JP3725075B2 - 丸形鋼管の製造設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば鉄骨構造物の支柱間を梁材により連結する際に、支柱側の梁材連結部に、板厚確保などのための増肉部を形成した丸形鋼管の製造設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、支柱側の梁材連結部は、支柱、すなわち丸形鋼管や角形鋼管を長さ方向において複数に切断するとともに、切断面にそれぞれ開先加工を行ったのち、ダイヤフラムを取り付ける梁貫通方式が採用されていたが、この方式によると、切断作業や開先加工作業に多大な時間と経費とが必要になり、しかも溶接箇所が多いなどの問題がある。
【0003】
また、丸形鋼管や角形鋼管の切断を行わない工法として、たとえば特開平7−238636号公報に見られるように、両面の周囲に裏当て金を仮付け溶接した内ダイヤフラムを鋼管内に挿入させて所定位置に位置決めし、次いで挿入口側の裏当て金を鋼管の内壁に仮付け溶接したのち、貫通孔を利用して、鋼管の内壁と内ダイヤフラムの外周とをエレクトスラグ溶接する工法が提案されているが、この工法でも溶接作業が必要であった。
【0004】
そこで、溶接作業を不要とし得るものとして、たとえば特開平11−169994号公報に見られるように、その一端面から所定距離の部分に、内外へ所望量でリング状に突出する増肉部を形成した管体が提供されている。
【0005】
そして、かかる増肉部を形成した管体は、管体の外側に位置されて、管体長手方向に各別に移動自在な複数個の加熱手段が設けられ、少なくとも一個の加熱手段により管体の目的とする箇所を加熱し、この加熱箇所に対して管体長手方向の両側に加熱手段を振り分け移動させて、加熱箇所の両側を加熱しながら、加熱箇所に管体長手方向の圧縮力を付与して、加熱箇所の一部材料を順次増肉させる方法によって製造している。
【0006】
このような製造方法によると、管体の目的箇所の局部的な加熱、ならびに振り分け移動させた加熱手段群による加熱箇所の両側の加熱は、加熱手段内面と管体外面との隙間を小さくし行える。そして圧縮力付与手段により加熱箇所に管体長手方向の圧縮力を付与することで、加熱箇所の一部材料が加熱手段間の部分において内外へと順次増肉され、以て管体の一端面から所定距離の部分に、内外へ所望量でリング状に突出した増肉部を形成し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した増肉部を形成した管体によると、リブ状の増肉部が外側に突出形成されていることで、梁材を連結する際に、この梁材の端面(溶接接合面)は、一対の増肉部の増肉部外面から両増肉部間の管体外面に沿うように、横向き凸状に加工しなければならず、以て製作が複雑となる。また、管体に対する増肉部の付け根部分はR状部に形成されており、したがって、梁材上に載置される床版(デッキプレート)はR状部が邪魔となって管体外面に十分に近づけることができず、以て床版として、端部がR状部に沿うように形成された別物を用意しておかなければならない。これらのことにより、全体のコストアップを招いていた。
【0008】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、増肉した梁材連結部の外面に突出部が存在しない丸形鋼管を容易に製造し得る丸形鋼管の製造設備を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の丸形鋼管の製造設備は、支持手段により支持された丸鋼管の目的とする箇所を加熱する第1加熱手段と、この加熱箇所に丸鋼管長手方向の圧縮力を付与して加熱箇所の一部材料を増肉させる圧縮力付与手段と、加熱箇所の外面を規制する外面規制手段と、目的とする箇所に増肉部を成形した丸鋼管の全体を加熱する第2加熱手段と、全体を所定温度に加熱した丸鋼管を、その外径全長に亘って同一状とした丸形鋼管に熱間成形する丸形鋼管成形手段とにより構成され