JP6558381B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインに関する。
従来のコンバインは、機体フレームの上部左側に脱穀装置が設けられ、機体フレームの上部右側にはグレンタンクが設けられ、機体フレーム上におけるグレンタンクのたとえば前方にディーゼルエンジンが設けられる。また、かかるコンバインには、近年強化されつつある排ガス規制に適応するために、エンジンの排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置が機体フレーム上に設けられるものがある。
また、かかるコンバインにおいて排気ガス浄化装置を配置するために、グレンタンクのディーゼルエンジンと対向する面を全体的に凹状に形成してスペースを確保する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2016−158591号公報
しかしながら、上記したような従来のコンバインでは、グレンタンクの面を全体的に凹状に形成するため、グレンタンクの容量が大幅に減る。このように、上記したような従来のコンバインは、排気ガス浄化装置を配置するスペースを確保するためにグレンタンクの容量を犠牲にしなければならないなど、機体フレーム上のスペースの効率化という点について改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、機体フレーム上のスペースの効率化を図ることができるコンバインを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を講じる。
請求項1に記載の発明は、エンジンが設置された機体フレームの上部左右一側に穀稈を脱穀する脱穀装置を設け、前記機体フレームの上部左右他側には脱穀された穀粒を貯留するグレンタンクを設け、前記機体フレームの上方における前記グレンタンクに近接する位置に前記エンジンの排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置を設けたコンバインにおいて、前記グレンタンクの前記脱穀装置と対向する側の面に、少なくとも3つの面を有して前記排気ガス浄化装置の外形に対応した形状の凹部を形成し、該凹部内のスペースに前記排気ガス浄化装置の一部を侵入させ、前記凹部が形成されるグレンタンクの面には、前記凹部内のスペースに侵入した前記排気ガス浄化装置の一部に対して、上方に位置し前記グレンタンクの内向きに下り傾斜した傾斜面である第1面と、側方に位置し前記第1面の下端部から垂下する垂直面である第2面と、前記凹部内のスペースに侵入した前記排気ガス浄化装置の一部に対して下方に位置し前記グレンタンクの外向きに下り傾斜した傾斜面である第3面とを有し、前記第1面の傾斜角を穀粒の安息角以上の急傾斜角に設定するとともに、前記第3面の傾斜角を前記第1面の傾斜角よりも小さく設定し、前記グレンタンクを、前記脱穀装置と対向する側の面における前側の面に前記凹部を形成するとともに後側の面を外側に突出して形成し、前後方向における中央から前側の容量を後側の容量よりも減らした構成とし、前記機体フレーム上における前記グレンタンクの底部に、該グレンタンク内に貯留された穀粒を該グレンタンクの後側に設けた穀粒排出オーガに向けて搬送する搬送ラセンを前後方向に向けて設け、前記凹部を、前記搬送ラセンの上方に臨む位置を越える位置まで前記グレンタンクの内方向きに張り出して形成し、前記凹部の後面における該凹部に侵入した前記排気ガス浄化装置の後方の位置に、前記グレンタンク内の清掃時に開放される掃除口を設け、前記グレンタンク内において、前記凹部の後面と前記グレンタンクの背面とを接続して該グレンタンクの上部の形状を保持する支持部材を設けたことを特徴とするコンバインとする。
請求項に記載の発明は、前記排気ガス浄化装置には、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPFと、尿素水溶液から生成されるアンモニアを排気ガス中の窒素酸化物と反応させて浄化処理する尿素SCR触媒とを含み、前記DPFが前記グレンタンクから離れるように該DPFと前記尿素SCR触媒とを左右に並べて配置した請求項1に記載のコンバインとする。
