JP6577116B1 - ライニング体、帯体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空洞構造物の内部で並設されるライニング体であって、曲線区間に配置することに適したライニング体を提供する。【解決手段】本発明のライニング体2は、筒状体4と、筒状体4の軸方向の一端に形成される第一係合部8Aと、筒状体4の軸方向の他端に形成される第二係合部と、筒状体4の外面に形成されているリブ7A,7Bとを備える。第一係合部8Aや第二係合部は、筒状体4の周方向に延びる溝を構成するものであり、当該溝に係合する連結部材を介して、ライニング体2を他のライニング体に連結できる。リブ7A,7Bは、筒状体4の周方向に延びるものであって、筒状体4の軸方向に間隔をあけて複数設けられる。筒状体4の軸方向の長さは、筒状体4の幅方向一端側になるにつれて短くなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、下水管などの空洞構造物の内周面に沿って内張りされるライニング体、及び当該ライニング体を形成するために使用される帯体の製造方法に関する。
従来、下水管などの空洞構造物を補修・補強する手段として、図35に示すように、空洞構造物100の内周面に沿って内張りされるライニング体2が使用されている(特許文献1参照)。ライニング体2は、空洞構造物100の長さ方向に複数並設される。図35や図36に示すように、隣り合う2つのライニング体2,2は、連結部材500を用いて連結される。
ライニング体2は、本体としての筒状体4を有しており、筒状体4の軸方向の両端には係合部8が形成される。係合部8は、筒状体4の周方向に延びる溝11を構成するものであり、溝11は筒状体4の内側に開口する。
ライニング体2,2を連結する際には、まず、空洞構造物100の内部で、二つのライニング体2,2を並設する並設工程が実施される。この際には図37に示すように、二つのライニング体2,2が空洞構造物100の長さ方向に所定の間隔をあけて位置し、且つ、一のライニング体2の一端にある係合部8と、二のライニング体2の他端にある係合部8とが相対するように、二つのライニング体2,2が並設される。以下、相対する「一のライニング体2,2の一端にある係合部8」と「二のライニング体2,2の他端にある係合部8」との総称として、「相対する係合部8,8」と記す。
ついで図35や図36に示すように、連結部材500を用いて、二つのライニング体2,2を連結する連結工程が実施される。連結部材500は、伸縮性のあるポリエチレン等の樹脂から形成されるものであり、幅中央に湾曲部501を有し、幅両端に突起502,502を有している(図36)。
上記連結工程では、相対する係合部8,8の内側において、連結部材500を、二つのライニング体2,2の周方向(ライニング体2,2が備える筒状体4,4の周方向)に延ばしながら、連結部材500の突起502,502を、相対する係合部8,8の溝11,11に係合させることが行われる(図35,図36)。すなわち、突起502,502を溝11,11に係合させる作業が、ライニング体2,2の周方向に進められる。これにより、二つのライニング体2,2が連結部材500によって連結された状態となる。
そして空洞構造物100の曲線区間にライニング体2を設置する場合には、連結部材500を伸縮させることで、二つのライニング体2,2が、曲線区間に沿うものとされていた(図38参照)。つまり図38に示すように、連結部材500の内側500aの幅を縮め、連結部材500の外側500bの幅を伸ばすことで(曲線区間の内側になるほど連結部材500の幅が小さくなるように、連結部材500を変形させることで)、ライニング体2の向きが調整されて、ライニング体2が曲線区間に沿うものとされていた。
特開2016−210105号公報
ところで図38に示したように連結部材500の伸縮(変形)でライニング体2の向きを調整する場合には、連結部材500の幅が短いことで、隣り合う2つのライニング体2,2の一方を他方に対して大きく傾いたものにすることができない。このため、曲線区間の曲がり具合がきつい場合には、ライニング体2,2を曲線区間に沿わせることができなかった。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、その目的は、空洞構造物の内部で並設されるライニング体であって、曲線区間に配置することに適したライニング体、当該ライニング体を形成するために使用される中間体、当該中間体の製造方法を提供することである。
本発明の第1観点に係るライニング体は、空洞構造物の内部に配置されるライニング体であって、筒状体と、前記筒状体の軸方向の一端に形成される第一係合部と、前記筒状体の軸方向の他端に形成される第二係合部と、前記第一係合部と前記第二係合部との間において、前記筒状体の外面に形成されているリブとを備え、前記第一係合部や前記第二係合部は、それぞれ前記筒状体の周方向に延びる溝を構成するものであり、当該溝に係合する連結部材を介して、前記ライニング体を他の前記ライニング体に連結でき、前記リブは、前記筒状体の周方向に延びるものであって、前記筒状体の軸方向に間隔をあけて複数設けられ、前記筒状体の軸方向の長さは、前記筒状体の幅方向一端側になるにつれて短くなっている。
本発明の第2観点に係る中間体は、前記ライニング体を形成するために使用される中間体であって、帯体と、前記帯体の幅方向の一端に形成される第一溝体と、前記帯体の幅方向の他端に形成される第二溝体と、前記第一溝体と前記第二溝体との間において、前記帯体の表面に形成されている突条片とを備え、前記第一溝体や前記第二溝体は、それぞれ前記帯体の長手方向に延びる溝を構成するものであり、前記突条片は、前記帯体の長手方向に延びるものであって、前記帯体の幅方向に間隔をあけて複数設けられ、前記帯体の幅は、前記帯体の長手方向中央側になるにつれて短くなっており、前記帯体が筒状とされることで、前記帯体から前記筒状体が構成され、前記第一溝体から前記第一係合部が構成され、前記第二溝体から前記第二係合部が構成され、前記突条片によって前記リブが構成された前記ライニング体が形成される。
本発明の第3観点に係る製造方法は、前記中間体の製造方法であって、前記帯体の元となる帯基材と、前記帯基材の幅方向一端に形成される第一溝体と、前記帯基材の幅方向他端に形成される前記第二溝体と、前記第一溝体と前記第二溝体との間において前記帯基材の表面に形成されている複数の前記突条片とを備える成形品であって、前記帯基材の幅が前記帯基材の長手方向に一定であり、前記第一溝体や前記第二溝体が構成する溝や、前記複数の突条片が、前記帯基材の長手方向に延びており、前記複数の突条片が前記帯基材の幅方向に間隔をあけて設けられている前記成形品を成形する成形工程と、前記成形品の幅方向の一方側及び他方側の双方で、以下の切断作業1を行うことで、前記成形品を、前記第一溝体を備える第一縁部と、前記第二溝体を備える第二縁部と、前記第一縁部及び前記第二縁部以外の範囲である成形品本体と、に分割する分割工程と、前記成形品本体の幅方向の一方側及び他方側の双方で、以下の切断作業2を行うことで、前記成形品本体の両側縁部を切除する切除工程と、前記成形品本体の幅方向一方側に前記第一縁部を配置して、前記成形品本体の側縁と前記第一縁部の側縁とを突き合わせ、且つ、前記成形品本体の幅方向他方側に前記第二縁部を配置して、前記成形品本体の側縁と前記第二縁部の側縁とを突き合わせる突き合わせ工程と、前記第一縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接する第一溶接工程と、前記第二縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接する第二溶接工程とを有する。
・切断作業1:前記成形品の長手方向の一端から他端まで延び、且つ、前記成形品の長手方向と平行に延びる第一切断線に沿って前記成形品を切断する作業。
・切断作業2:前記成形品本体の長手方向の一端から他端まで延び、且つ、前記成形品本体の長手方向中央側になるにつれて前記成形品本体の幅内側に向かうように傾斜する第二切断線に沿って前記成形品本体を切断する作業。
好ましくは、前記切除工程は、前記成形品本体の側方に配置されるガイド部材と、切断装置とを用いて実施され、前記ガイド部材は、前記第二切断線に対応した傾斜状を呈する突条を有しており、前記切断装置は、第一台車と、第一ローラと、ディスクグラインダとを備えており、前記第一台車は、第一床板と、当該第一床板の幅方向両端から下方に延びる一対の側板とを有しており、前記第一ローラは、第一軸体を介して前記第一床板に吊り下げられるものであり、前記第一軸体に回転自在に軸支され、前記ディスクグラインダは、前記第一床板の上面に固定されるものであって、前記第一床板の外側へ突出する突出部を有しており、 前記ディスクグラインダの突出部には回転刃が設けられており、当該回転刃から前記第一床板の幅方向に第一距離ほど離れた位置に前記第一ローラの外周面が位置しており、前記切除工程では、前記ガイド部材の突条が前記第二切断線から第一距離ほど離れ、且つ、前記第一ローラの外周面が前記ガイド部材の突条に当接するように、前記ガイド部材や前記切断装置が配置されることで、前記回転刃が前記第二切断線上に位置した状態とされ、この状態で前記切断装置を移動させることで、前記第二切断線に沿った前記回転刃の移動を生じさせて、当該回転刃により前記成形品本体を切断することが行われる。
