JP3396623B2 - 自動紙送り装置の給紙台構造 - Google Patents

自動紙送り装置の給紙台構造

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JP3396623B2
JP3396623B2 JP09605198A JP9605198A JP3396623B2 JP 3396623 B2 JP3396623 B2 JP 3396623B2 JP 09605198 A JP09605198 A JP 09605198A JP 9605198 A JP9605198 A JP 9605198A JP 3396623 B2 JP3396623 B2 JP 3396623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機等主機の補助
装備に関し、特に十分に空間を利用して簡単な操作によ
り迅速かつ高精度に紙を送り込み、かつ有効に時間や人
手および体力を節減して生産効率を向上できる自動紙送
り装置の給紙台構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の印刷機,紙パターン裁断機,ボー
ル紙貼り合わせ機,つや出し機等の装置へ送られ加工さ
れる紙シートは、送り込まれる前に積み揃えられる。こ
れら紙シートは、通常は、ほとんどが工場の適当な場所
でまず人手により規格サイズごとに1.1〜1.2メー
トル高さに積み揃えられてから、手操作昇降機または運
搬機器により前記機器設備の紙フィーダの紙送り込み側
へ運搬される。その後、前記紙フィーダから紙シートを
1枚ずつ機内に送って印刷,圧延,貼り合わせ,つや出
し等の工程を経させる。
【0003】しかし、これら移送された紙シートは整然
と積み揃えられた状態を終始きちんと維持するのは難し
く、ずれが生じやすく、しかも運搬時間を費やすととも
に、紙フィーダで再度揃えなおして所定位置に停止させ
る際にもかなりの時間がかかる。このため従来から業者
は生産能率を高めるため、作業員を増加したり紙シート
の積み揃える速度を速めたりして、機械の待ち時間を短
縮するようにしている。
【0004】しかしながら、適当な人手を求めるのは困
難な上、絶えず進歩を求めて品質を向上させなければな
らず、さらに迅速な作業効率が尊ばれる現在、単に作業
人員を増やして生産量の向上を図る経営方法は、いたず
らに生産コストを高めて企業の競争力を弱めることにな
る。特に手操作昇降機を使って紙シートを移送運搬する
場合は、スムーズに運転させるために工場に十分な昇降
機の旋回可能な空間を確保する必要がある。
【0005】このため都市内一般の空間に限りがある工
場に実務上の困難をもたらす一方、迅速に移送運搬でき
るメリットがあるとはいえ整然と積み揃えた紙束が乱れ
生産能率を阻害する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記問題点に鑑み、本
発明は紙シートの規格サイズに応じて入力設定して、簡
単な操作により紙シートを便利に積み備えることがで
き、有効に作業時間、労力を節減して空間をさほど取ら
ない自動紙送り装置の給紙台構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨は次のとおりである。
【0008】(1) 本発明は主機器設備への紙供給棚
の紙送り込み側に設けられて、その下方側に装設されて
紙シートを前記紙供給棚に向って送り込むように延びる
台車軌道および台車との組合せにより、上記台車に載置
された紙シートを迅速に積み揃えることができる自動紙
送り装置の給紙台構造であり、支持フレーム、制御装
置、位置調整装置、前制止桿および縦揃え装置を備え
る。
【0009】支持フレームは、上記紙供給棚の紙送り込
み側に対応設置され、その上端側の両端部にそれぞれ適
当な長さの上向き開口の滑り溝が開設された中空桿状の
横梁を備えたほぼ門形構造を呈する。
【0010】制御装置は、上記門形構造の支持フレーム
の片側門柱に取付けられて、プログラム制御可能な機能
を備え、上記台車に載置された紙シートの規格サイズに
応じて位置調整装置および縦揃え装置を自動変位させる
ように制御する。
【0011】また、位置調整装置は、上記支持フレーム
に内挿されて、ガイドねじロッド、正逆両ねじブロック
