JP2564908B2 - 金型保持装置 - Google Patents

金型保持装置

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JP2564908B2
JP2564908B2 JP63212383A JP21238388A JP2564908B2 JP 2564908 B2 JP2564908 B2 JP 2564908B2 JP 63212383 A JP63212383 A JP 63212383A JP 21238388 A JP21238388 A JP 21238388A JP 2564908 B2 JP2564908 B2 JP 2564908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、成形加工に使用される金型の成形機に対す
る搬入搬出が自動的に行なえる金型段取り装置を達成す
るための金型保持装置に関する。
<従来の技術> 自動車のバンパ等の樹脂製品は射出成形によって成形
されている。射出成形は、閉じた金型内に熱可塑性樹脂
を射出して成形するものであり、製品が変更になった場
合は金型を交換するようにしている。金型の交換は射出
成形機のクランピングマシンに、フォークリフトで交換
の都度新たな金型を直接搬入して行なっている。
<発明が解決しようとする課題> 自動車のバンパは車種により形状が異なるため、複数
の成形機を並設して複数種類のバンパの成形を行なって
いる。従って金型を交換する場合、フォークリフトを広
い範囲で走行させ交換の都度金型の載せ替え作業を必要
とし、非常に作業効率の悪いものであった。また、各成
形機毎にフォークリフトの走行スペース及び金型の交換
スペースを要し、成形工程のスペースが大きくなってい
た。
このため、複数の成形機に対し金型の搬入搬出が自動
的に行なえる金型段取り装置が考えられている。この金
型段取り装置ではフォークリフトで金型を搬入した場
合、金型を搬送装置に対して位置決めして保持する金型
保持装置が必要となる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、搬入され
た金型を位置決めして保持することができる金型保持装
置を提供し、もって金型段取り装置の達成を可能にし金
型交換の作業効率向上と成形工程の省スペース化を図る
ことを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するための本発明の構成は、一側部側
から搬入される金型を水平面内で搬入方向に直交する幅
方向の位置決めを行なって保持し、幅方向の位置決めが
行なわれた金型が他側部側から搬出される金型保持装置
であって、前記金型の搬入搬出動を案内するガイド部材
が前記搬入搬出方向に沿って上面に設けられた固定台
と、昇降自在に設けられ前記金型の幅方向の移動を案内
する第二ガイド部材が該幅方向に沿って上面に設けられ
た可動台と、該可動台が上昇して該可動台の上面に前記
金型が支持された際に該金型の幅方向の位置決めを行な
うセンタリング機構とからなることを特徴とする。
<作用> 金型を搬入する場合、可動台を下降させ固定台のガイ
ド部材上に一側部側から金型を載せる。可動台を上昇さ
せて第二ガイド部材上に金型を支持し、センタリング機
構により幅方向の位置決めを行なう。位置決めを行なっ
た後可動台を下降させて位置決めされた金型を再びガイ
ド部材上に載せ、他側部側から金型が搬出できるように
する。
<実 施 例> 第1図には本発明の一実施例に係る金型保持装置を用
いた金型段取り装置の全体構成を表わす平面、第2図に
は金型の斜視を示してある。
射出成形機のクランピングマシン1は九台が一直線状
に並設され(No.1〜No.9)、クランピングマシン1に沿
って走行レール2が敷設されている。走行レール2の一
端側部には金型3を一時保管する金型保持装置としての
第一モールドラック4が設けられ、走行レール2の途中
部におけるクランピングマシン1の反対側には第二金型
保持装置としての第二モールドラック5が二台並設され
ている。金型搬送装置としてのモールドトラック6が走
行レール2上を走行自在に設けられ、クランピングマシ
ン1二台に対し一台の金型振分け装置としてのモールド
チェンジャ7が設けられている(端部のクランピングマ
シン1に対してはクランピングマシン1一台に対しモー
ルドチェンジャ7は一台)。モールドトラック6上には
