JP7126690B2 - 模型交換装置 - Google Patents

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本発明は、鋳型造型機に模型を交換して供給する模型交換装置に関する。
模型は、鋳型に鋳物の形を写し取るための原型となすものであるため、鋳物の種類毎に、或いは予め定められた生産数毎に、交換する必要がある。模型は、鋳型造型に使用される場合、平面の板である模型定盤に、固定されて一体となった状態で取り扱われる。そして、キャリアプレート貯留装置上に並べられた複数のキャリアプレートに模型定盤とともに組み付けられて搬送され、キャリアプレート貯留装置から鋳型造型機に搬入される。キャリアプレートは、上型用キャリアプレートと下型用キャリアプレートとが夫々専用に用意され、上型用の模型および模型定盤は、上型用キャリアプレートに固定され、下型用の模型および模型定盤は、下型用キャリアプレートに固定される。
本明細書において、「模型保持板」とは、模型が固定されたパターンプレート(模型定盤)および該パターンプレートが固定されたキャリアプレートと、模型が表裏の両面に固定されたマッチプレートと、を言うものとする。
また、鋳型造型に使用される模型が固定されたキャリアプレートは、組み合わされることが決められた上鋳型用キャリアプレートと下鋳型用キャリアプレートとが、順番通り鋳型造型装置に搬入されなければ、造型後に上鋳型と下鋳型との適正な鋳型合せができない。
そのため、キャリアプレート貯留装置を開示した特許文献1には、鋳型造型装置に搬入される順番が変わることで、上鋳型用キャリアプレートと下鋳型用キャリアプレートとの適正な組み合わせができなくなることを防止するため、キャリアプレートの後先の順番を入替える退避保持装置および通過搬送装置を備えたものが記載されている。
特開2017-70982号公報
しかし、特許文献1にかかるキャリアプレート貯留装置は、コンパクトな設備として優れたものであるが、通過搬送装置にはキャリアプレート昇降用のシリンダ装置が必要であり、アクチュエータの増加により制御の複雑化と共に設備費用が増大するため、製造コストの軽減を図ることのできる模型交換装置のさらなる開発を必要とした。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、不適正な鋳型合わせを防止するとともに、製造コストの低減を図ることができる模型交換装置を提供することである。
本発明の模型交換装置は、模型が固定された模型保持板と、前記模型保持板が鋳型造型装置に搬入する搬入位置に搬送されるとともに、造型に使用され搬出された前記模型保持板が前記鋳型造型装置から搬出する搬出位置から搬送される模型保持板搬送路と、前記模型保持板搬送路に沿って、前記模型保持板を搬送する模型保持板搬送装置と、前記模型保持板搬送路の端部に対向して設けられ、垂直方向に沿って延在する回転軸周りに回転する回転台と、前記回転台の周辺部の複数個所に設けられ前記模型保持板を前記模型保持板搬送路との間で出し入れ可能に保持する模型保持板保持部と、を備えた模型保持板貯留装置と、を備え、前記模型保持板保持部は、前記回転台の回転軌道が描く円の同心円上に沿って複数設けられ、前記模型保持板搬送路は、搬送方向に延在する中心線が前記同心円の接線となる位置に設けられ、各前記模型保持板は、前記模型保持板保持部が、前記中心線と前記同心円とが接する出入位置に対応して位置決めされた際に、前記模型保持板搬送路との間で出し入れされる。
これによると、回転台の周辺部に配置された模型保持板保持部に保持された模型保持板を入れられた順番に出すことができるので、先に模型保持板搬送路に搬出され先に模型交換された上型用模型保持板および下型用模型保持板の一方を、後から模型保持板搬送路に搬出された上型用模型保持板および下型用模型保持板の他方よりも先に搬入搬出位置に搬入することができる。そのため、次工程である鋳型合せ工程において、上下の鋳型を誤り無く合せることができる。
従来の昇降のためのアクチュエータを不要とすることで、設備コストを低減し、回転台に設けられた模型保持板保持部毎に短く分割された回転動作を行うだけで、必要な模型保持板を割り出すことができ、迅速かつ高効率で模型交換を行なうことができる。
模型保持板搬送路は、搬送方向に延在する中心線が、回転台の回転軌道が描く円の同心円であって、模型保持板保持部が設けられた同心円に、接線となる位置に設けられているので、模型保持板搬送路と回転台との組み合わせを極めてコンパクトな構造で実現することができる。
本発明の模型交換装置の第一実施形態を示す概要図である。 図1におけるII-II断面図である。 模型保持板搬送装置を示す平面図である。 図1におけるIV-IV断面図である。 図1におけるV-V断面図である。 主に制止装置の構造を示す拡大図である。 主に制止装置の構造を示す底面図である。 模型保持板を係止・係合する構造を示す説明図である。 A上型用模型保持板が第二模型保持板貯留装置の出入位置に搬送された状態を示す断面図である。 A上型用模型保持板が第二模型保持板貯留装置の出入位置に搬送された状態を示す平面図である。 A下型用模型保持板が、搬入搬出位置に移動され、第一・第二模型保持板貯留装置で回転台が90度回転された状態を示す平面図である。 A下型用模型保持板が、第二模型保持板貯留装置に移動され、B下型用模型保持板が、搬入搬出位置に移動された状態を示す平面図である。 B上型用模型保持板が搬入搬出位置に位置決めされ、第一・第二模型保持板貯留装置で回転台が90度回転された状態を示す平面図である。 第二模型保持板貯留装置で模型交換作業を実施する状態を示す平面図である。 本発明の模型交換装置の第二実施形態を示す概要図である。 図15におけるXVI-XVI断面図である。 第二実施形態において、A上型用模型保持板が搬入搬出位置より模型保持板貯留装置に移動された状態を示す平面図である。 第二実施形態において、模型保持板貯留装置を120度回転させて、B上型用模型保持板が出入位置に位置決めされた状態を示す平面図である。 第二実施形態において、B下型用模型保持板が搬入搬出位置に移動された状態を示す平面図である。 第二実施形態において、B下型用模型保持板が鋳型造型位置に、A下型用模型保持板が搬入搬出位置に夫々位置決めされた状態を示す平面図である。 第二実施形態において、A下型用模型保持板が模型保持板貯留装置に移動された状態を示す平面図である。 第二実施形態において、模型保持板貯留装置を120度回転させて、B下型用模型保持板が出入位置に位置決めされた状態を示す平面図である。 第二実施形態において、模型保持板貯留装置で模型交換作業を実施する状態を示す平面図である。 第二実施形態において、B下型用模型保持板が鋳型造型位置に、B上型用模型保持板が搬入搬出位置に位置決めされた状態を示す平面図である。 第二実施形態における別例を示す平面図である。 本発明の模型交換装置の第三実施形態を示す概要図である。 第三実施形態の別例を示す概要図である。 第三実施形態の別例を示す概要図である。 本発明の模型交換装置の第四実施形態を示す概要図である。 第四実施形態の別例を示す概要図である。 模型保持板搬送装置および模型保持板搬送路の別例を示す概要図である。 模型保持板としてマッチプレートを使用した例を示す概要図である。
(第一実施形態)
本件発明に係る模型交換装置の第一実施形態について、図1~図14に基づいて以下に説明する。
本件発明にかかる模型交換装置を使用する鋳型造型エリアMMAは、模型交換装置1、模型保持板入替装置2、鋳型造型装置3、鋳枠搬送装置4、および鋳型搬送装置5を備えている。模型交換装置1では、模型保持板6の模型7が取り外されて新たな模型7と交換される。
なお、本願明細書において、右側(図1においては上側)を「右側(R)」と、左側(図1においては下側)を「左側(L)」と表記して説明する。
例えば、図1において作業者Wの左右に対応して、右側の模型保持板貯留装置13を第一模型保持板貯留装置13R、および左側の模型保持板貯留装置13を第二模型保持板貯留装置13Lと表記する。
(模型保持板)
本実施形態で模型交換される模型保持板6は、図1に示すように、A上型用模型保持板6UA、A下型用模型保持板6DA、B上型用模型保持板6UB、B下型用模型保持板6DB、C上型用模型保持板6UC、およびC下型用模型保持板6DCを備えている。
A上型用模型保持板6UAは、図8に示すように、A種の上型用模型7UAが固定された上型用パターンプレート61Uおよび上型用キャリアプレート62Uを備えている。B上型用模型保持板6UBは、図示はしないが同様に、B種の上型用の模型が固定された上型用パターンプレートおよび上型用キャリアプレートを備えている。C上型用模型保持板6UCは、図示はしないが同様に、C種の上型用の模型が固定された上型用パターンプレートおよび上型用キャリアプレートを備えている。
A下型用模型保持板6DAは、図示はしないが同様に、A種の下型用模型が固定された下型用パターンプレートおよび下型用キャリアプレートを備えている。B下型用模型保持板6DBは、図示はしないが同様に、B種の下型用の模型が固定された下型用パターンプレートおよび下型用キャリアプレートを備えている。C下型用模型保持板6DCは、図示はしないが同様に、C種の下型用の模型が固定された下型用パターンプレートおよび下型用キャリアプレートを備えている。
