JP6580887B2 - カメラユニット - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、カメラユニットに関する。
従来、車両の運転者が死角となる方向の状況を確認することができるように、かかる死角となる方向の映像を撮像し、撮像映像を運転者へ提供するカメラユニットが知られている。
この種のカメラユニットには、降雨や降雪等、天候の影響によってカメラレンズに水滴や雪が付着し、映像が不鮮明になって安全性が低下するのを防ぐため、使用時以外にはカメラを収納部へ収納する収納式のものがある。
たとえば、特許文献1には、車両後端部の略中央のエンブレムの裏面にリアカメラを備え、使用時においては、駆動装置から駆動軸およびピニオンを介して、エンブレム裏面から弧状に延びるラックを車両後方へ押し出すことで、リアカメラをエンブレムごと車両後端部から突出させる車両用カメラが開示されている。
特開2001−58543号公報
しかしながら、上述した従来技術には、ガタつきのない安定した設置を行うという点で更なる改善の余地がある。具体的には、上述した従来技術では、リアカメラは、駆動装置から駆動軸およびピニオンを介して1本だけ延びるラックによってエンブレムごと、言わば片持ち支持されており、リアカメラを支持する安定性に欠けていた。このため、リアカメラの停止位置における繰り返し精度が低く、ガタつきも大きくなりやすかった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ガタつきのない安定した設置を行うことができるカメラユニットを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るカメラユニットは、車両に設けられるカメラユニットであって、カメラ部と、収容部と、蓋体と、進退機構とを備える。前記カメラ部は、カメラ本体を含む。前記収容部は、前記カメラ部を収容する。前記蓋体は、前記収容部の内部と外部とを連通する開口部を開閉する。前記進退機構は、前記カメラ部のレンズ側の端部である先端部を前記蓋体へ当接させつつ、前記カメラ部を前記収容部の内部と外部との間で進退させる。また、前記蓋体は、前記先端部との当接面に、前記先端部と係合する形状に形成され、前記カメラ部を前記進退機構による進退方向に沿って案内するガイド部を有する。
実施形態の一態様によれば、ガタつきのない安定した設置を行うことができる。
図1Aは、比較例となるカメラユニットの構成の概要を示す図である。 図1Bは、実施形態に係るカメラユニットの構成の概要を示す図(その1)である。 図1Cは、実施形態に係るカメラユニットの構成の概要を示す図(その2)である。 図2Aは、カメラユニットが設置される車両を示す図である。 図2Bは、図2Aに示すB−B’線略断面図である。 図3Aは、カメラユニットの外観およびその動きを示す斜視図(その1)である。 図3Bは、カメラユニットの外観およびその動きを示す斜視図(その2)である。 図4Aは、カメラユニットの左側面図である。 図4Bは、カメラユニットの右側面図である。 図5Aは、カメラ部の支持構造を示す図(その1)である。 図5Bは、カメラ部の支持構造を示す図(その2)である。 図5Cは、変形例に係るカメラ部の支持構造を示す模式図である。 図6Aは、カメラユニットの排水構造を示す図(その1)である。 図6Bは、カメラユニットの排水構造を示す図(その2)である。 図7Aは、カメラユニットの凍結防止構造を示す図(その1)である。 図7Bは、カメラユニットの凍結防止構造を示す図(その2)である。 図7Cは、カメラユニットの凍結防止構造を示す図(その3)である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するカメラユニットの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下では、カメラユニットが、車両の後部に配置され、車両の後方を撮像するバックビュー用のカメラユニットである場合を主たる例として説明を行う。
