JP6578386B2 - ワーク加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加工具を回転駆動してワークを加工するワーク加工装置に関する。
材料などを加工して部品を製造する際に、ワークに加工具を当接させて所定の加工処理を行うワーク加工装置がある。このうち、切断等によって生じる湯口やバリを除去するため、バリ取り加工が鋳物を製造する際には不可欠であり、バリなどを自動研削するバリ取り用の自動機が種々開発されている。第1の加工具と、第1の加工具よりも小径に形成されている第2の加工具とを設けたワーク加工装置が特許文献1:特開2012−143832号公報に記載されている。
特開2012−143832号公報
特許文献1には、ワークを加工する工具が鉛直面内で旋回する加工装置が記載されている。特許文献1に記載のような加工装置では、工具の位置を鉛直方向移動や水平方向移動(X軸方向、Z軸方向)に直線移動させる他に、工具が配置されたテーブルを回動させることも可能である。そして、ワーク研削する場合は、ワークの研削したい箇所に工具を当接させる。しかし、特許文献1に記載のような加工装置の構成では、ワークに工具を当接させるとき、工具が鉛直面内で回動してワークに対する角度が変わると、空間上の工具の加工位置(加工点)が変わる。工具をワークに当接させて加工するために、工具の位置を鉛直方向や水平方向に直線移動させなくてはならない。そして、工具の鉛直方向や水平方向に直線移動が伴うことで工具の移動時間が長くなると、ワーク1つを加工する加工時間が長くなる。また、ワークを移動させることができる加工装置であったとしても、工具の加工位置が変わる度にワークを移動させて工具に当接させるので、ワークの移動時間が生じる。
そこで本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数の加工具を用い、ワークに対して様々な角度で当接させて加工でき、ワークの加工時間を短縮することができるワーク加工装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のワーク加工装置は次の構成を備える。すなわち本発明は、加工対象であるワークを保持するワーク保持手段と、加工具とを具備し、該加工具を回転駆動し、ワークに当接する前記加工具における加工点をワーク保持手段に保持されたワークに当接させてワークを加工するワーク加工装置において、第1の加工具と、前記第1の加工具を回転駆動させる第1のモータと、第2の加工具と、前記第2の加工具を回転駆動させる第2のモータと、前記第1の加工具、前記第1のモータ、前記第2の加工具および前記第2のモータが設けられている第1の回動ベース部と、水平方向に向く第1の軸線を有し、該第1の軸線を中心にして、前記第1の回動ベース部を鉛直面内で回動させる第1の回動手段と、前記第1の回動ベース部および前記第1の回動手段が設けられている第2の回動ベース部と、水平方向に向く第2の軸線を有し、該第2の軸線を中心にして、前記第2の回動ベース部を鉛直面内で回動させる第2の回動手段と、を具備し、前記第1の加工具における加工点から前記第1の軸線までの距離と、前記第2の加工具における加工点から前記第1の軸線までの距離と、前記第1の軸線と前記第2の軸線との距離とがいずれも同じであり、前記第1の回動ベース部が前記第1の軸線を中心にして回転することで、前記第1の加工具における加工点と前記第2の加工具における加工点とが共に第2の軸線上の位置に設定可能であることを特徴とする。この構成によれば、ワークに対して様々な角度で当接して加工でき、適切な加工が行え、ワークの加工時間を短縮することができる。
また、本発明において、前記ワーク加工装置を覆うカバーと、正面側に設けられた前記カバーの開口部を開閉するための開閉扉とを具備し、前記第1の軸線と、前記第2の軸線とが正面方向を向いている。これによれば、ワークと加工具との当接位置が確認しやすく、ティーチング作業がしやすい。
