JP6575990B2 - 繊維製品用の液体洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は繊維製品用の液体洗浄剤に関する。
漂白性能を有する液体洗浄剤は、しみ汚れ等を漂白する効果を有し洗浄力に優れる。液体洗浄剤に漂白性能を付与する成分として過酸化水素が知られている。
特許文献1には過酸化水素、特定のHLB値を有するノニオン界面活性剤、および無機塩(特定のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩)を含有する液体漂白剤組成物が記載されており、該組成物を増粘させる成分としてアミンオキシド型界面活性剤が記載されている。
特許文献2には、特定の曇点を有する非イオン界面活性剤、エステル結合を有する陽イオン界面活性剤、および両性界面活性剤を含有する酸性液体漂白剤組成物が記載されており、漂白成分の例として過酸化水素が挙げられている。該酸性液体漂白剤組成物において両性界面活性剤は白濁の防止に寄与する成分であり、好ましいものとしてアミンオキシド型界面活性剤が記載されている。
特開2006−160955号公報 特開2005−97432号公報
近年、清潔志向の高まりから、衣類等の繊維製品用の液体洗浄剤には、汚れを洗浄するだけでなく、繊維製品に付着した不快な臭気を除去したり(除臭効果)、繊維製品からの不快な臭気の発生を防止したりすること(防臭効果)が求められている(以下、除臭効果及び防臭効果を合わせて消臭効果という)。
本発明者等は、アミンオキシド型界面活性剤が消臭効果に寄与することを見出し、その中でもアミドアミンオキシド化合物に着目した。
しかしながら、過酸化水素を含有する液体洗浄剤に、アミドアミンオキシド化合物を添加すると、液体洗浄剤の保存中に濁りや分離が生じて外観が悪くなることを知見した。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、過酸化水素を含有し洗浄力に優れるとともに、消臭性能を有し、液の外観安定性も良好な、繊維製品用の液体洗浄剤を提供することを目的とする。
本発明は以下の構成を有する。
[1](A)成分:過酸化水素と、(B)成分:下記一般式(b1)で表される化合物と、(C)成分:pH4〜9の溶液において緩衝機能を有する化合物と、を含有することを特徴とする繊維製品用の液体洗浄剤。
Figure 0006575990
[式中、Rは、炭素数7〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数7〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。R及びRは、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。qは、1〜5の整数である。]
[2] さらにアニオン界面活性剤(D)を含有することが好ましい。
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤は、過酸化水素を含有し洗浄力に優れるとともに、洗濯後の衣類等の繊維製品に対して優れた消臭性能を付与でき、液体洗浄剤の保存後の外観も良好である。
<繊維製品用の液体洗浄剤>
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤(以下、単に「液体洗浄剤」ということがある)は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分を含有する液体組成物である。
本発明の液体洗浄剤には、液体漂白剤も含まれる。液体漂白剤とは、液体の洗浄剤のうちでも、漂白を主たる目的とするものをいう。
<(A)成分>
(A)成分は過酸化水素である。液体洗浄剤が過酸化水素を含有することで、漂白効果が発揮され、優れた洗浄力が得られる。例えば、水性しみ汚れを漂白する効果が得られる。
液体洗浄剤中、過酸化水素の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜5質量%が好ましく、1〜4質量%がより好ましく、1.5〜3質量%がさらに好ましい。過酸化水素の含有量が前記範囲の下限値以上であると、良好な漂白効果が得られやすい。前記範囲の上限値以下であると、液体洗浄剤の保存安定性がより向上する。例えば、液安定性が悪いと、液体洗浄剤を容器に充填して保存した際に容器の膨張が生じるおそれがある。
<(B)成分>
(B)成分は、下記一般式(b1)で表されるアミドアミンオキシド化合物であり、半極性界面活性剤である。(B)成分は、洗濯後の衣類等の繊維製品における消臭効果に寄与する。
本明細書において、「半極性界面活性剤」とは、半極性結合(無極性結合と極性結合との中間の性質を有する結合)を有する界面活性剤であり、半極性界面活性剤が溶解する溶液又は分散する分散液のpHによって、カチオン性、アニオン性又は両極性を示すものをいう。
Figure 0006575990
[式中、Rは、炭素数7〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数7〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。R及びRは、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。qは、1〜5の整数である。]
