JP6574541B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料に関するものであり、更に詳しくは、高分子化合物によって粘度を付与することで塗布時の使用性を良くしながら、なじみが良く、きしみ感が無く、なめらかさと柔らかさを付与する、毛髪化粧料に関する。
従来より、皮膚や髪へ化粧料を塗布する際の感触を良くするため、高分子化合物によって増粘させることが知られている。しかし、高分子化合物を含む製剤は、独特のきしみ感を与えることがある。この、きしみ感を低減させる為に様々な検討がなされている。
例えば、特許文献1では、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、シリコーン誘導体、アルカリ剤、水からなるゲル状毛髪化粧料が提供されている。また、特許文献2では、皮膜形成剤、ポリグリセリンモノアルキルエーテル、増粘性高分子を含有する頭髪化粧料が提供されている。
特開2001−335436 特開2009−067735
シリコーン油を配合したヘアケア剤は、シリコーン油の優れた使用感から多数上市されている。しかし、最近では、シリコーン油が高配合されたヘアケア剤を使用することで染毛剤またはパーマネント剤の効果が落ちる等の懸念から、需要者からはノンシリコーンタイプの商品を求める声も多く、ノンシリコーン商品でもシリコーン油を配合した商品と遜色ない使用感を実現する技術が求められている。その点、従来技術(例えば、特許文献1)では、当該課題を解決する事が困難であった。
また、最近の需要者は、いわゆる皮膜形成剤の効果を利用した整髪剤を好まない傾向にあり、ワックス等の皮膜形成剤の効果を利用しない整髪剤が市場の主体となってきている。しかし、ワックス等は、その性状から頭髪へのなじみが非常に悪いため、皮膜形成剤の効果を利用せず、さらになじみの良い整髪料が求められている。その点、従来技術(例えば、特許文献2)では、当該課題を解決することが困難であった。
すなわち本発明の目的は、高分子化合物によって粘度を付与することで塗布時の使用性を良くしながら、なじみが良く、きしみ感が無く、なめらかさと柔らかさを付与する、毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は、このような状況に鑑み、鋭意研究した結果、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ブロック型非イオン性界面活性剤、低級アルコールを含有する化粧料が上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は(A)カルボキシビニルポリマー、(B)ポリエチレングリコール、(C)ブロック型非イオン性界面活性剤、(D)低級アルコールを含有し、なじみが良く、きしみ感が無く、なめらかさと柔らかさを付与する、毛髪化粧料を提供するものである。
本発明の化粧料は、高分子化合物によって粘度を付与することで塗布時の使用性を良くしながら、なじみが良く、きしみ感が無く、なめらかさと柔らかさを付与する。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明に用いられる、(A)カルボキシビニルポリマーの含有量は、特に限定されないが、0.01〜3質量%が好ましい。より好ましくは0.05〜1質量%である。さらに好ましくは、0.1〜0.5質量%である。0.01質量%より少ない場合、製剤の粘度が著しく低いことから塗布しにくく使用性が劣る恐れがあり、3質量%を超える場合、粘度が著しく高くなり、かえって塗布時のなじみが劣る恐れがある。
以下、%表記は特に記載しない限り質量%を表わすものとする。
本発明に用いられる、(B)ポリエチレングリコールは、特に限定されないが、毛髪になめらかさを付与する観点から、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリコール600等、25℃で液状のものが好ましい。25℃で液状とは、当該ポリエチレングリコールが25℃において特定の空間形状を短時間でも保持することができない流動体である事を言う。
本発明に用いられる、(B)ポリエチレングリコールは、特に限定されないが、0.01〜10%が好ましい。より好ましくは0.1〜8%であり、更に好ましくは、0.5〜5%である。0.01%より少ない場合、なめらかさを得られない恐れがあり、10%を超える場合、べたつきが出てしまう恐れがある。
本発明に用いられる、(C)ブロック型非イオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、高級アルコールに酸化プロピレンと酸化エチレンとを付加重合することで得られたものが好ましい。
上記ブロック型非イオン性界面活性剤の形成に用いられる高級アルコールとしては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2−デシルテトラデシルアルコール等の、炭素数が12〜24のアルコールが挙げられる。これらの中でも、毛髪に柔らかさを付与する作用がより強い点で、セチルアルコールを用いて合成されたブロック型非イオン性界面活性剤が好ましい。
本発明に用いられる、(C)ブロック型非イオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、0.1〜5%が好ましい。より好ましくは0.3〜3%であり、更に好ましくは0.5〜2%である。0.1%より少ない場合、きしみ感や柔らかさを抑える効果が得られない恐れがあり、5%を超える場合、べたつきが出てしまう恐れがある。
上記ブロック型非イオン性界面活性剤としては、上記の条件を満たせば特に限定されないが、例えば日光ケミカルズ社製の市販品を用いることができる。具体的には、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(1E.O.)(4P.O.)(商品名:NIKKOL PBC−31)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(10E.O.)(4P.O.)(商品名:NIKKOL PBC−33)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(20E.O.)(4P.O.)(商品名:NIKKOL PBC−34)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(1E.O.)(8P.O.)(商品名:NIKKOL PBC−41)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(20E.O.)(8P.O.)(商品名:NIKKOL PBC−44)、等が挙げられる。