二台の金型3が載るようになっており、モールドトラッ
ク6は第一モールドラック4及び第二モールドラック5
に対して金型3の受取受渡しを行なうようになってい
る。第一モールドラック4及び第二モールドラック5に
は、搬入された金型3を所定位置に位置決めする位置決
め機構が設けられ、第二モールドラック5には金型3の
予熱を行なう予熱配管が施こされている。また、モール
ドトラック6はモールドチェンジャ7に対しても金型3
の受取受渡しを行なうようになっており、モールドチェ
ンジャ7には、所定のクランピングマシン1に対して金
型3の受取受渡しを行なう振分け機構が設けられてい
る。
尚、第1図中の符号で、8は原料供給装置、9はクラ
ンピングマシン1の制御盤、10は製品チェックテーブ
ル、11は不良品の加熱を行なうオーブンブース、12は作
業者である。
第2図に示すように、金型3は上型3a及び下型3bが組
合わされ、上型3a及び下型3bは取付板13に取付けられ、
取付板13には搬入搬出時に用いられるフォーク穴14及び
振分け時に用いられるフック長穴15が設けられている。
上述した金型段取装置の動作を説明する。第二モール
ドラック5には次に使用する金型(第一金型)3が保管
されて予熱され、第一モールドラック4にはその次に使
用する金型(第二金型)3がフォークリフト(図示省
略)により搬入されて位置決めされている。例えばNo.2
のクランピングマシン1の金型(第三金型)3を搬出し
て第一金型3をNo.2のクランピングマシン1に搬入する
場合を説明する。
モールドトラック6を第一モールドラック4の位置に
走行させ、モールドトラック6の一方側に第二金型3を
受け取る。モールドトラック6を第二モールドラック5
の位置に走行させ、モールドトラック6の他方側に予熱
された第一金型3を受け取ると共にモールドトラック6
の一方側から第二金型3を第二モールドラック5に搬入
する。モールドトラック6をNo.2のクランピングマシン
1の脇のモールドチェンジャ7の位置に走行させ、モー
ルドトラック6の一方側に使用済の第三金型3を受取る
と共にモールドトラック6の他方側から第一金型3をモ
ールドチェンジャ7に搬入する。モールドチェンジャ7
に搬入された第一金型3はモールドチェンジャ7の振分
け機構によってNo.2のクランピングマシン1に振分けら
れる。第三金型3を一方側に載せたモールドトラック6
を第一モールドラック4の位置に走行させ、モールドト
ラック6から第三金型3を第一モールドラック5に搬入
する。図示しないフォークリフトによって第一モールド
ラック4から第三金型3を運び出す。以下同様にNo.1〜
No.9のクランピングマシン1の金型3を交換する場合も
適宜モールドトラック6を走行させて行なう。尚、上述
した動作の制御は個別に、もしくは集中的に行ない、自
動運転により金型の搬入及び搬出を行なう。
上述した金型段取り装置によると、第一モールドラッ
ク4に金型3を搬入することにより、金型3をクランピ
ングマシン1側に搬送すると共に使用済の金型3を第一
モールドラック4に搬出する動作がモールドラック6の
走行により自動的に行なうことができる。また、第二モ
ールドラック6を備えたことにより、次に交換する金型
3の予熱が行なえ、金型3を交換した後すぐに成形作業
が開始できる。
第3図、第4図に基づいて本発明に係る第一モールド
ラック4の構成を説明する。尚、第二モールドラック5
も同一構造であるので詳細な説明は省略する。第3図に
はモールドラックの平面、第4図にはその一部破断側面
を示してある。
ベッド16の両端部には固定台17が設けられ、固定台17
の上面にはガイド部材としてのカイドローラ18が支持さ
れている。固定台17の上面にはレール19が設けられ、レ
ール19は前述した走行レール2と同方向に沿って延びて
いる。レール19にはセンタリング20が摺動自在に支持さ
れ、センタリング20は油圧シリンダ21によって互いに接
近離反動する。各センタリング20の摺動ストロークは同
一になっており、センタリング20によって位置決め機構
が構成されている。センタリング20の対向部にはガイド
ローラ22が設けられている。固定台17上面の走行レール
2側(第3図中下方:他側部)には可動ストッパ23が設
けられ、可動ストッパ23は図示しない油圧シリンダによ
って出没自在になっており、固定台17上面の反走行レー
ル2側(第3図中上方:一側部)にはストッパ24が固定
されている。
固定台17間におけるベッド16上のそれぞれの固定台17