前記式(b1)中、Rは、炭素数7〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基が好ましく、炭素数9〜15の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基がより好ましく、炭素数11〜13の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基がさらに好ましい。
前記式(b1)中、R及びRは、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。中でも、R及びRは、いずれもメチル基であることがより好ましい。
前記式(b1)中、qは、1〜3の整数が好ましく、3がより好ましい。
前記式(b1)で表される化合物としては、例えば、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ベヘニン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。
(B)成分は、いずれか1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記の中でも、(B)成分としては、本発明の効果が得られやすいことから、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドがより好ましく、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドが特に好ましい。
液体洗浄剤中、(B)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜2質量%がより好ましく、0.5〜1.5質量%がさらに好ましい。
(B)成分の含有量が前記範囲の下限値以上であると、洗濯後の繊維製品における消臭効果が充分に得られやすい。また、前記範囲の上限値以下であると、粘度が低くなりすぎず、液体洗浄剤の良好な使用性が得られる。
液体洗浄剤中の(A)成分の含有量に対する(B)成分の含有量の質量比である、(B)/(A)比は特に限定されないが、消臭効果の点からは0.03以上が好ましく、0.05以上がより好ましく、0.1以上がさらに好ましく、0.3以上が特に好ましい。上限は保存後の外観安定性の点からは3以下が好ましく、1以下がより好ましく、0.5以下がさらに好ましい。
<(C)成分>
(C)成分はpH4〜9の溶液において緩衝機能を有する化合物である。
本発明におけるpHの値は25℃における値である。具体的には、試料を25℃に調整し、pHメーター(例えば、東亜ディーケーケー株式会社製の製品名「HM−30G」を使用)等により測定される値を示す。
「緩衝機能を有する化合物」とは、溶液における水素イオン濃度の変化を小さくする作用をもつ化合物を意味し、たとえば経時に伴って溶液のpHが変化する場合、かかるpHの変化が起きないようにする効果、又はかかるpHの変化の割合を小さくする効果を発揮する化合物をいう。
pH4〜9の溶液において緩衝機能を有するとは、溶液のpHが4〜9の範囲内の値Zであるときに、溶液のpHをZ付近に保持する機能を有することを意味する。
(C)成分が緩衝機能を有する該pHは、4〜7が好ましく、5〜6がより好ましい。
過酸化水素を含有する液体洗浄剤に、(B)成分(アミドアミンオキシド化合物)とともに(C)成分を含有させることにより、経時に伴う洗浄剤組成物のpHの低下を抑制でき、経時保存後においても良好な外観を保つことができる。
その理由は以下のように考えられる。アミドアミンオキシド化合物は過酸化水素の存在下でアミド結合部が分解され、脂肪酸を生成する。そのため、保存により液のpHが低下し、液の濁りや分離が生じて外観を悪化させてしまう。本発明では(C)成分を含有させることにより、液の保存中におけるpHの低下を抑制できるため、保存による液外観の悪化を抑制できる。
(C)成分は、pH4〜9の溶液において緩衝機能を有するものであればよく、たとえば25℃における酸解離指数(pKa)が4.5〜7.5であるものが好ましく、5〜7であるものがより好ましく、5〜6であるものがさらに好ましい。pKaが前記範囲であるものを用いると、液体洗浄剤を調製した後、液安定性がより良好となり、経時に伴うpHの低下が抑制される。
また、pKaが下限値以上であると、経時に伴う外観の悪化が抑制され、pKaが上限値以下であると、経時に伴うpHの上昇が抑制され、過酸化水素の安定性が良好となる。たとえば多価の酸のように、複数のpKaをもつ化合物においては、いずれかのpKaが前記範囲にあるものであれば(C)成分として用いることができる。
(C)成分として具体的には、たとえばクエン酸(pKa3=5.66(25℃))、アジピン酸(pKa2=5.03(25℃))、コハク酸(pKa2=5.24(25℃))、マレイン酸(pKa2=5.83(25℃))、マロン酸(pKa2=5.28(25℃))、グルタル酸(pKa2=5.01(25℃))、フタル酸(pKa2=5.41)、テレフタル酸(pKa2=4.82)、リン酸(pKa2=7.21)、リンゴ酸(pKa2=5.13)、エチレンジアミン四酢酸(pKa3=2.00、pKa3=2.69、pKa4=6.13)、酒石酸(pKa2=4.8)などが挙げられる。
なお、酸解離指数(pKa)の記載において、「pKa3」は、三段目の解離平衡における酸解離定数の負の常用対数を表す。「pKa2」は、二段目の解離平衡における酸解離定数の負の常用対数を表す。