請求項1に記載の発明によれば、グレンタンクの脱穀装置と対向する側の面に形成された凹部(スペース)を、排気ガス浄化装置を配置するスペースに割り当てることができる。これにより、排気ガス浄化装置を配置するスペースを確保することができる。また、グレンタンクに形成される凹部は、少なくとも3つの面で排気ガス浄化装置の一部の外形に対応して形成され、1つの面を全体的に凹状に形成したものではない。このため、グレンタンクの容量の減少を抑えて凹部を形成することができる。これにより、グレンタンクの容量を確保することができる。この結果、排気ガス浄化装置を配置するスペースとグレンタンクの容量を同時に確保することが可能になるなど、機体フレーム上のスペースの効率化を図ることができる。また、グレンタンクの内向きに下り傾斜した傾斜面によってグレンタンクに貯留される穀粒の流れを良くすることができる。また、垂直面によってグレンタンクの上下方向の剛性を高めることができる。さらに、グレンタンク内において凹部の後面とグレンタンクの背面とを接続することで、グレンタンクの形状をより確実に保持することができる。これらのことから、たとえば、グレンタンクに貯留された穀粒の重さなどの負荷による凹部の変形を防止することができ、穀粒の負荷がかかっても凹部に配置される排気ガス浄化装置とのクリアランスを保つことができる。また、グレンタンクの内向きに下り傾斜した傾斜面において穀粒が確実に流れ落ちるようになる。これにより、グレンタンク内に貯留された穀粒の排出を円滑化することができる。また、グレンタンクの外向きに下り傾斜した傾斜面によって、グレンタンクの内面に藁屑や埃が堆積するのを抑制することができる。また、グレンタンクに貯留された穀粒の重さなどの負荷が搬送ラセンにかかることを抑制することができる。すなわち、搬送ラセンにかかる負荷を低減することができる。また、搬送ラセンの負荷が低減されることで、搬送ラセンを駆動するベルトのスリップや摩耗などを低減することができる。また、過負荷を低減することで、穀粒が擦れて籾殻が剥ける脱ぷの発生などを抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、エンジンの排気ガスを有効に浄化することができる。また、DPFをグレンタンクから離れるように配置するため、高温となるDPFに近い位置に藁屑や埃が溜まりにくくなる。
実施形態に係るコンバインの右側面図である。 実施形態に係るコンバインの左側面図である。 エンジンおよび排気ガス浄化装置の配置を示す説明用の左側面図である。 エンジンおよび排気ガス浄化装置の配置を示す説明用の平面図である。 排気ガス浄化装置の配置を示す説明用の正面図である。 グレンタンクの正面図である。 グレンタンクの背面図である。 グレンタンクの左側面図である。 グレンタンクの右側面図である。 グレンタンクの平面図である。 扱胴入力ギヤケースの正面図である。 図11におけるA部拡大図である。 扱胴入力ギヤケースの左側面図である。 図13におけるB部拡大図である。
本発明に係るコンバインの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、かつ、容易なもの、或いは実質的に同一のものいわゆる均等の範囲のものが含まれる。
図1および図2は、実施形態に係るコンバイン1の左右の側面図である。なお、以下の説明では、コンバイン1の通常の使用態様時における前後方向、左右方向、上下方向を、各部位におけるそれぞれの前後方向、左右方向、上下方向として説明する。
このうち、「前」方は、刈り取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、「左」方は、前方に向かって左手方向であり、「下」方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、コンバイン1を指して「機体」という場合がある。
<コンバイン1の全体構成>
まず、コンバイン1の全体構成を簡単に説明する。コンバイン1は、図1および図2に示すように、機体フレーム2と、機体フレーム2の下方に設けられた走行装置3と、機体フレーム2の上部および機体フレーム2の前方に設けられた各種作業装置と、機体フレーム2の上部前側に設けられた後述する操縦部(以下、「キャビン」という)7とを備える。なお、キャビン7には、各種操作レバーおよび計器類が設けられる。
走行装置3は、機体フレーム2上に設置されたエンジン11から動力が伝達されて周回する左右一対のクローラベルト3aを備える。走行装置3は、クローラベルト3aが周回することで機体を走行させる。クローラベルト3aは、ゴム等の弾性体により無端状に形成される。また、走行装置3は、機体の前後方向に、クローラベルト3aを回転させる駆動輪3bと、クローラベルト3aに張力を与える緊張輪3cとを備える。
作業装置は、たとえば、機体フレーム2の前方に設けられた刈取装置4と、機体フレーム2上においてキャビン7の左側に設けられた穀稈搬送装置5と、機体フレーム2の上部左側に設けられた脱穀装置6と、機体フレーム2の上部右側に設けられたグレンタンク8と、脱穀装置6およびグレンタンク8の上方に配置された穀粒排出オーガ(縦オーガ9aおよび横オーガ9b)とを備える。作業装置では、刈取装置4で刈り取った穀稈を穀稈搬送装置5で脱穀装置6に向けて搬送し、脱穀装置6で脱穀および選別した穀粒をグレンタンク8で貯留し、グレンタンク8で貯留した穀粒を穀粒排出オーガ(縦オーガ9aおよび横オーガ9b)で機体外部に排出する。なお、グレンタンク8は、このグレンタンク8の後側に設けた縦軸を中心として、機体フレーム2上の作業位置から、機体フレーム2の外側方のメンテナンス位置まで回動可能に構成する。
