JP6584203B2 - 化粧品容器 - Google Patents

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本発明は、リキッドファンデーションを収容するパクトタイプの化粧品容器に関するものである。
従来のファンデーションは固形ファンデーションや粉体ファンデーションが主流であったが、近年、のびの良さと優れたしっとり感を有する液状のファンデーション(リキッドファンデーション)が広く用いられるようになっている。
リキッドファンデーションは、気密性を必要とすることから、通常はボトルやチューブなどに充填されるため、化粧の際に必要なミラーやパフなどの化粧用具は、これらとは別に携帯する必要があり、したがって、外出する際には、リキッドファンデーションを収容したボトルやチューブなどの他に化粧用具を携行する必要があり、利便性に欠けるものであった。
しかしながら、リキッドファンデーションが持っているのびの良さと優れたしっとり感は、固形ファンデーションや粉体ファンデーションで実現することは困難であり、このようなのびの良さや優れたしっとり感を重視すれば、携帯性などの使用性を犠牲にしても、リキッドファンデーションを選択せざるを得ず、携帯性に優れ、他に化粧用具を携行する必要がないリキッドファンデーション用の化粧品容器の開発が望まれていた。
特開2013−530252号公報(特許文献1)および特開2014−129351公報(特許文献2)は、それぞれ、リキッドファンデーションを含浸したウレタンフォームを収容可能な円環状のウレタンフォーム収容部と、ウレタンフォーム収容部の上部開口を開閉可能に、容器本体にヒンジ結合され、その上部にパフを収容する円環状のパフ収容部が形成された内部蓋部材と、その内面にミラーが取り付けられ、容器本体にヒンジ結合されて、容器を開閉可能な蓋部材を備えたコンパクト状の化粧品容器を開示している。
特開2013−530252号公報 特開2014−129351号公報
特許文献1および特許文献2に開示された化粧品容器は、リキッドファンデーションを収容するウレタンフォーム収容部を備えるとともに、化粧の際に必要になるミラーとパフを収容するパフ収容部を備えているから、リキッドファンデーションを収容した化粧品容器の他に、ミラーやパフなどの化粧用具を携行する必要がなくなるという利点がある。
しかしながら、パフ収容部に収容されたパフを用いて、ウレタンフォームに含浸されているリキッドファンデーションを、パフに付着させて、繰り返し化粧に用いると、予期していた化粧回数に達する前に、ウレタンフォームに含浸されているリキッドファンデーションをパフに付着させて、化粧に用いることができなくなるという問題があった。
したがって、本発明は、リキッドファンデーションを含浸した発泡プラスチックフォームを収容可能な発泡プラスチックフォーム収容部と、発泡プラスチックフォーム収容部の上部開口を開閉可能に、容器本体にヒンジ結合され、その上面にパフを収容するパフ収容部が形成された内部蓋部材と、その内面にミラーが取り付けられ、容器本体にヒンジ結合されて、容器を開閉可能な蓋部材を備えたコンパクト状の化粧品容器であって、発泡プラスチックフォームに含浸されたリキッドファンデーションを、長時間にわたり、無駄なく、化粧に用いることができる化粧品容器を提供することを目的とするものである。
本発明者は、かかる問題を解決するために検討を重ねたところ、発泡プラスチックフォームに含浸されているリキッドファンデーションを、パフに付着させて、化粧に用いることができなくなった後も、発泡プラスチックフォーム収容部の内周縁部に、かなりの量のリキッドファンデーションが残存していることを見出した。
本発明はかかる知見に基づくものであって、本発明によれば、本発明の前記目的は、リキッドファンデーションを含浸した単層の発泡プラスチックフォームを収容可能な皿状の発泡プラスチックフォーム収容部と、発泡プラスチックフォーム収容部の上部開口を開閉可能に、容器本体にヒンジ結合され、その上部にパフを収容する皿状のパフ収容部が形成された内部蓋部材と、その内面にミラーが取り付けられ、容器本体にヒンジ結合されて、容器を開閉可能な皿状の蓋部材を備えたコンパクト状の化粧品容器であって、前記単層の発泡プラスチックフォームに、略中央部で交差し、前記単層の発泡プラスチックフォームの裏面に達する複数の切込みが放射状に形成されたことを特徴とする化粧品容器によって達成される。
本明細書において、皿状とは、板状部材の周縁に、板状部材の面に略直交する外周壁が形成された形状をいい、横断面の形状は略円形状に限定されるものではなく、略楕円状、略四角形状、略多角形状であってもよい。
