JP6580919B2 - 免震装置の交換方法及び仮設支持装置 - Google Patents

免震装置の交換方法及び仮設支持装置 Download PDF

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Description

本発明は、既設の免震装置を新規の免震装置に交換するための免震装置の交換方法と、既設の免震装置を新規の免震装置に交換するときに、既設の免震装置に代わって上層部を支持するために仮設される仮設支持装置とに関する。
従来、この種の免震装置の交換方法として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この交換方法では、構造物を支持する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するにあたって、まず、構造物を油圧ジャッキで支持する。その状態で、既設の免震装置を撤去するとともに、新規の免震装置を設けた後、油圧ジャッキを撤去する。
特開平9−32344号公報
上述したように、従来の交換方法では、免震装置の交換中、構造物が油圧ジャッキで支持される。このため、免震装置の交換中に地震が発生した場合には、地震動が油圧ジャッキを介して構造物に伝達されることにより、構造物が振動するので、当該交換を安全に行うことができなくなってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、免震装置の交換中に地震が発生した場合でも、地震による構造物の振動を抑制(構造物の地震力を低減)でき、ひいては、当該交換を安全に行うことができる免震装置の交換方法及び仮設支持装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、構造物の振動を抑制する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するための免震装置の交換方法であって、既設の免震装置に支持された上層部と既設の免震装置が載置された下層部との間に、上下方向に伸縮可能なジャッキと、水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有する仮設支承とを、互いに積層した状態で仮設する仮設工程と、仮設されたジャッキを伸長することによって、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させ、その状態で、既設の免震装置を撤去するとともに、新規の免震装置を設置する設置工程と、ジャッキを短縮することによって、新規の免震装置に上層部を支持させた後、ジャッキ及び仮設支承を撤去する撤去工程と、を含み、ジャッキはフラットジャッキであり、設置工程において、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させている状態で、上下一対の可動部材のうちのジャッキ側のジャッキ側部材を、上層部及び下層部のうちのジャッキ側のジャッキ側層部に、連結部材で連結する連結工程をさらに含むことを特徴とする。
この構成によれば、仮設工程において、既設の免震装置に支持された上層部と既設の免震装置が載置された下層部との間に、上下方向に伸縮可能なジャッキと、水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を備える仮設支承とが、互いに積層した状態で仮設される。また、設置工程において、仮設されたジャッキを伸長することにより、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させ、その状態で、既設の免震装置が撤去されるとともに、新規の免震装置が設置される。さらに、撤去工程において、ジャッキを短縮することにより、新規の免震装置に上層部を支持させた後、ジャッキ及び仮設支承が撤去される。
このように、免震装置の交換中に、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させる。このため、当該交換中に地震が発生した場合でも、仮設支承の上下一対の可動部材が相対変位することによって、下層部から仮設支承を介した上層部への地震動の伝達が抑えられるので、地震による構造物の振動を適切に抑制でき、ひいては、既設の免震装置の交換を安全に行うことができる。
また、この構成によれば、ジャッキはフラットジャッキであり、比較的軽く、その上下方向の長さ(厚さ)が比較的小さいので、その施工性を向上させることができる。