また、以下では、比較例となるカメラユニットとの比較の元、本実施形態に係るカメラユニットの構成の概要について図1A〜図1Cを用いて説明した後に、本実施形態に係るカメラユニットの具体的な構成ついて、図2A〜図7Cを用いて説明することとする。
まず、本実施形態に係るカメラユニット1の構成の概要について図1A〜図1Cを用いて説明する。図1Aは、比較例となるカメラユニット1’の構成の概要を示す図である。また、図1Bおよび図1Cは、本実施形態に係るカメラユニット1の構成の概要を示す図(その1)および(その2)である。なお、図1Cは、図1Bに示す矢視A模式図となっている。
図1Aに示すように、比較例となるカメラユニット1’には、たとえばハウジング2と、カメラ本体を含むカメラ部3と、蓋体31とを備え、カメラ部3をハウジング2に設けられたガイド溝23aに沿って前進させることによって外部に露出させるものがある(図1A中の矢印101参照)。なお、蓋体31については、たとえばカメラ部3とは独立の開閉機構により開閉される(図1A中の矢印102参照)。
しかしながら、このようなカメラユニット1’による場合、ハウジング2の外部に露出したカメラ部3のレンズ3c側を支持するものがないために、いわゆる片持ち支持となってしまい、カメラ部3の停止位置における繰り返し精度を低くしていた。また、カメラ部3がガタつきやすく、安定した設置を行いにくかった。
そこで、図1Bに示すように、本実施形態では、まず蓋体31を、ガイド溝23aに沿って前進するカメラ部3によって押し開けることとした(図1B中の矢印101および矢印102参照)。また、このとき、蓋体31に対しては同図中の矢印103に示す付勢力を付与しておき、この付勢力をカメラ部3の前進力に抗わせつつ、蓋体31を押し開けることとした。
これにより、カメラ部3のレンズ3c側を、同図中の上下方向について支持し、位置決めすることが可能となる。すなわち、上下方向についてのカメラ部3のガタつきを抑え、安定した設置を行うのに資することができる。
また、図1Cに示すように、本実施形態では、蓋体31のカメラ部3との当接面に、予めカメラ部3と係合する形状のガイド部31aaを設けることとした。たとえば図1Cには、カメラ部3に対してこれと係合する凹状のガイド部31aaが形成されている例を図示している。
これにより、カメラ部3のレンズ3c側を、同図中の左右方向について支持し、位置決めすることが可能となる。すなわち、左右方向についてのカメラ部3のガタつきを抑え、安定した設置を行うのに資することができる。
また、ここでは図示していないが、本実施形態では、カメラユニット1が、カメラユニット1の内部に雨水等の水分が侵入した場合の排水構造を備えることとした。これにより、水分が内部に侵入して故障等の原因になるのを防止することができる。このカメラユニット1の排水構造については、図6Aおよび図6Bを用いて後述する。
また、ここでは図示していないが、本実施形態では、カメラユニット1が、可動部分の凍結防止構造を備えることとした。これにより、天候等によってカメラユニット1の可動部分が凍結し、たとえば蓋体31が開かなくなるのを防止することができる。このカメラユニット1の凍結防止構造については、図7A〜図7Cを用いて後述する。
以下、図1Bおよび図1Cに概要を示した本実施形態に係るカメラユニット1の構成について、順次具体的に説明してゆく。まず、図2Aは、カメラユニット1が設置される車両を示す図である。
なお、図2Aには、説明を分かりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。X軸方向は車両9の前後方向、Y軸方向は車両9の車幅方向である左右方向、Z軸方向は上下方向に相当する。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
図2Aに示すように、カメラユニット1はたとえば、車両9後部のライセンスプレート93の上部であり、かつ、車両9の左右方向の略中央である位置に設置される。かかる位置に設置されたカメラユニット1は、車両9の後方の画像を撮像する撮像機能を備えている。