本発明によれば、単層の発泡プラスチックフォームに、略中央部で交差し、前記単層の発泡プラスチックフォームの裏面に達する複数の切込みが形成されているから、発泡プラスチックフォームがパフによって押圧され、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム内を流動する際、複数の切込みが形成されている発泡プラスチックフォームの中央部近傍の流動抵抗は、発泡プラスチックフォームの他の部分に比して、小さいから、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォームの中央部近傍に移動しやすくなり、その結果、発泡プラスチックフォーム収容部の内周縁部に残存するリキッドファンデーションの量を大幅に減少させることができ、長時間にわたって、化粧品容器の内部に収容されたリキッドファンデーションを化粧に使用することが可能になる。
本発明において、切込みの数はとくに限定されるものではなく、2以上の切込みが形成されていればよい。
本発明において、切込みの形状はとくに限定されるものではなく、直線状でも曲線状でもよい。
本発明において、発泡プラスチックフォームとしては、湿式ポリウレタン、乾式ポリウレタン、ポリプロピレン、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、天然ゴム(NR)、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン・ビニル・アセテート(EVA)、ラテックス、シリコン、ポリスチレン、スチレン・イソプレン・スチレン(SIS)、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン(SEBS)、ポリビニルアルコール(PVA)、シリコン剤エラストマー、ニトリルゴム、ブチルゴム、ポリエーテル、ポリエステルおよびネオプレンよりなる群から選ばれる一種以上の発泡プラスチックフォームを用いることができる。
本発明において、発泡プラスチックフォームとして、乾式ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォームまたはアクリロニトリル・ブタジエンゴムフォームを好ましく用いることができる。
本発明によれば、リキッドファンデーションを含浸した単層の発泡プラスチックフォームを収容可能な皿状の発泡プラスチックフォーム収容部と、発泡プラスチックフォーム収容部の上部開口を開閉可能に、容器本体にヒンジ結合され、その上部にパフを収容する皿状のパフ収容部が形成された内部蓋部材と、その内面にミラーが取り付けられ、容器本体にヒンジ結合されて、容器を開閉可能な皿状の蓋部材を備えたコンパクト状の化粧品容器において単層の発泡プラスチックフォームに含浸されたリキッドファンデーションを長時間にわたり、無駄なく、化粧に用いることができる化粧品容器を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる化粧品容器の略斜視図である。 図2は、図1に示された化粧品容器の蓋部材が開かれた状態を示す略斜視図である。 図3は、内部蓋部材のパフ収容部内に、パフが収容された状態を示す略斜視図である。 図4は、図1ないし図3に示された化粧品容器の内部蓋部材がヒンジまわりに揺動され、発泡プラスチックフォームを収容している円筒状の発泡プラスチックフォーム収容部が開放された状態を示す略斜視図である。 図5は、発泡プラスチックフォーム収容部から発泡プラスチックフォームを取り去った状態を示す略斜視図である。 図6は発泡プラスチックフォームの略斜視図である。 図7は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる化粧容器において使用される発泡プラスチックフォームの略斜視図である。 図8は、本発明の他の実施態様にかかる化粧容器において使用される発泡プラスチックフォームの略斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施態様にかかる化粧品容器につき、図面を参照して、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる化粧品容器の略斜視図である。
図1に示されるように、本発明の好ましい実施態様にかかる化粧品容器1は、いわゆるコンパクト形状をなしており、皿状をなした容器本体2と皿状をなした蓋部材3を備えている。図1において、参照番号4で示されているのは、ストッパである。
図2は、図1に示された化粧品容器1の蓋部材3が開かれた状態を示す略斜視図である。