機体フレーム2の上部前側に設けられたキャビン7は、上記したように、操縦部として機能する。キャビン7には、図示を省略した操縦席や各種操縦用レバー、計器類および操作パネル、さらには各種情報を表示可能なモニタなどが設けられる。
刈取装置4は、圃場の穀稈を分草する分草杆4aと、分草された穀稈を引き起こす引起装置4bと、引き起こされた穀稈の根元を切断する刈刃とを備える。刈取装置4では、圃場に植立する穀稈を分草杆4aで分草し、分草した穀稈を引起装置4bで引き起こし、引き起こした穀稈を刈刃で刈り取る。なお、刈り取られた穀稈は、穀稈搬送装置5によって脱穀装置6に向けて搬送される。
脱穀装置6では、脱穀の後に選別部で選別した穀粒を、揚穀装置でグレンタンク8に送り込む。グレンタンク8では、貯留した穀粒を、グレンタンク8の後方(機体フレーム2の後方)に設けられた穀粒排出オーガである縦オーガ9aに送り込む。縦オーガ9aでは、送り込まれた穀粒を、穀粒排出オーガである横オーガ9bに送り込む。穀粒排出オーガ9bでは、送り込まれた穀粒を横オーガ9bの先端部に設けられた排出筒9cから排出する。
また、図1に示すように、機体フレーム2上におけるキャビン7の下方には、エンジンルーム10が設けられる。エンジンルーム10には、動力源であるエンジン(ディーゼルエンジン)11の他、エンジン11を冷却するためのラジエータなどが収容されている。
<エンジン11および排気ガス浄化装置20>
次に、図3〜図5を参照して排気ガス浄化装置20について説明する。図3は、エンジン11および排気ガス浄化装置20の配置を示す説明用の左側面図である。図4は、エンジン11および排気ガス浄化装置20の配置を示す説明用の平面図である。図5は、排気ガス浄化装置20の配置を示す説明用の正面図である。
以下では、まず、エンジン11の配置について説明し、次いで、排気ガス浄化装置20の構成および配置について説明する。エンジン11は、ディーゼルエンジンであり、上記したように、グレンタンク8の前方に設けられたエンジンルーム10(図1参照)に収容されている。たとえば、図4に示すように、エンジン11は、機体フレーム2上の右側に設置され、機体フレーム2上に設けられたエンジン11の排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置20に接続される。
図3および図4に示すように、排気ガス浄化装置20は、エンジン11の排気マニホールド111に接続された排気管112に接続される。排気ガス浄化装置20は、機体フレーム2上に設けられた支持フレーム12上に配置される。排気ガス浄化装置20は、エンジン11よりも上方、かつ、エンジン11の後方に配置されることが好ましい。排気ガス浄化装置20をエンジン11よりも上方、かつ、エンジン11の後方に配置することで、排気ガス浄化装置20がエンジン11や走行装置3などの振動源からの振動の影響を受けにくくなる。
排気ガス浄化装置20は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(Diesel Particulate Filter)21と、尿素水を用いた選択触媒還元で浄化処理する、すなわち、DPF21通過後の排気ガス中の窒素酸化物に、尿素水が加水分解されて発生したアンモニアを反応させて無害な窒素に変換する尿素SCR触媒22とを備える。これらDPF21と尿素SCR触媒22は、いずれも円筒状のケースに内蔵される。なお、図における符号は、これらの各ケースに付与している。
DPF21は、ハニカム担体に触媒(Pt)を担持し、SOFおよびNOx成分を酸化させるとともに、粒子状物質をろ過して捕集するものであり、たとえば、ハニカム担体と複数の隔壁とからなり、多角形断面を有する貫通孔を複数持つ、ハチの巣状のセル構造体と、それを取り囲む外壁とから形成される。
排気ガス浄化装置20は、DPF21において、一酸化窒素を効率的に酸化させるDOC(Diesel Oxidation Catalyst)の機能を有し、尿素SCR触媒22において、尿素水から発生するアンモニアを用いた選択触媒還元の機能を有する。
排気ガス浄化装置20は、DPF21において、排気ガス中の一酸化窒素を二酸化窒素に変換し、DPF21の出口と尿素SCR触媒22の入口とを接続する配管内において、二酸化窒素に尿素水を噴射し、二酸化窒素を水と窒素ガスとに変換することで、排気ガス中の窒素酸化物(NO)を除去する。浄化処理された排気ガスは、排気管221から外部に排出される。
なお、ここで、機体フレーム2上において排気ガス浄化装置20の周辺機器として設けられるその他の装置について簡単に説明する。機体フレーム2上には排気ガス浄化装置20の周辺機器として、たとえば、ドージングモジュール(以下、「DM」と略称する)、サプライモジュール(以下、「SM」と略称する)、尿素水タンク23(図4参照)などが設けられる。
