JP6580919B2 - 免震装置の交換方法及び仮設支持装置 - Google Patents
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Description
仮設工程では、図1及び図2に示すように、上側基礎梁BUのジャッキ受部RJと下側基礎梁BDとの間に、フラットジャッキ1及び仮設支承11を積層した状態で設置(仮設)する。これにより、フラットジャッキ1及び仮設支承11から成る仮設支持装置は、前述したように、1つの免震装置IEに対して、その前後左右の両側に仮設される。また、この場合、仮設支承11の滑り板15が、下側基礎梁BDにボルトなどで固定され、フラットジャッキ1が、仮設支承11のフランジ12に載置されるとともに、フランジ12とジャッキ受部RJの間に配置される。この状態では、フラットジャッキ1の上側の押圧板2は、ジャッキ受部RJに、若干の隙間を存した状態で対向している(図2参照)。
仮設工程に続く設置工程では、まず、図3に示すように、免震装置IEを固定するアンカーボルトABを取り外した後、フラットジャッキ1を伸長する。これにより、フラットジャッキ1の上下の押圧板2、2に、ジャッキ受部RJ及び仮設支承11のフランジ12をそれぞれ押圧させ、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させるとともに、構造物Cを上方に移動させる。次いで、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させた状態で、連結工程による動作を行い、それにより、図4に示すように、仮設支承11のフランジ12を、連結ボルトBを用いてジャッキ受部RJに連結し、固定する。連結ボルトBは、フランジ12の前記挿入孔に挿入されるとともに、ジャッキ受部RJにねじ込まれる。
設置工程に続く撤去工程では、まず、上述した連結ボルトBを取り外した後、フラットジャッキ1を短縮することによって、構造物Cを下方に移動させ、新規の免震装置INの上フランジFUを上側基礎梁BUのアンカープレートAPに接触させるとともに、免震装置INに構造物Cを支持させる。この状態では、フラットジャッキ1の上側の押圧板2は、ジャッキ受部RJに若干の隙間を存した状態で対向している。次いで、アンカーボルトABを用いて、免震装置INの上下のフランジFU、FDを上側及び下側の基礎梁BU、BDにそれぞれ固定した後、図6に示すように、フラットジャッキ1及び仮設支承11から成る仮設支持装置を撤去する。
BD 下側基礎梁(下層部)
IE 既設の免震装置
IN 新規の免震装置
1 フラットジャッキ
11 仮設支承
12 フランジ(可動部材)
13 滑り材
14 積層ゴム
15 滑り板(可動部材)
Claims (4)
- 構造物の振動を抑制する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するための免震装置の交換方法であって、
前記既設の免震装置に支持された上層部と前記既設の免震装置が載置された下層部との間に、上下方向に伸縮可能なジャッキと、水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有する仮設支承とを、互いに積層した状態で仮設する仮設工程と、
前記仮設されたジャッキを伸長することによって、当該ジャッキ及び前記仮設支承に前記上層部を支持させ、その状態で、前記既設の免震装置を撤去するとともに、前記新規の免震装置を設置する設置工程と、
前記ジャッキを短縮することによって、前記新規の免震装置に前記上層部を支持させた後、前記ジャッキ及び前記仮設支承を撤去する撤去工程と、を含み、
前記ジャッキはフラットジャッキであり、
前記設置工程において、前記ジャッキ及び前記仮設支承に前記上層部を支持させている状態で、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材を、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側層部に、連結部材で連結する連結工程をさらに含むことを特徴とする免震装置の交換方法。 - 前記仮設支承は、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材に取り付けられ、当該上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された複数のゴムから成る積層ゴムと、当該積層ゴムに取り付けられ、滑性を有する滑り材と、をさらに有し、
前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側部材は、滑性を有する滑り板で構成され、前記滑り材に接触するとともに、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側層部に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の免震装置の交換方法。 - 構造物の振動を抑制する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するときに、前記既設の免震装置に支持されていた上層部を前記既設の免震装置に代わって支持するために仮設され、前記新規の免震装置の交換後に撤去される仮設支持装置であって、
前記上層部と、前記既設の免震装置が載置された下層部との間に仮設され、上下方向に伸縮可能なジャッキと、
水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有し、前記上層部と前記下層部の間に、前記ジャッキに積層した状態で仮設される仮設支承と、を備え、
前記ジャッキを伸長することによって、当該ジャッキ及び前記仮設支承で前記上層部を支持するように構成され、
前記ジャッキはフラットジャッキであり、
前記ジャッキ及び前記仮設支承に前記上層部を支持させている状態で、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材を、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側層部に連結するための連結部材をさらに備えることを特徴とする仮設支持装置。 - 前記仮設支承は、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材に取り付けられ、当該上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された複数のゴムから成る積層ゴムと、当該積層ゴムに取り付けられ、滑性を有する滑り材と、をさらに有し、
前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側部材は、滑性を有する滑り板で構成され、前記滑り材に接触するとともに、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側層部に連結されることを特徴とする、請求項3に記載の仮設支持装置。
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