図2に示されるように、皿状をなした容器本体2は、略円形の板状底部材(図2には図示していない)とその周縁部に一体的に形成された外周壁2aによって構成され、皿状をなした蓋部材3も、略円形の板状部材3bとその周縁部に一体的に形成された外周壁3aによって構成されている。容器本体2の外周壁2aは板状底部材と略直交するように形成され、蓋部材3の外周壁3aは板状部材と略直交するように形成されている。
図2からわかるように、皿状をなした容器本体2および皿状をなした蓋部材3はいずれも略円形状の横断面を有している。
図2に示されるように、蓋部材3は容器本体2の外周部にヒンジ5によって結合されている。図2において、参照番号6で示されているのは、蓋部材3に形成された係合部であり、参照番号7で示されているのは、容器本体2に形成され、蓋部材3に形成された係合部6と係合して、蓋部材3を閉じた状態に保持する係合部である。ストッパ4を押圧すると、蓋部材3に形成され係合部6と容器本体2に形成された係合部7との係合状態が解除され、蓋部材3をヒンジ5まわりに揺動することが可能になる。蓋部材3の内面にはミラー8が取り付けられている。
図2に示されるように、容器本体2には皿状の内部蓋部材10がヒンジ11を介して、揺動可能に取り付けられている。内部蓋部材10は、略円形状の底部材10bと、底部材12の周縁部に一体的に形成された外周壁10aとによって構成されており、外周壁10aは底部材10bと略直交するように形成されている。内部蓋部材10の略円形状の底部材10bと外周壁10aとによって画定された空間はパフ(図2には図示していない)を収容するパフ収容部12を形成し、略円形状の横断面を有している。図2において、参照番号13で示されているのは、内部蓋部材10の外周壁に設けられ、ユーザーによって把持可能な把持部である。
図3は、内部蓋部材10のパフ収容部12内に、パフ15が収容された状態を示す略斜視図である。
図3において、参照番号16で示されているのは、パフ15に設けられ、ユーザーによって把持可能なパフ把持部である。
図4は、図1ないし図3に示された化粧品容器1の内部蓋部材10がヒンジ11まわりに揺動され、発泡プラスチックフォームを収容している発泡プラスチックフォーム収容部が開放された状態を示す略斜視図である。
図4に示されるように、容器本体2には、発泡プラスチックフォーム20を収容可能で、容器本体2の略円形の板状底部材(図4には図示していない)と、板状底部材の所定に位置に一体的に形成された外周壁22を備えた皿状の発泡プラスチックフォーム収容部21が形成されている。本実施態様においては、発泡プラスチックフォーム収容部21は、略円形状の横断面を有し、その外周壁22は皿状をなした容器本体2の内壁面23から内側に離間した位置に位置するように形成されている。
図4に示されるように、発泡プラスチックフォーム20には、直線状の3つ切込み25、26、27が放射状に形成され、3つの切込み25、26、27は発泡プラスチックフォーム20の略中央部で交差している。切込み25、26、27は、それぞれ、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達するように形成されている。
図5は、発泡プラスチックフォーム収容部21から発泡プラスチックフォーム20を取り去った状態を示す略斜視図である。
図5に示されるように、プラスチックフォーム収容部21は、容器本体2の略円形の板状底部材21aと、板状底部材21aの容器本体2の内壁面23から内側に離間した位置に、板状底部材21aと略直交するように一体的に形成された円形の外周壁22を備え、板状底部材21aと外周壁22とによって画定された空間内に、リキッドファンデーションを含浸した発泡プラスチックフォーム20を収納可能に構成されている。
図6は、発泡プラスチックフォーム20の略斜視図である。
図6に示されるように、発泡プラスチックフォーム20には、発泡プラスチックフォーム20の略中央部で交差し、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達する直線状の3つの切込み25、26、27が形成されている。
以上のように構成された化粧品容器1においては、以下のようにして、内部に収容されたリキッドファンデーションを用いて、化粧がなされる。
ユーザーによって、まず、蓋部材3が開かれ、内部蓋部材10のパフ収容部12内に収容されたパフ15が取り出される。
次いで、内部蓋部材10が開かれると、発泡プラスチックフォーム収容部21内に収容され、リキッドファンデーションが含浸された発泡プラスチックフォーム20が露出し、ユーザーはパフ15を用いて、発泡プラスチックフォーム20の表面を押圧して、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させる。