DMは、尿素SCR触媒22の尿素水噴射ユニットである。DMは、たとえば、DPF21の出口と尿素SCR触媒22の入口を接続する配管に近接して設けられる。SMは、尿素SCR触媒22に尿素水を送るものである。SMは、たとえば、機体フレーム2から上方に離れた位置に設けられることが好ましい。また、SMは、DPF21および尿素SCR触媒22からも離れた位置に設けられることが好ましい。
このように、SMを機体フレーム2から離して配置することで、SMに対して振動源からの振動が伝達されるのを抑制することができ、SMの破損などを抑えることができる。また、SMをDPF21および尿素SCR触媒22から離して配置することで、SMがDPF21および尿素SCR触媒22から発生する熱の影響を受けにくくなる。
尿素水タンク23は、尿素SCR触媒22に供給される尿素水を貯留する。図4に示すように、尿素水タンク23は、たとえば、エンジン11から離れた位置に設けられることが好ましい。図示の例では、尿素水タンク23は、機体フレーム2上における脱穀装置6が設けられる側となる左側に設けられる。尿素水タンク23をエンジン11から離して配置することで、尿素水タンク23がエンジン11からの熱(排熱)の影響を受けにくくなり、尿素水の劣化を抑えることができる。
また、尿素水タンク23は、たとえば、尿素水の給水口23aが機体フレーム2の外側を向くように設けられることが好ましい。尿素水タンク23の給水口23aが外側を向いていることで、尿素水タンク23の給水口23aに対して、人手によってキャップを取り外し、携行タンクから給水することができる。すなわち、尿素水タンク23への給水作業を容易化することができる。
図5に示すように、排気ガス浄化装置20である、DPF21と尿素SCR触媒22とは、筒状のケース同士を並列させて左右方向に並んで配置される。排気ガス浄化装置20は、機体フレーム2上において、脱穀装置6とグレンタンク8との間に設けられる。具体的には、グレンタンク8を機体フレーム2上の作業位置に回動させて位置固定した状態で、排気ガス浄化装置20の一部がグレンタンク8の脱穀装置6と対向する面(左側面)8aに形成された凹部30に侵入する。この場合、DPF21がグレンタンク8から離れるように配置され、尿素SCR触媒22が凹部30に侵入して収容されるように配置されることが好ましい。
かかる構成によれば、DPF21と尿素SCR触媒22とで、エンジン11の排気ガスを有効に浄化することができる。また、DPF21をグレンタンク8から離れるように配置するため、グレンタンク8において、高温となるDPF21に近い位置に藁屑や埃が溜まりにくくなる。
<グレンタンク8>
次に、図6〜図10を参照してグレンタンク8についてさらに詳細に説明する。図6は、グレンタンク8の正面図である。図7は、グレンタンク8の背面図である。図8は、グレンタンク8の左側面図である。図9は、グレンタンク8の右側面図である。図10は、グレンタンク8の平面(上面)図である。
上記したように、グレンタンク8は、機体フレーム2の上部左側に設けられた脱穀装置6(図5参照)と対向する面(左側面)8aに形成された凹部30を有する。かかる凹部30内のスペース(言い換えると、凹部30によって形成されたスペース)には、排気ガス浄化装置20の一部が侵入する。具体的には、図6に示すように、DPF21の一部および尿素SCR触媒22の全部が凹部30内のスペースに侵入している。
図6〜図10に示すように、グレンタンク8は、矩形状に形成される。また、グレンタンク8は、底面8eに、正面視において左右方向に傾斜した傾斜面を有する。なお、グレンタンク8の底面8eには、前後方向に延びた後述する搬送ラセン40が設けられる。上記したように、グレンタンク8の左側面8aには凹部30が形成される。図8に示すように、凹部30は、左側面8aの前後方向の中央よりも前側の面8aaに形成される。また、図6に示すように、凹部30は、グレンタンク8の正面8b(垂直面8ba)に連続している。
また、凹部30は、排気ガス浄化装置20の外形に対応した形状である。凹部30は、尿素SCR触媒22の円筒状のケース全体を収納し、DPF21の円筒状のケースの左右方向の一部を収容するために好適な形状である。凹部30は、正面視で2点以上で折り曲げた形状となるように、少なくとも3つの面(グレンタンク8の「側面」でもある)を有する。具体的には、図6に示すように、凹部30は、3つの面30a,30b,30cによって形成され、正面視で台形状に形成されることが好ましい。
また、凹部30は、前側が開放されており、後側が左右方向に沿った面(後面)30dによって閉塞されている。なお、図6および図8においては、凹部30内のスペースに、強調するための斜線を付している。