好ましくは、前記切断装置は、第一吊下部材と、第二ローラと、移動板と、第一移動機構とをさらに備え、前記第一床板には、第一貫通孔が形成されており、前記第一貫通孔は、前記第一床板を上下に貫通するものであって、前記第一床板の幅方向に長い形状を呈しており、前記第一吊下部材は、大径の第一頭部から小径の第一螺子棒が延びるものであって、前記第一螺子棒は、前記第一貫通孔にスライド自在に通されて、前記第一頭部は、前記第一床板の上面に支持されており、前記第一螺子棒の下部は、前記第一床板の下側に延び出ており、当該第一螺子棒の下部が前記移動板に締結されることで、前記移動板は、前記第一吊下部材を介して前記第一床板に吊り下げられ、前記第二ローラは、第二軸体を介して前記移動板に吊り下げられるものであって、前記第二軸体に回転自在に軸支され、前記第一移動機構は、第一締結部材と、第一回転部材とを備えており、前記第一締結部材は、前記第一床板の下面に締結されるものであって、前記第一締結部材と前記移動板とは、前記第一床板の幅方向に間隔をあけて相対しており、前記第一締結部材には、第二貫通孔が形成されており、当該第二貫通孔は、前記第一床板の幅方向に前記第一締結部材を貫通しており、前記第一回転部材は、大径の第二頭部から小径の第二螺子棒が延びるものであって、前記第二螺子棒は、前記第二貫通孔に通されて、当該第二貫通孔から延び出た前記第二螺子棒の先端部が、前記移動板に締結されており、前記切除工程では、前記第一回転部材の回転で前記第二ローラを前記第二床板の幅方向に移動させることで、前記第一ローラと前記第二ローラとの間に前記ガイド部材の突条が挟み込まれた状態とされる。
好ましくは、前記分割工程では、前記成形品が備える前記突条片のうち、最も幅方向一方側に位置する第一の前記突条片が前記第一縁部に含まれ、最も幅方向他方側に位置する第二の前記突条片が前記第二縁部に含まれるように、前記成形品が分割され、前記第一溶接工程や前記第二溶接工程では、成形品本体の長手方向に間隔をあけて配置される複数のガイド片が使用され、前記ガイド片の各々は、一対の側板と、当該一対の側板を連結する連結板とを備えるものであり、前記第一溶接工程では、各前記ガイド片は、一方の側板が前記第一の突条片に当接するように土台に固定され、各前記ガイド片の他方の側板と前記第一の突条片との案内で、前記溶接機台車を移動させながら、当該溶接機台車によって前記第一縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われ、前記第二溶接工程では、各前記ガイド片は、一方の側板が前記第二の突条片に当接するように土台に固定され、各前記ガイド片の他方の側板と前記第二の突条片との案内で、前記溶接機台車を移動させながら、当該溶接機台車によって前記第二縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われる。
好ましくは、前記ガイド片の連結板には、前記一対の側板が対向する方向に延びる第三貫通孔が形成されており、前記第一溶接工程や前記第二溶接工程では、前記ガイド片の各々において、前記土台に固定された第二締結部材を前記第三貫通孔に通した状態で、前記第三貫通孔の延伸方向に前記ガイド片をスライドさせることで、前記ガイド片の一方の側板を前記突条片に当接させ、この状態で、前記第二締結部材を前記連結板に締結することで、前記第二締結部材を介して前記ガイド片を前記土台に固定することが行われる。
好ましくは、前記溶接機台車は、第二台車と、一対の柱体と、溶接機とを備えており、前記第二台車は、第二床板と、第一摺接板と、第二摺接板とを有するものであって、前記第二床板の幅方向中央には第四貫通孔が形成されており、前記一対の柱体は、これらの間に前記第四貫通孔が位置するように、前記第二床板上に立設されるものであって、前記一対の柱体の対向面には、上下方向に延びる一対のガイドレールが取り付けられており、前記溶接機は、上下方向に延びるものであって、前記溶接機の上部は、前記一対のガイドレールに挟み込まれ、前記溶接機の下部は、前記第四貫通孔を通過して、前記第二床板の下側に延び出ており、前記溶接機の下端には、溶融した溶融部材を吐出するための吐出口が形成されており、前記第一摺接板と前記第二摺接板とは、前記第二床板に吊り下げられるものであって、前記第二床板の幅方向に間隔をあけて設けられており、前記第一溶接工程では、各前記ガイド片の他方の側板に前記第一摺接板が順次摺接し、且つ、前記第一の突条片に前記第二摺接板が摺接するように、前記第二台車を移動させることで、前記第一縁部と前記成形品本体との境界線に沿った前記吐出口の移動を生じさせて、当該吐出口から吐出される溶接部材により前記第一縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われ、前記第二溶接工程では、各前記ガイド片の他方の側板に前記第一摺接板が順次摺接し、且つ、前記第二の突条片に前記第二摺接板が摺接するように、前記第二台車を移動させることで、前記第二縁部と前記成形品本体との境界線に沿った前記吐出口の移動を生じさせて、当該吐出口から吐出される溶接部材により前記第二縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われる。
好ましくは、前記第二台車は、第二吊下部材と、第二移動機構とを有し、前記第二床板には、第五貫通孔が形成されており、前記第五貫通孔は、前記第二床板を上下に貫通するものであって、前記第二床板の幅方向に長い形状を呈しており、前記第二吊下部材は、大径の第三頭部から小径の第三螺子棒が延びるものであって、前記第三螺子棒は、前記第五貫通孔にスライド自在に通されて、前記第三螺子棒の先端部は、前記第二床板の下側に延び出ており、前記第三螺子棒の先端部が前記第一摺接板に締結されることで、前記第一摺接板は、前記第二吊下部材を介して前記第二床板に吊り下げられており、前記第二移動機構は、第三締結部材と、第二回転部材とを備えており、前記第三締結部材は、前記第二床板の下面に締結されて、前記第二床板の下側へ突出するものであって、前記第三締結部材と前記第一摺接板とは、前記第二床板の幅方向に間隔をあけて相対しており、前記第三締結部材には、第六貫通孔が形成されており、当該第六貫通孔は、前記第二床板の幅方向に前記第三締結部材を貫通しており、前記第二回転部材は、大径の第四頭部から小径の第四螺子棒が延びるものであって、前記第四螺子棒が前記第六貫通孔に通されて、当該第六貫通孔から延び出た前記第四螺子棒の先端部が、前記第一摺接板に締結されており、前記第一溶接工程や前記第二溶接工程では、前記第二回転部材の回転で、前記第一摺接板や前記第二吊下部材を前記第二床板の幅方向に移動させることで、前記第一摺接板が、前記ガイド片の他方の側板に接するものとされる。
好ましくは、前記溶接機台車は、前記一対の柱体の上端に締結される押付機構を有しており、前記押付機構は、ハンドルの回転操作でコイルバネを圧縮させることの可能なものであり、圧縮に抗する前記コイルバネの弾性力により、前記溶接機を下方に押圧して、前記吐出口を溶接対象に押し付けることが可能であり、前記第一溶接工程では、前記ハンドルの回転操作で前記第一縁部と前記成形品本体との境界線上の位置に吐出口を押し付けることが行われ、前記第二溶接工程では、前記ハンドルの回転操作で前記第二縁部と前記成形品本体との境界線上の位置に吐出口を押し付けることが行われる。
本発明のライニング体によれば、筒状体の軸方向の長さが、筒状体の幅方向一端側になるにつれて短いので、空洞構造物の曲線区間に配置する上で適している。
本発明の中間体によれば、帯体が筒状とされることでライニング体を形成でき、
帯体の幅が長手方向中央側になるにつれて短くなることで、ライニング体は、筒状体の軸方向の長さが、筒状体の幅方向一端側になるにつれて短いものとなる。
本発明の中間体の製造方法によれば、成形品本体の幅方向内側に向かう第二切断線の傾斜を調整することで、中間体から形成されるライニング体の形状を、曲線区間の曲がり具合に応じた形状にすることができる。
本発明の実施形態に係るライニング体を示す斜視図である。 空洞構造物の内部にライニング体を配置した状態を示す横断面図である。 空洞構造物の内部にライニング体を配置した状態を示す横断面図である。 空洞構造物の内部で並設された2つのライニング体が連結された状態を示す縦断面図である。 並設された2つのライニング体の一部を拡大して示す縦断面図であり、(a)は2つのライニング体が連結された状態を示し、(b)は、2つのライニング体が連結される以前の状態を示す。 2つのライニング体が並設された状態を示す縦断面図である。 2つのライニング体が仮留めされた状態を示す縦断面図である。 2つのライニング体が連結された状態を示す縦断面図である。 連結部材の当初の状態を示す斜視図である ライニング体を形成するために使用される中間体を示す平面図である。 (a)は図10のA−A線断面図であり、(b)は図10のB−B線断面図である。 中間体を製造する手順を示す平面図である。 中間体を製造する手順を示す平面図である。 中間体を製造する手順を示す断面図である。 中間体を製造する手順を示す断面図である。 中間体を製造するために使用される成形品を示す写真である。 中間体を製造するために使用される成形品を示す写真である。 成形品に切断作業1を行っている状態を示す写真である。 切断作業1により成形品が第一縁部と第二縁部と成形品本体とに分割された状態を示す写真である。 切断作業2が行われる直前の状態を示す平面図である。 切断作業2が行われているときの状態を示す写真である。 切断作業2により成形品本体の両側縁部を切除した後の状態を示す写真である。 (a)は切断装置の正面図であり、(b)は切断装置の側面図である。 切断装置の一部を拡大して示す平面図である。 切除工程が実施される際の第二切断線やガイド部材やローラの位置関係を示す概略平面図である。 第1溶接工程が実施されているときの状態を示す写真である。 