JP6578398B2 - Ledバルブ用のスペーサの着脱工具、及び該着脱工具を用いたledバルブ用のスペーサの設置方法 - Google Patents

Ledバルブ用のスペーサの着脱工具、及び該着脱工具を用いたledバルブ用のスペーサの設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、照明装置へのLEDバルブ用のスペーサの付け外し作業に用いるLEDバルブ用のスペーサ着脱工具、及び該着脱工具を用いたLEDバルブ用のスペーサの設置方法に関する。
近年、自動車等に搭載されている照明装置(例えば、フォグランプや、ヘッドランプ等)には、白熱電球や、ハロゲンランプよりも寿命が長く、また、省電力であるLEDバルブが組み込まれる傾向にある。
かかるLEDバルブには、例えば、非特許文献1に開示されているような、LEDが取り付けられたバルブ本体と、照明装置のリフレクターに取り付けた状態でバルブ本体を着脱可能なスペーサ(口金)と、を備えたものが知られている。
口金は、筒状に形成されており、内部にバルブ本体を抜き差しできるように構成されている。また、かかる口金の形状は、ハロゲンバルブ等の別種のバルブが備える口金と同形状となっている。
上記構成のLEDバルブを照明装置に取り付ける場合は、口金をリフレクターにあてがい、該口金の内部とリフレクターに形成されている貫通孔とを連通させる。そして、口金をリフレクターに固定すれば、該口金にバルブ本体を挿通することでLEDバルブを照明装置に取り付けることができるようになる。
IPF株式会社,製品情報(LED HEAD LAMP BULB H4 6500K 341HLB),URL:https://www.ipf.co.jp/products/341hlb.html
ところで、上記従来のLEDバルブを照明装置に取り付ける際、作業者は、口金を直接手で持った状態でLEDバルブの設置箇所であるリフレクターの背後から設置作業を行っているが、リフレクターの背後側に作業者の手が入るだけの十分なスペースがない場合(例えば、リフレクターの周囲に構造物や照明装置以外の装置が配置されているような場合)は、口金を設置箇所に近づけ難く、また、既設の口金を設置箇所から取り外す際に口金を掴み難いため、口金の付け外し作業が困難であった。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、照明装置へのLEDバルブ用のスペーサの付け外し作業を簡単に行うことができるLEDバルブ用のスペーサの着脱工具、及び該着脱工具を用いたLEDバルブ用のスペーサの設置方法を提供することを課題とする。
本発明のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具は、
LEDバルブを抜差可能な筒状のスペーサを照明装置の設置箇所に設置するためのLEDバルブ用のスペーサの着脱工具であって、
作業者が手に持つ持ち手部と、
該持ち手部に設けられ且つ前記スペーサを着脱可能な着脱部と、を備え、
該着脱部は、
該持ち手部から前方に延出し、且つ前記スペーサ内に抜差可能な抜差部と、
該抜差部が挿し込まれている前記スペーサに設けられている被係合部に係合することによって、該抜差部に対して前記スペーサを抜止可能な抜止構造、とを有する。
上記構成のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具によれば、スペーサに挿通する抜差部が持ち手部から前方に延出しているため、作業者が持ち手部を持って抜差部をスペーサに挿通し、さらに、抜止構造によって抜差部に対するスペーサの抜け止めを行うと、スペーサが作業者の手から離れた位置で保持される。従って、設置箇所の周囲のスペースが狭くても、スペーサを該設置箇所に簡単に近付けて配置することができる。
本発明のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具において、
前記着脱部は、前記抜差部の基端側に設けられ且つ前記スペーサに前記抜差部を挿し込む挿込方向で前記スペーサに突き当たる突当部を有するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、スペーサを照明装置の設置箇所に押し当てると、突当部がスペーサに突き当る。すなわち、突当部でスペーサを照明装置の設置箇所に向けて押すことができるため、スペーサを設置箇所に対して位置決めした状態を維持し易くなる。
この場合、
前記抜止構造は、前記抜差部の先端部側に形成され且つ前記スペーサから前記抜差部を引き抜く引抜方向で前記スペーサに設けられている被係合部に掛止可能な掛止部を有し、
該掛止部は、前記突当部をスペーサに突き当てた状態において、
前記スペーサに掛止した状態と、前記スペーサに対する掛止を解除した状態とに切替可能となるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、抜差部と該抜差部を挿通したスペーサとの前記挿込方向及び前記引抜方向での相対移動を規制することにより、抜差部に対するスペーサの装着位置を固定することができる。従って、スペーサを所望の場所に位置決めし易くなる。