の近傍にはレール19に直交する水平軸回りで回動する回
動板25が設けられ、回動板25には回動レバー26が対向し
て設けられている。各回動板25には昇降シリンダ27のシ
リンダロッドがそれぞれ支持され、昇降シリンダ27の駆
動により第4図中右側の回動板25は反時計回り方向に回
動し、第4図中左側の回動板25は時計回り方向に回動
し、それぞれの回動レバー26が鉛直状態になる。各昇降
シリンダ27は同期して駆動され、回動板25には無端チェ
ーン28が交差して巻き掛けられ、それぞれの回動板25は
同期して反対方向に回動するようになっている。各回動
レバー26の先端には可動ゴマ29が回動自在に設けられ、
可動ゴマ29には可動台30の底部が、回動板25の回転中心
に直交する水平方向(左右方向)に相対的に摺動自在に
支持されている。つまり、回動板25の回動により回動レ
バー26が上方に旋回すると、可動ゴマ29が互いに離反す
る方向に可動台30の底部を摺動して可動台30が上昇す
る。
尚、可動台30の昇降機構としては上記実施例に限定さ
れるものではない。
可動台30の上面には金型3を左右方向に移動自在に支
持する第二ガイド部材としてのローラ31が備えられてい
る。図中32は後述するモールドトラック6のキャリアが
案内されるガイド溝である。金型3は第3図中上方から
フォークリフトによって搬入され、第3図下方からモー
ルドトラック6に搬出される。
次に上記構成のモールドラックの動作を説明する。可
動ストッパ23を突出させ、可動ストッパ23に金型3が当
接する状態でフォークリフトにより金型3は搬入され
る。フォークリフトで運ばれた金型3は固定台17のガイ
ドローラ18上に降ろされ、フォークリフトが後退する。
この時、ストッパ24により金型3の後退は阻止される。
昇降シリンダ27の駆動によって回動板25を回動させる
と、回動レバー26が旋回して可動ゴマ29を介して可動台
30が上昇し、ローラ31上に金型3が保持される。油圧シ
リンダ21の駆動によってセンタリング20が同一ストロー
クで接近動し、金型3の左右方向の位置を所定位置に保
持する。油圧シリンダ21の駆動によってセンタリング20
が離反動すると共に、昇降シリンダ27の駆動によって回
動板25を反対方向に回動させ可動台30を下降させる。こ
れにより金型3は左右方向の位置が位置決めされた状態
で固定台17のガイドローラ18上に支持された状態にな
り、モールドトラック6によって第3図中下方に搬出さ
れる。
上述したモールドラックは、可動台30を上昇させて可
動台30上に金型3を載せ、センタリング20により左右方
向の位置を位置決めし、可動台30を降下させて金型3を
固定台17上に載せるので、フォークリフトにより搬入さ
れた金型3の位置を所定状態に位置決めして保持するこ
とができる。
第5図乃至第18図に基づいてモールドトラック6の構
成を説明する。
第5図にはモールドトラックの平面、第6図にはその
側面を示してある。
走行レール2には駆動輪33を介して車体34が支持さ
れ、車体34上には金型3を保持する第一保持ステーショ
ン35と第二保持ステーション36が設けられている。車体
34の前後にはモールドトラック6の動作制御を行なう制
御装置37が搭載されている。第一保持ステーション35及
び第二保持ステーション36には車体34の走行方向に直交
する水平方向(第5図中上下方向:車幅方向)に往復動
自在なキャリア38が設けられている。また、第一保持ス
テーション35及び第二保持ステーション36の上面側部に
はストッパ70が設けられ、また上面には車幅方向に並設
される案内ローラ71が設けられている。
第7図乃至第10図に基づいて車体34に対するキャリア
38の支持状態の概略を説明する。
第7図,第8図に示すように、車体34には油圧モータ
で駆動されるピニオン装置39が設けられ、ピニオン装置
39のピニオンに噛み合うラック40が底面に設けられた第
一フォーク41が、ピニオン装置39の駆動によって車幅方
向に移動自在に設けられている。車体34には第二フォー
ク42が車幅方向に移動自在に支持され、第一フォーク41
の側端部には第一スプロケット43及び第二スプロケット
44が設けられている。車体34の上面部の両側部には第一
アンカ45及び第二アンカ46が設けられ、第二フォーク42
の下面部の両側部には第三アンカ47及び第四アンカ48が
設けられている。第一アンカ45と第三アンカ47とに亘り
第二スプロケット44に巻回する第一チェーン49が設けら