A上型用模型保持板6UAの上型用キャリアプレート62Uには、A種の上型用模型7UAが設けられた上型用パターンプレート61Uが、ボルト・ナット(図略)或いは専用の取付金具(図略)で固定されている。
模型交換は、上型用キャリアプレート62UからA種の上型用模型7UAとともに上型用パターンプレート61Uを取り外すことで行われる。取り外された上型用キャリアプレート62Uには、A種の上型用模型7UAが設けられた上型用パターンプレート61U、B種の上型用模型が設けられた上型用パターンプレート61UおよびC種の上型用模型が設けられた上型用パターンプレート61Uの取付けが可能である。
模型交換において、下型用パターンプレートは、上型用キャリアプレート62Uに取り付けることはできない。また、上型用パターンプレート61Uは、下型用キャリアプレートに取り付けることはできない。
A下型用模型保持板6DA、B上型用模型保持板6UB、B下型用模型保持板6DB、C上型用模型保持板6UCおよびC下型用模型保持板6DCについて、模型7およびパターンプレート61の固定方法、および模型交換方法については同様である。
各キャリアプレート62U,62Dの短辺側の両側面には、図6および図8に示すように、後述する両端保持部23の係止部23bが係止する被係止部62aが設けられている。被係止部62aは、各キャリアプレート62U,62Dの短辺側の側面より直角な方向に突出して設けられ、突出した方向に沿って延在する三角溝62a1が下面に形成されている。
各キャリアプレート62U,62Dの短辺側の両上端面には、係合突起62bが夫々突設されている。係合突起62bは、短辺に沿って所定長さに延在し、先端部に向かって狭くなる板状に形成されている。係合突起62bには、後述するクランプ装置124の係合金具124cが上方から係脱可能に係合する。
(模型交換装置)
模型交換装置1は、模型保持板搬送路11、模型保持板搬送装置12および模型保持板貯留装置13を備えている。
模型保持板搬送路11は、後述する模型保持板入替装置2の両端保持部23の端部の回転軌跡が描く円に対する同心円CC5の接線となる配置で一列に設けられている。さらに模型保持板搬送路11は、模型保持板貯留装置13の模型保持板保持部134に模型保持板6が保持されたときに、模型保持板6の中心6cを通る同心円CC1に対して模型保持板搬送路11の搬送方向に延在する中心線11CLが接線となるよう構成されている。
(模型保持板搬送路)
模型保持板搬送路11は、図1において作業者Wから見て右側の第一模型保持板搬送路11Rと、図1において作業者Wから見て左側の第二模型保持板搬送路11Lとが、搬入搬出位置IOPの両側に対に配設されている。
第一模型保持板搬送路11Rと、第二模型保持板搬送路11Lとは、鋳型造型位置CMPと搬入搬出位置IOPとを結ぶ線を対称の中心線CCLとして対称に形成されており、同様の構成であるため、第一模型保持板搬送11Rにより代表して説明する。
第一模型保持板搬送路11Rは、図2に示すように、設置床面8に形成された竪穴8aの底面に立設された支柱112、支柱112の上端に対向して横架された外側横架部材113、内側横架部材114、および複数の円盤状ローラRLを備えている。各円盤状ローラRLは、例えば鋼製部材により外側の端部に鍔が周設された鍔付きの円盤状に形成され、搬送方向に対して直角に外側・内側横架部材113,114に設けられた回転軸(図示せず)に回動自在に設けられている。
外側横架部材113は、後述する回転台131の外側ローラ支持部材134a1に連続するよう配置されている。外側横架部材113は、例えば、七個の円盤状ローラRLが搬送方向に並んで設けられている。
内側横架部材114は、後述する回転台131の内側ローラ支持部材134a2に連続するよう配置されている。内側横架部材114は、例えば、四個の円盤状ローラRLが搬送方向に並んで設けられている。
第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lは、鋳型造型位置CMPと搬入搬出位置IOPを結ぶ線(対称の中心線CCL)に対して直角に交差する方向の線(中心線11CL)に沿って延在している。そのため、作業者Wは、搬入搬出位置IOPの正面に位置取ることができ、搬入搬出位置IOPに位置決めされた模型保持板6に例えば、肌砂被せ、冷やし金の配置等の補助作業を容易に行なうことができる。
(模型保持板搬送装置)
模型保持板搬送装置12は、第一模型保持板搬送路11R上で模型保持板6を搬送させる第一模型保持板搬送装置12Rと、第二模型保持板搬送路11L上で模型保持板6を搬送させる第二模型保持板搬送装置12Lとを備えている。第一模型保持板搬送装置12Rと第二模型保持板搬送装置12Lとは、対称の位置に配置されている点が相違し、同様な構成であるため、第一模型保持板搬送装置12Rで代表して説明する。
第一模型保持板搬送装置12Rは、図2および図3に示すように、支持フレーム121、移動レール122、移動台車123、クランプ装置124、および駆動装置125(スプロケットDSK、ASK、ローラーチェーンRC、電動モータEM)を備えている。
支持フレーム121は、図2に示すように、例えば、I形鋼製部材より矩形の櫓状に形成され、支柱121a、横架梁部材121bを備えている。支柱121aは、下端が設置床面8に固定されて垂直に突設された四本の支柱121aで構成されている。搬送方向に平行に並んだ支柱121aの下部には横架梁部材121bが対に横架されている。搬送方向に平行に並んだ支柱121aの上端には、搬送方向に平行に延在する移動レール122の基端部が固定されている。
移動レール122は、図2、図3および図5に示すように、例えばC形鋼製部材により、第一模型保持板搬送路11Rに沿った上方で、回転台131の後方より搬入搬出位置IOP(前方)側に向って水平に突出するように延在する長方形枠状に形成されている。長手方向に延在するC形鋼製部材は、C形断面の開口部側が対向するように配置されている。移動台車123は、水平方向に延在する四角柱形状の台車本体123aと台車本体123aの側部に突出する四つの車輪123bとを備えている。各車輪123bは、対向する長手方向の移動レール122のC形断面の開口部の間に嵌入して転動する。
クランプ装置124は、図2に示すように、移動台車123の下部に設けられている。クランプ装置124は、クランプアーム124a、クランプシリンダ124b、および係合金具124cを備えている。クランプアーム124aは、断面長方形の長板状の鋼製部材より形成され、断面長方形の長辺が垂直に位置するように配置されている。クランプアーム124aの先端側は、下方に向けて鈎状に屈曲され、先端部には、係合金具124cが設けられている。係合金具124cは、図6に示すように、二つに分かれて下方が開放した係合爪124c1が形成され、模型保持板6のキャリアプレート62の上端部に形成された係合突起62bに係合する。クランプアーム124aの基端部は、移動台車123の後方端の底部に形成された連結部124dの連結軸で相対回転可能に連結され、クランプアーム124aの中間位置上面部には、クランプシリンダ124bのピストンロッド124b1の先端部が連結されている。クランプシリンダ124bは、シリンダ部124b2が移動台車123の前端部に設けられている。
シリンダ部124b2は、移動台車123の前端部に連結部によって移動台車123の移動方向を含む垂直面内で傾動可能に固定されている。シリンダ部124b2は、流通パイプDPを介してエアポンプAPに連通し、シリンダ部124b2とエアポンプAPの間には電磁切替弁ESV2が設けられている。クランプアーム124aは、制御装置によって制御される電磁切替弁ESV2の作動によって、先端側が連結部124dの連結軸を中心に移動台車123の移動方向を含む垂直面内で回動可能とされる。
駆動装置125は、駆動スプロケットDSK、従動スプロケットASK、ローラーチェーンRC、および電動モータEMを備えている。駆動装置125は、移動台車123を移動レール122に沿って移動させる。
駆動スプロケットDSKは、支持フレーム121の後端上面に設けられた軸受部に回転可能に設けられている。駆動スプロケットDSKは、電動モータEMの出力軸に減速機(図略)を介して正逆回転可能に連結されている。従動スプロケットASKは、移動レール122の前方(搬入搬出位置IOP側)先端上部に設けられた軸受部に回転自在に設けられている。
駆動スプロケットDSKと従動スプロケットASKとは、水平方向に対向し、駆動スプロケットDSKと従動スプロケットASKとの間には、ローラーチェーンRCが張架されている。駆動スプロケットDSKと従動スプロケットASKとの間に、上下に掛けられたローラーチェーンRCの下部側端部には、移動台車123の上面に突設された突起部123cの上端が連結されている。駆動スプロケットDSKが駆動してローラーチェーンRCが無限軌道上を移動すると、移動台車123は突起部123cを介して移動レール122に沿って移動する。