また、免震装置の交換中、比較的大きな地震の発生によって、大きな剪断力が仮設支承に作用した場合には、この剪断力に起因する大きなモーメントがジャッキに作用する。このモーメントは、ジャッキの上下方向の長さが大きいほど、より大きくなるため、免震装置の交換中における大きな地震の発生時、ジャッキの上下方向の長さが大きいときには、ジャッキに作用するモーメントが過大になることで、ジャッキが故障する可能性がある。本発明によれば、上述したようにフラットジャッキの上下方向の長さが小さいので、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、ジャッキに作用するモーメントを低減でき、それにより、上述したジャッキの故障を防止することができる。
さらに、この構成によれば、設置工程において、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させている状態で、連結工程が行われることによって、上下一対の可動部材のうちのジャッキ側のジャッキ側可動部材が、上層部及び下層部のうちのジャッキ側のジャッキ側層部に、連結部材で連結される。このように、ジャッキの上下両側に位置するジャッキ側可動部材及びジャッキ側層部が、連結部材で互いに連結されるので、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、ジャッキに作用する上記のモーメントを連結部材で負担でき、ひいては、このモーメントに起因するジャッキの故障を防止することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の免震装置の交換方法において、仮設支承は、上下一対の可動部材のうちのジャッキ側のジャッキ側部材に取り付けられ、上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された複数のゴムから成る積層ゴムと、積層ゴムに取り付けられ、滑性を有する滑り材と、をさらに有し、上下一対の可動部材のうちのジャッキと反対側の反ジャッキ側部材は、滑性を有する滑り板で構成され、滑り材に接触するとともに、上層部及び下層部のうちのジャッキと反対側の反ジャッキ側層部に連結されることを特徴とする。
この構成によれば、仮設支承の上下一対の可動部材の一方が、滑性を有する滑り板で構成されている。また、上下一対の可動部材の他方に、上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された積層ゴムが取り付けられており、この積層ゴムには、滑性を有するとともに、滑り板に接触する滑り材が取り付けられている。したがって、免震装置の交換中に地震が発生した場合に、積層ゴムによる免震効果が得られることによって、地震による構造物の振動をより適切に抑制することができる。
また、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、滑り板と滑り材の間で滑りが発生することによって、下層部から仮設支承を介した上層部への地震動の伝達が抑えられ、地震による構造物の振動を適切に抑制することができる。この場合、ジャッキ側部材に積層ゴム及び滑り材を取り付けるので、滑り板と滑り材の間で滑りが発生したときに、積層ゴム及び滑り材が、上下方向においてジャッキからずれることがなく、上層部をジャッキ及び仮設支承で適切に支持することができる。また、本発明と異なり、積層ゴムが上下一対の可動部材に一体に設けられた積層ゴムタイプの仮設支承を用いた場合には、その免震効果を適切に得るべく、上下一対の可動部材の水平方向の可動範囲を十分に確保するために、積層ゴムの上下方向の長さを比較的大きくしなければならない。これに対して、本発明によれば、上記のように、滑り板と滑り材の間で滑りを発生させることで下層部から仮設支承を介した上層部への地震動の伝達を抑制するので、上述した積層ゴムタイプの仮設支承を用いた場合と比較して、積層ゴムの上下方向の長さを小さくでき、それにより、仮設支承の施工性を向上させることができる。
さらに、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、滑り板と滑り材の間で滑りが発生することによって、仮設支承に作用する剪断力を低減することができる。これにより、ジャッキに作用する上記のモーメントを低減できるので、前述した不具合、すなわち大きなモーメントが作用することに起因するジャッキの故障を防止することができる。