、前記圧縮力付与手段は、丸鋼管の一端面が当接自在な受け装置と、丸鋼管の他端面に当接自在な押し装置からなり、前記受け装置は、ベース体と、このベース体上に設けられた受け台車と、この受け台車側に立設された受圧体と、この受圧体とベース体側とに間に設けられた受け側クランプ装置とにより構成され、前記押し装置は、床上に設けられた主台車と、この主台車上に設けられた押し台車と、この押し台車上に立設された加圧体と、この加圧体と主台車側とに間に設けられた押し側クランプ装置とにより構成され、前記受け側クランプ装置と押し側クランプ装置とは、それぞれ丸鋼管を内外からクランプすべく構成され、前記受け装置と押し装置との間に前記第1加熱手段と前記外面規制手段とが設けられていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項1の発明によると、まず、受け台車と押し台車とを互いに離間動(後退動)させた状態で、部分増肉を行う前の丸鋼管を支持手段上に載置させる。そして丸鋼管に、受け側クランプ装置や押し側クランプ装置や第1加熱手段や外面規制手段を配置した後に、受け台車と押し台車とを互いに接近動(前進動)させる。その際に、丸鋼管の一端を加圧体の前面に当接させて、丸鋼管を位置決めしている。この状態で、受け側クランプ装置や押し側クランプ装置により丸鋼管を内外からクランプする。
このようにセットした状態で、第1加熱手段により、丸鋼管の目的箇所への局部的な加熱を行ったのち、圧縮力付与手段により加熱箇所に丸鋼管長手方向の圧縮力を付与するとともに、加熱箇所の外面を外面規制手段により規制する。そして圧縮力は、主台車をベース体に接近動させ、以て受け側クランプ装置に対して押し側クランプ装置を接近動させることで得られる。この圧縮力により、第1加熱手段に対向した部分において、加熱箇所の一部材料を内面側へと順次増肉して、丸鋼管の一端面から所定距離の部分に、内側へ所望量でリング状に突出した増肉部を形成し得る。そして丸鋼管の全体を第2加熱手段により加熱したのち、丸形鋼管成形手段によって丸形鋼管に熱間成形することで、増肉した梁材連結部の外面に突出部が存在しない丸形鋼管を製造し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図12に基づいて説明する。
図1に示すように、丸形鋼管の製造設備10は、丸鋼管(原管)1の目的とする箇所(または加熱箇所と称す。)Bを加熱する第1加熱手段60と、この加熱箇所Bに丸鋼管1の長手方向Aの圧縮力を付与して加熱箇所Bの一部材料を増肉させる圧縮力付与手段20と、加熱箇所Bの外面1bを規制する外面規制手段67と、目的とする箇所Bに増肉部2を成形した丸鋼管1の全体を加熱する第2加熱手段70と、加熱した丸鋼管1を、その外径を全長に亘って同一状とした丸形鋼管(製品)5に熱間成形する丸形鋼管成形手段75などにより構成されている。
【0019】
図1、図10の(a)に示すように、丸鋼管1としては、鋼管厚さtが4.5mm〜50.0mm、外径(直径)Dが250mm+数mm〜600mm+数mmで、SM490A、SM520B、SS400、SN400B、SN490Bなどからなるものが使用される。そして丸鋼管1は、長手方向Aにおける2箇所(1箇所または複数箇所)を1組として、2組(1組または複数組)が、増肉しようとする目的箇所Bに設定されている。なお丸鋼管1としては、最終製品となる丸形鋼管5の製品外径d(250mm〜600mm)よりも少し大きい外径D(250mm+数mm〜600mm+数mm)のものが使用される。
【0020】
図2に示すように、前記製造設備10における所定経路部分には、丸鋼管1を支持自在な支持手段11が設けられ、この支持手段11により丸鋼管1は、その長手方向Aを横方向として支持され、かつ搬送される。この支持手段11は、たとえば鼓形ローラ12群により丸鋼管1を支持するローラコンベヤ形式とされている。
【0021】
