JP6573495B2 - 折畳自転車用収納袋 - Google Patents
折畳自転車用収納袋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6573495B2 JP6573495B2 JP2015142900A JP2015142900A JP6573495B2 JP 6573495 B2 JP6573495 B2 JP 6573495B2 JP 2015142900 A JP2015142900 A JP 2015142900A JP 2015142900 A JP2015142900 A JP 2015142900A JP 6573495 B2 JP6573495 B2 JP 6573495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage bag
- bicycle
- folded
- flexible sheet
- folding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Description
下記特許文献1に記載の輪行袋は、従来からあるソフトケースタイプで、スライドファスナーによる開閉口を有するものであるが、袋内に収納された自転車の破損等や、袋が他人に衝突した際にその人に怪我を負わすことがないように工夫されたものである。
即ち、この輪行袋に空気やガス等を封入できる空間部を設け、その空間部内に空気等を出し入れできる構成を採用し、緩衝性能を付加したものである。
そして、この輪行袋は、いわばバック或いはカバン形式のものである。
この輪行袋においても、その分解状態自転車を収納する袋部は、いわばカバン形態のもので、その上方部にスライドファスナー付きの開閉口が設けられたものである。
輪行袋内に収納する自転車は、車輪を分離して小さくして収納するのであるが、その際両輪を分離する場合も、また前輪のみを分離する場合もあり、分解した状態の自転車の大きさや形状は種々異なるものとなる。
この異なる大きさの自転車を収納することができるように、この特許文献3に記載のものが考案されたのである。
そして、本願発明では、まず当該収納袋を小さく畳めることをその第一の課題としており、それによって不使用の際は、組み立てられた折畳自転車のシートポストに取り付けて保管することができるものとなるのである。
このように、丈夫な構造であって、尚且つ折り畳める構造とすることも本願発明の課題となる。
即ち、当該底面部に一対の硬質板状体を配設し、これらを柔軟シート状部材で連結しているために、この柔軟シート状部材の部位で折曲自在となり、この部位で底面部が折り畳まれることとなるのである。
これにより、本発明に係る収納袋は、底面部以外の収納袋のほぼ全体を底面部の間に折り畳んで二つ折りすることが可能となり、収納袋の不使用時には極めてコンパクトにすることができ、且つ、自転車のシートポストに取り付けた状態で乗車することができることとなる。
即ち、収納袋の使用時には、底面部の上に折畳自転車を載置するのであるが、自転車の重みを前記一対の硬質板状体が保持することができるが、中間で連結する柔軟シート状部材の部位が自転車の重みで下方に折曲してしまう。
これにより、収納袋内に折畳自転車を収納した後、前記ベルト部材を自転車に巻回して収束し固定することにより柔軟シート状部材が上方に引き上げられて収納袋の底面部は略平面状に維持されることとなるのである。
これにより、収納袋の底面部の補強が図られ、且つ、その補強用シート部材の一側縁が底面部の一側縁に接続しているために、補強用シート部材が底面部から分離してしまうことなく、収納袋の底面部上に載置された状態を維持することができることとなるのである。
即ち、柔軟シート状部材は、その2枚を重ね合わせ、その両端部で前記板状体を挟み込んで連結固定されているものである。
これにより、底面部を良好に折曲でき、且つ、金属製板状体の側縁部の保護をも図っている。
尚、上記何れの発明においても、実施に際しては、この一対の硬質板状体は底面部の内部に配設されるため、金属製のものを採用しても、その周縁部は外部に露出することなく、保護された状態を維持することができる。
即ち、その両端部が相互に係止される係止具が設けられたベルトからなり、このベルトが前記柔軟シート状部材の折曲部位の下面を挿通させたもの、又は、前記底面部の折曲部位に連結されたものであることを特定したものである。
これにより、自転車のシートポストに本発明に係る収納袋又は保管用収納袋を介して取り付けた際に、予めキャスターを取り外しておくことにより、キャスターの横方向への出っ張り(突出)を無くすることができ、自転車使用者のペダルの回転操作時に足の踵部分が前記キャスターに接触するという問題も解消することとなる。
図1は、本発明の折畳自転車用収納袋に係る一実施形態の正面側から見た説明図であって、内部に折畳自転車を収納した状態を図示している。
また、その本体部10の素材は、合成樹脂製生地、例えばポリエステル生地等から形成され、その取手部13に関してもナイロン生地の堅牢な帯状部材から構成されており、取手部13の握り部には合成皮革製のカバーを設けている。
この収納袋の本体部10は折り畳むことができる。
図2は、この実施形態に係る本体部を折り畳み、バンド部材で固定した状態を図示した説明図である。
また底面部11の下面にはキャスター12が設けられており、図中左側に2個、図中右側の向こう側にも2個設けられ、合計4個設けられている。
これらのキャスターを取り外し自在及び取り付け自在とすることにより、幅方向においてキャスターの部分の出っ張り、即ち突出を無くすることができ、幅方向長さを短いものとすることができる。
これにより、小さく畳み込まれた本発明に係る収納袋を自転車のシートポストに取り付けた際に邪魔にならないというメリットがある。
このようなキャスターの取り外し構造は、自由に設計変更することができる。
この二つ折りされた本体部10は、やはり別体の保管用収納袋の中に収納され、例えば、後に説明するように自転車のシートポストに固定しておくことができることとなるのである。