次に、図2Bは、図2Aに示すB−B’線略断面図である。図2Bに示すように、車両9の後部においては、金属製の車両用バックパネル91へライセンスプレート93が取り付けられている。また、ライセンスプレート93の上部においては、車両用バックパネル91へたとえば樹脂等で形成されたガーニッシュ92が取り付けられている。
ガーニッシュ92の底面92aは、その平面方向が、XY平面に示される水平方向と略平行となるように設けられている。また、ガーニッシュ92と車両用バックパネル91との間には、部品等を配置可能な空間94が形成されている。
カメラユニット1は、車両用バックパネル91へ固定され、一端側が車両用バックパネル91の車室側へ配置され、他端側が空間94およびガーニッシュ92側へ配置される。かかる他端側は、ガーニッシュ92の底面92aへ形成された開口部へ嵌め込まれ、他端側の底面1aと、ガーニッシュ92の底面92aとの段差がなくなるように配置されている。すなわち、底面1aの平面方向は、水平方向と略平行である。
なお、空間94には、カメラユニット1だけでなく、ライセンスランプ等の他の部品もまた配置される。
次に、図3Aおよび図3Bは、カメラユニット1の外観およびその動きを示す斜視図(その1)および(その2)である。なお、以下の説明では、上述の直交座標系を用いて適宜方向や向きを示す場合がある。
具体的には、「+X側」は「前側」に、「−X側」は「後側」に、それぞれ対応する。同様に、「+Y側」は「左側」に、「−Y側」は「右側」に、それぞれ対応する。また、「+Z側」は「上側」に、「−Z側」は「下側」に、それぞれ対応する。
図3Aに示すように、カメラユニット1は、上下方向(Z軸方向)に対して+X側に傾斜したハウジング2を備えている。また、ハウジング2の周囲には、ブラケット7が固定されている。かかるブラケット7が車両用バックパネル91(図2B参照)へ固定されることによって、カメラユニット1は車両9に対して固定される。
また、ハウジング2の下側には蓋体31が設けられている。蓋体31は、ガーニッシュ92の底面92aに形成された、ガーニッシュ92の外側と前述の空間94(図2B参照)とを連通する開口部6に嵌め込まれ、開口部6を開閉する。
カメラユニット1の撮影機能の無効化時(オフ時)においては、図3Aに示すように、蓋体31が開口部6を閉じている。なお、この図3Aに示す撮影機能の無効化時の状態を、以下では「非撮影状態ST1」と言う場合がある。また、これに対し、撮影機能の有効化時(オン時)の状態を、以下では「撮影状態ST2」と言う場合がある。
図3Aに示す非撮影状態ST1から撮影機能が有効化される操作が行われると、図3Bに示すように、ハウジング2の内部に収容されていたカメラ部3が、ハウジング2の外部へ進行するように可動し、カメラホルダ3aによって蓋体31を押し開けつつ、カメラ3bのレンズ3cを開口部6からガーニッシュ92の外部へ露出させる。
これにより、カメラユニット1の状態は、車両9の後方の画像を撮像可能な撮影状態ST2となる。そして、かかる撮影状態ST2から撮影機能が無効化される操作が行われると、カメラ部3は外へ出てきたのとは逆に、ハウジング2の内部へ後退するように可動して、ハウジング2の内部の収容位置へ収容される。
また、このとき蓋体31は、カメラ部3を押し戻しつつ、カメラ部3が収容位置へ収容されるとともに開口部6を閉じ、カメラユニット1は非撮影状態ST1へ戻る。すなわち、カメラユニット1は、図3B中の矢印301に示すカメラ部3の進退運動によって、同図中の矢印302に示す蓋体31の開閉を行い、撮影状態ST2と非撮影状態ST1とを切り換える。
なお、図3Bに示すように、蓋体31は、カメラ部3に近い側から順に保護カバー31aおよび意匠カバー31bを有するとともに、ばね力の付勢によってカメラ部3を上下方向について支持する支持構造を有している。あわせて、蓋体31は、その形状によってカメラ部3を左右方向について支持する支持構造を有している。この点の詳細については、図5A〜図5Cを用いて後述する。