前記圧縮力付与手段20は、前記支持手段11により支持された丸鋼管1に長手方向Aの圧縮力を付与するもので、丸鋼管1の一端面が当接自在な受け装置21と、丸鋼管1の他端面に当接自在な押し装置41などにより構成される。
【0022】
前記受け装置21は、ベース体22と、このベース体22上に設けられたガイドレール(図示せず。)に車輪23を介して支持案内される受け台車24と、前記ベース体22上に設けられたラック体25と、このラック体25に噛合すべく受け台車24側に設けられたピニオン26と、このピニオン26に連動連結すべく受け台車24側に設けられた正逆駆動部(モータや減速機などからなる。)27と、前記受け台車24上に立設された受圧体28と、この受圧体28とベース体22側とに間に設けられた受け側クランプ装置30などにより構成されている。
【0023】
ここで受け側クランブ装置30は、受圧体28側に設けられた内側クランプ部31と、前記ベース体22側に設けられた外側クランプ部35とにより構成されている。すなわち内側クランプ部31は、前記受圧体28から押し装置41側に向けて連設された腕体32を有し、この腕体32は多段シリンダー形式などにより伸縮自在に構成されている。そして腕体32の遊端には、シリンダー装置33の作動により丸鋼管1の半径方向に出退動されることで、丸鋼管1の内面1aに当接離間自在な複数の内側クランプ片34が設けられている。
【0024】
また外側クランプ部35は、前記ベース体22における押し装置41側の端部に設けられるもので、このベース体22側に設けられる本体36は、丸鋼管1の挿通を許す形状とされている。そして本体36の内側には、シリンダー装置37の作動により丸鋼管1の半径方向に出退動されることで、丸鋼管1の外面1bに当接離間自在な複数の外側クランプ片38が設けられている。
【0025】
前記押し装置41は、床上に設けられたガイドレール(図示せず。)に車輪42を介して支持案内される主台車43と、この主台車43上に設けられたガイドレール(図示せず。)に車輪44を介して支持案内される押し台車45と、前記主台車43上に設けられたラック体46と、このラック体46に噛合すべく押し台車45側に設けられたピニオン47と、このピニオン47に連動連結すべく押し台車45側に設けられた正逆駆動部(モータや減速機などからなる。)48と、前記押し台車45上に立設された加圧体49と、この加圧体49と主台車43側とに間に設けられた押し側クランプ装置50などにより構成されている。
【0026】
ここで押し側クランブ装置50は、加圧体49側に設けられた内側クランプ部51と、前記主台車43側に設けられた外側クランプ部55とにより構成されている。なお押し側クランブ装置50は、前述した受け側クランブ装置30と同様な構成であって、その内側クランプ部51は、腕体52、シリンダー装置53、内側クランプ片54などにより構成され、また外側クランプ部55は、本体56、シリンダー装置57、外側クランプ片58などにより構成されている。
【0027】
そしてベース体22と主台車43との間には、ベース体22に対して主台車43を接近離間動させるための圧縮力用シリンダー装置59が設けられている。以上の21〜59などにより圧縮力付与手段20の一例が構成される。
【0028】
前記受け装置21と前記押し装置41との間には、丸鋼管1の目的箇所Bを外面1b側から加熱させる前記第1加熱手段60が設けられる。この第1加熱手段60としては、高周波加熱方式や中周波加熱方式などが採用され、丸鋼管1の挿通を許すようにリング状に構成されている。
【0029】
そして第1加熱手段60は、移動装置61の作動により丸鋼管1の長手方向Aに移動自在に構成されている。前記移動装置61は、ベース体22側に設けられたシリンダー装置62と、このシリンダー装置62の伸縮動によって長手方向Aに移動自在なリング体63などからなる。ここでリング体63は丸鋼管1に外嵌されるとともに、その内面側に前記第1加熱手段60が設けられている。
【0030】