本発明に係るワーク加工装置によれば、複数の加工具を用い、ワークに対して様々な角度で当接させて加工でき、ワークの加工時間を短縮することができるワーク加工装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るワーク加工装置の正面図であり、カバー、開閉扉、操作盤も示す。 本発明の実施形態に係るワーク加工装置の平面図であり、カバー、開閉扉、ワーク加工装置を操作する操作盤も示す。 本発明の実施形態に係るワーク加工装置の右側面図であり、カバー、開閉扉、操作盤も示す。 本発明の実施形態に係るワーク加工装置の正面図である。ただしカバー、開閉扉、操作盤は除く。 本発明の実施形態に係るワーク加工装置の平面図である。ただしカバー、開閉扉、操作盤は除く。 本発明の実施形態に係るワーク加工装置の右側面図である。ただしカバー、開閉扉、操作盤は除く。 ワーク保持手段であり、(A)は平面図、(B)は左側面図である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係るワーク加工装置10を詳細に説明する。図1に本実施形態のワーク加工装置10の正面図を示す。図1は、ワーク加工装置10を示し、箱型のカバー12、カバー12の開口部を開閉し、カバー12内を開放、遮断するための開閉扉14、ワーク加工装置10等を操作する操作盤16を示す。図2に本実施形態のワーク加工装置10の平面図を示す。図3に本実施形態のワーク加工装置10の右側面図を示す。本実施形態のワーク加工装置10は一例として、鋳物を製造する際に生じるバリを取るバリ取り装置である。カバーは、装置全体の外側に設けられ、後述する第1の加工具20、第1のモータ22、第2の加工具24、第2のモータ26、第1の回動ベース部32、第2の回動ベース部42、基台34、ワーク保持手段50、上下動機構66を覆う。カバー12の側面のうち、開閉扉14が設けられている側面を正面側とする。開閉扉14が左右方向に開くことによって、ワークの設置や取り外しができ、加工具20、24の交換が容易にできる。
図4に本実施形態のワーク加工装置10の正面図を示す。図5に本実施形態のワーク加工装置10の平面図を示す。図6に本実施形態のワーク加工装置10の右側面図を示す。
本実施形態のワーク加工装置10は、複数の加工具20、24を有している。そして、本実施形態のワーク加工装置10は、第1の加工具20と、第1の加工具20を回転駆動させる第1のモータ22と、第2の加工具24と、第2の加工具24を回転駆動させる第2のモータ26とを具備する。第1の加工具20と第2の加工具24は、それぞれの形状、径、種類は異なっていてもよく、同一であってもよい。第1の加工具20と第2の加工具24はバリを取るための研削工具であり、ドリル、エンドミル、フライスを用いることができる。
加工具20、24がワークに当接して加工する加工具20、24上の位置を加工点とする。加工具20、24は、加工点を含む加工面によってワークを加工する。加工具20、24として切削工具であるエンドミルを用いた場合、刃の側面や先端面が加工面(切削面)である。
第1の加工具20は、第1のモータ22の回転軸28に取り付けられ、モータ22によって回転駆動される。第2の加工具24は、第2のモータ26の回転軸30に取り付けられ、モータ26によって回転駆動される。
第1の加工具20、第1のモータ22、第2の加工具24および第2のモータ26は、第1の回動ベース部32に取り付けられている。第1の回動ベース部32は箱型のカバー12内に位置し、正面から見て基台34の右側に位置する。第1の回動ベース部32は、水平方向に延びる第1の軸線36(回動軸36)を中心に、第1の回動手段38によって鉛直面内で回動可能である。また、第1の軸線36の軸線の向きは正面側に向かい、各図に示すように、本実施形態のワーク加工装置10では左右方向に開く開閉扉14に対して直角となるように設定されている。第1の軸線36は正面方向を向いている。このため、ワークと加工具20、24との当接位置を加工自体やその他の部材などの遮るものがなく確認することができるので、ティーチング作業がしやすい。
第1の回動手段38の一例としてモータ38を示す。モータ38の回転運動を伝える動力伝達手段の一例としてベルト(図示しない)がある。第1の軸線36にはベルトを介してモータ38が接続されている。モータ38が駆動することにより、ベルトを介して第1の回動ベース部32が第1の軸線36を中心に回動し、第1の加工具20と第2の加工具24の加工点は、図4に示す軌跡A(点線)に沿って矢印方向に鉛直面内で回動可能である。第1の回動ベース部32は、鉛直面内で両方向に1回転可能である。
各図より、2つの加工具20、24は、加工具20、24の先端がそれぞれ反対方向を向いて取り付けられている。第1の加工具20の加工点と第2の加工具24加工点とは、第1の軸線36を挟み、第1の軸線36に対して線対称になる位置に配置され、正面から見た場合は点対称になる位置に配置されてもよい。2つの加工具20、24のうち、一方の加工具(例えば第1の加工具20)がワークを加工しているときには、他方の加工具(例えば第2の加工具24)はワークに対する方向とは反対方向を向いていて、加工工程には何ら関与しない。ただし、他方の加工具24によってワークを加工する際には、モータ38を回転駆動させて他方の加工具24をワークに当接させ、一方の加工具20をワークとは反対方向を向くようにする。このとき、一方の加工具20はワークとは反対方向を向いていて、加工工程には何ら関与しない。このように、加工具20、24によってワークを加工する場合に、いずれか一方の加工具20のみを使用して加工できるので、加工作業中に他方の加工具24が加工作業の邪魔にならないようにできる。また、3つの加工具が第1の回動ベース部32に取り付けられている場合は、1つの加工具がワークを加工しているときにその他の加工具が加工工程に関与せず、邪魔にならないよう間隔を空けて取り付けられる。
