JP4873615B2 - 選別風の風路構造 - Google Patents
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Description
そして、前記一番樋は、前記揺動選別機構のうちの車輌前方側に位置する部分から下方へ落下する穀粒を一番物として集約させるように配置されており、該一番物は一番コンベア及び揚穀コンベアを介してグレンタンク内に収容される。
これに対し、前記二番樋は、前記揺動選別機構の車輌後方側に位置する部分から下方へ落下する穀粒を二番物として集約させるように配置されている。斯かる二番物は、通常、二番コンベア及び二番還元コンベアを介して、前記揺動選別機構の車輌前端部上に戻され、再度、選別処理される。
即ち、該唐箕ファンは前記揺動選別機構に対して前方且つ下方から後方且つ上方へ斜めに選別風を供給するように構成されているが、斯かる構成において、前記選別部の車輌前後方向長さの短縮化を図りつつ、前記唐箕ファンからの選別風を前記揺動選別機構の車輌前後方向略全域に亘って流すことは困難である。
斯かる構成によれば、前記唐箕ファンからの選別風を前記揺動選別機構の車輌前後方部分へも行き渡らせることができるが、その反面、前記唐箕ファン及び前記揺動選別機構の後端部の間の距離が長くなり、結果として、前記選別部が車輌前後方向に関し大型化してしまう。
斯かる構成によれば、前記唐箕ファンからの選別風を前記揺動選別機構における前方部分に流すと共に、前記セカンドファンからの選別風を前記揺動選別機構における後方部分に流すことができるが、その反面、前記セカンドファンの存在によってコスト高及び大型化を招く。
より好ましくは、前記他のガイド面部は前記第1平面部に対して略直交するように構成される。
又、前記風向板における第1風向板の第1ガイド面部が第1平面部に対して略直交し且つ第2風向板の第2ガイド面部が第2平面部に対して略直交するように構成されているので、より効率的に後方への選別風流れを形成できる。
図1〜図3に、それぞれ、本発明の一実施形態が適用されたコンバイン1の斜視図,側面図及び正面図を示す。
又、図4に、前記コンバイン1の伝動模式図を示す。
前記刈取部31は、引起ケース及び引起タインを含む引起機構32と、前記引起ケースの下方部から前方へ突出された分草板33と、前記引起ケースの後方に配設された刈刃34とを有している。
前記搬送部36は、上部搬送機構及び縦搬送機構を含み、刈り取られた穀稈の株元を前記フィードチェーン装置20へ受け継ぐように構成されている。
図4及び図5に示すように、前記脱穀部110は、脱穀機枠によって画される扱室120と、該扱室120内において車輌前後方向に沿った回転軸回りに回転駆動される扱胴130と、該扱胴130の下方に配設された扱胴受網(図示せず)とを備えている。
なお、該選別部200の詳細構成については後述する。
前記グレンタンク6は、前記脱穀装置100によって選別され且つ下記一番樋400に集約された一番物を貯留するように構成されている。
詳しくは、前記一番樋400に集約された一番穀粒は、一番搬送コンベア11及び揚穀コンベア12(図4参照)を介して、前記グレンタンク6内に搬入される。
なお、該グレンタンク6内に貯留された穀粒は、図1〜図4に示すように、該グレンタンク6の底部に設けられた下部コンベア6aと、該下部コンベア6aから穀粒を受け継いで上方へ搬送するように縦排出オーガ7内に内挿された縦コンベア6bと、前記縦コンベア6bから穀粒を受け継ぐように横排出オーガ8に内挿された排出コンベア6cとを介して、外部に排出されるようになっている。
前記第1カッター軸51は、下記唐箕ファン310を駆動する唐箕ファン用駆動軸311から無端伝動機構60を介して伝達される動力によって車輌側面視において時計回りに回転するようになっている(図4参照)。
前記第2カッター軸52は、前記第1カッター軸51からギヤ伝動機構を介して伝達される動力によって車輌側面視において反時計回りに回転するようになっている。
なお、前記無端帯伝動機構60は、図4に示すように、前記第1カッター軸61の他に、前記一番コンベア11,下記二番コンベア15及び下記吸引ファン500へも唐箕ファン用駆動軸311から動力を伝達するように構成されている。
前記選別部200は、図5に示すように、前記揺動軸201(図4参照)の回転に伴って揺動することで、前記脱穀部110によって脱穀された脱穀部に対して比重選別を行う揺動選別機構210と、前記揺動選別機構210に対して選別風を送出する風選別機構300と、前記揺動選別機構210の下方に位置に配設された一番樋400と、前記揺動選別機構210の下方で且つ前記一番樋400の後方に配設された二番樋450とを有している。