さらにリング体63の内面側には、第1加熱手段60に対して押し装置41側の位置に前記外面規制手段67が設けられている。この外面規制手段67は筒状ガイド形式であって、たとえばセラミックなどの耐熱性で通電しない材料により製作されている。そして外面規制手段67は貫通状の規制部68を有し、この規制部68は、押し装置41側が丸鋼管1の外径Dと同様の内径の直状規制面68aに形成されるとともに、受け装置21側がラッパ状の傾斜状規制面68bに形成されている。
【0031】
また、リング体63の内面側で、外面規制手段67を中にして第1加熱手段60とは反対側には冷却手段65が設けられ、この冷却手段65としては、たとえば丸鋼管1側に向けて冷却水を噴射可能な構成が採用されている。
【0032】
図1に示すように、前記第2加熱手段70は、たとえば加熱炉であって、目的とする箇所Bに増肉部2を成形した丸鋼管1を搬入し、搬出する(通過させる)ことで、この丸鋼管1の全体を加熱するように構成されている。
【0033】
前記丸形鋼管成形手段75は、たとえば鼓形ローラ76が多数配置されたローラ絞り形式であって、第2加熱手段70により加熱した丸鋼管1を、その外径を全長に亘って同一状とした丸形鋼管5に熱間成形するように構成されている。なお、鼓形ローラ76群からなる絞り成形部は、丸鋼管1の搬送方向において単数段または複数段に設けられている。
【0034】
以下に、上記した第1の実施の形態において、増肉部2を有する丸形鋼管5の製造作業を説明する。なお各部の動作は、制御装置(図示せず。)からの指示により行われる。
【0035】
まず図2に示すように、それぞれの正逆駆動部27,48の駆動により受け台車24と押し台車45とを互いに離間動(後退動)させた状態で、たとえばクレーンなどの搬入手段により、部分増肉を行う前の丸鋼管1を支持手段11の鼓形ローラ12群上に載置させる。このとき第1加熱手段60や外面規制手段67は、たとえば左右に分割(分解)することで丸鋼管1の搬入を可能とし、そして搬入後に組み立て(接続)を行う。
【0036】
また、受け側クランプ装置30や押し側クランプ装置50も、内側クランプ片34,54や外側クランプ片38,58を互いに離間動させた状態で、必要に応じて、同様に分割し、かつ組み立てを行う。これにより丸鋼管1に、受け側クランプ装置30の外側クランプ部35や、押し側クランプ装置50の外側クランプ部55や、第1加熱手段60や、外面規制手段67を外嵌して配置し得る。
【0037】
この後に、正逆駆動部27,48の逆駆動により受け台車24と押し台車45とを互いに接近動(前進動)させて、丸鋼管1の両端から腕体32,52を挿入させ、その内側クランプ片34,54を外側クランプ片38,58に対向させる。その際に、丸鋼管1の一端を加圧体49の前面に当接させ、以て丸鋼管1を位置決めしている。この状態で、内側クランプ片34,54や外側クランプ片38,58を互いに接近動させることで、受け側クランプ装置30や押し側クランプ装置50により丸鋼管1を内外からクランプし、そして第1加熱手段60による加熱などによって、増肉部2の成形を行う。
【0038】
ここで図3、図7の(a)は、1回目の増肉を終え、2回目の増肉を行う前を示している。すなわち、受け側クランプ装置30は1回目の増肉部2の近くをクランプし、また押し側クランプ装置50は、丸鋼管1の一端を加圧体49の前面に当接させた位置決め姿勢で、所定箇所をクランプしている。そして第1加熱手段60を、1回目の増肉部2に対して所定間隔Pを置いた目的箇所Bに対向させている。その際に、移動装置61を作動させ、第1加熱手段60を長手方向Aに沿って移動させることで、この第1加熱手段60を目的箇所Bに正確に対向し得る。
【0039】
なお目的箇所Bは、この丸鋼管1を最終製品として使用する箇所、場所などに応じて決定しており、予め制御装置に入力して設定している。ここでは、丸鋼管1の一端面から設定距離Cの部分が1回目の目的箇所Bとされ、そして1回目の増肉部2に対して所定間隔Pを置いた部分が2回目の目的箇所Bとされ、これら設定距離Cや所定間隔Pは、増肉作用による長さ縮小分も含まれている。
【0040】
