JP6574107B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
特許文献1には、保持エレメントの少なくとも一つが、ネジ部の少なくとも一部を構成し、且つフィルターハウジングの長手方向軸線に対して同心である形状を有し、フィルタエレメントがその長手方向軸線のまわりにおける回転後、連動接続(インターロックコネクション)によって固定されるフィルタ装置が開示されている。
特表2005−502450号公報
特許文献1に記載の発明においては、ネジにより固定する部品はフィルタエレメントである。フィルタエレメントは取り外しが必要な部品であるため、特許文献1に記載のようにネジによりフィルターハウジング(以下、ケースという)へ取り付けることは適切である。しかしながら、フィルタ装置には、フィルタエレメント以外の部品であって、ケースから取り外されると性能に不具合が生ずるおそれがある部品も存在する。
ケースから取り外されると性能に不具合が生ずるおそれがある部品を、ネジによりケースに取り付ける場合には、仮に当該部品が仮にケースから取り外された場合には、フィルタ装置が正常に機能しないおそれがある。したがって、このような部品には、特許文献1に記載されている方法である、ネジにより固定するという方法を採用することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ケースから取り外されると性能に不具合が生ずるおそれがある部品を、ケースへ容易に取り付けることができ、かつケースからの取り外しを防止することができるフィルタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ装置は、例えば、有底略円筒形状のケースと、略円筒形状の内筒と、略円筒形状の濾材と、前記濾材の第1の端に設けられた第1の端部材と、を有するフィルタエレメントと、を備え、前記ケースの底面には、爪が形成された略円筒形状の第1の受け部と、前記第1の受け部の外側に形成された第2の受け部と、が設けられ、前記内筒には、前記ツメが嵌合する孔が形成され、前記内筒が前記ケースに挿入されると、前記第1の受け部が前記内筒に沿って挿入され、かつ前記ツメが前記孔に嵌合して、前記内筒が前記ケースに取り付けられ、前記フィルタエレメントが前記ケースの内部に挿入されると、前記内筒が前記濾材及び前記第1の端部材の内周面に沿って挿入され、前記第1の端部材が前記第2の受け部と前記内筒との間に挿入されることを特徴とする。
本発明に係るフィルタ装置によれば、略円筒形状の内筒がケースに挿入されると、ツメが形成された略円筒形状の第1の受け部が内筒に沿って挿入され、孔にツメが嵌合する。これにより、ケースへ部品(ここでは、内筒)を容易に取り付けることができる。また、孔にツメが嵌合しているため、ケースからの部品(ここでは、内筒)の取り外しを防止することができる。
ここで、前記ツメは、径方向外側に突出するように形成され、前記第2の受け部は、前記第1の受け部の外側に、前記第1の受け部の直径より大きい直径かつ前記第1の受け部の高さより高い高さで形成された第1の筒部と、前記第1の筒部の前記ケースの底面と当接する側と反対側の端に形成された略円板形状のフランジ部と、前記フランジ部の外周面に沿って、前記第1の筒部が形成されていない側に突出するように、前記第1の筒部の直径より大きい直径で形成された第2の筒部と、を有し、前記内筒は、前記第1の受け部と前記第1の筒部との間に挿入され、前記第1の端部材は、前記第2の筒部の内周面に沿って挿入されてもよい。このように、ツメ及び孔が第1の筒部及びフランジ部により覆われると、工具等でツメを押すことができなくなる。したがって、ケースから内筒が取り外せないようにすることができる。
ここで、前記フィルタエレメントは、前記濾材の第1の端以外の端である第2の端に設けられた第2の端部材を有し、前記内筒の外周面には、径方向外側に突出する突起が長手方向に沿って形成され、前記第1の端部材及び前記第2の端部材には、前記突起と嵌合する凹部がそれぞれ形成されてもよい。これにより、フィルタエレメントを内筒に対して、回転方向に位置決めすることができる。