かかる構成によれば、グレンタンク8の左側面8aに形成された凹部30(スペース)を、排気ガス浄化装置20である、DPF21および尿素SCR触媒22を配置するスペースに割り当てることができる。これにより、排気ガス浄化装置20を配置するスペースを確保することができる。また、凹部30は、少なくとも3つの面30a,30b,30cで尿素SCR触媒22における筒状ケースの外形に対応して形成され、左側面8a全体を凹状に形成したものではないため、グレンタンク8の容量の減少を抑えて凹部30(スペース)を形成することができる。これにより、グレンタンク8の容量を確保することができる。この結果、排気ガス浄化装置20を配置するスペースとグレンタンク8の容量を同時に確保することが可能になるなど、機体フレーム2上のスペースの効率化を図ることができる。
凹部30を形成する3つの面30a,30b,30cのうち、凹部30に侵入した尿素SCR触媒22の上方に位置する面(以下、「第1面」という)30aは、グレンタンク8の内向きに下り傾斜した傾斜面、言い換えると、グレンタンク8の外側から右方に下り傾斜した傾斜面に形成される。また、傾斜面である第1面30aの傾斜角α1は、粒体(穀粒)が流れることなく安定を保つ最大角度である安息角以上の急傾斜角に設定されている。
かかる構成によれば、グレンタンク8の内向きに下り傾斜した傾斜面である第1面30aによってグレンタンク8に貯留される穀粒の流れを良くすることができる。また、第1面30aの傾斜角α1が安息角以上に設定されているため、第1面30aにおいて穀粒が確実に流れ落ちるようになる。これにより、グレンタンク8内に貯留された穀粒の排出を円滑化することができる。
また、凹部30を形成する3つの面30a,30b,30cのうち、尿素SCR触媒22の右側方に位置する面(以下、「第2面」という)30bは、第1面30aの下端部から垂下する垂直面に形成される。第2面30bは、左右方向において後述する搬送ラセン40の上方に配置される。なお、第2面30bは、左右方向において搬送ラセン40よりもやや外側(右方)に配置されることが好ましい。
かかる構成によれば、垂直面である第2面30bによってグレンタンク8の上下方向の剛性を高めることができる。これにより、たとえば、グレンタンク8に貯留された穀粒の重さなどの負荷による凹部30の変形を防止することができ、穀粒の負荷がかかっても、凹部30を形成する各面30a,30b,30cと、凹部30内のスペースに侵入した排気ガス浄化装置20の一部である尿素SCR触媒22とのクリアランスを保つことができる。
また、凹部30を形成する3つの面30a,30b,30cのうち、尿素SCR触媒22の下方に位置する面(以下、「第3面」という)30cは、グレンタンク8の外向きに下り傾斜した傾斜面、言い換えると、グレンタンク8の内側から左方に下り傾斜した傾斜面に形成される。また、第3面30cに穀粒が流れることはなく、グレンタンク8の容量確保の観点からも、第3面30cの傾斜角α2は、第1面30aの傾斜角α1よりも小さく設定されることが好ましい。すなわち、2つの傾斜角α1,α2の大小関係を「α1>α2」とし、第3面30cが第1面30aよりも緩傾斜となるように設定されている。
かかる構成によれば、グレンタンク8の外向きに下り傾斜した傾斜面である第3面30cによって、グレンタンク8の内面(第3面30c)に藁屑や埃が堆積するのを抑制することができる。排気ガス浄化装置20がDPF21を含む場合、高温となるDPF21に近い位置で藁屑や埃が溜まるのを抑制することができる。
また、凹部30の後側を閉塞している後面30dは、垂直面に形成される。かかる構成によれば、垂直面である後面30dによってグレンタンク8の上下方向の剛性を高めることができる。これにより、たとえば、グレンタンク8に貯留された穀粒の重さなどの負荷による凹部30の変形を防止することができる。また、凹部30の後面30dが垂直面であるため、穀粒の負荷がかかっても、凹部30を形成する各面30a,30b,30cと、凹部30に侵入した尿素SCR触媒22とのクリアランスを保つことができる。
なお、上記した実施形態では、凹部30は、3つの面30a,30b,30cを有するが、これに限定されず、3つ以上の面、たとえば、4つの面または5つの面を有してもよい。かかる構成によっても、排気ガス浄化装置20の一部(尿素SCR触媒22)を配置するスペースを確保することができ、かつ、グレンタンク8の容量を確保することができる。これにより、機体フレーム2上のスペースの効率化を図ることができる。また、凹部30が3つの面30a,30b,30cを有する場合も含めてグレンタンク8の剛性を高めることができ、凹部30によって、穀粒の負荷によるグレンタンク8の側方への広がりを防止することができる。
