JP6577321B2 - 模型交換装置 - Google Patents

模型交換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6577321B2
JP6577321B2 JP2015199557A JP2015199557A JP6577321B2 JP 6577321 B2 JP6577321 B2 JP 6577321B2 JP 2015199557 A JP2015199557 A JP 2015199557A JP 2015199557 A JP2015199557 A JP 2015199557A JP 6577321 B2 JP6577321 B2 JP 6577321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier plate
model
upper mold
mold carrier
lower mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015199557A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017070982A (ja
Inventor
克茂 石黒
克茂 石黒
司 篠原
司 篠原
賢志 仁木
賢志 仁木
直純 松島
直純 松島
幸一 下村
幸一 下村
大輔 船木
大輔 船木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Metal Engineering KK
Original Assignee
Metal Engineering KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Metal Engineering KK filed Critical Metal Engineering KK
Priority to JP2015199557A priority Critical patent/JP6577321B2/ja
Publication of JP2017070982A publication Critical patent/JP2017070982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6577321B2 publication Critical patent/JP6577321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、鋳型造型機に模型を交換して供給する模型交換装置に関する。
模型は、鋳型に鋳物の形を写し取るための原型となすものであるため、鋳物の種類毎に、或いは予め定められた生産数毎に、交換する必要がある。模型は、鋳型造型に使用される場合、平面の板である模型定盤に、固定されて一体となった状態で取り扱われる。そして、キャリアプレート貯留装置上に並べられた複数のキャリアプレートに模型定盤とともに組み付けられて搬送され、キャリアプレート貯留装置から鋳型造型機に搬入される。キャリアプレートは、上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートとが専用に用意され、上型用の模型および模型定盤は、上型用キャリアプレートに固定され、下型用の模型および模型定盤は、下型用キャリアプレートに固定される。
このような、キャリアプレート貯留装置を開示した特許文献1には、上型用キャリアプレート(マスタープレート)と下型用キャリアプレートとを、両側に載置したマスタープレート受台が設けられている。マスタープレート受台は、上下方向が開口した長方形枠状で水平方向に延在するよう構成されている。マスタープレート受台の開口縁には、上型用・下型用キャリアプレートの下端部が支持可能となっており、かつ、開口部をマスターテーブルが上下方向に通過可能な構成となっている。
マスタープレート受台は、水平方向に平行に延在する一対のローラコンベヤ上に載置され、ローラコンベヤ上を転動可能に支持されている。上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートとのいずれかが、スクイズテーブルに対向する交換位置に往復移動により位置決めされると、上昇してきたマスターテーブル上に受け渡されて鋳型造型に使用される。
同じ鋳型の型合わせに使用される上型用模型が組付けられたキャリアプレートと、下型用模型が組付けられたキャリアプレートとは、交互に鋳型造型機に搬入されて鋳型造型に使用される。
そして、鋳型造型に使用され交換が必要となった模型は、キャリアプレートに組付けられた状態で鋳型造型機よりキャリアプレート貯留装置に搬出される。そして、キャリアプレート貯留装置上に設けられた模型交換部において、模型は、キャリアプレートから模型定盤とともに取り外される。キャリアプレートには、新たな模型が模型定盤とともに組付けられて交換作業が終了する。
しかし、特許文献1にかかるキャリアプレート貯留装置は、鋳型造型機のマスターテーブルの昇降する位置に交差する位置に上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートを貯留している。そのため、上下方向の空間を大きく取る必要があり、設備全体は、大きくなってしまう。これに対して、設備全体が大きくならず、コンパクトな設備とするものが要望された。
また、特許文献1とは別に、キャリアプレート貯留装置について、平面に置かれたサークル状の搬送路とし、上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートとを、順番に循環させて、鋳型造型装置に搬入させることが考えられた。しかし、サークル状の搬送路は、平面的に広いスペースを必要とするため、コンパクトな設備とするものが要望された。
そのため、図12および図13に示すような、キャリアプレート貯留装置400を備えた模型交換装置501が考えられた。これは、鋳型造型装置2と、一列に配されたキャリアプレート貯留装置400とを、旋回する入替装置3の両端保持部33で連絡して、キャリアプレート25を搬送するものである。キャリアプレート貯留装置400は、右側に配される右側のキャリアプレート貯留装置400Rと、左側に配される左側のキャリアプレート貯留装置400Lとに、分けて二つ設けられている。
なお、右側のキャリアプレート貯留装置400Rには、左側のキャリアプレート貯留装置400Lに貯留されるキャリアプレート25が、配置されないようになっている。左側のキャリアプレート貯留装置400Lについても同様である。
例えば、A種の上型用キャリアプレート25UAと下型用キャリアプレート25LAが右側のキャリアプレート貯留装置400Rに貯留され、左側のキャリアプレート貯留装置400Lには、B種の上型用キャリアプレート25UBと下型用キャリアプレート25LBが貯留されている場合、A種のキャリアプレート25UA,25LAを左側のキャリアプレート貯留装置400Lに配置することはなく、B種のキャリアプレート25UB,25LBを右側のキャリアプレート貯留装置400Rに配置することはない。
このように、旋回する両端保持部33を有する入替装置3で連絡し、鋳型造型装置2とキャリアプレート貯留装置400とを平面上離れた位置に配したものとすることで、装置として上下方向に大きなスペースを必要としない。また、キャリアプレート貯留装置400自体も一列に配置することで、平面的なスペースもコンパクトとすることができる模型交換装置501である。
特開2012−81485号公報
しかし、図12および図13における模型交換装置501は、鋳型造型に使用されて先にキャリアプレート貯留装置400に搬出された一方のキャリアプレート(例えば、B種の上型用キャリアプレート25UB)が、両端保持部33に搬入搬出する位置(以下、搬入搬出位置IOPという。)から遠い位置に配置される。そして、後からキャリアプレート貯留装置400に搬出される他方のキャリアプレート(例えば、B種の下型用キャリアプレート25LB)が、搬入搬出位置IOPに近い位置に並んでしまう。そのため、キャリアプレート貯留装置400上で、B種の上型用模型26UB(上型用模型定盤27Uとともに)が交換されたB上型用キャリアプレート25UBを、鋳型造型装置2で使用する場合、このままの順番では、キャリアプレート貯留装置400に後から搬出された下型用キャリアプレート25LBが、鋳型造型装置2に先に搬入されて鋳型造型に使用される。
しかし、上型用キャリアプレート25UBと下型用キャリアプレート25LBとが、鋳型造型装置2に搬入される順番が変わると、後工程にある型合わせで組となるべき上型と下型とが、正しく型合わせができなくなるおそれがあった。
このような鋳型造型装置2にキャリアプレート25が搬入される順番が変わるのを防止するため、以下のように鋳型造型することが考えられる。
例えば、下型用キャリアプレート25LB(先に鋳型造型に使用すると順番が変わるキャリアプレート)を、搬入搬出位置IOPで両端保持部33の一方に先に保持させた後に、180度旋回させて鋳型造型装置2に搬入する。この鋳型造型装置2に搬入された下型用キャリアプレート25LBは、鋳型造型に使用せずに待機状態で保持させる。
そして、上型用キャリアプレート25UB(先に鋳型造型に使用すべきキャリアプレート)を、搬入搬出位置IOPで両端保持部33の他方に後から保持させ、180度旋回させて鋳型造型装置2に搬入する(この場合、下型用キャリアプレート25LBは、搬入搬出位置IOPに戻された状態となる。)。そして、搬入した上型用キャリアプレート25UBを先に鋳型造型に使用し、続いて、下型用キャリアプレート25LBを鋳型造型装置2に搬入して鋳型造型に使用する。
しかし、この場合は、上型用キャリアプレート25UBが鋳型造型装置2に搬入されるまで、鋳型造型作業を停止させておく必要がある。そのため、鋳型造型作業は、連続して行なうことができず、タクトタイムが長くなって製造コストが高くなってしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、鋳型造型作業を停止させることなく、迅速に模型交換を行なうことができるコンパクトな模型交換装置を提供することである。
