JP6583396B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、コンバインに関する。
従来、コンバインには、機体フレーム上の左右一側に穀稈を脱穀する脱穀装置を設け、機体フレーム上の左右他側に脱穀した穀粒を貯留するグレンタンクを設け、脱穀装置とグレンタンクとの間に脱穀装置で脱穀した穀粒を上方へ搬送する揚穀装置を設け、揚穀装置の上部に揚穀装置で搬送した穀粒をグレンタンクの内部に排出する穀粒排出部を設けたものがある。
コンバインにおいて、近年の排ガス規制に適応するために、エンジン(ディーゼルエンジン)から排出される排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置を設けることが知られている。また、コンバインには、ディーゼルエンジンの後方となるグレンタンクの前方に排気ガス浄化装置を設置するために、グレンタンクの前面に凹み(凹部)を形成して排気ガス浄化装置を配置するスペースを確保しているものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2016−158591号公報
しかしながら、上記したような従来のコンバインは、グレンタンクの前側に凹部が形成されている場合はグレンタンクの前側の容積が後側よりも小さくなるため、穀粒が前側の方に早く堆積して、グレンタンクに穀粒が偏って貯留されてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、グレンタンクに貯留される穀粒の均平化を図ることができるコンバインを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、機体フレーム(2)上の左右一側に穀稈を脱穀する脱穀装置(6)を設けるとともに左右他側に脱穀した穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、前記脱穀装置(6)と前記グレンタンク(7)との間に前記脱穀装置(6)で脱穀した穀粒を上方へ搬送する揚穀装置(20)を設け、前記揚穀装置(20)の上部には該揚穀装置(20)で搬送した穀粒を前記グレンタンク(7)の内部に排出する穀粒排出部(23)を設け、前記グレンタンク(7)の前方にエンジン(E)を設けたコンバイン(1)において、前記エンジン(E)の後方に該エンジン(E)の排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置(11)を設け、前記グレンタンク(7)の前側には前記排気ガス浄化装置(11)を配置するスペースとなる凹部(71)を形成し、前記グレンタンク(7)の前記凹部(71)よりも後方の側面(7a)に前記穀粒排出部(23)を配置し、前記穀粒排出部(23)には前記グレンタンク(7)の内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出するよう該穀粒の飛散範囲(C1,C2)を規制する飛散規制部(231)を設け、前記飛散規制部(231)を、前記穀粒排出部(23)において穀粒が排出される排出口(23a)の前記揚穀装置(20)において穀粒が搬送される搬送螺旋(22)の中心よりも前側を狭める構成とするとともに、前記排出口(23a)における前記搬送螺旋(22)の中心よりも前側に、前記排出口(23a)の下半部を開放するように取り付け該排出口(23a)から排出される穀粒の前記凹部(71)がある前側への飛散を規制する規制板(232)を設けた構成とし、前記グレンタンク(7)の内部には、可撓性を有し、前記グレンタンク(7)における前記穀粒排出部(23)が配置された側面とは反対の側面側に前後方向に延在するとともに前記穀粒排出部(23)と対向し、前記排出口(23a)から排出された穀粒を左右方向に拡散させる可撓板(13)を設けたことを特徴とするコンバイン(1)とする。
請求項に記載の発明は、前記可撓板(13)は、ゴム材で形成された請求項に記載のコンバイン(1)とする。
請求項に記載の発明は、前記排気ガス浄化装置(11)の上方に、前記グレンタンク(7)を固定するロック装置(30)を設け、前記グレンタンク(7)の前面に、前記ロック装置(30)と該ロック装置(30)を操作する操作レバー(32)との間を連結して該操作レバー(32)に連動するロック装置駆動リンク(33)を設け、前記ロック装置駆動リンク(33)は、前記グレンタンク(7)の前面において前記凹部(71)を避けて配置された請求項1または2に記載のコンバイン(1)とする。
請求項1に記載の発明によれば、グレンタンクの内部において、飛散規制部による穀粒の飛散範囲を規制することで、穀粒排出部から排出された穀粒が前側に偏って堆積するのを抑えることができ、穀粒の均平化を図ることができる。これにより、機体バランスが良好となり、操作性や作業性が向上する。また、飛散規制部を、穀粒が排出される排出口の前側を狭める構成とすることで、グレンタンクの内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出する構成を安価に得ることができる。また、飛散規制部を、排出口から排出される穀粒の後側への飛散を規制する規制板を設ける構成とすることで、グレンタンクの内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出する構成を安価に得ることができる。また、既存の穀粒排出部に後付けすることも可能であるため、より安価となる。また、穀粒排出部から排出された穀粒が穀粒排出部と対向する可撓板に衝突することで穀粒を左右方向に拡散させることができ、穀粒が偏って堆積するのを抑えることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加えて、穀粒排出部から排出された穀粒を、過度の跳ね返りを抑えながら左右方向に拡散させることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、グレンタンクの正面において、ロック装置駆動リンクが凹部を避けて配置されることで、ロック装置駆動リンクと排気ガス浄化装置とが干渉しない。このため、排気ガス浄化装置がロック装置駆動リンクの動きを妨げない。これにより、ロック装置が円滑に作動する。