れ、第二アンカ46と第四アンカ48とに亘り第一スプロケ
ット43を巻回する第二チェーン50が設けられている。
つまり、ピニオン装置39の駆動で第一フォーク41が移
動すると、第一スプロケット43、第二スプロケット44及
び第一チェーン49、第二チェーン50を介して第二フォー
ク42も第一フォーク41と同方向に移動する。
第二フォーク42上にはシリンダ51の本体が固定され、
シリンダ51のシリンダロッドには一対の第三スプロケッ
ト52が取付けられている。一対の第三スプロケット52に
は無端の第三チェーン53が巻回され、第三チェーン53は
第二フォーク42の上面部に一箇所固定されると共にキャ
リア38の下面部に一箇所固定されている。第7図の状態
はキャリア38が最左端(モールドチェンジャ7側)にあ
る状態で、第8図の状態はキャリア38が最右端(モール
ドラック側)にある状態を示してある。尚、車体34と第
二フォーク42との間に第一チェーン49及び第二チェーン
50を設けたのは、第二フォーク42が左右方向に移動した
時にチェーンがたるまないようにするためである。
第9図に示すように、通常時にはキャリア38は右側
(モールドラック側)に位置しており、キャリア38は左
側(モールドチェンジャ7側)への移動時のみ作動す
る。第10図に示すように、シリンダ51の作動により一対
の第三スプロケット52が左側に移動し、第三チェーン53
が回転してキャリア38はシリンダ51のストロークと第三
チェーン53の移動分左側に移動する。
第11図乃至第15図に基づいて第一保持ステーション35
の具体的構成を説明する。尚、第二保持ステーションに
ついても同一構成であるので説明は省略する。
第11図には第一保持ステーションの平面、第12図には
その断面側面、第13図にはその正面、第14図にはそのキ
ャリア支持部の平面、第15図には第14図中の側面、第16
図には第14図中の正面を示してある。
車体34には第一フォーク41が第一ローラ54を介して車
幅方向に移動自在に支持され、第一フォーク41の底面に
は車幅方向に延びるラック40が取付けられている。第一
フォーク41の側端部には第一スプロケット43及び第二ス
プロケット44が設けられている。車体34の第一フォーク
41の上方には第二フォーク42が第二ローラ55を介して車
幅方向に移動自在に支持されている。車体34の上面部の
両側端部には第一アンカ45及び第二アンカ46が設けら
れ、第二フォーク42の下面部の両側端部には第三アンカ
47及び第四アンカ48が設けられている。第一アンカ45と
第三アンカ47とに亘り第二スプロケット44に巻回する第
一チェーン49(第11図,第13図中一点鎖線で示す)が設
けられ、第二アンカ46と第四アンカ48とに亘り第一スプ
ロケット48に巻回する第二チェーン50(第11図,第13図
中二点鎖線で示す)が設けられている。
第14図に示すように、第二フォーク42上にはシリンダ
51の本体が固定され、シリンダ51のシリンダロッドには
第三ローラ56を介してケース57が車体34の車幅方向に移
動自在に設けられている。ケース57には一対の第三スプ
ロケット52が二組支持され、一対の第三スプロケット52
には無端の第三チェーン53が巻回されている。
第16図に示すよに、第二フォーク42の第三チェーン53
との対向部には第五アンカ58が設けられ、第五アンカ58
は第三チェーン53の一箇所に固定されている。キャリア
38の第三チェーン53との対向部には第六アンカ59が設け
られ、第六アンカ59は第三チェーン53の一箇所に固定さ
れている。第16図に示すように、キャリア38の上面二箇
所にはフォークピン60が図示しない油圧機構によって出
没自在に設けられ、フォークピン60は金型3の取付板13
に形成されたフォーク穴14に嵌合するようになってい
る。
第17図にはピニオン装置39の拡大状態を示してある。
油圧モータで駆動される駆動歯車61には一対の第一歯
車62が噛み合っており、各第一歯車62には減速歯車63が
設けられている。各減速歯車63には第二歯車64がそれぞ
れ噛み合っており、各第二歯車64にはピニオン65がそれ
ぞれ設けられ、各ピニオン65はラック40に噛み合ってい
る。つまり、油圧モータの駆動により駆動歯車61、第一
歯車62、減速歯車63、第二歯車64を介してピニオン65が
同方向に回転し、ラック40を介して第一フォーク41が車
幅方向に移動する。
第18図には駆動輪33の拡大状態を示してある。
