JP6584853B2 - 鋼管貫入装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建築、土木などの基礎工事に使用されるケーシングなどの鋼管を地盤に圧入などにより貫入するための鋼管貫入装置に関する。
従来、土木等の基礎工事では、図8に示すように、補強すべき地盤G上にチュービング装置と呼ばれる鋼管貫入装置100が設置された後、「ケーシング」と呼ばれる鋼管8がクレーン101により縦向きの状態で鋼管貫入装置100の上方まで吊り上げられ、その後、鋼管8を降下させて鋼管貫入装置100内に組み込まれる。鋼管貫入装置100は、鋼管8の外周面を把持するチャック機構を備えており、このチャック機構を回転させながら鋼管8を下方へ押し下げ、地盤Gに回転貫入してゆく。
図9(1)は、鋼管貫入装置100により地盤Gに鋼管8が回転圧入により貫入された状態を示しており、その後、鋼管8の内部の土が堀削機102により削られて取り出される(図9(2))。次に、鋼管8内へ鉄筋構造体90が挿入された後(図9(3))、鋼管8内にコンクリート91が流し込まれる(図9(4))。コンクリート91の打設後、鋼管貫入装置100によって鋼管8が地中より引き抜かれる(図9(5))。コンクリートが固まることで杭9が形成され、杭9の上端部のコンクリートを破砕して鉄筋構造体90の上端部を露出させる(図9(6))。
上記の鋼管貫入装置100は、図示していないが、鋼管8が上下に挿通される空間の周囲に、鋼管8の外周面を把持するためのチャック機構と、チャック機構を軸回転させるための回転機構と、チャック機構を鋼管8の長さ方向に沿って往復変位させるための変位機構とが配設されたものであり、チャック機構により把持された鋼管8を回転機構によりチャック機構と一体に回転させつつ変位機構により鋼管8を押し下げることにより地盤Gへの貫入作業が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−173383号公報
上記の鋼管貫入作業を行うために、上方に障害物がない作業現場では、鋼管8がクレーン101により鋼管貫入装置100の上方まで縦向きの状態で吊り上げられた後、それを降下させて鋼管貫入装置100内に組み込まれるが(図8参照)、作業現場が橋梁下であったり上空に電線などの障害物があったりすると、鋼管8を鋼管貫入装置100の上方まで縦向きの状態で吊り上げることができず、鋼管8の鋼管貫入装置100内への組み込みが困難であり、土木等の基礎工事に支障をきたすおそれがある。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、作業現場が橋梁下などであっても、鋼管を鋼管貫入装置内に組み込むことができ、土木等の基礎工事に支障をきたすおそれがない鋼管貫入装置を提供することを目的とする。
この発明は、鋼管を地盤に向けて貫入する貫入機構を備え、前記貫入機構は、鋼管が挿通される空間の周囲に、鋼管の外周面を把持するためのチャック機構と、チャック機構を軸回転させるための回転機構と、チャック機構を鋼管の長さ方向に沿って往復変位させるための変位機構とが配設されてなる鋼管貫入装置において、基板と、基板上にスライド可能に支持された可動板とからなる支持台を備える。前記貫入機構は、前記支持台の可動板の上面に起伏可能に支持され、前記可動板の前記貫入機構が起き上がる位置には、鋼管を上下に貫通させる貫通孔が形成され、前記貫通孔は外周の一端部が鋼管の挿脱が可能なように開放されている。前記可動板は、可動板を往復動させる第1の往復動機構に接続され、前記貫入機構は、貫入機構を可動板上で起伏動作させる第2の往復動機構に接続されており、前記基板の下面には、地盤に上端部が突き出た状態で埋設された鋼管を把持するクランプ機構が取り付けられている。