およびサーボモータ・セットにより構成され、上記ガイ
ドねじロッドは両端部にそれぞれ正ねじ部および逆ねじ
部が形成され上記横梁内に回動自在に装備され、上記正
ねじ部と上記逆ねじ部にはそれぞれ上記滑り溝内で滑り
移動する上記正逆両ねじブロックが螺着され、かつ上記
サーボモータ・セットは上記ガイドねじロッドの一端と
連接して上記制御装置の制御操作により上記ガイドねじ
ロッドを駆動回転する。
【0012】前制止桿は、その上端部が上記横梁に内挿
されたねじブロック上端面に固着されその下端部は垂下
し、上記ねじブロックと一体的に移動してかつその下端
部は、上記横梁に設けられた滑り溝が延びる方向に延び
滑り軌道内に移動可能に規制される。
【0013】また、縦揃え装置は、上記支持フレームの
片側門柱の中段部位に固設されて、上記制御装置の操作
制御を受けるサーボモータ・セットにより、上記横梁と
同一向きに延在するねじ桿を駆動することにより、上記
ねじ桿の水平延伸する一端と直交連結する縦揃え桿を駆
動する。
【0014】(2) 請求項2にかかる発明はつぎの装
置である。 主機器設備への紙供給棚の紙送り込み側に設けられて、
その下方側に取付けられて紙シートを上記紙供給棚に向
って送り込むように延びる台車軌道、台車および上記台
車軌道に直交状に交差する方向に延びる輸送軌道の組合
せにより、上記台車に載置された紙シートを迅速に積み
揃えることができる自動紙送り装置の給紙台構造であ
り、前制止桿が垂設された支持フレーム、縦揃え装置、
制御装置および輸送装置を備える。
【0015】支持フレームは、上記台車軌道に沿って見
て、その紙供給棚の脇に位置し、複数の縦向き平行の前
制止桿が垂設された門形構造を呈する。
【0016】縦揃え装置は、上記前制止桿に取付けられ
て、サーボモータ・セット、ねじ桿および縦揃え桿によ
り形成され、上記サーボモータ・セットが上記前制止桿
後面に固設された横向きねじ桿を駆動し、上記ねじ桿の
婉曲した他端が直立する縦揃え桿と上記前制止桿前方で
連結してなる。
【0017】制御装置は、上記支持フレームの門形構造
の片方門柱側縁に固設された、プログラム制御可能な機
能を備え、上記縦揃え装置を、上記台車に載置された
シートの規格サイズに応じて自動変位させるように制御
する。
【0018】輸送装置は、上記支持フレームの前側を通
り、上記紙供給棚の前側に延びる平行状に敷設される輸
送軌道上に底部四隅に気圧シリンダを設けられた紙送
り車を滑り可能に取付けて、上記紙送り車上に台車を支
持積載して上記気圧シリンダにより上記台車を昇降させ
得るようにし、上記紙送り車を駆動部により上記輸送軌
道沿いに移動させて、主機器設備への紙送り側に設けた
台車軌道と会合させる。そして、 (3) 上記(2)の駆動部が輸送軌道片側にその輸送
軌道に平行に回動自在に設けられた定位ねじ桿をサーボ
モータ・セットを利用して回転させることにより、上記
紙送り車を上記輸送軌道沿いに移動させるようにした
り、または、 (4) 上記(2)の駆動部が1組のロッドなしシリン
ダにより紙送り車を輸送軌道沿いに駆動移動させるよう
にしたりすると一層好ましいものとなる。
【0019】上記のように構成された本発明は紙シート
の規格サイズに応じて制御装置に入力設定する。紙シー
トを積み揃える際、まず台車を台車軌道沿いに前へ押し
て前端を前制止桿に当接させる。次に上記制御装置の押
ボタンを操作して、位置調整装置および縦揃え装置を介
して設定した紙シート規格に対応して前制止桿と縦揃え
桿を互いに向きが直交する所定位置に自動駆動する。
【0020】この操作により紙シートの前端縁および側
端縁をそれぞれ上記前制止桿と上記縦揃え桿に当接接触
させて迅速かつ高精度で束状に積み備えることができ
る。また、前制止桿および縦揃え桿との規制によって紙
シートを台車上面に積み揃えた後、制御装置の制御操作
により駆動部が台車を支持積載した紙送り車を紙送り込
み側の台車軌道上に駆動させる。その後、紙送り車が気
圧シリンダの下降から台車に対する支持を解放してかつ
駆動部の駆動から元位置に復帰し、そして、上記台車を
上記台車軌道沿いに紙供給棚へと押して作業を進めるこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を実施の形態例に基づいて