実施形態に係るコンバインの概略左側面図である。 実施形態に係るコンバインの概略右側面図である。 グレンタンクおよび揚穀装置の構成を示す説明用の正面図である。 グレンタンクおよび揚穀装置の構成を示す説明用の左側面図である。 グレンタンクおよび揚穀装置の構成を示す説明用の右側面図である。 グレンタンクおよび揚穀装置の構成を示す説明用の平面図である。 穀粒排出部および飛散規制部の構成を示す説明用の正面図である。 穀粒排出部および飛散規制部の構成を示す説明用の左側面図である。 穀粒排出部および飛散規制部の構成を示す説明用の平面図である。 穀粒排出部から排出される穀粒の飛散範囲を示す説明用の平面図である。 ロック装置の構成を示す説明用の正面図である。 揚穀装置連結フレームの構成を示す説明用の左側面図である。 揚穀装置連結フレームの構成を示す説明用の平面図である。 ロック装置駆動リンクの構成を示す説明用の正面図である。 リンク振れ規制部材の構成を示す説明用の斜視図である。 ロック装置駆動リンクの変形例(その1)の構成を示す説明用の正面図である。 ロック装置駆動リンクの変形例(その2)の構成を示す説明用の正面図である。 水分計の配置を示す説明用の背面図である。 グレンタンク掃除口の配置を示す説明用の左側面図である。 揺動棚シーブおよび下側シーブの構成を示す説明用の左側面図である。 下側シーブの構成を示す説明用の平面図である。 シーブ開閉制御に係る制御系の一例を示す機能ブロック図である。 シーブ開閉制御の一例を示す説明用の表である。 下側シーブの他の例の構成を示す説明用の左側面図である。 シーブ開度変更部の構成を示す説明用の左側面図である。 シーブ開閉制御の他の例を示す説明用の表である。
本発明に係るコンバインの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、下記実施形態における構成要素には、当業者による置換が可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
図1は、実施形態に係るコンバイン1の概略左側面図である。図2は、実施形態に係るコンバイン1の概略右側面図である。なお、以下の説明では、コンバイン1の通常の使用態様時における前後方向、左右方向、上下方向を、各部位におけるそれぞれの前後方向、左右方向、上下方向として説明する。
このうち、「前」方は、刈り取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、「左」方は、前方に向かって左手方向であり、「右」方は、前方に向かって右手方向であり、「下」方は、重力が作用する方向である。これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。また、以下の説明では、コンバイン1を指して「機体」という場合がある。
<コンバイン1の概要>
まず、コンバイン1の概要について説明する。図1および図2に示すように、コンバイン1は、機体フレーム2と、機体フレーム2下部に設置された走行装置3と、機体フレーム2上部および機体フレーム2前部に設置された後述する各種作業装置とを備える。
走行装置3は、機体フレーム2上の所定位置に設置されたエンジンEから動力が伝達されて周回する左右一対のクローラベルト3aを備える。走行装置3は、クローラベルト3aが周回することで機体を走行させる。クローラベルト3aは、ゴムなどの弾性体により無端状に形成される。また、走行装置3は、機体の前後方向の両端部に、クローラベルト3aを回転させる駆動輪3bと、クローラベルト3aに張力を与える緊張輪3cとを備える。
作業装置としては、たとえば、機体フレーム2前部に設置された刈取装置4と、機体フレーム2上における左右一側(左側)に設置された穀稈搬送装置5と、機体フレーム2上における穀稈搬送装置5の後方となる左右一側(左側)に設置された脱穀装置6と、機体フレーム2上における左右他側(右側)に設置され穀稈搬送装置5および脱穀装置6に対して並設されるグレンタンク7と、グレンタンク7の後方に縦オーガ8aが直立し、待機状態において脱穀装置6およびグレンタンク7の上方に横オーガ8bが横たわる穀粒排出オーガ8とを備える。
刈取装置4は、圃場の穀稈を分草する分草杆4aと、分草した穀稈を引き起こす引起装置4bと、引き起こした穀稈の根元を切断する刈刃とを備える。刈取装置4は、圃場に植立する穀稈を分草杆で分草し、分草した穀稈を引起装置で引き起こし、引き起こした穀稈を刈刃で刈り取る。穀稈搬送装置5は、刈取装置4の後方に設けられ、刈取装置4に刈り取られた穀稈を脱穀装置6へ向けて搬送する。
脱穀装置6は、脱穀部で穀稈を脱穀した後、選別部で穀粒を選別する。グレンタンク7は、脱穀および選別された穀粒を貯留し、貯留した穀粒を底部に設けられた搬送螺旋でグレンタンク7の後方に設けられた穀粒排出オーガ8における縦オーガ8aの下部に送り込む。穀粒排出オーガ8は、縦オーガ8aに送り込まれた穀粒を縦オーガ8aの上部から横オーガ8bに送り込み、横オーガ8bに送り込まれた穀粒を横オーガ8bの先端部に設けられた排出筒8cから排出する。