第1溶接工程で第1縁部と成形品本体とが溶接された状態を示す写真である。 ガイド片を示す平面図である。 (a)は溶接機台車の平面図であり、(b)は溶接機台車の側面図である。 溶接機台車の正面図である。 溶接機台車の一部を拡大して示す正面図であって、(a)は、第1溶接工程で溶接機台車が成形品本体の中央を通過するときの状態を示し、(b)は、第1溶接工程で溶接機台車が成形品本体の端部を通過するときの状態を示す。 溶接機台車の一部を拡大して示す正面図であって、(a)は、第2溶接工程で溶接機台車が成形品本体の中央を通過するときの状態を示し、(b)は、第2溶接工程で溶接機台車が成形品本体の端部を通過するときの状態を示す。 図29(a)のA範囲を拡大して示す平面図である。 図33のA−A線断面図である。 空洞構造物内で並設された2つのライニング体が、従来の連結方法によって連結された状態を示す縦断面図である。 2つのライニング体の一部を拡大して示す縦断面図であり、2つのライニング体が連結された状態を示す。 2つのライニング体の一部を拡大して示す縦断面図であり、2つのライニング体が連結される以前の状態を示す。 従来のライニング体が空洞構造物の曲線区間の内部に配置された状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお以下では、従来技術との対応関係を明確にすべく、図35〜図38に示すものと対応する構成には同一符号を付す。
図1は、本発明の実施形態に係るライニング体2を示す斜視図である。図2は、
空洞構造物100の内部にライニング体2を配置した状態を示す平面図である。図3は、空洞構造物100の内部にライニング体2を配置した状態を示す断面図である。図4は、空洞構造物100の内部で並設された2つのライニング体2,2が、連結部材3を用いて連結された状態を示す縦断面図である。図5は、並設されたライニング体2,2の一部を拡大して示す縦断面図である。図5(a)は連結部材3を用いてライニング体2,2が連結された状態を示し、図5(b)は、ライニング体2,2が連結される以前の状態を示している。
ライニング体2は、空洞構造物100の内張りとして空洞構造物100の内周面に沿って配置される。本発明において、「空洞構造物」とは、新設及び既設を問わず、また、断面形状が円形及び非円形を問わず、トンネルや下水管などの内部空間を有する構造物全般をいう。本実施形態では、空洞構造物100は、略矩形状の断面を呈する下水管であり、角部102が面取りされている(図3)。
ライニング体2は、空洞構造物100内に複数並設されるものである。本実施形態のライニング体2は、空洞構造物100の曲線区間に配置するために使用される(図2)。
ライニング体2は、合成樹脂製であり、本体としての筒状体4と、筒状体4の外面に形成される複数のリブ7と、筒状体4の軸方向の一端に形成される第一係合部8Aと、筒状体4の軸方向の他端に形成される第二係合部8Bとを備えている。以下、第一係合部8Aと第二係合部8Bの総称として係合部8A,8Bと記す。
筒状体4は、空洞構造物100に対応する略矩形の筒状を呈している。
係合部8A,8Bは、それぞれ筒状体4の周方向に延びる第一溝10及び第二溝11を構成する(図5)。第一溝10は、筒状体4の外側に開口する。第二溝11は、筒状体4の内側に開口する。
図1に示すように、複数のリブ7は、筒状体4の軸方向に間隔をあけて設けられるものであり、それぞれ筒状体4の周方向に延びる。筒状体4の角部60等では、リブ7はU字状に切り欠かれる(切り欠けは、角部60以外の箇所にも形成されてもよい)。以下では、筒状体4に形成される複数のリブ7のうち、最も端に位置するリブ7を「最端のリブ7A」と記し、最端のリブ7A以外のリブ7を「他のリブ7B」と記す。
最端のリブ7Aと、これの隣りにあるリブ7Bとの間には、補強材5が配置される(図4,図5参照、図1では補強材5の図示を省略)。補強材5は、コの字状の断面を呈するものであって、基板20と、基板20から突出する一対の側板21,21とを有する(図5参照)。当該補強材5は、筒状体4の周方向に延びるものであり、一方の側板21が筒状体4と接し、基板20が最端のリブ7Aと接するように配置される。図3に示すように筒状体4の断面が略矩形を呈する場合には、補強材5は、筒状体4の辺に沿う範囲と、筒状体4の角60(図1参照)に沿う範囲とが、別々の部材から構成されて、これらの部材を組み合わせることで補強材5が形成される。なお補強材5は、L字状の断面を呈するものであってもよい。この場合、補強材5は、筒状体4と最端のリブ7Aとに接するように配置される。また補強材5は、I字状の断面を呈するものであってもよい。この場合、補強材5は最端のリブ7Aに接するように配置される。
上記の補強材5は、締結材6によってライニング体2に締結される(図4及び図5参照、図1では締結材6の図示を省略)。締結材6は、円筒状の筒材30と、断面円形の棒材31と、ナット32とを備える。筒状体4に形成される複数のリブ7のうち、最端のリブ7A以外の他のリブ7Bには、筒材30を通すための貫通孔33が形成される(図3)。最端のリブ7Aには、棒材31を通すための貫通孔34が形成される。補強材5の基板20には、棒材31を通すための貫通孔35が形成される。筒材30は、他のリブBの各々の貫通孔33に通されて、筒材30の端面は、補強材5に当接する。棒材31は、筒材30の内部に通される。棒材31の端側は、筒材30から延び出るとともに、貫通孔35及び貫通孔34を順次通過し、最端のリブ7Aの外側へ突出する。そして最端のリブ7Aの外側に突出した棒材31の端部に、ナット32が締結されることで、ナット32と筒材30とによって、補強材5と最端のリブ7Aとが挟み込まれる。これにより、補強材5がライニング体2に締結される。なお補強材5の全周を固定するために、締結材6による締結が筒状体4の周方向の複数の位置で行われる。すなわち、上記の貫通孔33・貫通孔34・貫通孔35は、筒状体4の周方向の複数の位置に形成されているとともに、当該複数の位置の各々で、筒材30を貫通孔33に通し、棒材31を貫通孔35・貫通孔34に通し、リブ7Aの外側に突出した棒材31の端部にナット32を締結することが行われる。
次に、2つのライニング体2,2を連結する方法を説明する。
まず、空洞構造物100の内部において、二つのライニング体2,2を並設する並設工程が実施される。この際には図6に示すように、二つのライニング体2,2が、空洞構造物100の長さ方向に間隔をあけて位置し、且つ、一のライニング体2の一端にある第一係合部8Aと、二のライニング体2の他端にある第二係合部8Bとが相対するように、二つのライニング体2,2が並設される。以下、上記の「第一係合部8A」と「第二係合部8B」の総称として、「係合部8A,8B」と記す。
次に図7に示すように、留め具50を用いて、二つのライニング体2,2を仮留めする仮留め工程が実施される。留め具50は、基板57と、基板51から突出する一対の第一突起52,52とを有しており、ステンレス、鉄、バネ鋼、アルミ合金等の金属から形成される。仮留め工程では、ライニング体2,2の周方向の複数の位置で、一対の第一突起52,52を、相対する係合部8A,8Bの第一溝10,10に係合させることが行われる。例えば、ライニング体2,2の周方向に90°の角度間隔をあけた4つの位置で、第一突起52,52を、係合部8A,8Bの第一溝10,10に係合させることが行われる。
上記の仮留め工程が実施された後では、図8に示すように、連結部材3を用いて二つのライニング体2,2を連結する連結工程が実施される。
図9は連結部材3の当初の状態を示す斜視図である(図9では連結部材3の一部の図示を省略している)。連結部材3は、伸縮性のあるポリエチレン等の樹脂から形成されるものであり、帯材40や、帯材40の表面から突出する一対の突起41,41を有している。
上記の連結工程では、相対する2つの係合部8A,8Bの間で、連結部材3をライニング体2,2の周方向に延ばしながら、連結部材3の突起41,41を、相対する2つの係合部8A,8Bの第二溝11,11に係合させることが行われる。そして、連結部材3をライニング体2,2の周方向に延ばした状態で、連結部材3の両端部を熱溶着することで、連結部材3がライニング体2,2に沿う筒状とされる。なお上記の連結工程は、例えば特開2016-210105号公報に開示されるライニング装置を用いて実施され得る。
以上で二つのライニング体2,2を連結する作業が完了する。そして上記の作業が隣り合う2つのライニング体2,2の組毎に繰り返されることで、空洞構造物100の長さ方向に複数のライニング体2が並設された状態となる。その後、ライニング体2や連結部材3の外面と空洞構造物100の内面との間の隙間に、セメントミルクなどの裏込め材103(図2〜図4)を充填することで、内張り施工が完了する。
本実施形態では、空洞構造物100の曲線区間にライニング体2を配置可能とするために、ライニング体2は、筒状体4の軸方向の長さが、筒状体4の幅方向一端側になるにつれて短くなるものとされている(図1、図2参照)。つまり本実施形態は、図38に示した従来技術のように、幅の狭い連結部材500を伸縮(変形)させることでライニング体2を曲線区間に沿わせるのではなく、ライニング体2そのものの形状を、曲線区間に沿わせるのに適した形状にしたものである。以下、上記形状のライニング体2を形成するために使用される中間体61や、中間体61の製造方法について説明する。
図10は、ライニング体2を形成するために使用される中間体61を示す平面図である。図11(a)は、図10のA−A線断面図である。図11(b)は、図10のB−B線断面図である。