具体的に説明するが、本発明はこれらの例だけに限定さ
れるものではない。
【0022】本発明における比較的好ましい第1の実施
例について、図1および図2を用いて説明する。本発明
の装置は、上記印刷機10の紙供給棚11の紙送り込み
側に設けられて、その下方に装設された台車20および
台車軌道30とを組合せて操作者に迅速に材料紙シート
を積み揃えさせることができる。本発明に係る装置は、
主として、支持フレーム40、制御装置50、位置調整
装置60、対の前制止桿70、および縦揃え桿80を含
む。上記支持フレーム40は、上記印刷機10の紙供給
棚11の紙送り込み側に対応設置されて、ほぼ門形構造
を呈し、その上端側に中空桿状の横梁41を連結して有
する。上記横梁41の左右両端部の上端面にはそれぞれ
適当な長さの滑り溝411,412が開設されている。
上記制御装置50は、上記門形構造を呈した片側門柱に
取付けられて、エレクトロニクスによる表示機能を備え
た設定器51と押ボタン52が設けられている。上記制
御装置50はプログラム制御可能な機能を備え、上記位
置調整装置60および縦揃え桿80を紙シート100の
規格サイズに応じて自動変位させるように制御すること
ができる。
【0023】図3,図4に示すごとく上記位置調整装置
60は、ガイドねじロッド61,正逆両ねじブロック6
2,63およびサーボモータ・セット64によって構成
され、上記支持フレーム40の上端縁に設けられる。上
記ガイドねじロッド61は両端部にそれぞれ正ねじ部6
11および逆ねじ部612が形成され、上記正ねじ部6
11と上記逆ねじ部612にそれぞれねじブロック6
2,63が螺着されかつ上記横梁41内に挿入する形で
設けられて、軸受613により上記ガイドねじロッド6
1中央部が軸受座42に回動自在に挿入される。
【0024】上記両ねじブロック62,63はそれぞれ
上記横梁41の滑り溝411,412内に取付けられ
て、上記ガイドねじロッド61の両端はそれぞれ軸受セ
ット614,615により該支持フレーム40に回動自
在に設けられる。また、上記サーボモータ・セット64
は上記支持フレーム40の片側門柱上端部に固設され
る。上記サーボモータ64の回転軸641には自在継手
642が設けられ上記ガイドねじロッド61と連接され
る。上記サーボモータ・セット64にはさらにエンコー
ダ(ENCODER )643が設けられて、上記設定器51と
組合わされて、設定および表示が入力される。要する
に、上記サーボモータ・セット64を制御して上記ガイ
ドねじロッド61を連動回転させる。
【0025】上記対の前制止桿70は、それぞれ上端部
を上記横梁41に内挿されたねじブロック62,63上
端面に固着され、かつその下端部は垂設され、上記ねじ
ブロック62,63に同期して移動し互いの間隔距離が
調整される。各前制止桿70は当接面41を備えて、上
記両当接面71は同一平面に位置づけられる。
【0026】さらに、図5に示すように、上記両前制止
桿70直下の固定平面90上面に各前制止桿70と対応
してU字形溝ロッドによって形成される滑り軌道91を
設け、各前制止桿70下端に滑り車72を装着して、上
記滑り車72を上記滑り軌道91沿いに滑動可能にす
る。また、片方の前制止桿70上端部の後側に誘導板7
3を固設して、上記横梁41のそれと対応した一端の後
側に誘導器43を取付け、上記誘導器43を上記制御装
置50と連接させて、上記両前制止桿70が移動復帰す
る際の一歩進んだエキストラの安全保護を形成する。
【0027】上記縦揃え装置80は、サーボモータ・セ
ット81によりねじ桿82を駆動して、上記ねじ桿82
の一端が水平に延伸して上記前制止桿70と平行に直立
する縦揃え桿83と90°の直交連結をし、上記縦揃え
桿83が上記ねじ桿82の左右移動に伴って直立状態を
保持し同期移動をする。上記ねじ桿82は一端に誘導リ
ング84が螺着され、上記誘導リング84と組合わされ
る。
【0028】上記サーボモータ・セット81の片側には
誘導器85が装備される。さらに上記誘導器85は上記
制御装置50に連接され、上記サーボモータ・セット8
1に上記制御装置50の設定器51と組合せてエンコー
ダ(ENCODER )811が取付けられる。そして、上記縦
揃え装置80は固定座86を介して支持フレーム40片
側の門形構造を呈した片側門柱の中段部位に固設され
る。