上記した構成の鋼管貫入装置を用いて土木等の基礎工事を実施するには、鋼管貫入装置を作業現場に導入して補強すべき地盤上に位置させる。もし、橋梁下の地盤を補強するような場合、鋼管を鋼管貫入装置の上方まで縦向きの状態で吊り上げてこれを鋼管貫入装置内に組み込むことが困難である。このような場合は、第2の往復動機構により貫入機構を支持台上で横倒しにすると、鋼管が挿通される空間が横方向となるので、クレーンにより鋼管を横倒しの状態で吊り下げて前記空間へ挿入し、チャック機構により鋼管の外周面を把持する。その後、第2の往復動機構により支持台の可動板上で貫入機構を起き上がらせると、鋼管が一体に起き上がって、可動板の貫通孔へ開放部分より入り込み、縦向きの状態となる。この状態で、回転機構によりチャック機構を軸回転させ、変位機構により鋼管を下方へ変位させることにより、鋼管は地盤に向けて降下し地盤内へ回転貫入される。補強すべき地盤上に複数の鋼管を順次貫入する場合、クランプ機構により既設の鋼管を把持した状態で貫入機構により次の鋼管の貫入作業が実行されるとともに、第1の往復動機構により可動板をスライドさせることで鋼管の貫入位置を次に移行させることができる。
好ましい実施態様においては、前記貫入機構は、鋼管が挿通される空間の周囲に、鋼管の外周面を把持する第2のチャック機構がさらに配設されたものである。
この実施態様によると、チャック機構により鋼管を掴み替える際、鋼管が地盤から離れた宙づり状態にあっても、第2のチャック機構により鋼管の外周面を把持することで、チャック機構による鋼管の把持を解除できるので、変位機構を動作させて鋼管を掴み替えることが可能である。
この発明によれば、作業現場が橋梁下であったり上空に電線などの障害物があったりしても、鋼管を横倒しの状態で吊り上げてこれを鋼管貫入装置内に組み込むことができ、土木等の基礎工事に支障をきたすおそれがない。また、起き上がり姿勢において、貫入機構を所望の角度だけ傾けた状態で定位させることも可能であり、地盤に対して鋼管を斜めに貫入したり、傾いた地盤に対して鋼管を垂直に貫入したりすることができる。
この発明の一実施例である鋼管貫入装置の貫入機構内に鋼管が組み込まれた状態を示す正面図である。 横倒しの貫入機構内に鋼管を横倒しにして挿入した状態を示す正面図である。 図1の鋼管貫入装置を後方より見た側面図である。 可動板の構成を示す平面図である。 貫入機構の構成を示す正面図である。 クランプ機構の構造を示す断面図である。 地盤へ鋼管を貫入する作業の手順を示す正面図である。 図7−1に続く作業の手順を示す正面図である。 図7−2に続く作業の手順を示す正面図である。 図7−3に続く作業の手順を示す正面図である。 図7−4に続く作業の手順を示す正面図である。 鋼管貫入装置に鋼管が組み込まれた状態を示す説明図である。 杭打ちの手順を示す説明図である。
図1は、この発明の一実施例である鋼管貫入装置1の概略構成を示しており、この鋼管貫入装置1にケーシングと呼ばれる円筒形状の鋼管8が組み込まれている。
図中、8a〜8cは先に地盤Gへ貫入された既設の鋼管であって、次に地盤Gへ貫入する鋼管8と同じものである。各鋼管8a〜8cは、上端部が地盤G上へ突き出て上端の開口部を上方へ臨ませている。なお、各鋼管8,8a〜8cの下端には刃80が設けられており、鋼管8を回転させながら地盤Gに向けて押圧するとき、刃80によって地盤が削られて鋼管8が回転圧入による貫入されてゆく。
また、図1において、10は最初の2個の鋼管8a,8bを地盤Gに貫入する作業において用いられる反力架台である。反力架台10は、金属製であって、地盤G上に安定して設置できるように平板状に形成されている。この反力架台10は、これを鋼管貫入装置1の後述するクランプ機構3によって把持されたとき、鋼管8a,8bを地盤Gへ貫入するときに受ける反力に対抗できるだけの十分な重量を有している。反力架台10には、クランプ機構3のクランプ部30A,30Bを挿入することが可能な径の挿入孔11,12が上下に貫通して形成されている。
