JP6582573B2 - 原子力発電プラント及び原子力発電プラントの制振方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原子力発電プラント及び原子力発電プラントの制振方法に関するものである。
原子炉圧力容器やその中の核燃料が損傷または溶融する過酷事故が生じた際、これらを補修したり、除去したりする作業が必要となる。このような状態のとき、原子炉格納容器の内部は極めて高い放射線量となっている。つまり、原子炉圧力容器や原子炉格納容器へ接近する作業は容易でない。このため、原子炉格納容器を冠水させ、放射線量を低減させた上で作業を行うことが想定される。
MARK−IやMARK−I改良型と呼ばれる沸騰水型原子炉(例えば特許文献1参照)では、原子炉格納容器が、原子炉圧力容器を収納するドライウェルと、内部にプールが形成されるサプレッションチェンバと、ドライウェルとサプレッションチェンバとを接続するベント管とを備えている。このような沸騰水型原子炉で、上述のような過酷事故が生じた場合には、原子炉格納容器を冠水させて作業を行うことになる。
特開平4−348299号公報
ところで、苛酷事故の核燃料の処理には数十年の時間を要すると考えられ、この間、原子炉格納容器は常に冠水された状態となる。冠水された原子炉格納容器の見かけ上の慣性質量が非常に大きくなるため、冠水期間中に大きな地震が発生すると、サプレッションチェンバとドライウェルとを接続する細いベント管等に大きな負荷がかかる。苛酷事故においてベント管等にどのような損傷が発生しているかを完全に想定することは難しく、冠水期間中に発生した地震により、ベント管等の損傷が拡大することが懸念される。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、原子力発電プラントにおいて、苛酷事故後に発生する地震による損傷拡大を防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、サプレッションチェンバと、サプレッションチェンバを収容するトーラス室を有する原子炉建屋とを備える原子力発電プラントであって、上記トーラス室にダンパ液を供給するダンパ液供給手段を備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ダンパ液供給手段が、上記ダンパ液を貯留する貯留槽と、上記サプレッションチェンバの内部水位を計測する水位計測手段と、上記水位計測手段の計測水位が基準値を超えたときに上記貯留槽と上記トーラス室とを接続する流路を開放する開閉弁とを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記トーラス室の外壁あるいは内壁を覆う漏水防止壁を有するという構成を採用する。
第4の発明は、冷却液が充填されたサプレッションチェンバを有する原子力発電プラントの制振方法であって、上記サプレッションチェンバを収容するトーラス室にダンパ液を供給するダンパ液供給工程を有するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第4の発明において、上記サプレッションチェンバに冷却液が充満されたことを検出する充満検出工程を有し、上記充満検出工程の後に上記ダンパ液供給工程を実行するという構成を採用する。
第6の発明は、上記第4または第5の発明において、上記ダンパ液供給工程より前に、上記トーラス室の外壁あるいは内壁を覆う漏水防止壁を形成する防水壁形成工程を有するという構成を採用する。
本発明によれば、トーラス室にダンパ液を供給することによって、冷却水が充填されたサプレッションチェンバをダンパ液に浸すことができる。このため、苛酷事故後に大きな地震が発生した場合であっても、ダンパ液によってサプレッションチェンバの揺れを抑え、ベント管等への負荷を低減することができる。したがって、本発明によれば、原子力発電プラントにおいて、苛酷事故後に発生する地震による損傷拡大を防止することが可能となる。