また、コンバイン1は、機体フレーム2の前部上方に設置された操縦部9を備える。操縦部9は、キャビン9aに覆われている。操縦部9には、キャビン9aの内部に操縦者(作業者ともいう)が着席する操縦席や、各種操作レバーおよび計器類などが設けられる。
また、コンバイン1は、エンジンEと、排気ガス浄化装置11(図3、図4および図6参照)とを備える。エンジンEは、ディーゼルエンジンであり、機体フレーム2上のキャビン9aの後部に設けられたエンジンルーム10に収容されている。エンジンルーム10には、エンジンEの他、エンジンEを冷却するラジエータやラジエータファンなどが収容されている。排気ガス浄化装置11は、エンジンEからの排気ガスを浄化処理するものであり、機体フレーム2上におけるエンジンEの後部上方に設置される。なお、排気ガス浄化装置11の詳細については、図3、図4および図6を用いて後述する。
また、コンバイン1は、揚穀装置20を備える。揚穀装置20は、脱穀装置6の選別部で選別(一次選別)された穀粒を上方へ向けて搬送(以下、「揚送」という)するものである。揚穀装置20は、選別部の一番回収部によって回収された穀粒をグレンタンク7の上部に揚送する。なお、一番回収部に回収されなかった穀粒は、二番回収部によって回収され、再処理(二次選別)するために他の揚穀装置24(図12および図13参照)で選別部に戻される。
揚穀装置20は、揚穀筒(一番揚穀筒)ともいい、筒部21の内部に穀粒を螺旋搬送により揚送する搬送螺旋22が設けられる。筒部21の上部には、搬送螺旋(以下、「縦螺旋」という)22によって揚送された穀粒をグレンタンク7の内部に排出する穀粒排出部23が設けられる。
<グレンタンク7および揚穀装置20>
ここで、図3〜図6を参照してグレンタンク7および揚穀装置20についてさらに説明する。図3〜図6は、グレンタンク7および揚穀装置20の構成を示す説明用の正面図、左側面図、右側面図および平面図である。
図3〜図6に示すように、グレンタンク7は、前後方向の前側における脱穀装置6(図3参照)と対向する面(左側面)7aに形成された凹部71を有する。凹部71は、排気ガス浄化装置11が配置されるスペースとなり、排気ガス浄化装置11の少なくとも一部が侵入する。図3および図4に示すように、凹部71は、正面視において台形状となるような3つの面(第1〜第3面)71a,71b,71cで形成される。
第1〜第3面71a,71b,71cのうち、第1面71aは、グレンタンク7の内向きに下り傾斜した傾斜面であり、粒体(穀粒)が流れることなく安定する最大角度である安息角よりも急な傾斜角に設定される。
図3〜図6に示すように、揚穀装置20の縦螺旋22の下部は、脱穀装置6の一番回収部から左右方向に延びた穀粒搬送用の横螺旋61に連結される。また、揚穀装置20の縦螺旋22の上部に設けられた穀粒排出部23は、グレンタンク7の左側面7a上部に配置される。また、図4および図5に示すように、穀粒排出部23は、グレンタンク7の凹部71よりも後方であり、左側面7aにおける後側に配置される。
<排気ガス浄化装置11>
次に、図3、図4および図6を参照して排気ガス浄化装置11について詳細に説明する。図3、図4および図6に示すように、排気ガス浄化装置11は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(Diesel Particulate Filter)111と、DPF111通過後の排気ガス中の窒素酸化物に、尿素水が加水分解されて発生したアンモニアを反応させて無害な窒素に変換する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒112とを備える。DPF111および尿素SCR触媒112は、それぞれ円筒形状のケースに内装される。なお、図における符号は、これらの各ケースに付与している。
DPF111は、ハニカム担体に触媒(Pt)を担持し、可溶性有機成分(SOF)および窒素化合物(NO)成分を酸化させるとともに、粒子状物質をろ過して捕集するものである。DPF111は、たとえば、ハニカム担体と複数の隔壁とからなり、多角形断面を有する貫通孔を複数持つ、ハチの巣状のセル構造体と、それを取り囲む外壁とから形成される。
排気ガス浄化装置11は、DPF111において、一酸化窒素を効率的に酸化させるDOC(Diesel Oxidation Catalyst)の機能を有し、尿素SCR触媒112において、尿素水溶液(以下、「尿素水」という)から発生するアンモニアを用いた選択触媒還元の機能を有する。
排気ガス浄化装置11は、DPF111において、排気ガス中の一酸化窒素を二酸化窒素に変換し、DPF111の出口と尿素SCR触媒112の入口とを接続する配管内において、二酸化窒素に尿素水を噴射し、二酸化窒素を水と窒素ガスとに変換することで、排気ガス中の窒素酸化物(NO)を除去する。浄化処理された排気ガスは、テールパイプ113を流れて外部に排出される。
このように、排気ガス浄化装置11に尿素SCR触媒112を組み込んで排気ガス中の窒素化合物(NO)を浄化処理することで、エンジンEの排気ガスを効果的に浄化することができる。
また、排気ガス浄化装置11であるDPF111と尿素SCR触媒112とは、それぞれの円筒形状のケースの仮想中心軸の向きを前後方向に沿わせ、左右方向に並んで配置される。また、排気ガス浄化装置11は、DPF111および尿素SCR触媒112のそれぞれの円筒形状のケースが並列された状態で連結され、ユニット化されている。
このように、DPF111と尿素SCR触媒112とがユニット化されることで、排気ガス浄化装置11をコンパクトに構成することができる。また、排気ガス浄化装置11は、支持部材12によって下方から支持され、機体フレーム2から上方に離れるとともに機体フレーム2上においてエンジンEの後部上方に設置される。