上記のなかでも、(C)成分としては、経時によるpH低下に伴う外観の悪化抑制効果に特に優れることから、クエン酸が好ましい。
(C)成分は、1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
液体洗浄剤中、(C)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.05〜3質量%が好ましく、0.1〜2質量%がより好ましく、0.2〜0.5質量%が特に好ましい。
(C)成分の含有量が前記範囲の下限値以上であると、経時によるpHの低下が良好に抑制され、液外観の悪化抑制効果が充分に得られやすい。また、前記範囲の上限値以下であると、経時に伴うpH上昇が十分に抑制され、液体洗浄剤中の過酸化水素の良好な安定性が得られやすい。
液体洗浄剤中の(C)成分の含有量に対する(B)成分の含有量の質量比である、(B)/(C)比は、0.2〜30が好ましく、1〜15がより好ましく、2〜7が特に好ましい。上記範囲内であると、液外観の安定性が十分に得られる。
<(D)成分>
本発明の液体洗浄剤は、上記(A)〜(C)成分以外に、アニオン界面活性剤((D)成分)を含有してもよい。
(D)成分としては、特に限定されず、繊維製品用等の洗浄剤において公知のアニオン界面活性剤が挙げられる。
(D)成分としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖または分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩;脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型のアニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型のアニオン界面活性剤等が挙げられる。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
上記のうち、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものが特に好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩が好ましい。
アルカンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20、好ましくは14〜17のアルキル基を有する2級アルカンスルホン酸塩が好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のα−スルホ脂肪酸エステル塩が好ましい。
脂肪酸塩としては、炭素数10〜20の脂肪酸塩が好ましい。
これらの中でも、液体洗浄剤の粘度を高められ、液体洗浄剤を適度な粘度に調整しやすい点から、(D)成分として、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩(以下、(D−1)成分ということがある)を用いることが好ましい。また、良好な液安定性が得られる点から、(D)成分として、アルカンスルホン酸塩(以下、(D−2)成分ということがある)を用いることが好ましい。さらに、好適な粘度と良好な液安定性が得られやすい点から、(D)成分として、(D−1)成分と(D−2)成分とを併用することが好ましい。
(D)成分は、いずれか1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(D)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましく、0.1〜2質量%がさらに好ましい。(D)成分の含有量が前記の好ましい範囲の下限値以上であると、液体洗浄剤の粘度を適度に高められ、液体洗浄剤を使いやすい粘度(例えば、10〜300mPa・s)に調整しやすくなる。(D)成分の含有量が前記の好ましい範囲の上限値以下であると、液体洗浄剤の外観安定性が高められやすくなる。
<溶媒>
本発明の液体洗浄剤は、製造時のハンドリングのし易さ、使用する際の水への溶解性等の観点から、溶媒として水を含有することが好ましい。液体洗浄剤中の水の含有量は、特に限定されないが、液体洗浄剤の総質量に対して50〜99質量%が好ましく、60〜98質量%がより好ましく、70〜97質量%がさらに好ましい。
<その他の成分>
本発明の液体洗浄剤は、上記(A)〜(D)成分以外に、液体洗浄剤に通常用いられるその他の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、例えば、(B)成分及び(D)成分以外の他の界面活性剤、漂白活性化剤、キレート剤、ラジカルトラップ剤、水以外の溶剤、ハイドロトロープ剤、無機塩類、ホウ酸化合物、ポリオール化合物、香料、抗菌剤、pH調整剤などが挙げられる。
他の界面活性剤は、繊維製品用等の洗浄剤において公知の界面活性剤が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキル(ポリ)グリコシド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルオキシエチレンプロピレンブロック重合体、脂肪酸モノグリセライド等が挙げられる。