前記目的を達成するために、請求項に係る発明は、構造物の振動を抑制する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するときに、既設の免震装置に支持されていた上層部を既設の免震装置に代わって支持するために仮設され、新規の免震装置の交換後に撤去される仮設支持装置であって、上層部と、既設の免震装置が載置された下層部との間に仮設され、上下方向に伸縮可能なジャッキと、水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有し、上層部と下層部の間に、ジャッキに積層した状態で仮設される仮設支承と、を備え、ジャッキを伸長することによって、ジャッキ及び仮設支承で上層部を支持するように構成され、ジャッキはフラットジャッキであり、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させている状態で、上下一対の可動部材のうちのジャッキ側のジャッキ側部材を、上層部及び下層部のうちのジャッキ側のジャッキ側層部に連結するための連結部材をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、免震装置を交換するときに、上層部と下層部の間に、上下方向に伸縮可能なジャッキと、仮設支承が互いに積層した状態で仮設されるとともに、ジャッキを伸長することによって、上層部が、ジャッキ及び仮設支承で支持される。また、仮設支承が水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有している。このため、免震装置の交換中に地震が発生した場合でも、これらの可動部材が相対変位することによって、下層部から仮設支承を介した上層部への地震動の伝達が抑えられるので、地震による構造物の振動を適切に抑制でき、ひいては、既設の免震装置の交換を安全に行うことができる。
また、この構成によれば、ジャッキはフラットジャッキであり、比較的軽く、その上下方向の長さ(厚さ)が比較的小さいので、その施工性を向上させることができる。
また、免震装置の交換中、比較的大きな地震の発生によって、大きな剪断力が仮設支承に作用すると、この剪断力に起因する大きなモーメントがジャッキに作用する。このモーメントは、ジャッキの上下方向の長さが大きいほど、より大きくなるため、免震装置の交換中における大きな地震の発生時、ジャッキの上下方向の長さが大きいときには、ジャッキに作用するモーメントが過大になることで、ジャッキが故障する可能性がある。本発明によれば、上述したようにフラットジャッキの上下方向の長さが小さいので、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合でも、ジャッキに作用するモーメントを低減でき、それにより、上述したジャッキの故障を防止することができる。
さらに、この構成によれば、ジャッキ及び仮設支承に上層部を支持させている状態で、上下一対の可動部材のうちのジャッキ側のジャッキ側可動部材が、上層部及び下層部のうちのジャッキ側のジャッキ側層部に、連結部材で連結される。このように、ジャッキの上下両側に位置するジャッキ側可動部材及びジャッキ側層部が、連結部材で互いに連結されるので、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、ジャッキに作用する上記のモーメントを連結部材で負担でき、ひいては、このモーメントに起因するジャッキの故障を防止することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の仮設支持装置において、仮設支承は、上下一対の可動部材のうちのジャッキ側のジャッキ側部材に取り付けられ、上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された複数のゴムから成る積層ゴムと、積層ゴムに取り付けられ、滑性を有する滑り材と、をさらに有し、上下一対の可動部材のうちのジャッキと反対側の反ジャッキ側部材は、滑性を有する滑り板で構成され、滑り材に接触するとともに、上層部及び下層部のうちのジャッキと反対側の反ジャッキ側層部に連結されることを特徴とする。
この構成によれば、仮設支承の上下一対の可動部材の一方が、滑性を有する滑り板で構成されている。また、上下一対の可動部材の他方に、上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された積層ゴムが取り付けられており、この積層ゴムには、滑性を有するとともに、滑り板に接触する滑り材が取り付けられている。したがって、免震装置の交換中に地震が発生した場合に、積層ゴムによる免震効果が得られることによって、地震による構造物の振動をより適切に抑制することができる。