本発明の一実施形態である原子力発電プラントの概略構成を示す縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態である原子力発電プラントの制振方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態である原子力発電プラントの制振方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態である原子力発電プラントの制振方法を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る原子力発電プラント及び原子力発電プラントの制振方法の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明においては、本発明を沸騰水型原子炉の1つであるMARK−I型の沸騰水型原子炉を有する電子力発電プラントに適用した例について説明する。なお、本発明は、MARK−I型に限られず、MARK−I改良型を有する原子力発電プラントに適用することも可能である。
図1は、原子力発電プラント1の一部を示す縦断面図である。また、図1は、図1のA−A断面図である。なお、図2においては、後述の原子炉建屋2は省略されている。図1に示すように、原子力発電プラント1は、原子炉建屋2と、原子炉格納容器3と、ベントヘッダ4と、ダウンカマ5と、支持部6と、原子炉圧力容器7と、漏水防止壁8と、トーラス室注水設備9(ダンパ液供給手段)とを備えている。また、原子力発電プラント1は、図1に示していないが、一般的な原子発電プラントと同様に、発電設備や多数の配管等を備えている。
原子炉建屋2は、原子炉格納容器3と、ベントヘッダ4と、ダウンカマ5と、支持部6と、原子炉圧力容器7と、不図示の炉心とを収納する建屋であり、鉄筋コンクリートにより形成されている。この原子炉建屋2の下部には、後述する原子炉格納容器3のサプレッションチェンバ3bが収容されるトーラス室2aが設けられている。なお、図示していないが、原子炉建屋2には、他に非常用炉心冷却系ポンプ、浄化設備、燃料プール、機器仮置きプール、非常用ガス処理系設備等が収納されている。
原子炉格納容器3は、原子炉圧力容器を収容するドライウェル3aと、ドライウェル3aの周囲に設けられるサプレッションチェンバ3bと、ドライウェル3aとサプレッションチェンバ3bとを接続するベント管3cとを備えている。
ドライウェル3aは、丸底フラスコ形状とされた鋼鉄製の容器であり、原子炉建屋2の内壁内に設置されている。サプレッションチェンバ3bは、断面形状が図1に示すように円形であり、平面視形状が図2に示すように多角形の環状形状とされた鋼鉄製の容器である。なお、過酷事故によりサプレッションチェンバ3bに破損が生じていなければ、このサプレッションチェンバ3bの内部には、ダウンカマ5の下端の開口5aよりも僅かに高い位置が水面となるように、水が貯留されている。ベント管3cは、ドライウェル3aとサプレッションチェンバ3bとの間に設けられており、ドライウェル3aに蒸気が漏れ出したときに蒸気をサプレッションチェンバ3bに導く鋼鉄製の管である。このベント管3cは、図2に示すように、8本設けられている。各ベント管3cは、等間隔で配列されている。
ベントヘッダ4は、サプレッションチェンバ3bの内部にサプレッションチェンバ3bと同心円状に配置される環状の管である。このベントヘッダ4は、全てのベント管3cの先端に接続されている。
ダウンカマ5は、ベント管3cに接続されたベントヘッダ4に取り付けられている。このダウンカマ5は、逆U字形状の管部材であり、下方に向く両端に開口5aが設けられ、頂部がベントヘッダ4と接続されている。なお、サプレッションチェンバ3bの内部にプールが形成されている場合には、このプールの水面下にダウンカマ5の開口5aが配置される。このダウンカマ5を介して、サプレッションチェンバ3bの内部空間とベント管3cとが接続されている。このようなダウンカマ5は、図2に示すように、ベントヘッダ4に沿って等間隔で複数設けられている。
支持部6は、ドライウェル3aの底部に設けられた鉄筋コンクリート部材であり、原子炉圧力容器7を支持する。原子炉圧力容器7は、支持部6上に固定されてドライウェル3aの内部に配置されている。この原子炉圧力容器7は、鋼鉄製の容器であり、内部に炉心を収納している。不図示の炉心は、核燃料や制御棒によって構成されており、原子炉圧力容器7の内部で支持されている。
漏水防止壁8は、トーラス室2aの外壁に対して固定されており、トーラス室2aを側方から覆うように設置されている。この漏水防止壁8は、例えば鋼鉄により形成されている。また、漏水防止壁8の高さは、トーラス室2aを超える高さに設定されている。このような漏水防止壁8は、トーラス室注水設備9によってトーラス室2aに注水された水W(ダンパ液)がトーラス室2aの外部に漏出することを防止する。