なお、図5においては、前記揺動選別機構210の内部構造を明らかにする為に、左側の揺動側壁211aにおける側壁本体212を削除している。
具体的には、該フィードパン220は上面が波状に形成された板体とされている。
図5及び図6に示すように、前記第1揺動選別部230は、前記脱穀部110から流下する脱穀物及び前記フィードパン220から送られてくる脱穀物に対して比重選別を行い、該脱穀物の一部を下方に位置する前記一番樋400に一番物として流下させるように構成されている。
本実施の形態においては、該第1揺動選別部230として、チャフシーブ機構が用いられている。
なお、前記複数のフィン231は、下端部が上端部よりも車輌前方側に位置する後傾斜状態で、それぞれ車輌幅方向に沿った枢支軸回りに一体的に揺動可能とされており、駆動機構(図示せず)によって傾斜角を変更することで、前記間隔の開口幅が調整可能とされている。
本実施の形態においては、該第2揺動選別部240として、ストローラック機構が用いられている。
なお、前記複数の板状部材241は、それぞれ、上面が波状に形成されており、これにより、排藁等の大きな不要物の後方への搬送を促進させている。
詳しくは、図4及び図5に示すように、前記一番樋400は、一番樋本体410と、該一番樋本体410とは別体とされた一番流穀板420とを備えている。
具体的には、該一番樋410は、前方側に位置し且つ後方へ行くに従って下方に位置するように傾斜された一番前方側傾斜板411と、前記一番前方側傾斜板411より後方側に位置し且つ後方へ行くに従って上方に位置するように傾斜された一番後方側傾斜板412とを一体的に有しており、前記一番前方側傾斜板411及び前記一番後方側傾斜板412によって画される側面視凹状の一番集約空間400Sに一番物を集約させ得るように構成されている。
なお、該一番集約空間400Sには、車輌幅方向に沿って前記一番コンベア11(図4参照)が配設される。
詳しくは、該一番流穀板420は、図5及び図6に示すように、後端部が前記第1揺動選別部230の後端部と車輌前後方向に関し略同一位置で終焉するように構成されており、これにより、前記第2揺動選別部240(本実施の形態においては前記ストローラック機構)から流下する二番物が混入することを防止しつつ、前記第1揺動選別部230(本実施の形態においては前記チャフシーブ機構)から流下する一番物を効率よく前記一番集約空間400S内に集約させ得るようになっている。
詳しくは、該一番流穀板420は、少なくとも後端部が前記一番後方側傾斜板412より後方斜め上方へ延在した状態で該一番後方側傾斜板412と略平行となるように、取付ステーを介して前記機枠に着脱自在に連結された剛性の一番流穀板本体421と、少なくとも前部分が前記一番後方側傾斜板412の内面に載置されるように該一番流穀板本体421に連結された弾性の一番弾性部材422とを有している。
なお、図7は、前記左側の揺動側板211aを外した状態で示されている。
前記二番樋は、図5〜図8に示すように、前記選別部200によって選別処理された二番物を集約し得るように前記揺動選別機構210の下方に配設された側面視凹状とされている。
詳しくは、前記二番樋450は、二番樋本体460と、該二番樋本体460とは別体とされた二番流穀板470とを備えている。
具体的には、該二番樋460は、前方側に位置し且つ後方へ行くに従って下方に位置するように傾斜された二番前方側傾斜板461と、前記二番前方側傾斜板461より後方側に位置し且つ後方へ行くに従って上方に位置するように傾斜された二番後方側傾斜板462とを一体的に有しており、前記二番前方側傾斜板461及び前記二番後方側傾斜板462によって画される側面視凹状の二番集約空間450Sに二番物を集約させ得るように構成されている。
なお、前記二番集約空間450Sには、車輌幅方向に沿って前記二番コンベア15(図4参照)が配設される。
前記二番後方側傾斜板462は、図6〜図9に示すように、後端部が前記揺動選別機構210よりも下方位置で終焉している。
詳しくは、該二番後方側傾斜板462は、後端部が前記第2揺動選別部240よりも下方位置で終焉しており、背面視において該二番後方側傾斜板462の後端部と該第2揺動選別部240との間にスペース495(図9参照)が存するようになっている。
詳しくは、該二番流穀板470は、図5〜図8に示すように、後端部が前記第2揺動選別部240の後端部と車輌前後方向に関し略同一位置で終焉するように構成されており、これにより、前記第2揺動選別部240(本実施の形態においては前記ストローラック機構)から流下する二番物を効率よく前記二番集約空間450S内に集約させ得るようになっている。