本発明のLEDバルブ用のスペーサの設置方法は、
上記何れかのLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の持ち手部を持ち、
前記抜差部を前記スペーサに挿通し且つ前記抜止構造で前記スペーサを前記抜差部に対して抜け止めした状態にした後に、
前記スペーサを前記設置箇所にあてがった状態で該設置箇所に固定した後、前記抜け止めした状態を解除し、前記スペーサから前記抜差部を引き抜く。
上記構成のLEDバルブ用のスペーサの設置方法によれば、抜差部をスペーサに挿通し、さらに、抜止構造によって抜差部に対するスペーサの抜け止めを行った状態で持ち手部を持つことにより、スペーサを作業者の手から離れた位置に保持することができる。従って、設置箇所の周囲のスペースが狭くても、スペーサを該設置箇所に簡単に近付けて配置することができる。
以上のように、本発明のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具、及び該着脱工具を用いたLEDバルブ用のスペーサの設置方法によれば、照明装置へのLEDバルブ用のスペーサの付け外し作業を簡単に行うことができる、という優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具、及びスペーサの斜視図である。 図2は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の底面図である。 図3は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの正面図である。 図4は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの平面図である。 図5は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの底面図である。 図6は、図4のVI−VI線における断面図である。 図7は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の使用状態の説明図であり、スペーサに着脱工具を挿し込んでいる状態の説明図である。 図8は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の使用状態の説明図であり、スペーサを着脱工具に掛止させる前の状態の説明図である。 図9は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の使用状態の説明図であり、スペーサを着脱工具に掛止させた後の状態の説明図である。 図10は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の使用状態の説明図であり、スペーサを照明装置に設置している状態の説明図である。 図11は、同実施形態に係るLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の使用状態の説明図であり、スペーサを照明装置に設置した後の状態の説明図である。 図12は、同実施形態に係るLEDバルブの斜視図である。 図13は、同実施形態に係る照明装置の断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるLEDバルブ用のスペーサの着脱工具(以下、着脱工具と称する)について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る着脱工具は、図11に示すように、照明装置6へのLEDバルブ用のスペーサ5(以下、スペーサと称する)の取り付け作業、及び照明装置6からのスペーサ5の取り外し作業を行う際に用いる工具である。なお、本実施形態では、照明装置6の一例として自動車(例えば、トラックや、乗用車等)のフォグランプを挙げて以下の説明を行うこととする。すなわち、本実施形態の着脱工具とは、自動車のフォグランプにスペーサ5を付け外しするための工具である。
着脱工具の説明に先立ち、LEDバルブ4、スペーサ5、照明装置6の構成について説明を行う。
本実施形態に係るLEDバルブ4は、H3型である。また、LEDバルブ4は、図12に示すように、LEDが設けられた灯体部40と、該灯体部40に設けられた放熱部41と、を備えている。なお、図12では、LEDを仮想線で示している。
灯体部40は、細長くなっており、灯体部40の長手方向における一端部に放熱部41が連設されている。
スペーサ5は、図3に示すように、筒状であり且つ内部にLEDバルブ4(灯体部40)を抜差可能な筒状部50と、該筒状部50に挿通された着脱工具により抜け止めされる被抜止部51(図5参照)と、該筒状部50の軸線方向における一方の開口端の外周面から外方(筒状部50の径方向における外方)に向けて延出する延出部52と、を有する。