本願発明の構成上の特徴は、模型交換装置において、上型用模型が設けられている上型用模型定盤が固定された上型用キャリアプレート、および下型用模型が設けられている下型用模型定盤が固定された下型用キャリアプレートを用いて鋳型を造型する鋳型造型装置と、一端に前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を着脱可能に保持するとともに、他端に前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を着脱可能に保持する両端保持部を有し、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを搬入搬出する搬入搬出位置と前記鋳型造型装置との間を往復するように前記両端保持部を時計回りおよび反時計回りに旋回して前記鋳型造型装置で使用する前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを入れ替える入替装置と、搬送路上で前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートが配置される待機位置と、前記搬入搬出位置と前記待機位置との間に設けられ前記搬送路上に配列される前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの後先の順番を入替える通過位置と、が設定され、一列に配されて前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを往復搬送するキャリアプレート貯留装置と、前記搬入搬出位置に設けられ、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを着脱可能に支持する支持部を有し、前記入替装置と前記キャリアプレート貯留装置との間で前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを受け渡す受渡装置と、前記通過位置に設けられ、前記通過位置に載置された前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を、前記通過位置の前記搬送路と前記搬送路から所定寸法ずれた待避位置との間で、移動させて保持することが可能な待避保持装置と、前記一方のキャリアプレートが前記搬送路から移動されて前記待避位置で保持された前記通過位置の前記搬送路上を、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの他方を通過搬送させることが可能な通過搬送装置と、を備え、前記通過位置および前記待機位置のうちの少なくとも一方において、前記上型用キャリアプレートにおける前記上型用模型から新たな上型用模型への交換および前記上型用模型定盤から新たな上型用模型定盤への交換、または前記下型用キャリアプレートにおける前記下型用模型から新たな下型用模型への交換および前記下型用模型定盤から新たな下型用模型定盤への交換を、実施可能とすることである。
これによると、キャリアプレート貯留装置の搬送路上に載置された上型用キャリアプレートおよび下型用キャリアプレートのいずれか一方を、待避保持装置によって搬送路から所定寸法ずれた位置に移動させる。そして、搬送路上に載置された上型用キャリアプレートおよび下型用キャリアプレートの他方を前記一方のキャリアプレートが待避位置に移動して取り除かれた通過位置の搬送路上を通過させる。これにより、搬送路上に配列されたキャリアプレートの後先の順番(並び順)を入替える。
このように、先に鋳型造型に使用され、先に搬送路に搬出され先に模型交換された上型用キャリアプレートおよび下型用キャリアプレートの一方を、後から搬送路に搬出された上型用キャリアプレートおよび下型用キャリアプレートの他方と順番を入替えて、先に搬入搬出位置に搬入することで、鋳型造型装置で先に鋳型造型に使用することができる。これによって、上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートを使って交互に鋳型造型する順番を変えることなく、鋳型造型することができる。搬送路上の後先の順番の入替えは、鋳型造型作業を停止させることなく、鋳型造型作業と並行して行なうことができるので、順番を入替えるための特別な時間を要することがなく、模型交換のための作業効率を向上させることができる。
本発明の模型交換装置の第1実施形態を示す概要図である。 入替装置、受渡装置および鋳型造型装置の概要を示す概要図である。 待避保持装置を示す概要図である。 図3における待避保持装置の部分拡大図である。 待避保持装置の掛止部が上昇した状態を示す図である。 A上型用キャリアプレートを使って鋳型造型が行われた状態を示す平面図である。 A上型用キャリアプレートが搬入搬出位置に搬送され、A下型用キャリアプレートが鋳型造型に使用される状態を示す平面図である。 A上型用キャリアプレートが待機位置に搬送され、模型交換が開始された状態を示す平面図である。 A下型用キャリアプレートが搬入搬出位置に搬送され、B上型用キャリアプレートが鋳型造型に使用される状態を示す平面図である。 A下型用キャリアプレートが通過位置に搬送された状態を示す平面図である。 A下型用キャリアプレートが待避可能な所定寸法だけ搬送路からずらされた状態を示す平面図である。 A上型用キャリアプレートを、通過位置を通過させて第二待機位置に搬送した状態を示す平面図である。 A下型用キャリアプレートを待機位置に搬送して模型交換を開始した状態を示す平面図である。 鋳型造型で使用されたB上型用キャリアプレートが、待機位置まで搬送され、模型交換が開始され、A上型用キャリアプレートが搬入搬出位置に搬入された状態を示す平面図である。 A上型用キャリアプレートを鋳型造型装置に搬入して鋳型造型での使用を開始し、B下型用キャリアプレートを搬入搬出位置に搬送した状態を示す平面図である。 B下型用キャリアプレートを通過位置に搬送し、A下型用キャリアプレートを編入搬出位置に搬入した状態を示す平面図である。 B下型用キャリアプレートを待避可能な所定寸法ずらすとともに、B上型用キャリアプレートを通過位置を通過させて第二待機位置に搬送した状態を示す平面図である。 B下型用キャリアプレートを待機位置に搬送し、模型交換を開始した状態を示す平面図である。 図6Fおよび図6Gに対応する側面図である。 第二実施形態における待避保持装置を示す正面図である。 第二実施形態における待避保持装置を後退させた状態を示す正面図である。 第二実施形態における待避保持装置の使用状態を示す側面図である。 第三実施形態における模型交換装置を示す平面概要図である。 従来例の模型交換装置を示す平面図である。 従来例の模型交換装置を示す側面図である。
(第一実施形態)
本件発明に係る模型交換装置の第一実施形態について、図1〜図7に基づいて以下に説明する。
第一実施形態の模型交換装置1は、鋳型造型装置2(図2参照)、入替装置3、キャリアプレート貯留装置4R,4L、受渡装置5、待避保持装置6、通過搬送装置7を有している。キャリアプレート貯留装置4R,4Lは、受渡装置5が配置されている搬入搬出位置IOPを中心に対称に(対に)二つ設けられている。
なお、本願明細書において、図面における右側を「右側(R)」と、図面における左側を「左側(L)」と表記して説明する。
例えば、図1の左右に対応して、右側のキャリアプレート貯留装置4R、および左側のキャリアプレート貯留装置4Lと表記する。そして、右側のキャリアプレート貯留装置4Rの搬送路41上には、待機位置SPR、第二待機位置SP2Rおよび通過位置PPRが設定されている。また、左側のキャリアプレート貯留装置4Lの搬送路41上には、待機位置SPL、第二待機位置SP2Lおよび通過位置PPLが設定されている。
鋳型造型装置2は、図2に示すように、スクイズテーブル21、鋳枠受渡装置22、鋳物砂供給装置(図略)、およびスクイズヘッド23を備えている。
スクイズテーブル21は、図2に示すように、水平面に沿って延在する断面長方形に形成されている。スクイズテーブル21は、基台83に固定されたシリンダ装置24のピストン24aの上端に固定され、上下方向の造型経路に沿って昇降する。シリンダ装置24には、図略の油圧源に連通する油送パイプが接続され、シリンダ装置24と油圧源との間に設けられた図略の電磁切替弁によってスクイズテーブルの昇降が切替えられる。電磁切替弁は、図略の制御装置によって作動が制御される。
スクイズテーブル21の上には、キャリアプレート25が載置されるようになっている。本実施形態におけるキャリアプレート25は、図1に示すように、A種の上型用の模型26UAおよび上型用模型定盤27Uが設けられたA上型用キャリアプレート25UAと、A種の下型用模型26LAおよび下型用模型定盤27Lが設けられたA下型用キャリアプレート25LAと、B種の上型用模型26UBおよび上型用模型定盤27Uが設けられたB上型用キャリアプレート25UBと、B種の下型用模型26LBおよび下型用模型定盤27Lが設けられたB下型用キャリアプレート25LBとを、備えている。
A上型用キャリアプレート25UAには、A種の上型用模型26UAが設けられた上型用模型定盤27Uが、ボルト・ナット(図略)或いは専用の取付金具(図略)で固定されている。A下型用キャリアプレート25LAには、A種の下型用模型26LAが設けられた下型用模型定盤27Lが、ボルト・ナット或いは専用の取付金具で固定されている。
第一実施形態の模型交換装置1は、上型用キャリアプレート25には、上型用模型26UA,26UBおよび上型用模型26UA,26UBが設けられた上型用模型定盤27Uが固定可能であり、下型用模型26LA,26LBおよび下型用模型26LA,26LBが設けられた下型用模型定盤27Lは、固定することができない。下型用キャリアプレート25LA,25LBも同様に、上型用模型26UA,26UBおよび上型用模型26UA,26UBが設けられた上型用模型定盤27Uは、下型用キャリアプレート25LA,25LBに固定することができない。
例えば、A種の上型用模型26UAおよび上型用模型定盤27Uが固定されたA上型用キャリアプレート25UAから、A種の上型用模型26UAおよび上型用模型定盤27Uを交換のために取り外して、A種の下型用模型26LAおよび下型用模型定盤27Lを、固定することはできない。A上型用キャリアプレート25UAから、A種の上型用模型26UAおよび上型用模型定盤27Uを交換のために取り外して、B種或いはその他の種類の上型用模型26UB等および上型用模型定盤27Uを、固定することはできる。
各キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBの短辺側の両側面には、図2に示すように、後述する両端保持部33の係止部33bが係止する被係止部25aが設けられている。被係止部25aは、各キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBの短辺側の側面より直角な方向に突出して設けられ、突出した方向に沿って延在する三角溝25a1が下端面に形成されている。
各キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBの長辺側の両側面25bと底面25cとが形成する辺部には、図4に示すように、辺部の角を辺部に沿って切除する水平端面25c1と垂直端面25b1とで構成される被掛止溝25dが夫々設けられている。
スクイズテーブル21の上方には、図2に示すように、鋳枠受渡装置22が設けられている。鋳枠受渡装置22は、水平方向に互いに平行に延在する一対のローラ支持部材22aと、ローラ支持部材22aの内側に互いに対向して複数個回転自在に設けられた上部ローラ22bとから、主に構成される。回転する上部ローラ22bの上端には、鋳枠28の両側下面が係脱可能に支持されるようになっている。ローラ支持部材22aは、後述する入替装置3の中心柱31aと二本の後柱34R,34Lとの間にブラケット22eにより固定支持されている。鋳枠28が、上部ローラ22b上に設定された鋳枠受渡位置(図略)に位置決めされたとき、スクイズテーブル21は、シリンダ装置24によって上昇され、スクイズテーブル21上に載置されたキャリアプレート25上の鋳枠当接面に鋳枠28の下面を当接させる。さらにスクイズテーブル21が上昇することで、鋳枠28は、上部ローラ22bからスクイズテーブル21に受け渡される。
ローラ支持部材22aの上端面には、上盛枠支持部材22dが上方に向かって突設されている。上盛枠支持部材22dが支持する上盛枠29は、矩形の薄い枠状に形成されている。上盛枠支持部材22dは、支持する上盛枠29の四隅に対応して四本設けられている。上盛枠支持部材22dは、先端に向かって細くなるテーパ状のガイド部が設けられた棒状に形成されている。上盛枠支持部材22dは、先端部が上盛枠29の四隅の下面に穿設された支持孔29aに係脱可能に夫々嵌合する。
上盛枠支持部材22dの上方には、スクイズヘッド23と鋳物砂供給装置(図略)とが、水平方向に沿って並設されたシャトル装置81が設けられている。シャトル装置81は、図略のガイド部材によって、構造体の上部フレーム82に対して、水平方向(図2において紙面の手前側と向こう側に沿う方向)に移動可能にガイドされ、図略のシャトルシリンダによって駆動される。シャトル装置81は、水平方向に移動することで、スクイズヘッド23がスクイズテーブル21に対向するスクイズ位置(図略)と、鋳物砂供給装置がスクイズテーブル21に対向する砂供給位置(図略)とに、スクイズヘッド23と鋳物砂供給装置とを割り出すようになっている。
鋳枠28および上盛枠29は、上下に重ねられることで重合枠を形成する。スクイズヘッド23は、重合枠に上方より挿入可能なスクイズプレート部23aを有している。
鋳物砂供給装置(図略)は、鋳物砂を蓄える容器本体(図略)の下端部に複数枚の底板からなるシャッター(図略)を備えている。シャッターの底板は、回動装置(図略)によって、水平軸線回りに夫々回動する。回動装置によって、底板が回動されて水平状態に位置決めされると、図略のコンベヤによって鋳物砂が搬入されて容器本体内に鋳物砂が蓄えられる。底板が垂直状態に回動されると、容器本体に蓄えられた鋳物砂が落下して重合枠内に投入される。
スクイズテーブル21の上昇により、重合枠は、造型経路に沿って上昇する。スクイズプレート部23aは、上昇する重合枠内に投入された鋳物砂の上面を押圧する。重合枠内に模型が設置された鋳物砂を押圧することで、砂型が造型される。
入替装置3は、回転軸31、回転軸31に水平面内で回転自在に支持された軸支持部材32、および軸支持部材32の両端部に互いに平行に対向して固定された真っ直ぐなアーム状の両端保持部33を、備えている。回転軸31は、中心柱31aと回転筒部31bとを備えている。中心柱31aは、上部ローラ22bの傍らに立設配置されている。上部ローラ22bを挟んで、中心柱31aの反対側には、二本の後柱34L,34Rが立設されている。中心柱31a、二本の後柱34L,34Rの下端部は、設置床面8に穿たれた竪穴8aの底面に固定された基台83に立設され、中心柱31a、二本の後柱34の上端部は、基台83に対向する構造体の上部フレーム82に固定されている。
回転筒部31bは、図略のベアリングを介して中心柱31aに外嵌されている。回転筒部31bは、中心柱31aに対して上下方向に相対移動不能かつ軸心回りに相対回転自在に設けられている。回転筒部31bの上部外周には、軸支持部材32が相対移動不能に組み付けられている。回転筒部31bは、例えば、減速装置(図略)を備えた電動モータ35により正逆回転可能に設けられている。
軸支持部材32は、回転筒部31bの半径方向両側に突出する方向に沿って延在している。軸支持部材32の両側の先端には、軸支持部材32に対して仮想水平面内で直交する方向に沿った両端保持部33(アーム状)が夫々固定されている。
対向する一対の両端保持部33は、互いに平行に所定の長さで延在する。両端保持部33の互いに対向する内壁面には、図2および図7に示すように、内側に突出する係止部33bが二個ずつ配設されている。各係止部33bは、頂部に三角の角部が水平方向に沿って所定の長さで延在するよう形成されている。各キャリアプレート25は、係止部33bの三角の角部に被係止部25aの三角溝25a1が係止することで、両端保持部33に着脱可能に保持される。
一方の両端保持部33の一方の端部には、図2および図6Aに示すように、一方のストッパ部材33crが、一方の両端保持部33の他方の端部には、他方のストッパ部材33clが、夫々突設されている。
ストッパ部材33cr,33clは、緩衝部材を夫々有している。一方の後柱34Rおよび他方の後柱34Lには、柱側ストッパ受部材36が設けられている。
一方のストッパ部材33crは、一方の両端保持部33が回転軸31の軸心を中心に反時計回りに回転したときに、一方の後柱34Rに設けられた柱側ストッパ受部材36当接する。このときに、両端保持部33の一方に保持されたキャリアプレート25(例えば、A上型用キャリアプレート25UA)は、鋳型造型装置2に位置決めされる。他方のストッパ部材33clは、一方の両端保持部33が回転軸31の軸心を中心に時計回りに回転したときに、他方の後柱34Lに設けられた柱側ストッパ受部材36当接する。このときに、両端保持部33の他方に保持されたキャリアプレート25(例えば、A下型用キャリアプレート25LA)は、搬入搬出位置IOPに搬入または搬出される。このように入替装置3は、A上型用キャリアプレート25UA、A下型用キャリアプレート25LAを保持した両端保持部33を、鋳型造型装置2と搬入搬出位置IOPとの間で、往復旋回させる。両端保持部33は、例えば、電動モータ35の出力軸の回転を減速する減速ギヤの切替えによって、旋回方向が変換される。電動モータ35の駆動および旋回方向の切替えは、図示しない制御装置によって制御される。
キャリアプレート貯留装置4R,4Lは、図1および図6Aに示すように、入替装置3の両端保持部33の端部の回転軌跡が描く円に対し、接線となる配置で一列に設けられている。右側のキャリアプレート貯留装置4R、および左側のキャリアプレート貯留装置4Lは、搬入搬出位置IOPの両側に対に配設されている。
右側のキャリアプレート貯留装置4Rと左側のキャリアプレート貯留装置4Lは、構成が同様であるので、右側のキャリアプレート貯留装置4Rにより代表して説明する。
右側のキャリアプレート貯留装置4Rは、図1に示すように、設置床面8に立設された複数の支柱42、隣接する支柱42間に横架された横架部材43、横架部材43に所定間隔で配設された複数の軸受部材44、軸受部材44に回動可能に軸支された複数のローラ45、およびローラ45を回転駆動させる駆動モータ46を備えている。
右側のキャリアプレート貯留装置4Rは、横架部材43に並べられた複数のローラ45で構成される搬送路41を有し、搬送路41には、搬入搬出位置IOPに近い方から順に、第二待機位置SP2R、通過位置PPRおよび待機位置SPRが並んで設定されている。待機位置SPRおよび第二待機位置SP2Rは、各キャリアプレート25UA,25LAが配置されることが可能な位置である。また、通過位置PPRは、後述する待避保持装置6を使って、搬送路41に並べられたキャリアプレート(例えば、A上型用キャリアプレート25UAと、A下型用キャリアプレート25LAと)の後先の順番(並び順)を入替える作業を行なう位置である。第二待機位置SP2R、通過位置PPRおよび待機位置SPRは、夫々A上型用キャリアプレート25UAおよびA下型用キャリアプレート25LAのいずれか一つ分が配置可能なスペースを確保して設けられている。また、待機位置SPR、通過位置PPRおよび第二待機位置SP2Rには、各キャリアプレート25UA、25LAを検出する位置センサ41aが夫々設けられている。
支柱42は、二本ずつ所定の間隔を離して対に設けられている。本実施形態では、一つのキャリアプレート貯留装置4Rにおいて、四組の対となった支柱42が配設されている。四組の支柱42のうち中側の二組は、背の高い支柱42Tで構成され、後述する待避保持装置6のフレーム部61を構成する。搬入搬出位置IOPに一番近い支柱42の組は、両端保持部33の旋回軌道に支柱42が重ならないようにするため、横架部材43の搬入搬出位置IOP側の端部より遠くなる方向に所定距離外して設けられている。四組の支柱42には、水平方向に延在する一対の横架部材43が互いに平行に設けられている。一対の横架部材43には、複数の軸受部材44が、夫々対向して組となる位置に配置されている。対向する軸受部材44の間には、夫々ローラ45が回転自在に支承されている。