図6に示すように、グレンタンク8の後面30dには掃除口35が設けられてもよい。なお、掃除口35は、通常時(掃除口35の未使用時)には閉塞されている。このように、排気ガス浄化装置20(たとえば、尿素SCR触媒22)の後方の位置に掃除口35が設けられることで、排気ガス浄化装置20を取り外した後のスペースでグレンタンク8内の清掃が可能となる。すなわち、清掃作業スペースを確保することができる。これにより、清掃性を向上させることができる。
図7および図8に示すように、グレンタンク8内における背面8c(背面8cの内面)には、垂直面8caと傾斜面8cbとの接続部分において両面8ca,8cbにまたがる位置に穀粒1粒の含有水分量を測定する水分計36が配置されてもよい。なお、垂直面8caと傾斜面8cbとにまたがる位置には、水分計36以外の穀粒計が配置されてもよい。
図8に示すように、脱穀装置6(図1参照)によって脱穀および選別された穀粒を揚穀筒からグレンタンク8内に供給するための供給口37に、穀粒が前後方向に変更可能に飛散するように、穀粒をガイドするガイド部37aが設けられてもよい。ガイド部37aは、たとえば、供給口37の上半部に設けられ、ガイド部37aの向きの変更などによって穀粒の前後方向の飛散を変更する。
ガイド部37aは、グレンタンク8内の穀粒の貯留状態に応じて変更可能に構成されてもよい。この場合、たとえば、グレンタンク8内の穀粒の貯留状態を検出するセンサからの信号に基づいて、穀粒の前後方向の飛散量を変更する。たとえば、グレンタンク8の後側に穀粒が多く貯留されている場合はグレンタンク8の前側に穀粒を飛散させる。これにより、グレンタンク8内の穀粒の前後方向における貯留状態を平均化することができる。
また、たとえば、ガイド部37aによる穀粒の飛散量を変更することで、圃場が湿田の場合にはできるだけグレンタンク8の前側に穀粒を飛散させてもよい。湿田の場合は走行装置3(図1および図2参照)の後部が圃場に沈み込んで機体が前上がりになるため、グレンタンク8の前側に穀粒を貯留することで機体重心の安定化を図ることができる。
図9に示すように、グレンタンク8の上部の形状を保持するための支持部材38a,38bのうち、一方の支持部材38aがグレンタンク8の正面8b(垂直面8ba)と背面8c(垂直面8ca)とを接続するように設けられ、他方の支持部材38bが凹部30の後面30dと背面8c(8ca)とを接続するように設けられてもよい。この場合、他方の支持部材38bは、グレンタンク8の上下方向における中央付近に設けられることが好ましい。かかる構成によれば、グレンタンク8の形状をより確実に保持することができる。なお、一方の支持部材38aの一端側はグレンタンク8の正面8b上部の傾斜面8bbと接続されてもよい。また、一方の支持部材38aの他端側は、背面8c上部の傾斜面8caと接続されてもよい。
また、図10に示すように、グレンタンク8の上面8dには、メンテナンス用のメンテナンス開口39が設けられてもよい。なお、メンテナンス開口39は、通常時(メンテナンス開口39の未使用時)には閉塞されている。
<搬送ラセン40>
次に、図6〜図10を参照して搬送ラセン40について説明する。搬送ラセン40は、グレンタンク8内に貯留された穀粒を、グレンタンク8の前後方向の前側から後側へと搬送して、グレンタンク8の後方に設けられた引継ぎメタル13(図3および図4参照)に送り込む。なお、引継ぎメタル13は、送り込まれた穀粒を、引継ぎメタル13の上部に接続された穀粒排出オーガである縦オーガ9a(図1〜図3参照)に送り込む。
図6〜図10に示すように、グレンタンク8の底面8eは、グレンタンク8の左側面からグレンタンク8の内向き(右方)に下り傾斜した傾斜面8eaを有する。また、底面8eは、傾斜面8eaと対向してグレンタンク8の内向き(左方)に下り傾斜した傾斜面8ebを有する。搬送ラセン40は、機体フレーム2上におけるグレンタンク8の底部、すなわち、グレンタンク8の底面8eにおける最下部であり、傾斜面8eaの先端部と傾斜面8ebの先端部との間に配設される。
搬送ラセン40は、グレンタンク8の前側において傾斜面8ea,8ebによって搬送ラセン40上に集められて排出された穀粒が供給され、供給された穀粒をグレンタンク8の後側へとラセン搬送して後側の排出口41から引継ぎメタル13(図3および図4参照)に向けて排出する。ここで、上記したように、グレンタンク8に形成された凹部30は、搬送ラセン40の上方に臨む位置か、又はこの位置を越える位置まで内方向きに張り出している。具体的には、第2面30bが搬送ラセン40よりもやや外側(右方)に位置する程度に張り出している。
かかる構成によれば、グレンタンク8に貯留された穀粒の重さなどの負荷が搬送ラセン40にかかることを抑制することができる。すなわち、搬送ラセン40にかかる負荷を低減することができる。また、搬送ラセン40の負荷が低減されることで、搬送ラセン40を駆動するベルトのスリップや摩耗などを低減することができる。また、過負荷を低減することで、穀粒が擦れて籾殻が剥ける脱ぷの発生などを抑制することができる。