(模型保持板貯留装置)
模型保持板貯留装置13は、図1に示すように、第一模型保持板搬送路11Rの搬送端に連続する第一模型保持板貯留装置13Rと、第二模型保持板搬送路11Lの搬送端に連続する第二模型保持板貯留装置13Lとを備えている。各模型保持板貯留装置13R,13Lは、鋳型造型に使用する複数の模型保持板6を夫々貯留する。第一模型保持板貯留装置13Rと第二模型保持板貯留装置13Lとは、鋳型造型位置CMPと搬入搬出位置IOPとを結ぶ線を対称の中心線とする対称形であり、同様の構成であるため、第一模型保持板貯留装置13Rで代表して説明する。
(第一模型保持板貯留装置)
第一模型保持板貯留装置13Rは、図1、図2および図5に示すように、回転台131と回転装置132と位置決め装置133と模型保持板保持部134とを備えている。
(回転台)
回転台131は、図2に示すように、基台131aと円盤状の回転テーブル131bと、回転テーブル131bを支持する回転支柱131cとを備えている。基台131aは、例えば、鋼製部材により円盤状に形成され設置床面8に固定されている。回転テーブル131bは、図略のベアリングを介して中央部が回転支柱131cに回転自在に支持されている。
(回転装置)
回転装置132は、回転台131を垂直に延在する回転軸周りに90度毎に間欠的に回転させる。
回転テーブル131bの下面には、図5に示すように、回転テーブル131bの外周円に同心のピッチ円を備えた大径の平歯車132aが固定されている。基台131aに固定されたブラケットには電動モータEMが設けられている。電動モータEMの出力軸は、垂直方向の回転軸を備え、小径の平歯車132bが固定されている。大径の平歯車132aと小径の平歯車132bとは、噛合するように構成され、電動モータEMの回転トルクが小径の平歯車132bから大径の平歯車132aに伝達されて回転テーブル131bを回転させる。
(位置決め装置)
位置決め装置133は、位置決めブッシュ133aと、位置決めシリンダ133bとを備えている。位置決め装置133は、回転台131を垂直に延在する回転軸周りに90度毎に停止させる。位置決めブッシュ133aは、回転台131の下面において、四組の整列ローラ134a(後述)に対応する四箇所に固定されている。位置決めブッシュ133aは、下方が開口した円筒状の部材より形成されている。
位置決めシリンダ133bは、基台131aの上面の例えば、鋳枠搬送装置4側に固定されている。位置決めシリンダ133bは、基台131aに固定されたシリンダ部133b1と、シリンダ部133b1に上下方向に進退するピストン部133b2とを備えている。ピストン部133b2の先端には係合ピン部133b3が形成されている。係合ピン部133b3は、回転台131の回転が電動モータEMのブレーキにより所定位置で停止した際、位置決めブッシaに下方から侵入して係合するようになっている。シリンダ部133b1は、流通パイプDPを介してエアポンプAPに連通している。シリンダ部133b1とエアポンプAPの間には電磁切替弁ESV4が設けられ、電磁切替弁ESV4の作動は、図略の制御装置によって制御される。
(模型保持板保持部)
第一模型保持板貯留装置13Rの模型保持板保持部134は、図1および図6に示すように、第一模型保持板搬送路11Rに連続して整列する整列ローラ134aと、整列ローラ134aの奥部に設けられ保持される模型保持板6の一方の端部に当接するストッパ134bと、保持される模型保持板6の他方の端部に接触して模型保持板6の動きを制止する制止装置134cとを備えている。
整列ローラ134aは、図1に示すように、回転台131の上面の周りに90度ずつ均等に分割して4組配置されている。第一模型保持板貯留装置13Rの各整列ローラ134aは、第一模型保持板搬送路11Rに対応する一番位置1P、一番位置1Pから反時計回りに90度回転して一番位置1Pに隣接する二番位置2P、二番位置2Pから反時計回りに90度回転して二番位置2Pに隣接する三番位置3P、三番位置3Pから反時計回りに90度回転して三番位置3Pに隣接する四番位置4Pに位置決めされる。なお、一番位置1Pは、模型保持板搬送路11の中心線11CLと同心円CC1とが接する出入位置EEPに一致する。模型保持板6は、出入位置EEP(一番位置1P)に位置決めされた整列ローラ134aに第一模型保持板搬送路11Rより搬入され、回転台131の回転によって90度ずつ間欠的に回転移動され、一回転して再び一番位置1Pに位置決めされると、第一模型保持板搬送路11Rに搬出される。
整列ローラ134aは、回転台131の回転軌道が描く円の同心円CC1に整列ローラ134aの搬送方向に延在する中心線134CLが接線の関係となるよう配置されている。この同心円CC1は、整列ローラ134aに保持された模型保持板6が保持された際に、模型保持板6の中心6cを通るようになっている。言い換えると、整列ローラ134aは、同心円CC1上に等間隔で四個配置されている。
整列ローラ134aは、中心線134CLの両側に平行に配置された外側ローラ支持部材134a1および内側ローラ支持部材134a2と、各ローラ支持部材の内側に複数配置される円盤状ローラRLとで構成される。各円盤状ローラRLは、第一模型保持板搬送路11Rの円盤状ローラRLと同じものである。外側ローラ支持部材134a1は、回転台131の外周側に回転台131の円形の外周に対して弦となる位置で固定され、例えば、六個の円盤状ローラRLが並んで設けられている。内側ローラ支持部材134a2は、回転台131の内周側に外側ローラ支持部材134a1と平行に固定され、例えば、九個の円盤状ローラRLが並んで設けられている。
第一実施形態では、一番位置1PにB上型用模型保持板6UB、二番位置2PにB下型用模型保持板6DB、三番位置3PにC上型用模型保持板6UC、四番位置4PにC下型用模型保持板6DCが、夫々保持されている。また、搬入搬出位置IOPには、造型に使用されたA上型用模型保持板6UAが、鋳型造型位置CMPには、A下型用模型保持板6DAが夫々保持されている。
第一模型保持板貯留装置13Rの各模型保持板保持部134には、鋳型造型に使用される前の模型保持板6が貯留されている。第一模型保持板貯留装置13Rは、模型保持板貯留装置の一方に相当する。第二模型保持板貯留装置13Lの各模型保持板保持部134は、空の状態であり、これから鋳型造型に使用された模型保持板6が貯留される。第二模型保持板貯留装置13Lは、模型保持板貯留装置の他方に相当する。
ただし、第二模型保持板貯留装置13Lの各模型保持板保持部134に模型保持板6が貯留され、次の鋳型造型工程を実施する場合、第二模型保持板貯留装置13Lは、模型保持板貯留装置の一方に相当し、第一模型保持板貯留装置13Rは、模型保持板貯留装置の他方に相当する。
(制止装置)
制止装置134cは、図6および図7に示すように、回転台131の上面であって、対向する外側ローラ支持部材134a1および内側ローラ支持部材134a2の間の第一模型保持板搬送路11Rに連続することとなる側(出口側)に設けられている。制止装置134cは、模型保持板6を模型保持板保持部134で保持することに使用される。中央部が支持されてシーソー運動する横棒部材134c1と、横棒部材134c1の中央部を仮想の垂直面内で回動可能に支持する支持部材134c2と、横棒部材134c1の奥側の端部が当接するストッパボルト134c3と、横棒部材134c1の出口側の端部に設けられたローラー部材134c4と、回転台131の上面と横棒部材134c1の出口側の端部との間に設けられたコイルばね134c5と、を備えている。
横棒部材134c1は、例えば、鋼製の棒状板部材より形成され、中央部には支持孔(図示せず)が水平方向に貫設されている。支持部材134c2は、基部が図略のボルトにより回転台131の上面に固定され、先端部には上方に突出する一対の支持壁(図示せず)を備えている。支持壁には、水平方向に貫設された貫通穴(図示せず)が夫々設けられ、二つの貫通穴には回転軸134c22が挿入される。二つの支持壁の貫通穴と横棒部材134c1の支持孔とが、回転軸134c22で連通されている。コイルばね134c5は、横棒部材134c1の出口側の端部を上方へ付勢し、ローラー部材134c4が模型保持板6の出口側に配置された下端部に当接して模型保持板6をローラー部材134c4とストッパ134bとの間で保持する。
(模型保持板入替装置)
模型保持板入替装置2は、図1および図4に示すように、回転軸21、回転軸21に水平面内で回転自在に支持された軸支持部材22、および軸支持部材22の両端部に互いに平行に対向して固定され水平に延在するアーム状の両端保持部23を、備えている。模型保持板入替装置2は、鋳型造型に使用される模型保持板6を、模型交換装置1の模型保持板搬送路11の搬入搬出位置IOPと鋳型造型位置CMPとの間で入替える。