一方側の駆動輪33aの外周には走行レール2の側部を
挾む鍔部66が一体形成されている。尚、鍔部66を別体の
リング状に形成し、駆動輪33aに鍔部66をボルト等で固
定するようにしても良い。図中67は駆動モータ、68はカ
ップリング、69は減速歯車装置である。駆動輪33aに走
行レール2の側部を挾む鍔部66を設けたので、車体34は
走行レール2上を安定して走行することができる。
車体34及び走行レール2が敷設された床上には図示し
ないセンサーが設けられ、床上に設けられたセンサーの
信号を車体34側のセンサーで検出することにより車体34
の移動制御が行なわれる。移動制御は、停止位置、減速
位置、走行方向等を制御するものであり、車体34の走行
が無人で行なえるようになっている。
上述したモールドトラック6の動作を説明する。
駆動モータ67の駆動による駆動輪33の駆動で予め決め
られた走行パターンに基づいて車体34を走行させる。例
えば第一モールドラック4から金型3を受け取る場合、
ピニオン装置39及びラック40を介して第一フォーク41を
第一モールドラック4側に移動させると、第一スプロケ
ット43、第二スプロケット44、第一チェーン49、第二チ
ェーン50を介して第二フォーク42が第一モールドラック
4側に移動し、キャリア38が第一モールドラック4のガ
イド溝32に嵌合して金型3の下にキャリア38が配され
る。フォークピン60を突出させて取付板13のフォーク穴
14に嵌合し、ピニオン装置39及びラック40を介して第一
フォーク41を元の位置に戻す。これにより第二フォーク
42が元の位置に戻りキャリア38と共に金型3が車体34に
載せられる。第一モールドラック4(第二モールドラッ
ク5)に金型3を渡す場合は上述と逆の手順によって行
なう。駆動輪33の駆動により、金型3を載せた車体34を
所定のモールドチェンジャ7の位置に走行させる。
シリンダ51の駆動によりケース57を車幅方向に移動さ
せて第三スプロケット52を移動させると、第三チェーン
53を介して第二フォーク42に対しキャリア38がモールド
チェンジャ7側に移動する。ピニオン装置39及びラック
40を介して第一フォーク41をモールドチェンジャ7側に
移動させると、第二フォーク42が同方向に移動し金型3
がモールドチェンジャ7に載せられる。フォークピン60
を没動させてキャリア38、第一フォーク41及び第二フォ
ーク42を元の位置に戻す。モールドチェンジャ7から金
型3を受け取る場合は上述と逆の手順によって行なう。
第一保持ステーション35及び第二保持ステーション36に
は、ストッパ70及び案内ローラ71が設けられているた
め、金型3の移動及び停止はスムーズに行なわれる。
上述したモールドトラック6は、キャリア38に出没自
在にフォークピン60を設け、キャリア38を車幅方向に往
復移動可能にしたので、第一モールドラック4(第二モ
ールドラック5)及びモールドチェンジャ7に対して金
型3の受取り受渡しを自動的に行なうことが可能にな
る。また、ピニオン装置39の駆動によって第一フォーク
41を移動させることによりチェーンを介して第二フォー
ク42を移動させ、更にシリンダ51と第三チェーン53を介
してキャリア38を移動させるようにしたので、機構を大
型化することなく車体34に対するキャリア38の移動スト
ロークを十分に確保することができる。尚、キャリア38
の車幅方向への駆動機構は上記一実施例に限定されず、
他の駆動機構を用いることも可能である。
第19図乃至第24図に基づいてモールドチェンジャ7の
構成を説明する。
第19図にはモールドチェンジャの平面、第20図にはそ
の側面、第21図には走行フックの平面、第22図には走行
フックの側面、第23図には走行フックの正面、第24図に
はフック本体の動作説明を示してある。
第19図,第20図に示すように、走行レール2に隣接し
て第一受台72が設けられ、第一受台72を挾んで走行レー
ル2と反対側には第二受台73が設けられている。第二受
台73の両端にクランピングマシン1が配置される。第一
受台72の上面には走行レール2に直交する方向に金型3
を案内する第一ガイドローラ74が設けられ、第二受台73
の上面には走行レール2に沿った方向に金型3を案内す
る第二ガイドローラ75が設けられている。尚、図中76は
第一ガイドローラ74及び第二ガイドローラ75上の金型3
の移動を案内するためのローラである。
第二受台73には第一ガイドローラ74と一直線状をなす
レール材77が設けられ、第一受台72の反対側におけるレ