また、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、滑り板と滑り材の間で滑りが発生することによって、下層部から仮設支承を介した上層部への地震動の伝達が抑えられ、地震による構造物の振動を適切に抑制することができる。この場合、ジャッキ側部材に積層ゴム及び滑り材を取り付けるので、滑り板と滑り材の間で滑りが発生したときに、積層ゴム及び滑り材が、上下方向においてジャッキからずれることがなく、上層部をジャッキ及び仮設支承で適切に支持することができる。また、本発明と異なり、積層ゴムが上下一対の可動部材に一体に設けられた積層ゴムタイプの仮設支承を用いた場合には、請求項4に係る発明の説明で述べたように、その免震効果を適切に得るために、積層ゴムの上下方向の長さを比較的大きくしなければならない。これに対して、本発明によれば、上記のように、滑り板と滑り材の間で滑りを発生させることで下層部から仮設支承を介した上層部への地震動の伝達を抑制するので、上述した積層ゴムタイプの仮設支承を用いた場合と比較して、積層ゴムの上下方向の長さを小さくでき、それにより、仮設支承の施工性を向上させることができる。
さらに、免震装置の交換中に大きな地震が発生した場合に、滑り板と滑り材の間で滑りが発生することによって、仮設支承に作用する剪断力を低減することができる。これにより、ジャッキに作用する上記のモーメントを低減できるので、前述した不具合、すなわち大きなモーメントが作用することに起因するジャッキの故障を防止することができる。
実施形態による仮設支持装置と、実施形態による交換方法が適用される既設の免震装置と、これが設けられた構造物を、交換方法の仮設工程について概略的に示す図である。 仮設支持装置のフラットジャッキや仮設支承などを、仮設工程について概略的に示す拡大図である。 交換方法の設置工程における仮設支持装置や既設の免震装置などを概略的に示す図である。 交換方法の連結工程におけるフラットジャッキや仮設支承などを概略的に示す拡大図である。 設置工程における仮設支持装置や新規の免震装置などを概略的に示す図である。 交換方法の撤去工程における新規の免震装置などを概略的に示す図である。 設置工程中に大きな地震が発生した場合における仮設支持装置などを概略的に示す図である。 設置工程中における仮設支持装置や既設の免震装置などを、免震装置を固定するアンカーボルトを緩めながらフラットジャッキを伸長した場合について概略的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による仮設支持装置と、本発明の実施形態による交換方法が適用される既設の免震装置IEと、これが設けられた高層の建物である構造物Cを概略的に示している。図1に示すように、構造物Cでは、その下端部に上側基礎梁BUが設けられており、上側基礎梁BUには、上方に延びる複数の柱P(1つのみ図示)が一体に設けられている。また、上側基礎梁BUの下方には、地盤に固定された下側基礎梁BDが設けられている。
さらに、上側基礎梁BUには、複数のジャッキ受部RJが一体に設けられており、これらのジャッキ受部RJは、免震装置IEに対して、その前後左右の両側に配置されている。なお、図1は、免震装置IEの前後の両側又は左右の両側に配置されたジャッキ受部RJのみを示している。各ジャッキ受部RJは、鉄筋コンクリートブロックで構成され、上側基礎梁BUから下方に突出しており、その上下方向の長さは、下側基礎梁BDとの間に、後述するフラットジャッキ1及び仮設支承11を配置することができるような大きさに、設定されている。また、上側及び下側の基礎梁BU、BDにはそれぞれ、免震装置IEに対応する部分に、アンカープレートAPが埋め込まれている。
免震装置IEは、積層ゴムタイプのもので、上述した上側基礎梁BUと下側基礎梁BDの間に、複数、設けられている(図1には1つのみ図示)。また、各免震装置IEは、上下一対の矩形板状のフランジFU、FDと、両フランジFU、FDの間に設けられた円柱状の積層ゴムRLを一体に有している。上下のフランジFU、FDの四隅には、上下方向に貫通する挿入孔が形成されている。
上フランジFUは、アンカーボルトABを用いて上側基礎梁BUに固定されており、アンカープレートAPに接触している。アンカーボルトABは、上フランジFUの上記の挿入孔に挿入されるとともに、上側基礎梁BUのねじ穴及びアンカープレートAPのねじ孔にねじ込まれている。下フランジFDは、アンカーボルトABを用いて下側基礎梁BDに固定されており、アンカープレートAPに接触している。アンカーボルトABは、下フランジFDの上記の挿入孔に挿入されるとともに、下側基礎梁BDのねじ穴及びアンカープレートAPのねじ孔にねじ込まれている。以上の構成により、免震装置IEは、下側基礎梁BDに載置された状態で固定されるとともに、上側基礎梁BUに固定されており、上側基礎梁BUを含む構造物Cは、免震装置IEによって、下側基礎梁BD上に支持されている。
