JP4836174B2 - 排藁切断用プーリー伝動機構 - Google Patents
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Description
即ち、前記コンバインは、一番穀粒を搬送する一番搬送コンベア等を駆動する為の前記揺動選別用プーリー伝動機構と、前記揺動選別用プーリー伝動機構から動力を分岐して前記排藁切断装置における排藁カッターへ伝達する排藁切断用プーリー伝動機構とを備えている。
従って、前記支持パイプを両持ち支持させることができ、これにより、前記カッター用動力取出軸の支持安定化を図ることができると共に、前記カウンタープーリーを安定して支持することができ、前記カウンタープーリーから例えば吸引ファン等の駆動力を安定して取り出すことができる。
。
図1〜図3は、それぞれ、本発明の一実施形態が適用されたコンバイン1の斜視図,側面図及び正面図である。
前記刈取部31は、引起ケース及び引起タインを含む引起機構32と、前記引起ケースの下方部から前方へ突出された分草板33と、前記引起ケースの後方に配設された刈刃34とを有している。
前記搬送部36は、上部搬送機構及び縦搬送機構を含み、刈り取られた穀稈の株元を前記フィードチェーン装置20へ受け継ぐように構成されている。
又、図6に、図4及び図5に示すコンバイン1の後方拡大斜視図を示す。
前記フィードチェーン装置20は、前記本機フレーム2に対して回動軸線回りに回動可能とされている。
なお、本実施の形態においては、前記回動軸線は略垂直な方向に沿っている。
図7に、前記回動軸線近傍の拡大斜視図を示す。
又、図8に、前記FCレール部材21及び後述する前方機枠410の後方斜視図を示す。
さらに、平面視において前記回動軸線を前記フィードチェーン23の移動経路から車輌幅方向内方へ回避させることにより、前記フィードチェーン装置20の回動軌跡に干渉することなく、前記回動軸線の上方をカバー部材213で容易に覆うことができる(図9参照)。斯かるカバー部材213を備えれば、前記回動軸線近傍へのワラや塵等の堆積をより確実に防止することができる。
斯かる構成を備えることにより、前記レール本体211が前記枢支軸210に対して剛性をもって支持され、従って、前記本機フレーム2に対する前記FCレール部材21の回動動作を安定して行うことができる。
なお、本実施の形態においては、図7に示すように、前記支点部材215は、本機側の後部水平フレーム201に連結された取付ステー201a及び後部垂直フレーム202に連結された取付ステー202aに、前記枢支軸210を介して回動自在に支持されている。
図8に示すように、詳しくは、該内側カバー部材25は、前記扱室内に収容される扱胴の外周面に沿った形状を有する扱胴対向面250と、前記扱胴対向面250から車輌幅方向内方且つ下方へ延び、扱胴45の下方に配設される受網49の一部を支持する受網支持面251と、前記FCレール部材21の内側面と前記扱胴対向面250との間に延びる側方カバー面252とを有している。
前記扱胴45は、前記駆動源9に作動連結された状態で車輌前後方向に沿って配設される扱胴駆動軸46(下記図19参照)に相対回転不能に支持されている。
前記扱室は、前記本機フレーム2に支持された脱穀機枠41と、前記フィードチェーン装置20の前記内側カバー部材25と、前記脱穀機枠41に連結される上カバー部材(図示せず)とによって形成される。
又、図11に、前記FCレール部材21を取り外した状態の前記脱穀機枠41及び前記内側カバー部材25の後方斜視図を示す。
該前方機枠410は、車輌前方側から扱室内への穀稈の侵入を許容する穀稈入口用スリット411と、前記扱室前端部のうち前記スリット411より下方部分を画する下側前端部420とを含んでいる。
図10〜図14に示すように、前記内側カバー部材25を扱室形成位置に位置させると、該内側カバー部材25の前端部が前記下側前端部420に当接し、これにより、扱室の側方部分が形成されるようになっている。
即ち、前記内側カバー部材25を扱室形成位置に位置させた際に、該内側カバー部材25における前端部の上端エッジよりも前記下側当接部420の上端エッジが高くなるように構成されている。