ここで、上記したようにグレンタンク7の前側に凹部71が形成される場合、グレンタンク7の前側は後側よりも容積が小さくなる。このため、グレンタンク7の内部において穀粒が前側の方に早く堆積して、グレンタンク7の前側に穀粒が偏って貯留されてしまう。グレンタンク7に穀粒が偏って貯留されると、機体バランスが悪くなり、機体の操縦性や作業性が低下することがある。このため、本実施形態では、穀粒排出部23について、グレンタンク7に穀粒が偏って貯留されるのを抑えることができる構成としている。
<穀粒排出部23>
次に、図7〜図10を参照して穀粒排出部23について詳細に説明する。図7〜図9は、穀粒排出部23および飛散規制部231の構成を示す説明用の正面図、左側面図および平面図である。なお、図7は、図3におけるA1部分の拡大図、図8は、図4におけるA2部分の拡大図であるとともに、図7におけるB1方向視の図、図9は、図6におけるA3部分の拡大図であるとともに、図8におけるB2方向視の図である。図10は、穀粒排出部23から排出される穀粒の飛散範囲C1,C2を示す説明用の平面図である。
図7〜図9に示すように、穀粒排出部23には、縦螺旋22の回転軸221と共に回転する飛散板(「放てき板」ともいう)222による穀粒の飛散範囲を規制するために、穀粒が排出される排出口23aに飛散規制部231が設けられる。飛散規制部231は、規制板232を有し、規定板232によって、グレンタンク7の内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出するよう穀粒の飛散範囲を規制する。なお、「前側」とは、グレンタンク7の前後方向の中心よりも前方のことをいい、「後側」とは、グレンタンク7の前後方向の中心よりも後方のことをいう。
図10に示すように、飛散規制部231を設けた場合、排出口23aから排出された穀粒は、前後方向の中心付近から前側となる飛散範囲C1において少なくなり、前後方向の中心付近から後側となる飛散範囲C2において多くなる。
かかる構成によれば、グレンタンク7の内部において、飛散規制部231による穀粒の飛散範囲を規制することで、穀粒排出部23から排出された穀粒が前側に偏って堆積するのを抑えることができ、穀粒の均平化を図ることができる。これにより、機体バランスが良好となり、操作性や作業性が向上する。
図7〜図9に示すように、穀粒排出部23は、穀粒が排出される排出口23aに飛散規制部231が設けられる。飛散規制部231は、排出口23aにおいて、搬送螺旋(縦螺旋)22の中心よりも前側の開口面積を狭めるものである。飛散規制部231は、たとえば、排出口23aの前側に板材を設けることで、排出口23aの前側の開口面積を狭めている。
かかる構成によれば、飛散規制部231を、穀粒が排出される排出口23aの前側を狭める構成とすることで、グレンタンク7の内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出する構成を安価に得ることができる。
なお、上記した飛散規制部231では、板材によって排出口23aの前側の開口面積を狭めているが、これに限定されず、たとえば、排出口23aの形状を変えて前側の開口面積を狭めてもよい。
また、図7〜図9に示すように、飛散規制部231には、排出口23aにおいて、縦螺旋22の中心よりも前側に、排出口23aから排出される穀粒の前側への飛散を規制するとともに排出口23aから排出される穀粒を後側へ向けて案内する規制板232が設けられる。
かかる構成によれば、飛散規制部231を、排出口23aから排出される穀粒の後側への飛散を規制する規制板232を設ける構成とすることで、グレンタンク7の内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出する構成を安価に得ることができる。また、既存の穀粒排出部に後付けすることも可能であるため、より安価となる。
<可撓板13>
図3〜図6に戻り、グレンタンク7は、グレンタンク7の内部において前後方向に延在するとともに、グレンタンク7の天板(上面)から吊り下げられて穀粒排出部23の排出口23aと対向する、可撓性を有する板材である可撓板13を備える。なお、可撓板13は、グレンタンク7の全域にわたって設けられることが好ましい。また、可撓板13は、ゴム材で形成されることが好ましい。また、可撓板13は、ターポリンで形成されることが好ましい。
かかる構成によれば、穀粒排出部23から排出された穀粒が穀粒排出部23と対向する可撓板13に衝突することで、図3中に矢線で示すように、穀粒を左右方向に拡散させることができ、穀粒が偏って堆積するのを抑えることができる。また、可撓板13がゴム材であるため、可撓板13に適度な吸収性を付与することができる。これにより、穀粒排出部23から排出された穀粒を、過度の跳ね返りを抑えながら左右方向に拡散させることができる。
<ロック装置30およびロック装置駆動リンク33>
図3、図6および図11を参照して、機体フレーム2上においてグレンタンク7を固定するロック装置30およびロック装置30を駆動するロック装置駆動リンク33について説明する。図11は、ロック装置30の構成を示す説明用の正面図である。
図3、図6および図11に示すように、コンバイン1は、ロック装置30と、ロック装置駆動リンク33とを備える。ロック装置30は、グレンタンク7を固定するものである。ロック装置駆動リンク33は、ロック装置30を駆動するものである。ロック装置30は、正面視においてグレンタンク7の上部左側に設けられる。ロック装置30は、グレンタンク7の凹部71に配置された排気ガス浄化装置11の上方に位置する。ロック装置30は、固定フック31を備える。ロック装置30は、固定フック31により、排気ガス浄化装置11の上方においてグレンタンク7を脱穀装置6に対して固定する。