【0029】以上、本実施例の主な構成部材およびそれ
ぞれの構造の特徴について述べたが、続いて本実施例の
使用状態および原理について述べる。
【0030】図6に示すごとく、台車20を軌道30に
乗せ上記制御装置50の設定器51に加工紙シート10
0の規格サイズを入力設定して、上記制御装置50の押
ボタン52を押すと、上記エンコーダ643,811と
上記設定器51との組合せによる設定機能から、それぞ
れ上記位置調整装置60および上記縦揃え装置80の作
動を制御する。同時に、上記対の前制止桿70を紙シー
ト束100の前端縁102を安定当接して揃え得る適当
な間隔に自動的に上記横梁41中央部へと寄り合わせ
る。かつ上記縦揃え桿83をして加工紙シート100の
規格サイズに応じて上記紙シート束100の側縁101
に当接するよう、台車20上面で移動させて定位置に停
止させる。
【0031】これにより上記台車20の前端縁21をち
ょうど上記前制止桿70の当接面71に当接させ得るよ
うにして、次に印刷する紙シート100を前端縁102
が上記前制止桿70の当接面71に当接するようにす
る。かつ側縁101が上記縦揃え桿83に当接するよう
に積み揃えることができ、このように加工紙シート10
0の規格サイズに応じて任意に入力設定して、加工紙シ
ート100を迅速整然と上記台車20上面に積み揃える
ことができる。
【0032】この後に、上記制御装置50を操作して上
記位置調整装置60を作動させ、上記両前制止桿70を
自動的に上記横梁41上で同期して両側向きへ上記紙シ
ート束100の側縁101に触れることのない位置まで
移動させる。かつ上記縦揃え装置80を制御して上記縦
揃え桿83を台車20から外向きへと元位置へ退却復帰
させる。その後、上記台車20を上記軌道30沿いに印
刷機10の紙供給棚11に押し送って、印刷の紙送り操
作を進めることができる。
【0033】また、上記縦揃え装置80の誘導器85と
誘導リング84は上記縦揃え桿83変位のエキストラの
安全保護を提供し、手操作の設定方式を採用するとき
は、紙シート100の規格サイズに応じて手操作により
上記誘導リング84の位置を調整すればよい。
【0034】図7、図8に示すのは、本発明における比
較的好ましい第2の実施例である。印刷機10を例にし
て説明すると、主として支持フレーム110,縦揃え装
置200,輸送装置300および制御装置400を含
み、上記支持フレーム110は印刷機10の紙供給棚1
1の前段に設けられて、門形構造を呈した上記支持フレ
ーム110に複数の縦向き平行の前制止桿1101が垂
設される。
【0035】上記縦揃え装置200は、前制止桿110
1後面に装着したサーボモータ・セット201がねじ桿
202を駆動することにより動作する。上記ねじ桿20
2が水平方向沿いに左右移動し、上記ねじ桿202の一
端に縦揃え桿203が直交垂設され、上記支持フレーム
110に垂設された前制止桿1101との組合せによ
り、それぞれ紙シート100の側縁と前制止桿の前方に
おいて当接し揃えさせる。そして、上記ねじ桿202の
他端にはゼロ復帰リング2021が螺着され、上記ねじ
桿202における上記縦揃え桿203と上記サーボモー
タ・セット201との間には変位リング2022が外嵌
され、かつ上記サーボモータ・セット201にはエンコ
ーダ2011が設けられる。
【0036】図9、図10も一緒に参照すればわかるよ
うに、上記輸送装置300は上記支持フレーム110の
前側適当な部位に敷設されて、主として、平行状に敷設
される両輸送軌道301上において台車600を積載支
持する紙送り車302が滑り可能に乗せられる(同時に
図11参照)。上記紙送り車302の底部の四隅にそれ
ぞれ気圧シリンダ3021(本例は方形気圧シリンダを
採用)を設けて、上記気圧シリンダ3021が作動した
際に、上記台車600を上向きに押し上げ、または下ろ
して、上記台車600底側の車輪601を地面から離れ
させまたは着地させる。
【0037】上記紙送り車302は駆動部303により
駆動されて上記駆動部303は主に輸送軌道301の片
側沿いに定位ねじ桿3031を平行に回動自在に設け、
サーボモータ・セット3032を利用して上記定位ねじ
桿3031を回転させ、上記紙送り車302を駆動して
上記輸送軌道301沿いに移動させる。上記輸送軌道3
01の一端は印刷機10の紙送り込み側までに延伸し