上記のなかでも、過酸化水素等の漂白成分を含有する液体洗浄剤中での安定性、液体洗浄剤の溶存気体量のコントロールのしやすさ等の点から、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましく、下記式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルが特に好ましい。
R−O−(AO)n−H ・・・(I)
[式中、Rは炭素数8〜16の直鎖もしくは分岐鎖状のアルキル基またはアルケニル基であり;AOはオキシアルキレン基を示し;nはAOの平均付加モル数を示し、1〜20、好ましくは3〜15の数である。]
前記式中、Rにおいて、アルキル基の炭素数は8〜16であり、10〜14であるものが好ましく、12〜14であるものがより好ましい。アルケニル基の炭素数については、前記アルキル基の炭素数と同様である。炭素数が8以上であることにより洗浄力が良好となり、一方、炭素数が16以下であることにより溶解性が向上する。
なかでも、アルキル基が好ましく、具体的にはヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基が好ましく挙げられ、ドデシル基、テトラデシル基が特に好ましい。
AOとしては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシペンチレン基等が挙げられる。なかでも、オキシエチレン基、オキシプロピレン基が好ましく、オキシエチレン基が好ましい。AOは、1種単独で付加されていてもよく、2種以上が付加されていてもよい。
nは、前記AOの種類にもよるが、たとえばAOがオキシエチレン基および/またはオキシプロピレン基の場合、3〜15とすることが好ましい。
ノニオン界面活性剤として、HLBが14以下のノニオン界面活性剤(a)、および/またはHLBが14を超えるノニオン界面活性剤(b)を用いることが好ましい。少なくともノニオン界面活性剤(a)を用いることが好ましい。
ノニオン界面活性剤(a)のHLBは、10〜14が好ましく、10.5〜14がより好ましく、11〜13がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤(a)のHLBが上記の好ましい範囲内であると、液体洗浄剤の塗布洗浄力が高められやすい。
ノニオン界面活性剤として、ノニオン界面活性剤(a)を用いる場合、ノニオン界面活性剤(a)の使用量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0質量%超〜15質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましく、3〜8質量%がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤(a)の含有量が上記の範囲であると液体洗浄剤の塗布洗浄力が高められやすい。
また、ノニオン界面活性剤(a)の含有量の割合は、界面活性剤の合計含有量に対して、0質量%超〜90質量%が好ましく、40〜80質量%がより好ましく、50〜70質量%がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤(a)の含有量の割合が上記の好ましい範囲内であると、液体洗浄剤の塗布洗浄力及び外観安定性が高められやすい。
ノニオン界面活性剤として、HLBが14を超えるノニオン界面活性剤(b)を用いる場合、ノニオン界面活性剤(b)の使用量は、液体洗浄剤の総質量に対して、10質量%超〜50質量%が好ましく、15〜30質量%がより好ましく、20〜25質量%がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤(b)の含有量が上記の範囲であると、液体洗浄剤に適度な粘度が付与され塗布使用性が高められやすい。
また、ノニオン界面活性剤(b)の含有量の割合は、界面活性剤の合計含有量に対して、50質量%超〜100質量%が好ましく、60〜95質量%がより好ましく、70〜90質量%がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤(b)の含有量の割合が上記の好ましい範囲内であると、液体洗浄剤に適度な粘度が付与され外観安定性が高められやすい。
ノニオン界面活性剤として、ノニオン界面活性剤(a)のみを用いる場合、液体洗浄剤中、界面活性剤の合計量が、液体洗浄剤の総質量に対して、1〜55質量%であることが好ましく、2〜40質量%であることが好ましく、4〜20質量%であることがより好ましく、6〜10質量%がさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると充分な塗布洗浄力が得らやすい。上限値以下であると高温時の外観安定性が高められやすい。
ノニオン界面活性剤として、ノニオン界面活性剤(b)のみを用いる場合、液体洗浄剤中、界面活性剤の合計量が、液体洗浄剤の総質量に対して、10〜60質量%であることが好ましく、15〜40質量%であることがより好ましく、20〜35質量%であることがさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると、液体洗浄剤に適度な粘度が付与され塗布使用性が高められやすい。上限値以下であると高温時の外観安定性が高められやすい。