前記仮設支持装置は、フラットジャッキ1及び仮設支承11から成り、免震装置IEの交換の際、1つの免震装置IEに対して、その前後左右の両側に仮設される(計4つ)。図1は、免震装置IEの前後の両側又は左右の両側に設けられたフラットジャッキ1及び仮設支承11のみを示している。
図1及び図2に示すように、各フラットジャッキ1は、上下一対の円板状の押圧板2、2と、両押圧板2、2の間に設けられた中空の伸縮部3を一体に有しており、上下方向に伸縮可能に構成されている。伸縮部3は、互いに接合された上下一対の比較的薄い軟鋼板で構成されており、その内側には、液圧(例えば油圧)を供給可能な液圧室3aが画成されている。また、伸縮部3は、その内周部分が円板状に形成され、その外周部分が、リング状に形成されるとともに、全体として押圧板2、2と同心状に配置されており、押圧板2、2から径方向の外方に突出している。なお、図1、後述する図3、図5、図7及び図8では便宜上、押圧板2、2、伸縮部3及び液圧室3aの符号を省略している。
また、伸縮部3には、液圧室3aに連通する注入管及び排出管(いずれも図示せず)が接続されている。フラットジャッキ1を上下方向に伸長する(ジャッキアップ)ときには、液圧室3aに、この注入管を介して液圧が供給される。これにより、伸縮部3が上下方向に膨らむことによって、上下の押圧板2、2の間隔が大きくなり、フラットジャッキ1が伸長させられる(後述する図3など参照)。また、伸長させられたフラットジャッキ1を短縮する(ジャッキダウン)ときには、液圧室3aに供給された液圧が、上記の排出管を介して排出される。これにより、伸縮部3が上下方向に縮むことによって、上下の押圧板2、2の間隔が小さくなり、フラットジャッキ1が短縮させられる。
仮設支承11は、いわゆる弾性滑り支承であり、矩形板状のフランジ12と、円板状の滑り材13と、フランジ12と滑り材13の間に上下方向に積層された複数の円板状のゴムから成る積層ゴム14とを一体に有しており、滑り材13に接触する滑り板15をさらに有している。フランジ12の四隅には、上下方向に貫通する挿入孔が形成されている(後述する図4参照)。滑り材13及び滑り板15は、摩擦係数が比較的安定している材料、例えば、ステンレス及びフッ素樹脂でそれぞれ構成されている。滑り材13及び滑り板15の摩擦係数の設定については、後述する。なお、図1、後述する図3、図5、図7及び図8では便宜上、仮設支承11のフランジ12や滑り板15などの各種の部品の符号を省略している。
以上の構成の仮設支承11では、フランジ12及び滑り板15に、両者12、15を水平方向に互いに相対変位させるような力が入力されると、積層ゴム14が剪断変形し、フランジ12及び滑り板15が水平方向に相対変位する。そして、フランジ12及び滑り板15に入力される力が比較的大きくなり、所定値に達すると、フランジ12と一体の滑り材13と滑り板15との間で滑りが発生する。この所定値は、免震装置IEの交換中に後述するようにフラットジャッキ1及び仮設支承11で構造物Cを支持している場合において、比較的大きな地震が発生したときに、フランジ12及び滑り板15に入力される力と同等の大きさに設定されている。当該設定は、滑り材13及び滑り板15の摩擦係数を設定することによって、行われる。
ちなみに、仮設支承11は、本出願人によるウェブサイト(http://www.adc21.com/index.html)に開示された「弾性滑り系積層ゴム」と同様に構成されているので、その詳細な構成については、これを参照されたい。
次に、図1〜図6を参照しながら、本実施形態による交換方法について説明する。交換方法の工程には、仮設工程、設置工程及び撤去工程が含まれており、各工程における動作が、この順で行われる。以下、各工程における動作について説明する。
[仮設工程]
仮設工程では、図1及び図2に示すように、上側基礎梁BUのジャッキ受部RJと下側基礎梁BDとの間に、フラットジャッキ1及び仮設支承11を積層した状態で設置(仮設)する。これにより、フラットジャッキ1及び仮設支承11から成る仮設支持装置は、前述したように、1つの免震装置IEに対して、その前後左右の両側に仮設される。また、この場合、仮設支承11の滑り板15が、下側基礎梁BDにボルトなどで固定され、フラットジャッキ1が、仮設支承11のフランジ12に載置されるとともに、フランジ12とジャッキ受部RJの間に配置される。この状態では、フラットジャッキ1の上側の押圧板2は、ジャッキ受部RJに、若干の隙間を存した状態で対向している(図2参照)。