図3に示すように、グレンタンク7の前面下部には、ロック装置30を駆動する場合に操作される操作レバー32が設けられる。操作レバー32は、作業者などにより左右方向に回動操作されることで、固定フック31を開閉させ、グレンタンク7が固定および固定解除される。
図3に示すように、ロック装置駆動リンク33は、グレンタンク7の前面に設けられ、ロック装置30と操作レバー32との間を連結するとともに、操作レバー32の操作に連動してロック装置30を駆動する。ロック装置駆動リンク33は、リンク支点により連結された複数のリンク部材(第1リンク部材34および第2リンク部材35)を備える。ロック装置駆動リンク33は、第1リンク部材34および第2リンク部材35がグレンタンク7の前面における面方向に回動するリンク機構を形成している。
ロック装置駆動リンク33は、グレンタンク7の前面において凹部71を避けるように、グレンタンク7の内向きにずれて配置される。この場合、図3に示すように、リンク部材(たとえば、第1リンク部材34)を、正面視における凹部71の外形に近似する形状に形成することが好ましい。
かかる構成によれば、グレンタンク7の前面(正面)において、ロック装置駆動リンク33が凹部71を避けて配置されることで、ロック装置駆動リンク33と排気ガス浄化装置11とが干渉しない。このため、排気ガス浄化装置11がロック装置駆動リンク33の動きを妨げない。これにより、ロック装置30が円滑に作動する。
また、図11に示すように、凹部71を形成する3つの面(第1〜第3面)71a,71b,71cのうち、第3面71cは、凹部71に配置された排気ガス浄化装置11の下方に位置し、グレンタンク7の左側面7aへ向けて下り傾斜する面である。すなわち、第3面71cは、外向きに下り傾斜する面である。かかる構成によれば、凹部71が外側(左側)に開いた形状となるため、排気ガス浄化装置11を凹部71に配置する作業が容易となる。
また、機体フレーム2上において脱穀装置6の右側を支持する脱穀装置右側フレーム62(図12参照)と揚穀装置20とは、揚穀装置連結フレーム39(図12参照)によって連結されている。なお、ロック装置30は、揚穀装置連結フレーム39上に設けられる。
<揚穀装置連結フレーム39>
図12および図13を参照して揚穀装置連結フレーム39について説明する。図12は、揚穀装置連結フレーム39の構成を示す説明用の左側面図である。図13は、揚穀装置連結フレーム39の構成を示す説明用の平面図である。なお、図12および図13においては、揚穀装置連結フレーム39を強調するために、揚穀装置連結フレーム39に斜線を付している。
図12および図13に示すように、揚穀装置連結フレーム39は、ロッド状に形成され、グレンタンク7(図12参照)の長手方向(前後方向)と平行に延在するように配置される。かかる構成によれば、機体フレーム2上の省スペース化が可能となる。
図12および図13に示すように、揚穀装置連結フレーム39は、平面視において他の揚穀装置(「二番揚穀筒」ともいう)24の直上を避けるように配置される。かかる構成によれば、たとえば、メンテナンス時において他の揚穀装置24の筒部25から搬送螺旋を抜き出す(あるいは、搬送螺旋を挿入する)場合に揚穀装置連結フレーム39が干渉しないため、作業が容易となる。
<ロック装置駆動リンク33の詳細構成>
ここで、図14および図15を参照してロック装置駆動リンク33の構成を詳細に説明する。図14は、ロック装置駆動リンク33の構成を示す説明用の正面図である。図15は、リンク振れ規制部材40の構成を示す説明用の斜視図である。なお、図14では、グレンタンク7の凹部71によって形成された空間に斜線を付している。ロック装置駆動リンク33は、上記したように、ロック装置30と操作レバー32との間を連結している。
ロック装置駆動リンク33は、上記したように、第1リンク部材34と、第2リンク部材35とを備える。図14に示すように、第1リンク部材34および第2リンク部材35は、長板状に形成される。また、第1リンク部材34は、グレンタンク7の前面において凹部71を避けて配置される。第2リンク部材35は、2つの回動支点(第1回動支点351および第2回動支点352)を有し、第1回動支点351によってグレンタンク7の前面に回動可能に取り付けられる。第2リンク部材35には、第2回動支点352によって直動部材36が回動可能に取り付けられるとともに、直動部材36を介してロックピン37が取り付けられる。また、第1リンク部材34は、固定フック31に取り付けられ、第2リンク部材35には、操作レバー32が固着される。
ロック装置駆動リンク33においては、操作レバー32が回動操作されると、第2リンク部材35は、第1回動支点351を中心に回動して第1リンク部材34との連結部分が上下動する。第1リンク部材34は、第2リンク部材35の連結部分の上下動に連動して上下動し、固定フック31を開閉させる。また、ロック装置駆動リンク33においては、固定フック31の開閉駆動と同時に、第2リンク部材35に第2回動支点352を中心に回動可能に取り付けられた直動部材36が上下直動し、直動部材36を介してロックピン37を上下直動させる。なお、ロックピン37は、上下直動することで、筒状の受け部38に抜き差しされる。ロックピン37は、受け部38に挿入されることで、ロック装置駆動リンク33をロックする。
かかる構成によれば、グレンタンク7の前面に凹部71を迂回しつつリンク機構を設けることができるとともに、リンク機構を簡素な構成で設けることができる。