こうしてパフ15に付着されたリキッドファンデーションは、パフ15を皮膚に接触させることによって、ユーザーの皮膚を化粧する。
本実施態様にかかる化粧品容器1は、リキッドファンデーションを含浸した泡プラスチックフォーム20と、パフ15およびミラー8を内蔵しているので、外出の際に、この化粧品容器1を携行するだけで、化粧用具を別途携行する必要がないという利点を有している。
こうして、繰り返し、化粧を続けると、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションが消費され、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させることができなくなる。
しかしながら、本発明者が従来の化粧品容器において、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させることができなくなったときに、発泡プラスチックフォーム収容部21から発泡プラスチックフォーム20を取り去り、発泡プラスチックフォーム収容部21の内部を観察したところ、発泡プラスチックフォーム収容部21の内周縁部に、かなりの量のリキッドファンデーションが残存していることが見出された。
しかるに、本実施態様においては、発泡プラスチックフォーム20に、発泡プラスチックフォーム20の略中央部で交差し、それぞれ、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達する3つの切込み25、26、27が形成されている。
このように構成された本実施態様にかかる化粧品容器1においては、リキッドファンデーションをパフ15に付着させるために、パフ15によって、発泡プラスチックフォーム20を押圧すると、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションは発泡プラスチックフォーム20内を流動する。その際、リキッドファンデーションは流動抵抗が低い領域に向かって流れるから、切込み25、26、27が形成された発泡プラスチックフォーム20の中央部分に向かって流れる。
その結果、リキッドファンデーションが切込み25、26、27が形成された発泡プラスチックフォーム20の中央部分に集まるから、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム収容部21の内周縁部に留まり、残存することを効果的に防止することができる。
このように、本実施態様によれば、発泡プラスチックフォーム20には、その略中央部で交差する3つ切込み25、26、27が、それぞれ、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達するように形成されており、パフ15の押圧力によって、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム20の内部を流動する際、リキッドファンデーションは流動抵抗が小さい発泡プラスチックフォーム20の切込み25、26、27が形成された部分に向けて流れるから、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム収容部21の内周縁部に留まり、残存することを効果的に防止することができる。
図7は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる化粧容器において使用される発泡プラスチックフォームの略斜視図である。
図7に示されるように、本実施態様においては、発泡プラスチックフォーム30には、その略中央部で交差する4つの直線状の切込み31,32、33、34が放射状に形成されている。
このように構成された化粧品容器1においても、以下のようにして、内部に収容されたリキッドファンデーションを用いて、化粧がなされる。
ユーザーによって、まず、蓋部材3が開かれ、内部蓋部材10のパフ収容部12内に収容されたパフ15が取り出される。
次いで、内部蓋部材10が開かれると、発泡プラスチックフォーム収容部21内に収容され、リキッドファンデーションが含浸された発泡プラスチックフォーム20が露出し、ユーザーはパフ15を用いて、発泡プラスチックフォーム20の表面を押圧して、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させる。
こうしてパフ15に付着されたリキッドファンデーションは、パフ15を皮膚に接触させることによって、ユーザーの皮膚を化粧する。