中間体61は、合成樹脂であり、帯体62と、帯体62の幅方向の一端に形成される第一溝体63と、帯体62の幅方向の他端に形成される第二溝体64と、第一溝体63と第二溝体64との間で帯体62の表面に形成される突条片65とを備えている。
図10や図11から明らかなように、帯体62の幅は、帯体62の長手方向中央側になるにつれて短くなっている。
突条片65は、帯体62の長手方向に延びるものであって、帯体62の幅方向に間隔をあけて複数設けられる。
第一溝体63は第一溝10を構成し、第二溝体64は第二溝11を構成する。第二溝11や第二溝体64は、帯体62の長手方向に延びるものであり、第一溝10は、突条片65が形成される側(図11の上側)に開口し、第二溝11は、突条片65が形成されない側(図11の下側)に開口する。
上記の中間体61によれば、突条片65が外側に突出するように帯体62が筒状とされることで、図1〜図8に示したライニング体2が形成される。このライニング体2は、筒状とされた帯体62から筒状体4が構成され、第一溝体63から第一係合部8Aが構成され、第二溝体64から第二係合部8Bが構成され、突条片65からリブ7が構成されたものである。そして上述のように帯体62の幅が長手方向中央側になるにつれて短くなることで(図10、図11)、筒状体4は、軸方向の長さが、幅方向一端側になるにつれて短いものとなる(図1,図2)。
図12〜図15は、中間体61を製造する手順を示す図であり、図12及び図13は平面図、図14及び図15は断面図である。図16や図17は、中間体61を形成するために使用される成形品70を示す写真である。
中間体61を製造する際には、まず、図12(a)、図14(a)、図16、図17に示す成形品70を成形する成形工程が行われる。
成形品70は、帯体62の元となる帯基材62Gと、第一溝体63と、第二溝体64と、複数の突条片65とを備えている。
帯基材62Gは、幅が一定とされるものである。第一溝体63は帯基材62Gの幅方向一端に形成される。第二溝体64は帯基材62Gの幅方向他端に形成される。第一溝体63や第二溝体64は、それぞれ帯基材62Gの長手方向に延びる第一溝10及び第二溝11を構成するものである。第一溝10は、突条片65が形成される側(図14(a)の上側)に開口する。第二溝11は、突条片65が形成されない側(図14(a)の下側)に開口する。これら第一溝10及び第二溝11は、図11に示す中間体61の溝10及び溝11となるものである。
複数の突条片65は、第一溝体63と第二溝体64との間において帯基材62Gの表面に形成されている。複数の突条片65は、それぞれ帯基材62Gの長手方向に延びており、帯基材62Gの幅方向に間隔をあけて設けられる。
成形工程では、上記の成形品70を押し出し成形で成形した後、突条片65に貫通孔や切り欠きを形成することや(図16は切り欠きを形成する作業を示している)、不必要な突条片65の範囲65aを切除することが行われる(図17参照)。
上記成形工程の後では、成形品70の幅方向の一方側及び他方側の双方において、以下の切断作業1を行うことで、成形品70を、第一溝体63を備える第一縁部71と、第二溝体64を備える第二縁部72と、第一縁部71及び第二縁部72以外の範囲である成形品本体73と、に分割する分割工程が実施される(図12(b)、図14(b)、図18、図19)。
・切断作業1:成形品70の長手方向の一端から他端まで延び、且つ、成形品70の長手方向と平行に延びる第一切断線T1に沿って成形品70を切断する作業(図12(b)は、切断作業1によって、成形品70が、第一縁部71と第二縁部72と成形品本体73とに分割された状態を示す平面図である。図14(b)は図12(b)のB−B線断面図である。図18は、切断装置Hを用いて成形品70に切断作業1を行っている状態を示す写真である。図19は、切断作業1により成形品70が第一縁部71と第二縁部72と成形品本体73とに分割された状態を示す写真である)。
図12(b)や図14(b)や図19に示すように、上記の分割工程では、成形品70に形成される複数の突条片65のうち、最も幅方向一方側に位置する第一の突条片65Aが第一縁部71に含まれ、最も幅方向他方側に位置する第二の突条片65Bが第二縁部72に含まれるように、成形品70が切断される。なお、成形品70の切断は、円形の回転刃を備える切断装置H(図18)や、電動鋸を用いて行われる(切断装置Hは、丸ノコと称されるものである)。
上記の分割工程の後では、成形品本体73の幅方向の一方側及び他方側の双方において、以下の切断作業2を行うことで、成形品本体73の両側縁部73a,73bを切除する切除工程が実施される(図12(c)、図14(c)、図20〜図22参照)。
・切断作業2:成形品本体73の長手方向の一端から他端まで延び、且つ、成形品本体73の長手方向中央側になるにつれて成形品本体73の幅方向内側に向かうように傾斜する第二切断線T2に沿って成形品本体73を切断する作業(図12(c)は、切断作業2により成形品本体73の両側縁部73a,73bが切除された状態を示す平面図である。図14(c)は図12(c)のC−C線断面図である。図20は、切断作業2が行われる直前の状態を示す平面図である。図21は、切断作業2が行われているときの状態を示す写真である。図22は、切断作業2により成形品本体73の両側縁部73a,73bを切除した後の状態を示す写真である)。
図20〜図22に示すように、上記の切除工程(切断作業2)では、ガイド部材75や切断装置76が用いられる。
ガイド部材75は、成形品本体73の両側方に配置されるものであって、成形品本体73と同等以上の長さを有している。ガイド部材75は、土台400に固定される固定板75aと、固定板75aの側縁から上方に突出する突条75bとを有しており、突条75bは、第二切断線T2に対応した傾斜状を呈する。上記のガイド部材75は、突条75bが第二切断線T2から第一距離L1ほど離れるように配置される。
図23(a)は切断装置76の正面図である。図23(b)は切断装置76の側面図である。図24は切断装置76の一部を拡大して示す平面図である。
切断装置76は、第一台車78と、ディスクグラインダ80と、第一ローラ79,79と、第二ローラ88と、移動板89と、第一吊下部材90と、第一移動機構91とを備えている。
第一台車78は、第一床板81と、一対の側板82,82と、車輪83とを有している。側板82,82は、第一床板81の幅方向両端から下方に延びる。車輪83は、側板82,82に回転自在に取り付けられており、車輪83の回転で、第一台車78は、第一床板81の長手方向に走行する。
ディスクグラインダ80は、第一床板81上に固定されるものであり、第一床板81の外側へ突出する突出部80aを有している。当該突出部80aには、回転刃86が設けられる。回転刃86は、モータ(図示せず)の駆動で回転する。
第一ローラ79,79は、第一軸体84を介して第一床板81に吊り下げられるものであり、第一軸体84に回転自在に軸支される。図23(b)や図24に示すように、第一ローラ79,79の一方と他方とは第一床板81の長手方向に相対しており、回転刃86から第一床板81の幅方向に第一距離L1ほど離れた位置に第一ローラ79,79の外周面が位置する(図23(a))。
第一吊下部材90は、大径の第一頭部90aから、小径の第一螺子棒90bが延びるものである。第一床板81には、第一螺子棒90bを通すための貫通孔95(図24)が形成される。貫通孔95は、第一床板81を上下に貫通するものであって、第一床板81の幅方向に長い形状を呈している。第一螺子棒90bは、貫通孔95にスライド自在に通されており、第一頭部90aは、第一床板81の上面(貫通孔95周囲の上面)に支持される(図24では第一螺子棒90bが貫通孔95に通された状態を示すために、第一頭部90aの図示を省略している)。第一螺子棒90bの下部は、第一床板81の下側へ延び出ており(図23(a))、当該延び出た第一螺子棒90bの下部が移動板89に締結されることで、移動板89は、第一吊下部材90を介して第一床板81に吊り下げられている。
第二ローラ88は、第二軸体92を介して移動板89に吊り下げられるものであって、第二軸体92に回転自在に軸支される。図24に示す一点鎖線Vは、第一床板81の幅方向に延びて、第一ローラ79,79の間を通過する直線を示しており、当該直線V上に第二ローラ88は位置する。
なお図示例では、第二軸体92の上側部分は、移動板89の上側に延び出ており、当該第二軸体92の上側部分にナット93が締結されている。ナット93は、第一床板81に形成された貫通孔94の内側に配置されており、貫通孔94の径は、ナット93の外径よりも大きくなっている。
第一移動機構91は、移動板89を第二床板310の幅方向に移動させることが可能なものである。当該第一移動機構91は、第一締結部材96と、第一回転部材97とを備える。
第一締結部材96は、第一床板81の下面に締結される(図23(a))。第一締結部材96と移動板89とは、第一床板81の幅方向に間隔をあけて相対する(図23(a),図24)。第一締結部材96には、貫通孔98(図24)が形成される。当該貫通孔98は、第一床板81の幅方向に第一締結部材96を貫通する。
第一回転部材97は、大径の第二頭部97aから、小径の第二螺子棒97bが延びるものである。第二螺子棒97bは、貫通孔98に通されて、当該貫通孔98から延び出た第二螺子棒97bの先端部が、移動板89に締結される。
上記の第一移動機構91によれば、第一回転部材97の第二頭部97aを摘んで第一回転部材97を回転させることで、移動板89や第二ローラ88を、第二床板310の幅方向に移動させて、第二ローラ88と第一ローラ79,79との間の間隔K(図24)を変更できる。また第一回転部材97の回転で移動板89が移動する間では、第一螺子棒90bが貫通孔95に沿ってスライドすることで、移動板89の移動がガイドされる(移動板89が移動する間では、ナット93も貫通孔94内を第二床板310の幅方向に移動する)。