詳しくは、該二番流穀板470は、前記二番樋本体460に対してフリーな状態で前記揺動選別機構210に着脱可能に連結された剛性の二番流穀板本体480と、該二番流穀板本体480に連結された二番弾性部材490とを有している。
本実施の形態においては、図6〜図8に示すように、該二番流穀板本体480は、後端部が背面視において前記第2揺動選別部240とオーバーラップするように構成されており、前記スペース495の全体を実質的に覆うようになっている。
斯かる構成によれば、前記二番流穀板480を取り外すことにより、前記二番後方側傾斜板462と前記第2揺動選別部240とに間の前記スペース495を介して、後方から前記二番集約空間450Sに容易にアクセスすることができる(図9参照)。
従って、前記揺動選別機構210を機体から取り外すことなく、前記二番樋450の内部を極めて容易に掃除することができる。
従って、該二番流穀板470を無理に急傾斜形状とすることなく、二番物を確実に流下させることができる。
即ち、前記揺動選別機構210が、前記第2揺動選別部240の車輌後端部に車輌幅方向に沿った後枠を有さないように構成することができ(図9参照)、これにより、該第2揺動選別部240から後方へ排出される排藁等の不要物が該第2揺動選別部240上で停滞することを有効に防止できる。
従って、本実施の形態においては、前記二番流穀板480を、単純な略平板状部材によって形成しており、該二番流穀板480の脱着作業の容易化を図っている。
例えば、前記二番流穀板480を前記左右一対の揺動側壁211a,211bに着脱可能に連結させることも可能である。
前述の通り、本実施の形態においては、図5,図6及び図8に示すように、前記一対の揺動側壁211a,211bは、それぞれ、前記揺動選別機構210の車輌前後方向略全域に亘って延びる側壁本体212と、該側壁本体212の後端部下方に溶接等により一体化された補助側壁213とを有している。
従って、好ましくは、前記二番流穀板480は、前記左右一対の揺動側壁211a,211bにおける前記補助側壁213に着脱可能に連結され得る。
なお、図5〜図8に示すように、前記支持部材215は、前記左右一対の揺動側壁211a,211bにおける前記補助側壁213の間を連結するように構成されている。
前記風選別機構300は、前記揺動選別機構210に対して選別風を送出するように構成されており、選別風によって該揺動選別機構210による穀粒の選別を促進させ得るようになっている。
具体的には、該風選別機構300は、図5に示すように、前記揺動選別機構210に対して前下方から後上方へ抜ける選別風を送出する唐箕ファン310を備えている。
より詳しくは、該唐箕ファンケース320は、図5に示すように、前記唐箕ファン310を囲繞する唐箕ファンケース本体321と、前端部が該唐箕ファンケース本体321に流体接続され且つ後端部が斜め後方へ向けて開口された中空の風路ケース322とを有している。
なお、前記脱穀機枠の側板には、前記唐箕ファン310へ吸気させる吸入口が設けられている。
斯かる下側風向板332を備えることにより、前記下方風を効率的に前記一番流穀板420へ向かわせることができ、これにより、前記チャフシーブ機構230へ下方から可及的に略垂直上方を向いた選別風を流すことができる。
従って、前記チャフシーブ機構230を前記唐箕ファン310に車輌前後方向に関し近接配置させることで前記選別部200の車輌長手方向長さの可及的な短縮化を図りつつ、該チャフシーブ機構230の全域に効率的に選別風を供給することができる。
該グレンシーブ機構250は、好ましくは、図6に示すように、上下位置に関し、前端部が前記上側風向板331より上方で且つ前記風路ケース322の上壁後端部より下方に配設される。
斯かる構成により、前記上方風の一部を前記グレンシーブ機構250の上側において前方から後方へ流すことができ、これにより、該グレンシーブ機構250によって一番物から除去された二番物や他の脱穀物を車輌後方へ効率よく風搬送することができる。
又、前記唐箕ファン310に加えて、前記一番樋400と前記二番樋450との間にセカンドファンを備えれば、前記唐箕ファン310からの選別風を前記揺動選別機構210における前方部分(前記第1揺動選別部230)に流すと共に、前記セカンドファンからの選別風を前記揺動選別機構210における後方部分(前記第2揺動選別部240)に流すことができるが、その反面、前記セカンドファンの存在によってコスト高及び大型化を招く。
従って、前記選別部200が車輌前後方向に長大化することを防止しつつ、前記揺動選別機構210の車輌後方部分へも効果的に選別風を案内することができる。