ここで、前記突起は、前記内筒の中心軸と直交する面において、前記内筒の中心軸を通る第1の線上に、前記内筒の中心軸を挟んで反対側に形成される2つの第1の突起と、前記内筒の中心軸を通り、前記第1の線と直交する第2の線上に形成される第2の突起と、前記内筒の中心軸を中心に前記第2の線を第1の角度だけ回転させた第3の線上に、前記内筒の中心軸を挟んで前記第2の突起と反対側に形成される第3の突起と、を有してもよい。これにより、模造品が取り付けられないようにすることができる。
ここで、前記第1の端部材及び前記第2の筒部の中心軸は、前記内筒及び前記第1の筒部の中心軸に対して半径方向に位置がずれていてもよい。これにより、模造品が取り付けられないようにすることができる。
本発明によれば、ケースから取り外されると性能に不具合が生ずるおそれがある部品を、ケースへ容易に取り付けることができ、かつケースからの取り外しを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態であるフィルタ装置1の概略を示す斜視図である。 ケース11の底面11aに形成された受け部11b及び受け部12を説明するための斜視図である。 内筒20の概略を示す斜視図である。 内筒20が受け部11bと受け部12との間、すなわちケース11に設けられた状態を示す斜視図である。 図4に示す状態を+z方向から見た図である。 上端部材32を濾材31側(−z側)から見た図である。 下端部材33を濾材31と反対側(−z側)から見た図である。 フィルタ装置1の断面図である。 フィルタ装置1の断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるフィルタ装置2の概略を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、フィルタ装置1の概略を示す斜視図である。フィルタ装置1は、油等の液体を濾過するものであり、主として、ケース組立体10と、内筒20と、フィルタエレメント30と、を有する。なお、図1においては、説明のため、フィルタ装置1をyz平面で切断している。
ケース組立体10は、主として、ケース11と、受け部12と、を有する。例えば、ケース11は、金属製であり、受け部12は樹脂(例えば、PA6)製である。
ケース11は、底面11aを有する有底略円筒形状の部材である。底面11aには、内側(+z方向)に突出するように受け部11bが形成される。なお、本実施の形態では、受け部11bは底面11aに一体形成されるが、受け部11bがケース11と別部品であり、溶接等により受け部11bを底面11aと一体としてもよい。
ケース11の底面11aには、内側(+z方向)に突出するように受け部12が形成される。本実施の形態では、ケース11と受け部12とは別部品であり、受け部12が溶接等によりケース11と一体とされているが、ケース11と受け部12とは一つの部品でも良い。
図2は、ケース11の底面11aに形成された受け部11b及び受け部12を説明するための斜視図である。図2においては、図1と同様に、ケース11をyz平面で切断している。
受け部11bは、略円筒形状であり、対向する2箇所にツメ11cが形成される。本実施の形態では、ツメ11cは、+y方向の端及び−y方向の端の2箇所に形成されるが、ツメ11cの位置及び数はこれに限定されない。例えば、ツメ11cを、60度おきに3個設けてもよい。
ツメ11cは、受け部11bの外周面に、外側に向けて突出するように形成される。ツメ11cのxy平面における形状は、略三角形状である。ツメ11cは、内筒20が挿入される側と反対側、すなわち底面側(−z側)に、xy平面と略平行な平面11dを有する。
本実施の形態では、受け部11bにはxz平面と平行な平面11eが形成され、平面11eにツメ11cが形成される。ただし、平面11eは必須ではない。
受け部12は、全体として略円筒形状であり、主として、筒部12aと、フランジ部12bと、筒部12cと、を有する。
筒部12aは、受け部11bの外側に形成された略円筒形状の部材である。筒部12aの直径は、受け部11bの直径より大きく、筒部12aの高さ(z方向の高さ)は、受け部11bの高さより高い。