本発明に用いられる、(D)低級アルコールとしては、特に限定されないが、炭素数が5以下の例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられる。
本発明に用いられる、(D)低級アルコールとしては、特に限定されないが、0.1〜50%が好ましい。より好ましくは1〜30%であり、更に好ましくは3〜20%である。0.1%より少ない場合、使用性が悪くなる恐れがあり、50%を超える場合、きしみ感が出てしまう恐れがある。
本発明の化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記成分の他に通常化粧品に用いられる成分として、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等の界面活性剤、高級アルコール、シリコーン油、炭化水素油、エステル油、植物油等の油性成分、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、植物抽出物、pH調整剤、着色剤等を目的に応じて適宜含有することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。本発明は、これら実施例により限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中における各成分の含有量を示す単位は、特に記載しない限り質量%とする。
後述の表1〜4に示す実施例1〜27及び比較例1〜6に係る毛髪化粧料を、それぞれ常法により調製した。また、水酸化カリウムを用いて適宜pH調整を行った。
<塗布時の使用性の良さ>
パネラー10名に、人毛黒髪(ビューラックス社製:BS−A)5g、20cmの毛束に対し、毛髪化粧料0.5gを塗布してもらい、塗布時の使用性の良さについて評価した。
評価基準を次のように設定した。
◎…使用性が良好であると感じた人が8名以上。
○…使用性が良好であると感じた人が5〜7名。
△…使用性が良好であると感じた人が3〜4名。
×…使用性が良好であると感じた人が2名以下。
<なじみの良さ>
パネラー10名に、人毛黒髪(ビューラックス社製:BS−A)5g、20cmの毛束に対し、毛髪化粧料0.5gを塗布してもらい、なじみの良さについて評価した。
評価基準を次のように設定した。
◎…なじみが良好であると感じた人が8名以上。
○…なじみが良好であると感じた人が5〜7名。
△…なじみが良好であると感じた人が3〜4名。
×…なじみが良好であると感じた人が2名以下。
<きしみ感の無さ>
人毛黒髪(ビューラックス社製:BS−A)5g、20cmの毛束に対し、毛髪化粧料0.5g塗布し、風乾した。この毛束のきしみ感の無さについてパネラー10名によって評価した。
評価基準を次のように設定した。
◎…きしみ感が無いと感じた人が8名以上。
○…きしみ感が無いと感じた人が5〜7名。
△…きしみ感が無いと感じた人が3〜4名。
×…きしみ感が無いと感じた人が2名以下。
<なめらかさの付与>
人毛黒髪(ビューラックス社製:BS−A)5g、20cmの毛束に対し、毛髪化粧料0.5g塗布し、風乾した。この毛束のなめらかさについてパネラー10名によって評価した。
評価基準を次のように設定した。
◎…なめらかであると感じた人が8名以上。
○…なめらかであると感じた人が5〜7名。
△…なめらかであると感じた人が3〜4名。
×…なめらかであると感じた人が2名以下。
<柔らかさの付与>
人毛黒髪(ビューラックス社製:BS−A)5g、20cmの毛束に対し、毛髪化粧料0.5g塗布し、風乾した。この毛束の柔らかさについてパネラー10名によって評価した。
評価基準を次のように設定した。
◎…柔らかいと感じた人が8名以上。
○…柔らかいと感じた人が5〜7名。
△…柔らかいと感じた人が3〜4名。
×…柔らかいと感じた人が2名以下。
実施例27
カルボキシビニルポリマー 0.25%
ポリエチレングリコール200 1.50%
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル
(20E.O.)(4P.O.) 1.50%
エタノール 10.00%
エデト酸二ナトリウム 0.03%
パラオキシ安息香酸メチル 0.10%
1,3−ブチレングリコール 3.00%
グリセリン 3.00%
ホホバ油 0.01%
香料 0.05%
水酸化カリウム 0.10%
精製水 80.46%
実施例27において各種試験を行っても、塗布時の使用性の良さ、なじみの良さ、きしみ感の無さ、なめらかさ、柔らかさにおいて良好な結果を得られた。
上記の実施例1〜27より、本発明の毛髪化粧料は高分子化合物によって粘度を付与することで塗布時の使用性を良くしながら、なじみが良く、きしみ感が無く、なめらかさと柔らかさを付与することが解明された。
本発明は、高分子化合物によって粘度を付与することで塗布時の使用性を良くしながら、なじみが良く、きしみ感が無く、なめらかさと柔らかさを付与する、毛髪化粧料を提供できる。

Claims (3)

  1. (A)カルボキシビニルポリマー、(B)25℃で液体であるポリエチレングリコール、(C)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、(D)低級アルコールを含有し、上記成分(B)の含有量は0.5〜5質量%、上記成分(C)の含有量は0.5〜2質量%である、毛髪化粧料。
  2. (A)カルボキシビニルポリマーの含有量が、0.01〜3質量%である、請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. (D)低級アルコールの含有量が、0.1〜50質量%である、請求項1または請求項2に記載の毛髪化粧料。
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