て、台車軌道700と互いに直交状に交差する。一方、
上記制御装置400は上記支持フレーム110の片方側
縁に固設されて、複数の誘導器401,402,403
により上記縦揃え装置200および上記輸送装置300
に連結される。
【0038】上記誘導器401,402は縦揃え装置2
00に取付けられて、それぞれゼロ復帰リング2021
と変位リング2022とに組合せられ、上記誘導器40
3は上記輸送装置300の定位ねじ桿3031末端下側
に設けられる。上記誘導器401,402,403およ
び上記ゼロ復帰リング2021,変位リング2022は
上記縦揃え装置200および上記輸送装置300の変位
時のエキストラの安全保護に用いられ、自動設定方式を
採用しないときに、手操作方式により設定を行なうこと
ができ、紙シート100の規格サイズに応じて手操作に
より該変位リング2021の位置を調整すれば上記縦揃
え装置200が変位目標を達成することができる。
【0039】上記駆動部303のサーボモータ・セット
3032にはもう1つのエンコーダ30321が設けら
れる。これら両エンコーダ2011,30321はとも
に制御装置400の設定器404と組合わされ上記縦揃
え装置200および輸送装置300をモニタ、記憶しお
よび制御し、上記縦揃え桿203を異なる規格サイズの
紙シート100に応じて自動的に適当な位置へ調整する
とともに上記輸送装置300の上にある台車600を台
車軌道700の上方に輸送して定位置に停止させる。使
用するときは、台車600を紙送り車302の上に載置
して、上記紙送り車302の底部の四隅の気圧シリンダ
3021を駆動して上記台車600を地面から押し上げ
る。
【0040】次に上記制御装置400の押ボタン405
を押して加工紙シート100の規格サイズに応じて入力
設定し、上記縦揃え桿203をサーボモータ・セット2
01の制御機能により自動的に所定位置に停止させる。
続いて紙シート100を上記台車600上面に整然と積
み重ね、しかる後に上記制御装置400の押しボタン4
05を操作して、上記輸送装置300のサーボモータ・
セット3032を制御して上記定位ねじ桿3031を駆
動回転させ、上記紙送り車302を上記台車軌道700
側へ移動させて、所定位置に至れば上記誘導器403が
作用を受けて上記サーボモータ・セット3032が停止
し、図11に示す状態となる。
【0041】この際、上記紙送り車302底部の四隅の
気圧シリンダ3021が自動的に下降して、上記台車6
00の車輪601が上記台車軌道700の上面に跨がる
ように取付ける。そして、上記制御装置400により上
記サーボモータ・セット3032を駆動して上記定位ね
じ桿3031を逆向きに回転させ、上記紙送り車302
を元来の位置に復帰させて上記誘導器403が作用する
と上記サーボモータ・セット3032が停止して、上記
台車600を上記台車軌道700沿いに紙供給棚11へ
押して印刷の紙送り作業を行なうことができる。
【0042】図12に示すのが、本発明における比較的
好ましい第3の実施例である。印刷機10を例にして説
明すると、上記駆動部303を1組のロッドなしシリン
ダ3033により上記紙送り車302を上記輸送軌道3
01沿いに駆動移動させてもよく、上記台車600を上
記台車軌道700上に輸送し所定位置に停止させること
ができる。
【0043】ここで、本発明の有利点および効果をまと
めると次のとおりである。1.現在、先進国家製の印刷
機は、最も速いもので毎時間当たり1枚ものを1800
0枚印刷することができ、一般のものは毎時間当たり1
3000〜15000枚を印刷することができる。将来
の国際的動向によると、印刷時速がほとんど18000
枚/時の標準に達する。そして通常の標準2色印刷機に
は1名の技術員が配属され、4色の印刷機には最も多い
場合でも僅か2人だけが配属されて作業を進める。
【0044】270〜450ポンドの厚紙を1.1〜
1.2メートル高さに積み揃えて、毎日8時間印刷する
と30帖以上にのぼり、本発明により紙シートを積み揃
えると、毎帖約5分間短縮でき、したがって、毎日少な
くとも150分間を短縮できる。これは毎日150分間
の厚紙印刷量を増やすことに相当する。
【0045】一方、もしも40〜100ポンドの薄紙を
1.1〜1.2メートル高さに積み揃えて、毎日8時間