この図から良く解る通り、本発明に係る収納袋の本体部10は、その底面部11が適宜厚地に形成され、この略長方形形状の底面部11に4個のキャスター12が設けられ、正面部14、背面部16、そしてこれら正面部14と背面部16の上部に設けられた取手部13、13とからなり、その上面部18とその両側の襠部17、17に設けた開口部15はスライドファスナー15fによって開閉できるのである。
本体部10の上面部18及び襠部17、17に設けたスライドファスナー15fを開放して開口部15が開口する。
図4に見えている底面部11は、補強用シート部材21がその上面に敷設されている。
勿論、この補強用シート部材は合成樹脂製で、その略中央部で折曲できる構成である。つまり、底面部11の折曲動作に追従できる構成としている。
図6は、前図5に示した底面部の上に設けた補強用シート部材を捲り上げた状態を図示した説明図である。
これらの図から良く解る通り、底面部11の上面には補強用シート部材21が設けられ、この補強用シート部材21の一側縁部21sが底面部11と接続している。
また補強用シート部材21の裏面には、適宜複数の面ファスナーも設けられており、この面ファスナーによって底面部11の上面に設けた面ファスナーと相互に係着し、固定される。
これらのベルト部材24f、24hは、これらの端部で相互に係止され、底面部11上に折畳自転車を載置した後に、これらのベルト部材24f、24hを前記自転車のフレームに巻回し、それらの端部で係止することによって底面部11が上方に引き上げられ、底面部11が略水平状態に維持されることとなるのである。
図8は、この底面部の内部に設備される折曲部材の説明図であり、その(A)が斜視説明図、その(B)が前図の正面図である。
図7では、手Hの指によって、底面部11の表地11uを上方に捲り上げ、内部の硬質板状体22と柔軟シート状部材23が見える状態に描いている。
これらの図に示した通り、本実施形態に係る収納袋の底面部11の内部には、折り畳み自在の図8に示した折曲部材が配設されるのである。
上記板状体22は、アルミニウム製の板状体を使用し、柔軟シート状部材23としては合成ゴム製シートを使用している。
従って、この底面部11内に配設する折曲部材は、中央の柔軟シート状部材23の部位で折曲可能に形成されているのである。
上記の折曲部材(一対の板状体22と柔軟シート状部材23)は、底面部11の表地11uと裏地11sの間に配設されている(図7参照)。
この図にある通り、本体部10の開口部15を全開して、その底面部11の上に折畳自転車を載置する。
上記ベルト部材24f、24hによる上方への引き上げがないと、底面部11の下面にはキャスターが設けられており、そのキャスター12、12の間に底面部11の折曲部が位置し、この折曲部位が下方に折れ曲がってしまい、地面に接触する状態となるからである。
この下方に折れ曲がって折曲部位を上方に引き上げるために、上記ベルト部材24f、24hの端部を上方に引き上げ、自転車のフレームを介してその端部のバックル部を係止することにより底面部11の略中央部の折曲部位が上方に引き上げられ、図1に図示した通り、その底面部11が略平面状態に、即ち略水平状態に維持されることとなるのである。
本発明に係る収納袋は、上述した通り、底面部を二つ折りしてその底面部の間に底面部以外の部分を全て挟み込んだ状態でバンド部材により固定して図2の状態とすることができ、これを保管用収納袋35内に収納し、この保管用収納袋35を折畳自転車BのシートポストPに取り付けた状態を図10が図示している。
更に、収納袋の底面部からキャスターを取り外した状態にしておけば、更にその幅方向長さは短くなり、上記問題は殆ど解消されるのである。
本発明に係る収納袋の材質は、自由に選択することができるが、防水性を有するものであることが望ましく、その内側に緩衝性を有するものを内装したものであってもよい。
その大きさも適宜自由に設計することができ、形状も必ずしも上記実施形態のようなボックス形状でなく、折畳自転車を収納できる形状であればよい。
上記板状体の下面に固定するキャスターは、その取付軸に対して回転できるものが望ましい。
これらのキャスターは底面部と取り外し自在とし、着脱できるものとすることができる。
このベルト部材は、底面部の当該折曲部位にそれぞれ縫着した2本のベルト部材を使用し、その端部でバックル等の係止具を利用して相互に係止できるものでよい。
或いは、1本のベルト部材を使用して、その両端部に係止具を設け、この1本のベルト部材を前記柔軟シート状部材の下面に挿通させて設けることもできる。
11 底面部
12 キャスター
13 取手部
14 正面部
15 開口部
15f スライドファスナー
16 背面部
17 襠部
18 上面部
21 補強用シート部材
22 板状体
23 柔軟シート状部材
24f、24h ベルト部材
25 バックル部
30 バンド部材
35 保管用収納袋
37 ベルト(保管用収納袋の)
B 折畳自転車
P シートポスト
Claims (6)
- 折畳自転車を内部に収納でき、底面部にキャスターが設けられ、不使用時には前記底面部を二つ折りにして折り畳むことができる収納袋において、
前記二つ折りされた底面部の間に収納袋のほぼ全体が折り込まれることにより収納袋が小さく畳み込まれ、自転車使用時には当該自転車のシートポストに前記小さく畳み込まれた収納袋を取り付けた状態で乗車することができ、
前記底面部に一対の硬質の板状体を配設し、これら一対の板状体の間に折曲自在の柔軟シート状部材を配設してこれら板状体を連結し、これにより前記一対の板状体が前記柔軟シート状部材の部位で折曲自在に設けられ、
これにより、二つ折りされた前記底面部の間に収納袋が小さく畳み込まれ、
前記柔軟シート状部材の折曲部位には、この部位を上方に引き上げることができるベルト部材を設け、
これにより、収納袋内に折畳自転車を収納し、前記ベルト部材を前記自転車フレームに巻回して収束し固定することにより前記柔軟シート状部材が上方に引き上げられて収納袋の底面部が略平面状となることを特徴とする折畳自転車用収納袋。 - 前記収納袋の底面部の上面に更に補強用のシート部材を配設し、このシート部材の一側縁が前記底面部の一側縁に接続していることを特徴とする請求項1に記載の折畳自転車用収納袋。
