JP3051081B2 - 流し込みコンクリート製品成形装置 - Google Patents
流し込みコンクリート製品成形装置Info
- Publication number
- JP3051081B2 JP3051081B2 JP9127482A JP12748297A JP3051081B2 JP 3051081 B2 JP3051081 B2 JP 3051081B2 JP 9127482 A JP9127482 A JP 9127482A JP 12748297 A JP12748297 A JP 12748297A JP 3051081 B2 JP3051081 B2 JP 3051081B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- rail device
- concrete product
- frame
- holding
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- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製品
の流し込み成形装置に関するものである。
の流し込み成形装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンクリート製品の流し込み成形
を連続的に行うためには、ライン両側に型枠台が載置さ
れて移動するツバ付フリーローラーを設け、ライン中央
のフック付チェーンコンベアで前記型枠台を移送する方
式が採られている。本方式ではライン上の床面につば付
フリーローラーが突出していて、作業者にとって危険が
伴う。又、チェーンコンベア上に作業用床を設けること
ができないが、中型、大型製品の製造の場合には、装置
の停止時に人がコンベアの中央に立入る必要がでてくる
ので、やはり危険を伴う。さらに養生室への搬出入のた
めにコンベアの両端でテーブルリフタを用い型枠台の方
向変換を行っているが、この工程にも大きな危険が潜ん
でいる。
を連続的に行うためには、ライン両側に型枠台が載置さ
れて移動するツバ付フリーローラーを設け、ライン中央
のフック付チェーンコンベアで前記型枠台を移送する方
式が採られている。本方式ではライン上の床面につば付
フリーローラーが突出していて、作業者にとって危険が
伴う。又、チェーンコンベア上に作業用床を設けること
ができないが、中型、大型製品の製造の場合には、装置
の停止時に人がコンベアの中央に立入る必要がでてくる
ので、やはり危険を伴う。さらに養生室への搬出入のた
めにコンベアの両端でテーブルリフタを用い型枠台の方
向変換を行っているが、この工程にも大きな危険が潜ん
でいる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大型コンク
リート製品の流し込み自動成形装置であっても、危険度
の極めて小さい装置を提供するものである。又、成形ラ
インから養生室に製品を送るため型枠の方向変換をする
ときにもリフトを使わず、危険性を排除するものであ
る。
リート製品の流し込み自動成形装置であっても、危険度
の極めて小さい装置を提供するものである。又、成形ラ
インから養生室に製品を送るため型枠の方向変換をする
ときにもリフトを使わず、危険性を排除するものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、型開き、製品
脱型、型掃除、塗油、型組み、配筋、コンクリート流し
込み成形の各工程を一連のコンベア上で型枠を順送りし
て行う成形装置において、上下動可能なフレームの両側
に型枠搬送用レール装置を有し、該フレームには前後進
用シリンダを付設し、さらにスライド用片つば式フリー
ローラを付設し、該フリーローラには床板を載置して、
この床板を該フリーローラで浮島状に支持し、前記型枠
搬送用レール装置は保持架台に取付けた車輪上に載置し
て移動可能とし、かつ保持架台、車輪を介してレール装
置を昇降させるシリンダを保持架台下部に適当箇所に設
けたことを特徴とする流し込みコンクリート製品成形装
置である。
脱型、型掃除、塗油、型組み、配筋、コンクリート流し
込み成形の各工程を一連のコンベア上で型枠を順送りし
て行う成形装置において、上下動可能なフレームの両側
に型枠搬送用レール装置を有し、該フレームには前後進
用シリンダを付設し、さらにスライド用片つば式フリー
ローラを付設し、該フリーローラには床板を載置して、