上述したようにセットした状態で、図3、図7の(a)に示すように、第1加熱手段60を作動させて丸鋼管1の目的箇所Bを加熱する。この局部的な加熱は、第1加熱手段60の内面と丸鋼管1の外面1bとの隙間を小さくすることで、迅速に、また加熱費を安くして、さらに内面1a側まで十分に行える。なお、第1加熱手段60による加熱幅Wは、たとえば50mm〜300mmに設定されている。
【0041】
次いで、第1加熱手段60により目的箇所Bを加熱しながら、この目的箇所Bに丸鋼管1の長手方向Aの圧縮力を付与させる。この圧縮力は、図4に示すように、圧縮力用シリンダー装置59を収縮動させて主台車43をベース体22に接近動させ、以て受け側クランプ装置30に対して押し側クランプ装置50を接近動させることで得られる。この圧縮力により、図4、図7の(b)に示すように、第1加熱手段60に対向した部分において、加熱した目的箇所Bの一部材料を内外へと順次増肉し得、以て内外へ所望量でリング状に突出した増肉部2を形成し得る。
【0042】
ここで増肉部2の増肉部長さVは、増肉作用による長さ縮小により加熱幅Wに対して短くなっている。また増肉部2の内外突出による増肉部厚さTは、使用目的に応じて任意に設定されるもので、たとえば鋼管厚さtに対比して、[T=1.5t〜5.0t]となっている。
【0043】
このようにして増肉部2を形成した状態で、移動装置61を作動させることによって、図4に示すように、リング体63を長手方向Aに沿って受け装置21側へ移動させて、第1加熱手段60を増肉部2から外す。その際に図4、図7の(b)に示すように、増肉部2の外側突出部分に対して、外面規制手段67を作用させる。
【0044】
すなわち増肉部2の外側突出部分に対して、規制部68の傾斜状規制面68bが作用し、以て増肉部2における外側へ所望量でリング状に突出した部分を内側へ押し込み状に成形し得る。これにより丸鋼管1は、図8、図10の(b)に示すように、その外径Dを全長に亘って同一状とし得るとともに、目的箇所Bに、内側へのみリング状で厚く突出した増肉部厚さTの増肉部2を形成した形状とし得る。
【0045】
さらに移動装置61を作動させることによって、図5、図7の(c)に示すように、リング体63を長手方向Aに沿って受け装置21側へ移動させて、冷却手段65を増肉部2に対向させる。そして、冷却手段65により、たとえば冷却水を増肉部2に蔭けて噴射させ、以て加熱状態にある増肉部2の部分を冷却させる。以上により2回目の増肉部2の成形を終える。
【0046】
その後に、受け側クランプ装置30と押し側クランプ装置50とのクランプを解除させ、そして押し台車45を前進動させて丸鋼管1を受け装置21側に押し込み移動させる。その際に、圧縮力用シリンダー装置59を伸展動させて主台車43をベース体22から離間動(復帰動)させるとともに、移動装置61を作動させて第1加熱手段60を押し装置41側に復帰移動させる。そして、受け側クランプ装置30と押し側クランプ装置50とをクランプ動させることで、図6に示すように、3回目の増肉部2の成形を行う状態(最初の状態)にし得る。
【0047】
このような増肉部2の成形を所定箇所(所定数)で行ったのち、上述とは逆動作を行うことで、長手方向Aにおける2箇所を1組として、2組の合計4箇所に増肉部2を成形した丸鋼管1を取り出し得る。すなわち丸鋼管1には、図1に示すように、その端面から設定距離Cの部分と、この設定距離Cの部分から所定間隔Pだけ離れた部分とに、内側へ所望量でリング状に突出した増肉部2を形成し得る。
【0048】
次いで、目的とする箇所Bに増肉部2を形成した丸鋼管1を、第2加熱手段(加熱炉)70に搬入して加熱したのち、この第2加熱手段70から搬出させる(通過させる)ことで、この丸鋼管1の全体を所定温度(たとえば、A3変態点を越える温度)に加熱し得る。
【0049】
そして、第2加熱手段70から搬出した丸鋼管1を丸形鋼管成形手段75によって熱間成形する。すなわち、図1や図9や図10の(c)に示すように、加熱した丸鋼管1を鼓形ローラ76群によって絞り成形することで、大きい外径Dであった丸鋼管1を、所期の製品外径dに熱間成形し得る。
