JP2017510386A - 少なくとも1つの美容製品のための包装デバイスおよび関連する包装方法 - Google Patents

少なくとも1つの美容製品のための包装デバイスおよび関連する包装方法 Download PDF

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Abstract

少なくとも1つの美容製品(24)を包装するためのデバイス(10; 210)は、- 下方支承面(42)と上方面(44)との間で延びる筐体(38)を定める基部(28)と、- 美容製品(24)の貯蔵容器(78)を定める詰め替え部(22)であって、下方支承面(42)から筐体(38)の中に取り外し可能に挿入するのに適する詰め替え部(22)と、- 固定構成から放出構成に移動可能な少なくとも1つの移動可能固定部材(90)を有する、筐体(38)において詰め替え部(22)を固定/固定解除するためのシステム(26)と、- 貯蔵容器(78)の開放アクセス位置と閉鎖封止位置との間で基部(28)に対して移動可能に取り付けられた少なくとも1つの蓋(30、32)とを備える。デバイス(10; 210)は、移動可能固定部材(90)が、基部(28)の上方面(44)から操って開放アクセス位置にするのに適することを特徴とする。

Description

本発明は、
- 下方支承面と上方面との間で延びる筐体を定める内部容積を定める基部であって、筐体が下方支承面へと開口する、基部と、
- 美容製品の貯蔵容器を定める詰め替え部であって、下方支承面から筐体の中に取り外し可能に挿入するのに適する詰め替え部と、
- 筐体において詰め替え部を固定/固定解除するためのシステムであって、固定構成から、詰め替え部を筐体内に放出するための構成に移動可能な少なくとも1つの移動可能固定部材を有する固定/固定解除システムと、
- 貯蔵容器に関する開放アクセス位置と閉鎖封止位置との間で基部に対して移動可能に取り付けられた少なくとも1つの蓋と
を備える、少なくとも1つの美容製品を包装するためのデバイスに関する。
「美容製品」は、具体的には、本発明の意味においては、美容製品に関する2009年11月30日付けの欧州議会および理事会の規則(EC)第1223/2009に定められるような製品を意味する。
上記のデバイスは、例えば、美容製品を運搬するため、および、美容製品を筐体内に閉じ込めるのに適する筐体である。上記のデバイスは、中に収容されている美容製品が使い切られたとき、または、使用者が美容製品を変えたいとき、交換され得る美容製品の詰め替えを受け入れるように意図されている。
美容製品は、有利には、コンパクトまたは成型粉末体などの固体である。代替で、美容製品は粘性流体またはクリームである。
製品は、例えば、使用者の体表面用の化粧製品またはケア製品である。
従来、包装デバイスは、使用するのが容易である質の高い筐体と、消耗品で使い捨ての美容製品詰め替え部とを備えている。したがって、筐体は、製品が使い切られたときに詰め替え部とともに処分されなければならない。これは経済的ではなく、生じる廃棄の量を増加する要因である。
この問題を是正するために、仏国特許発明第2943511号明細書には、支持体における外部支承面を介して筐体に挿入される取り外し可能な詰め替え部を有する筐体内に美容製品を包装するためのデバイスが記載されている。デバイスは、外部支承面からアクセス可能である詰め替え部を固定するためのシステムを有している。
このようなシステムは、詰め替え部に収容されている美容製品が使い切られたときにも、詰め替え部を交換するだけで、筐体を保有しておくことを可能にする。
しかしながら、上記のデバイスは、完全に満足できるものではない。詰め替え部を固定および解除するためのシステムは、使用者の直接的な視界から隠されている。したがって、使用者は、詰め替え部を解除するためにデバイスをひっくり返す必要があり、これは、特に他の付属品が筐体に収容されている場合には、使い勝手が良くない。
さらに、詰め替え部を固定および解除するための機構は、使用者の爪のうちの1つで操作されなければならず、場合によってはその爪が割れてしまう可能性がある。
仏国特許発明第2943511号明細書
したがって、本発明の1つの目的は、特に詰め替え部を筐体に挿入および解除するとき、このような筐体の使用の容易性を高めることである。