図25は、切除工程における第二切断線T2やガイド部材75やローラ79,88の位置関係を示す概略平面図である。
図25に示すように、上述した切除工程では、ガイド部材75の突条75bが第二切断線T2から第一距離L1ほど離れるように、ガイド部材75が配置される。また、第一ローラ79,79の外周面が突条75bに当接するように、切断装置76が配置される。この際には、第一回転部材97の回転で第二ローラ88を第二床板310の幅方向に移動させることで、第一ローラ79,79と第二ローラ88との間に突条75bが挟み込まれた状態とされる。以上の作業が行われることで、図25に示すように、回転刃86が第二切断線T2上に位置した状態となる。そしてこの状態で切断装置76を移動させることが行われる(第一台車78を走行させることが行われる)。この移動の間では、第一ローラ79,79の外周面が突条75bに当接することで、突条75bと回転刃86との間の距離が第一距離L1に保たれるので、回転刃86が第二切断線T2に沿って移動する。これにより、成形品本体73が第二切断線T2に沿って切断されて、成形品本体73から側縁部73a或いは側縁部73bが分離する(図12(c),図14(c))。その結果、成形品本体73の側縁は、長手方向中央側になるにつれて幅方向内側に向かうように傾斜したものとなる(図12(c)、図21、図22)。さらに本実施形態によれば、第一ローラ79,79と第二ローラ88との間に突条75bが挟み込まれることで、切断装置76が移動する間において、突条75bと回転刃86との間の距離が確実に第一距離L1に保たれるので、成形品本体73を確実に第二切断線T2に沿って切断できる。さらには、突条75bとの摺接で第一ローラ79,79や第二ローラ88が回転することで、切断装置76が円滑に移動する。
なお第二ローラ88や第二軸体92や移動板89や第一移動機構91は、必ずしも必要ではなく、省略されてもよい。この場合でも、第一ローラ79,79の外周面が突条75bに当接するように切断装置76を配置すれば、突条75bと回転刃86との間の距離を第一距離L1に保ち、第二切断線T2に沿って回転刃86を移動させることができるので、成形品本体73を第二切断線T2に沿って切断できる。また第一ローラ79の数は、図示例の2に限定されず、1或いは3以上の複数とされてもよい。なお確実に突条75bと回転刃86との間の距離を第一距離L1に保つために、複数の第一ローラ79を、第一床板81の長手方向に配置することが好ましい。
上記の切除工程の後では、図13(a)や図15(a)に示すように、成形品本体73の幅方向一方側に第一縁部71を配置して、成形品本体73の側縁73cと第一縁部71の側縁71aとを突き合わせ、且つ、成形品本体73の幅方向他方側に第二縁部72を配置して、成形品本体73の側縁73dと第二縁部72の側縁72aとを突き合わせる突き合わせ工程が実施される。
上記の突き合わせ工程では、第1縁部71・成形品本体73・第二縁部72の両端を位置合わせするために、パイプPが使用される(上記の「両端」は「長手方向の両端」である)。パイプPは、第1縁部71の突条片65Aと、成形品本体73の突条片65と、第二縁部72の突条片65Bとを順次貫通するものであり(図13(a),図15(a))、突き合わせ工程では、第1縁部71や第2縁部72をパイプPに沿って成形品本体73側にスライドさせることで、第一縁部71の側縁71aを成形品本体73の側縁73cと突き合わせ、第二縁部72の側縁72aを成形品本体73の側縁73dに突き合わせることが行われる。
上記の突き合わせ工程の後では、成形品本体73の側縁73cと第一縁部71の側縁71aとを溶接する第一溶接工程と、成形品本体73の側縁73dと第二縁部72の側縁72aとを溶接する第二溶接工程とが実施される(図13(b),図15(b))。
図26は、第1溶接工程が実施されているときの状態を示す写真である。図27は、第1溶接工程で第一縁部71と成形品本体73とが溶接された状態を示す写真である。
第1溶接工程や第2溶接工程では、ガイド片セット200や溶接機台車300が使用される。ガイド片セット200は、成形品本体73の長手方向に間隔をあけて配置される複数のガイド片201から構成される。
図28は、ガイド片201を示す平面図である。図28に示すように、ガイド片201の各々は、一対の側板202A,202Bと、側板202A,202Bを連結する連結板203とを備えている。ガイド片201の連結板203には、貫通孔204が形成されている。貫通孔204は、連結板203を上下方向に貫通する孔であり、側板202A,202Bが対向する方向に延びている。なお、図28は、第一溶接工程で使用されるガイド片201Aを示しているが、第二溶接工程で使用されるガイド片201も上記の特徴を有する。
図26や図27に示すように、第1溶接工程では、成形品本体73の幅方向一方側に配置されるガイド片セット200A(第一ガイド片セット)と、成形品本体73の幅方向他方側に配置されるガイド片セット200Bとが使用される。
図26〜図28や後述の図31に示すように、ガイド片セット200Aに含まれるガイド片201Aは、一方の側板202Aが第一の突条片65Aに当接するように、土台400に固定される。この固定の手順としては、まず、土台400に固定された第二締結部材205を、貫通孔204に通すことが行われる。ついで、貫通孔204の延伸方向にガイド片201Aをスライドさせることで、側板202Aを第一の突条片65Aに当接させることが行われる。ついで、第二締結部材205を連結板203に締結することで、第二締結部材205を介してガイド片201Aを土台400に固定することが行われる。
ガイド片セット200Bは、成形品本体73のずれ止めを目的として設けられる。図26や図27や後述の図31に示すように、ガイド片セット200Bに含まれるガイド片201Bは、一方の側板202Aが成形品本体73の一の突条片65に当接するように、土台400に固定される。ガイド片201Bの固定の手順は、ガイド片201Aの固定の手順と同様である。
そして第1溶接工程では、上記のようにガイド片201Aやガイド片201Bを固定した状態で、各ガイド片201Aの側板202Bと、第一の突条片65Aとの案内で、溶接機台車300を移動させながら、当該溶接機台車300によって第一縁部71の側縁と成形品本体73の側縁とを溶接することが行われる。またこの際には、ウィンチの牽引で溶接機台車300を低速且つ等速で移動させることが行われる。
また図示を省略するが、第2溶接工程では、成形品本体73の幅方向一方側に配置されるガイド片セット200Cと、成形品本体73の幅方向他方側に配置されるガイド片セット200Dとが使用される。
後述の図32は、ガイド片セット200Cに含まれるガイド片201Cや、ガイド片セット200Dに含まれるガイド片201Dを示している。ガイド片201Dは、一方の側板202Aが第二の突条片65Bに当接するように、土台400に固定される。ガイド片セット200Cは、成形品本体73のずれ止めを目的として設けられる。ガイド片セット200Cに含まれるガイド片201Cは、一方の側板202Aが成形品本体73の一の突条片65に当接するように、土台400に固定される。なおガイド片201Cの側板202Aを当接させる突条片65は、第一縁部71に形成された突条片65Aでもよい。ガイド片201D,201Cの固定の手順は、ガイド片201Aの固定の手順と同様であるため説明を省略する。
そして第2溶接工程では、上記のようにガイド片201Dやガイド片201Cを固定した状態で、ガイド片201Dの他方の側板202Bと、第二の突条片65Bとの案内で、溶接機台車300を移動させながら、当該溶接機台車300によって第二縁部72の側縁と成形品本体73の側縁とを溶接することが行われる。この際にも、ウィンチの牽引で溶接機台車300を低速且つ等速で移動させることが行われる。
次に溶接機台車300の詳細な構造を説明する。
図29(a)は溶接機台車300の平面図であり、図29(b)は溶接機台車300の側面図である。図30は溶接機台車300の正面図である。図31や図32は、溶接機台車300の一部を拡大して示す正面図である。図31(a)や図32(a)は、溶接機台車300が成形品本体73の中央を通過するときの状態を示す。図31(b)や図32(b)は、溶接機台車300が成形品本体73の端部を通過するときの状態を示す。
溶接機台車300は、第二台車301と、一対の柱体302,302と、溶接機303と、押付機構304(図30)とを備えている(図29(a)では、溶接機303の図示を省略している)。
第二台車301は、第二床板310と、第一摺接板311と、第二摺接板312と、第二吊下部材313と、第二移動機構314とを有している。
第二床板310の中央には、第二床板310を上下に貫通する貫通孔315が形成されている。
一対の柱体302,302は、これらの間に貫通孔315が位置するように、第二床板310上に立設される。一対の柱体302,302の対向面には、上下方向に延びる一対のガイドレール316,316が取り付けられている(図30では、後述の第三締結部材328を示すために、左側のガイドレール316の上端部の図示を省略している)。
溶接機303は、上下方向に延びるものであって、溶接機303の上部は、一対のガイドレール316,316の間に挟み込まれる(図30)。溶接機303の下部は、貫通孔315を通過して、第二床板310の下側に延び出る。溶接機303は、その内部に供給される溶融部材(例えば合成樹脂)をヒーターの熱で溶融するものであり、溶接機303の下端には、溶融した溶接部材を吐出する吐出口320が形成される。