本実施態様にかかる化粧品容器1もまた、リキッドファンデーションを含浸した泡プラスチックフォーム20と、パフ15およびミラー8を内蔵しているので、外出の際に、この化粧品容器1を携行するだけで、化粧用具を別途携行する必要がないという利点を有している。
従来の化粧品容器においては、こうして、繰り返し、化粧を続けると、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションが消費され、発泡プラスチックフォーム20に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させることができなくなるが、発泡プラスチックフォーム収容部21内のリキッドファンデーションを使い切っているわけではなく、通常、発泡プラスチックフォーム収容部21内の内周縁部に、かなりの量のリキッドファンデーションが留まり、残存している。
しかるに、本実施態様においては、発泡プラスチックフォーム30には、その略中央部で交差する4つの直線状の切込み31,32、33、34が放射状に形成されており、パフ15によって、発泡プラスチックフォーム30が押圧されて、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム30の内部を流動する際、発泡プラスチックフォーム30の切込み31,32、33、34が形成された部分は流動抵抗が低いから、リキッドファンデーションは発泡プラスチックフォーム30の切込み31,32、33、34が形成された部分に向けて流れ、したがって、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム収容部21の内周縁部に留まり、残存することを効果的に防止することが可能になる。
図8は、本発明の他の実施態様にかかる化粧容器において使用される発泡プラスチックフォームの略斜視図である。
図8に示されるように、本実施態様においては、発泡プラスチックフォーム40には、発泡プラスチックフォーム40の中心部に向かって延びる8つの切込み41、42、43、44、45、46、47、48が直線状に形成されているが、8つの切込み41、42、43、44、45、46、47、48は互いに交差してはいない。
このように構成された本実施態様にかかる化粧品容器1においては、以下のようにして、内部に収容されたリキッドファンデーションを用いて、化粧がなされる。
ユーザーによって、まず、蓋部材3が開かれ、内部蓋部材10のパフ収容部12内に収容されたパフ15が取り出される。
次いで、内部蓋部材10が開かれると、発泡プラスチックフォーム収容部21内に収容され、リキッドファンデーションが含浸された発泡プラスチックフォーム40が露出し、ユーザーはパフ15を用いて、発泡プラスチックフォーム40の表面を押圧して、発泡プラスチックフォーム40に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させる。
こうしてパフ15に付着されたリキッドファンデーションは、パフ15を皮膚に接触させることによって、ユーザーの皮膚を化粧する。
本実施態様にかかる化粧品容器1もまた、リキッドファンデーションを含浸した泡プラスチックフォーム40と、パフ15およびミラー8を内蔵しているので、外出の際に、この化粧品容器1を携行するだけで、化粧用具を別途携行する必要がないという利点を有している。
従来の化粧品容器においては、こうして、繰り返し、化粧を続けると、発泡プラスチックフォーム40に含浸されたリキッドファンデーションが消費され、発泡プラスチックフォーム40に含浸されたリキッドファンデーションをパフ15に付着させることができなくなるが、発泡プラスチックフォーム収容部21内のリキッドファンデーションを使い切っているわけではなく、通常、発泡プラスチックフォーム収容部21内の内周縁部に、かなりの量のリキッドファンデーションが留まり、残存している。