この目的のために、本発明は、移動可能固定部材が、基部の上方面から操って開放アクセス位置にするのに適することを特徴とする前述した種類のデバイスに関する。
本発明によるデバイスは、単独で、または、技術的に可能である任意の組み合わせで検討される以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
- 移動可能固定部材が、蓋の閉鎖位置において使用者からアクセス不可能である。
- 蓋の閉鎖位置において、詰め替え部が、基部から離れた位置から、筐体に挿入された位置へと移動するのに適し、移動可能固定部材が筐体内に詰め替え部を固定する。
- 移動可能固定部材が、基部と詰め替え部とのうちの第1の部材によって支持される。
- 移動可能固定部材が固定突起を備え、固定/固定解除システムが、基部と詰め替え部とのうちの第2の部材に形成される、固定突起を固定するための少なくとも1つの溝を定める。
- 移動可能固定部材が、固定構成から解除構成へと弾性的に変形可能な帯片を備え、帯片は、少なくとも詰め替え部が筐体に配置されるときに内部容積内に配置される操作ツマミを有する。
- 基部が、筐体を定める周囲壁を備え、移動可能部材が、2つの側方スロットによって定められる周囲壁の移動可能領域によって形成される。
- 固定/固定解除システムが、筐体に対して移動可能部材の反対側に配置される二次固定部材を備える。
- 二次固定部材が、基部と詰め替え部とのうちの第1の部材によって支持され、二次固定部材が固定突起を備え、固定/固定解除システムが、基部と詰め替え部とのうちの第2の部材に形成される、固定突起を固定するための溝を定める。
- 詰め替え部が、肩部を定める基礎板を備え、基部の筐体が、下方支承面からアクセス可能な周囲空間を有し、周囲空間は、詰め替え部が筐体へと受け入れられるときに肩部を受け入れるのに適する。
- 筐体が、上方開口を介して上方面へと開口する貫通筐体である。
- 筐体が貫通しておらず、貫通していない筐体が、上方面の高さで延びる封止壁によって内部で定められ、移動可能部材が、封止壁に形成された切り欠きに収められる。
本発明は、以下のステップを含む美容製品を包装するための方法にも関する。
- 詰め替え部が筐体に配置され、移動可能固定部材が固定構成にある、デバイスを提供するステップ。
- 移動可能固定部材へのアクセスを解除するために、蓋を開放位置に配置するステップ。
- 移動可能固定部材を基部の上方面から操作して移動可能固定部材を挿入して、詰め替え部を筐体中に解除するための構成にするステップ。
- 下方支承面を介して筐体から詰め替え部を取り外すステップ。
本発明による方法は、単独で、または、任意の技術的に可能である組み合わせで検討される以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
- 交換詰め替え部を提供するステップ。
- 交換詰め替え部を下方支承面から上方面へと挿入して筐体の中に入れるステップ。
- 移動可能固定部材が固定構成にある状態で、交換詰め替え部を筐体内に固定するステップ。
本発明は、添付の図面を参照し、単に例として提供される以下の記載を考慮すると、より容易に理解することができる。
筐体と取り外し可能な詰め替え部とを備える、本発明による美容製品を包装するための第1のデバイスの全体斜視図である。 図1における包装デバイスの断面輪郭図である。 図1におけるデバイス内で詰め替え部を固定および解除するためのシステムの詳細な断面図である。 本発明による第2のデバイスの斜視図である。
本発明による美容製品を包装するための第1のデバイス10が、図1から図3に描写されている。
デバイス10は、筐体20と、美容製品24を受け入れている、筐体20に取り外し可能に取り付けられた詰め替え部22と、筐体20において詰め替え部22を固定/固定解除するためのシステム26とを備えている。
美容製品24は、有利には、特に粘性流体またはクリームである、粉末または液体などの固体である。
筐体20は、基部28と、少なくとも1つの蓋30、32とを備えている。この例では、筐体20は、基部28を封止するための第1の蓋30および第2の蓋32を備えている。
各々の蓋30、32は、基部28に対して、基部28にアクセスするための開放位置と、基部28を封止するための閉鎖位置との間で、基部28の各々の側部に位置するそれぞれのヒンジ機構34、36を介して、移動可能に取り付けられている。