回転軸21は、中心柱21aと回転筒部21bとを備えている。中心柱21aは、後述する鋳枠受渡装置32の傍らに立設配置されている。上部ローラ32bを挟んで、中心柱21aの反対側には、二本の後柱24L,24Rが立設されている。中心柱21a、二本の後柱24L,24Rの下端部は、設置床面8に穿たれた竪穴8aの底面に固定された基台252aに立設され、中心柱21a、二本の後柱24の上端部は、基台252aに対向する構造体の上部フレーム82に固定されている。
回転筒部21bは、図略のベアリングを介して中心柱21aに外嵌されている。回転筒部21bは、中心柱21aに対して上下方向に相対移動不能かつ軸心回りに相対回転自在に設けられている。回転筒部21bの上部外周には、軸支持部材22が相対移動不能に組み付けられている。回転筒部21bは、例えば、減速装置(図略)を備えた電動モータ(図略)により正逆回転可能に設けられている。
軸支持部材22は、回転筒部21bの半径方向両側に突出する方向に沿って延在している。軸支持部材22の両側の先端には、軸支持部材22に対して仮想水平面内で直交する方向に沿った両端保持部23(アーム状)が夫々固定されている。
対向する一対の両端保持部23は、互いに平行に所定の長さで延在する。両端保持部23の互いに対向する内壁面には、図1、図2および図4に示すように、内側に突出する係止部23bが二個ずつ配設されている。各係止部23bは、頂部に三角の角部が水平方向に沿って所定の長さで延在するよう形成されている。各模型保持板6は、図6および図8に示すように、係止部23bの三角の角部に被係止部62aの三角溝62a1が係止することで、両端保持部23に着脱可能に保持される。
一方の両端保持部23の一方の端部には、図1に示すように、一方のストッパ部材23crが、一方の両端保持部23の他方の端部には、他方のストッパ部材23clが、夫々突設されている。
ストッパ部材23cr,23clは、緩衝部材を夫々有している。一方の後柱24Rおよび他方の後柱24Lには、柱側ストッパ受部材26が設けられている。
一方のストッパ部材23crは、一方の両端保持部23が回転軸21の軸心を中心に反時計回りに回転したときに、一方の後柱24Rに設けられた柱側ストッパ受部材26当接する。このときに、両端保持部23の一方に保持された模型保持板6(例えば、A上型用模型保持板6UA)は、鋳型造型位置CMPに位置決めされる。他方のストッパ部材23clは、一方の両端保持部23が回転軸21の軸心を中心に時計回りに回転したときに、他方の後柱24Lに設けられた柱側ストッパ受部材26当接する。
このときに、両端保持部23の他方に保持された模型保持板6(例えば、A下型用模型保持板6DA)は、搬入搬出位置IOPに搬入または搬出される。このように模型保持板入替装置2は、A上型用模型保持板6UA、A下型用模型保持板6DAを保持した両端保持部23を、鋳型造型位置CMPと搬入搬出位置IOPとの間で、往復旋回させる。両端保持部23は、例えば、電動モータの出力軸の回転を減速する減速ギヤの切替えによって、旋回方向が変換される。電動モータの駆動および旋回方向の切替えは、図示しない制御装置によって制御される。
(受渡装置)
搬入搬出位置IOPには、図2に示すように、模型保持板搬送路11R,11Lと模型保持板入替装置2との間で模型保持板6を受け渡す受渡装置25が設けられている。受渡装置25は、支持部としての支持台251、支持台251を昇降させる昇降装置252を備えている。支持台251は、矩形状の矩形板材251aで形成されている。
矩形板材251aは、図2に示すように、第一模型保持板搬送路11Rと第二模型保持板搬送路11Lとに平行な方向の長さが、両端保持部23の対向するアームの間を通過可能な長さに形成されている。矩形板材251aの上面には、第一模型保持板搬送路11Rと第二模型保持板搬送路11Lとに平行な方向に延在するガイド部材251bが対に設けられている。ガイド部材251bには、一組ずつ対向する複数(本実施形態では十個)円盤状ローラRLが回転自在に支承されている。
これらの円盤状ローラRLは、第一模型保持板搬送路11Rの円盤状ローラRLと同様のものである。支持台251上に載置される各模型保持板6UA,6LA,6UB,6LBは、第二模型保持板搬送路11Lに搬送され、第一模型保持板搬送路11Rに載置された各模型保持板6UA,6LA,6UB,6LBは、支持台251上に搬送される。支持台251には、位置センサ251cが設けられ、載置される模型保持板6UA,6LA,6UB,6LBの位置信号を制御装置に発信する。制御装置は、位置信号に基づいて模型保持板搬送装置12を駆動させて、模型保持板6UA,6LA,6UB,6LBの位置決め、および搬送を行なう。
(昇降装置)
昇降装置252は、図2、図4および図9に示すように、基台252aに固定される四角柱状の基台252a、基台252aの中央に設けられたピストンシリンダ部252bおよびガイド252cを備えている。
ピストンシリンダ部252bは、シリンダ部252b1が基台252a上に設けられ、シリンダ部252b1の上端よりピストン部252b2が進退するように設けられている。シリンダ部252b1は、油圧ポンプHPに連通する流通パイプDPが連結されている。流通パイプDPには、電磁切替弁ESV1が設けられ、電磁切替弁ESV1の切替えによって、ピストン部252b2の進退を行なう。ピストン部252b2の先端は、支持台251の矩形板材251aの底部に連結されている。
ガイド252cは、二本のガイドロッドが基台252aに固定された摺動支持部に夫々摺動可能に支持されることで構成されている。ピストンシリンダ部252bのピストン部252b2が進退することで、ガイド252cのガイドロッドに支えられた支持台251が、昇降するようになっている。
昇降装置252には、図略の位置センサが設けられている。支持台251は、図2に示すように、位置センサによって、模型保持板搬送路11R,11Lの横架部材113,114と矩形板材251aとが水平方向に一列に整列する搬送位置CAPと、支持台251と模型保持板入替装置2の両端保持部23との間で模型保持板6の受渡が可能な受渡位置PSPと、支持台251の円盤状ローラRLが両端保持部23の旋回軌道の下方に位置する下降端位置BOPとに、割り出されるようになっている。
(鋳型造型装置)
鋳型造型装置3は、図4に示すように、スクイズテーブル31、鋳枠受渡装置32、鋳物砂供給装置(図略)、およびスクイズヘッド33を備えている。鋳型造型装置3は、模型保持板6、上下の鋳枠MF、盛枠FFによって形成される造型空間に鋳物砂(図略)を投入し、投入された鋳物砂を押圧して造型鋳型を造型する。
(スクイズテーブル)
スクイズテーブル31は、図4に示すように、水平面に沿って延在する断面長方形に形成されている。スクイズテーブル31は、基台252aに固定されたシリンダ装置34のピストン34aの上端に固定され、上下方向の造型経路に沿って昇降する。シリンダ装置34には、図略の油圧ポンプに連通する流通パイプが接続され、シリンダ装置34と油圧ポンプとの間に設けられた図略の電磁切替弁によってスクイズテーブル31の昇降が切替えられる。電磁切替弁は、図略の制御装置によって作動が制御される。
スクイズテーブル31の上には、模型保持板6が載置されるようになっている。
(鋳枠受渡装置)
スクイズテーブル31の上方には、図4に示すように、鋳枠受渡装置32が設けられている。鋳枠受渡装置32は、水平方向に互いに平行に延在する一対のローラ支持部材32aと、ローラ支持部材32aの内側に互いに対向して複数個回転自在に設けられた上部ローラ32bとから、主に構成される。回転する上部ローラ32bの上端には、鋳枠MFの両側下面が係脱可能に支持されるようになっている。
ローラ支持部材32aは、模型保持板入替装置2の中心柱21aと二本の後柱24R,24Lとの間にブラケット32eにより固定支持されている。鋳枠MFが、上部ローラ32b上に設定された鋳枠受渡位置(図略)に位置決めされたとき、スクイズテーブル31は、シリンダ装置34によって上昇され、スクイズテーブル31上に載置された模型保持板6(上型用キャリアプレート62Uまたは下型用キャリアプレート62D)上の鋳枠当接面に鋳枠MFの下面を当接させる。さらにスクイズテーブル31が上昇することで、鋳枠MFは、上部ローラ32bからスクイズテーブル31に受け渡される。
ローラ支持部材32aの上端面には、上盛枠支持部材32dが上方に向かって突設されている。上盛枠支持部材32dが支持する上盛枠FFは、矩形の薄い枠状に形成されている。上盛枠支持部材32dは、支持する上盛枠FFの四隅に対応して四本設けられている。上盛枠支持部材32dは、先端に向かって細くなるテーパ状のガイド部が設けられた棒状に形成されている。上盛枠支持部材32dは、先端部が上盛枠FFの四隅の下面に穿設された支持孔(図略)に係脱可能に夫々嵌合する。
(スクイズヘッド・鋳物砂供給装置)
上盛枠支持部材32dの上方には、図4に示すように、スクイズヘッド33と鋳物砂供給装置(図略)とが、水平方向に沿って並設されたシャトル装置81が設けられている。シャトル装置81は、図略のガイド部材によって、構造体の上部フレーム82に対して、水平方向(図4において紙面の手前側と向こう側に沿う方向)に移動可能にガイドされ、図略のシャトルシリンダによって駆動される。