第1の回動ベース部32および第1の回動手段38が、第2の回動ベース部42に取り付けられている。すなわち、第1の回動ベース部32に取り付けられた第1の加工具20、第1のモータ22、第2の加工具24、第2のモータ26も第2の回動ベース部42に取り付けられている。第2の回動ベース部42は、第1の回動ベース部32とは別部材であり、箱型のカバー12内に正面から見て基台34の右側に位置し、第1の回動ベース部32に対して後方に位置して、基台34と第1の回動ベース部32を連結する。第2の回動ベース部42は、水平方向に延びる第2の軸線44(回動軸44)を中心に、第2の回動手段46によって鉛直面内で回動可能である。また、第2の軸線44の線の向きは正面側に向かい、各図に示すように、本実施形態のワーク加工装置10では左右方向に開く開閉扉14に対して直角となるように設定されている。第2の軸線44は正面方向を向いている。
第2の回動手段46の一例としてモータ46を示し、第2の軸線44にはモータ46が接続されている。モータ46が駆動することにより、第2の回動ベース部42が第2の軸線44を中心に回動する。なお、第1の回動ベース部32に対する第1の軸線36と、第2の回動ベース部42に対する第2の軸線44とは平行であり、ねじれの位置関係にはない。
第2の回動ベース部42は、正面側に突出する屈曲部または湾曲部を有する形状である。正面側に突出する屈曲部または湾曲部を設けることで第2の回動ベース部42が回動してもワークに第2の回動ベース部42自体が接触することがない。図5に示す本実施形態のワーク加工装置10では、第2の回動ベース部42はL字状のアームであり、正面側に突出するように屈曲部を有する。第2の回動ベース部42の一方の端部付近に第2の軸線44、モータ46があり、第2の回動ベース部42のもう一方の端部付近に第1の回動ベース部32および第1の回動手段38が取り付けられ、第1の軸線36がある。
第2の回動ベース部42が第2の軸線44を中心に回動することで、第1の回動ベース部32の第1の軸線36は、図4に示す軌跡Aとは異なる軌跡である軌跡B(点線)に沿って矢印方向に鉛直面内で回動する。ただし、第2の回動ベース部42が回動することで、第2の回動ベース部42自体や第1の加工具20、第1のモータ22、第2の加工具24、第2のモータ26、第1の回動ベース部32が基台34に接触することを防がなくてはならない。このために、第2の回動ベース部42には鉛直面内で回動範囲が設けられ、鉛直面内で1回転はしない。
本実施形態のワーク加工装置10の第1の加工具20および第2の加工具24は、第1の回動ベース部32と第2の回動ベース部42との回転により、可動範囲が広がる。すなわち、第1の回動手段38による第1の軸線36を中心にした回動による軌跡Aと、第2の回動手段46による第2の軸線44を中心とした回動による軌跡Bとが合わさることにより、第1の加工具20と第2の加工具24の可動範囲が広がる。第1の軸線36を中心にした回動と第2の軸線44を中心とした回動とを組み合わせることにより、第1の加工具20と第2の加工具24の加工点は、図1の鎖線で示す可動範囲C内で位置を変えて動く。これにより、加工具20、24は、正面から見て、第2の軸線44の右方、上方、左方、下方に移動可能である。加工具20、24が左方、右方に移動可能であるため、ワークの一方の面からだけではなく、ワークのもう一方の面の裏側から加工具20、24を当接させることができ、ワークを加工することができる。第1の加工具20および第2の加工具24のどちらか一方がワークに当接しているとき、ワークに当接している方の加工具のモータの回転軸が、水平面に対して−30°〜100°の範囲で傾けることができる。すなわち、第1のモータ22の回転軸28または第2のモータ26の回転軸30は、水平面に対して−30°〜100°の範囲で傾けることができる。