基部28は、実質的に平坦な形状を有しており、実質的に多角形の、すなわち、この例では矩形の輪郭を有している。代替で、基部28は、円形、楕円形、または他の形など、丸められた輪郭を有する。
図3に描写されている例では、基部28は、詰め替え部22を受け入れるための貫通筐体38と、閉鎖位置で第1の蓋30を受け入れ、開放位置で固定/固定解除システム26にアクセスするための内部容積40とを内部で定めている。
基部28は、支持体に置かれるように、または、使用者の手の一方で保持されるように意図される外側を向いた下方支承面42と、閉鎖封止位置において第1の蓋30を支持するように意図される上方面44とを備えている。
基部28は、下方支承面42と上方面44とを基部28の周囲に沿って結合する外部周囲面を有する周囲壁46を備えている。
さらに、周囲壁46は、下方支承面42と上方面44との間で内部容積40と貫通筐体38とを定める内部周囲面48を有している。
ここでは、下方支承面42は実質的に平面である。
下方支承面42は、詰め替え部22を貫通筐体38に挿入するための下方開口50を定めている。挿入開口50の輪郭は、以下で分かるように、詰め替え部22の外側輪郭と同様の輪郭を有している。
下方支承面42は、貫通筐体38の中で、下方支承面42から上方面44へと延びる周囲空間52も定めている。周囲空間52は、以下でより詳細に分かるように、詰め替え部22の肩部54を隠すのに適している。
上方面44は、基部28の下方支承面42と実質的に平行に延びている。上方面44は、貫通筐体38と内部容積40とにアクセスするための上方開口56を定めている。
周囲壁46は、ヒンジ機構34、36をそれぞれ受け入れている後領域58と前領域60とを備えている。周囲壁46は、ヒンジ機構34、36に対して横切って延び、基部28を掴むように意図されている2つ側方領域62を備えている。
後領域58は、第1の蓋30の第1の軸64に沿っての基部28と第1の蓋30との間に枢動連結を作り出すために、上方面44の上方に突出する第1のヒンジ機構34を有している。
後領域58は、固定/固定解除システム26の一部を挿入するための切り欠き65を定めている。
後領域58は後中空部66を有している。後中空部66は、第2の蓋32の第2の軸68に沿って、基部28と第2の蓋32との間に枢動連結を作り出すために、上方面44および下方支承面42の上方に突出する第2のヒンジ機構36を有している。
後領域58における後中空部66は、上方面44から第2の回転軸68へと延びている。
基部28は、1つの部品、または、互いと堅固に連結されている複数の部品の組立体から作られる。
各々の蓋30、32は、それぞれ第1のヒンジ機構34および第2のヒンジ機構36を介して、閉鎖位置と開放位置との間を動くように基部28にヒンジ装着されている。
ここでは、第1の蓋30は、第1の軸64に沿ってヒンジ装着された板70を備えている。閉鎖位置では、板70は、基部28の貫通開口38の上方開口44を封止することによって、後領域58から前領域60へと延びる。
閉鎖位置では、第1の蓋30は、一方の側方領域62から他方へと、基部28の下方支承面42と平行に延びる。
第2の蓋32は、閉鎖位置で第1の蓋30を覆うシェル72を備えている。
また、シェル72は、後領域58から第2の前領域60に、および、一方の側方領域62から他方に横切って延びている。
第2の蓋32は、シェル72を第2のヒンジ機構36に垂直に連結する突出部74をさらに備えている。
第2の蓋32の突出部74は、閉鎖位置では後中空部66に収められる。突出部74は、後中空部66を後部に対して封止し、固定/固定解除機構26へのアクセスを防止する。
閉鎖位置において、第1の蓋30は基部28の上方面44に下ろされ、第2の蓋32は第1の蓋30に下ろされる。
基部28の上方での互いに重なる2つの蓋30、32の配置は、美容製品24へのアクセスと、固定/固定解除システム26の操作とを防止する。したがって、美容製品24は内部容積40内に閉じ込められる。
開放位置では、第1の蓋30および第2の蓋32は、例えば90°から180°の間といった、90°の角度変位で、それぞれヒンジ軸64および68を中心として枢動されている。第1の蓋30および第2の蓋32は、基部28の貫通筐体38に保持されている詰め替え部22の内容物と、固定/固定解除システム26とに自由にアクセスできるようにする。