ール材77の端部にはフレーム78が取付けられ、レール材
77とフレーム78とで枠体79が構成されている。レール材
77の上面には第三ガイドローラ80が設けられ、第一ガイ
ドローラ74と第三ガイドローラ80は連続状態になってい
る。フレーム78にはストッパローラ81が設けられ、第一
ガイドローラ74及び第三ガイドローラ80上を移動してき
た金型3はストッパローラ81に当接して第二受台73上に
位置決めされる。枠体79は昇降自在に第二受台73に支持
され、四個のリフトシリンダ82によって昇降駆動され
る。図中110はリフトシリンダ82の油圧ユニットであ
る。第二受第73の第二ローラガイド75間には走行レール
2と同方向に沿って延びるガイド溝83が設けられ、ガイ
ド溝83には振分け機構としての走行フック84が移動自在
に支持されている。尚、図中102は第二ガイドローラ75
に沿った方向の金型3の位置を位置決めするセンタリン
グストッパである。
第21図乃至第23図に基づいて走行フック84の構成を説
明する。
ガイド溝83にはキャリッジ85がローラ86を介して移動
自在に設けられ、キャリッジ85には二本のガイド柱を介
してフック本体87が昇降自在に支持され、フック本体87
はエアシリンダ88によって昇降駆動される。ガイド溝83
の上部にはガイドレール89が設けられ、ガイドレール89
にはフック本体87のサイドロール90が支持されている。
サイドロール90を支持するサイド板91はばね92によりガ
イドレール89側に付勢され、サイドロール90はガイドレ
ール89に押圧されて支持されるようになっている。フッ
ク本体87の両端部には金型3の取付板13に設けられたフ
ック長穴15に上方から嵌合するフック部93が設けられて
いる。第19図中103はガイドレール89に設けられた溝部
で、溝部103にサイドロール90が位置した時にフック本
体87をガイドレール89の下方に降下させたり、ガイドレ
ール89の位置に上昇させたりする。
第二受台73の下部にはフック駆動用モータ94が設けら
れ、第二受台73にはフック駆動用モータ94によって駆動
する駆動チェーン95が掛け回されている。走行フック84
のキャリッジ85には駆動チェーン95が固定され、駆動チ
ェーン95の駆動により走行フック84はガイド溝83に沿っ
て走行するようになっている。
第24図に基づいて走行フック84の昇降動作を説明す
る。
走行フック84のキャリッジ85側には上下方向三箇所に
第一リミットスイッチ96、第二リミットスイッチ97、第
三リミットスイッチ98が設けられ、フック本体87にはそ
れぞれ第一リミットスイッチ96、第二リミットスイッチ
97、第三リミットスイッチ98を所定昇降位置で作動させ
る第一ドグ99、第二ドグ100、第三ドグ101が設けられて
いる。フック本体87が下降端の場合(実線の状態)第三
ドグ101によって第三リミットスイッチ98が作動され、
フック本体87が上昇端の場合(点線の状態)第一ドグ99
によって第一リミットスイッチ96が作動され、フック本
体87が金型3のフック長穴15に嵌合した場合(二点鎖線
の状態)第二ドグ100によって第二リミットスイッチ97
が作動される。
上述したモールドチェンジャ7の動作を説明する。
金型3が搬入される場合、枠体79はリフトシリンダ82
によって上昇した状態になっている。前述したモールド
トラック6のキャリア38の移動により、金型3は第一ガ
イドローラ74及び第三ガイドローラ80にガイドされて第
一受台72を通って第二受台73上に運ばれ(第19図中上方
から下方に)、金型3はストッパローラ81に当接して位
置決めされて停止する。センタリングストッパ102によ
って金型3の走行レール2に沿った方向(横方向)の位
置決めを行なうと共に、リフトシリンダ82によって枠体
79を下降させて金型3を第二ガイドローラ75上に支持す
る。フック駆動用モータ94の駆動によってチェーン95を
介して走行フック84を、金型3を移動させる方向の反対
側(図示の場合右側)に移動させる。溝部103の位置で
エアシリンダ88の駆動によりフック87を上昇させ、ガイ
ドレール89にガイドロール90が支持されるようにする。
走行フック87を金型3側(左側)に走行させてフック部
93を取付板13のフック長穴15に対向させ、フック本体87
を少し下降させてフック部93をフック長穴15に嵌合す
る。この状態で走行フック84を左側に移動させると金型
3は第二ガイドローラ75を介して左側に移動しクランピ