フランジ部12bは、筒部12aの+z側の端(底面11aと当接する側と反対側の端)に形成された略円板形状の部材である。フランジ部12bの上面(+z側の面)は、xy平面と略平行である。フランジ部12bの内周面は、筒部12aの内周面と同一平面である。フランジ部12bの外周面は、筒部12cの外周面と同一平面である。
フランジ部12bの上面(+z側の面)には、内筒20のフランジ部23(後に詳述)が当接する凹部12dが形成される。
筒部12cは、フランジ部12bの外周面に沿って、フランジ部12bから+z方向(筒部12aが形成されていない側)に突出するように形成される。筒部12cの直径は、筒部12aの直径より大きい。
図1の説明に戻る。内筒20は、略円筒形状であり、濾過された液体が通過する多数の孔20aが形成される。本実施の形態では、内筒20は樹脂製であるが、金属製でもよい。
図3は、内筒20の概略を示す斜視図である。内筒20は、全体として略円筒形状であり、主として、本体部21と、円筒部22と、フランジ部23と、円筒部24と、板部25と、孔26と、を有する。
本体部21は、略円筒形状であり、孔20aが径方向に貫通するように複数形成される。また、本体部21の外周面には、径方向外側に突出する突起21a、21b、21c、21d(後に詳述)が長手方向に沿って形成される。
円筒部22は、本体部21の一端(ここでは、−z側の端)に形成される略円筒形状の部材である。円筒部22は、フィルタエレメント30と当接する。
フランジ部23は、円筒部22の一端(ここでは、−z側の端)に形成される略円板形状の部材である。フランジ部23の下側(−z側)の面である底面23aは、凹部12dと当接する。
円筒部24は、フランジ部23の端面から、−z方向に突出するように形成される略円筒形状の部材である。円筒部24の内周面は、受け部11bの外周面と当接する。
板部25は、円筒部24に隣接して設けられる。板部25の内側の面は、平面11eと当接する。また、板部25には、内筒20の中心軸A1と直交する方向に沿って、孔26が形成される。本実施の形態では、±y方向に孔26が形成される。
孔26には、ツメ11cが挿入される。孔26は、板部25の略中央、すなわち内筒20の端部近傍に形成される。
図4は、内筒20が受け部11bと受け部12との間、すなわちケース11に設けられた状態を示す斜視図である。図4では、ケース11の図示を省略している。
円筒部24及び板部25が受け部11bと筒部12cとの間に挿入されると(図4では図示せず。後に詳述)、フランジ部23の底面23aが凹部12dに当接し、ツメ11cが孔26に嵌合される(図4では図示せず。後に詳述)。これにより、内筒20がケース11に設けられる。
図5は、図4に示す、内筒20がケース11に設けられた状態を+z方向から見た図である。
突起21a、21bは、xy平面と略平行な面において、内筒20の中心軸A1を通り、y方向と略平行な線y1上に形成される。突起21a、21bは、中心軸A1を挟んでそれぞれ反対側に形成される。
突起21cは、xy平面と略平行な面において、内筒20の中心軸A1を通り、x方向と略平行な線x1上に形成される。
突起21dは、xy平面と略平行な面において、線x1を、中心軸A1を中心に、+z方向から見て半時計回りに角度θだけ回転させた線x2上に形成される。本実施の形態では、線x1と線x2とのなす角度θは略5度であるが、角度θはこれに限定されない。例えば、角度θは、10度以下の任意の角度であればよい。
本体部21及び円筒部22は、内筒20の中心軸A1を中心とする。しかしながら、筒部12cは、中心軸A2を中心とする。中心軸A2は、中心軸A1に対して、半径方向、ここでは−x方向に位置がずれている。
図1の説明に戻る。フィルタエレメント30は、主として、濾材31と、上端部材32と、下端部材33と、を有する。
濾材31は、例えば、樹脂の薄板をプリーツ状に折り曲げて形成された略筒状の部材である。濾材31の上端(+z側の端)には上端部材32が設けられ、濾材31の下端(−z側の端)には下端部材33が設けられる。上端部材32及び下端部材33は、樹脂製であり、濾材31の内周面と外周面とを覆う略筒状のリブを有する。上端部材32及び下端部材33は、濾材31の端部を覆うように設けられる。