図2に示した実施形態では、第1の蓋30の角度間隔は、有利には0°から175°の間であり、第2の蓋32の角度間隔は、有利には0°から180°の間である。
開放位置では、第2の蓋32の突出部74が後中空部66から取り外される。
詰め替え部22は、実質的に平坦な形状を有しており、基部28の挿入開口50と実質的に組み合わさる輪郭を有している。
詰め替え部22は、美容製品24を保管するための容器78を内部で定める輪隔壁76を備えている。容器78には、詰め替え部22が貫通筐体38に配置されるときに、上方開口56からアクセス可能である。
詰め替え部22は、詰め替え部22が貫通筐体38に挿入されるときに周囲空間52に受け入れられる肩部54を定めた基礎板80を備えている。
一実施形態では、美容製品は皿に包装されており、その皿は容器78内に配置されつつ、例えば、容器78の底に固定される。
代替で、美容製品は、輪隔壁76と接触している容器78の中に直接導入される。
輪隔壁76は基礎板80から突出している。輪隔壁76は、基部28の貫通筐体38の輪郭と組み合わさる形の外部周囲面82を有している。
詰め替え部22の外部周囲面82は、基部28の後領域58および前領域60をそれぞれ向いてそれぞれ配置される後面84および前面86を有している。外部周囲面82は、基部28の2つの側方領域62をそれぞれ向いて配置されている2つの側方面88を備えている。
詰め替え部22は、基部28の貫通筐体38に挿入された位置と、基部28から離れた解除された位置との間で、基部28に対して可逆的に取り外し可能となっている。
詰め替え部22は、ここでは、詰め替え部22を下方支承面42に形成されている下方開口50を介して外側から貫通筐体38の中に内向きに(図1の下から上へ)挿入することによって、解除された位置と挿入された位置との間で移動される。
本発明によれば、固定/固定解除システム26は使用者によって操作されるように意図されている、詰め替え部22を固定するための移動可能部材90と、二次固定部材92とを備えており、部材90、92は、基部28と詰め替え部22とのうち第1の部材によって支持されている。
固定/固定解除システム26は、基部28と詰め替え部22とのうち第2の部材に形成された、移動可能部材90と二次部材92とを受け入れるためのそれぞれの溝94をさらに備えている。
この例では、溝94は、詰め替え部22の2つの後面84および前面86にそれぞれ形成されている。
この例では、移動可能部材90および二次部材92は基部28によって支持されている。この例では、移動可能部材90および二次部材92は基部28の同じ部品によって支持されている。
移動可能部材90は、切り欠き65の中に配置されている柔軟な帯片によって形成されている。切り欠き65は、2つのスロット96によって定められた、基部28の周囲壁46の領域によって、有利に形成されている。
移動可能部材90は、詰め替え部22の後面84の溝94に挿入されるのに適した突起98と、詰め替え部22を貫通筐体38内に固定するための構成と、詰め替え部22を解除するための構成との間で移動可能部材90を切り替えるために、使用者の指によって操作されるように意図されている、移動可能部材90を操作するためのツマミ102とを備えている。
ツマミ102は、上方面44に対して、貫通筐体38の内側で柔軟な帯片の端へと突出している。ツマミ102は、好ましくは、指の輪郭に適する、凹んだ支承面を有する。
移動可能部材90は、アイドル構成に相当する詰め替え部22を固定するための構成と、詰め替え部22を解除するための変形構成との間で、曲がることによって変形可能である。
固定構成では、移動可能部材90と突起98とは、貫通筐体38内で前方に移動される。突起98は、詰め替え部22が挿入された位置にあるときに溝94に挿入され、それにより、突起98と溝94の縁との間に係合することで詰め替え部22を固定する。
解除構成では、有利にはツマミ102を作動することによって外向きに押されることで、移動可能部材90は貫通筐体38から離れるように移動される。
突起98は、詰め替え部22の解除を可能にするために、溝94の外側に配置されている。
二次部材92は、貫通筐体38に対して移動可能部材90の反対側に配置されている。二次部材92は、前領域60から貫通筐体38内に突出した追加の突起104を備えている。追加の突起104は、前面86の溝94に挿入されるのに適しており、詰め替え部22を向いている。