また、グレンタンク8は、左側面における前側の面8aaに凹部30が形成され後側の面8abが外側(左方)に突出して形成されることで、前後方向における中央から前側の容量が後側の容量よりも減らしている。かかる構成によれば、たとえば、グレンタンク8の前側を後側よりも低減することで、グレンタンク8の前側に貯留される穀粒の量が減り、搬送ラセン40の前側にかかる穀粒の重さなどの負荷を低減することができる。また、搬送ラセン40の前側にかかる負荷が低減されることで、穀粒の搬送速度が速くなる。これにより、搬送ラセン40の負荷が低減され、ベルトのスリップや摩耗などを低減することができる。
図8に示すように、グレンタンク8の底部には、搬送ラセン40によって搬送される穀粒が搬送経路に停滞することを防ぐために振動装置42が設けられる。振動装置42は、グレンタンク8の底面8eにおいて左右方向の最も幅が広い部位(後端部)に設けられる。また、振動装置42は、底面8eの傾斜面8eaに設けられる。図9に示すように、振動装置42は、たとえば、最も幅が広い部位を含んで搬送ラセン40の長手方向(前後方向)に並んだロッド部材42aを左右方向に揺動させて傾斜面8ea,8ebの内面を叩くことで振動を発生させる。
また、振動装置42には、たとえば、モータの回転軸と共に回転軸まわりに回転するカムが傾斜面8eaや傾斜面8ebの内面を叩くことで振動を発生させるものなどがある。なお、振動装置42は、たとえば、グレンタンク8における最も幅が広い部位のみに設けられてもよい。
かかる構成によれば、グレンタンク8における最も幅が広い部位、すなわち、穀粒が最も停滞しやすい部位に振動装置42を設けるため、穀粒が最も停滞しやすい部位が振動し、穀粒の搬送および穀粒の排出の効率化を図ることができる。振動装置42のロッド部材42aやカムを搬送ラセン40の長手方向にわたって設けることで、より効率的に穀粒を搬送および排出することができる。
また、底面8eの傾斜面8eaには、傾斜面8eaの長手方向(前後方向)に沿って設けられ傾斜面8eaを補強する長板状の補強部材(以下、「補強板」という)43が溶接などで設けられる。補強板43を設けることで、傾斜面8eaはカムの衝突に対する耐久性を高めることができる。補強板43は、たとえば、鉄板で形成された傾斜面8eaを折り曲げ加工して傾斜面8eaと一体形成されてもよい。なお、図8において、補強板43に対して強調のための斜線を付している。振動装置42は、補強板43が設けられている面(傾斜面8ea)に設けられる。
かかる構成によれば、振動装置42が前後方向に延びる補強板43を介して傾斜面8eaを叩くことで、傾斜面8eaをその長手方向にわたって効率良く振動させることができる。これにより、穀粒の停滞を抑制して穀粒の搬送および穀粒の排出の効率化を図ることができる。また、傾斜面8eaに振動装置42を取り付けても、補強板43で補強されているため傾斜面8eaが歪まない。
<扱胴入力ギヤケース50>
次に、図11〜図14を参照して扱胴入力ギヤケース50について説明する。図11は、扱胴入力ギヤケース50の正面図である。図12は、図11におけるA部拡大図である。図13は、扱胴入力ギヤケース50の左側面図である。図14は、図13におけるB部拡大図である。
脱穀装置6において穀稈を脱穀する扱胴は、扱ぎ室内で扱胴軸に軸支されている。扱胴軸の一方側には、図11〜図14に示すように、伝動機構を内装した扱胴入力ギヤケース50が設けられる。扱胴入力ギヤケース50は、エンジン11(図1参照)の回転動力が伝達され、扱胴軸を回転させる。
図11に示すように、扱胴入力ギヤケース50は、扱ぎ室における穀稈の入り口となる入口じょうご55の上方に配置される。図13および図14に示すように、扱胴入力ギヤケース50は、ケース本体51の前面が蓋部材52で閉塞されている。蓋部材52には、ケース本体51の外周よりも外側に広がったフランジ部53が形成される。なお、ケース本体51の前面にも同様にフランジ部が形成される。
また、フランジ部53にはボルトなどの締結部材54aが取り付けられる締結部54が設けられる。すなわち、締結部54は、扱胴入力ギヤケース50のケース本体51(または蓋部材52)の外周よりも外側に設けられる。
また、フランジ部53は多角形状に形成されており、角部分に締結部54が設けられる。図11および図12に示すように、フランジ部53は、入口じょうご55に上下方向に対向している。フランジ部53は、入口じょうご55に対する部分53aがアール形状に形成される。言い換えると、フランジ部53は、入口じょうご55に対する部分53aに角がない形状である。
このように、フランジ部53の入口じょうご55に対する部分53aに角がない形状、すなわち、入口じょうご55に向けて突出しない形状とすることで、扱胴入力ギヤケース50(ケース本体51)の内部空間を確保しつつ入口じょうご55の幅、すなわち、扱ぎ室の入り口の幅(間口)を広く確保することができる。