図6は、上端部材32を濾材31側(−z側)から見た図である。上端部材32は、中心軸A1を中心軸とする略円筒形状の部材である。上端部材32には、突起21a、21b、21c、21dと嵌合する凹部32a、32b、32c、32dが形成される。
凹部32a、32bは、突起21a、21bと嵌合する。凹部32a、32bは、線y1上に形成される。凹部32cは、突起21cと嵌合する。凹部32cは、線x1上に形成される。凹部32dは、突起21dと嵌合する。凹部32dは線x2上に形成される。線x2は、−z方向から見ると、中心軸A1を中心に線x1を時計回りに角度θだけ回転している。
図7は、下端部材33を濾材31と反対側(−z側)から見た図である。下端部材33は、主として、リブ33Aと、フランジ部33Bと、を有する。
リブ33Aの内周面33eは、中心軸A1を中心とする略円筒面である。内周面33eには、内筒20の円筒部22が挿入される。リブ33Aの外周面33fは、中心軸A2を中心軸とする略円筒面である。外周面33fは、筒部12cに挿入される。外周面33fと同様に、濾材31の外周面を覆う外周面33gも中心軸A2を中心軸とする略円筒面である。
下端部材33には、突起21a、21b、21c、21dと嵌合する凹部33a、33b、33c、33dが形成される。xy平面と略平行な平面における、凹部32a、32b、32c、32dの位置と、凹部33a、33b、33c、33dの位置とは同一である。
次に、このように構成されたフィルタ装置1の組み立て及び作用について説明する。図8、9は、フィルタ装置1の断面図であり、内筒20及びフィルタエレメント30がケース組立体10に取り付けられた部分(底面11a近傍)を拡大して示す図である。図8は、xz平面における断面図であり、図9は、yz平面における断面図である。
まず、内筒20を下方向(−z方向)に移動させて、内筒20が受け部11bと受け部12との間に挿入される。すると、円筒部24が受け部11b及び筒部12aに沿って挿入され、板部25が平面11eに沿って挿入され、ツメ11cが孔26に嵌合される。これにより、内筒20がケース11すなわちケース組立体10に取り付けられ、一体化される。
ツメ11cは、−z側に平面11eを有する略三角柱形状であるため、内筒20が受け部11bと受け部12との間に挿入されると、ツメ11cは自然に孔26に嵌合される。
ツメ11cが孔26に嵌合されると、孔26と平面11dとが当接する。したがって、内筒20に+z方向の力を加えたとしても、内筒20がケース11から外れないようにすることができる。
フランジ部12bの高さは、ツメ11cの高さより高い位置にある。したがって、ツメ11cは、筒部12a及びフランジ部12bにより覆われる。このように、ツメ11c及び孔26を保護することで、工具等でツメ11cを押すこと等によりツメ11cを孔26から外せないようにする、すなわち内筒20をケース11から外せないようにすることができる。
内筒20がケース11に取り付けられた状態では、平面11eの外側の面と板部25の内側の面とが当接し(図8参照)、円筒部24の外周面と筒部12aの内周面とが当接する(図9参照)。
次に、フィルタエレメント30を内筒20に沿って挿入する。突起21a、21b、21c、21dが凹部32a、32b、32c、32dと嵌合するようにフィルタエレメント30を回転させ、突起21a、21b、21c、21dと凹部32a、32b、32c、32dとが嵌合したら、フィルタエレメント30を下方向(−z方向)に移動させる。このとき、内筒20は、濾材31及び下端部材33の内部に挿入される。なお、フィルタエレメント30は、フランジ部23の底面23aが凹部12dに当接するまで、下方向に移動される。
フィルタエレメント30が下方向に移動されると、突起21a、21b、21c、21dと凹部33a、33b、33c、33dとが嵌合し、リブ33Aが筒部12cと円筒部22との間に挿入される。このように、突起21a、21b、21c、21dと凹部32a、32b、32c、32dと凹部33a、33b、33c、33dとにより、フィルタエレメント30が内筒20に対して位置決めされる。このとき、リブ33Aの内周面33eは、円筒部22の外周面に沿って挿入され、リブ33Aの外周面33fは、筒部12cの内周面に沿って挿入される。