ノニオン界面活性剤として、ノニオン界面活性剤(a)とノニオン界面活性剤(b)を併用する合、液体洗浄剤中、界面活性剤の合計量が、液体洗浄剤の総質量に対して、10〜60質量%であることが好ましく、15〜40質量%であることがより好ましく、20〜35質量%であることがさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると、液体洗浄剤に適度な粘度が付与され塗布使用性が高められやすい。上限値以下であると高温時の外観安定性が高められやすい。
一例として、ノニオン界面活性剤が、前記式(I)中のRが炭素数12のアルキル基であるもの(C12)と、Rが炭素数14のアルキル基であるもの(C14)と、の質量比でC12:C14=7:3の混合物で、AOがオキシエチレン基である場合、前記式(I)中のnが5であるものはHLBが10.5、nが6であるものはHLBが11.5、nが7であるものはHLBが12.3、nが9であるものはHLBが13.4、nが12であるものはHLBが14.6、nが15であるものはHLBが15.4である。
尚、本発明において「ノニオン界面活性剤のHLB」は、W.C.Griffinによる方法(詳細は1949年のJ.Soc.Cosmetic Chemists,1,311頁を参照)を用いた値を示す。ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおいては、次式:HLB=オキシエチレン基の質量分率(%)/5、によって求められる。
キレート剤としては、ニトリロ三酢酸、グリコールエチレンジアミン六酢酸、β−アラニンジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸、メチルグリシンジ酢酸、イミノジコハク酸等のアミノカルボン酸類又はその塩;1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、ヒドロキシメタンホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、2−ヒドロキシエチルイミノジ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)等の有機ホスホン酸類又はその塩;ジグリコール酸、シュウ酸、グルコン酸等の有機酸類又はその塩等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤がキレート剤を含有する場合、キレート剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜4質量%がより好ましく、0.5〜2質量%がさらに好ましい。
ラジカルトラップ剤としては、p−メトキシフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤がラジカルトラップ剤を含有する場合、ラジカルトラップ剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.01〜1質量%が好ましく、0.05〜0.5質量%がより好ましく、0.1〜0.3質量%がさらに好ましい。
水以外の溶剤としては、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテエル、プロピレングリコール、エタノール等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤が溶剤を含有する場合、溶剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましく、0.4〜2質量%がさらに好ましい。
pH調整剤としては、例えば、塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニア等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤の25℃でのpHは、4〜9が好ましく、4〜7がより好ましく、5〜6がさらに好ましい。上記範囲であると液の外観安定性が高められやすい。
本発明の液体洗浄剤の25℃での粘度は、10〜300mPa・s程度が好ましく、25〜150mPa・s程度がより好ましい。
液体洗浄剤の粘度が前記の好ましい範囲内であれば、液体洗浄剤を計量キャップ等で計り取りやすくなる。また、液体洗浄剤を被洗物に直接塗布して洗浄する際、液体洗浄剤を被洗物に塗布しやすくなる。
尚、本発明における液体洗浄剤の25℃での粘度は、試料を25℃に調整し、B型粘度計(TOKIMEC社製)を用いて測定される値を示す(測定条件の一例:ロータNo.2、回転数30rpm、10回転後の粘度を測定する)。
本発明の液体洗浄剤は、例えば、上記の(A)成分と(B)成分と(C)成分と必要に応じて任意成分とを、溶媒である水に溶解し、pH調整剤を用いて所定のpHに調整することによって製造できる。
本発明の液体洗浄剤は、一般的に用いられている容器に収容できる。かかる容器としては、例えば、計量キャップを備えたノズル型容器又は中栓型容器、自動計量機構もしくは簡易計量機構を備えたスクイズ容器又はポンプ容器、液を吹きかけるもしくは泡状に塗布するトリガー容器又はスクイズ容器、液を塗りつける塗布面を持った塗布容器、詰め替え容器(パウチ、薄肉ボトル、付け替えボトル等)等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤の使用方法は、例えば、液体洗浄剤を洗濯時に被洗物と一緒に水に投入する方法、液体洗浄剤を予め水に溶解して調製される洗浄剤水溶液に被洗物を浸漬する方法等が挙げられる。また、液体洗浄剤を被洗物に直接塗布して一定時間放置し、その後、通常の洗濯を行ってもよい(塗布洗浄)。