押付機構304は、一対の柱体302,302の上端に締結される(図30)。この押付機構304は、ハンドル321の回転操作でコイルバネ322を圧縮可能なものであり、圧縮に抗するコイルバネ322の弾性力によって溶接機303が下方に押圧されて、吐出口320が溶接対象に押し付けられる。
より具体的には、押付機構304は、上記のハンドル321やコイルバネ322に加えて、水平板323や、螺子棒324や、スライドバー325や、締結棒326を備える。
水平板323は、その両端が一対の柱体302,302の上端に締結される。水平板323の中央には貫通孔330が形成されており、貫通孔330の内面には螺子が形成される。
螺子棒324は、上下方向に延びて、貫通孔330を通過するものであり、螺子棒324の外面の螺子と、貫通孔330の内面の螺子とが噛み合っている。
ハンドル321は螺子棒324の上端に取り付けられており、ハンドル321を回転させることで、螺子棒324を回転させることができる。螺子棒324を正回転させた場合には、螺子棒324は下方に移動する。螺子棒324を逆回転させた場合には、コイルバネ322の弾性力で螺子棒324は上方に移動する。
スライドバー325は、水平板323と溶接機303との間に位置するものであり、一対のガイドレール316,316に摺動自在に挟み込まれる。スライドバー325の両端には、スライドバー325を上下に貫通する貫通孔が形成される(図26では、スライドバー325の左端に形成される貫通孔のみ示している)。
締結棒326は、大径の頭部326aから、小径の螺子棒326bが延びるものである。螺子棒326bは、スライドバー325の貫通孔にスライド自在に通される。螺子棒326bの下側部分は、スライドバー325の下側に延び出ており、溶接機303の上端部に締結される。
コイルバネ322は、スライドバー325と溶接機303との間に位置しており、螺子棒326bの下側部分はコイルバネ322の内側に通される。コイルバネ322の上端は、スライドバー325の下面に接合される。コイルバネ322の下端は、溶接機303の上面に接合される。コイルバネ322の弾性力でスライドバー325が上方に押圧されることで、スライドバー325の上面は螺子棒324の下端に当接する。
以上の押付機構304によれば、螺子棒324を正回転させて、螺子棒324を下方に移動させることで、吐出口320を溶接対象に強く押し付けることができる。つまり螺子棒324が下方に移動することに伴い、スライドバー325が下方に移動することで、スライドバー325からコイルバネ322に加えられる圧縮力が強まる。これにより、コイルバネ322から溶接機303に加えられる下向きの力が強くなり、吐出口320が溶接対象に強く押し付けられる。
第一摺接板311や第二摺接板312は、第二床板310に吊り下げられるものであって、第二床板310の幅方向に間隔をあけて設けられる(図29,図30)。第一摺接板311は、第二床板310の幅方向の一端側に設けられ、第二摺接板312は、第二床板310の幅中央における、貫通孔315の前側・後側に設けられる(図29(b)では、第二摺接板312を示すために、第一摺接板311の一部(図中の左側部分)を省略している)。
第一摺接板311や第二摺接板312は、第二床板310の長手方向に延びるものであって、第一摺接板311や第二摺接板312には車輪305が取り付けられている。第二台車301は、車輪305の回転で摺接板311,312の延伸方向(つまり第二床板310の長手方向)に走行可能である。
図33は、図29(a)のA範囲を拡大して示す平面図である。図34は、図33のA−A線断面図である。
図34に示すように、第二吊下部材313は、大径の第三頭部313aから小径の第三螺子棒313bが延びるものである。第二床板310には、第三螺子棒313bを通すための貫通孔329が形成されている。貫通孔329は、第二床板310を上下方向に貫通するものであり、第二床板310の幅方向に長い形状を呈している(図33参照)。第二吊下部材313は、第三螺子棒313bが貫通孔329に通されて、第三頭部313aが第二床板310の上面(貫通孔329周辺の表面)に支持されるものである。第三螺子棒313bの下側部分は、第二床板310の下側へ延び出て、第一摺接板311に締結されている。これにより、第一摺接板311は、第二吊下部材313を介して第二床板310に吊り下げられている。
第二移動機構314は、第一摺接板311を第二床板310の幅方向に移動させることが可能なものである。図34に示すように、第二移動機構314は、第二回転部材327と、第三締結部材328とを備えている。
第三締結部材328は、第二床板310の下面に締結されるものであり、第二床板310の下側へ突出する。第三締結部材328と第一摺接板311とは、第二床板310の幅方向に間隔をあけて相対している。第三締結部材328には、貫通孔328aが形成されている。貫通孔328aは、第二床板310の幅方向に第三締結部材328を貫通する。
第二回転部材327は、大径の第四頭部327aから小径の第四螺子棒327bが延びるものである。第四螺子棒327bは、貫通孔328aに通されており、貫通孔328aから延び出た第四螺子棒327bの先端部が、第一摺接板311に締結されている。
上記の第二移動機構314によれば、第二回転部材327の第四頭部327aを摘んで第二回転部材327を回転させることで、貫通孔329(図29)の隙間分ほど、第二吊下部材313や第一摺接板311を第二床板310の幅方向に移動させることができる。
第一縁部71と成形品本体73とを溶接する第一溶接工程では、ガイド片201Aの側板202Aと第二摺接板312との間に第一の突条片65Aが挟み込まれるように、溶接機台車300を配置することが行われる(図31参照)。そして、第二回転部材327の回転で、第一摺接板311や第二吊下部材313を第二床板310の幅方向に移動させることで、第一摺接板311が、ガイド片201Aの他方の側板202Bに接するものとされる。そして、押付機構304に対する操作(ハンドル321の回転操作)で、第一縁部71と成形品本体73との境界線T1上の位置に吐出口320を押し付けることが行われ、この後、吐出口320から溶接部材を吐出させながら、溶接機台車300を移動させることが行われる(第二台車301を走行させることが行われる)。この移動の間では、各ガイド片201Aの側板202Bに第一摺接板311が順次摺接し、且つ、第一の突条片65Bに第二摺接板312が摺接することで、第一縁部71と成形品本体73との境界線T1に沿った吐出口320の移動が生じる。これにより、吐出口320から吐出される溶接部材によって、第一縁部71の側縁と成形品本体73の側縁とが溶接される(図31(a)は、溶接機台車300が成形品本体73の端付近を移動しているときの状態を示し、図31(b)は、溶接機台車300が成形品本体73の中央付近を移動しているときの状態を示している)。
また、第二縁部72と成形品本体73とを溶接する第二溶接工程では、ガイド片201Dの側板202Aと第二摺接板312との間に第二の突条片65Bが挟み込まれるように、溶接機台車300を配置することが行われる(図32参照)。そして、第二回転部材327の回転で、第一摺接板311や第二吊下部材313を第二床板310の幅方向に移動させることで、第一摺接板311が、ガイド片201Dの他方の側板202Bに接するものとされる。そして、押付機構304に対する操作(ハンドル321の回転操作)で、第二縁部72と成形品本体73との境界線T2上の位置に吐出口320を押し付けることが行われ、この後、吐出口320から溶接部材を吐出させながら、第二台車301を移動させることが行われる。この移動の間では、各ガイド片201Dの側板202Bに第一摺接板311が順次摺接し、且つ、第二の突条片65Bに第二摺接板312が摺接することで、第二縁部72と成形品本体73との境界線T2に沿った吐出口320の移動が生じる。これにより、吐出口320から吐出される溶接部材によって、第二縁部72の側縁と成形品本体73の側縁とが溶接される(図32(a)は、溶接機台車300が成形品本体73の端付近を移動しているときの状態を示し、図32(b)は、溶接機台車300が成形品本体73の中央付近を移動しているときの状態を示している)。
以上の第一溶接工程と第二溶接工程とが完了することで、中間体61が得られる(図13(b),図15(b))。図15(b)に示すように、この中間体61は、第一縁部71・第二縁部72・成形品本体73に付いていた帯基材62Gの部分62Ga,62Gb,62Gcが一連になることで形成された帯体62と、第一縁部71に付いていた第一溝体63と、第二縁部72に付いていた第二溝体64と、成形品本体73・第一縁部71・第二縁部72に付いていた突条片65,65A,65Bとを備えるものである。そしてこの中間体61を用いてライニング体2が形成されることで、ライニング体2は、帯体62によって筒状体4が構成され、第一溝体63によって第一係合部8Aが構成され、第二溝体64によって第二係合部8Bが構成され、突条片65,65A,65Bによってリブ7が構成されたものとなる。
本実施形態によれば、切除工程(切断作業2)の第二切断線T2が、成形品本体73の長手方向中央側になるにつれて成形品本体73の幅方向内側に向かうように傾斜することで、帯体62の幅が長手方向中央側になるにつれて短くなる中間体61が得られる。そしてこの中間体61からライニング体2が形成されることで、ライニング体2は、筒状体4の軸方向の長さが筒状体4の幅方向一端側になるにつれて短いものとなるので(図1,図2)、空洞構造物100の曲線区間に配置する上で適したものとなる。