トーラス室注水設備9は、タンク9a(貯留槽)と、供給配管9bと、開閉弁9cと、水位計9d(水位計測手段)とを備えている。タンク9aは、トーラス室2aに供給する水Wを貯留する容器である。なお、本実施形態では、トーラス室2aに水Wが供給されるとサプレッションチェンバ3bの頂部までが水Wに浸るようにされている。このため、タンク9aの容量は、トーラス室2aに供給された水Wがサプレッションチェンバ3bよりも水面が高くなるように設定されている。
また、タンク9aは、原子炉建屋2の内部に設置しても、外部に設置しても良い。ただし、原子炉建屋2の外部に設置することにより、既存のトーラス室注水設備9を持たない原子力発電プラント1にトーラス室注水設備9を追加することが容易となる。さらに、タンク9aは、トーラス室2aよりも上方に設置することが望ましい。これによって、タンク9aからトーラス室2aに水Wを供給するときに、ポンプ等の送水設備を用いる必要がない。
供給配管9bは、タンク9aとトーラス室2aとを接続する流路である。この供給配管9bは、例えば、漏水防止壁8の液密性を低下させないように、タンク9aからトーラス室2aの上階室2bを通じてトーラス室2aに接続されている。開閉弁9cは、供給配管9bの途中部位に設置されている。この開閉弁9cは、サプレッションチェンバ3bが満水であることを示す信号が水位計9dから入力されたときに供給配管9bを開放する。つまり、本実施形態においては、サプレッションチェンバ3bの水位がサプレッションチェンバ3bの満水を示す基準値を超えたときに開閉弁9cが開放され、供給配管9bを介して水Wがタンク9aからトーラス室2aに供給される。
続いて、図3〜図5を参照して、原子力発電プラント1の制振方法について説明する。なお、ここでの説明は、トーラス室注水設備9を持たない既存の原子力発電プラント1に対して制振機能を付与する工程について説明する。
まず、トーラス室注水設備9の設置を行う(ステップS1)。ここでは、例えば、水Wが貯留されていないタンク9aを原子炉建屋2の外部に設置し、さらにタンク9aとトーラス室2aとを接続すると共に途中部位に開閉弁9cが配置された供給配管9bを設置する。その後、水位計9dを設置すると共に、水位計9dと開閉弁9cとを電気的に接続する。その後、タンク9aに必要量の水Wを貯留しておく。
続いて、漏水防止壁8を形成する(ステップS2)。ここでは、トーラス室2aの外壁に対して漏水防止壁8を取り付ける。なお、漏水防止壁8は、トーラス室2aの内壁に取り付けることも可能である。また、漏水の可能性がある箇所を予め特定し、この特定の箇所にのみ漏水防止壁8を形成するようにしても良い。ただし、苛酷事故の場合には、原子炉建屋2も予期せぬ損傷を受けている可能性があるため、トーラス室2aの外壁あるいは内壁の全面に漏水防止壁8を取り付けておくことが望ましい。このようなステップS2は、本発明の防水壁形成工程に相当する。
これらのステップS1とステップS2とは、苛酷事故が発生するより前の平常時において行う。これによって、苛酷事故が生じた場合に、水Wをトーラス室2aに供給する体制を整えることができる。
その後、サプレッションチェンバ3bが冷却水Y(図4参照)で満たされるまでは待機状態が続く(ステップS3)。このステップS3は、サプレッションチェンバ3bに冷却水Y(冷却液)が充満されたことを検出する工程であり、本発明の充満検出工程に相当する。なお、サプレッションチェンバ3bが冷却水Yによって充満されているか否かは、水位計9dの出力信号に基づいて判定される。そして、苛酷事故が生じ、サプレッションチェンバ3bに冷却水Y(冷却液)が充満されると、トーラス室注水設備9からタンク9aに貯留された水Wがトーラス室2aに供給される(ステップS4)。つまり、サプレッションチェンバ3bが満水になった後にトーラス室2aへの注水を実行する。このようなステップS4は、本発明のダンパ液供給工程に相当する。
例えば、原子炉圧力容器7の一部が損傷するような苛酷事故が生じた場合には、図4(a)に示すように、原子炉圧力容器7の内部に供給された冷却水Yを循環させるよう、サプレッションチェンバ3bと原子炉圧力容器7とを接続する循環経路21を形成し、この循環経路21に浄化装置22や熱交換器23を設置する。これによって、燃料が常に冷却水Yに浸り、放射線量の低減させることができ、また燃料の冷却を行うことができる。このとき、サプレッションチェンバ3bは、循環経路の最下段となるため、冷却水Yが常に充満された状態となる。