【0050】
これにより、第2加熱手段70により加熱した丸鋼管1を、丸形鋼管成形手段75によって丸形鋼管5に熱間成形し得、その際に丸形鋼管5は、その製品外径dを全長に亘って同一状とし得るとともに、目的箇所Bに、内側へのみリング状で厚く突出した増肉部厚さTの増肉部2を形成した形状とし得る。なお、丸形鋼管成形手段75により熱間成形した丸形鋼管5は、冷却床などにおいて自然冷却し得る。
【0051】
そして製品である丸形鋼管5を、たとえば支柱に使用し、2箇所1組の増肉部2を梁材連結位置(梁材連結部)として、図11、図12に示すように、梁材100を溶接105により結合する。ここで梁材100は、上フランジ部101と下フランジ部102とウエブ部103とによるH型鋼からなる。
【0052】
その際に梁材100における溶接側の端面(溶接接合面)は、丸形鋼管5の外面5bの形状に応じて加工されている。すなわち、上フランジ部101と下フランジ部102の端面は、丸形鋼管5の外面(外周面)5bに合致される円弧状端面101a,102aに形成されている。またウエブ部103の端面は、外面5bには突出部が存在しない平滑化状態であることから、直線状端面103aに形成されている。これにより、ウエブ部103の端面は切断状でよいことになって、加工を省略し得、以て梁材100の製作を簡素化し得るとともに、コストダウンを可能にし得る。
【0053】
このように端面を加工した梁材100の溶接105は、増肉部2が存在する部分の外面5bを梁材連結位置(梁材連結部)として、その外面5bに上フランジ部101と下フランジ部102との円弧状端面101a,102aを当て付けた状態で行う。その際に、前述したように増肉部2の外面5bは、その製品外径dが全長に亘って同一状でかつ平滑化されていることから、両者5,100間に隙間は殆ど生ぜず、良好な溶接(連結)を行え、さらに溶接精度や強度を向上し得る。
【0054】
また、製品外径dが平滑化されていることから、丸形鋼管5の外面5bと上フランジ部101の上面とが成すコーナ部は直角状に形成されることになり、したがって、梁材100の上フランジ部101上に載置される床版(デッキプレート)107は、丸形鋼管5の外面まで梁上面と同一状のレベルで近接することが可能となり、以て床版107として、端部をR状部に沿うように形成した別物を用意する必要もなく、施工時間も大幅に短縮され、高品質の床版107を確保し得る。これらのことにより、全体のコストダウンが可能となる。
【0055】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図13に基づいて説明する。
すなわち丸形鋼管5は、3箇所1組の増肉部2を形成することで梁材連結位置(梁材連結部)としている。これによると、上位と下位の増肉部2が存在する部分の外面5bに、上フランジ部101と下フランジ部102とを当て付けた状態で、強軸梁材100の溶接105を行える。また、上位と中間の増肉部2が存在する部分の外面5bに、上フランジ部101Aと下フランジ部102Aとを当て付けた状態で、弱軸梁材100Aの溶接105を行える。
【0056】
次に、本発明の第3の実施の形態を、図14に基づいて説明する。
すなわち、丸鋼管1に対する所定間隔Pのピッチを短く設定することで、目的とする箇所Bを丸鋼管長手方向Aの一箇所(少なくとも一箇所)として、増肉部2を、梁材連結部を形成する長さLに成形している。
【0057】
この第3の実施の形態によると、上フランジ部101と下フランジ部102とウエブ部103との全てを増肉部2に対向させた状態で、梁材100の溶接105を行え、以て強固な溶接結合を行うことができる。
【0058】
次に、本発明の第4の実施の形態を、図15に基づいて説明する。
すなわち丸形鋼管5は、2箇所1組の増肉部2を形成するとともに、両増肉部2間に中間厚増肉部3を形成することで、梁材連結位置(梁材連結部)としている。その際に、鋼管厚さtに対して増肉部厚さTは2.5〜5.0倍とされ、そして中間厚増肉部厚さTtは鋼管厚さtと増肉部厚さTとの間、つまり[t<Tt<T]とされている。