なお、本実施の形態においては、前記当接領域420a及び前記内側カバー部材25における前記前端部は共に、略垂直に延びる端面とされており、互いに面接触するように構成されている。
特に、前記フィードチェーン装置20による穀稈の搬送経路が、後方へ行くに従って上方に位置する後上がり傾斜とされている場合には、前記側方カバー面252も後上がり傾斜とされる。従って、該側方カバー面252上に落下した被脱穀物は車輌前方側へ転がるが、本実施の形態においては、前記上方延在領域420bによって、車輌前方側へ転がる被脱穀物が扱室から前外方へこぼれ出ることを有効に防止できる。
斯かる構成を備えることにより、前記フィードチェーン装置20の前記回動軸線回りの回動動作を確保しつつ、前記内側カバー部材25を扱室形成位置に位置させた際に該内側カバー部材25の前端部と前記下側当接部420との間に隙間が生じることを有効に防止できる。
斯かる構成を備えることにより、前記側方カバー面252上を車輌前方へ転がり、前記上方延在領域420bによってせき止められた被脱穀物を、確実に扱室内に案内させることができる。
そして、前記側方領域423が、前記当接領域420a及び前記上方延在領域420bを形成するように構成されている。
好ましくは、前記側方移行領域424のうち前記側方領域423に隣接する部分は、図12に示すように、後上がり傾斜面425とすることができ、これにより、前記フィードチェーン装置20による穀稈搬送をスムースに行うことができる。
図15及び図16に、それぞれ、前記揺動選別装置50の主要部の側面図及び斜視図を示す。
前記揺動選別装置50は、前記扱室に連通された揺動選別室内において、被脱穀物及び後述する二番還元物から穀粒を選別するように構成されている。
詳しくは、該揺動選別装置50は、車輌前後に揺動運動することで、被脱穀物及び二番還元物から穀粒を比重選別する揺動選別機構50Aと、前記揺動選別機構50Aに対して選別風を送出して被脱穀物及び二番還元物から穀粒を風選別する風選別機構50Bとを有している。
好ましくは、前記ストローラック53を囲繞する保護枠(図示せず)を設け、該保護枠を前記揺動側板55に連結させることができる。
斯かる保護枠を設けることにより、組立時又はメンテナンス時等において、ストローラック53が破損することを有効に防止できる。
なお、当然ながら、前記保護枠を前記揺動側板55に一体形成することも可能である。
具体的には、該風選別機構50Bは、前記チャフシーブ52の前方且つ下方において、機体幅方向に沿った唐箕ファン用駆動軸570によって回転駆動される唐箕ファン56と、前記ストローラック53の上方において、機体幅方向に沿った吸引ファン用駆動軸590によって回転駆動される吸引ファン57とを備えている。
なお、本実施の形態においては、該揺動選別装置50は、前記チャフシーブ52と前記一番樋58との間にグレンシーブ54を有している。該グレンシーブ54は第2選別部として作用するものであり、例えば、網状体によって形成される。
前記グレンタンク6には、貯留された穀粒を外部に搬出させる穀粒排出機構が備えられている。
該穀粒排出機構は、図1〜図3及び下記図19に示すように、前記グレンタンク6の底部に設けられた排出コンベア6aと、該排出コンベア6aからの穀粒を上方へ搬送する縦排出オーガ6bと、基端部が前記縦排出オーガ6bの上端部に連通された横排出オーガ6cとを備えており、前記横排出オーガ6cの先端部に設けられた排出口を介して前記グレンタンク6内の穀粒を外部に排出させるように構成されている。
図17及び図18に、それぞれ、前記フィードパン51の平面図及び前方斜視図を示す。なお、図中、符号Fは前記コンバイン1の前進方向を示している。
図15〜図18に示すように、前記フィードパン51は、前記扱胴45の下方において揺動選別室の幅方向略全域に亘るように配設されたフィードパン本体510と、該フィードパン本体510の上面に設けられたメインリード板520及びサブリード板530とを有している。