本発明の液体洗浄剤の洗浄対象である被洗物としては、特に限定されないが、例えば衣料、布帛、カーテン、シーツ等が挙げられる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。本実施例において「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
<(A)成分>
過酸化水素:35%工業用過酸化水素、三菱ガス化学株式会社製。
<(B)成分>
(B)−1:ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(APAX)、クラリアント社製、商品名「GENAMINOX AP」;一般式(b1)におけるR=炭素数11の直鎖状アルキル基、R=メチル基、R=メチル基、q=3。
<(C)成分>
クエン酸:関東化学株式会社製、試薬「くえん酸」。
<(D)成分:アニオン界面活性剤>
(D)−1:直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸(LAS−H):ライポンLH−200(商品名、LAS−Hの純分=96質量%、ライオン株式会社製)。液体洗浄剤製造時に、pH調整剤である水酸化ナトリウムにより中和され、ナトリウム塩となる。
(D)−2:2級アルカンスルホン酸ナトリウム、クラリアント・ジャパン社製、商品名「SAS30」。
<その他の成分>
ノニオン界面活性剤a:炭素数12のアルコール(C12OH)と炭素数14のアルコール(C14OH)との混合物(質量比C12OH/C14OH=75/25)に、平均6モルのエチレンオキシドが付加されたもの、ライオン株式会社製、商品名「レオックスCL−60」。(HLB=11.5)
ノニオン界面活性剤b:炭素数12のアルコール(C12OH)と炭素数14のアルコール(C14OH)との混合物(質量比C12OH/C14OH=75/25)に、平均15モルのエチレンオキシドが付加されたもの、ライオンケミカル社製、商品名「LMAO−90」。(HLB=15.4)
キレート剤:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、ローディア社製、商品名「BRIQUEST ADPA」。
ラジカルトラップ剤:p−メトキシフェノール、川口化学工業社製、商品名「MQ−F」。
pH調整剤:水酸化ナトリウム(鶴見曹達株式会社製)。
溶剤:ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、日本乳化剤株式会社製、商品名「PhDG(90)」。
精製水。
[繊維製品用の液体洗浄剤の製造]
表1に、各例の液体洗浄剤の組成(配合成分、含有量(質量%))を示す。表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。表中、配合成分の含有量は純分換算量を示す。
pH調整剤の含有量を示す「適量」とは、液体洗浄剤のpH(25℃)を、表中のpH値に調整するために添加されたpH調整剤(水酸化ナトリウム)の総添加量を示す。
精製水の含有量を示す「バランス」は、液体洗浄剤に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように加えられた残部を意味する。
表中、「(B)/(C)比」は、液体洗浄剤に含まれる(C)成分に対する(B)成分の割合(質量比)を示す。表1における「界面活性剤の合計」は(B)成分と、(D)成分と、ノニオン界面活性剤の合計である。
(実施例1〜12・比較例1〜3)
表1に示す組成に従い、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と、任意成分(水及びpH調整剤を除く)とを水に加え混合した。これをpH調整剤で表中のpH値に調整して、各例の液体洗浄剤を得た。
また、(A)〜(C)成分のいずれかを水に加えなかったこと以外は、上記と同様にして、比較例1〜3の液体洗浄剤を得た。
各例の液体洗浄剤について、外観安定性、消臭効果、紅茶しみ洗浄力を以下のように評価した。評価結果を表1に示す。
各例の液体洗浄剤の25℃での粘度は、いずれも25〜150mPa・sの範囲内であった。
<外観安定性の評価方法>
各例の液体洗浄剤100mLを透明のガラス瓶(広口規格びんPS−No.11)に採取し蓋を閉めて密封したものを試料とした。60℃に設定した恒温槽で前記測定試料を3週間静置後、各試料の外観を目視で観察し、下記判断基準により外観安定性を評価した。△、○を合格とした。
(評価基準)
○:透明である。
△:わずかに濁りが見られる。
×:白濁もしくは分離が見られる。
<消臭効果の評価方法>
実際の家庭で1週間使用した綿タオル約100gと、20〜30代男性が1日着用した綿肌シャツ約700gとを(以下、前記綿タオルと綿肌シャツをまとめて「衣類」ともいう)、全自動電気洗濯機(Haier社製JW−Z23A)に投入した。次いで各例の液体洗浄剤10mLを前記洗濯機に投入し、洗浄、すすぎ、脱水を前記洗濯機の標準コースで行い上記衣類を洗濯した。洗濯後の衣類を一昼夜乾燥した。乾燥後の衣類の「不快な臭い」について男女合わせて5名のパネラーが下記6段階の判断基準により採点した。5名の採点結果の平均値を下記評価基準に分類して、衣類に対する消臭効果を評価した。△、○、◎を合格とした。
(判断基準)
0点:無臭。
1点:やっと感知できる臭い。
2点:何の臭いであるかが分かる臭い。
3点:楽に感知できる臭い。