次いで、本発明による美容製品24を包装するためのデバイス10の使用について説明する。
最初に、筐体20と、美容製品24が充填された詰め替え部22とを備えているデバイス10が、使用者に供される。詰め替え部22は、貫通筐体38に挿入された位置にある。詰め替え部22は、固定部材90、92の各々の突起98、104と、突起98、104を受け入れる溝94を定める面との間の係合によって、所定位置に保持される。
各々の蓋30、32の閉鎖位置では、使用者は、基部28の内部容積40に収められている固定/固定解除システム26にアクセスすることができない。したがって、詰め替え部22は筐体に固定されている。
美容製品24を使用するために、使用者は、蓋32および蓋30を連続してそれらの開放位置に切り替える。
美容製品24が使い切られた後、または、使用者が美容製品24を変えたいとき、使用者は筐体20の詰め替え部22を変える。
この目的のために、使用者は詰め替え部22を取り外す。
したがって、使用者は蓋30、32を開けて、固定/固定解除システム26の移動可能部材90の端に位置するツマミ102へのアクセスを得る。
このツマミ102には、基部28の上方面44からのみアクセス可能である。外向きの触圧を用いてツマミ102を作動することで、移動可能部材90の変形可能な帯片が、解除構成に向かって枢動し、溝94に挿入されている移動可能部材90の突起98を解除する。
詰め替え部22は、貫通筐体38内で枢動し、有利には詰め替え部22の重みの影響の下で、上方開口56から挿入開口50に向かう方向で貫通筐体38から出る。
詰め替え部22が基部28の貫通筐体38から取り外されると、新たな量の美容製品24を収容する新たな詰め替え部22が導入される。
したがって、移動可能部材90はそのアイドル構成に戻る。
蓋30、32の位置が開放であるか閉鎖であるかに係わらず、使用者は、挿入開口50を介して貫通筐体38の中に詰め替え部22を導入する。詰め替え部22は、詰め替え部22の肩部54が貫通筐体38の周囲空間52内で周囲壁46の下方縁に当接するまで貫通筐体38に入る。
この移動の間、移動可能部材90は曲がって解除構成となり、各々の突起98、104を溝94に挿入することを可能にする。
詰め替え部22は、突起98、104が詰め替え部22の後面84および前面86に形成された溝94に挿入されることによって、柔軟な固定/固定解除システム26によって再び貫通筐体38の中に保持される。
デバイス10は、基部28にヒンジ装着された少なくとも1つの蓋30、32と、筐体20の貫通筐体38において詰め替え部22を固定/固定解除するためのシステム26とによって閉じ込められる手法で美容製品24を包装および運搬することを保証し、システム26には、基部28の内部容積40からのみ、つまり、筐体20の各々の蓋30、32が開放位置にあるときにのみアクセス可能である。
デバイス10は、内部容積40内に固定/固定解除システム26の移動可能部材90のツマミ102が存在するため、容易な使用を保証している。ツマミ102には、使用者の視界内に直接位置する上方面44を介してのみアクセス可能であり、特に貫通筐体38内で詰め替え部22を交換するときにデバイス10の操作を容易にする。したがって、詰め替え部22を解除するために筐体20をひっくり返すことは必要ではない。
代替で、デバイス10の各々の蓋30、32は、鏡や泡塗布具などの美容品を受け入れるのに適する。
同じく代替で、デバイス10は単一の蓋を備える。
代替の一実施形態では、筐体20には、その最初の使用の前に詰め替え部22と別に供され、詰め替え部22が最初の使用の間に筐体20へと導入される。
図4に示した代替の一実施形態では、デバイス210は、詰め替え部22と、任意で、中間壁214によって定められた特定の側方空間212に収められる美容付属品とを包装するための入れ物である。
デバイス210は、例えば、図1から図3に示したように、筐体として機能するデバイス10の中に導入されるのに適した詰め替え部22を包装するように意図されている。
デバイス10と異なり、デバイス210の筐体38は貫通していない。筐体38は下方支承面42へと開放している。
筐体38は、上方面44の高さで延びる封止壁222によって内部で封止され、筐体38の内側に向かって下方支承面42からのみアクセス可能である。