[設置工程]
仮設工程に続く設置工程では、まず、図3に示すように、免震装置IEを固定するアンカーボルトABを取り外した後、フラットジャッキ1を伸長する。これにより、フラットジャッキ1の上下の押圧板2、2に、ジャッキ受部RJ及び仮設支承11のフランジ12をそれぞれ押圧させ、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させるとともに、構造物Cを上方に移動させる。次いで、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させた状態で、連結工程による動作を行い、それにより、図4に示すように、仮設支承11のフランジ12を、連結ボルトBを用いてジャッキ受部RJに連結し、固定する。連結ボルトBは、フランジ12の前記挿入孔に挿入されるとともに、ジャッキ受部RJにねじ込まれる。
次に、図5に示すように、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させ、かつ、フランジ12をジャッキ受部RJに連結した状態で、既設の免震装置IEを新規の免震装置INに交換する。すなわち、既設の免震装置IEを撤去するとともに、新規の免震装置INを、その上下のフランジFU、FDの挿入孔が上側及び下側の基礎梁BU、BDのアンカープレートAPのねじ孔とそれぞれ一致するように、設置する。
[撤去工程]
設置工程に続く撤去工程では、まず、上述した連結ボルトBを取り外した後、フラットジャッキ1を短縮することによって、構造物Cを下方に移動させ、新規の免震装置INの上フランジFUを上側基礎梁BUのアンカープレートAPに接触させるとともに、免震装置INに構造物Cを支持させる。この状態では、フラットジャッキ1の上側の押圧板2は、ジャッキ受部RJに若干の隙間を存した状態で対向している。次いで、アンカーボルトABを用いて、免震装置INの上下のフランジFU、FDを上側及び下側の基礎梁BU、BDにそれぞれ固定した後、図6に示すように、フラットジャッキ1及び仮設支承11から成る仮設支持装置を撤去する。
以上のように、本実施形態によれば、仮設工程において、既設の免震装置IEに支持された構造物Cと既設の免震装置IEが載置された下側基礎梁BDとの間に、上下方向に伸縮可能なフラットジャッキ1と、水平方向に互いに相対変位可能なフランジ12及び滑り板15を有する仮設支承11とが、互いに積層した状態で仮設される。また、設置工程において、仮設されたフラットジャッキ1を伸長することにより、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させ、その状態で、既設の免震装置IEが撤去されるとともに、新規の免震装置INが設置される。さらに、撤去工程において、フラットジャッキ1を短縮することにより、新規の免震装置INに構造物Cを支持させた後、フラットジャッキ1及び仮設支承11が撤去される。
このように、免震装置IEの交換中に、フラットジャッキ1及び仮設支承11に上層部を支持させる。このため、当該交換中に地震が発生した場合でも、フランジ12と滑り板15が相対変位することによって、下側基礎梁BDから仮設支承11を介した構造物Cへの地震動の伝達が抑えられるので、地震による構造物Cの振動を適切に抑制でき、ひいては、既設の免震装置IEの交換を安全に行うことができる。また、フラットジャッキ1は、比較的軽く、その上下方向の長さ(厚さ)が比較的小さいので、その施工性を向上させることができる。
さらに、免震装置IEの交換中、比較的大きな地震の発生によって、大きな剪断力が仮設支承11に作用した場合には、この剪断力に起因する大きなモーメントがフラットジャッキ1に作用する。上述したようにフラットジャッキ1の上下方向の長さが小さいので、免震装置IEの交換中に大きな地震が発生した場合に、フラットジャッキ1に作用するモーメントを低減でき、それにより、このモーメントに起因するフラットジャッキ1の故障を防止することができる。
また、設置工程において、フラットジャッキ1及び仮設支承11に構造物Cを支持させている状態で、連結工程が行われることによって、フランジ12及び滑り板15のうち、フラットジャッキ1側のフランジ12が、上側及び下側の基礎梁BU、BDのうちのフラットジャッキ1側の上側基礎梁BUに、連結ボルトBで連結される。このように、フラットジャッキ1の上下両側にそれぞれ位置する上側基礎梁BU及びフランジ12が、連結ボルトBで互いに連結されるので、免震装置IEの交換中に大きな地震が発生した場合に、上述したモーメントを連結ボルトBで負担でき、ひいては、このモーメントに起因するフラットジャッキ1の故障を防止することができる。