各ローラ45は、図4に示すように、横架部材43に直角な方向に沿って延在する回転軸45aと、回転軸45aの両端部に固定された転動車輪45bとを備えている。各回転軸45aには、図略のスプロケットが夫々相対回転不能に嵌着され、各スプロケットは、図略の無限軌道チェーンが係合されている。無限軌道チェーンは、駆動モータ46の出力軸(図略)に係合し、駆動モータ46の駆動により転動車輪45bを正逆回転可能に回転させる。これにより、搬送路41上に載置されるA上型用キャリアプレート25UAおよびA下型用キャリアプレート25LAを往復搬送する。位置センサ41aの信号に基づいて、制御装置は、駆動モータ46の駆動を制御してキャリアプレート25を、待機位置SPR、通過位置PPRおよび第二待機位置SP2Rといった特定の位置に位置決めする。
搬入搬出位置IOPには、図1および図2に示すように、受渡装置5が設けられている。受渡装置5は、支持部としての支持台51、支持台51を昇降させる昇降装置52を備えている。支持台51は、矩形状の矩形板材51aで形成されている。矩形板材51aは、図1に示すように、搬送路41に平行な方向の長さが、両端保持部33の対向するアームの間を通過可能な長さに形成されている。矩形板材51aの上面には、一組ずつ対向する複数(本実施形態では八個)の軸受部材44が、搬送路41に平行な方向に沿って配置されている。対向する軸受部材44の間には、夫々ローラ45が回転自在に支承されている。このローラ45は、右側のキャリアプレート貯留装置4Rのローラ45と同様のものである。ローラ45の回転軸45aには、図略のスプロケットが夫々相対回転不能に嵌着され、各スプロケットは、図略の無限軌道チェーンが係合されている。無限軌道チェーンは、駆動モータ53の出力軸に係合し、駆動モータ53の駆動により転動車輪45bを正逆回転可能に回転させる。これにより、支持台51上に載置される各キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを搬送する。支持台51には、位置センサ41aが設けられ、載置されるキャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBの位置信号を制御装置に発信する。制御装置は、位置信号に基づいてローラ45を回転させて、キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBの位置決め、および搬送を行なう。
昇降装置52は、図1および図2に示すように、基台83に固定される四角柱状の基礎部52a、基礎部52aの中央に設けられたピストンシリンダ部52bおよびガイド部材52cを備えている。
ピストンシリンダ部52bは、シリンダ部52b1が基礎部52a内に設けられ、シリンダ部52b1の上端よりピストン部52b2が進退するように設けられている。シリンダ部52b1は、いずれも図略の油圧源に連通する油送パイプが連結されている。油送パイプには、図略の電磁切替弁が設けられ、電磁切替弁の切替えによって、ピストン部52b2の進退を行なう。ピストン部52b2の先端は、矩形板材51aの底部に連結されている。
ガイド部材52cは、二本のガイドロッド52c1が基礎部52aに固定された摺動支持部52c2に夫々摺動可能に支持されることで構成されている。ガイドロッド52c1の先端は、矩形板材51aの搬送路41に平行な方向に沿った両端部下面に夫々連結されている。ピストンシリンダ部52bのピストン部52b2が進退することで、ガイド部材52cのガイドロッド52c1に支えられた支持台51が、昇降するようになっている。
昇降装置52には、図略の位置センサが設けられている。支持台51は、図2に示すように、位置センサによって、キャリアプレート貯留装置4の横架部材43と矩形板材51aとが横一列に整列する搬送位置CAPと、支持台51と入替装置3の両端保持部33との間でキャリアプレート25の受渡が可能な受渡位置PSPと、支持台51のローラ45が両端保持部33の旋回軌道の下方に位置する下降端位置BOPとに、割り出されるようになっている。
右側のキャリアプレート貯留装置4Rの通過位置PPRには、待避保持装置6が設けられている。待避保持装置6は、図1、図3および図5に示すように、右側のキャリアプレート貯留装置4Rの支柱42から上方にまで延在して設けられるフレーム部61を有している。さらに待避保持装置6は、フレーム部61に固定された昇降部62、および昇降部62により昇降される掛止部63を備えている。フレーム部61は、高さの高い四本の支柱42T、および支柱42Tの先端に横架された四角板状の天板61aを備えている。
昇降部62は、昇降シリンダ部62a、昇降ピストン部62bおよび昇降ガイド部材62cを有している。昇降シリンダ部62aは、天板61aの上面に固定され、昇降ピストン部62bは昇降シリンダ部62aより下方に向かって進退する。昇降ガイド部材62cは、昇降ピストン部62bの進退動作をガイドする。昇降シリンダ部62aは、油圧源62dに連通する油送パイプ62eが連結されている。油送パイプ62eには、電磁切替弁62fが設けられ、電磁切替弁62fの切替えによって、昇降ピストン部62bの進退を行なう。
電磁切替弁62fは、図3に示すように、油圧源62dに連通する油圧源出口ポート62f1、ドレインに連通するドレイン入口ポート62f2、昇降シリンダ部62aの上部に連通して昇降ピストン部62bを下降させる上部連通ポート62f3、および昇降シリンダ部62aの下部に連通して昇降ピストン部62bを上昇させる下部連通ポート62f4を有している。また、電磁切替弁62fは、A部、B部、T部という3つの切替部を有している。A部は、油圧源出口ポート62f1と上部連通ポート62f3とを連通させるとともに、下部連通ポート62f4をドレイン入口ポート62f2に連通させる。B部は、油圧源出口ポート62f1と下部連通ポート62f4とを連通させるとともに、上部連通ポート62f3をドレイン入口ポート62f2に連通させる。T部は、全てのポート間の連通を遮断する。電磁切替弁62fの切替え動作は、制御装置によって制御される。昇降ピストン部62bの下端には、掛止部63の支持プレート63aが固定されている。
昇降ガイド部材62cは、天板61aを貫通するガイド穴を有し天板61aに固定された四個の摺動保持部62c1、および各摺動保持部62c1に摺動可能に嵌入する昇降ロッド62c2を有している。昇降ロッド62c2の下端は、掛止部63の支持プレート63aに夫々固定されている。
掛止部63は、四角板状の支持プレート63a、支持プレート63aの四隅より垂下する四本のアーム部材63b、および各アーム部材63bの下端部に設けられた掛止爪63cを備えている。各掛止爪63cは、図3および図4に示すように、搬送路41の搬送方向と直角な水平方向に沿って、対向するアーム部材63bに向かって互いに突出するように設けられている。掛止爪63cは、キャリアプレート25の被掛止溝25dを両側から掛止する。図4に示すように、転動車輪45bに載置されたキャリアプレート25の被掛止溝25dにおいて、軸受部材44の上端と水平端面25c1との間の隙間tに掛止爪63cの先端部63c1が入り込んでキャリアプレート25を被掛止溝25dにおいて支持する。
昇降部62によりキャリアプレート25を上昇させて待避位置EPに保持する場合、搬送路41からずれる所定寸法Sとしては、図5に示すように、例えば、A下型用キャリアプレート25LAの下を、A上型用キャリアプレート25UAが、接触しないで通過することができる寸法が該当する。
通過搬送装置7は、待機位置SPRから第二待機位置SP2Rへ、または第二待機位置SP2Rから待機位置SPRへ、A上型用キャリアプレート25UAおよびA下型用キャリアプレート25LAを、通過位置PPRを通過するように搬送させる装置である。A上型用キャリアプレート25UAおよびA下型用キャリアプレート25LAの一方が、所定寸法Sずらして待避位置EPに移動されたときに、A上型用キャリアプレート25UAおよび下型用キャリアプレート25LAの他方を、通過位置PPRで通過搬送させる。通過搬送装置7は、主に軸受部材44、ローラ45、駆動モータ46、位置センサ41aにより構成される。
模型交換作業は、模型交換を行なうことが必要なキャリアプレート25UA,25LAが、搬送路41上の待機位置SPR、または第二待機位置SP2Rに位置決めされた場合に実施される。模型交換は、例えばA上型用キャリアプレート25から上型用模型定盤27UをA種の上型用模型26UAとともに取り去り、新たな上型用模型が設けられた新たな上型用模型定盤を上型用キャリアプレート25Uに固定する(模型の種類が同じであれば、新たなA上型用キャリアプレート25UAとなる。)。上型用模型定盤27Uのキャリアプレート25への固定は、例えば、ボルト・ナットにより、或いは専用の取付金具によって実施する。
左側のキャリアプレート貯留装置4Lについての構成は、右側のキャリアプレート貯留装置4Rと同様である。
次に、以上のように構成された模型交換装置1を使用した模型交換を図1、図2、図3、図5、図6A〜図6Mに基づいて以下に説明する。
図6Aに示すように、鋳型造型装置2には、A上型用キャリアプレート25UAが位置決めされている。A上型用キャリアプレート25UAは、鋳型造型に使用された後、スクイズテーブル21(図2参照)が下降されて鋳型(図略)が脱型される。A上型用キャリアプレート25UAは、スクイズテーブル21が下降される途中で、両端保持部33の一方の係止部33b(図2参照)に受け渡されて保持される。両端保持部33は、反時計回りに旋回した旋回端に位置しており、ストッパ部材33crは、後柱34Rの柱側ストッパ受部材36に当接している。
搬入搬出位置IOPには、A下型用キャリアプレート25LAが位置決めされている。A下型用キャリアプレート25LAは、両端保持部33の他方の係止部33b(図2参照)に保持されている。
B上型用キャリアプレート25UBは、左側のキャリアプレート貯留装置4Lの第二待機位置SP2Lに配置されている。B下型用キャリアプレート25LBは、左側のキャリアプレート貯留装置4Lの通過位置PPLに配置されている。
次に、制御装置は、電動モータ35を駆動させて、図6Bに示すように、両端保持部33を時計回りに180度旋回させる。ストッパ部材33clは、後柱34Lの柱側ストッパ受部材36に当接した状態となる。
A上型用キャリアプレート25UAは、搬入搬出位置IOPに搬入される。制御装置は、図2における昇降装置52を駆動させ、下降端位置BOPにある受渡装置5の支持台51を受渡位置PSPまで上昇させる。制御装置は、支持台51を受渡位置PSPまで上昇させることで、A上型用キャリアプレート25UAを、両端保持部33の係止部33bから支持台51に受け渡す。制御装置は、A上型用キャリアプレート25UAが受け渡された支持台51を、さらに上昇させて搬送位置CAPに位置決めする。