移動可能部材90を有する固定/固定解除システム26は切り欠き220内に配置されている。
デバイス10と異なり、デバイス210は単一の蓋224を有している。固定/固定解除システム26は、蓋224が開放位置にあるときにのみアクセス可能である。
さらに、固定/固定解除システム26は、有利には、下方支承面42に形成された、移動可能固定部材90を作動するためのボタン226を備えている。ボタン226は、湾曲した貫通窪みによって定められた基部28の底壁の一部によって形成されている。
解除構成ではボタン226は、下方支承面42の内側から外向きに押される。これにより、移動可能固定部材90を筐体から離れるように枢動させ、詰め替え部22を解除する。
有利には、美容付属品はスポンジである。
10 第1のデバイス
20 筐体
22 詰め替え部
24 美容製品
26 固定/固定解除システム、固定/固定解除機構
28 基部
30 第1の蓋
32 第2の蓋
34 第1のヒンジ機構
36 第2のヒンジ機構
38 貫通筐体、貫通開口
40 内部容積
42 下方担持面
44 上方面
46 周囲壁
48 内部周囲面
50 下方開口、挿入開口
52 周囲空間
54 肩部
56 上方開口
58 後領域
60 前領域
62 側方領域
64 第1の軸、ヒンジ軸
65 切り欠き
66 後中空部
68 第2の軸、ヒンジ軸
70 板
72 シェル
74 突出部
76 輪隔壁
78 容器
80 基礎板
82 外部周囲面
84 後面
86 前面
88 側方面
90 移動可能部材
92 二次固定部材
94 溝
98 突起
102 ツマミ
104 突起
210 デバイス
212 側方空間
214 中間壁
220 切り欠き
222 封止壁
224 蓋
226 ボタン

Claims (14)

  1. 下方支承面(42)と上方面(44)との間で延びる筐体(38)を定める内部容積(40)を定める基部(28)であって、前記筐体(38)が前記下方支承面(42)へと開口する、基部(28)と、
    美容製品(24)の貯蔵容器(78)を定める詰め替え部(22)であって、前記下方支承面(42)から前記筐体(38)の中に取り外し可能に挿入するのに適する詰め替え部(22)と、
    前記筐体(38)において前記詰め替え部(22)を固定/固定解除するためのシステム(26)であって、固定構成から、前記詰め替え部(22)を前記筐体(38)内に放出するための放出構成に移動可能な少なくとも1つの移動可能固定部材(90)を有する固定/固定解除システム(26)と、
    前記貯蔵容器(78)に関する開放アクセス位置と閉鎖封止位置との間で前記基部(28)に対して移動可能に取り付けられた少なくとも1つの蓋(30、32)とを備えた、少なくとも1つの美容製品(24)を包装するためのデバイス(10; 210)であって、
    前記移動可能固定部材(90)が、前記基部(28)の前記上方面(44)から操って前記開放アクセス位置にするのに適することを特徴とするデバイス(10; 210)。
  2. 前記移動可能固定部材(90)が、前記蓋(30、32)の前記閉鎖封止位置において使用者からアクセス不可能であることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス(10; 210)。
  3. 前記蓋の前記閉鎖封止位置において、前記詰め替え部(22)が、前記基部(28)から離れた位置から、前記筐体(38)に挿入された位置へと移動するのに適し、前記移動可能固定部材(90)が前記筐体(38)内に前記詰め替え部(22)を固定することを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス(10; 210)。
  4. 前記移動可能固定部材(90)が、前記基部(28)と前記詰め替え部(22)とのうちの第1の部材によって支持されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス(10; 210)。
  5. 前記移動可能固定部材(90)が固定突起(98)を備え、前記固定/固定解除システム(26)が、前記基部(28)と前記詰め替え部(22)とのうちの第2の部材に形成される、前記固定突起(98)を固定するための少なくとも1つの溝(94)を定めることを特徴とする、請求項4に記載のデバイス(10; 210)。