本実施形態のワーク加工装置10において、第1の加工具20の加工点から第1の軸線36までの距離d1と、第2の加工具24の加工点から第1の軸線36までの距離d2と、第1の軸線36と第2の軸線44との距離d3とがいずれも同じになるよう設定されている。このため、ワーク加工装置10が、第1の回動ベース部32と第2の回動ベース部42との回動を制御することで、第1の加工具20と第2の加工具24のいずれか一方の加工点は、常に第2の軸線44上の位置に設定できる。そして、第2の回動ベース部42の回動範囲で、加工対象のワークの加工したい箇所を第2の軸線44の位置に移動させることで、鉛直面内で加工具20、24を好適な角度でワークに当接させ、加工することができる。
第2の回動ベース部42の回動による加工具20、24の回動に伴って加工点の位置が変わらないので、加工具20、24を当接させたいワーク上の位置が変わらなければ、ワークはそのままの位置で移動させなくてもよい。すなわち、加工点の位置に合わせるために、加工具20、24自体またはワークを鉛直方向、水平方向に移動させなくて済み、加工具20、24回動による移動のみで済む。そして、加工具20、24回動による移動のみでワークを加工することができる。このように、加工具20、24を当接させたいワーク上の位置が変わらなければ、加工具20、24の移動時間、ワークの移動時間がなくなるため、ワークの加工に要する時間が短くなる。また、第1の回動ベース部32が回動し、当接する第1の加工具20、第2の加工具24が変わってもそれぞれの加工具の加工点が第2の軸線44の位置にあるので、加工具20、24に合わせてワークを鉛直方向や水平方向に移動させる必要がない。このため、加工具20、24が変わる度に加工点へワークの鉛直方向移動や水平方向移動が伴わないので、加工時間が短くなる。また、加工具20、24を当接させたいワーク上の位置を変えるときでも、後述するように、ワーク保持手段50を動かしてワークも第2の軸線44の位置に移動させることができる。このため、加工具の回動と同時にワークも移動させられるので、ワークが固定されて移動できない場合と比べて加工時間を短縮することができる。その他、加工したい箇所を第2の軸線44の位置に移動させるだけであるので、ティーチング作業が容易である。また、第1の軸線36と、第2の軸線44による加工であるため、制御対象の軸の数が少なく、加工の自由度が高い。
また、加工具のモータの回転軸28、30が水平面に対して−30°〜100°の範囲で傾けることができるので、加工具がワークに対して当接する加工位置に対する自由度が高く、ワークを所望の形状に加工しやすい。ワークの側面の場合、加工具と向かい合って加工具が当接可能な方の側面を表側とすれば、ワークの裏側の方も加工具が当接することができる。
第2の回動ベース部42は、固定部材48に接続し、固定部材48を介して基台34に接続、固定されている。
図7にワーク保持手段50を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図である。本実施形態のワーク加工装置10には、加工対象であるワークを保持するワーク保持手段50を有する。ワーク保持手段50は、複数本のアームが連結されて構成されており、ワーク保持手段50は水平面内で移動可能に設けられている。ワーク保持手段50は、ワークを回転可能に載置する下側挟持部52を具備している。ワーク保持手段50の一端は基台34に上下動可能に取り付けられ、もう一端に下側挟持部52が設けられている。このようなワーク保持手段50は、関節部分で連結された2本のアーム54、56によって、基台34から正面側に向けて設けられている。2本のアームはそれぞれ、先端側アーム54、基台側アーム56である。
基台側アーム56は、基台34の下方において取り付けられている固定部材58と連結し、基台34の前方の正面側における水平面内にて回動可能に設けられている。基台側アーム56は、モータ60の回転運動を伝える動力伝達手段であるベルト62を介し、モータ60の駆動により回動軸64を中心として水平面内で回動する。また、固定部材58は上下動機構66に取り付けられている。上下動機構66には図示しないボールネジ等と、基台34で上下方向に沿って延びるガイド68(図4)に上下動自在に把持するガイド把持部とからなる。上下動機構66は、モータ72が駆動(図示しないボールネジ等が駆動)することによってガイド68に沿って上下動する。モータ60を含めた基台側アーム56が上下動することで、ワーク保持手段50は、保持しているワークを上下動させることができる。
また、基台側アーム56の先端側には、回転軸76が鉛直方向に向くようにして、モータ74が設けられている。このモータ74の回転軸76が、基台側アーム56を貫通して先端側アーム54に固定されている。このため、先端側アーム54はモータ74の駆動により水平面内で回動する。