A下型用キャリアプレート25LAは、鋳型造型装置2に搬入され、鋳型造型に使用される。
次に、制御装置は、図6Cに示すように、受渡装置5の駆動モータ53を駆動させ、支持台51のローラ45(図1参照)を(図6Cにおいて右側に)搬送する方向に回転させる。これにより、制御装置は、A上型用キャリアプレート25UAを、支持台51より搬出して、右側のキャリアプレート貯留装置4Rの搬送路41に搬入する。続いて、制御装置は、キャリアプレート貯留装置4の駆動モータ46を駆動させ、搬送路41のローラ45(図1参照)を(図6Cにおいて右側に)搬送する方向に回転させる。これによって、制御装置は、A上型用キャリアプレート25UAを待機位置SPRまで搬送して位置決めする。
待機位置SPRに位置決めされたA上型用キャリアプレート25UAは、模型26の交換作業が開始される。模型交換は、A上型用キャリアプレート25UAから、上型用模型定盤27Uと模型26UAとが取り外される。模型交換において、キャリアプレート25は、交換されずに、新たなA種の上型用模型26UAが設けられた新たな上型用模型定盤27Uが、キャリアプレート25にボルト及びナット等で固定される。なお、本実施形態では、新たなA種の上型用模型26UAおよびA種の上型用模型26UAが設けられた上型用模型定盤27Uに交換するものとしたが、これに限定されない。例えば、他の鋳型の種類としてC種の上型用模型(図示せず)およびC種の上型用模型が設けられた上型用模型定盤27Uに交換するものに交換するものでもよい。
A下型用キャリアプレート25LAは、鋳型造型での使用が終了する。
左側のキャリアプレート貯留装置4Lにおいて、制御装置は、駆動モータ46を駆動させ、ローラ45(図1参照)を(図6Cにおいて右側に)搬送する方向に回転させ、搬入搬出位置IOPにB上型用キャリアプレート25UBを搬入する。搬入搬出位置IOPには、上昇端である搬送位置CAP(図2参照)に支持台51が保持され、B上型用キャリアプレート25UBは、支持台51上に搬入される。制御装置は、さらに支持台51のローラ45(図1参照)を回転させて、支持台51の中央位置にB上型用キャリアプレート25UBを位置決めする。制御装置は、支持台51を下降させて、受渡位置PSP(図2参照)において、B上型用キャリアプレート25UBを、支持台51から両端保持部33の一方の係止部33bに受け渡す。
次に、制御装置は、図6Dに示すように、両端保持部33を反時計回りに180度旋回させる。A下型用キャリアプレート25LAは、搬入搬出位置IOPに位置決めされる。位置決めされたA下型用キャリアプレート25LAは、A上型用キャリアプレート25UAと同様にして、両端保持部33の係止部33bから支持台51に受け渡される。
B上型用キャリアプレート25UBは、鋳型造型装置2に搬入されて、鋳型造型での使用が開始される。
制御装置は、左側のキャリアプレート貯留装置4のローラ45(図1参照)を(図6Dにおいて右側に)搬送する方向に回転させて、B下型用キャリアプレート25LBを左側の第二待機位置SP2Lに位置決めする。
次に、制御装置は、図6Eに示すように、受渡装置5の駆動モータ53を駆動させ、支持台51のローラ45(図1参照)を(図6Eにおいて右側に)搬送する方向に回転させて、A下型用キャリアプレート25LAを、支持台51より搬出して、キャリアプレート貯留装置4の搬送路41に搬入する。続いて、制御装置は、キャリアプレート貯留装置4の駆動モータ46を駆動させ、搬送路41のローラ45(図1参照)を(図6Eにおいて右側に)搬送する方向に回転させてA下型用キャリアプレート25LAを通過位置PPRまで搬送して位置決めする。
通過位置PPRには、待避保持装置6が設けられている。制御装置は、図3に示すように、電磁切替弁62fの切替えをA部とし、昇降ピストン部62bを前進させている。これによって、掛止部63は、下端位置に位置決めされている。この場合、図4に示すように、掛止爪63cの先端部63c1が軸受部材44の上端と、A下型用キャリアプレート25LAの水平端面25c1との間(隙間t)に入り込んだ状態となる。
また、制御装置は、図6Eに示すように、B下型用キャリアプレート25LBを、搬入搬出位置IOPに搬入し、B上型用キャリアプレート25UBと同様にして両端保持部33の他方の係止部33bに受け渡す。
次に、制御装置は、図6Fおよび図5に示すように、通過位置PPRにおいて待避作業を行なう。制御装置は、電磁切替弁62fの切替を、B部とする。これにより、昇降ピストン部62bは、後退して掛止部63が上昇する。掛止部63の上昇によって、掛止爪63cがA下型用キャリアプレート25LAの被掛止溝25dを掛止する。そして、A下型用キャリアプレート25LAを搬送路41から取り除いて、上方に所定寸法Sずれる位置に一時的に待避させる。所定寸法Sは、待避したA下型用キャリアプレート25LAの下の搬送路41を、A上型用キャリアプレート25UAが通過可能な寸法である。すなわち、模型26UA及び上型用模型定盤27Uが固定されたA上型用キャリアプレート25UAの下端より、模型26UAの頂部までの寸法を超える寸法となる。この場合の一時的とは、A上型用キャリアプレート25UAが、通過位置PPRを少なくとも通過するまでの間という意味である。
制御装置は、両端保持部33を(図6Fにおいて時計回りに)回転させる。制御装置は、B上型用キャリアプレート25UBを搬入搬出位置IOPに搬入し、A上型用キャリアプレート25UAと同様にして、受渡装置5の支持台51に受け渡す。制御装置は、B下型用キャリアプレート25LBを鋳型造型装置2に搬入し、鋳型造型での使用を開始する。
次に、制御装置は、図6Gおよび図7に示すように、右側のキャリアプレート貯留装置4Rの駆動モータ46を駆動させ、搬送路41のローラ45(図1参照)を(図6Gにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。制御装置は、これによって、待機位置SPRで模型交換が終了したA上型用キャリアプレート25UAを、第二待機位置SP2Rに搬送する。この際、A上型用キャリアプレート25UAは、A下型用キャリアプレート25LAが取り除かれた通過位置PPRの搬送路41を通過し、第二待機位置SP2Rに搬送される。これにより、A上型用キャリアプレート25UAとA下型用キャリアプレート25LAとの搬送路41上の並び順が変わり、A上型用キャリアプレート25UAが搬入搬出位置IOPに近くなる。
次に、制御装置は、図6Hに示すように、通過位置PPより待機位置SPRにA下型用キャリアプレート25LAを搬送する。この場合、図3に示すように、制御装置は、電磁切替弁62fの切り替えをA部とし、A下型用キャリアプレート25LAを通過位置PPの搬送路41まで降下させる。制御装置は、続いてローラ45(図1参照)を(図6において右側に)搬送する方向に回転させて、通過位置PPRから待機位置SPRまで搬送する。待機位置SPRに位置決めされたA下型用キャリアプレート25LAには、模型26の交換作業がA上型用キャリアプレート25UAと同様にしておこなわれる。
次に、制御装置は、図6Iに示すように、受渡装置5の駆動モータ53を駆動させ、支持台51のローラ45(図1参照)を(図6Iにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。これにより、制御装置は、B上型用キャリアプレート25UBを、支持台51から搬出し、左側のキャリアプレート貯留装置4Lに搬入する。制御装置は、左側のキャリアプレート貯留装置4Lの駆動モータ46を駆動させ、ローラ45(図1参照)を(図6Iにおいて左側に)搬送する方向に回転させて、B上型用キャリアプレート25UBを、左側のキャリアプレート貯留装置4Lの待機位置SPLまで搬送して位置決めする。待機位置SPLに位置決めされたB上型用キャリアプレート25UBは、A上型用キャリアプレート25UAと同様に模型26の交換作業が開始される。
制御装置は、右側のキャリアプレート貯留装置4Rの駆動モータ46を駆動させて、ローラ45(図1参照)を(図6Iにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。これによって、A上型用キャリアプレート25UAを第二待機位置SP2Rより搬入搬出位置IOPに搬入する。搬入搬出位置IOPに搬入されたA上型用キャリアプレート25UAは、搬送位置CAP(図2参照)に割り出された支持台51に載置される。
制御装置は、支持台51のローラ45(図1参照)を回転させて、A上型用キャリアプレート25UAを支持台51の中央位置に位置決めする。制御装置は、昇降装置52を駆動させて支持台51を下降させて受渡位置PSP(図2参照)に位置決めする。これによって、A上型用キャリアプレート25UAは、両端保持部33の係止部33bに支持台51より受け渡される。制御装置は、支持台51をさらに下降させて下降端位置BOPで停止させる。
次に、制御装置は、図6Jに示すように、電動モータ35を駆動させ、両端保持部33を(図6Jにおいて反時計回りに)180度回転させる。これによって、制御装置は、A上型用キャリアプレート25UAを鋳型造型装置2に搬入する。搬入されたA上型用キャリアプレート25UAは、鋳型造型での使用が開始される。
本実施形態の模型交換装置1においては、鋳型造型装置2にA上型用キャリアプレート25UAから先に搬入することができ、上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートとで交互に行う鋳型造型作業の順番を違えることがない。鋳型造型作業を、上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートとの並び順をキャリアプレート貯留装置4R上で変えるために停止させることもない。
制御装置は、B下型用キャリアプレート25LBを搬入搬出位置IOPに搬出する。制御装置は、A上型用キャリアプレート25UAと同様にして、B下型用キャリアプレート25LBを、係止部33bより支持台51に受け渡す。制御装置は、支持台51をさらに上昇させてB下型用キャリアプレート25LBを搬送位置CAPに位置決めする。