特に、刈取穀稈が湿気を含んでいる場合には、排藁等の不要物から二番物を選別することが困難になるが、本実施の形態においては、前記風向板350の存在によって不要物から二番物を効果的に選別することができる。
斯かる構成を備えることにより、前記二番後方側傾斜板462及び/又は前記二番流穀板470を利用して、前記揺動選別機構210における車輌後方部分に対して下方から略垂直上方へ抜ける選別風の流れをより有効に形成できる。
前述の通り、本実施の形態においては、前記揺動選別機構210は、車輌前方側に位置する前記第1揺動選別部230として前記チャフシーブ機構を備え、且つ、車輌後方側に位置する前記第2揺動選別部240として前記ストローラック機構を備えている。
そして、前記ストローラック機構240は、前記チャフシーブ機構230の車輌後方側に直列配置されている。
斯かる構成によれば、前記選別風のうち前記一番流穀板420に沿って後上方へ流れる選別風の少なくとも一部を前記風向板350によって後下方へ案内することができる。該風向板350によって後下方へ案内された選別風は、前記二番後方側傾斜板462及び/又は前記二番流穀板470に反射して前記ストローラック機構240に対して下方から上方へ向いた流れを形成する。
従って、前記選別部200を車輌前後方向に長大化させることなく且つセカンドファンを備えることなく、前記チャフシーブ機構230及び前記ストローラック機構240の双方に効果的に選別風を供給することができる。
図11に、前記風向板350と前記ストローラック機構240の前記板状部材241との斜視図を示す。
又、図12及び図13に、それぞれ、図11の縦断側面図及び縦断斜視図を示す。
前記第1風向板360は、前記複数の板状部材241の前端面に沿って前記一番流穀板420と略平行に延びる第1平面部361と、該第1平面部361の下端部から車輌前方側へ折り曲げられた第1ガイド面部362とを有している。
好ましくは、前記第1ガイド面部362は、前記第1平面部361に対して略直交するものとされる。
斯かる構成を備えることにより、前記一番流穀板420に沿って流れてくる選別風を、効果的に前記二番後方側傾斜板462及び前記二番流穀板470へ向かわせることができる。
好ましくは、前記第2ガイド面部372は、前記第2平面部371に対して略直交するものとされる。
一方、前記第1風向板360は、前記一対の第2取付ステー373にそれぞれ連結される一対の第1取付ステー363を有している。斯かる構成において、前記第1平面部361は該一対の第1取付ステー363の間に延びている。
斯かる他のガイド面部365を備えることにより、隣接する板状部材241同士の間の間隙を通って上方へ向かう選別風の一部を、車輌後方へ案内することができる。
斯かる構成を備えることにより、一の風向板におけるガイド面部によって車輌後方且つ下方へ案内された選別風の流れが、車輌後方側に隣接する他の風向板によって阻害されることを有効に防止できる。
又、当然ながら、前記第1風向板360のみを備えることも可能である。
図5〜図9及び図14に示すように、前記吸引ファン500は、車輌幅方向に沿った回転軸501を有し、下方に位置する前記揺動選別機構210との間に車輌前後に亘る開口空間500S(図5及び図6参照)が形成されるように配設されている。
該上方ファンカバー部材510及び下方ファンカバー部材520は、互いに共働して、前記揺動選別機構210を向くように前記吸引ファン500の車輌前方側に位置する吸引口と、機外に連通するように前記吸引ファン500の車輌後方側に位置する排出口とを形成している。
即ち、前記吸引ファン500は、左右の機体側壁と前記上方ファンカバー部材510及び前記下方ファンカバー部材520とによって画されるスペース内に収容されており、前記選別風を前記吸引口を介して吸引し、前記排出口から排出するようになっている。
斯かる開口空間500Sを設けることにより、前記唐箕ファン310からの選別風に乱流が発生することを有効に防止又は低減でき、前記揺動選別機構210の下方から上方へ抜けて、機外に排出される選別風流れを効果的に形成することができる。
又、前記吸引ファン500の車輌後方側に配設された前記排藁切断機構50からの切り屑が前記開口空間500Sを介して前記揺動選別機構210内に混入し、該揺動選別機構210における選別性能が低下する虞がある。
図15〜図17に示すように、前記下方ファンカバー部材520は、本体部材550と、前記本体部材550に装着された前記弾性遮閉部材530と、前記弾性遮閉部材530よりも車輌後方側に位置するように前記本体部材550に装着された前記剛性遮閉部材540とを有している。
一方、前記剛性遮閉部材540は、自由端部が車輌後方且つ下方へ延びるように基端部が前記本体部材550に連結されている。