【0059】
この第4の実施の形態によると、上フランジ部101と下フランジ部102とウエブ部103との全てを増肉部2,3に対向させた状態で、梁材100の溶接105を行え、以て強固な溶接結合を行うことができる。
【0060】
上記した実施の形態において、圧縮力を得るために圧縮力用シリンダー装置59を採用しているが、これはねじ送り形式などであってもよい。
上記した実施の形態において、増肉部2を成形した丸鋼管1を、第2加熱手段70により全体可及的に均一に加熱(たとえば、A3変態点を越える温度で加熱)させることにより、管内部に発生した応力の除去、加工に伴う材質の著しい劣化の回復などが可能となり、性能を均質化して良質な丸形鋼管(製品)5を得ることができるとともに、建築の鉄骨柱材として使用された場合において、地震時に増肉部2から丸形鋼管5の本体部分への応力の伝達がスムースに行われ、丸形鋼管5の増肉形状による優位性と相まって、より一層の地震エネルギーの吸収が期待できる。
【0061】
上記した実施の形態では、1個の第1加熱手段60により加熱が行われているが、これは1個以上の第1加熱手段により加熱が行われる形式であってもよい。また第1加熱手段60にそれぞれ補助加熱手段が設けられた形式であってもよい。
【0062】
上記した実施の形態では、丸形鋼管成形手段75として鼓形ローラ76が多数配置されたローラ絞り形式が採用されているが、これはプレス形式などであってもよい。
【0063】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、まず、受け台車と押し台車とを互いに離間動(後退動)させた状態で、部分増肉を行う前の丸鋼管を支持手段上に載置する。そして丸鋼管に、受け側クランプ装置や押し側クランプ装置や第1加熱手段や外面規制手段を配置した後に、受け台車と押し台車とを互いに接近動(前進動)させ、その際に、丸鋼管の一端を加圧体の前面に当接させて、丸鋼管を位置決めできる。この状態で、受け側クランプ装置や押し側クランプ装置により丸鋼管を内外からクランプすることで、丸鋼管をセットできる。
このようにセットした状態で、第1加熱手段により、丸鋼管の目的箇所への局部的な加熱を行ったのち、圧縮力付与手段により加熱箇所に丸鋼管長手方向の圧縮力を付与できるとともに、加熱箇所の外面を外面規制手段により規制できる。そして圧縮力は、主台車をベース体に接近動させ、以て受け側クランプ装置に対して押し側クランプ装置を接近動させることで得ることができる。この圧縮力により、第1加熱手段に対向した部分において、加熱箇所の一部材料を内面側へと順次増肉して、丸鋼管の一端面から所定距離の部分に、内側へ所望量でリング状に突出した増肉部を形成できる。そして丸鋼管の全体を第2加熱手段により加熱したのち、丸形鋼管成形手段によって丸形鋼管に熱間成形することで、増肉した梁材連結部の外面に突出部が存在しない丸形鋼管を容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、丸形鋼管の製造設備における工程説明図である。
【図2】同丸形鋼管の製造設備における圧縮力付与手段部分で、丸鋼管をセットした状態での一部切り欠き側面図である。
【図3】同丸形鋼管の製造設備における圧縮力付与手段部分で、目的箇所に対する加熱時の一部切り欠き側面図である。
【図4】同丸形鋼管の製造設備における圧縮力付与手段部分で、増肉作用時の一部切り欠き側面図である。
【図5】同丸形鋼管の製造設備における圧縮力付与手段部分で、冷却作用時の一部切り欠き側面図である。
【図6】同丸形鋼管の製造設備における圧縮力付与手段部分で、次の目的箇所に対する加熱時の一部切り欠き側面図である。
【図7】同丸形鋼管の製造設備における圧縮力付与手段部分で、(a)は目的箇所に対する加熱時の要部の縦断側面図、(b)は増肉作用時の要部の縦断側面図、(c)は冷却作用時の要部の縦断側面図である。