制御装置は、右側のキャリアプレート貯留装置4Rの駆動モータ46を駆動させ、ローラ45を(図6Jにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。これにより、制御装置は、A下型用キャリアプレート25LAを右側の第二待機位置SP2Rまで搬送して位置決めする。
次に、制御装置は、図6Kに示すように、受渡装置5の駆動モータ53を駆動させ、支持台51のローラ45(図1参照)を(図6Kにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。制御装置は、これにより、B下型用キャリアプレート25LBを、支持台51搬出し、左側のキャリアプレート貯留装置4Lに搬入する。
制御装置は、左側のキャリアプレート貯留装置4Lの駆動モータ46を駆動させ、ローラ45(図1参照)を(図6Kにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。これによって、制御装置は、B下型用キャリアプレート25LBを、左側の通過位置PPLまで搬送して位置決めする。通過位置PPLには、通過位置PPRと同様に待避保持装置6が設けられている。
制御装置は、A下型用キャリアプレート25LAと同様にして、待避動作の準備をおこなう。制御装置は、図3に示すように、電磁切替弁62fをA部に切替え、昇降ピストン部62bを前進させている。これによって、掛止部63は、下降端位置に位置決めされている。この場合、図4に示すように、A下型用キャリアプレート25LAと同様に、掛止爪63cの先端部が軸受部材44の上端と、通過位置PPLに位置決めされたB下型用キャリアプレート25LBの水平端面25c1との間(隙間t)に入り込んだ状態となる。
また、制御装置は、A上型用キャリアプレート25UAが、搬入搬出位置IOPに搬入されたときと同様に、A下型用キャリアプレート25LAを、搬入搬出位置IOPに搬入して支持台51上に位置決めする。
次に、制御装置は、図6Lに示すように、待避動作を行なう。まず、制御装置は、電磁切替弁62fの切替えをB部とする。この場合、図5に示すように、昇降ピストン部62bを上昇させ、掛止部63によってB下型用キャリアプレート25LBの被掛止溝25dを掛止する。そして、B下型用キャリアプレート25LBを搬送路41から上方に所定寸法Sずれる位置に一時的に待避させる。所定寸法Sは、模型26UB及び上型用模型定盤27Uが固定されたB上型用キャリアプレート25UBの下端より、模型26UBの頂部までの寸法を超える寸法となる。
次に、制御装置は、駆動モータ46を駆動させ、搬送路41のローラ45(図1参照)を(図6Lにおいて右側に)搬送する方向に回転させる。これによって、待機位置SPLに在るB上型用キャリアプレート25UBを第二待機位置SP2Lに搬送して位置決めする。この際、B上型用キャリアプレート25UBは、通過位置PPLで待避しているB下型用キャリアプレート25LBを通過して第二待機位置SP2Lに搬送される。これにより、搬送路41上の並び順は、変更され、B下型用キャリアプレート25LBよりもB上型用キャリアプレート25UBが搬入搬出位置IOPに近くなる。
次に、制御装置は、図6Mに示すように、通過位置PPLより待機位置SPLにB下型用キャリアプレート25LBを搬送する。この場合、図3に示すように、制御装置は、電磁切替弁62fをA部に切り替え、B下型用キャリアプレート25LBを通過位置PPLの搬送路41まで降下させる。制御装置は、続いてローラ45(図1参照)を(図6Mにおいて左側に)搬送する方向に回転させる。これによって、B下型用キャリアプレート25LBは、通過位置PPLから待機位置SPLまで搬送されて位置決めされる。待機位置SPLに位置決めされたB下型用キャリアプレート25LBには、模型26の交換作業がA上型用キャリアプレート25UAと同様にしておこなわれる。
以下、各キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを使用した鋳型造型と各模型26UA,26LA,26UB,26LBの交換作業とが、順番に繰り返される。
上記の記載で明らかなように、第一実施形態の模型交換装置1は、A種の上型用模型26UAが設けられている上型用模型定盤27Uが固定されたA上型用キャリアプレート25UA、およびA種の下型用模型26LAが設けられている下型用模型定盤27Lが固定されたA下型用キャリアプレート25LA(B種の上型用模型26UBが設けられている下型用模型定盤27Lが固定されたB上型用キャリアプレート25UB、およびB種の下型用模型26LBが設けられている下型用模型定盤27Lが固定されたB下型用キャリアプレート25LB)を用いて鋳型を造型する鋳型造型装置2と、両端にキャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを着脱可能に保持する両端保持部33を有し、キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを搬入搬出する搬入搬出位置IOPと鋳型造型装置2との間を往復旋回して鋳型造型装置2で使用するキャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを入れ替える入替装置3と、搬送路41上でキャリアプレート25UA,25LA(25UB,25LB)が配置される待機位置SPR(SPL)と、搬入搬出位置IOPと待機位置SPR(SPL)との間に設けられ搬送路41上に配列される上型用キャリアプレート25UA(25UB)と下型用キャリアプレート25LA(25LB)の後先の順番を入替える通過位置PPR(PPL)と、が設定され、一列に配されて上型用キャリアプレート25UA(25UB)および下型用キャリアプレート25LA(25BL)を往復搬送するキャリアプレート貯留装置4R(4L)と、搬入搬出位置IOPに設けられ、キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを着脱可能に支持する支持台51を有し、入替装置3とキャリアプレート貯留装置4R(4L)との間で上型用キャリアプレート25UA,25UBおよび下型用キャリアプレート25LA,25LBを受け渡す受渡装置5と、通過位置PPR(PPL)に設けられ、通過位置PPR(PPL)に載置された上型用キャリアプレート25UA(25UB)および下型用キャリアプレート25LA(25LB)の一方を、通過位置PPR(PPL)の搬送路41と、搬送路41から所定寸法Sずれた待避位置EPとの間で、移動させて保持することが可能な待避保持装置6と、一方のキャリアプレート25UAまたは25LA(25UBまたは25LB)が搬送路41から移動されて待避位置EPに保持された通過位置PPR(PPL)の搬送路41上を、上型用キャリアプレート25UA(25UB)および下型用キャリアプレート25LA(25LB)の他方を通過搬送させることが可能な通過搬送装置45,46と、を備え、通過位置PPR(PPL)および待機位置SPR(SPL)のうちの少なくとも一方において、上型用キャリアプレート25UA,25UBにおける上型用模型26UA,26UBから新たな上型用模型への交換および上型用模型定盤27UA,27UBから新たな上型用模型定盤への交換、または下型用キャリアプレート25LA,25LBにおける下型用模型26LA,26LBから新たな下型用模型への交換および下型用模型定盤27Lから新たな下型用模型定盤への交換を、実施可能とする。
これによると、キャリアプレート貯留装置4R(4L)の搬送路41上に先に載置された上型用キャリアプレート25UA(25UB)および下型用キャリアプレート25LA(25LB)のいずれか一方を、待避保持装置6によって搬送路41から所定寸法Sずれた待避位置EPに移動させる。そして、搬送路41上に後から載置された上型用キャリアプレート25UA(25UB)および下型用キャリアプレート25LA(25LB)の他方をキャリアプレート25UA(25UB)および25LA(25LB)の一方が待避位置EPに移動した搬送路41上を通過させる。これにより、搬送路41上に配列されたキャリアプレート25UA,25LA(25UB,25LB)の後先の順番(並び順)を入替える。
このように、先に鋳型造型に使用され、先に搬送路41に搬出され先に模型交換された上型用キャリアプレート25UA(25UB)および下型用キャリアプレート25LA(25LB)の一方を、順番を入替えて、先に搬入搬出位置IOPに搬入することで、鋳型造型装置2で先に鋳型造型に使用することができる。これによって、上型用キャリアプレート25UA(25UB)と下型用キャリアプレート25LA(25LB)を使って交互に鋳型造型する順番を変えることなく、鋳型造型することができる。搬送路41上の後先の順番の入替えは、鋳型造型作業を停止させることなく、鋳型造型作業と並行して行なうことができるので、順番を入替えるための特別な時間を要することがなく、模型交換のための作業効率を向上させることができる。
また、搬入搬出位置IOPと通過位置PPR(PPL)の間に、キャリアプレート25UA,25LA(25UB,25LB)が配置される第二待機位置SP2R(SP2L)が設定されている。
これによると、例えば、待機位置SPR(SPL)で模型交換が終わったキャリアプレート25UA,25LA(25UB,25LB)を、第二待機位置SPR2(SPL2)に移動させて待機することで、搬入搬出位置IOPへの搬入を迅速に行なうことができる。また、先に搬出されて待機位置SPR(SPL)で模型交換が継続している場合であっても、搬入搬出位置IOPから第二待機位置SP2R(SP2L)へ後から搬出されるキャリアプレート25UA,25LA(25UB,25LB)を移動させることができ、搬出の渋滞を生じさせることなく、迅速に鋳型造型作業および模型の交換作業を行なうことができる。
また、キャリアプレート貯留装置4R,4Lは、搬入搬出位置IOPの両側に対に設けられている。
これによると、両側に設けられたキャリアプレート貯留装置4R,4Lのうちの一方と、両側に設けられたキャリアプレート貯留装置4R,4Lのうちの他方とに、異なった種類(A種およびB種)の鋳型を造型する上型用キャリアプレートおよび下型用キャリアプレート(A上型用キャリアプレート25UAおよびA下型用キャリアプレート25LAと、B上型用キャリアプレート25UBおよびB下型用キャリアプレートLBと)を貯留して、異なった種類の鋳型についての模型の交換と鋳型造型とを効率よく行なうことができる。
(第二実施形態)