印刷すると10〜12帖にのぼり、本発明で紙シートを
積み揃えると、毎帖約6.5分間短縮でき、したがって
毎日65〜78分間を短縮できる。これは毎日65〜7
8分間の薄紙印刷量を増やすことに相当する。したがっ
て、本発明は有効に作業効率を向上して増産をすること
ができ、進んで競争力を高めることができる。
【0046】2.本発明は加工紙シート100の規格サ
イズに応じて制御装置50,400を任意に適当に入力
設定することができる。台車20,600、(台車)軌
道30,700上に位置づけ、上記制御装置50,40
0を操作制御すれば上記前制止桿70または上記縦揃え
桿83,203は自動的に所定の設定位置に変位し、紙
シート束100の前端縁102および側縁101と当接
接触する。
【0047】この結果、各種規格サイズの紙シート10
0を迅速に重ね揃えて、作業効率を向上させることがで
きる。したがって、積み揃えた紙シート束100を直接
印刷機10の紙供給棚11へ押し送ることができて、手
操作により紙シート束100を揃え直す必要がなくな
る。すなわち、本発明に係る装置によれば、構造が簡単
で空間をさほど取らず、人手や体力を節減して、著しく
作業効率を向上させることができる。
【0048】
【発明の効果】上記のように構成された本発明は270
〜450ポンドの厚紙を1.1〜1.2メートル高さに
積み揃えて、1日8時間印刷する場合、30帖以上にも
のぼる。本発明による装置を用いると、このような紙シ
ートを積み揃えると、毎帖約5分間短縮できるので、1
日少なくとも150分間を短縮できるので、1日150
分間の厚紙印刷量を増産できる。
【0049】一方、もしも40〜100ポンドの薄紙を
1.1〜1.2メートル高さに積み揃えて、1日8時間
印刷する場合は、10〜12帖にのぼる。本発明の装置
により紙シートを積み揃えると、毎帖約6.5分間短縮
でき、この結果、1日65〜78分間を短縮できて、1
日65〜78分間の薄紙印刷量を増やすことができる。
【0050】したがって、本発明の装置は有効に作業効
率を向上し増産させることができ、市場での競争力を高
めることができる。また、加工紙シートの規格サイズに
応じて制御装置を入力設定することができる。台車を
(台車)軌道上に位置付け、上記制御装置を操作制御す
れば上記前制止桿または上記縦揃え桿は自動的に所定の
設定位置に移動し、紙シート束の前端縁および側縁と当
接抵触する。この結果、各種規格サイズの紙シートを迅
速に積み揃えて、作業効率を向上させることができる。
したがって、積み揃えた紙シート束を直接印刷機の紙供
給側へ押送ることができて、手操作により紙シート束を
揃え直す必要がなくなる。すなわち、構造が簡単で空間
をさほど取らず、人手や体力を節減して作業効率を大幅
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における比較的好ましい第1の実施例の
立体図。
【図2】上記第1の実施例の立体分解図。
【図3】上記第1の実施例の横梁中段部位の横断面表示
図。
【図4】上記第1の実施例のサーボモータ芯軸と自在継
手の連結表示図。
【図5】上記第1の実施例の前制止桿下端に滑り車を装
設した表示図。
【図6】上記第1の実施例の使用状態の表示図。
【図7】本発明における比較的好ましい第2の実施例の
立体図。
【図8】上記第2の実施例の縦揃え装置の組立表示図。
【図9】上記第2の実施例における輸送軌道と定位ねじ
桿との組立態様立体図。
【図10】上記第2の実施例の紙送り車の気圧シリンダ
が上昇支持した際の表示図。
【図11】上記第2の実施例の紙送り車が台車を所定位
置へ積載移動した表示図。
【図12】本発明における比較的好ましい第3の実施例
のロッドなしシリンダと紙送り車との組立態様表示図。
【符号の説明】
100:加工紙シート(束) 40,110:支持フレーム 11:紙供給棚 20,600:台車 50,400:制御装置 60:位置調整装置 70,1101:前制止桿 80,200:縦揃え装置 83,203:縦揃え桿

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主機器設備への紙供給棚の紙送り込み側
    に設けられて、その下方側に装設されて紙シートを前記
    紙供給棚に向って送り込むように延びる台車軌道および