図示例の鋼管貫入装置1は、鋼管8を地盤Gに向けて降下させて回転圧入により貫入する貫入機構2と、地盤Gに上端部が突き出た状態で埋設された鋼管8a〜8cを把持するクランプ機構3とを備えており、図中、矢印fで示す方向へ順次鋼管8を地盤Gへ貫入する作業を実行する。なお、以下の説明において、矢印fの方向を前方向ないしは前側、矢印fの方向と反対方向を後方向ないしは後側とする
貫入機構2は、図2に示すように、前後方向へ起伏可能であり、横倒しの姿勢に設定することができる。この貫入機構2は可動板40の上面に支持され、前記クランプ機構3は基板41の下面に取り付けられている。基板41と可動板40とは支持台4を構成するものである。可動板40は、図3に示すように、両側に下向きかつ内向きの案内壁42,42が設けられ、基板41は案内壁42,42間に嵌挿されている。可動板40は基板41の上面を前後方向へスライド可能である。可動板40の後端部には一対の油圧シリンダ43,43より成る第1の往復動機構44が設けられている。各油圧シリンダ43のロッドの先端は基板41に接続されており、ロッドの伸縮動作により可動板40が基板41上を前後方向にスライドして往復動する。
可動板40は、図4に示すように、平面形状が前後方向に長い矩形状である。貫入機構2を起き上がらせる前側の位置(図4において一点鎖線pで示す。)には、鋼管8を上下に貫通させる円形の貫通孔45が形成されている。貫通孔45は鋼管8の外径より大きな直径を有し、外周の前端部が鋼管8の挿脱が可能なように開放部46となっている。なお、可動板40の上面の後側の領域(図4において点線qで示す。)は、貫入機構2が横倒しの姿勢となることを許容する空き領域である。この空き領域には、図2に示すように、横倒しの貫入機構2に鋼管8を横倒しにして組み込む作業が行えるように、いかなる機構も搭載されていない。なお、図2において、81は鋼管8を横倒しの姿勢で吊り下げるためのワイヤーであり、ワイヤー81はクレーンにより吊持されるフック82により支持されている。
貫入機構2は、後端側の下部両側が可動板40に取り付けられた左右一対の支持具47,47により起伏自由に支持されており、各支持具47の軸部を支点として貫入機構2が前後方向へ起伏可能となっている。可動板40の左右両側位置には第2の往復動機構49を構成する左右一対の油圧シリンダ48,48が取り付けられている。各油圧シリンダ48のロッドの先端は貫入機構2に接続されており、各油圧シリンダ48のロッドの伸縮動作により貫入機構2が可動板40上で前後方向へ起伏動作する。この実施例では、貫入機構2が起き上がった姿勢と横倒しになった姿勢とに設定されるように各油圧シリンダ48,48の動作を制御するが、起き上がりの姿勢において所定の角度範囲(例えば5度)だけ前傾し得るように角度調整可能としてもよい。また、起き上がり姿勢において、地盤の状態などに応じて、貫入機構2を所望の角度だけ傾けた状態で定位させることも可能であり、地盤に対して鋼管8を斜めに貫入したり、傾いた地盤に対して鋼管8を垂直に貫入したりすることができる。さらにまた、支持具47や油圧シリンダ48の取付位置を変更可能とすれば、異なる方向へ貫入機構2を所望の角度だけ傾けることも可能となる。なお、貫入機構2の横倒しの角度は必ずしも90度である必要はなく、90度より小さな角度であってもよい。
この実施例の鋼管貫入装置1は、貫入機構2として、従来例(特許文献1)に示されたチュービング装置を用いたものであり、このチュービング装置の動作によって鋼管8が地盤Gへ貫入されたり地盤Gより引き抜かれたりするものである。