また、第1リンク部材34と第2リンク部材35との連結部分においては、第1リンク部材34に長穴341が形成され、第2リンク部材35には、ピン353が設けられる。これにより、固定フック31を閉じる場合に、固定フック31、第1リンク部材34および第2リンク部材35の各動作が長穴341および長穴341に挿入されたピン353に吸収され、操作レバー32に各動作による反力が伝わるのを抑えることができる。
また、図14および図15に示すように、グレンタンク7の前面には、リンク振れ規制部材40が設けられる。リンク振れ規制部材40は、クッション部41を備え、クッション部41の当接面41aが第1リンク部材34に当接することで、第1リンク部材34の前後方向の振れを規制し、ロック装置駆動リンク33の振れを規制する。かかる構成によれば、ロック装置駆動リンク33の振れ防止を容易に行うことができる。
次に、図16および図17を参照してロック装置駆動リンク33の変形例(ロック装置駆動リンク33A,33B)について説明する。図16および図17は、ロック装置駆動リンク33の変形例(ロック装置駆動リンク33A,33B)の構成を示す説明用の正面図である。なお、かかる変形例の説明において、上記したロック装置駆動リンク33と同一または同等の箇所には同一の符号を付し、その説明については省略する場合がある。
図16に示すように、変形例1に係るロック装置駆動リンク33Aは、上記したロック装置駆動リンク33とは第1リンク部材34Aの構成において相違する。ロック装置駆動リンク33Aでは、第1リンク部材34Aがワイヤケーブルである。第1リンク部材34Aにおいても、上記した第1リンク部材34と同様、グレンタンク7の前面に設けられたプーリ341Aによって屈曲され、凹部71を避けて配設される。また、第1リンク部材34Aは、両端部が保持部342Aに直動可能に保持されるとともに、ワイヤ343Aを介して、一端部が固定フック31に接続され他端部が第2リンク部材35の一端部に接続されている。
かかる構成によれば、グレンタンク7の前面に凹部71を迂回しつつリンク機構を設けることができるとともに、リンク機構を簡素な構成で設けることができる。
また、図17に示すように、変形例2に係るロック装置駆動リンク33Bは、上記したロック装置駆動リンク33とは第1リンク部材34Bの構成およびロックピン駆動リンク50を備える点において相違する。ロック装置駆動リンク33Bでは、第1リンク部材34Bがロッド部材である。なお、第1リンク部材34Bの一端部が回動可能に連結される固定フック31は、グレンタンク7の凹部71の最も内側(右側)よりも右側に延伸している。ロック装置駆動リンク33Bは、操作レバー32による固定フック31の開閉と同時にロックピン37を動作させるロックピン駆動リンク50を備える。
ロックピン駆動リンク50は、第3リンク部材51と、第4リンク部材52とを備える。第3リンク部材51は、第2リンク部材35Bの一端部に回動可能に連結される。第4リンク部材52は、第3リンク部材51の他端部に回動可能に連結される。第4リンク部材52には、ロックピン37が設けられる。
かかる構成によれば、グレンタンク7の前面に凹部71を迂回しつつリンク機構を設けることができるとともに、リンク機構を簡素な構成で設けることができる。
また、ロックピン駆動リンク50においては、第3リンク部材51の他端部にピン511が設けられる。また、第4リンク部材52の一端部には長穴521が形成される。第4リンク部材52は、第3リンク部材51のピン511が長穴521に挿通されることで、第3リンク部材51に対して回動可能に連結される。これにより、固定フック31を閉じる場合に、固定フック31、第1リンク部材34Bおよび第2リンク部材35Bの各動作が長穴521および長穴521に挿入されたピン511に吸収され、操作レバー32に各動作による反力が伝わるのを抑えることができる。
<のぞき窓80,81の配置>
次に、図3および図6に戻り、グレンタンク7ののぞき窓80,81の配置について説明する。図3に示すように、グレンタンク7の前面の上部には、グレンタンク7の内部を外部から目視可能なのぞき窓(以下、「前面のぞき窓」という)80が設けられる。前面のぞき窓80は、凹部71よりも右側に配置される。これにより、グレンタンク7の左側面7aに配置された穀粒排出部23に搬送される穀粒の搬送状態や穀粒排出部23からの穀粒の排出状態などが見やすくなる。
また、図6に示すように、グレンタンク7の上面には、グレンタンク7の内部を外部から目視可能なのぞき窓(以下、「上面のぞき窓」という)81が設けられる。上面のぞき窓81は、排気ガス浄化装置11が配置される凹部71の直上に設けられる。これにより、前面のぞき窓80からは確認しづらいグレンタンク7の後側の奥を目視により確認することができる。なお、上面のぞき窓81は、アクリル板などの透明部材を用いてはめころしで設けられてもよいし、開閉式に設けられてもよい。
<水分計90の配置>
次に、図4および図18を参照して水分計90の配置について説明する。図18は、水分計90の配置を示す説明用の背面図である。図4および図18に示すように、コンバイン1は、グレンタンク7に排出される穀粒を任意に取り込んで穀粒の含水率を検出する水分計90を備える。図4に示すように、水分計90は、穀粒を取り込むための取り込み口91を備える。取り込み口91は、穀粒排出部23における穀粒の排出口23aよりも後部下方に設けられる。また、図18に示すように、取り込み口91は、グレンタンク7の右側に片寄せて設けられる。これにより、排出口23aから排出される穀粒が取り込みやすくなる。