また、図13および図14に示すように、フランジ部53における入口じょうご55に対する部分53aは、前側についてもアール形状に形成されることが好ましい。すなわち、フランジ部53の入口じょうご55に対する部分53aは、前方から後方に向けて角がない滑らかな形状である。
このように、フランジ部53の入口じょうご55に対する部分53aを、前方から後方に向けて角がない滑らかな形状とすることで、たとえば、入口じょうご55の上方にあるフロントカバーに設けられたシールゴム56が扱ぎ室に搬入される穀稈に押されて扱胴側に入り込んだ場合に扱胴入力ギヤケース50の前面の蓋部材52に当ったとしても、シールゴム56の損耗を抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 コンバイン
2 機体フレーム
3 走行装置
3a クローラベルト
3b 駆動輪
3c 緊張輪
4 刈取装置
4a 分草杆
4b 引起装置
5 穀稈搬送装置
6 脱穀装置
7 操縦部(キャビン)
8 グレンタンク
8a 左側面
8aa 前側の面
8ab 後側の面
8b 正面
8ba 垂直面
8bb 傾斜面
8c 背面
8ca 垂直面
8cb 傾斜面
8d 上面
8e 底面
8ea 傾斜面
8eb 傾斜面
9a 穀粒排出オーガ(縦オーガ)
9b 穀粒排出オーガ(横オーガ)
9c 排出筒
10 エンジンルーム
11 エンジン
111 排気マニホールド
112 排気管
12 支持フレーム
13 引継ぎメタル
20 排気ガス浄化装置
21 DPF
22 尿素SCR触媒
221 排気管
23 尿素水タンク
30 凹部(スペース)
30a 面(第1面)
30b 面(第2面)
30c 面(第3面)
35 掃除口
36 水分計
37 供給口
37a ガイド部
38a 一方の支持部材
38b 他方の支持部材
39 メンテナンス開口
40 搬送ラセン
41 排出口
42 振動装置
43 補強部材(補強板)
50 扱胴入力ギヤケース
51 ケース本体
52 蓋部材
53 フランジ部
53a 入口じょうごに対する部分
54 締結部
54a 締結部材
55 入口じょうご
56 シールゴム

Claims (2)

  1. エンジンが設置された機体フレームの上部左右一側に穀稈を脱穀する脱穀装置を設け、前記機体フレームの上部左右他側には脱穀された穀粒を貯留するグレンタンクを設け、前記機体フレームの上方における前記グレンタンクに近接する位置に前記エンジンの排気ガスを浄化処理する排気ガス浄化装置を設けたコンバインにおいて、
    前記グレンタンクの前記脱穀装置と対向する側の面に、少なくとも3つの面を有して前記排気ガス浄化装置の外形に対応した形状の凹部を形成し、該凹部内のスペースに前記排気ガス浄化装置の一部を侵入させ
    前記凹部が形成されるグレンタンクの面には、前記凹部内のスペースに侵入した前記排気ガス浄化装置の一部に対して、上方に位置し前記グレンタンクの内向きに下り傾斜した傾斜面である第1面と、側方に位置し前記第1面の下端部から垂下する垂直面である第2面と、前記凹部内のスペースに侵入した前記排気ガス浄化装置の一部に対して下方に位置し前記グレンタンクの外向きに下り傾斜した傾斜面である第3面とを有し、
    前記第1面の傾斜角を穀粒の安息角以上の急傾斜角に設定するとともに、前記第3面の傾斜角を前記第1面の傾斜角よりも小さく設定し、
    前記グレンタンクを、前記脱穀装置と対向する側の面における前側の面に前記凹部を形成するとともに後側の面を外側に突出して形成し、前後方向における中央から前側の容量を後側の容量よりも減らした構成とし、
    前記機体フレーム上における前記グレンタンクの底部に、該グレンタンク内に貯留された穀粒を該グレンタンクの後側に設けた穀粒排出オーガに向けて搬送する搬送ラセンを前後方向に向けて設け、
    前記凹部を、前記搬送ラセンの上方に臨む位置を越える位置まで前記グレンタンクの内方向きに張り出して形成し、
    前記凹部の後面における該凹部に侵入した前記排気ガス浄化装置の後方の位置に、前記グレンタンク内の清掃時に開放される掃除口を設け、
    前記グレンタンク内において、前記凹部の後面と前記グレンタンクの背面とを接続して該グレンタンクの上部の形状を保持する支持部材を設けたこと
    を特徴とするコンバイン。
  2. 前記排気ガス浄化装置には、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPFと、尿素水溶液から生成されるアンモニアを排気ガス中の窒素酸化物と反応させて浄化処理する尿素SCR触媒とを含み、前記DPFが前記グレンタンクから離れるように該DPFと前記尿素SCR触媒とを左右に並べて配置した請求項1に記載のコンバイン。
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