図5に示す貫入機構2は、前記可動板40上に支持具47により起伏自在に支持されるベースフレーム5と、そのベースフレーム5の上方に変位機構53を構成する複数の昇降シリンダ52を介して昇降変位可能に設けられた昇降フレーム50およびチャックフレーム51とを備えている。ベースフレーム5、昇降フレーム50、およびチャックフレーム51の各中央部には、鋼管8が挿通される空間sが上下に貫通しており、その空間sの周囲に、鋼管8の外周面を把持するためのチャック機構7と、チャック機構7を軸回転させるための回転機構6と、チャック機構7を鋼管8の長さ方向に沿って往復変位させるための前記変位機構53とが配設されている。
昇降フレーム50には、モータ60および減速機61よりなる前記回転機構6が設けられ、前記空間sを囲むようにコーン70が取り付けられている。コーン70はベアリング72を介して軸回転可能に組み付けられている。モータ60の回転は減速機61から図示しないギヤ群を介してコーン70に伝達される。コーン70の内周面には複数のテーパ溝71が形成されており、各テーパ溝71にくさび形をした複数のチャック73を対応して設けることで前記チャック機構7が構成されている。
各チャック73は、チャックフレーム51にベアリング74を介して設けられた回転体75に吊り下げられ、チャックシリンダ76のロッドの伸縮により相対的に上下動するもので、これより鋼管8とコーン70との間にチャック73の差し込みと引き抜きとが行われ、鋼管8を把持状態にしたり解除状態にしたりする。
さらに、ベースフレーム5には、鋼管8の外周を締め付けて把持する帯状のサブチャック77が設けられており、このサブチャック77と、サブチャック77を開閉させるサブチャックシリンダ78とで第2のチャック機構79が構成されている。
なお、上記した複数の各種のシリンダは油圧シリンダであって、図示しない油圧回路を流れる作動油により作動が制御される。
前記クランプ機構3は、一対の円筒状のクランプ部30A,30Bにより構成されている。各クランプ部30A,30Bは、上端の開口部を地盤Gに臨ませた状態で埋設された鋼管8の内壁面を把持することが可能な構成のものである。各クランプ部30A,30Bは、鋼管8の内孔に対して挿脱可能な径に形成され、図6に示すように、2分割して形成された第1の把持体31および第2の把持体32と、内部に組み込まれた2個の油圧シリンダ33,34とで構成されている。第1、第2の各把持体31,32は基板41の下面に突設された支持体37の下面に移動可能に支持されており、各油圧シリンダ33,34のロッド35,36を伸長することにより第1、第2の各把持体31,32が離れる方向へ移動し、各把持体31,32の外周面が鋼管8の内壁面に押し付けられる。なお、クランプ機構3は、鋼管8の対角位置を外側より挟んで把持する構成のものであってもよく、また、鋼管8の開口縁の適所を掴む構成のものであってもよい。
図7−1〜図7−5は、橋梁Cの下方の地盤Gに複数の鋼管を順次貫入する作業を実施するための作業の手順を示している。なお、図中、Tは鋼管8の長さに対応させて予め堀削機により掘られたピットである。
図7−1(1)は、地盤Gに3本の鋼管8a〜8cを既に貫入した段階を示しており、横倒しにした鋼管貫入装置1の貫入機構2内に次に貫入する鋼管8を横倒しにして挿入した状態である。なお、図中、85は各鋼管8a〜8cの上端に溶接により継ぎ足された短めの鋼管である。次に貫入する鋼管8は、ワイヤー81により吊り下げられ、鋼管8の下部が貫入機構2のチャック機構7により把持されている。
鋼管貫入装置1のクランプ機構3は、一方のクランプ部30Aが3番目に貫入された鋼管8cの内孔へ、他方のクランプ部30Bが2番目に貫入された鋼管8bの内孔へ、それぞれ挿入されている。挿入後、各クランプ部30A,30Bの第1,第2の把持体31,32は油圧シリンダ33,34によって互いに離れる方向へ移動せられ、各鋼管8c,8bの内孔の壁面にそれぞれ押し付けられて鋼管8c,8bを把持している。