また本実施形態によれば、成形品本体73の幅方向内側に向かう第二切断線T2の傾斜を調整することで、ライニング体2の形状を、曲線区間の曲がり具合に応じた形状にすることができる。つまり、第二切断線T2の傾斜を急なものとすれば、中間体61は、帯体62の幅が長手方向中央側になるにつれて急激に減少するものとなる。したがって、筒状体4の幅方向一端側になるにつれて筒状体4の軸方向の長さが急激に減少するライニング体2が得られることになり、当該ライニング体2は、曲がり具合がきつい曲線区間に配置可能である。また、第二切断線T2の傾斜を緩やかなものとすれば、中間体61は、帯体62の幅が緩やかに減少するものとなる。このため、筒状体4の軸方向長さが緩やかに減少するライニング体2が得られることになり、当該ライニング体2は、曲がり具合が緩やかな曲線区間に配置可能である。
また本実施形態によれば、切除工程で、第一ローラ79,79とガイド部材75との摺接により、容易且つ確実に、回転刃86を第二切断線T2に沿って移動させることができる(つまり、容易且つ確実に、成形品本体73を第二切断線T2に沿って切断できる)。また第1溶接工程では、溶接機台車300の移動がガイド片201Aや第1の突条片65Aによって案内されることで、容易且つ確実に、第一縁部71と成形品本体73との境界線T1に沿って吐出口320を移動させることができる。このため、容易且つ確実に、第一縁部71と成形品本体73とを境界線T1に沿って溶接できる。また第2溶接工程では、溶接機台車300の移動がガイド片201Dや第2の突条片65Bによって案内されることで、容易且つ確実に、第二縁部72と成形品本体73との境界線T2に沿って吐出口320を移動させることができる。このため、容易且つ確実に、第二縁部72と成形品本体73とを境界線T2に沿って溶接できる。さらに第1溶接工程や第2溶接工程では、第二移動機構314に対する操作(第二回転部材327の回転操作)で、第一摺接板311を移動させることができるので、第一摺接板311を確実に突条片65A,65Bに当接させることができる。このため、確実に溶接機台車300の移動を突条片65A,65A,によって案内できる。また第1溶接工程や第2溶接工程では、押付機構304に対する操作(ハンドル321の回転操作)により、確実に吐出口320を境界線T1,T2に押し付けることができる。以上のことから、本実施形態によれば、容易且つ確実に設計通りの中間体61を製造できる。
また本実施形態によれば、ライニング体2のリブ7となる突条片65が、溶接機台車300の移動を案内する手段として使用されるため、部品の有効活用が図られ、部品点数を少なく抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、切除工程で使用する切断装置は、図21、図23、図24に示す切断装置76に限定されず、ガイド部材75の突条75bの案内により、成形品本体73を第二切断線T2に沿って切断可能な種々の切断装置を使用できる。
さらに切除工程では、成形品本体73を第二切断線T2に沿って切断できれば、ガイド部材75は使用されなくてもよい。
また第1溶接工程や第2溶接工程で使用する溶接機台車は、図26、図29〜図34に示した溶接機台車300に限定されず、ガイド片201や突条片65の案内により、第一縁部71や第二縁部72の側縁と成形品本体73の側縁とを溶接可能な種々の溶接機台車を使用できる。
また第1溶接工程や第2溶接工程では、第一縁部71や第二縁部72の側縁と成形品本体73の側縁とを溶接可能であれば、ガイド片201は使用されなくてもよい。
また本発明のライニング体を配置可能な空洞構造物100の曲線区間は、図2に示すような湾曲状の曲線区間に限定されず、本発明のライニング体は、屈曲状の曲線区間(例えば、2つの直線部が連続する曲線区間であって、当該2つの直線部のなす角度が鈍角である曲線区間)にも配置可能である。
2 ライニング体、
3 連結部材、
4 筒状体、
7,7A,7B リブ、
8A 第一係合部、
8B 第二係合部、
11 第二溝(溝)、
61 中間体、
62 帯体、
62G 帯基材、
63 第一溝体、
64 第二溝体、
65 突条片、
65A 第1の突条片、
65B 第2の突条片、
70 成形品、
71 第一縁部、
71a 第一縁部の側縁、
72 第二縁部、
72a 第二縁部の側縁、
73 成形品本体、
73a,73b 成形品本体の側縁部、
73c,73d 成形品本体の側縁、
75 ガイド部材、
75b ガイド部材の突条、
76 切断装置、
78 第一台車、
79 第一ローラ、
80 ディスクグラインダ、
80a ディスクグラインダの突出部、
81 第一床板、
82 第一台車の一対の側板、
84 第一軸体、
86 回転刃、
89 移動板、
90 第一吊下部材、
90a 第一頭部、
90b 第一螺子棒、
91 第一移動機構、
92 第二軸体、
95 第一床板の貫通孔(第一貫通孔)、
96 第一締結部材、
97 第一回転部材、
97a 第二頭部、
97b 第二螺子棒、
98 第一締結部材の貫通孔(第二貫通孔)、
100 空洞構造物、
201,201A,201B,201C,201D ガイド片、
202A ガイド片の一方の側板、
202B ガイド片の他方の側板、
203 連結板、
204 連結板の貫通孔(第三貫通孔)
205 第二締結部材、
300 溶接機台車、
301 第二台車、
302 溶接機台車の一対の柱体、
303 溶接機、
304 押付機構、
310 第二床板、
311 第一摺接板、
312 第二摺接板、
313 第二吊下部材、
313a 第三頭部、
313b 第三螺子棒、
314 第二移動機構、
315 第二床板の貫通孔(第四貫通孔)
316 一対のガイドレール、
320 吐出口、
321 ハンドル、
322 コイルバネ、
327 第二回転部材、
327a 第四頭部、
327b 第四螺子棒、
328 第三締結部材、
328a 第三締結部材の貫通孔(第六貫通孔)、
329 第二床板の貫通孔(第五貫通孔)、
400 土台、
T1 第一切断線、
T2 第二切断線

Claims (8)

  1. ライニング体を形成するために使用される中間体の製造方法であって、
    前記ライニング体は、空洞構造物の内部に配置されるライニング体であって、筒状体と、前記筒状体の軸方向の一端に形成される第一係合部と、前記筒状体の軸方向の他端に形成される第二係合部と、前記第一係合部と前記第二係合部との間において、前記筒状体の外面に形成されているリブとを備え、前記第一係合部や前記第二係合部は、それぞれ前記筒状体の周方向に延びる溝を構成するものであり、当該溝に係合する連結部材を介して、前記ライニング体を他の前記ライニング体に連結でき、前記リブは、前記筒状体の周方向に延びるものであって、前記筒状体の軸方向に間隔をあけて複数設けられ、前記筒状体の軸方向の長さは、前記筒状体の幅方向一端側になるにつれて短くなっており、
    前記中間体は、帯体と、前記帯体の幅方向の一端に形成される第一溝体と、前記帯体の幅方向の他端に形成される第二溝体と、前記第一溝体と前記第二溝体との間において、前記帯体の表面に形成されている突条片とを備え、前記第一溝体や前記第二溝体は、それぞれ前記帯体の長手方向に延びる溝を構成するものであり、前記突条片は、前記帯体の長手方向に延びるものであって、前記帯体の幅方向に間隔をあけて複数設けられ、前記帯体の幅は、前記帯体の長手方向中央側になるにつれて短くなっており、前記帯体が筒状とされることで、前記帯体から前記筒状体が構成され、前記第一溝体から前記第一係合部が構成され、前記第二溝体から前記第二係合部が構成され、前記突条片によって前記リブが構成され、
    前記中間体の製造方法は、
    前記帯体の元となる帯基材と、前記帯基材の幅方向一端に形成される第一溝体と、前記帯基材の幅方向他端に形成される前記第二溝体と、前記第一溝体と前記第二溝体との間において前記帯基材の表面に形成されている複数の前記突条片とを備える成形品であって、前記帯基材の幅が前記帯基材の長手方向に一定であり、前記第一溝体や前記第二溝体が構成する溝や、前記複数の突条片が、前記帯基材の長手方向に延びており、前記複数の突条片が前記帯基材の幅方向に間隔をあけて設けられている前記成形品を成形する成形工程と、
    前記成形品の幅方向の一方側及び他方側の双方で、以下の切断作業1を行うことで、前記成形品を、前記第一溝体を備える第一縁部と、前記第二溝体を備える第二縁部と、前記第一縁部及び前記第二縁部以外の範囲である成形品本体と、に分割する分割工程と、
    前記成形品本体の幅方向の一方側及び他方側の双方で、以下の切断作業2を行うことで、前記成形品本体の両側縁部を切除する切除工程と、
    前記成形品本体の幅方向一方側に前記第一縁部を配置して、前記成形品本体の側縁と前記第一縁部の側縁とを突き合わせ、且つ、前記成形品本体の幅方向他方側に前記第二縁部を配置して、前記成形品本体の側縁と前記第二縁部の側縁とを突き合わせる突き合わせ工程と、
    前記第一縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接する第一溶接工程と、
    前記第二縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接する第二溶接工程とを有する製造方法。
    ・切断作業1:前記成形品の長手方向の一端から他端まで延び、且つ、前記成形品の長手方向と平行に延びる第一切断線に沿って前記成形品を切断する作業。
    ・切断作業2:前記成形品本体の長手方向の一端から他端まで延び、且つ、前記成形品本体の長手方向中央側になるにつれて前記成形品本体の幅内側に向かうように傾斜する第二切断線に沿って前記成形品本体を切断する作業。