また、突起21d、凹部32d、33dは、中心軸A1を中心に線x1を角度θだけ回転させた線x2上に形成されるが、角度θは小さいため、突起21d、凹部32d、33dが線x2上に形成されていることがわかりにくい。したがって、突起21d、凹部32d、33dが線x1上に形成されている模造品が、内筒20に取り付けられることを防止することができる。
フィルタエレメント30が内筒20に設けられると、内筒20は濾材31の内周面に沿って設けられる。
リブ33Aの内周面33eには凹部33hが形成され、凹部33hにはシール部材41が設けられている。したがって、リブ33Aが筒部12cと円筒部22との間に挿入されると、シール部材41が円筒部22により弾性変形され、内筒20と下端部材33との間から濾過前の液体が漏れることが防止される。
内筒20及びリブ33Aの内周面33eは、中心軸A1を中心とするが、リブ33Aの外周面33f及び筒部12cは、中心軸A2を中心とする。そのため、回転方向の位置が正しくないと、下端部材33を筒部12cに挿入することができない。しかしながら、突起21a、21b、21c、21dと凹部32a、32b、32c、32dと凹部33a、33b、33c、33dとにより、フィルタエレメント30が内筒20に対して位置決めされているため、リブ33Aを筒部12cと円筒部22との間に確実に挿入することができる。
このように組み立てられたフィルタ装置1の作用について図1を用いて説明する。図1の矢印は、フィルタ装置1における液体の流れを示す。図示しない流入部からケース組立体10とフィルタエレメント30との間に流入した濾過前の液体は、フィルタエレメント30で濾過され、孔20aを通って内筒20の内側に流入する。濾過後の液体は、内筒20の内側から図示しない流出部を通ってフィルタ装置1外部へ流出する。
本実施の形態によれば、ツメ11cを用いて内筒20をケース11に一体化するため、内筒20をケース11に容易に取り付けることができ、かつ内筒20がケース11から外れないようにすることができる。例えば、内筒20をケース11から取り外されてしまうと、濾過前の液体が濾過後の液体と混ざってしまい、フィルタ装置1の性能が発揮できなくなってしまう。しかしながら、内筒20を取り外せないようにすることで、このような不具合を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、突起21a、21b、21c、21dと凹部32a、32b、32c、32dと凹部33a、33b、33c、33dとにより、回転方向の位置決め効果と共に、模造品が取り付けられることを防止する効果が得られる。例えば、内筒20に突起21a、21b、21c、21dが形成されているため、凹部32a、32b、32c、32dや凹部33a、33b、33c、33dが形成されていないフィルタエレメントの取り付けが防止される。
また、本実施の形態によれば、筒部12c及び下端部材33の外周面33f、33gの中心軸A2の位置と内筒20の中心軸A1の位置とが異なるため、内筒20の中心軸A1に対してオフセットされていない外周面を有する下端部材を有するフィルタエレメントの取り付けを防止することができる。突起21a、21b、21c、21dと、凹部32a、32b、32c、32d及び凹部33a、33b、33c、33dを嵌合させることと、中心軸A1の位置と中心軸A2の位置とをずらすこと、との両方を行うことで、模造品の取り付け防止効果をより高くすることができる。
なお、本実施の形態では、突起21a、21b、21c、21dと凹部32a、32b、32c、32dと凹部33a、33b、33c、33dとは略円弧形状であるが、突起21a、21b、21c、21dと凹部32a、32b、32c、32dと凹部33a、33b、33c、33dとの形状はこれに限定されない。また、中心軸A1に対して中心軸A2をずらす方向及び位置もこれに限定されない。