このように冷却水Yがサプレッションチェンバ3bに充満されると、水位計9dが満水を検知し、図4(b)に示すように、これによって開閉弁9cが供給配管9bを開放する。このように供給配管9bが開放され、タンク9aから水Wがトーラス室2aに供給され、サプレッションチェンバ3bが頂部まで水Wに浸る。
このように本実施形態の原子力発電プラント1及び原子力発電プラント1の制振方法によれば、トーラス室2aに水Wを供給することによって、冷却水Yが充填されたサプレッションチェンバ3bを水Wに浸すことができる。このため、苛酷事故後に大きな地震が発生した場合であっても、水Wによってサプレッションチェンバ3bの揺れを抑え、ベント管3c等への負荷を低減することができる。したがって、本実施形態の原子力発電プラント1によれば、苛酷事故後に発生する地震による損傷拡大を防止することが可能となる。
また、本実施形態の原子力発電プラント1及び本実施形態の原子力発電プラント1の制振方法においては、トーラス室注水設備9が、水Wを貯留するタンク9aと、サプレッションチェンバ3bの内部水位を計測する水位計9dと、水位計9dの計測水位が基準値を超えて満水を示す場合に、供給配管9bを開放する開閉弁9cとを備えている。このような本実施形態の原子力発電プラント1によれば、水Wをタンク9aから圧送する動力源を必要としない簡易な構成で、さらにサプレッションチェンバ3bが満水となったときに自動で水Wをトーラス室2aに供給することができる。
また、本実施形態の原子力発電プラント1及び本実施形態の原子力発電プラント1の制振方法においては、トーラス室2aの外壁を覆う漏水防止壁8が形成されている。このため、トーラス室2aに供給した水Wがトーラス室2aから漏出することを防止し、確実にトーラス室2aに水Wを溜めておくことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、水Wをダンパ液として用いる構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の液体をダンパ液として用いることも可能である。例えば、制振性能を向上させるのであれば、油等をダンパ液として用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、タンク9aから水Wをトーラス室2aに供給する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、原子炉圧力容器7に供給する冷却水の一部を原子炉圧力容器7に供給することなくトーラス室2aに供給するようにしても良い。
1 原子力発電プラント
2 原子炉建屋
2a トーラス室
2b 上階室
3 原子炉格納容器
3a ドライウェル
3b サプレッションチェンバ
3c ベント管
4 ベントヘッダ
5 ダウンカマ
5a 開口
6 支持部
7 原子炉圧力容器
8 漏水防止壁
9 トーラス室注水設備(ダンパ液供給手段)
9a タンク
9b 供給配管
9c 開閉弁
9d 水位計(水位計測手段)
21 循環経路
22 浄化装置
23 熱交換器
W 水(ダンパ液)
Y 冷却水

Claims (4)

  1. サプレッションチェンバと、サプレッションチェンバを収容するトーラス室を有する原子炉建屋とを備える原子力発電プラントであって、
    前記トーラス室にダンパ液を供給するダンパ液供給手段を備え
    前記ダンパ液供給手段は、
    前記ダンパ液を貯留する貯留槽と、
    前記サプレッションチェンバの内部水位を計測する水位計測手段と、
    前記水位計測手段の計測水位が基準値を超えたときに前記貯留槽と前記トーラス室とを接続する流路を開放する開閉弁と
    を備える
    ことを特徴とする原子力発電プラント。
  2. 前記トーラス室の外壁あるいは内壁を覆う漏水防止壁を有することを特徴とする請求項記載の原子力発電プラント。
  3. 冷却液が充填されたサプレッションチェンバを有する原子力発電プラントの制振方法であって、
    前記サプレッションチェンバを収容するトーラス室にダンパ液を供給するダンパ液供給工程を有し、
    前記サプレッションチェンバに冷却液が充満されたことを検出する充満検出工程を有し、前記充満検出工程の後に前記ダンパ液供給工程を実行する
    ことを特徴とする原子力発電プラントの制振方法。
  4. 前記ダンパ液供給工程より前に、前記トーラス室の外壁あるいは内壁を覆う漏水防止壁を形成する防水壁形成工程を有することを特徴とする請求項記載の原子力発電プラントの制振方法。
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