筒状部50は、前記一方の開口端の端面が照明装置6の設置箇所(照明装置6の後述する取付台部)側に向けて配置される。
筒状部50の内面には、図6に示すように、前記軸線方向に沿って真っ直ぐに延びるガイド溝500が形成されている。また、筒状部50の内面には、前記径方向において互いに対向する位置に対して2つのガイド溝500が形成されており、この2つのガイド溝500は、それぞれ溝幅が異なっている(図4参照)。
被抜止部51は、図5に示すように、筒状部50に挿し込まれた着脱工具を係合(本実施形態では掛止)させるための被係合部510を有する。本実施形態では、筒状部50に対して2つの被係合部510が形成されている。
被係合部510は、筒状部50の内面から前記径方向における外方側に広がる受面510aと、該受面510aから前記軸線方向に向けて突出する突出部510bと、を有する。
受面510aは、筒状部50の周方向に沿って延びている。
突出部510bは、受面510aの長手方向における一端側に形成されている。また、各突出部510bは、それぞれ別々のガイド溝500に隣接している。
なお、突出部510bを基準にすると、一対の受面510aのうちの一方の受面510aは、突出部510bから筒状部50の内面の周方向における一方側に延びており、他方の受面510aもまた、突出部510bから筒状部50の内面の周方向における一方側に延びている。
延出部52は、筒状部50の前記一方の開口端の外周面全周から外方(筒状部50の径方向における外方)に向かって延出している。すなわち、延出部52は、鍔状に形成されている。また、延出部52の一面は、照明装置6の設置箇所(照明装置の後述する取付台部)に当接させる当接面となっている。
さらに、延出部52の外周縁部には、前記径方向における内方に向けて湾曲する一対の回止凹部520が形成されている。
フォグランプ6は、図13に示すように、LEDバルブ4の光を反射させるリフレクター60と、該リフレクター60にスペーサ5を固定するための留め具61と、を備えている。
また、リフレクター60には、LEDバルブ4を挿通させるための貫通孔600aが形成された取付台部600が含まれている。なお、取付台部600の周囲には、リフレクター60を車体のフレームに固定するための固定構造Sが配置されている。
留め具61は、取付台部600に対して回転可能に連結されている。また、留め具61は、回転操作に伴い、取付台部600にあてがわれている(配置されている)スペーサ5を押さえ込んだロック状態と、スペーサ5に対する押さえ込みを解除したロック解除状態とに切替可能である。
図1及び図2に示すように、着脱工具1は、作業者が手に持つ持ち手部2と、該持ち手部2に設けられ且つ前記スペーサ5を着脱可能な着脱部3と、を備えている。
なお、本実施形態に係る着脱工具1は、棒状であり、長手方向において持ち手部2と着脱部3とが並ぶように形成されている。
持ち手部2も、棒状(具体的には軸状)に形成されており、且つ長手方向における一端側に着脱部3が設けられている。
着脱部3は、持ち手部2から前方に延出し、且つスペーサ5内に抜差可能な抜差部30と、抜差部30が前記スペーサ5に挿し込まれている状態で、該抜差部30に対して前記スペーサ5を抜止可能な抜止構造31と、抜差部30の基端側に設けられ且つ前記スペーサ5に対して前記抜差部30を挿し込む挿込方向で前記スペーサ5(より具体的には、筒状部50の軸線方向における他方の開口端)に突き当たる突当部32と、を有する。
抜差部30は、軸状であり、外径がスペーサ5の筒状部50の内径よりも僅かに小さくなるように形成されている。また、抜差部30の外径は、持ち手部2の外径よりも小さくなっている。
さらに、抜差部30は、持ち手部2の前記一端側の端面から延出するように形成されており、該抜差部30の軸線方向と持ち手部2の長手方向とが一致している。
抜止構造31は、抜差部30の先端部側に形成され且つスペーサ5から抜差部30を引き抜く引抜方向で前記スペーサ5に掛止可能な掛止部310を有する。なお、本実施形態の抜差部30は、一対の掛止部310で構成されている。
本実施形態では、一対の掛止部310のうちの一方の掛止部310を第一の掛止部311、一対の掛止部310のうちの他方の掛止部310を第二の掛止部312、と称して以下の説明を行うこととする。これに伴い、本実施形態では、第一の掛止部311を掛止する被掛止部510を第一の被掛止部510、第二の掛止部312を掛止する被掛止部510を第二の被掛止部510と称する。
第一の掛止部311、及び第二の掛止部312は、抜差部30の先端部側から外方に向かって延出している。また、第一の掛止部311、及び第二の掛止部312は、抜差部30の外面の周方向に沿って延びた形状になっているが、第一の掛止部311よりも第二の掛止部312の方が該周方向における寸法が長くなっている。
本実施形態に係る着脱部3では、上述のように、抜差部30の外径が持ち手部2の外径よりも小さくなっている。そのため、着脱部3では、持ち手部2の先端側の端面の外周縁部が抜差部30の基端の周囲に広がっており、この持ち手部2の先端側の端面の外周縁部により突当部32が構成されている。