また、本実施の形態では、円筒部24及び板部25が受け部11b及び筒部12aに沿って挿入され、ツメ11cが孔26に嵌合されることで、内筒20がケース11に取り付けられるが、ツメ11cの位置、大きさ、形状等はこれに限られない。例えば、受け部11bの内周面に内側に向けて突出するツメを形成し、内筒20に受け部11bの内周面に当接する筒部を形成し、この筒部にツメと嵌合する孔を形成してもよい。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、内筒20をケース11に取り付けるときに、円筒部24を受け部11b及び筒部12aに沿って挿入した、すなわちケース11に形成されたリブで内筒20を挟み込んだが、内筒20をケース11に取り付ける方法はこれに限られない。図10は、変形例にかかるフィルタ装置2の概略を示す斜視図である。フィルタ装置1とフィルタ装置2とは、内筒の形状のみが異なり、その他は同一である。この同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
フィルタ装置2は、主として、ケース組立体10と、内筒20Aと、フィルタエレメント30と、を有する。なお、図10においては、説明のため、フィルタ装置2をyz平面で切断している。
内筒20Aは、全体として略円筒形状であり、主として、本体部21と、円筒部22と、フランジ部23と、円筒部24と、板部25と、孔26と、円筒部27と、を有する。
円筒部27は、円筒部24と同様に、フランジ部23の端面から−z方向に突出するように形成される略円筒形状の部材である。円筒部27の直径は、円筒部24より小さい。
なお、円筒部27の大きさや形状はこれに限定されない。例えば、円筒部27は、周方向の一部が切断されていてもよい。
円筒部24の内周面は、受け部11bの外周面と当接し、円筒部27の外周面は受け部11bの内周面と当接する。そのため、内筒20Aを下方向(−z方向)に移動させると、円筒部24が受け部11bと受け部12との間に挿入され、かつ受け部11bが円筒部24と円筒部27との間に挿入される。その結果、内筒20Aをケース11に取り付けた状態においては、内筒20Aに形成した2つのリブ(円筒部24及び円筒部27)でケース11のリブ(受け部11b)を挟み込んでいる。
本実施の形態によれば、リブ状の円筒部27を形成することで、内筒20Aをケース11に取り付けたときに、内筒20Aのがたつきを抑え、内筒20Aの中心軸が傾くことを防止することができる。また、円筒部24と円筒部27とで受け部11bを挟み込むことで、受け部11bの割れ、変形等を防止し、内筒20Aの取り付け部分の強度を高くすることができる。
なお、本実施の形態では、リブとして略円筒形状の円筒部27を形成したが、リブの形態はこれに限られない。例えば、内筒に、フランジ部23の端面から−z方向に突出する複数本の棒を形成して、これをリブとすることもできる。棒の形状は、丸棒、板状の棒等、さまざまな形状の棒とすることができる。そして、棒と円筒部24とで受け部11bを挟み込むことで、内筒20Aのがたつきを抑え、内筒20Aの取り付け部分の強度を高くすることができる。
なお、ケース11、フィルタエレメント30、及び内筒20、20Aは略筒形状であればよく、略円筒形状である必要はない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成の追加、削除、置換等をすることが可能である。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、「略直交」とは、厳密に直交の場合には限られず、例えば数度程度の誤差を含む概念である。また、例えば、単に直交、平行、一致等と表現する場合において、厳密に直交、平行、一致等の場合のみでなく、略平行、略直交、略一致等の場合を含むものとする。
また、本発明において「近傍」とは、基準となる位置の近くのある範囲(任意に定めることができる)の領域を含むことを意味する。例えば、端近傍という場合に、端の近くのある範囲の領域であって、端を含んでもいても含んでいなくてもよいことを示す概念である。
1 :フィルタ装置
10 :ケース組立体
