発光装置10がトップエミッションである場合、第2電極130は、透光性を有している。)、基板100の第2面104の反対側から光を発する。
次に、発光装置10の製造方法の一例を説明する。
まず、基板100の第1面102上に有機EL素子140を形成する。有機EL素子140は、例えば、第1電極110、有機層120及び第2電極130を順に形成して形成される。次いで、接着剤152を介して基板100の第1面102に第2封止部150を接着させる。
次いで、接着剤410を介して封止基板400の第1面402に基板100及び配線基板500を接着させる。
次いで、接着剤210を介して吸湿部材200を基板100、第2封止部150、接着剤152及び配線基板500に接着させる。
次いで、接着剤310を介して第1封止部300を吸湿部材200、接着剤210及び配線基板500に接着させる。
このようにして、発光装置10が製造される。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係る発光装置10の断面図であり、実施形態1の図4に対応する。実施形態2に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態1に係る発光装置10と同様である。
配線基板500の第1面502及び第2面504の間の厚さTは、接着剤310の厚さt以下である。配線基板500の第1面502及び第2面504の間の厚さTは、例えば、接着剤310の厚さtより小さくてもよい。配線基板500の厚さTは、例えば、10μm以上200μm以下である。接着剤310の厚さtは、例えば、200μm以上500μm以下である。配線基板500の厚さTが接着剤310の厚さt以下であるとき、配線基板500の側面の周辺領域には、配線基板500の側面の形状によらず、接着剤310が埋め込まれやすくなる。したがって、配線基板500の側面と接着剤310の間の空隙を低減することができる。このため、第1封止部300の外部からの水分の侵入を低減することができる。
図6に示す例では、配線基板500の第1面502の幅W1は、配線基板500の第2面504の幅W2と等しくなっている。したがって、配線基板500の第1側面506a及び第2側面506bは、封止基板400に対して垂直になっている。ただし、配線基板500の断面形状は、図6に示す例に限定されない。例えば、配線基板500の第1面502の幅W1は、配線基板500の第2面504の幅W2と異なっていてもよい。配線基板500の第1面502の幅W1が配線基板500の第2面504の幅W2より大きい場合、配線基板500の第1側面506aのうちの少なくとも一部分及び第2側面506bのうちの少なくとも一部分は、配線基板500の第1面502から第2面504に向かうにつれて配線基板500の内側に向けて傾く。配線基板500の第1面502の幅W1が配線基板500の第2面504の幅W2より小さい場合、配線基板500の第1側面506aのうちの少なくとも一部分及び第2側面506bのうちの少なくとも一部分は、配線基板500の第1面502から第2面504に向かうにつれて配線基板500の外側に向けて傾く。
(変形例)
図7は、変形例に係る発光装置10の断面図であり、実施形態1の図2に対応する。変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態1に係る発光装置10と同様である。
本変形例において、基板100は、配線基板500に面する面(第1面102)を有するベースとなっている。基板100は、バリア膜を含んでいる。バリア膜は、例えば、基板100の第1面102側、又は第1面102側及び第2面104側の両方に位置している。有機EL素子140は、基板100上に直接位置している。すなわち、基板100の第1面102と、有機EL素子140の第1電極110と、の間には、例えば厚さ1μm以上の物体(例えば、部材又は層)が位置していない。
基板100は、有機EL素子140と重なる領域から、配線基板500が接着剤310を介して第1封止部300に覆われる領域にかけて広がる面(第1面102)を有している。第2封止部150は、接着剤152を介して有機EL素子140を覆っている。吸湿部材200は、接着剤210を介して、第2封止部150及び接着剤152を含む積層体と、配線基板500の一部分と、を覆っている。第1封止部300は、接着剤310を介して、吸湿部材200及び接着剤210を含む積層体と、配線基板500の他の一部分と、を覆っている。
本変形例においても、第1封止部300の外部からの水分の侵入を低減することができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
102 第1面
104 第2面
110 第1電極
112 第1配線
120 有機層
130 第2電極
132 第2配線
140 有機EL素子
150 第2封止部
152 接着剤
200 吸湿部材
210 接着剤
300 第1封止部
310 接着剤
400 封止基板
402 第1面
404 第2面
410 接着剤
500 配線基板
502 第1面
504 第2面
506a 第1側面
506b 第2側面

Claims (9)

  1. ベースと、
    前記ベース上に位置する有機EL素子と、
    前記有機EL素子に電気的に接続された配線基板と、
    前記配線基板を封止する第1封止部と、
    を備え、
    前記第1封止部は、接着剤によって前記配線基板に接着されており、
    前記配線基板は、前記ベースに面する第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、前記第1面と前記第2面の間の第1側面と、を有し、
    前記配線基板の前記第1側面と交差する断面において、前記配線基板の前記第1面の幅は、前記配線基板の前記第2面の幅以上である、発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記配線基板の前記第1面及び前記第2面の間の厚さは、前記接着剤の厚さより大きく、
    前記配線基板の前記第1側面のうちの少なくとも一部分は、前記配線基板の前記第1面から前記第2面に向かうにつれて前記配線基板の内側に向けて傾いている、発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記配線基板の前記第1面に対する前記第1側面のうちの前記少なくとも一部分の角度が90°未満である、発光装置。
  4. 請求項2又は3に記載の発光装置において、
    前記配線基板は、前記第1側面の反対側の第2側面をさらに有し、
    前記配線基板の前記第2側面のうちの少なくとも一部分は、前記配線基板の前記第1面から前記第2面に向かうにつれて前記配線基板の内側に向けて傾いている、発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置において、
    前記配線基板の前記第1面に対する前記第2側面のうちの前記少なくとも一部分の角度が90°未満である、発光装置。
  6. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記配線基板の前記第1面及び前記第2面の間の厚さは、前記接着剤の厚さ以下である、発光装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記有機EL素子を封止し、前記第1封止部によって覆われた第2封止部と、
    をさらに備える発光装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記ベースである封止基板上に位置する基板をさらに備え、
    前記有機EL素子は、前記基板上に位置する、発光装置。
  9. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記有機EL素子は、前記ベースである基板上に直接位置している、発光装置。
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