この床板を該フリーローラで浮島状に支持し、前記型枠
搬送用レール装置は保持架台に取付けた車輪上に載置し
て移動可能とし、かつ保持架台、車輪を介してレール装
置を昇降させるシリンダを保持架台下部に適当箇所に設
けたことを特徴とする流し込みコンクリート製品成形装
置である。
【０００５】この成形装置は養生室と一体に設けて、成
形装置の前後に同一床面のターンテーブルを設けて型枠
の養生室への搬出入通路を形成せしめる。
形装置の前後に同一床面のターンテーブルを設けて型枠
の養生室への搬出入通路を形成せしめる。
【０００６】本発明は、各型枠が所期の工程を済ませた
ならば、レール装置を持上げてレール装置を床面より突
出させ、前後進用シリンダによって一駒前進させ次工程
へ進める。ついで、レール装置を床面まで下げ、前後進
用シリンダは後進させて次の型枠の前進に備える。レー
ル装置の移動のとき、床板はスライド用片つば式フリー
ローラで支持されているため、浮島状に支持され、レー
ル装置が移動しても床板が移動することはない。したが
って、床面に作業員が不用意に落ち込むような穴は形成
されず、安定性が高い。又、養生室への型枠の搬出入
は、成形ラインと同一床レベルのターンテーブルによっ
て行うので、ここにも危険性はなく、又、取扱いも容易
となる。
ならば、レール装置を持上げてレール装置を床面より突
出させ、前後進用シリンダによって一駒前進させ次工程
へ進める。ついで、レール装置を床面まで下げ、前後進
用シリンダは後進させて次の型枠の前進に備える。レー
ル装置の移動のとき、床板はスライド用片つば式フリー
ローラで支持されているため、浮島状に支持され、レー
ル装置が移動しても床板が移動することはない。したが
って、床面に作業員が不用意に落ち込むような穴は形成
されず、安定性が高い。又、養生室への型枠の搬出入
は、成形ラインと同一床レベルのターンテーブルによっ
て行うので、ここにも危険性はなく、又、取扱いも容易
となる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【０００８】図２は本発明を適用したコンクリート製品
成形装置の平面概念図である。Ａ〜Ｊは各成形段階にお
ける型枠を示すもので、例えば、Ａ、Ｂは型開き工程、
Ｃ、Ｄは脱型工程、Ｅが型掃除工程、Ｆは型枠塗油工
程、Ｇは型組工程、Ｈは鉄筋配筋工程、Ｉはコンクリー
ト流し込み工程、Ｊは仕上げ工程を示す。各工程は随所
に設けた前後進用シリンダ１２により移行するようにな
っている。仕上げられたコンクリート製品は型枠台１に
納ったままでターンテーブルＬに移行し、ここで９０°
方向変換をして搬入路２上を移動し、トラバーサ３によ
って養生室４の各スポットに逐次搬入される。養生の終
了した製品は型枠台１に納ったままトラバーサ３により
取り出され、搬出路５を経て、ターンテーブルＫに達す
る。ターンテーブルＫで９０°方向変換したのち順次Ａ
〜Ｊ工程を繰り返す。このターンテーブルＫから各成形
工程Ａ〜Ｊを経て、ターンテーブルＬまでの間を型枠台
１、１・・・が移動するが、移送手段が床面に露出して
いると事故の基になる。特に、最近では型枠台１が大型
化して、補修その他でラインの中まで立入る必要が多く
なり、事故の機会も多くなっている。
成形装置の平面概念図である。Ａ〜Ｊは各成形段階にお
ける型枠を示すもので、例えば、Ａ、Ｂは型開き工程、
Ｃ、Ｄは脱型工程、Ｅが型掃除工程、Ｆは型枠塗油工
程、Ｇは型組工程、Ｈは鉄筋配筋工程、Ｉはコンクリー
ト流し込み工程、Ｊは仕上げ工程を示す。各工程は随所
に設けた前後進用シリンダ１２により移行するようにな
っている。仕上げられたコンクリート製品は型枠台１に
納ったままでターンテーブルＬに移行し、ここで９０°
方向変換をして搬入路２上を移動し、トラバーサ３によ
って養生室４の各スポットに逐次搬入される。養生の終
了した製品は型枠台１に納ったままトラバーサ３により
取り出され、搬出路５を経て、ターンテーブルＫに達す
る。ターンテーブルＫで９０°方向変換したのち順次Ａ
〜Ｊ工程を繰り返す。このターンテーブルＫから各成形
工程Ａ〜Ｊを経て、ターンテーブルＬまでの間を型枠台
１、１・・・が移動するが、移送手段が床面に露出して
いると事故の基になる。特に、最近では型枠台１が大型
化して、補修その他でラインの中まで立入る必要が多く
なり、事故の機会も多くなっている。
【０００９】図１は、本発明の主要部を示す図２のＩ−
Ｉ断面図である。図中、１は型枠台で、成形ライン上を
移動されるが、その移動は次の機構によって行われる。