11 :ケース
11a :底面
11b :受け部
11c :ツメ
11d :平面
11e :平面
12 :受け部
12a :筒部
12b :フランジ部
12c :筒部
12d :凹部
20、20A:内筒
20a :孔
21 :本体部
21a :突起
21b :突起
21c :突起
21d :突起
22 :円筒部
23 :フランジ部
23a :底面
24 :円筒部
25 :板部
26 :孔
27 :円筒部
30 :フィルタエレメント
31 :濾材
32 :上端部材
32a :凹部
32b :凹部
32c :凹部
32d :凹部
33 :下端部材
33A :リブ
33B :フランジ部
33a :凹部
33b :凹部
33c :凹部
33d :凹部
33e :内周面
33f :外周面
33g :外周面
33h :凹部
41 :シール部材

Claims (5)

  1. 有底略円筒形状のケースと、
    略円筒形状の内筒と、
    略円筒形状の濾材と、前記濾材の第1の端に設けられた第1の端部材と、を有するフィルタエレメントと、
    を備え、
    前記ケースの底面には、ツメが形成された略円筒形状の第1の受け部と、前記第1の受け部の外側に形成された第2の受け部と、が設けられ、
    前記内筒には、前記ツメが嵌合する孔が形成され、
    前記内筒が前記ケースに挿入されると、前記第1の受け部が前記内筒に沿って挿入され、かつ前記ツメが前記孔に嵌合して、前記内筒が前記ケースに取り付けられ、
    前記フィルタエレメントが前記ケースの内部に挿入されると、前記内筒が前記濾材及び前記第1の端部材の内周面に沿って挿入され、前記第1の端部材が前記第2の受け部と前記内筒との間に挿入される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 請求項1に記載のフィルタ装置であって、
    前記ツメは、径方向外側に突出するように形成され、
    前記第2の受け部は、前記第1の受け部の外側に、前記第1の受け部の直径より大きい直径かつ前記第1の受け部の高さより高い高さで形成された第1の筒部と、前記第1の筒部の前記ケースの底面と当接する側と反対側の端に形成された略円板形状のフランジ部と、前記フランジ部の外周面に沿って、前記第1の筒部が形成されていない側に突出するように、前記第1の筒部の直径より大きい直径で形成された第2の筒部と、を有し、
    前記内筒は、前記第1の受け部と前記第1の筒部との間に挿入され、
    前記第1の端部材は、前記第2の筒部の内周面に沿って挿入される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルタ装置であって、
    前記フィルタエレメントは、前記濾材の第1の端以外の端である第2の端に設けられた第2の端部材を有し、
    前記内筒の外周面には、径方向外側に突出する突起が長手方向に沿って形成され、
    前記第1の端部材及び前記第2の端部材には、前記突起と嵌合する凹部がそれぞれ形成される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  4. 請求項3に記載のフィルタ装置であって、
    前記突起は、前記内筒の中心軸と直交する面において、
    前記内筒の中心軸を通る第1の線上に、前記内筒の中心軸を挟んで反対側に形成される2つの第1の突起と、
    前記内筒の中心軸を通り、前記第1の線と直交する第2の線上に形成される第2の突起と、
    前記内筒の中心軸を中心に前記第2の線を第1の角度だけ回転させた第3の線上に、前記内筒の中心軸を挟んで前記第2の突起と反対側に形成される第3の突起と、を有する
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルタ装置であって、
    前記第1の端部材及び前記第2の筒部の中心軸は、前記内筒及び前記第1の筒部の中心軸に対して半径方向に位置がずれている
    ことを特徴とするフィルタ装置。
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