次に、カメラユニット1の内部構造について説明する。図4Aは、カメラユニット1の左側面図である。また、図4Bは、カメラユニット1の右側面図である。
図4Aおよび図4Bに示すように、蓋体31は、ハウジング2の前側(+X側)に設けられる支持軸29まわりに回転可能にハウジング2へ連結される。蓋体31の回転可能な範囲は、開口部6を開放できるように比較的大きな範囲となっている。
また、支持軸29の近傍には、開口部6を閉じる側、すなわち上側(+Z側)へ蓋体31を付勢するコイルばね等の付勢部材(図示略)が取り付けられている。かかる付勢部材により、非撮影状態ST1においては、蓋体31は、ハウジング2の下部へ押し当てられて、開口部6を閉じることとなる。
なお、ハウジング2の内部は、図示略の仕切壁によって左右に区分されている。図4Aに示すように、仕切壁の左側(+Y側)の空間は、カメラ部3を収容する収容部23となっている。
開口部6は、この収容部23の内部と、ガーニッシュ92の外部とを連通する。蓋体31は、かかる開口部6を閉じることによって、収容部23へ収容されたカメラ部3が塵や水分に接触することを防止し、カメラ部3を保護する。
図4Aに示すように、収容部23においては、カメラ部3が収容されている。カメラ部3の左右方向(Y軸方向)双方の側面には回転軸3dが設けられる一方で、収容部23の左右方向(Y軸方向)双方の壁面にはガイド溝23aが設けられる。ガイド溝23aは、一端が収容部23の奥部へ向かい、他端が開口部6へ向かうように直線的に延びている。
カメラ部3の回転軸3dは、かかるガイド溝23aへ係合している。これにより、回転軸3dはガイド溝23aに直線的に移動可能であるとともに、カメラ部3は回転軸3dを中心に回転可能となっている。
また、収容部23には、カメラ部3を進退させる進退機構4の一部となるリンクレバー44と、駆動軸43とが設けられている。リンクレバー44の一端は駆動軸43に連結され、駆動軸43が回転するのにともなってリンクレバー44は駆動軸43を中心に回転する。
また、リンクレバー44の他端には係合溝44bが設けられ、かかる係合溝44bはカメラ部3のレンズ3cの側とは反対側の端部に設けられる係合軸3eと係合している。これにより、カメラ部3は、リンクレバー44が回転するのにともなってガイド溝23aに沿って進退することとなる。
一方、図4Bに示すように、仕切壁の右側(−Y側)の空間は、進退機構4のギア類を収容するギアボックス24となっている。
ギアボックス24には、進退機構4の一部となるモータ41と、複数のギア42とが設けられている。モータ41は、駆動力を発生する駆動源であり、車両9に搭載される図示略の制御装置の制御により回転する。
また、複数のギア42は、モータ41の駆動力を駆動軸43へ伝達する。したがって、モータ41が回転すると駆動軸43が回転し、かかる駆動軸43の回転によりリンクレバー44が回転し、その結果、カメラ部3が進退することとなる。
また、ギアボックス24には、カメラ部3の位置を検出する位置センサ32が設けられている。位置センサ32は、たとえば駆動軸43の回転角を検出するロータリーエンコーダであり、駆動軸43の回転角に基づいてカメラ部3の位置を検出する。
このような構成によって、進退機構4は、カメラ部3を回転軸3dで回転させつつ、かかる回転運動をガイド溝23aによって直線運動へ変換し、カメラ部3をガイド溝23aに沿って直線的に進退させる。したがって、カメラ部3を単純に直線運動のみによって進退させる場合と比較して、カメラ部3を収容するスペースをより小さく構成することができる。
なお、図4Aおよび図4Bに示した、進退機構4を構成するモータ41やリンクレバー44、複数のギア42等の配置や形状等はあくまで一例であって、カメラ部3を、蓋体31へ当接させつつ収容部23の内部と外部との間で進退させることが可能な構成であれば、進退機構4の構成部品の配置や形状等を問うものではない。
次に、撮影状態ST2におけるカメラ部3の支持構造について説明する。図5Aおよび図5Bは、カメラ部3の支持構造を示す図(その1)および(その2)である。