先端側アーム54の先端側にはモータ78が設けられている。モータ78は下側挟持部52の下部に設けられている。モータ78の駆動によって回転軸80を中心にしてワークを水平面内で回転できるように下側挟持部52を回転させる。先端側アーム54と基台側アーム56との回転により、下側挟持部52の可動範囲が広がり、下側挟持部52は図2の鎖線で示す可動範囲D内で位置を変えて動く。
下側挟持部52が水平面内で動くので、下側挟持部52によって下側から挟持されたワークの加工したい箇所を、加工具20、24が当接する第2の軸線44の位置に移動させることができ、加工することができる。以上のことから、ワークの加工したい箇所を移動させ、第2の軸線44と重なる位置に加工具20、24を鉛直面内で様々な角度でワークに当接させることができるので、所望する位置のバリ取り、所望する形状への加工ができる。
また、下側挟持部52にはワークを挟持することができる治具を固定できる。ワークは下側のみが下側挟持部52に治具を介して固定されている。従来の加工装置は、ワークの下側とワークの上側との両方から挟持可能な挟持部材で挟持されていたため、特にワークを上側から加工する際に、挟持部材が障害となっていた。しかし本実施形態のワーク加工装置10では、ワークの上側は、空間的にワークを加工するために障害となるものがなく空いていて、ワークの上側からも加工具20、24による加工がしやすい。
本実施形態のワーク加工装置10は制御部を有し、第1の回動ベース部32、第2の回動ベース部42による加工具の位置(ワークへの当接角度)の制御や、先端側アーム54、基台側アーム56、上下動機構66等の制御は、制御部90(図2)によって制御される。
本実施形態のワーク加工装置10は、鋳物を製造する際に生じるバリを取るバリ取り装置として利用でき、対象となる金属はアルミニウムなどの柔らかい金属の加工に好適であるが、鉄などの金属加工も可能であり種類は限定されない。また、乾式、湿式によるいずれの加工も可能である。
10 ワーク加工装置
12 カバー
14 開閉扉
16 操作盤
20 加工具(第1の加工具)
22 第1のモータ
24 加工具(第2の加工具)
26 第2のモータ
28 回転軸
30 回転軸
32 第1の回動ベース部
34 基台
36 第1の軸線(回動軸)
38 モータ(第1の回動手段)
42 第2の回動ベース部
44 第2の軸線(回動軸)
46 モータ(第2の回動手段)
48 固定部材
50 ワーク保持手段
52 下側挟持部
54 先端側アーム(アーム)
56 基台側アーム(アーム)
58 固定部材
60 モータ
62 ベルト
64 回動軸
66 上下動機構
68 ガイド
72 モータ
74 モータ
76 回転軸
78 モータ
80 回転軸
90 制御部
A 軌跡
B 軌跡
C 可動範囲
D 可動範囲
d1 距離
d2 距離
d3 距離

Claims (2)

  1. 加工対象であるワークを保持するワーク保持手段と、加工具とを具備し、該加工具を回転駆動し、ワークに当接する前記加工具における加工点をワーク保持手段に保持されたワークに当接させてワークを加工するワーク加工装置において、
    第1の加工具と、
    前記第1の加工具を回転駆動させる第1のモータと、
    第2の加工具と、
    前記第2の加工具を回転駆動させる第2のモータと、
    前記第1の加工具、前記第1のモータ、前記第2の加工具および前記第2のモータが設けられている第1の回動ベース部と、
    水平方向に向く第1の軸線を有し、該第1の軸線を中心にして、前記第1の回動ベース部を鉛直面内で回動させる第1の回動手段と、
    前記第1の回動ベース部および前記第1の回動手段が設けられている第2の回動ベース部と、
    水平方向に向く第2の軸線を有し、該第2の軸線を中心にして、前記第2の回動ベース部を鉛直面内で回動させる第2の回動手段と、を具備し、
    前記第1の加工具における加工点から前記第1の軸線までの距離と、前記第2の加工具における加工点から前記第1の軸線までの距離と、前記第1の軸線と前記第2の軸線との距離とがいずれも同じであり、
    前記第1の回動ベース部が前記第1の軸線を中心にして回転することで、前記第1の加工具における加工点と前記第2の加工具における加工点とが共に第2の軸線上の位置に設定可能であることを特徴とするワーク加工装置。
  2. 前記ワーク加工装置を覆うカバーと、正面側に設けられた前記カバーの開口部を開閉するための開閉扉とを具備し、前記第1の軸線と、前記第2の軸線とが正面方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載のワーク加工装置。
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