本件発明に係る模型交換装置の第二実施形態について、図8〜図10に基づいて以下に説明する。
第二実施形態の模型交換装置101は、待避保持装置9の構造が第一実施形態の待避保持装置6と相違する。その他の構成は、第一実施形態と同様であるので、同じ符号を付与して説明を省略する。
相違点である待避保持装置9について、以下に詳述する。
待避保持装置9は、図8に示すように、支持フレーム91と、昇降装置92と、キャリアプレート25UA,25LA,25UB,25LBを係止する係止支持部93とを、有している。
支持フレーム91は、4本の支持柱91aおよび連結プレート91bを有している。4本の支持柱91aは、矩形状に配置されている。支持柱91aは、キャリアプレート貯留装置4Rの支柱42(図1参照)が立設される設置床面8の高さ位置よりも、低い位置まで穿たれた竪穴8bの底部に立設されている。各支持柱91aは、横架部材43の高さ位置まで縦方向に延在している。
支持柱91aの高さの下から3分の1ぐらいの位置に、連結プレート91bが設けられている。連結プレート91bは、矩形状の板材で形成され、各支持柱91a間を連結している。連結プレート91bの中央部には、後述する昇降装置92の昇降シリンダ部92aが固定されている。
昇降装置92は、昇降シリンダ部92a、昇降ピストン部92b、昇降テーブル92c、支持ロッド部材92d、および摺動保持部92eを有している。昇降シリンダ部92aは、下端部が、竪穴8aの底部に載置され、上部が連結プレート91bに固定されている。昇降シリンダ部92aには、上方に向かって進退する昇降ピストン部92bが設けられている。昇降ピストン部92bの上端は、昇降テーブル92cの下面に固定されている。
昇降シリンダ部92aは、油圧源62dに連通する油送パイプ62eが連結されている。油送パイプ62eには、電磁切替弁62fが設けられ、電磁切替弁62fの切替えによって、昇降ピストン部92bの進退を行なう。
電磁切替弁62fの構造は、第一実施形態と同様であるので、説明を省略する。
昇降テーブル92cは、矩形の板状に形成されている。昇降テーブル92cは、搬送路41に沿った方向の長さが、支持柱91a間の長さより短く形成されている。搬送路41に直角となる水平面に沿った方向の長さが、図10に示すように、搬送路41を挟んで対向する二つの支持柱91aの外側となる側面間の長さよりも長く形成されている。
昇降テーブル92cの上面の四隅には、棒状の支持ロッド部材92dが夫々立設固定されている。支持ロッド部材92dは、筒状の摺動保持部92eに嵌入され摺動可能に夫々保持されている。摺動保持部92eは、支持柱91aの上端部に取り付けられた取付板92fに固定されている。
支持ロッド部材92dの先端は、係止支持部93を構成する一対の横支持部材に固定されている。
係止支持部93は、横支持部材93aと係止爪93bとを有している。横支持部材93aは、横架部材43と平行に設けられた直方体状の板材で形成され、対に設けられている。対となった横支持部材93aには、係止爪93bが搬送路41に沿った方向に並べて二対設けられている(図10参照)。係止爪93bは、互いに対向する方向に突設されている。係止爪93bの先端は、細く形成されている。転動車輪45bに載置されたキャリアプレート(例えば、A下型用キャリアプレート25LA)の被掛止溝25dに係止爪93bの先端が入り込んで、A下型用キャリアプレート25LAを支持する点は、第一実施形態と同様である。
上述のように第二実施形態の待避保持装置9は、昇降シリンダ部92a、昇降ピストン部92b等が、搬送路41の高さ位置よりも下に配置されている点において第一実施形態の待避保持装置6と大きく相違する。
これによって、第二実施形態の待避保持装置9は、通過位置PPRにおける搬送路41上には、支柱42Tなどのフレーム部61が設けられていない。そのため、図9に示すように、昇降ピストン部92bを後退させて、昇降テーブル92cおよび支持ロッド部材92dを下降させると、通過位置PPRにおける搬送路41上で、キャリアプレート25の模型交換作業を容易に実施することができる。キャリアプレート貯留装置4Rにおける使い勝手を向上することができる。
その他の作用効果は第一実施形態と同様である。
(第三実施形態)
本件発明に係る模型交換装置の第三実施形態について、図11に基づいて以下に説明する。
第三実施形態の模型交換装置201は、キャリアプレート貯留装置40において、第二待機位置が設けられていない点において、第一実施形態と相違する。その他の構成は第一実施形態と同様であるので、同じ符号を付与して説明を省略する。
第三実施形態の模型交換装置201において、通過位置PPR(PPL)は、搬入搬出位置IOPに隣接して設定され、待機位置SPR(SPL)は、通過位置PPR(PPL)を挟んで搬入搬出位置IOPの反対側に通過位置PPR(PPL)に隣接して設定されている。
これによると、右側(左側)のキャリアプレート貯留装置40R(40L)が待機位置SPR(SPL)と通過位置PPR(PPL)との二箇所でキャリアプレート25UA,25LA(25UB,25LB)を配置し、模型26UA,26LA(26UB,26LB)の交換と後先の順番の入替を行なうことができので、極めてコンパクトな模型交換装置201とすることができる。
なお、第一実施形態において、模型交換作業を待機位置SPRにおいて実施したが、これに限定されず、例えば、第二待機位置SP2Rに位置決めされたキャリアプレートに対して実施してもよい。また、模型交換作業を、取外し作業と取付け作業とに分けて、例えば、取外し作業を待機位置SPRで行い、取付作業を第二待機位置SP2Rで行ってもよい。
また、第一実施形態〜第三実施形態において、キャリアプレート貯留装置4R(40R),4L(40L)を、搬入搬出位置を挟んで対に二つ設けたが、これに限定されず、例えば一つでもよい。
また、待避保持装置6(9)で、後から搬送路41に搬出した下型用キャリアプレート25LA(25LB)を通過位置PPR(PPL)で待避位置EPに移動させるものとしたが、これに限定されない。例えば、先に搬送路41に搬出した上型用キャリアプレート25UA(25UB)を待避位置EPに移動させて、下型用キャリアプレート25LA(25LB)により通過位置PPR(PPL)を通過させて待機位置SPR(SPL)まで移動させてもよい。これによっても、上型用キャリアプレート25UA(25UB)と下型用キャリアプレート25LA(25LB)の並び順を変えることができる。
また、待避位置を搬送路41の上方としたが、これに限定されず、例えば、搬送路41の横方向に待避位置を設定してもよい。この場合、搬送路の横端からの距離が、所定寸法Sとなり、少なくとも、通過位置の搬送路上を通過するキャリアプレートと待避位置に移動したキャリアプレートとが接触しない距離が必要となる。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
以上に説明した実施形態には、下記の技術思想も含まれる。
(付記項)
上型用模型が設けられている上型用模型定盤が固定された上型用キャリアプレート、および下型用模型が設けられている下型用模型定盤が固定された下型用キャリアプレートを用いて鋳型を造型する鋳型造型装置と、
一端に前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を着脱可能に保持するとともに、他端に前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を着脱可能に保持する両端保持部を有し、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを搬入搬出する搬入搬出位置と前記鋳型造型装置との間を往復旋回して前記鋳型造型装置で使用する前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを入れ替える入替装置と、
搬送路上で前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートが配置される待機位置と、前記搬入搬出位置と前記待機位置との間に設けられ前記搬送路上に配列される前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの後先の順番を入替える通過位置と、が設定され、一列に配されて前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを往復搬送するキャリアプレート貯留装置と、
前記搬入搬出位置に設けられ、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを着脱可能に支持する支持部を有し、前記入替装置と前記キャリアプレート貯留装置との間で前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを受け渡す受渡装置と、
前記通過位置に設けられ、前記通過位置に載置された前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を、前記搬送路から所定寸法ずれた待避位置と前記搬送路との間で、移動させて保持することが可能な待避保持装置と、を備えた模型交換装置を使用した模型交換方法であって、
前記鋳型造型装置で使用されて前記入替装置で前記搬入搬出位置に搬入された前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの他方のキャリアプレートを、前記受渡装置により前記搬入搬出位置から前記搬送路に搬出する第一搬入搬出位置搬出工程と、
前記搬送路に搬入された前記他方のキャリアプレートを前記待機位置に搬送する待機位置搬送工程と、
前記待機位置において、前記他方のキャリアプレートの前記模型および前記模型定盤を、新たな模型および模型定盤に交換する第一模型交換工程と、
前記鋳型造型装置で使用されて前記入替装置で前記搬入搬出位置に搬入された前記一方のキャリアプレートを、前記受渡装置により前記搬入搬出位置から前記搬送路に搬出する第二搬入搬出位置搬出工程と、
前記搬送路に搬入された前記一方のキャリアプレートを、前記通過位置に搬送する通過位置搬送工程と、
前記待避保持装置により、前記一方のキャリアプレートを前記通過位置の前記搬送路から前記待避位置へ移動させて保持する待避保持工程と、