また、図4に示すように、水分計90の本体部分は、グレンタンク7の外枠の内側に設けられる。これにより、水分計90がグレンタンク7の外部に張り出すのを防止することができ、グレンタンク7の外形をシンプルに形成することができる。なお、グレンタンク7の内部に設けられた可撓板13の後端縁は、水分計90の取り込み口91付近まで延在している。これにより、可撓板13によって跳ね返る穀粒を取り込み口から取り込むことも可能となり、穀粒がさらに取り込みやすくなる。
<グレンタンク掃除口82の配置>
次に、図19を参照してグレンタンク7の掃除口(グレンタンク掃除口82)の配置について説明する。図19は、グレンタンク掃除口82の配置を示す説明用の左側面図である。図19に示すように、グレンタンク掃除口82は、グレンタンク7の凹部71を形成する第1面71aに設けられる。これにより、凹部71が形成されたことでグレンタンク7の内部に出っ張りが形成されても、清掃性が向上して出っ張り部分に穀粒が残るのを防ぐことができる。なお、グレンタンク掃除口82は、第1面71aと共に凹部71を形成する第2面71bまたは第3面71cのいずれかに設けられてもよい。これにより、グレンタンク7の内部に凹部71による出っ張りが形成されても、清掃性が向上して出っ張り部分に穀粒が残るのを防ぐことができる。
<シーブ開閉制御>
次に、図20〜図23を参照してシーブ開閉制御について説明する。図20は、揺動棚シーブ95および下側シーブ96の構成を示す説明用の左側面図である。図21は、下側シーブ96の構成を示す説明用の平面図である。図22は、シーブ開閉制御に係る制御系の一例を示す機能ブロック図である。図23は、シーブ開閉制御の一例を示す説明用の表である。
図20に示すように、脱穀装置6(図1参照)の選別部6Aには、脱穀部で脱穀された穀粒を後方へ向けて揺動搬送する揺動棚に、穀粒を落下選別するシーブ(以下、「揺動棚シーブ」という)95が設けられる。揺動棚シーブ95の下方には、下側シーブ96と、クリンプ網97とが前後方向に並んで設けられる。下側シーブ96は、前後方向の前側に設けられ、揺動棚シーブ95によって落下選別された穀粒をさらに落下選別する。クリンプ網97は、前後方向の後側に設けられ、下側シーブ96を通過した穀粒をさらに落下選別する。
図20および図21に示すように、下側シーブ(「前側シーブ」ともいう)96の上部には、下側シーブ96の各シーブ96aの延在方向と直交する方向に延在する線材98が設けられる。線材98には、図20に示すように、線材98は、凹凸が等間隔で並ぶように設けられる。また、下側シーブ96は、揺動棚シーブ95とは連動しない構成であり、単独で開閉制御される。
図22に示すように、コンバイン1(図1参照)の制御部100には、穀稈(穀粒)の処理量を検出する処理量センサ101、機体のコーナー旋回を検出する旋回センサ102がそれぞれ接続される。また、制御部100には、揺動棚シーブ95(図20参照)を開閉駆動する揺動棚シーブモータ103、下側シーブ96(図20参照)を開閉駆動する下側シーブモータ104がそれぞれ接続される。
図23に示すように、制御部100は、処理量センサ101からの検出信号に基づいて、処理量「大」と判定した場合、すなわち、処理する穀粒が多い場合は、揺動棚シーブ95および下側シーブ96が共に「開く」となるように、揺動棚シーブモータ103および下側シーブモータ104を制御する。また、制御部100は、処理量「小」と判定した場合、すなわち、処理する穀粒が少ない場合は、揺動棚シーブ95および下側シーブ96が共に「閉じる」となるように、揺動棚シーブモータ103および下側シーブモータ104を制御する。
また、制御部100は、旋回センサ102からの検出信号に基づいて、機体がコーナー旋回中であると判定した場合は、揺動棚シーブ95が「開く」となるように揺動棚シーブモータ103を制御し、下側シーブ96が「閉じる」となるように下側シーブモータ104を制御する。
かかる構成によれば、機体のコーナー旋回中は、処理量に依存しないシーブ開閉制御を行う。これにより、選別ロスの増加を抑えながら稈切れの混入を低減することができる。
次に、図24〜図26を参照してシーブ開閉制御の他の例について説明する。図24は、下側シーブの他の例(前側シーブ96Aおよび後側シーブ96B)の構成を示す説明用の左側面図である。図25は、シーブ開度変更部99の構成を示す説明用の左側面図である。図26は、シーブ開閉制御の他の例を示す説明用の表である。
図24に示すように、他の例に係る下側シーブでは、各シーブ96aが前後方向の前半部と後半部の2つに分けられて構成される。なお、下側シーブのうち、前後方向の前半部のシーブ96aを前側シーブ96Aといい、後半部のシーブ96aを後側シーブ96Bという。前側シーブ96Aと後側シーブ96Bとは、それぞれ単独で開閉制御される。
また、図25に示すように、前側シーブ96Aおよび後側シーブ96Bには、それぞれ開度を変更するシーブ開度変更部99が設けられる。シーブ開度変更部99は、シーブ96aが「全閉」となる「P0位置」と、シーブ96aが「全開」となる「P4位置」とを有する。また、シーブ開度変更部99は、「P0位置」と「P4位置」との間に、徐々に開度が大きくなる「P1,P2,P3位置」を有する。
図26に示すように、制御部100は、処理量センサ101からの検出信号に基づいて、処理量「大」と判定した場合、揺動棚シーブ95、前側シーブ96Aおよび後側シーブ96Bが「全開」すなわち「P4位置」となるように、揺動棚シーブモータ103および下側シーブモータ104を制御する。また、制御部100は、処理量「小」と判定した場合、揺動棚シーブ95が「P1位置」、前側シーブ96Aが「全閉」すなわち「P0位置」、後側シーブ96Bが「P3位置」となるように、揺動棚シーブモータ103および下側シーブモータ104を制御する。