シャトル装置81は、水平方向に移動することで、スクイズヘッド33がスクイズテーブル31に対向するスクイズ位置(図略)と、鋳物砂供給装置がスクイズテーブル31に対向する砂供給位置(図略)とに、スクイズヘッド33と鋳物砂供給装置とを割り出すようになっている。
鋳枠MFおよび上盛枠FFは、上下に重ねられることで重合枠を形成する。スクイズヘッド33は、重合枠に上方より挿入可能なスクイズプレート部33aを有している。
鋳物砂供給装置(図略)は、鋳物砂を蓄える容器本体(図略)の下端部に複数枚の底板からなるシャッター(図略)を備えている。シャッターの底板は、回動装置(図略)によって、水平軸線回りに夫々回動する。回動装置によって、底板が回動されて水平状態に位置決めされると、図略のコンベヤによって鋳物砂が搬入されて容器本体内に鋳物砂が蓄えられる。底板が垂直状態に回動されると、容器本体に蓄えられた鋳物砂が落下して重合枠内に投入される。
スクイズテーブル31の上昇により、重合枠は、造型経路に沿って上昇する。スクイズプレート部33aは、上昇する重合枠内に投入された鋳物砂の上面を押圧する。重合枠内に模型が設置された鋳物砂を押圧することで、鋳物砂による鋳型が造型される。
(鋳枠搬送装置・鋳型搬送装置)
鋳枠搬送装置4は、搬送終了端において鋳枠受渡装置32の鋳枠受渡位置FBP(図1においては、鋳型造型位置CMPに一致)の上流側に隣接している。鋳枠搬送装置4は、水平方向に互いに平行に延在する一対のローラ支持部材(図略)と、ローラ支持部材(図略)の内側に互いに対向して複数個回転自在に設けられた上部ローラ(図略)とから、主に構成される。これらは、鋳枠受渡装置32のローラ支持部材32aおよび上部ローラ32bと同様に構成されている。鋳枠搬送装置4は、鋳型造型に使用する鋳枠MF(上鋳枠および下鋳枠)を搬送して鋳枠受渡位置FBPに搬入する。
鋳型搬送装置5は、搬送開始端において鋳枠受渡装置32の鋳枠受渡位置FBPの下流側に隣接している。鋳型搬送装置5は、水平方向に互いに平行に延在する一対のローラ支持部材(図略)と、ローラ支持部材(図略)の内側に互いに対向して複数個回転自在に設けられた上部ローラ(図略)とから、主に構成される。これらは、鋳枠受渡装置32のローラ支持部材32aおよび上部ローラ32bと同様に構成されている。鋳型搬送装置5は、鋳型造型装置3で造型された鋳枠付鋳型MMを搬送して、次工程の上下鋳型合せ工程に送り出す。
(制御装置)
模型保持板搬送装置12における移動台車123を移動させる電動モータEMの駆動、クランプ装置124におけるクランプシリンダ124bを駆動させる電磁切替弁ESV2,ESV3の作動、模型保持板貯留装置13における回転テーブル131bを回転させる電動モータEMの駆動、位置決め装置133の位置決めシリンダ133bを駆動させる電磁切替弁ESV4の作動、模型保持板入替装置2における両端保持部23を回転させる電動モータの駆動、受渡装置25における昇降装置252を駆動させる電磁切替弁ESV1の作動は、図略の制御装置によって制御される。
(作動)
次に、上記のように構成された模型交換装置の作動について、図1、図2、図9~図14に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、A上型用模型保持板6UAは、鋳型造型に使用されて搬入搬出位置IOPに位置決めされ、A下型用模型保持板6DAは、鋳型造型位置CMPに位置決めされて鋳型造型に使用されている。
なお、鋳型造型位置CMPでは、鋳枠MFと盛枠FFとが構成する重合枠と、模型保持板6に組付けられた模型7およびパターンプレートと、が形成する造型空間に鋳物砂が投入され、鋳型造型が行なわれるが、公知技術であるので、説明を省略する。
搬入搬出位置IOPのA上型用模型保持板6UAは、模型保持板入替装置2の両端保持部23に係止された状態(受渡位置PSP)にある(図2参照)。受渡装置25の支持台251は、A上型用模型保持板6UAよりも下方の下降端位置BOPに降下されている。制御装置は、電磁切替弁ESV1を、油圧ポンプHPの圧力が昇降装置252のピストンシリンダ部252bに伝わらないニュートラル位置に位置決めしている。
B上型用模型保持板6UBは、第一模型保持板貯留装置13Rの一番位置1Pに位置決めされ、B下型用模型保持板6DBは、第一模型保持板貯留装置13Rの二番位置2Pに位置決めされている。
B上型用模型保持板6UBは、図2において右側の係合突起62bがクランプ装置124の係合金具124cに係止された状態となっている。制御装置は、電磁切替弁ESV2を、クランプシリンダ124bのシリンダ部124b2の上部がエアポンプAPに連通する側に切替えている。これによりクランプアーム124aの先端(係合金具124c)が下方に付勢されている。
C上型用模型保持板6UCは、第一模型保持板貯留装置13Rの三番位置3Pに位置決めされ、C下型用模型保持板6DCは、第一模型保持板貯留装置13Rの四番位置4Pに位置決めされている。
次に制御装置は、電磁切替弁ESV1を切替えて昇降装置252のシリンダ部252b1の下部に油圧ポンプHPを連通させる。これにより支持台251を上昇させ、まず受渡位置PSPまで上昇したところで、両端保持部23よりA上型用模型保持板6UAを受け取る(図略)。続いてさらに支持台251を上昇させて、搬送位置CAPに支持台251を位置決めする。搬送位置CAPでは、支持台251と第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lが水平方向に連続する(図9参照)。
制御装置は、第二模型保持板搬送装置12Lにおいて、電動モータEMを駆動させることで、駆動スプロケットDSKおよび従動スプロケットASKを回転させ、移動台車123を搬入搬出位置IOP側へ移動させる。同時に、クランプシリンダ124bを駆動させてクランプアーム124aの先端側を上昇させる。そしてクランプアーム124aの先端側を下降させることで、係合金具124cをA上型用模型保持板6UAの係合突起62b(図2および図9において左側)に係合する。
次に、制御装置は、図9および図10に示すように、第二模型保持板搬送装置12Lにおいて、駆動スプロケットDSKおよび従動スプロケットASKを逆転させて移動台車123を基端部側(図10において左側)に移動させ、A上型用模型保持板6UAを第二模型保持板貯留装置13Lの一番位置1P(出入位置EEP)に移動する。
第二模型保持板貯留装置13Lの一番位置1Pにおいて、A上型用模型保持板6UAは、先端部がストッパ134bに当接し、後端部が制止装置134cのローラー部材134c4に当接して遊動が規制される(図6参照)。A上型用模型保持板6UAは、模型保持板保持部134の整列ローラ134a上に搭載され保持される(図10参照)。
次に、制御装置は、第一模型保持板搬送装置12Rにおいて、電動モータEMを駆動させることで、駆動スプロケットDSKおよび従動スプロケットASKを回転させて移動台車123を移動させ、係止しているB上型用模型保持板6UBを第一模型保持板貯留装置13Rの一番位置1Pから搬入搬出位置IOP(搬送位置CAP)に移動する(図10参照)。搬入搬出位置IOPにおいて、B上型用模型保持板6UBは、支持台251に載置される。
次に、制御装置は、昇降装置252を駆動させ支持台251を下降させる。支持台251が受渡位置PSPまで下降したところで、B上型用模型保持板6UBは、支持台251より両端保持部23に受け渡される(図略)。制御装置は、支持台251をさらに下降させて下降端位置BOPまで下降する。
なお、クランプアーム124aの係合金具124cによるB上型用模型保持板6UBの係合突起62bへの係合は、支持台251が搬送位置CAPから下降することで自動的に外れる。
次に制御装置は、図11に示すように、模型保持板入替装置2の両端保持部23を時計周りに180度回転させて、B上型用模型保持板6UBを鋳型造型位置CMPに位置決めする。同時に、造型で使用されたA下型用模型保持板6DAを搬入搬出位置IOP(受渡位置PSP)に位置決めする。なお、搬入搬出位置IOPは、受渡装置25における垂直方向の位置である搬送位置CAPおよび受渡位置PSPの両方を含むものである。
制御装置は、第一模型保持板貯留装置13Rにおいて、並行して回転台131を時計回りに90度回転させる。これによって、第一模型保持板貯留装置13Rの二番位置2Pに位置決めされていたB下型用模型保持板6DBが一番位置1Pに移動する。制御装置は、第二模型保持板貯留装置13Lにおいて、並行して回転台131を反計回りに90度回転させる。これによって、第二模型保持板貯留装置13Lの一番位置1Pに位置決めされていたA上型用模型保持板6UAが二番位置2Pに移動し、一番位置1Pは、空位置となる。
次に制御装置は、支持台251を上昇させ、まず受渡位置PSPまで上昇したところで、両端保持部23よりA下型用模型保持板6DAを受け取る(図略)。続いてさらに支持台251を上昇させて、支持台251を搬送位置CAPに位置決めする。
制御装置は、第一模型保持板搬送装置12Rにおいて、移動台車123を基端部側(図11において右側)に移動させ、同様にして、クランプアーム124aの係合金具124cでB下型用模型保持板6DBの係合突起62bを係合する。