なお、本実施形態では、抜差部30の軸線方向における突当部32から掛止部310までの距離が、前記軸線方向における筒状部50の前記他方の端面から受面510aまでの距離よりも僅かに長くなっている。
本実施形態に係る着脱工具1の構成は以上の通りである。続いて、本実施形態に係る着脱工具1を用いたLEDバルブ4のスペーサ5の設置方法(以下、スペーサ5の設置方法と称する)について説明する。
フォグランプ6にスペーサ5を装着するにあたり、スペーサ5を着脱部3に装着する。
本実施形態では、図7に示すように、抜差部30を筒状部50に挿し込み、さらに、突当部32を筒状部50の前記他方の開口端に当接させた後、図8及び図9にしめすように、着脱工具1を抜差部30の軸線方向を中心とする周方向で回転させて第一の掛止部311と第二の掛止部312をそれぞれ別々の受面510aに対応する位置に配置する。これにより、第一の掛止部311と第二の掛止部312とを別々の受面510aに掛止する。
これに伴い、前記挿通方向における抜差部30に対するスペーサ5の相対移動が突当部32により規制され、前記引抜方向における抜差部30に対するスペーサ5の相対移動が第一の掛止部311及び第二の掛止部312により規制される。すなわち、スペーサ5が抜差部30に対して抜け止めされた状態で着脱部3に装着される。
続いて、スペーサ5をフォグランプ6の設置箇所、すなわち、取付台部600にあてがい(図10参照)、この状態のまま留め具61をロック状態に切り替えて、該留め具61でスペーサ5を取付台部600に固定する。
そして、着脱工具1を回して第一の掛止部311と第二の掛止部312とを受面510aに対応する位置からガイド溝内に移動させ、スペーサ5(第一の被掛止部510、及び第二の被掛止部510)に対する第一の掛止部311、第二の掛止部312の掛止を解除した状態に切り替えた後、抜差部30を筒状部50内から引き抜く。
これにより、図11に示すように、スペーサ5を介してLEDバルブ4をフォグランプ6に取り付けることができる状態となる。
フォグランプ6からスペーサ5を取り外す場合は、留め具61で取付台部600に固定されているスペーサ5の筒状部50に抜差部30を挿し込んだ後、着脱工具1を回転させて第一の掛止部311と第二の掛止部312をそれぞれ別々の受面510aに対応する位置に配置する。これにより、第一の掛止部311と第二の掛止部312とを別々の受面510aに掛止する。
そして、この状態のまま留め具61をロック解除状態に切り替え、着脱工具1を引くと、該着脱工具1とともにスペーサ5が設置個所から回収される。
以上のように、本実施形態に係る着脱工具1、及びスペーサ5の設置方法によれば、スペーサ5に挿通する抜差部30が持ち手部2から前方に延出しているため、抜差部30をスペーサ5に挿通し、さらに、抜止構造31によって抜差部30に対するスペーサ5の抜け止めを行うと、スペーサ5が作業者の手から離れた位置で保持される。従って、設置箇所の周囲のスペースが狭くても、スペーサ5を該設置箇所に簡単に近付けて配置することができる。
従って、フォグランプ6へのスペーサ5の付け外し作業を簡単に行うことができる、という優れた効果を奏し得る。また、H3型のLEDバルブ4をフォグランプに取り付ける場合は、設置箇所の周囲が狭くなる傾向にあるため、スペーサ5の付け外し作業を簡単にできる効果が顕著に高まる。
また、着脱部3が抜差部30の基端側でスペーサ5に対して前記挿込方向で突き当たる突当部32を有するため、スペーサ5をフォグランプ6の設置箇所に押し付ける際に、突当部32がスペーサ5に突き当る。すなわち、突当部32でスペーサ5をフォグランプ6の設置箇所に向けて押すことができるため、スペーサ5を設置箇所に対して位置決めした状態を維持し易くなる。
さらに、突当部32をスペーサ5に突き当てた状態においては、掛止部310(第一の掛止部311、及び第二の掛止部312)を、前記引抜方向で前記スペーサ5の抜止構造31(受面510a)に係合(掛止)することができるため、前記挿通方向における抜差部30に対するスペーサ5の相対移動が突当部32により規制され、前記引抜方向における抜差部30に対するスペーサ5の相対移動が第一の掛止部311及び第二の掛止部312により規制される。
このように、抜差部30と該抜差部30が挿通されているスペーサ5との前記挿込方向及び前記引抜方向での相対移動を規制することにより、抜差部30に対するスペーサ5の装着位置を固定することができる。従って、スペーサ5をフォグランプ6の設置箇所に設置し易くなる。
また、突当部32から掛止部310までの距離が筒状部50の前記他方の端面から受面510aまでの距離よりも僅かに長くなっているため、筒状部50を抜差部30に挿し込むだけで、抜差部30と筒状部50との間に僅かな隙間ができるため、着脱工具1をスペーサ5に対して簡単に回転させることができる状態、すなわち、抜止構造31によって抜差部30に対するスペーサ5の抜け止めを簡単に行うことができ、また、前記抜差方向での抜差部30とスペーサ5との相対移動も規制できる。