該サブリード板530は、車輌前進方向Fを基準にして左下がりに傾斜されたサブリード傾斜面531を有している。
該メインリード板520は、前記サブリード板530と同様に、車輌前進方向Fを基準にして左下がりに傾斜されたメインリード傾斜面521を有している。
図17及び図18に示すように、前記メインリード傾斜面521の上端エッジには、該メインリード傾斜面521と交差するように上方へ延びる振り分け面522が設けられている。
本実施の形態においては、該振り分け面522は、略垂直上方へ延びている。
他方、前記サブリード板530は、前記還元口500から戻される二番還元物を左右に分散させるように、設置位置及び形状寸法が設定される。
従って、経験値によって、前記メインリード板及び前記サブリード板を最適位置及び最適形状に設定しても、所望の分散効果を得ることは困難であった。
従って、該メインリード傾斜面521上に落下した被脱穀物の一部が慣性力によって意に反して車輌進行方向右側へ落ちたり、若しくは、前記還元口500から戻された二番還元物の一部が意に反して前記メインリード傾斜面上に落下して該メインリード板より車輌進行方向左側へ落ちることを有効に防止でき、これにより、前記メインリード板520及び前記サブリード板530による分散効果を確実に得ることができる。
一方、前記メインリード板520は、前端部が前記フィードパン本体510の上面に固着された支持部材525を有しており、該支持部材525に前記メインリード傾斜面521が載置されている。
そして、前記メインリード板520は、平面視において、前記メインリード傾斜面521と前記サブリード傾斜面531との間に間隙Sが存する状態で、前記サブリード板530と略平行に配設されている(図17参照)。
図19に、前記コンバイン1の伝動模式図を示す。
詳しくは、前記コンバイン1は、前記駆動源9に作動連結された唐箕ファン用駆動軸570と、該唐箕ファン用駆動軸570に連結された前記揺動選別用プーリー伝動機構580と、前記揺動選別用プーリー伝動機構580から動力を分岐して前記排藁切断装置70における排藁カッター71へ伝達する排藁切断用プーリー伝動機構780とを備えている。
該唐箕ファン用駆動軸570の右突出端部は前記駆動源9からの動力を入力する入力端部を形成し、且つ、左突出端部は前記揺動選別用プーリー伝動機構580へ動力を出力する出力端部を形成している。
具体的には、該揺動選別用プーリー伝動機構580は、図4,図5及び図19に示すように、前記唐箕ファン用駆動軸570の出力端部に相対回転不能に支持された揺動選別用駆動プーリー581と、前記一番コンベア58aに作動連結された状態で車輌幅方向左端部が前記側壁から外方へ突出された一番コンベア用駆動軸582と、前記一番コンベア用駆動軸582の左端部に相対回転不能に支持された一番コンベア用駆動プーリー583と、前記二番コンベア59aに作動連結された状態で車輌幅方向左端部が前記側壁から外方へ突出された二番コンベア用駆動軸584と、前記二番コンベア用駆動軸584の左端部に相対回転不能に支持された二番コンベア用駆動プーリー585と、前記揺動選別用駆動プーリー581,前記一番コンベア用駆動プーリー583及び前記二番コンベア用駆動プーリー585に巻き回された揺動選別用ベルト586と、車輌幅方向左端部が前記側壁から外方へ突出するように車輌幅方向に沿って配設されたカウンター支持軸587と、前記揺動選別用ベルトが巻き回された状態で前記カウンター支持軸の突出端部に支持されたカウンタープーリー588と、前記カウンタープーリー588より車輌幅方向内方側において該カウンタープーリー588と一体回転するように前記カウンター支持軸587に支持された吸引ファン用出力プーリー589と、吸引ファン57に作動連結された状態で車輌幅方向左端部が前記側壁から外方へ突出された吸引ファン用駆動軸590と、該吸引ファン用駆動軸590に相対回転不能に設けられた吸引ファン用駆動プーリー591と、前記吸引ファン用出力プーリー589及び前記吸引ファン用駆動プーリー591に巻き回された吸引ファン用ベルト592とを備えている。