そして、前記本体部材550は、前記弾性遮閉部材530及び前記剛性遮閉部材540を支持した状態で、車輌本体側に着脱可能に連結されるようになっている。
即ち、前記弾性遮閉部材530によって、飛散する穀粒を該前記二番樋450に流下させることができ、穀粒ロスの低減を図ることができる。さらに、前記弾性遮閉部材530は、弾性変形可能な部材によって形成されている為、前記揺動選別機構210によって機外へ搬送される排藁等の不要物量が多い場合であっても、該弾性遮閉部材530が撓むことにより、目詰まりも防止される。
なお、斯かる弾性遮閉部材530は、前記作用を奏する限り、種々の材質によって形成され得るが、例えば、ゴムが好適に使用される。
斯かる構成を備えることにより、前記弾性遮閉部材530によって飛散穀粒が機外に排出されることを防止し且つ前記剛性遮閉部材540によって切り屑等の不要物が前記揺動選別機構210内に混入することを防止しつつ、前記揺動選別機構210によって分離された排藁等の不要物が前記剛性遮閉部材540によって滞留することを有効に防止できる。
斯かる構成を備えることにより、前記剛性遮閉部材540の自由端部を可及的に下方へ位置させて切り屑等の不要物が前記揺動選別機構210内に混入することを防止しつつ、該揺動選別機構210によって分離された排藁等の不要物の機外への搬送経路を有効に確保することができる。
110 脱穀部
210 揺動選別機構
230 第1揺動選別部(チャフシーブ機構)
240 第2揺動選別部(ストローラック機構)
241 板状部材
310 唐箕ファン
350 風向板
360 第1風向板
361 第1平面部
362 第1ガイド面部
363 他のガイド面部
370 第2風向板
371 第2平面部
372 第2ガイド面部
400 一番樋
420 一番流穀板
450 二番樋
Claims (2)
- 刈り取られた穀稈を脱穀する脱穀部と、前記脱穀部によって脱穀された脱穀物から穀粒を選別する揺動選別機構と、前記揺動選別機構に対して前下方から後上方へ抜ける選別風を送出する唐箕ファンと、前記揺動選別機構から流下する一番物を集約させるように該揺動選別機構の下方に配設された車輌側面視凹状の一番樋と、前記揺動選別機構の下方で且つ前記一番樋の後方に配設された車輌側面視凹状の二番樋とを備え、前記一番樋は、一番前方側傾斜板及び一番後方側傾斜板によって側面視凹状の一番集約空間を形成する一番樋本体と、前部分が前記一番後方側傾斜板の内面にオーバーラップし且つ後部分が前記一番後方側傾斜板を越えて後方斜め上方へ延在する一番流穀板とを有し、前記二番樋は、二番前方側傾斜板及び二番後方側傾斜板によって側面視凹状の二番集約空間を形成する二番樋本体と、前部分が前記二番後方側傾斜板の内面にオーバーラップし且つ後部分が前記二番後方側傾斜板を越えて後方斜め上方へ延在する二番流穀板とを有し、前記揺動選別機構は、後端部が前記一番流穀板の後端部と車輌前後方向に関し略同一位置で終焉するチャフシーブ機構と前記チャフシーブ機構の後方に配置され且つ後端部が前記二番流穀板の後端部と車輌前後方向に関し略同一位置で終焉するストローラック機構とを含み、前記ストローラック機構は、板面が略垂直に沿った状態で車輌前後方向に延びる複数の板状部材であって、車輌幅方向に間隔を存しつつ並設された複数の板状部材を有しているコンバインに適用される選別風の風路構造であって、
前記チャフシーブ機構及び前記ストローラック機構の間に配置され、前記唐箕ファンからの選別風のうち前記一番流穀板に沿って前下方から後上方へ流れる選別風の少なくとも一部を、前記揺動選別機構の下側において後方へ案内する風向板を備え、
前記風向板は、前記複数の板状部材の前端面に沿って前記一番流穀板と略平行に延びる第1平面部及び該第1平面部の下端部から車輌前方側へ該第1平面部に対して略直交するように折り曲げられた第1ガイド面部を有する第1風向板と、前記第1風向板より車輌前方側に位置する第2風向板であって、前記第1平面部との間に間隙を存した状態で該第1平面部と略平行に配置される第2平面部及び該第2平面部の下端部から車輌前方側へ該第2平面部に対して略直交するように折り曲げられた第2ガイド面部を有する第2風向板とを含み、
前記第2平面部の下端部は前記第1平面部の下端部よりも上下方向位置に関し上方に位置されていることを特徴とする選別風の風路構造。 - 前記第1風向板は、前記複数の板状部材の基端部上方を覆うように前記第1平面部の上端部から車輌後方側へ折り曲げられた他のガイド面部をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の選別風の風路構造。
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