  2. 前記切除工程は、前記成形品本体の側方に配置されるガイド部材と、切断装置とを用いて実施され、
    前記ガイド部材は、前記第二切断線に対応した傾斜状を呈する突条を有しており、
    前記切断装置は、第一台車と、第一ローラと、ディスクグラインダとを備えており、 前記第一台車は、第一床板と、当該第一床板の幅方向両端から下方に延びる一対の側板とを有しており、
    前記第一ローラは、第一軸体を介して前記第一床板に吊り下げられるものであり、前記第一軸体に回転自在に軸支され、
    前記ディスクグラインダは、前記第一床板の上面に固定されるものであって、前記第一床板の外側へ突出する突出部を有しており、
    前記ディスクグラインダの突出部には回転刃が設けられており、当該回転刃から前記第一床板の幅方向に第一距離ほど離れた位置に前記第一ローラの外周面が位置しており、 前記切除工程では、前記ガイド部材の突条が前記第二切断線から第一距離ほど離れ、且つ、前記第一ローラの外周面が前記ガイド部材の突条に当接するように、前記ガイド部材や前記切断装置が配置されることで、前記回転刃が前記第二切断線上に位置した状態とされ、この状態で前記切断装置を移動させることで、前記第二切断線に沿った前記回転刃の移動を生じさせて、当該回転刃により前記成形品本体を切断することが行われる請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記切断装置は、第一吊下部材と、第二ローラと、移動板と、第一移動機構とをさらに備え、
    前記第一床板には、第一貫通孔が形成されており、
    前記第一貫通孔は、前記第一床板を上下に貫通するものであって、前記第一床板の幅方向に長い形状を呈しており、
    前記第一吊下部材は、大径の第一頭部から小径の第一螺子棒が延びるものであって、前記第一螺子棒は、前記第一貫通孔にスライド自在に通されて、前記第一頭部は、前記第一床板の上面に支持されており、
    前記第一螺子棒の下部は、前記第一床板の下側に延び出ており、当該第一螺子棒の下部が前記移動板に締結されることで、前記移動板は、前記第一吊下部材を介して前記第一床板に吊り下げられ、
    前記第二ローラは、第二軸体を介して前記移動板に吊り下げられるものであって、前記第二軸体に回転自在に軸支され、
    前記第一移動機構は、第一締結部材と、第一回転部材とを備えており、
    前記第一締結部材は、前記第一床板の下面に締結されるものであって、前記第一締結部材と前記移動板とは、前記第一床板の幅方向に間隔をあけて相対しており、
    前記第一締結部材には、第二貫通孔が形成されており、当該第二貫通孔は、前記第一床板の幅方向に前記第一締結部材を貫通しており、
    前記第一回転部材は、大径の第二頭部から小径の第二螺子棒が延びるものであって、前記第二螺子棒は、前記第二貫通孔に通されて、当該第二貫通孔から延び出た前記第二螺子棒の先端部が、前記移動板に締結されており、
    前記切除工程では、前記第一回転部材の回転で前記第二ローラを前記第二床板の幅方向に移動させることで、前記第一ローラと前記第二ローラとの間に前記ガイド部材の突条が挟み込まれた状態とされる請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記分割工程では、前記成形品が備える前記突条片のうち、最も幅方向一方側に位置する第一の前記突条片が前記第一縁部に含まれ、最も幅方向他方側に位置する第二の前記突条片が前記第二縁部に含まれるように、前記成形品が分割され、
    前記第一溶接工程や前記第二溶接工程では、成形品本体の長手方向に間隔をあけて配置される複数のガイド片が使用され、
    前記ガイド片の各々は、一対の側板と、当該一対の側板を連結する連結板とを備えるものであり、
    前記第一溶接工程では、各前記ガイド片は、一方の側板が前記第一の突条片に当接するように土台に固定され、各前記ガイド片の他方の側板と前記第一の突条片との案内で、溶接機台車を移動させながら、当該溶接機台車によって前記第一縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われ、
    前記第二溶接工程では、各前記ガイド片は、一方の側板が前記第二の突条片に当接するように土台に固定され、各前記ガイド片の他方の側板と前記第二の突条片との案内で、前記溶接機台車を移動させながら、当該溶接機台車によって前記第二縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われる請求項1〜3のいずれかに記載の中間体の製造方法。
  5. 前記ガイド片の連結板には、前記一対の側板が対向する方向に延びる第三貫通孔が形成されており、
    前記第一溶接工程や前記第二溶接工程では、前記ガイド片の各々において、前記土台に固定された第二締結部材を前記第三貫通孔に通した状態で、前記第三貫通孔の延伸方向に前記ガイド片をスライドさせることで、前記ガイド片の一方の側板を前記突条片に当接させ、この状態で、前記第二締結部材を前記連結板に締結することで、前記第二締結部材を介して前記ガイド片を前記土台に固定することが行われる請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記溶接機台車は、第二台車と、一対の柱体と、溶接機とを備えており、
    前記第二台車は、第二床板と、第一摺接板と、第二摺接板とを有するものであって、前記第二床板の幅方向中央には第四貫通孔が形成されており、
    前記一対の柱体は、これらの間に前記第四貫通孔が位置するように、前記第二床板上に立設されるものであって、前記一対の柱体の対向面には、上下方向に延びる一対のガイドレールが取り付けられており、
    前記溶接機は、上下方向に延びるものであって、前記溶接機の上部は、前記一対のガイドレールに挟み込まれ、前記溶接機の下部は、前記第四貫通孔を通過して、前記第二床板の下側に延び出ており、前記溶接機の下端には、溶融した溶融部材を吐出するための吐出口が形成されており、
    前記第一摺接板と前記第二摺接板とは、前記第二床板に吊り下げられるものであって、前記第二床板の幅方向に間隔をあけて設けられており、
    前記第一溶接工程では、各前記ガイド片の他方の側板に前記第一摺接板が順次摺接し、且つ、前記第一の突条片に前記第二摺接板が摺接するように、前記第二台車を移動させることで、前記第一縁部と前記成形品本体との境界線に沿った前記吐出口の移動を生じさせて、当該吐出口から吐出される溶接部材により前記第一縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われ、
    前記第二溶接工程では、各前記ガイド片の他方の側板に前記第一摺接板が順次摺接し、且つ、前記第二の突条片に前記第二摺接板が摺接するように、前記第二台車を移動させることで、前記第二縁部と前記成形品本体との境界線に沿った前記吐出口の移動を生じさせて、当該吐出口から吐出される溶接部材により前記第二縁部の側縁と前記成形品本体の側縁とを溶接することが行われる請求項4又は5に記載の製造方法。
  7. 前記第二台車は、第二吊下部材と、第二移動機構とを有し、
    前記第二床板には、第五貫通孔が形成されており、
    前記第五貫通孔は、前記第二床板を上下に貫通するものであって、前記第二床板の幅方向に長い形状を呈しており、
    前記第二吊下部材は、大径の第三頭部から小径の第三螺子棒が延びるものであって、前記第三螺子棒は、前記第五貫通孔にスライド自在に通されて、前記第三螺子棒の先端部は、前記第二床板の下側に延び出ており、
    前記第三螺子棒の先端部が前記第一摺接板に締結されることで、前記第一摺接板は、前記第二吊下部材を介して前記第二床板に吊り下げられており、
    前記第二移動機構は、第三締結部材と、第二回転部材とを備えており、
    前記第三締結部材は、前記第二床板の下面に締結されて、前記第二床板の下側へ突出するものであって、前記第三締結部材と前記第一摺接板とは、前記第二床板の幅方向に間隔をあけて相対しており、
    前記第三締結部材には、第六貫通孔が形成されており、当該第六貫通孔は、前記第二床板の幅方向に前記第三締結部材を貫通しており、
    前記第二回転部材は、大径の第四頭部から小径の第四螺子棒が延びるものであって、前記第四螺子棒が前記第六貫通孔に通されて、当該第六貫通孔から延び出た前記第四螺子棒の先端部が、前記第一摺接板に締結されており、
    前記第一溶接工程や前記第二溶接工程では、前記第二回転部材の回転で、前記第一摺接板や前記第二吊下部材を前記第二床板の幅方向に移動させることで、前記第一摺接板が、前記ガイド片の他方の側板に接するものとされる請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記溶接機台車は、前記一対の柱体の上端に締結される押付機構を有しており、
    前記押付機構は、ハンドルの回転操作でコイルバネを圧縮させることの可能なものであり、圧縮に抗する前記コイルバネの弾性力により、前記溶接機を下方に押圧して、前記吐出口を溶接対象に押し付けることが可能であり、
    前記第一溶接工程では、前記ハンドルの回転操作で前記第一縁部と前記成形品本体との境界線上の位置に吐出口を押し付けることが行われ、
    前記第二溶接工程では、前記ハンドルの回転操作で前記第二縁部と前記成形品本体との境界線上の位置に吐出口を押し付けることが行われる、請求項6又は7に記載の製造方法。
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