図19〜図22に示すように、該排藁切断用プーリー伝動機構780は、車輌幅方向に沿って配設されたカッター用動力取出軸781と、前記揺動選別用ベルト586が巻き回された状態で前記動力取出軸781に支持されたカッター用動力取出プーリー782と、前記カッター用動力取出プーリー782と一体的に回転するように前記動力取出軸781に支持されたカッター用出力プーリー783と、前記排藁カッター71に作動連結された状態で車輌幅方向に沿って配設されたカッター軸784と、前記カッター軸784に相対回転不能に設けられたカッター用駆動プーリー785と、前記出力プーリー783及び前記駆動プーリー785に巻き回されたカッター用ベルト786とを備えている。
なお、本実施の形態においては、前記カッター用動力取出プーリー782は前記カッター用動力取出軸781に相対回転不能に支持され、且つ、前記カッター用出力プーリー783は前記カッター用動力取出プーリーより車輌幅方向外方において前記カッター用動力取出軸781に相対回転不能に支持されている。
前記第1及び前記第2連結部材791,792は、前記動力取出軸781の軸線を基準にして、周方向に異なる位置で前記本機側の部材に連結されるように構成されている。
そして、前記第2連結部材792は、一端部が前記支持パイプ790の外周面に固着され且つ他端部が前記側壁に連結されるように、車輌背面視においてL型形状とされている。
詳しくは、該第2連結部材792は、図22に示すように、基端部が前記側壁に連結された状態で車輌幅方向外方に延びる連結部792aと、該連結部792aの自由端部から前記側壁と略平行に延びる支持部792bであって、自由端部が前記支持パイプ790の外周面に固着された支持部792bとを有している。
斯かる第3連結部材793を備えることにより、前記支持パイプ790をさらに安定的に支持できると共に、前記カウンター支持軸587の支持安定化も図ることができる。
本実施の形態においては、図22に示すように、該第3連結部材793は、前記第2連結部材の前記支持部792bと前記カウンター支持軸587の車輌幅方向外端部とを連結する板状部材とされている。
好ましくは、図20に示すように、前記第3連結部材793は、該カウンタープーリー588を基準にしてベルト伝動方向上流側及び下流側にそれぞれ位置する前記カッター用動力取出プーリー782及び前記二番コンベア用駆動プーリー585の間に延びた状態で、前記カウンタ支持軸587を支えるように構成される。
斯かる構成を備えることにより、前記カウンタープーリー588が前記揺動選別用ベルト586の張力に抗した状態で、より安定的に支持され得る。
図23〜図25に、それぞれ、前記排藁搬送装置60を含む前記コンバイン1の平面図,背面図及び後方斜視図を示す。
該排藁搬送装置60は、前記フィードチェーン装置20から受け継いだ脱穀済の排藁を後方へ搬送するように構成されている。
なお、図24及び図25において、前記排藁チェーン612は、その移動軌跡を示している。
前記排藁株元用駆動部材610は、プーリー伝動機構480及びギヤ伝動機構485を介して、前記扱胴駆動軸46に作動連結されており、前記扱胴45が回転駆動されると前記株元搬送チェーン機構61も作動するようになっている(図19,図23及び図25参照)。
図26に示すように、本実施の形態においては、前記排藁チェーン612は、車輌前方側に位置する前側排藁チェーンリンク613と、車輌後方側に位置する後側排藁チェーンリンク614と、前記前側排藁チェーンリンク613及び前記後側排藁チェーンリンク614を連結する枢支ピン615とを含んでいる。
これに対し、前記前側排藁チェーン613は、外方へ突出された突起を有する突起付きリンク616aと、前記突起が設けられていない突起無しリンク616bとを含んでおり、該突起付きリンク616a及び突起無しリンク616bが交互に配設されている。