また、制御部100は、旋回センサ102からの検出信号に基づいて、機体がコーナー旋回中であると判定した場合は、揺動棚シーブ95が「全開」となる「P4位置」、前側シーブ96Aが「全閉」となる「P0位置」、後側シーブ96Bが「全開」となる「P4位置」となるように、揺動棚シーブモータ103および下側シーブモータ104を制御する。さらに、制御部100は、稈切れ混入品種であると判定した場合には、揺動棚シーブ95が「P3位置」、前側シーブ96Aが「全閉」となる「P0位置」、後側シーブ96Bが「P3位置」となるように、揺動棚シーブモータ103および下側シーブモータ104を制御する。
かかる構成によれば、機体のコーナー旋回中は、処理量に依存しないシーブ開閉制御を行う。これにより、選別ロスの増加を抑えながら稈切れの混入を低減することができる。また、処理量の低減に対応することができ、前側シーブ96Aと後側シーブ96Bとを個別に開閉制御することで、様々な品種や収量に対応可能となる。
なお、下側シーブを、分割しない構成として前後方向の全域に延在させてもよい。この場合、揺動棚シーブ95と下側シーブ96の2段で構成される。かかる構成としても、処理量の低減に対応することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 コンバイン
2 機体フレーム
3 走行装置
3a クローラベルト
3b 駆動輪
3c 緊張輪
4 刈取装置
4a 分草杆
4b 引起装置
5 穀稈搬送装置
6 脱穀装置
61 横螺旋
62 脱穀装置右側フレーム
7 グレンタンク
7a 左側面
7b 右側面
71 凹部
71a 第1面
71b 第2面
71c 第3面
8 穀粒排出オーガ
8a 縦オーガ
8b 横オーガ
8c 排出筒
9 操縦部
9a キャビン
10 エンジンルーム
11 排気ガス浄化装置
111 DPF
112 尿素SCR触媒
113 テールパイプ
12 支持部材
13 可撓板
20 揚穀装置
21 筒部
22 搬送螺旋(縦螺旋)
221 回転軸
222 飛散板
23 穀粒排出部
23a 排出口
231 飛散規制部
232 規制板
24 他の揚穀装置
25 筒部
30 ロック装置
31 固定フック
32 操作レバー
33 ロック装置駆動リンク
33A ロック装置駆動リンク
33B ロック装置駆動リンク
34 第1リンク部材
34A 第1リンク部材
34B 第1リンク部材
341 長穴
341A プーリ
342A 保持部
35 第2リンク部材
35B 第2リンク部材
351 回動支点(第1回動支点)
352 回動支点(第2回動支点)
36 直動部材
37 ロックピン
38 受け部
39 揚穀装置連結フレーム
40 リンク振れ規制部材
41 クッション部
41a 当接面
50 ロックピン駆動リンク
51 第3リンク部材
511 ピン
52 第4リンク部材
521 長穴
80 のぞき窓(前面のぞき窓)
81 のぞき窓(上面のぞき窓)
82 グレンタンク掃除口
90 水分計
91 取り込み口
95 揺動棚シーブ
96 下側シーブ
96a シーブ
97 クリンプ網
98 線材
99 シーブ開度変更部
100 制御部
101 処理量センサ
102 旋回センサ
103 揺動棚シーブモータ
104 下側シーブモータ
C1 飛散範囲
C2 飛散範囲
E エンジン

Claims (3)

  1. 機体フレーム上の左右一側に穀稈を脱穀する脱穀装置を設けるとともに左右他側に脱穀した穀粒を貯留するグレンタンクを設け、前記脱穀装置と前記グレンタンクとの間に前記脱穀装置で脱穀した穀粒を上方へ搬送する揚穀装置を設け、前記揚穀装置の上部には該揚穀装置で搬送した穀粒を前記グレンタンクの内部に排出する穀粒排出部を設け、前記グレンタンクの前方にエンジンを設けたコンバインにおいて、
    前記エンジンの後方に該エンジンの排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置を設け、前記グレンタンクの前側には前記排気ガス浄化装置を配置するスペースとなる凹部を形成し、
    前記グレンタンクの前記凹部よりも後方の側面に前記穀粒排出部を配置し、前記穀粒排出部には前記グレンタンクの内部の前側に少なく後側に多い割合で穀粒を排出するよう該穀粒の飛散範囲を規制する飛散規制部を設け
    前記飛散規制部を、前記穀粒排出部において穀粒が排出される排出口の前記揚穀装置において穀粒が搬送される搬送螺旋の中心よりも前側を狭める構成とするとともに、前記排出口における前記搬送螺旋の中心よりも前側に、前記排出口の下半部を開放するように取り付け該排出口から排出される穀粒の前記凹部がある前側への飛散を規制する規制板を設けた構成とし、
    前記グレンタンクの内部には、可撓性を有し、前記グレンタンクにおける前記穀粒排出部が配置された側面とは反対の側面側に前後方向に延在するとともに前記穀粒排出部と対向し、前記排出口から排出された穀粒を左右方向に拡散させる可撓板を設けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記可撓板は、ゴム材で形成された請求項に記載のコンバイン。
  3. 前記排気ガス浄化装置の上方に、前記グレンタンクを固定するロック装置を設け、
    前記グレンタンクの前面に、前記ロック装置と該ロック装置を操作する操作レバーとの間を連結して該操作レバーに連動するロック装置駆動リンクを設け、
    前記ロック装置駆動リンクは、前記グレンタンクの前面において前記凹部を避けて配置された請求項1または2に記載のコンバイン。
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