4点:強い臭い。
5点:強烈な臭い。
(評価基準)
◎:0点以上1.5点未満。
○:1.5点以上2.5点未満。
△:2.5点以上3点未満。
×:3点以上5点以下。
<水性しみ汚れ(紅茶しみ汚れ)洗浄力の評価方法>
沸騰させた水道水(3°DH硬水)1Lに、ティーバッグ(三井農林社製、「日東紅茶アールグレイ」)5個を投入し、5分間軽く撹拌した後ティーバッグを取り出し、そこに30cm角の大きさの布(綿ブロード#100)を1枚浸漬させ、15分間放置した。次いで、布を取り出し、吊るし干しで風乾させた後、3cm角の大きさに切り出し、汚染布として用いた。
プラスチック製シャーレ(直径9cm)の上に、上記汚染布5枚を重ならないように広げ、汚染布1枚につき各例の液体洗剤剤を0.3mLずつ滴下し、蓋をせずに、室内で10分間放置した。次いで、洗浄試験機(Terg−O−Tometer)を用いて、水道水(15℃、4°DH硬水)900mLに、放置後の汚染布と、衣料用液体洗剤(ライオン社製、「NANOX」)0.6gと、チャージ布(綿メリヤス布)30gを添加して、120rpmで10分間洗浄した。次いで、汚染布に含まれる洗剤溶液の重さが、汚染布と同じ重さになるまで脱水した後、水道水(15℃、4°DH硬水)900mLで3分間濯ぐという工程を1回行い、最後に脱水した。次いで、脱水した汚染布をアイロンで乾燥した。
洗浄前の汚染布および洗浄後の汚染布5枚について、それぞれ反射率を測色色差計(日本電色社製「SE2000」)で測定し、洗浄率(%)を下記式(1)より算出した。
洗浄率(%)=(洗浄前の汚染布の反射率−洗浄後の汚染布の反射率)/(洗浄前の汚染布の反射率−未汚染布(白布)の反射率)×100 ・・・(1)
式(1)中、未汚染布とは、紅茶液に浸していない布(綿ブロード#100)のことである。
汚染布5枚の洗浄率の平均値を洗浄力とし、下記評価基準で水性汚れに対する洗浄力を評価した。
(評価基準)
○:30%以上
△:20%以上30%未満
×:20%未満
Figure 0006575990
表1に示す結果から、本発明を適用した実施例1〜12の液体洗浄剤は、水性しみ汚れに対する良好な洗浄力を有し、良好な消臭効果が得られることが確認できた。さらに、液体洗浄剤の保存中の外観安定性も良好であった。
(A)成分を含まない液体洗浄剤(比較例1)は、水性しみ汚れ洗浄力が劣っていた。
(B)成分を含まない液体洗浄剤(比較例2)は、消臭効果が劣っていた。
(C)成分を含まない液体洗浄剤(比較例3)は、外観安定性が劣っていた。

Claims (8)

  1. (A)成分:過酸化水素と、
    (B)成分:下記一般式(b1)で表される化合物と、
    (C)成分:pH4〜9の溶液において緩衝機能を有する化合物と、を含有し、
    前記(A)成分の含有量が、液体洗浄剤の総質量に対して0.1〜5質量%であり、
    前記(C)成分が、クエン酸、アジピン酸、コハク酸、マレイン酸、マロン酸、グルタル酸、フタル酸、テレフタル酸、リン酸、リンゴ酸、エチレンジアミン四酢酸、及び酒石酸からなる群から選ばれる1種以上であることを特徴とする繊維製品用の液体洗浄剤。
    Figure 0006575990
    [式中、Rは、炭素数7〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数7
    〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。R及びRは、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である。qは、1〜5の整数である。]
  2. 前記(C)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比である、(B)/(C)比が0.2〜30である、請求項1に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
  3. 前記(A)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量の質量比である、(B)/(A)比が0.03〜3である、請求項1又は2に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
  4. 前記(B)成分の含有量が、液体洗浄剤の総質量に対して0.1〜5質量%であり、前記(C)成分の含有量が、液体洗浄剤の総質量に対して0.05〜3質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
  5. さらにアニオン界面活性剤(D)を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
  6. 前記(D)成分の含有量が、液体洗浄剤の総質量に対して0.1〜5質量%である、請求項5に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
  7. さらにノニオン界面活性剤を含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
  8. 25℃におけるpHが4〜9である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
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