これまで述べてきたように、カメラユニット1は、撮影状態ST2においては、カメラ部3を開口部6からガーニッシュ92の外部へ露出させ、車両9の後方の撮像を行う。ここで、比較例となるカメラユニット1’では、撮影状態ST2においては、カメラ部3のレンズ3c側の支持が不安定であり、カメラ部3の停止位置の繰り返し精度が低く、安定した設置を行えないおそれがあった。
そこで本実施形態では、撮影状態ST2におけるカメラ部3は、そのレンズ3c側を次のように支持される。
まず、図5Aに示すように、上下方向(Z軸方向)については、ガイド溝23aに沿って前進するカメラ部3に対し(図中の矢印501参照)、支持軸29を中心に付勢部材29aによって矢印502の向きに付勢される蓋体31を押し当てることによってカメラ部3のレンズ3c側の位置決めが行われる。
すなわち、上下方向については、カメラ部3の前進力と、それに抗う蓋体31の反力とのつり合いによって、カメラ部3はガタつくことなく支持される。
また、図5Bに示すように、左右方向(Y軸方向)については、保護カバー31aを用いてカメラ部3のレンズ3c側の位置決めが行われる。具体的には、保護カバー31aのカメラ部3との当接面には、予めカメラ部3のカメラホルダ3aと係合する形状の凹状のガイド部31aaが形成されている。
ガイド部31aaは、ハウジング2の内部から前進してくるカメラ部3の当接を受け、カメラホルダ3aに係合されることによって、カメラ部3を前進方向へ案内しつつ、カメラ部3を左右方向において位置決めする役割を果たす。
すなわち、左右方向においては、蓋体31のカメラ部3との当接面に、カメラ部3と係合する形状に形成され、カメラ部3を進退機構4による進退方向に沿って案内するガイド部31aaによって、カメラ部3のレンズ3c側の位置決めが行われる。
これら図5Aおよび図5Bに示す支持構造により、カメラ部3は、撮影状態ST2において上下方向および左右方向ともにガタつきを抑えられて、安定した設置を行うことができる。
なお、図5Bには、蓋体31のカメラ部3との当接面に形成されるガイド部31aaが、凹状に形成されている場合を例に挙げたが、ガイド部31aaの形状を限定するものではない。図5Cは、変形例に係るカメラ部3の支持構造を示す模式図である。
すなわち、図5Cに示すように、たとえば蓋体31’に押し当てられる部位の形状が凹状に形成されているカメラホルダ3a’に対し、これに係合する凸状の形状のガイド部31aa’が予め蓋体31’に形成されており、これによりカメラ部3’の左右方向の位置決めを行うこととしてもよい。
ところで、撮影状態ST2においては、カメラユニット1は、カメラ部3をガーニッシュ92の外部へ露出させているため、天候等によってはカメラユニット1の内部へ雨水等の水分が侵入するおそれがある。
そこで、こうした事態に対応する排水構造をカメラユニット1が備えていてもよい。次にこの点について図6Aおよび図6Bを用いて説明する。図6Aおよび図6Bは、カメラユニット1の排水構造を示す図(その1)および(その2)である。
図6Aに示すように、カメラユニット1は、たとえば蓋体31の保護カバー31aのカメラ部3との当接面に排水口31abを備え、さらに、意匠カバー31bの内部から側面に、排水口31abに連通する排水口31bbを備えていてもよい。
これにより、図6Bに示すように、たとえば非撮影状態ST1においても、ハウジング2の内部にまで侵入した水分LQを、まず傾斜するハウジング2の内壁に沿って重力作用で蓋体31まで流し、保護カバー31aの排水口31abおよび意匠カバー31bの排水口31bbを介して外部へ排出することが可能となる。すなわち、水分LQの侵入による故障等を防止することができる。
また、図6Bに示すように、保護カバー31aの排水口31abの経路と、意匠カバー31bの排水口31bbの経路とは互いに直交し、非撮影状態ST1において保護カバー31aの排水口31abの経路は略上下方向(Z軸方向)に沿う。このため、非撮影状態ST1において仮に意匠カバー31bの排水口31bbを介して外部から水が浸入したとしても、重力作用により、保護カバー31aの排水口31abを介してハウジング2の内部まで水がさらに浸入することを防止できる。