次に制御装置は、第二模型保持板搬送装置12Lにおいて、電動モータEMを駆動させることで、駆動スプロケットDSKおよび従動スプロケットASKを回転させ、移動台車123を搬入搬出位置IOP側へ移動させる。クランプシリンダ124bを駆動させてクランプアーム124aの係合金具124cをA下型用模型保持板6DAの係合突起62bに係合する。
次に、制御装置は、図12に示すように、第二模型保持板搬送装置12Lにおいて、駆動スプロケットDSKおよび従動スプロケットASKを逆転させて移動台車123を基端部側(図12において左側)に移動させ(図示せず)、A下型用模型保持板6DAを第二模型保持板貯留装置13Lの一番位置1Pに移動する。
制御装置は、第一模型保持板搬送装置12Rにおいて、駆動スプロケットDSKおよび従動スプロケットASKを逆転させて移動台車123を先端部側へ移動させ(図示せず)、B下型用模型保持板6DBを搬入搬出位置IOP(搬送位置CAP)に位置決めする。
次に、制御装置は、受渡装置25の昇降装置252を駆動して支持台251を下降させ、受渡位置PSPに移動させる(図示せず)。支持台251が受渡位置PSPまで下降したところで、B下型用模型保持板6DBは、支持台251より両端保持部23に受け渡される(図示せず)。
次に、制御装置は、図13に示すように、模型保持板入替装置2の両端保持部23を反時計回りに180度回転させ、B下型用模型保持板6DBを鋳型造型位置CMPに位置決めする。制御装置は、B上型用模型保持板6UBを搬入搬出位置IOP(受渡位置PSP)に位置決めする。
制御装置は、第二模型保持板貯留装置13Lにおいて、回転台131を反時計回りに90度回転させ、A上型用模型保持板6UAを三番位置3Pに、A下型用模型保持板6DAを四番位置4Pに夫々位置決めする。三番位置3Pおよび四番位置Pにおいて、作業者により必要な模型交換作業が行なわれる。模型交換作業は、例えば、上型用キャリアプレート62Uから上型用パターンプレート61Uおよび模型7を取り外し、新たなパターンプレートおよび模型を取り付けることで行われる。
制御装置は、第一模型保持板貯留装置13Rにおいて、回転台131を時計回りに90度回転させ、C上型用模型保持板6UCを一番位置1Pに、C下型用模型保持板6DCを二番位置2Pに夫々位置決めする。
制御装置は、両端保持部23を反時計回りに180度回転させ、B上型用模型保持板6UBを搬入搬出位置IOP(受渡位置PSP)に移動させる。制御装置は、次に、B上型用模型保持板6UBを搬送位置CAPに移動させ、搬送位置CAPに移動させたB上型用模型保持板6UBを第二模型保持板貯留装置13Lの一番位置1Pに移動させる(図示せず)。
制御装置は、以下同様にして、図14に示すように、第二模型保持板貯留装置13Lにおいて、B上型用模型保持板6UBを第二模型保持板貯留装置13Lの三番位置3Pに移動し、B下型用模型保持板6DBを第二模型保持板貯留装置13Lの四番位置4Pに移動する。作業者は、三番位置3PにおいてB上型用模型保持板6UBの模型交換作業を、四番位置4PにおいてB下型用模型保持板6DBの模型交換作業を、夫々実施する。
なお、C上型用模型保持板6UCおよびC下型用模型保持板6DCの模型交換については、第一模型保持板貯留装置13Rにおける三番位置および四番位置において実施される。
上記の記載で明らかなように、第一実施形態の模型交換装置1は、模型7が固定された模型保持板6と、模型保持板6が鋳型造型装置3に搬入する搬入搬出位置IOPに搬送されるとともに、造型に使用され搬出された模型保持板6が鋳型造型装置3から搬出する搬入搬出位置IOPから搬送される第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lと、第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lに沿って、模型保持板6を搬送する模型保持板搬送装置12と、を備えている。
さらに、第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lの各端部に対向して設けられ、垂直方向に沿って延在する回転軸周りに回転する回転台131と、回転台131の周辺部の四箇所に設けられ模型保持板6を模型保持板搬送路11との間で出し入れ可能に保持する模型保持板保持部134と、を備えた模型保持板貯留装置13と、を備えている。
また、模型保持板保持部134は、回転台131の回転軌道が描く円の同心円CC1上に沿って四箇所設けられ、第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lは、搬送方向に延在する中心線11CLが同心円CC1の接線となる位置に設けられ、各模型保持板6は、模型保持板保持部134が、中心線11CLと同心円CC1とが接する出入位置EEPに対応して位置決めされた際に、模型保持板搬送路11との間で出し入れされる。
これによると、回転台131の周辺部に配置された模型保持板保持部134に保持された模型保持板6を入れられた順番に出すことができるので、先に模型保持板搬送路11に搬出され先に模型交換された上型用模型保持板6UAおよび下型用模型保持板6DAの一方を、後から模型保持板搬送路11に搬出された上型用模型保持板6UAおよび下型用模型保持板6DAの他方よりも先に搬入搬出位置IOPに搬入することができる。そのため、次工程である鋳型合せ工程において、上下の鋳型を誤り無く合せることができる。
従来の昇降のためのアクチュエータを不要とすることで、設備コストを低減し、回転台に設けられた模型保持板保持部毎に短く分割された回転動作を行うだけで、必要な模型保持板を割り出すことができ、迅速かつ高効率で模型交換を行なうことができる。
模型保持板搬送路11は、搬送方向に延在する中心線11CLが、回転台131の回転軌道が描く円の同心円であって、模型保持板保持部134が設けられた同心円CC1に、接線となる位置に設けられているので、模型保持板搬送路11と回転台131との組み合わせを極めてコンパクトな構造で実現することができる。
また、第一実施形態の模型交換装置において、搬入位置および搬出位置は、同一の位置となる搬入搬出位置IOPであり、模型保持板搬送路11(11R,11L)は、鋳型造型装置3において鋳型が造型される鋳型造型位置CMPと搬入搬出位置IOPとを結ぶ線(対称の中心線CCL)に対し、直角に交差する方向の線(中心線11CL)に沿って延在している。
これによると、搬入搬出位置IOPに模型保持板搬送路11R,11Lが交差しているので、搬入搬出位置IOPに正対する位置に作業者Wの進入スペースを確保でき、模型上面への肌砂被せ、冷やし金セット等の補助作業を容易に行なうことができる。
また、模型保持板保持部134は、同心円CC1上に等間隔で配置されている。
これによると、常に同じタイミングで回転させて模型保持板6を出し入れできるので、簡単な制御で模型交換を行なうことができる。
なお、模型保持板保持部134は、同心円CC1上に等間隔で配置することに限定されない。例えば、同じ種類の上型用模型保持板と下型用模型保持板とを貯留して模型交換する位置に対応する二箇所の模型保持板保持部134の位置を、接近させて80度とし、異なった種類の上型用模型保持板と下型用模型保持板との間では、100度としてもよい。このように模型交換装置が接地される工場のレイアウトに応じて設定を変えることができる。
また、模型保持板搬送路11R,11Lは、搬入搬出位置IOPを挟んで、搬入搬出位置IOPの両側に延在し、模型保持板貯留装置13R,13Lは、模型保持板搬送路11R,11Lの両側の端部に夫々設けられている。
これによると、両側に設けられた二つの模型保持板貯留装置13R,13Lを使って複数の模型保持板6の模型交換を迅速に行なうことができる。
また、模型保持板貯留装置の一方(第一模型保持板貯留装置13R)に造型に使用される模型保持板6を貯留し、模型保持板貯留装置の他方(第二模型保持板貯留装置13L)に造型に使用された模型保持板6を貯留する。
これによると、第一模型保持板貯留装置13Rおよび第一模型保持板搬送路11Rを、搬入搬出位置IOPに模型保持板6を搬入する専用とし、第二模型保持板貯留装置13Lおよび第二模型保持板搬送路11Lを、搬入搬出位置IOPから模型保持板6を搬出する専用とするので、複数の模型保持板6を誤り無く迅速に搬送して模型交換することができる。
この場合、全ての模型保持板6が第二模型保持板貯留装置13Lに貯留されると、第二模型保持板貯留装置13Lおよび第二模型保持板搬送路11Lが、搬入搬出位置IOPに模型保持板6を搬入する専用となり、第一模型保持板貯留装置13Rおよび第一模型保持板搬送路11Rが、搬入搬出位置IOPから模型保持板6を搬出する専用となる。
(第二実施形態)
本件発明に係る模型交換装置の第二実施形態について、図15~図24に基づいて以下に説明する。