貫入機構2の空間s内へ後方より鋼管8が挿入されると、鋼管8の外周面が貫入機構2のチャック機構7により把持される(図7−1(1))。貫入機構2より突出する鋼管8の長さが橋梁Cに支えない長さになるまで、チャック機構7により鋼管8を把持して変位機構53により鋼管8を移動させる動作を繰り返すことにより鋼管8を順送りする(図7−1(2))。この順送り作業において、チャック機構7による鋼管8の掴み替え動作は第2のチャック機構79により鋼管8を把持した状態で実行される。
次に、第2の往復動機構49を作動し、可動板40上で貫入機構2を傾動させて鋼管8を可動板40の貫通孔45内へ開放部46より導入する(図7−2(3))。鋼管8が次第に縦向きとなって貫通孔45を上下に貫通する姿勢になったとき、第2の往復動機構49の作動を停止させて鋼管8を定位させる(図7−2(4))。この傾動時、図7−2(4)で一点鎖線で示すように、鋼管8の上端部が橋梁Cに支えたとき、鋼管8を前記と同様にして順送りする。
次に、チャック機構7により鋼管8を把持し、回転機構6によりチャック機構7を軸回転させつつ変位機構53により鋼管8を下方へ移動させる動作を繰り返すことにより鋼管8を順送りする(図7−3(5))。鋼管8の下端が地盤Gに達すると、刃80により地盤Gを削りながら鋼管8が貫入されてゆく(図7−3(6))。この鋼管8の順送りおよび貫入作業において、チャック機構7による鋼管8の掴み替え動作は第2のチャック機構79により鋼管8を把持した状態で実行される。図7−3(6)では、鋼管8の上端に鋼管8より短い第2の鋼管85が溶接により継ぎ足される。
さらに同様にして、チャック機構7により第2の鋼管85を把持し、回転機構6によりチャック機構7を軸回転させつつ変位機構53により第2の鋼管85を下方へ移動させる動作を繰り返すことにより第2の鋼管85を順送りしつつ鋼管8を地盤深くに貫入してゆく(図7−4(7))。第2の鋼管85が貫入機構2の所定位置まで順送りされると(図7−4(8))、つぎに第2の鋼管85の上端に「ヤットコ」と称される連結管86が連結される。そして、この連結管86を同様にして順送りすることにより、鋼管8が所定の深さまで貫入されるとともに、第2の鋼管85を最下位置まで押し下げられる(図7−5(9))。最後に連結管86を第2の鋼管85より外すことにより4番目の鋼管8の貫入作業を終了する(図7−5(10))。なお、鋼管の継ぎ足しは必ずしも必要ではない。また、鋼管を継ぎ足す場合も、1本に限らず、2本以上継ぎ足してもよい。
1 鋼管貫入装置
2 貫入機構
3 クランプ機構
4 支持台
6 回転機構
7 チャック機構
8 鋼管
40 可動板
41 基板
44 第1の往復動機構
49 第2の往復動機構
53 変位機構

Claims (2)

  1. 鋼管を地盤に向けて貫入する貫入機構を備え、前記貫入機構は、鋼管が挿通される空間の周囲に、鋼管の外周面を把持するためのチャック機構と、チャック機構を軸回転させるための回転機構と、チャック機構を鋼管の長さ方向に沿って往復変位させるための変位機構とが配設されてなる鋼管貫入装置において、
    基板と、基板上にスライド可能に支持された可動板とからなる支持台を備え、前記貫入機構は、前記支持台の可動板の上面に起伏可能に支持され、前記可動板の前記貫入機構が起き上がる位置には、鋼管を上下に貫通させる貫通孔が形成され、前記貫通孔は外周の一端部が鋼管の挿脱が可能なように開放されており、
    前記可動板は、可動板を往復動させる第1の往復動機構に接続され、前記貫入機構は、貫入機構を可動板上で起伏動作させる第2の往復動機構に接続されており、前記基板の下面には、地盤に上端部が突き出た状態で埋設された鋼管を把持するクランプ機構が取り付けられている鋼管貫入装置。
  2. 前記貫入機構は、鋼管が挿通される空間の周囲に、鋼管の外周面を把持する第2のチャック機構がさらに配設されたものである請求項1に記載された鋼管貫入装置。
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