６は昇降シリンダで移動ラインの随所に設けられてい
る。右側は、便宜上左側とは異なる断面で示している
が、昇降シリンダ６と６との間にガイドシャフト７を設
けて、昇降シリンダ６による昇降を安定的にガイドす
る。８は昇降シリンダ６により昇降される保持架台であ
り、両側に車輪９、９を回転自在に取付けてある。１０
はレール装置で、フレーム１１の両端に取付けられてい
る。フレーム１１には前後進用シリンダ１２が取付けら
れ、型枠台１の前進を司り、又、前工程へ復帰するため
の後退を司る。又、フレーム１１には両側近くにスライ
ド用片つば式のフリーローラ１３が取付けてあり、フリ
ーローラ１３は床板１４をその脚１５を載せることによ
って支持している。この床板１４はただフリーローラ１
３に載っているだけでその支持はいわゆる浮島状であ
る。
Ｉ断面図である。図中、１は型枠台で、成形ライン上を
移動されるが、その移動は次の機構によって行われる。
６は昇降シリンダで移動ラインの随所に設けられてい
る。右側は、便宜上左側とは異なる断面で示している
が、昇降シリンダ６と６との間にガイドシャフト７を設
けて、昇降シリンダ６による昇降を安定的にガイドす
る。８は昇降シリンダ６により昇降される保持架台であ
り、両側に車輪９、９を回転自在に取付けてある。１０
はレール装置で、フレーム１１の両端に取付けられてい
る。フレーム１１には前後進用シリンダ１２が取付けら
れ、型枠台１の前進を司り、又、前工程へ復帰するため
の後退を司る。又、フレーム１１には両側近くにスライ
ド用片つば式のフリーローラ１３が取付けてあり、フリ
ーローラ１３は床板１４をその脚１５を載せることによ
って支持している。この床板１４はただフリーローラ１
３に載っているだけでその支持はいわゆる浮島状であ
る。
【００１０】かかる装置の作用を説明すると、型枠台１
においては所定の工程作業を行い、作業終了後、図１の
場合は図２のＩ−Ｉ断面に相当するので、型枠台１をタ
ーンテーブルＬに移載することとなる。まず、昇降シリ
ンダ６を作動させて保持架台８を上昇させると、車輪９
も同時に上昇し、車輪９上に載っているレール装置１０
も上昇して、レール装置１０の上端は型枠台１の下面に
達し、さらにこれを持ち上げる。ついで前後進用シリン
ダ１２を作動させてフレーム１１を前進させると、レー
ル装置１０は車輪９上を移動する。この移動時に床板１
４はその脚１５によってフリーローラ１３上に載って浮
島状に保持されているので、レール装置１０や型枠台１
の動きにしたがわず、元の位置に止る。ターンテーブル
Ｌ上に移動した型枠台１は、ターンテーブルＬのレール
１６上の型枠台車１７上に載置され、９０°方向変換し
て搬入路２を通って、養生室４に運び、トラバーサ３に
よって所定の養生室内に収納する。養生の終った製品
は、養生室４から運び出し、図２の右方の搬出路を通っ
て、ターンテーブルＫに達し、９０°方向変換して再び
Ａ工程位置に入って行く。以下所定の工程を繰り返す。
においては所定の工程作業を行い、作業終了後、図１の
場合は図２のＩ−Ｉ断面に相当するので、型枠台１をタ
ーンテーブルＬに移載することとなる。まず、昇降シリ
ンダ６を作動させて保持架台８を上昇させると、車輪９
も同時に上昇し、車輪９上に載っているレール装置１０
も上昇して、レール装置１０の上端は型枠台１の下面に
達し、さらにこれを持ち上げる。ついで前後進用シリン
ダ１２を作動させてフレーム１１を前進させると、レー
ル装置１０は車輪９上を移動する。この移動時に床板１
４はその脚１５によってフリーローラ１３上に載って浮
島状に保持されているので、レール装置１０や型枠台１
の動きにしたがわず、元の位置に止る。ターンテーブル
Ｌ上に移動した型枠台１は、ターンテーブルＬのレール
１６上の型枠台車１７上に載置され、９０°方向変換し
て搬入路２を通って、養生室４に運び、トラバーサ３に
よって所定の養生室内に収納する。養生の終った製品
は、養生室４から運び出し、図２の右方の搬出路を通っ
て、ターンテーブルＫに達し、９０°方向変換して再び
Ａ工程位置に入って行く。以下所定の工程を繰り返す。
【００１１】
【発明の効果】本発明におけるコンクリート成形装置は
型枠台の移動が工程毎に同時に移動するシステムで、レ
ール装置が上昇、前進、下降、後退を重ねて順次送られ
る。したがって、作業用フロアは装置内の床面と同じに
保たれ搬送装置等が露出することなく、又、作業者らが
落下するような空隙もなく、又、作業用フロアより突出
することもないので、作業者がつまづき、落下等の不安