第二実施形態の模型交換装置201は、模型保持板搬送路211が搬入搬出位置IOPに連続して図15において一方側(左側)のみに延在している。模型保持板貯留装置213は、図15および図16に示すように、模型保持板搬送路211の搬送端に一つだけ設けられている。模型保持板貯留装置213の模型保持板保持部234は、回転台2131の整列ローラ234aが、回転台2131の上面の周りに120度ずつ均等に分割して3組配置されている。
整列ローラ234aの外側ローラ支持部材234a1には、中心線234CLに直交する回転軸(図略)が六本設けられ、各回転軸には円盤状ローラRLが回転自在に設けられている。内側ローラ支持部材234a2には、中心線234CLに直交する回転軸(図略)が八本設けられ、各回転軸には円盤状ローラRLが回転自在に設けられている。
模型保持板搬送路211の外側横架部材2113には、六個の円盤状ローラRLが設けられ、内側横架部材2114には、四個の円盤状ローラRLが設けられている。
これらの点において第一実施形態と相違する。その他の構成は、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
これによると、模型保持板搬送路211および模型保持板貯留装置213を1台ずつとし、コンパクトで設備コストの少ない模型交換装置201とすることができる。また、整列ローラ134aが、回転台2131の上面の周りに120度ずつ均等に配置され、常に同じタイミングで回転させて模型保持板6を出し入れできるので、簡単な制御で模型交換を行なうことができる。
(作動)
上記のように構成された第二実施形態の模型交換装置101の作動を以下に説明する。
搬入搬出位置IOP(搬送位置CAP)には、図15に示すように、A上型用模型保持板6UAが位置決めされている。模型保持板搬送装置12の移動台車123は、基端部側(図15において左側)に位置決めされている。
A下型用模型保持板6DAは、鋳型造型位置CMPに位置決めされている。B上型用模型保持板6UBは、模型保持板貯留装置213において、二番位置2Pに位置決めされている。B下型用模型保持板6DBは、模型保持板貯留装置213において、三番位置3Pに位置決めされている。
制御装置は、模型保持板搬送装置12の移動台車123を先端部側に移動し、A上型用模型保持板6UAをクランプアーム124aで係合する。そして、制御装置は、図16および図17に示すように、A上型用模型保持板6UAを模型保持板貯留装置213における一番位置1Pに移動する。
制御装置は、図18に示すように、模型保持板貯留装置213の回転台2131を反時計回りに120度回転させる。B上型用模型保持板6UBは、一番位置1Pに、B下型用模型保持板6DBは、二番位置2Pに、A上型用模型保持板6UAは、三番位置3Pに夫々位置決めされる。
制御装置は、模型保持板搬送装置12のクランプアーム124aで係合し、図19に示すように、B上型用模型保持板6UBを搬入搬出位置IOPに移動する。
搬入搬出位置IOPでは、第一実施形態と同様に、受渡装置25によって、B上型用模型保持板6UBは、模型保持板入替装置2の両端保持部23の一方に係止される。
次に、制御装置は、図20に示すように、模型保持板入替装置2の両端保持部23を時計回りに180度回転させる。これによって、A下型用模型保持板6DAは、搬入搬出位置IOP(受渡位置PSP)に、B上型用模型保持板6UBは、鋳型造型位置CMPに夫々位置決めされる。
制御装置は、搬入搬出位置IOPにおいて、A下型用模型保持板6DAを、第一実施形態と同様に、受渡装置25によって両端保持部23より支持台251に受け渡し、搬送位置CAPに移動する。制御装置は、搬送位置CAPに移動したA下型用模型保持板6DAを、模型保持板搬送装置12のクランプアーム124aで係合し、図21に示すように、模型保持板貯留装置213の一番位置1Pに移動する。
B上型用模型保持板6UBは、鋳型造型位置CMPにおいて、鋳型造型に使用される。
次に、制御装置は、図22に示すように、模型保持板貯留装置213の回転台2131を反時計回りに120度回転させる。B下型用模型保持板6DBは、一番位置1Pに、A上型用模型保持板6UAは、二番位置2Pに、A下型用模型保持板6DAは、三番位置3Pに夫々位置決めされる。
次に、制御装置は、B下型用模型保持板6DBを、模型保持板搬送装置12のクランプアーム124aで係合し、図23に示すように、搬入搬出位置IOP(搬送位置CAP)に移動する。制御装置は、搬入搬出位置IOPに移動したB下型用模型保持板6DBを、受渡装置25によって両端保持部23に係止する。この場合、二番位置2PにおいてA上型用模型保持板6UAの模型交換が行われ、三番位置3Pにおいて、A下型用模型保持板6DAの模型交換が行われる。
次に、制御装置は、両端保持部23を反時計回りに180度回転させる。これによって、B下型用模型保持板6DBは鋳型造型位置CMPに、B上型用模型保持板6UBは、搬入搬出位置IOP(受渡位置PSP)に位置決めされる。以下同様にして、模型の交換が実施される。
なお、図25に示すように、模型保持板貯留装置313において、模型保持板保持部334の数は、三つおよび四つに限定されない。例えば五つにしてもよい。
(第三実施形態)
次に、本件発明に係る模型交換装置の第三実施形態について、図26に基づいて以下に説明する。
第三実施形態において、第一模型保持板貯留装置13Rには、上型用模型保持板6UA,6UB,6UC,6UDを貯留し、第二模型保持板貯留装置13Lには、下型用模型保持板6DA,6DB,6DC,6DDを貯留している。この点において第一実施形態と相違する。その他の構成は、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
これによると、第一模型保持板貯留装置13Rおよび第二模型保持板貯留装置13Lの両方に、夫々模型保持板6を満杯に貯留したところから、模型交換を開始できるので、模型保持板の種類を増やすことができる。第一模型保持板貯留装置13Rには、上型用模型保持板6UA,6UB,6UC,6UDを専ら貯留し、第二模型保持板貯留装置13Lには、下型用模型保持板6DA,6DB,6DC,6DDを専ら貯留して、夫々模型交換作業を行なうことができるので、迅速かつ確実に模型交換作業を行なうことができる。
なお、第三実施形態において、鋳型造型装置3、模型保持板入替装置2を、各一つとしたが、これに限定されない。例えば、図27に示すように、上型用模型保持板6UA,6UB,6UC,6UD,6UEを貯留する第一模型保持板貯留装置13Rに対応する第一鋳型造型装置3R(上鋳型を専ら造型する)、下型用模型保持板6DA,6DB,6DC,6DD,6DEを貯留する第二模型保持板貯留装置13Lに対応する第二鋳型造型装置3L(下鋳型を専ら造型する)を設けてもよい。この場合、模型保持板入替装置2は、第一鋳型造型装置3Rに対応する第一模型保持板入替装置2R、第二鋳型造型装置3Lに対応する第二模型保持板入替装置2Lが設けられる。
上記の記載から明らかなように、図27に示す実施形態の模型交換装置は、鋳型造型装置が、上鋳型の造型を専ら行う第一鋳型造型装置3Rと下鋳型の造型を専ら行う第二鋳型造型装置3Lとの二種類ある場合に、第一鋳型造型装置3Rと第二鋳型造型装置3Lとの夫々に、模型保持板搬送路11Rおよび模型保持板貯留装置13Rが設けられている。鋳枠搬送装置4および鋳型搬送装置5は、鋳枠の搬送方向の長さの2倍にあたる二ピッチずつ間欠的に搬送方向に沿って移動する。
これによると、上型用鋳型造型装置(第一鋳型造型装置3R)と下型用の造型を専ら行う下型用鋳型造型装置(第二鋳型造型装置3L)との二種類ある場合においても、迅速かつ高効率で模型交換を行なうことができる。
また、第三実施形態の模型交換装置において、模型保持板入替装置2が、両端保持部23を180度正逆回転させて、模型保持板6を搬入搬出位置IOPと、鋳型造型位置CMPとの間で移動させるものとしたが、これに限定されない。例えば、図28に示すように、鋳枠搬送方向に沿って前後に反復直線移動する模型保持板受台MPT(マスタープレート受台)を有する模型保持板入替装置222(マスタープレート交換装置)であってもよい。例として、特開2012-81485号公報(図1~図3参照)に記載された模型交換装置を挙げることができる。
この模型交換装置において、模型保持板受台MPT(マスタープレート受台)は、搬送方向に沿った方向が長辺に形成された長方形枠状に形成され、鋳枠搬送装置4の下方にかつ平行に延在するローラ搬送部(図略)上に転動可能に設けられている。模型保持板受台(マスタープレート受台)は、スクイズテーブルを囲むように設けられている。模型保持板受台MPTは、一方の移動端には、上型用模型保持板6UA,6UB,6UC,6UDを受け渡す上型用模型保持板受渡位置IEPRが設けられ、他方の移動端には下型用模型保持板6DA,6DB,6DC,6DDを受け渡す下型用模型保持板受渡位置IEPLが設けられている(図28参照)。