なお、排水口31abおよび排水口31bbの形状は、無論、図6Aおよび図6Bに示したものに限られない。また、たとえば意匠カバー31bの排水口31bbには、排水が促されるように下り勾配等を設けてもよい。
また、排水構造として、排水口31abおよび排水口31bbだけでなく、たとえばハウジング2の内壁を流れてくる水分LQを、排水口31abへ誘導して集める溝等を保護カバー31aの内面へ形成してもよい。
ところで、図6Aおよび図6Bでは、天候等により水分LQがカメラユニット1の内部へ侵入する場合を例に挙げたが、天候等によってはそれ以外にも、カメラユニット1の可動部分である蓋体31が凍結するおそれがある。
そこで、かかる事態に対応するため、蓋体31と他の部分との近接箇所を加熱する加熱部を含む凍結防止構造をカメラユニット1が備えていてもよい。次にこの点について図7A〜図7Cを用いて説明する。図7A〜図7Cは、カメラユニット1の凍結防止構造を示す図(その1)〜(その3)である。凍結防止構造の加熱部は、蓋体31の近傍に設けられる。なお、この説明において「近接」とは、接触せずに隣接した状態とともに、完全に接触している状態も含む概念とする。
図7Aに示すように、カメラユニット1は、たとえば非撮影状態ST1においてガーニッシュ92の開口部6と近接することとなる、意匠カバー31bの外周部に熱線31bcを備えていてもよい。熱線31bcは、ガーニッシュ92の開口部6と意匠カバー31bとの近接箇所を加熱する。これにより、ガーニッシュ92の外部に最も近い意匠カバー31bが凍結して開かなくなるのを防止することができる。
また、図7Bに示すように、カメラユニット1は、たとえば非撮影状態ST1においてハウジング2側と近接することとなる、保護カバー31aの外周部に熱線31acを備えていてもよい。熱線31acは、ハウジング2と保護カバー31aとの近接箇所を加熱する。これにより、ハウジング2側と保護カバー31aが凍結して開かなくなるのを防止することができる。
また、図7Cに示すように、カメラユニット1は、図7Bの場合とは逆に、非撮影状態ST1において保護カバー31aと近接することとなる、ハウジング2側の内周部に熱線2cを備えていてもよい。熱線2cは、保護カバー31aとハウジング2との近接箇所を加熱する。これにより、やはりハウジング2側と保護カバー31aが凍結して開かなくなるのを防止することができる。
なお、図7A〜図7Cに示した熱線31bc、熱線31acおよび熱線2cがすべて備えられていてもよい。また、図7A〜図7Cに示した各熱線31bc、熱線31acおよび熱線2c(すなわち、デフロスター)は、車両9のリアガラス用のデフロスターや、温度検知センサ、専用スイッチ等に連動して動作させてもよい。
上述してきたように、実施形態に係るカメラユニットは、車両に設けられるカメラユニットであって、カメラ部と、収容部と、蓋体と、進退機構とを備える。カメラ部は、カメラ本体を含む。収容部は、カメラ部を収容する。
蓋体は、収容部の内部と外部とを連通する開口部を開閉する。進退機構は、カメラ部を、蓋体へ当接させつつ収容部の内部と外部との間で進退させる。また、蓋体は、カメラ部との当接面に、カメラ部と係合する形状に形成され、カメラ部を進退機構による進退方向に沿って案内するガイド部を有する。
したがって、実施形態に係るカメラユニットによれば、ガタつきのない安定した設置を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、カメラユニットが車両の後部に配置され、車両の後方を撮像するバックビュー用のカメラユニットである場合を例に挙げたが、カメラユニットの配置位置を限定するものではない。たとえば、カメラユニットは、車両の前部に配置され、車両の前方を撮像するフロントビュー用であってもよい。
また、上述した実施形態では、進退機構が、カメラ部を回転させつつ、かかる回転運動をガイド溝によって直線運動へ変換し、カメラ部を直線的に進退させる場合について説明したが、進退機構は、直線運動のみによってカメラ部を進退させることとしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 カメラユニット