さらに、免震装置IEの交換中に地震が発生した場合に、仮設支承11の積層ゴム14による免震効果が得られることによって、地震による構造物Cの振動をより適切に抑制することができる。また、図7に示すように、免震装置IEの交換中に大きな地震が発生した場合に、滑り材13と滑り板15の間で滑りが発生することによって、下側基礎梁BDから仮設支承11を介した構造物Cへの地震動の伝達が抑えられ、地震による構造物Cの振動を適切に抑制することができる。この場合、フラットジャッキ1側のフランジ12に積層ゴム14及び滑り材13を取り付けるので、滑り材13と滑り板15の間で滑りが発生したときに、滑り材13及び積層ゴム14が、上下方向においてフラットジャッキ1からずれることがなく、構造物Cをフラットジャッキ1及び仮設支承11で適切に支持することができる。
また、上記のように、滑り材13と滑り板15の間で滑りを発生させることで下側基礎梁BDから仮設支承11を介した構造物Cへの地震動の伝達を抑制するので、いわゆる積層ゴムタイプの仮設支承を用いた場合と比較して、積層ゴム14の上下方向の長さを小さくでき、それにより、仮設支承11の施工性を向上させることができる。
さらに、免震装置IEの交換中に大きな地震が発生した場合に、滑り材13と滑り板15の間で滑りが発生することによって、仮設支承11に作用する剪断力を低減することができる。これにより、フラットジャッキ1に作用するモーメントを低減できるので、大きなモーメントが作用することに起因するフラットジャッキ1の故障を防止することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、設置工程において、アンカーボルトABを完全に取り外した後に、フラットジャッキ1を伸長しているが、アンカーボルトABを緩めながら、フラットジャッキ1を伸長してもよい。これにより、図8に示すように、免震装置IEの交換中、免震装置IEを撤去する直前で地震が発生した場合に、免震装置IEの積層ゴムRLによる免震効果をある程度、得ることができるので、地震による構造物Cの振動をより適切に抑制することができる。また、実施形態では、フラットジャッキ1を仮設支承11に載置しているが、これとは逆に、仮設支承11をフラットジャッキ1に載置してもよい。この場合には、仮設支承の滑り板を上側基礎梁に連結し、仮設支承のフランジを、フラットジャッキに接触させるとともに、フラットジャッキを下側基礎梁に載置する。
さらに、実施形態では、本発明におけるジャッキは、フラットジャッキ1であるが、他の適当なジャッキ、例えばピストン式のジャッキなどでもよい。また、ピストン式のジャッキなどのように、ジャッキアップする対象にボルトなどで固定可能なジャッキを用いる場合には、本発明におけるジャッキ側層部及びジャッキ側部材に、ジャッキを固定するとともに、連結ボルトBを省略してもよい。また、実施形態では、ジャッキ受部RJが上側基礎梁BUに設けられているが、設けられていない場合には、H型鋼などの鋼材を、ジャッキ受部として上側基礎梁に取り付けてもよい。また、ジャッキ受部RJを設けずに、フラットジャッキを上側基礎梁に直接、接触させてもよいことは、もちろんである。
さらに、実施形態では、本発明における仮設支承11は、弾性滑り支承であるが、水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有する他の適当な仮設支承、例えば、免震装置IEのような積層ゴムタイプの仮設支承でもよい。あるいは、積層ゴムを有さずに、滑り材がフランジに直接、取り付けられたタイプの仮設支承でもよい。また、実施形態では、本発明における上層部及び下層部はそれぞれ、構造物C及び下側基礎梁BDであるが、いわゆる中間免震層が設けられた構造物の上部及び下部でもよい。
さらに、実施形態では、本発明における連結部材は、連結ボルトBであるが、鋼製の板材などでもよい。また、実施形態では、免震装置IE(IN)は、積層ゴムタイプの免震装置であるが、他の適当な免震装置、例えば、仮設支承11のように積層ゴム、滑り材及び滑り板を有するタイプの免震装置(弾性滑り支承)でもよく、積層ゴムを有さずに滑り材及び滑り板を有するタイプの免震装置などでもよい。さらに、実施形態では、構造物Cは、高層の建物であるが、鉄塔や橋梁などでもよい。以上の実施形態に関するバリエーションを適宜、組み合わせて採用してもよいことは、もちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
C 構造物(上層部)