即ち、前記扱室から前記排藁搬送装置60へ受け継がれる排藁の姿勢が穂先遅れ傾向の場合には、排藁の株元側を搬送する前記株元搬送チェーン機構61の搬送速度に対して排藁の穂先側を搬送する前記補助搬送機構63の搬送速度を大きくして排藁の穂先側を強制的に先行させて該排藁の姿勢を整えるのであるが、本実施の形態におけるように、前記前側排藁チェーンリンク613を、交互に配設された前記突起付きリンク616a及び前記突起無しリンク616bによって形成することにより、排藁の穂先側がチェーンリンク613に対して相対移動し得る範囲を拡大でき、これにより、排藁の穂先搬送遅れに起因する搬送姿勢の悪化を有効に防止することができる。
さらに、前記株元搬送チェーン機構61側の前記後側排藁チェーンリンク614が全て前記突起付きリンク616aとされているので、前記フィードチェーン装置20から前記株元搬送チェーン機構61への排藁の受け継ぎも確実に行われる。
又、図28〜図30に、それぞれ、前記排藁搬送装置60の前端部近傍における前記コンバイン1の平面図,背面図及び後方斜視図を示す。
なお、図28〜図30においては、前記ギヤ伝動機構485を削除している。
又、前記排藁チェーン612は、その移動軌跡を図示している。
具体的には、背面視において、前記挟扼杆62の前端部が前記内側カバー部材25の後方端の輪郭内に位置するように構成されている。
斯かる構成を備えることにより、前記フィードチェーン装置20から前記株元搬送チェーン機構61へ受け継がれる排藁を前記挟扼杆62の上方に位置させることができ、従って、前記フィードチェーン装置20から前記株元搬送チェーン機構61へ排藁を確実に案内させることができる。
従って、前記挟扼杆62の前端部を、背面視において、前記内側カバー部材25の後端部の輪郭内に位置させることにより、前記扱室から車輌後方へ搬送される排藁が前記挟扼杆62の前端部に引っ掛かったり、又は、該排藁が前記挟扼杆62の下方へもぐり込みという不都合を防止でき、これにより、前記フィードチェーン装置20から前記株元搬送チェーン機構61への排藁の移送を効率的に行うことができる。
斯かる構成を備えることにより、前記フィードチェーン装置20から前記株元搬送チェーン機構61への排藁の移送をより効率的に行うことができる。
そして、前記ガイド部622の先端部が、背面視において、前記内側カバー部材25の後端部の輪郭内に位置されている。
斯かる構成を備えることにより、排藁を前記フィードチェーン装置20から前記株元搬送チェーン機構61へ確実に案内させることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記フィードチェーン装置20による排藁の搬送位置と、前記株元搬送チェーン機構61による排藁の搬送位置とが上下に変位されていても、排藁を確実に株元搬送チェーン機構61へ案内することができる。
そして、該補助搬送機構63は、図23及び図25に示すように、後端部に設けられた排藁穂先用駆動部材630であって、前記株元搬送チェーン機構61の出力部材619から回転動力を入力する排藁穂先用駆動部材630と、前端部に設けられた排藁穂先用従動部材631と、前記排藁穂先用駆動部材630及び前記排藁穂先用従動部材631に巻き回された排藁ベルト632とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記排藁ベルト632には、複数のタイン633が付設されている。
本実施の形態においては、該タイン633はゴム製とされており、前記排藁ベルト632と一体とされている。
そして、本実施の形態においては、図28に示すように、前記補助搬送機構63の搬送開始点63S(前記排藁ベルト632の最前端位置)が、前記株元搬送チェーン機構61の搬送開始点61S(前記排藁チェーン612の最前端位置)よりも前方に位置するように、互いに連結された該株元搬送チェーン機構61及び該補助搬送機構63の前記フィードチェーン装置20に対する傾斜角が画されている。
従って、前記補助搬送機構63による排藁の穂先側搬送が遅れることを有効に防止でき、これにより、排藁搬送姿勢の向上を図ることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記扱室から出てきた排藁の穂先側が極端に下方に垂れ下がっていたとしても、前記補助搬送機構63によって排藁の穂先側を確実に搬送させることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記挟扼杆62によって排藁の株元を前記株元搬送チェーン機構61へ案内しつつ、前記補助ガイド杆64によって排藁の穂先側を前記補助搬送機構63に案内させることができ、従って、前記排藁搬送装置60による排藁の搬送姿勢を向上させることができる。