なお、本発明に係る着脱工具及びスペーサの設置方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、照明装置6の一例として、自動車に搭載されているフォグランプ6を挙げたが、照明装置6は、例えば、自動車に搭載されているフォグランプ6とは別の照明装置(テールランプや、ヘッドランプ等)であってもよいし、自動車に搭載されるものでなくてもよい。なお、自動車とは、例えば、自動四輪車や、自動二輪車等のことである。
上記実施形態において特に言及しなかったが、着脱工具1は、スペーサ5と一組にしてLEDバルブの取り付けキットを構成してもよいし、スペーサ5とLEDバルブ4とを一組にしてLEDバルブの交換キットを構成してもよい。
上記実施形態において、抜止構造31は、スペーサ5に対する掛止によって抜差部30に対してスペーサ5を抜け止めするように構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、抜止構造31は、スペーサ5に対する圧接により抜差部30に対してスペーサ5を抜け止めするように構成されていてもよい。この場合、第一の掛止部311、第二の掛止部312を出退可能としたうえで、この第一の掛止部311と第二の掛止部312とを筒状部50の内面に圧接させてもよいし、第一の掛止部311、第二の掛止部312に替えて、外形が筒状部50の内径よりも僅かに大きい弾性部材で抜差部30を構成することにより、この抜差部30の外面を筒状部50の内面に圧接させてもよい。このように、本実施形態における係合とは、圧接や掛止等のことである。
上記実施形態において、第一の掛止部311、及び第二の掛止部312は、抜差部30の先端部側から外方に向かって延出していたが、この構成に限定されない。例えば、第一の掛止部311、及び第二の掛止部312は、抜差部30から出退するように構成し、抜差部30を筒状部50に挿し込みきった後に、第一の掛止部311、及び第二の掛止部312をそれぞれ進出させて第一の被係合部510、第二の掛止部312に係合(掛止)するようにしてもよい。
上記実施形態において、抜止構造31は、2つの掛止部310を有していたが、この構成に限定されない。例えば、抜止構造31は、1つの掛止部310を有していてもよいし、3つ以上の掛止部310を有していてもよい。
上記実施形態において、第一の掛止部311の長さと第二の掛止部312の長さは、それぞれ異なるものであったが、例えば、第一の掛止部311の長さと第二の掛止部312の長さを同一又は略同一の長さとしてもよい。
1…着脱工具、2…持ち手部、3…着脱部、4…バルブ、5…スペーサ、6…フォグランプ、30…抜差部、31…抜止構造、32…突当部、40…灯体部、41…放熱部、50…筒状部、51…被抜止部、52…延出部、60…リフレクター、61…留め具、310…掛止部、311…第一の掛止部、312…第二の掛止部、500…ガイド溝、510…被係合部、510a…受面、510b…突出部、520…回止凹部、600…取付台部、600a…貫通孔、S…固定構造

Claims (4)

  1. LEDバルブを抜差可能な筒状のスペーサを照明装置の設置箇所に設置するためのLEDバルブ用のスペーサの着脱工具であって、
    作業者が手に持つ持ち手部と、
    該持ち手部に設けられ且つ前記スペーサを着脱可能な着脱部と、を備え、
    該着脱部は、
    該持ち手部から前方に延出し、且つ前記スペーサ内に抜差可能な抜差部と、
    該抜差部が挿し込まれている前記スペーサに設けられている被係合部に係合することによって、該抜差部に対して前記スペーサを抜止可能な抜止構造、とを有する、
    LEDバルブ用のスペーサの着脱工具。
  2. 前記着脱部は、前記抜差部の基端側に設けられ且つ前記スペーサに前記抜差部を挿し込む挿込方向で前記スペーサに突き当たる突当部を有するように構成される、
    請求項1に記載のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具。
  3. 前記抜止構造は、前記抜差部の先端部側に形成され且つ前記スペーサから前記抜差部を引き抜く引抜方向で前記スペーサに設けられている被係合部に掛止可能な掛止部を有し、
    該掛止部は、前記突当部をスペーサに突き当てた状態において、
    前記スペーサに掛止した状態と、前記スペーサに対する掛止を解除した状態とに切替可能となるように構成される、
    請求項2に記載のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のLEDバルブ用のスペーサの着脱工具の持ち手部を持ち、
    前記抜差部を前記スペーサに挿通し且つ前記抜止構造で前記スペーサを前記抜差部に対して抜け止めした状態にした後に、
    前記スペーサを前記設置箇所にあてがった状態で該設置箇所に固定した後、前記抜け止めした状態を解除し、前記スペーサから前記抜差部を引き抜く、
    LEDバルブ用のスペーサの設置方法。
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