しかるに、本実施態様においては、発泡プラスチックフォーム40には、発泡プラスチックフォーム40の中心部に向かって延びる8つの切込み41、42、43、44、45、46、47、48が直線状に形成されており、パフ15によって、発泡プラスチックフォーム40が押圧されて、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム40の内部を流動する際、発泡プラスチックフォーム40の切込み41、42、43、44、45、46、47、48が形成された部分は流動抵抗が低いから、リキッドファンデーションは発泡プラスチックフォーム40の切込み41、42、43、44、45、46、47、48が形成された中心部近傍に向けて流れ、したがって、リキッドファンデーションが発泡プラスチックフォーム収容部21の内周縁部に残存することを効果的に防止することが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、図1ないし図6に示された実施態様においては、発泡プラスチックフォーム20の略中央部で交差し、それぞれ、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達する3つの直線状の切込み25、26、27が形成され、図7に示された実施態様においては、発泡プラスチックフォーム30の略中央部で交差し、それぞれ、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達する4つの直線状の切込み31,32、33、34が、図8に示された実施態様においては、発泡プラスチックフォーム40の中心部に向かって直線状に延び、互いに交差してはいない8つの切込み41、42、43、44、45、46、47、48が直線状に形成されているが、切込みは互いに交差していることも、発泡プラスチックフォーム20の中心部に向かって延びるように形成されていることも必要でなく、切込みは発泡プラスチックフォーム20の中央部近傍に形成されていれば足り、その形状はとくに限定されるものではなく、複数の切込みが形成されていればよく、3つ、4つないし8つの切込みが形成されていることは必ずしも必要でない。
また、前記実施態様においては、切込み25、26、27、切込み31,32、33、34ならびに切込み41、42、43、44、45、46、47、48はいずれも発泡プラスチックフォーム20の裏面に達するように形成されているが、発泡プラスチックフォーム20の裏面に達するように、切込みを形成することは必ずしも必要でなく、切込みは発泡プラスチックフォーム20の裏面近傍に達していればよい。
さらに、前記実施態様においては、切込み25、26、27、切込み31,32、33、34ならびに切込み41、42、43、44、45、46、47、48はいずれも直線状をなしているが、切込みが直線状に形成されることは必ずしも必要でなく、切込みが曲線状をなしていてもよい。
また、前記実施態様においては、容器本体2、発泡プラスチックフォーム収容部21、内部蓋部材10および蓋部材3が略円形の横断面を有しているが、容器本体2、発泡プラスチックフォーム収容部21、内部蓋部材10および蓋部材3が略円形の横断面を有していることは必ずしも必要でなく、横断面が略楕円形状、略四角形状、略多角形状をなしていてもよい。
1 化粧品容器
2 容器本体
2a 容器本体の外周壁
3 蓋部材
3a 蓋部材の外周壁
3b 蓋部材の板状部材
4 ストッパ
5 ヒンジ
6 蓋部材の係合部
7 容器本体の係合部
8 ミラー
10 内部蓋部材
10a 内部蓋部材の外周壁
11 ヒンジ
12 パフ収容部
13 内部蓋部材の把持部
15 パフ
16 パフ把持部
20 発泡プラスチックフォーム
21 発泡プラスチックフォーム収容部
21a ラスチックフォーム収容部の板状底部材
22 発泡プラスチックフォーム収容部の外周壁
23 容器本体の内壁面
25、26、27 切込み
30 発泡プラスチックフォーム
31,32、33、34 切込み
40 発泡プラスチックフォーム
41、42、43、44、45、46、47、48 切込み

Claims (3)

  1. リキッドファンデーションを含浸した単層の発泡プラスチックフォームを収容可能な皿状の発泡プラスチックフォーム収容部と、
    発泡プラスチックフォーム収容部の上部開口を開閉可能に、容器本体にヒンジ結合され、その上部にパフを収容する皿状のパフ収容部が形成された内部蓋部材と、
    その内面にミラーが取り付けられ、容器本体にヒンジ結合されて、容器を開閉可能な皿状の蓋部材を備えたコンパクト状の化粧品容器であって、
    前記単層の発泡プラスチックフォームに、略中央部で交差し、前記単層の発泡プラスチックフォームの裏面に達する複数の切込みが放射状に形成されたことを特徴とする化粧品容器。
  2. 前記複数の切込みが前記発泡プラスチックフォームに直線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の化粧品容器。
  3. 前記発泡プラスチックフォームに3つ以上の切込みが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧品容器。
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