斯かる構成は、特に、前記扱室から出てきた排藁の穂先側が極端に下方へ垂れ下がる場合において有効である。
このように、前記補助ガイド杆64の前端部を下方へ曲げることにより、扱室から出てきた排藁の穂先側が該補助ガイド杆64に当たったり、若しくは、前記排藁の穂先側が該補助ガイド杆64の下側へもぐり込むことを有効に防止できる。
好ましくは、前記補助ガイド杆64は、平面視において、前記補助搬送機構63と前記株元搬送チェーン機構61との間で、且つ、該補助搬送機構63寄りに設けられる。斯かる構成を備えることにより、前記補助搬送機構63が、前記補助ガイド杆64で支えられた排藁の穂先側に有効にガイド作用を奏することができる。
580 揺動選別用プーリー伝動機構
586 揺動選別用ベルト
587 カウンター支持軸
588 カウンタープーリー
589 吸引ファン用出力プーリー
590 吸引ファン用駆動軸
591 吸引ファン用駆動プーリー
592 吸引ファン用ベルト
780 排藁切断用プーリー伝動機構
781 カッター用動力取出軸
782 カッター用動力取出プーリー
783 カッター用動力出力プーリー
784 カッター軸
785 カッター用駆動プーリー
786 カッター用ベルト
790 支持パイプ
791 第1連結部材
792 第2連結部材
793 第3連結部材
Claims (4)
- 車輌幅方向に沿って配設されたカウンター支持軸、前記カウンター支持軸に支持されたカウンタープーリー及び前記カウンタープーリーに巻き回された揺動選別用ベルトを含む揺動選別用プーリー伝動機構から回転動力を分岐して、排藁切断装置へ伝達する排藁切断用プーリー伝動機構であって、
車輌幅方向に沿って配設されたカッター用動力取出軸と、前記揺動選別用ベルトが巻き回された状態で前記動力取出軸に支持されたカッター用動力取出プーリーと、前記カッター用動力取出プーリーと一体回転するように前記カッター用動力取出軸に支持されたカッター用出力プーリーと、前記排藁切断装置における排藁カッターに作動連結された状態で車輌幅方向に沿って配設されたカッター軸と、前記カッター軸に相対回転不能に設けられたカッター用駆動プーリーと、前記カッター用出力プーリー及び前記カッター用駆動プーリーに巻き回されたカッター用ベルトとを備え、
前記カッター用動力取出軸は、該カッター用動力取出軸が相対回転自在に内挿される支持パイプと、該支持パイプを本機側の部材に連結する第1及び第2連結部材とによって支持されており、
前記第1及び第2連結部材は、前記カッター用動力取出軸の軸線を基準にして、周方向に異なる位置で本機側の部材に連結されており、
さらに、前記カウンター支持軸の車輌幅方向外端部が第3連結部材を介して前記第2連結部材に連結されていることを特徴とする排藁切断用プーリー伝動機構。 - 前記カッター用出力プーリーは、前記カッター用動力取出プーリーより車輌幅方向外方において前記カッター用動力取出軸に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の排藁切断用プーリー伝動機構。
- 前記第1連結部材は、前記支持パイプを本機の後部フレームに連結し、
前記第2連結部材は、前記支持パイプを揺動選別室を画する側壁に連結していることを特徴とする請求項1又は2に記載の排藁切断用プーリー伝動機構。 - 前記第3連結部材は、前記カウンタープーリーを基準にして伝動方向上流側及び下流側にそれぞれ位置する上流側プーリー及び下流側プーリーの間に延びるように配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の排藁切断用プーリー伝動機構。
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