BD 下側基礎梁(下層部)
IE 既設の免震装置
IN 新規の免震装置
1 フラットジャッキ
11 仮設支承
12 フランジ(可動部材)
13 滑り材
14 積層ゴム
15 滑り板(可動部材)

Claims (4)

  1. 構造物の振動を抑制する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するための免震装置の交換方法であって、
    前記既設の免震装置に支持された上層部と前記既設の免震装置が載置された下層部との間に、上下方向に伸縮可能なジャッキと、水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有する仮設支承とを、互いに積層した状態で仮設する仮設工程と、
    前記仮設されたジャッキを伸長することによって、当該ジャッキ及び前記仮設支承に前記上層部を支持させ、その状態で、前記既設の免震装置を撤去するとともに、前記新規の免震装置を設置する設置工程と、
    前記ジャッキを短縮することによって、前記新規の免震装置に前記上層部を支持させた後、前記ジャッキ及び前記仮設支承を撤去する撤去工程と、を含み、
    前記ジャッキはフラットジャッキであり、
    前記設置工程において、前記ジャッキ及び前記仮設支承に前記上層部を支持させている状態で、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材を、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側層部に、連結部材で連結する連結工程をさらに含むことを特徴とする免震装置の交換方法。
  2. 前記仮設支承は、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材に取り付けられ、当該上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された複数のゴムから成る積層ゴムと、当該積層ゴムに取り付けられ、滑性を有する滑り材と、をさらに有し、
    前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側部材は、滑性を有する滑り板で構成され、前記滑り材に接触するとともに、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側層部に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の免震装置の交換方法。
  3. 構造物の振動を抑制する既設の免震装置を新規の免震装置に交換するときに、前記既設の免震装置に支持されていた上層部を前記既設の免震装置に代わって支持するために仮設され、前記新規の免震装置の交換後に撤去される仮設支持装置であって、
    前記上層部と、前記既設の免震装置が載置された下層部との間に仮設され、上下方向に伸縮可能なジャッキと、
    水平方向に互いに相対変位可能な上下一対の可動部材を有し、前記上層部と前記下層部の間に、前記ジャッキに積層した状態で仮設される仮設支承と、を備え、
    前記ジャッキを伸長することによって、当該ジャッキ及び前記仮設支承で前記上層部を支持するように構成され、
    前記ジャッキはフラットジャッキであり、
    前記ジャッキ及び前記仮設支承に前記上層部を支持させている状態で、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材を、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側層部に連結するための連結部材をさらに備えることを特徴とする仮設支持装置
  4. 前記仮設支承は、前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキ側のジャッキ側部材に取り付けられ、当該上下一対の可動部材の間に上下方向に積層された複数のゴムから成る積層ゴムと、当該積層ゴムに取り付けられ、滑性を有する滑り材と、をさらに有し、
    前記上下一対の可動部材のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側部材は、滑性を有する滑り板で構成され、前記滑り材に接触するとともに、前記上層部及び前記下層部のうちの前記ジャッキと反対側の反ジャッキ側層部に連結されることを特徴とする、請求項3に記載の仮設支持装置。
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