前記キャリアプレート貯留装置により、前記他方のキャリアプレートを、前記待機位置から前記通過位置を通過させるとともに前記搬入搬出位置に向かって搬送させる通過搬送工程と、
前記一方のキャリアプレートを前記通過位置の前記搬送路に戻す戻し工程と、
前記一方のキャリアプレートを前記通過位置、または前記待機位置において、前記模型および前記模型定盤を、新たな模型および模型定盤に交換する第2模型交換工程と、
前記他方のキャリアプレートを、前記受渡装置により前記搬入搬出位置に搬入する搬入搬出位置搬入工程と、を備えた模型交換方法。
1…模型交換装置、2…鋳型造型装置、25…キャリアプレート、25UA…A上型用キャリアプレート(上型用キャリアプレート)、25LA…A下型用キャリアプレート(下型用キャリアプレート)、25UB…B上型用キャリアプレート(上型用キャリアプレート)、25LB…B下型用キャリアプレート(下型用キャリアプレート)、26UA…上型用模型、26LA…下型用模型、26UB…上型用模型、26LB…下型用模型、27U…上型用模型定盤、27L…下型用模型定盤、3…入替装置、33…両端保持部、4…キャリアプレート貯留装置、4R…右側のキャリアプレート貯留装置(キャリアプレート貯留装置)、4L…左側のキャリアプレート貯留装置(キャリアプレート貯留装置)、40…キャリアプレート貯留装置、41…搬送路、5…受渡装置、51…支持台(支持部)、6…待避保持装置、7…通過搬送装置、9…待避保持装置、EP…待避位置、IOP…搬入搬出位置、PPL…通過位置、PPR…通過位置、S…所定寸法、SPL…待機位置、SPR…待機位置、SP2L…第二待機位置、SP2R…第二待機位置。

Claims (4)

  1. 上型用模型が設けられている上型用模型定盤が固定された上型用キャリアプレート、および下型用模型が設けられている下型用模型定盤が固定された下型用キャリアプレートを用いて鋳型を造型する鋳型造型装置と、
    一端に前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を着脱可能に保持するとともに、他端に前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を着脱可能に保持する両端保持部を有し、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを搬入搬出する搬入搬出位置と前記鋳型造型装置との間を往復するように前記両端保持部を時計回りおよび反時計回りに旋回して前記鋳型造型装置で使用する前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを入れ替える入替装置と、
    搬送路上で前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートが配置される待機位置と、前記搬入搬出位置と前記待機位置との間に設けられ前記搬送路上に配列される前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの後先の順番を入替える通過位置と、が設定され、一列に配されて前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを往復搬送するキャリアプレート貯留装置と、
    前記搬入搬出位置に設けられ、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを着脱可能に支持する支持部を有し、前記入替装置と前記キャリアプレート貯留装置との間で前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートを受け渡す受渡装置と、
    前記通過位置に設けられ、前記通過位置に載置された前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの一方を、前記通過位置の前記搬送路と前記搬送路から所定寸法ずれた待避位置との間で、移動させて保持することが可能な待避保持装置と、
    前記一方のキャリアプレートが前記搬送路から移動されて前記待避位置で保持された前記通過位置の前記搬送路上を、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートの他方を通過搬送させることが可能な通過搬送装置と、を備え、
    前記通過位置および前記待機位置のうちの少なくとも一方において、前記上型用キャリアプレートにおける前記上型用模型から新たな上型用模型への交換および前記上型用模型定盤から新たな上型用模型定盤への交換、または前記下型用キャリアプレートにおける前記下型用模型から新たな下型用模型への交換および前記下型用模型定盤から新たな下型用模型定盤への交換を、実施可能とする模型交換装置。
  2. 前記通過位置は、前記搬入搬出位置に隣接して設定され、
    前記待機位置は、前記通過位置を挟んで前記搬入搬出位置の反対側に前記通過位置に隣接して設定されている請求項1に記載の模型交換装置。
  3. 前記搬入搬出位置と前記通過位置の間に、前記上型用キャリアプレートおよび前記下型用キャリアプレートが配置される第二待機位置が設定されている請求項1に記載の模型交換装置。
  4. 前記キャリアプレート貯留装置は、前記搬入搬出位置の両側に対に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の模型交換装置。
JP2015199557A 2015-10-07 2015-10-07 模型交換装置 Active JP6577321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015199557A JP6577321B2 (ja) 2015-10-07 2015-10-07 模型交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015199557A JP6577321B2 (ja) 2015-10-07 2015-10-07 模型交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017070982A JP2017070982A (ja) 2017-04-13
JP6577321B2 true JP6577321B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=58539467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015199557A Active JP6577321B2 (ja) 2015-10-07 2015-10-07 模型交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6577321B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022001621T5 (de) 2021-12-27 2024-01-11 Metals Engineering Kabushiki Kaisha GIEßFORM-FORMGEBUNGSVORRICHTUNG UND GIEßFORM-FORMGEBUNGSVERFAHREN

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7126690B2 (ja) * 2018-08-02 2022-08-29 メタルエンジニアリング株式会社 模型交換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022001621T5 (de) 2021-12-27 2024-01-11 Metals Engineering Kabushiki Kaisha GIEßFORM-FORMGEBUNGSVORRICHTUNG UND GIEßFORM-FORMGEBUNGSVERFAHREN

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017070982A (ja) 2017-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62136334A (ja) パレツト搬入搬出装置
JP6577321B2 (ja) 模型交換装置
CN207551267U (zh) 一种翻板装置
JPS58203056A (ja) 印刷要素の交換方法及び装置
TW201221344A (en) Die replacement device for machine press
JP2007061947A (ja) 搬送物のストック装置
JP2022521290A (ja) 印刷機における印刷ユニットのロール用ハンドリングキャリッジ
JP2023037425A (ja) 竪型ロータリ式射出成形機の金型交換システムおよび竪型ロータリ式射出成形機の金型交換方法
TWM444365U (zh) 搬運機具
JP3519463B2 (ja) 被プレス材の搬送供給機構
CN206832244U (zh) 一种适用于不规则产品的视觉检测装置
CN206126239U (zh) 输送台以及制版机
JPH0230105Y2 (ja)
US4595090A (en) Device for changing model plates in molding machines
JP2939631B2 (ja) バリ取り装置
KR101172426B1 (ko) 적재기
JP3396623B2 (ja) 自動紙送り装置の給紙台構造
JPH01321212A (ja) 被搬送物の移載装置
JPH0650119Y2 (ja) 工具類の保管・供給装置
JP7126690B2 (ja) 模型交換装置
JP4097905B2 (ja) プリント基板供給装置
JP2564908B2 (ja) 金型保持装置
JP2017171434A (ja) 物品収納設備
JP2000044032A (ja) 曲げ加工装置、曲げ加工物搬送装置及び曲げ加工物搬送システム
JPH01157728A (ja) 複数金型の自動交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6577321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250