感を抱くことがなく、安心して作業ができて、作業能率
の向上を図ることができる。
型枠台の移動が工程毎に同時に移動するシステムで、レ
ール装置が上昇、前進、下降、後退を重ねて順次送られ
る。したがって、作業用フロアは装置内の床面と同じに
保たれ搬送装置等が露出することなく、又、作業者らが
落下するような空隙もなく、又、作業用フロアより突出
することもないので、作業者がつまづき、落下等の不安
感を抱くことがなく、安心して作業ができて、作業能率
の向上を図ることができる。
【図１】本発明の主要部の構成を示す断面図である。
【図２】本発明を適用したコンクリート製品製造装置の
概念を示す平面図である。
概念を示す平面図である。
【符号の説明】 １ 型枠台 ２ 搬入路 ３ トラバーサ ４ 養生室 ５ 搬出路 ６ 昇降シリンダ ７ ガイドシャフト ８ 保持架台 ９ 車輪 １０ レール装置 １１ フレーム １２ 前進後退用シリンダ １３ フリーローラ １４ 床板 １５ 脚 １６ レール Ｋ，Ｌ ターンテーブル
Claims (2)
- 【請求項１】 型開き製品脱型、型掃除、塗油、型組み
配筋、コンクリート流し込み成形の各工程を一連のコン
ベア上で型枠台を順送りして行う成形装置において、上
下動可能なフレームの両側に型枠搬送用レール装置を有
し、該フレームには前後進用シリンダを付設し、さら
に、スライド用片つば式フリーローラを付設し、該フリ
ーローラには床板を載置してこの床板を該フリーローラ
で浮島状に支持し、前記型枠搬送用レール装置は保持架
台に取り付けた車輪上に載置して移動可能とし、かつ保
持架台、車輪を介してレール装置を昇降させるシリンダ
を保持架台下部に設けたことを特徴とする流し込みコン
クリート製品成形装置。 - 【請求項２】 請求項１における一連の成形装置の前後
に同一床面のターンテーブルを設け、型枠台の養生室へ
の搬出入通路を形成せしめてなる流し込みコンクリート
製品成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9127482A JP3051081B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 流し込みコンクリート製品成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9127482A JP3051081B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 流し込みコンクリート製品成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10315218A JPH10315218A (ja) | 1998-12-02 |
| JP3051081B2 true JP3051081B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=14961040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9127482A Expired - Lifetime JP3051081B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 流し込みコンクリート製品成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3051081B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103722608B (zh) * | 2014-01-24 | 2017-01-11 | 李德福 | 一种混凝土砌块注模成型机及其生产工艺流程 |
| CN107756615A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-06 | 郑州三迪建筑科技有限公司 | 一种石膏砌块生产设备 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP9127482A patent/JP3051081B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10315218A (ja) | 1998-12-02 |
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