【図8】同丸形鋼管の製造設備で、増肉した丸鋼管の要部の縦断側面図である。
【図9】同丸形鋼管の製造設備における丸形鋼管成形手段部分で、熱間成形時の要部の縦断側面図である。
【図10】同丸形鋼管の製造設備における管の変化を示し、(a)は丸鋼管の縦断正面図、(b)は増肉した丸鋼管の縦断正面図、(c)は熱間成形した丸形鋼管の縦断正面図である。
【図11】同丸形鋼管の製造設備により製造した丸形鋼管の使用状態であって、梁材を溶接した状態での縦断側面図である。
【図12】同丸形鋼管の製造設備により製造した丸形鋼管の使用状態であって、梁材を溶接した状態での横断平面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示し、丸形鋼管の製造設備により製造した丸形鋼管の使用状態であって、梁材を溶接した状態での縦断側面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示し、丸形鋼管の製造設備により製造した丸形鋼管の使用状態であって、梁材を溶接した状態での縦断側面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示し、丸形鋼管の製造設備により製造した丸形鋼管の使用状態であって、梁材を溶接した状態での縦断側面図である。
【符号の説明】
1 丸鋼管(原管)
1a 内面
1b 外面
2 増肉部
3 中間厚増肉部
5 丸形鋼管(製品)
5b 外面
10 製造設備
11 支持手段
20 圧縮力付与手段
21 受け装置
24 受け台車
27 正逆駆動部
28 受圧体
30 受け側クランプ装置
31 内側クランプ部
35 外側クランプ部
41 押し装置
43 主台車
45 押し台車
48 正逆駆動部
49 加圧体
50 押し側クランプ装置
51 内側クランプ部
55 外側クランプ部
59 圧縮力用シリンダー装置
60 第1加熱手段
61 移動装置
65 冷却手段
67 外面規制手段
68 規制部
68a 直状規制面
68b 傾斜状規制面
70 第2加熱手段
75 丸形鋼管成形手段
76 鼓形ローラ
100 梁材(強軸梁材)
100A 弱軸梁材
101 上フランジ部
101A 上フランジ部
102 下フランジ部
102A 下フランジ部
103 ウエブ部
103A ウエブ部
105 溶接
107 床版
A 長手方向
B 目的箇所(加熱箇所)
C 設定距離
P 所定間隔
D 丸鋼管の外径
d 製品外径
T 増肉部厚さ
t 鋼管厚さ
Tt 中間厚増肉部厚さ
W 加熱幅
V 増肉部長さ
L 梁材連結部を形成する長さ

Claims (1)

  1. 支持手段により支持された丸鋼管の目的とする箇所を加熱する第1加熱手段と、この加熱箇所に丸鋼管長手方向の圧縮力を付与して加熱箇所の一部材料を増肉させる圧縮力付与手段と、加熱箇所の外面を規制する外面規制手段と、目的とする箇所に増肉部を成形した丸鋼管の全体を加熱する第2加熱手段と、全体を所定温度に加熱した丸鋼管を、その外径を全長に亘って同一状とした丸形鋼管に熱間成形する丸形鋼管成形手段とにより構成され、前記圧縮力付与手段は、丸鋼管の一端面が当接自在な受け装置と、丸鋼管の他端面に当接自在な押し装置からなり、前記受け装置は、ベース体と、このベース体上に設けられた受け台車と、この受け台車側に立設された受圧体と、この受圧体とベース体側とに間に設けられた受け側クランプ装置とにより構成され、前記押し装置は、床上に設けられた主台車と、この主台車上に設けられた押し台車と、この押し台車上に立設された加圧体と、この加圧体と主台車側とに間に設けられた押し側クランプ装置とにより構成され、前記受け側クランプ装置と押し側クランプ装置とは、それぞれ丸鋼管を内外からクランプすべく構成され、前記受け装置と押し装置との間に前記第1加熱手段と前記外面規制手段とが設けられていることを特徴とする丸形鋼管の製造設備。
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