  6. 前記移動可能固定部材(90)が、前記固定構成から前記放出構成へと弾性的に変形可能な帯片を備え、前記帯片は、少なくとも前記詰め替え部(22)が前記筐体(38)に配置されるときに前記内部容積(40)内に配置される操作ツマミ(102)を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス(10; 210)。
  7. 前記基部(28)が、前記筐体(38)を定める周囲壁(46)を備え、前記移動可能固定部材(90)が、2つの側方スロット(96)によって定められる前記周囲壁(46)の移動可能領域によって形成されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス(10; 210)。
  8. 前記固定/固定解除システム(26)が、前記筐体(38)に対して前記移動可能固定部材(90)の反対側に配置される二次固定部材(92)を備えることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス(10; 210)。
  9. 前記二次固定部材(92)が、前記基部(28)と前記詰め替え部(22)とのうちの第1の部材によって支持され、前記二次固定部材(92)が固定突起(98)を備え、前記固定/固定解除システム(26)が、前記基部(28)と前記詰め替え部(22)とのうちの第2の部材に形成される、前記固定突起(98)を固定するための溝(94)を定めることを特徴とする、請求項8に記載のデバイス(10; 210)。
  10. 前記詰め替え部(22)が、肩部(54)を定める基礎板(80)を備え、前記基部(28)の前記筐体(38)が、前記下方支承面(42)からアクセス可能な周囲空間(52)を有し、前記周囲空間(52)は、前記詰め替え部(22)が前記筐体(38)へと受け入れられるときに前記肩部(54)を受け入れるのに適することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス(10; 210)。
  11. 前記筐体(38)が、上方開口(56)を介して前記上方面(44)へと開口する貫通筐体であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  12. 前記筐体(38)が貫通しておらず、前記貫通していない筐体が、前記上方面(44)の高さで延びる封止壁(222)によって内部で定められ、前記移動可能固定部材(90)が、前記封止壁(222)に形成された切り欠き(220)に収められることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス(210)。
  13. 美容製品(24)を包装するための方法であって、
    請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス(10; 210)を提供するステップであって、前記詰め替え部(22)が前記筐体(38)に配置され、前記移動可能固定部材(90)が前記固定構成にある、ステップと、
    前記移動可能固定部材(90)へのアクセスを解除するために、前記蓋(30、32)を前記開放アクセス位置に配置するステップと、
    前記移動可能固定部材(90)を前記基部(28)の前記上方面(44)から操作して前記移動可能固定部材(90)を挿入して、前記詰め替え部(22)を前記筐体(38)中に放出するための前記放出構成にするステップと、
    前記下方支承面(42)を介して前記筐体(38)から前記詰め替え部(22)を取り外すステップと
    を含む方法。
  14. 交換詰め替え部(22)を提供するステップと、
    前記交換詰め替え部(22)を前記下方支承面(42)から前記上方面(44)へと挿入して前記筐体(38)の中に入れるステップと、
    前記移動可能固定部材(90)が前記固定構成にある状態で、前記交換詰め替え部(22)を前記筐体内に固定するステップと
    を含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
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