    台車との組合せにより、前記台車に載置された紙シート
    を迅速に積み揃えることができる自動紙送り装置の給紙
    台構造であって、 前記紙供給棚の紙送り込み側に対応設置され、その上端
    側の両端部にそれぞれ適当な長さの上向き開口の滑り溝
    が開設された中空桿状の横梁を備えたほぼ門形構造を呈
    する支持フレームと、 前記門形構造の支持フレームの片側門柱に取付けられ
    て、プログラム制御可能な機能を備え、前記台車に載置
    された紙シートのサイズに応じて位置調整装置および縦
    揃え装置を自動変位させるように制御する制御装置と、 前記支持フレームに内挿されて、ガイドねじロッド、正
    逆両ねじブロックおよびサーボモータ・セットによって
    構成され、前記ガイドねじロッドは両端部にそれぞれ正
    ねじ部および逆ねじ部が形成され、前記横梁内に回動自
    在に装備され、前記正ねじ部と前記逆ねじ部にはそれぞ
    れ前記滑り溝内で滑り移動する前記正逆両ねじブロック
    が螺着され、かつ前記サーボモータ・セットは前記ガイ
    ドねじロッドの一端と連接して前記制御装置の制御操作
    により前記ガイドねじロッドを駆動回転する位置調整装
    置と、 その上端部は上記横梁に内挿されたねじブロック上端面
    に固着されその下端部は垂下し、前記ねじブロックと一
    体的に移動して下端部が、前記横梁に設けられた滑り溝
    が延びる方向に延びる滑り軌道内に移動可能に規制され
    る対の前制止桿と、 前記支持フレームの片側門柱の中段部位に固設されて、
    前記制御装置の操作制御を受けるサーボモータ・セット
    により、上記横梁と同一向きに延在するねじ桿を駆動す
    ることにより、前記ねじ桿の水平延伸する一端と直交連
    結する縦揃え桿を駆動する縦揃え装置と、を備える自動
    紙送り装置の給紙台構造。
  2. 【請求項2】 主機器設備への紙供給棚の紙送り込み側
    に設けられて、その下方側に装設されて紙シートを前記
    紙供給棚に向って送り込むように延びる台車軌道、台車
    および前記台車軌道に直交状に交差する方向に延びる
    送軌道の組合せにより、前記台車に載置された紙シート
    を迅速に積み揃えることができる自動紙送り装置の給紙
    台構造であって、前記台車軌道に沿って見て、その紙供給棚の脇に位置
    し、 複数の縦向き平行の前制止桿が垂設された門形構造
    を呈する支持フレームと、 前記前制止桿に取付けられて、サーボモータ・セット、
    ねじ桿および縦揃え桿により形成され、前記サーボモー
    タ・セットが前記前制止桿後面に固設された横向きねじ
    桿を駆動し、前記ねじ桿の延伸した他端が直立する縦揃
    え桿と前記前制止桿前方で連結してなる縦揃え装置と、 前記支持フレームの門形構造の片方門柱側縁に固設され
    たプログラム制御可能な機能を備え、前記縦揃え装置
    、前記台車に載置された紙シートのサイズに応じて自
    動変位させるように制御する制御装置と、 前記支持フレームの前側を通り、前記紙供給棚の前側に
    延びる平行状に敷設された前記輸送軌道上に底部四隅
    に気圧シリンダを設けられた、前記制御装置の制御を受
    ける紙送り車を滑り可能に取付けて、前記紙送り車上に
    前記台車を支持積載して前記気圧シリンダにより前記台
    車を昇降させ得るようにし、前記紙送り車を駆動部によ
    り前記輸送軌道沿いに移動させて、主機器設備への前記
    紙送り側に設けた前記台車軌道と会合させる輸送装置
    と、を備える自動紙送り装置の給紙台構造。
  3. 【請求項3】 駆動部が輸送軌道片側にその輸送軌道に
    平行に回動自在に設けられた定位ねじ桿をサーボモータ
    ・セットを利用して回転させることにより、前記紙送り
    車を前記輸送軌道沿いに移動させる請求項2に記載の自
    動紙送り装置の給紙台構造。
  4. 【請求項4】 駆動部が1組のロッドなしシリンダによ
    り紙送り車を輸送軌道沿いに移動させる請求項2に記載
    の自動紙送り装置の給紙台構造。
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