模型保持板受台MPTの一端部は、鋳型造型位置CMPと上型用模型保持板受渡位置IEPRとの間、模型保持板受台MPTの他端部は、鋳型造型位置CMPと下型用模型保持板受渡位置IEPLとの間で反復移動する。第一模型保持板搬送路11Rに隣接する第一搬入搬出位置IOP1と上型用模型保持板受渡位置IEPRとの間、第二模型保持板搬送路11Lに隣接する第二搬入搬出位置IOP2と下型用模型保持板受渡位置IEPLとの間には夫々ローラコンベヤ(第一ローラコンベヤRCR、第二ローラコンベヤRCL)が設けられている。各ローラコンベヤRCR,RCLは、第一模型保持板搬送路11Rおよび第二模型保持板搬送路11Lの搬送方向に対して夫々直角に配置されている。第一・第二模型保持板搬送路11R,11Lと第一・第二ローラコンベヤRCR,RCLとの間、第一・第二ローラコンベヤRCR,RCLと模型保持板受台MPTとの間においては、図略の受渡機構が夫々設けられ、模型保持板6を受け渡す。
(第四実施形態)
次に、本件発明に係る模型交換装置の第四実施形態について、図29に基づいて以下に説明する。
第四実施形態の模型交換装置401は、模型保持板保持部434の整列ローラ434aが配置される基準となる同心円が、模型保持板保持部434により保持された模型保持板6の中心6cを通過する第一同心円CC1よりも小さな第二同心円CC2となっている。整列ローラ434aは、この第二同心円に対し、各整列ローラ434aの搬送方向に延在する中心線434CLが接線となる関係で配置されている。
外側ローラ支持部材434a1には、中心線434CLに直交し中心線434CLに沿って配列された五本の回転軸(図略)が設けられ、各回転軸には円盤状ローラRLが回転自在に設けられている。内側ローラ支持部材434a2には、中心線434CLに直交し中心線434CLに沿って配列された七本の回転軸(図略)が設けられ、各回転軸には円盤状ローラRLが回転自在に設けられている。また、模型保持板搬送路411は、第二同心円CC2の接線上に中心線411CLが配置されるように設けられている。
また、回転台の外周辺縁には、各模型保持板保持部(整列ローラ)に対向して半径方向に交差する切り取り線TLを備えた切欠部431nが設けられている。具体的には、各整列ローラ434aの外側ローラ支持部材434a1および内側ローラ支持部材434a2に平行な切り取り線で回転台431の外周辺縁を切り取った切欠部431nが形成されている。これらの点において、第一実施形態と相違する。その他の構成は、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
これによると、模型保持板6の中心6cを通過する第一同心円CC1よりも小さな第二同心円CC2に沿って模型保持板保持部434は配置されるので、コンパクトな回転台431とすることができ、省スペースと小型化によるコストダウンを図ることが可能となる。また、作業者Wは、切欠部431nで切り取られた分、模型保持板6に半径方向に接近して模型交換作業を容易に行なうことができる。
なお、第四実施形態において、模型保持板保持部434の整列ローラ434aおよび切欠部434nは、回転台に90度毎に四箇所と配置したが、これに限定されない。例えば、図30に示すように、模型保持板保持部534の整列ローラ534aおよび切欠部534nを72度毎に五箇所に配置してもよい。
なお、模型保持板搬送路11および模型保持板搬送装置12は、クランプ装置124によって複数の円盤状ローラRLの上を転動しながら搬送されるものに限定されない。例えば、図31に示すように、模型保持板6を両側から把持する把持爪GCを有するクレーンCRで把持し、吊り上げた状態で移動レールMRに沿って搬入搬出位置IOPと一番位置1Pとの間を移動させるものでもよい.この例の場合、クレーンCRを昇降させる昇降シリンダ装置91、クレーンCRを移動レールMRに沿って移動させる移動台車92、移動台車92を駆動させる移動シリンダ装置93が設けられる。回転台931においては、模型保持板保持部934として模型保持板6に設けられた支持穴(図略)に嵌合する四本で組となった支持柱934aが設けられる。
また、模型保持板6は、模型を固定したパターンプレート61とキャリアプレート62とに限定されない。例えば、図32に示すように、模型を表裏両面に固定したマッチプレートMPでもよい。
また、搬入位置と搬出位置とを同一の搬入搬出位置IOPとしたが、これに限定されない。例えば、図28において、第一模型保持板貯留装置13Rに造型に使用される前の模型保持板6を貯留し、第二模型保持板貯留装置13Lに造型に使用された後の模型保持板6を貯留する。この場合、第一模型保持板貯留装置13R側の搬入搬出位置IOPは、専ら搬入位置となり、第二模型保持板貯留装置13L側の搬入搬出位置IOPは、専ら搬出位置となる。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
1…模型交換装置、11…模型保持板搬送路、11CL…中心線、11R…第一模型保持板搬送路、11L…第二模型保持板搬送路、12…模型保持板搬送装置、12R…第一模型保持板搬送装置、12L…第二模型保持板搬送装置、13…模型保持板貯留装置、13R…第一模型保持板貯留装置、13L…第二模型保持板貯留装置、131…回転台、134…模型保持板保持部、134a…整列ローラ、3…鋳型造型装置、6…模型保持板、7…模型、201…模型交換装置、211…模型保持板搬送路、213…模型保持板貯留装置、2131…回転台、401…模型交換装置、434…模型保持板保持部、411…模型保持板搬送路、431…回転台、534…模型保持板保持部、CC1…第一同心円(同心円)、CC2…第二同心円、EEP…出入位置、IOP…搬入搬出位置、MF…鋳枠、MM…鋳枠付鋳型。

Claims (10)

  1. 模型が固定された模型保持板と、
    前記模型保持板が鋳型造型装置に搬入する搬入位置に搬送されるとともに、造型に使用され搬出された前記模型保持板が前記鋳型造型装置から搬出する搬出位置から搬送される模型保持板搬送路と、
    前記模型保持板搬送路に沿って、前記模型保持板を搬送する模型保持板搬送装置と、
    前記模型保持板搬送路の端部に対向して設けられ、鉛直方向に沿って延在する回転軸周りに回転する回転台と、前記回転台の周辺部の複数個所に設けられ前記模型保持板を前記模型保持板搬送路との間で出し入れ可能に保持する模型保持板保持部と、を備えた模型保持板貯留装置と、を備え、
    前記模型保持板保持部は、前記回転台の回転軌道が描く円の同心円上に沿って複数設けられ、
    前記模型保持板搬送路は、搬送方向に延在する中心線が前記同心円の接線となる位置に設けられ、
    各前記模型保持板は、前記模型保持板保持部が、前記中心線と前記同心円とが接する出入位置に対応して位置決めされた際に、前記模型保持板搬送路との間で出し入れされる模型交換装置。
  2. 前記搬入位置および前記搬出位置は、同一の位置となる搬入搬出位置であり、
    前記模型保持板搬送路は、前記鋳型造型装置において鋳型が造型される鋳型造型位置と前記搬入搬出位置とを結ぶ線に対し、交差する方向の線に沿って延在している請求項1に記載の模型交換装置。
  3. 前記模型保持板保持部は、前記同心円上に等間隔で配置されている請求項2に記載の模型交換装置。
  4. 前記模型保持板搬送路は、前記搬入搬出位置を挟んで、前記搬入搬出位置の両側に延在し、
    前記模型保持板貯留装置は、前記模型保持板搬送路の両側の端部に夫々設けられている請求項2または3に記載の模型交換装置。
  5. 前記模型保持板搬送路は、前記搬入搬出位置に連続して一方側のみに延在し、前記模型保持板貯留装置は、一方側に延在した前記模型保持板搬送路の端部に設けられている請求項2または3に模型交換装置。
  6. 前記模型保持板貯留装置の一方に造型に使用される前の前記模型保持板を貯留し、
    前記模型保持板貯留装置の他方に造型に使用された前記模型保持板を貯留する請求項4に記載の模型交換装置。
  7. 前記模型保持板貯留装置の一方に、上型用模型が固定された上型用模型保持板を貯留し、
    前記模型保持板貯留装置の他方に、下型用模型が固定された下型用模型保持板を貯留する請求項4に記載の模型交換装置。
  8. 前記同心円は、前記模型保持板保持部により保持された前記模型保持板の中心を通過する第一同心円よりも小さな第二同心円であり、
    前記模型保持板搬送路は、前記第二同心円の接線上に前記中心線が配置されるように設けられた請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の模型交換装置。
  9. 前記回転台は、円盤状の回転テーブルを備え、
    前記回転テーブル の外周辺縁には、各前記模型保持板保持部に対向して半径方向に交差する切り取り線を備えた切欠部が設けられている請求項8に記載の模型交換装置。
  10. 前記鋳型造型装置が、上鋳型の造型を専ら行う上型用鋳型造型装置と下鋳型の造型を専ら行う下型用鋳型造型装置との二種類ある場合に、前記上型用鋳型造型装置と前記下型用鋳型造型装置との夫々に、前記模型保持板搬送路および前記模型保持板貯留装置が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の模型交換装置。
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