ングマシン1に搬入される。金型3の搬入が完了したら
フック本体87を上昇させてフック部93とフック長穴15の
嵌合を解除し走行フック84を右側に移動させる。
溝部103の位置でフック本体87を下降させておくと、
金型3が第二ガイドローラ75上に支持されていても走行
フック84はガイド溝83に沿って走行可能である。フック
本体87の昇降動は第一リミットスイッチ96、第二リミッ
トスイッチ97、第三リミットスイッチ98及び第一ドグ9
9、第二ドグ100、第三ドグ101によって誤動作(フック
部93がフック長穴15に嵌合していない状態で搬送走行を
行なう等)が防止される。
クランピングマシン1から金型3を受取る場合、前述
とは逆の動作によって金型3を走行フック84により枠体
79の上部に移送し、枠体79を上昇させてモールドトラッ
ク76のキャリア38に搬送させるようにする。
上述したモールドチェンジャ7は、第三ガイドローラ
80を有する枠体79を昇降自在に設け、第二受台73に金型
3を第二ガイドローラ75に沿って移動させる走行フック
84を設けたので、第一受台72上を搬入された金型3を走
行フック84によって搬入方向に対し直交する方向に自動
的に移送することができ、モールドトラック6から受渡
された金型3を所望のクランピングマシン1に振分けて
搬送することができる。また、クランピングマシン1か
ら金型3を第二受台73上に受取り第一受台72からモール
ドトラック6に金型3を受渡すことも自動的に行なえ
る。これにより、モールドトラック6とクランピングマ
シンとの間で金型3の受取り受渡しが人手を介すること
なく行なうことができる。
<発明の効果> 本発明の金型段取り装置は、上面にガイド部材が設け
られた固定台と、ガイド部材に直交する方向に第二ガイ
ド部材が上面に設けられ昇降自在な可動台と、可動台上
の金型を幅方向で位置決めするセンタリング機構とから
なるので、固定台に金型を載せ可動台を上昇させてセン
タリング機構により幅方向の位置決めを行ない、可動台
を下降させることで固定台上に金型を位置決めした状態
で保持できる。この結果、搬入された金型を位置決めし
て保持することができ、金型段取り装置の達成が可能に
なり、金型交換の作業効率向上と成形工程の省スペース
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る金型保持装置を用いた
金型段取り装置の全体構成を表わす平面図、第2図は金
型の斜視図、第3図は本発明の一実施例に係るモールド
ラックの平面図、第4図はその一部破断側面図、第5図
はモールドトラックの平面図、第6図はその側面図、第
7図乃至第10図はキャリアの支持状態を表わす概略図、
第11図は第一保持ステーションの平面図、第12図はその
断面側面図、第13図はその正面図、第14図はそのキャリ
ア支持部の平面図、第15図は第14図中の側面図、第16図
は第14図中の正面図、第17図はピニオン装置の拡大図、
第18図は駆動輪の拡大図、第19図はモールドチェンジャ
の平面図、第20図はその側面図、第21図は走行フックの
平面図、第22図は走行フックの側面図、第23図は走行フ
ックの正面図、第24図はフック本体の動作説明図であ
る。 図面中、 1はクランピングマシン、 2は走行レール、 3は金型、 4は第一モールドラック、 5は第二モールドラック、 6はモールドトラック、 7はモールドチェンジャ 17は固定台、 18はガイドローラ、 20はセンタリング、 30は可動台、 31はローラである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側部側から搬入される金型を水平面内で
    搬入方向に直交する幅方向の位置決めを行なって保持
    し、幅方向の位置決めが行なわれた金型が他側部側から
    搬出される金型保持装置であって、前記金型の搬入搬出
    動を案内するガイド部材が前記搬入搬出方向に沿って上
    面に設けられた固定台と、昇降自在に設けられ前記金型
    の幅方向の移動を案内する第二ガイド部材が該幅方向に
    沿って上面に設けられた可動台と、該可動台が上昇して
    該可動台の上面に前記金型が支持された際に該金型の幅
    方向の位置決めを行なうセンタリング機構とからなるこ
    とを特徴とする金型保持装置。
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