2 ハウジング
2c 熱線
3 カメラ部
3a カメラホルダ
3b カメラ
3c レンズ
4 進退機構
6 開口部
9 車両
23 収容部
29a 付勢部材
31 蓋体
31a 保護カバー
31ab 排水口
31ac 熱線
31b 意匠カバー
31bb 排水口
31bc 熱線
92 ガーニッシュ
93 ライセンスプレート

Claims (13)

  1. 車両に設けられるカメラユニットであって、
    カメラ本体を含むカメラ部と、
    前記カメラ部を収容する収容部と、
    前記収容部の内部と外部とを連通する開口部を開閉する蓋体と、
    前記カメラ部のレンズ側の端部である先端部を前記蓋体へ当接させつつ、前記カメラ部を前記収容部の内部と外部との間で進退させる進退機構と
    を備え、
    前記蓋体は、
    前記先端部との当接面に、前記先端部と係合する形状に形成され、前記カメラ部を前記進退機構による進退方向に沿って案内するガイド部を有すること
    を特徴とするカメラユニット。
  2. 前記開口部を閉じる側へ前記蓋体を付勢する付勢部材
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のカメラユニット。
  3. 前記付勢部材は、コイルばねであること
    を特徴とする請求項2に記載のカメラユニット。
  4. 前記カメラ部は、
    前記カメラ本体を保持するカメラホルダを含み、
    前記ガイド部は、
    前記カメラホルダと係合する形状に形成されていること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のカメラユニット。
  5. 前記ガイド部は、
    前記カメラホルダに係合する凹状の形状に形成されていること
    を特徴とする請求項4に記載のカメラユニット。
  6. 前記蓋体を貫通して設けられ、前記収容部の内部へ侵入した水分を排水する排水口
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のカメラユニット。
  7. 前記蓋体は、
    前記カメラ部に近い側に設けられる保護カバーと、該保護カバーの外側に設けられる意匠カバーとを含み、
    前記排水口は、
    前記保護カバーおよび前記意匠カバーのそれぞれに、互いに連通させて設けられること
    を特徴とする請求項6に記載のカメラユニット。
  8. 前記蓋体の近傍に設けられる加熱部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のカメラユニット。
  9. 前記加熱部は、
    前記蓋体の外周部に沿って設けられる熱線を含むこと
    を特徴とする請求項8に記載のカメラユニット。
  10. 前記加熱部は、
    前記蓋体が閉じられた状態において該蓋体と接する前記収部側の内周部に沿って設けられる熱線を含むこと
    を特徴とする請求項8または9に記載のカメラユニット。
  11. 前記加熱部は、
    前記車両のガラス用のデフロスターと連動して動作すること
    を特徴とする請求項8、9または10に記載のカメラユニット。
  12. 前記加熱部は、
    前記車両に搭載された温度検知センサと連動して動作すること
    を特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載のカメラユニット。
  13. 前記車両後部のライセンスプレートの上部に取り付けられたガーニッシュの底面と前記蓋体の底面との段差がなくなるように前記ガーニッシュの内部に設けられること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載のカメラユニット。
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