- 前記一対の硬質の板状体が金属製であり、これらを連結する柔軟シート状部材が合成樹脂製であり、この合成樹脂製の柔軟シート状部材の2枚を接合して、その両端部で前記金属製板状体を挟み込み、連結固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳自転車用収納袋。
- 前記柔軟シート状部材の折曲部位に設けたベルト部材が、その両端部で相互に係止される係止具が設けられたベルトからなり、このベルトが前記柔軟シート状部材の折曲部位の下面を挿通させたもの、又は、前記底面部の折曲部位に連結されたものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の折畳自転車用収納袋。
- 前記小さく畳まれた収納袋が別体のバンド部材により巻回されて固縛され、別体の保管用収納袋に収納され、且つ前記柔軟シート状部材と反対側をシートポストの側に向けて前記保管用収納袋に収納し、当該保管用収納袋に設けられたベルトによって自転車のシートポストに取り付けることができることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の折畳自転車用収納袋。
- 底面部に設けたキャスターが着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の折畳自転車用収納袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015142900A JP6573495B2 (ja) | 2015-07-17 | 2015-07-17 | 折畳自転車用収納袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015142900A JP6573495B2 (ja) | 2015-07-17 | 2015-07-17 | 折畳自転車用収納袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017023257A JP2017023257A (ja) | 2017-02-02 |
JP6573495B2 true JP6573495B2 (ja) | 2019-09-11 |
Family
ID=57944800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015142900A Active JP6573495B2 (ja) | 2015-07-17 | 2015-07-17 | 折畳自転車用収納袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6573495B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019111185A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社Fine Trading Japan | 自転車のキャリーバッグ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS526486Y2 (ja) * | 1974-07-19 | 1977-02-10 | ||
JPS59139120U (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-17 | 奥野 久 | 鞄用キヤスタ取付装置 |
US4643343A (en) * | 1985-09-13 | 1987-02-17 | Eastern Canvas Products, Inc. | Cantilevered article carrier |
DE19912098C2 (de) * | 1999-03-18 | 2001-05-23 | Otto Sturm | Vorrichtung für den Schutz eines umbesetzten Fahrradsattels und die Sicherheit der Radfahrer im Verkehr |
JP2001353015A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-25 | Hiroshi Sakaitani | キャスターつき輪行バッグ |
US8774881B2 (en) * | 2011-06-06 | 2014-07-08 | Gavin A. Johnson | Mobile telephone cleaning case |
US20140138265A1 (en) * | 2012-10-02 | 2014-05-22 | Hendra Bong | Protective Cases for Mobile Devices |
-
2015
- 2015-07-17 JP JP2015142900A patent/JP6573495B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017023257A (ja) | 2017-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9821948B2 (en) | Bicycle transport bag | |
CA2803708C (en) | Foldable travel bags and methods to manufacture foldable travel bags | |
US11591035B2 (en) | Bicycle cover | |
TW202108427A (zh) | 用於自行車及其類似物之模組化包 | |
EP2959791B1 (en) | Luggage case structure | |
JP6573495B2 (ja) | 折畳自転車用収納袋 | |
US20130062372A1 (en) | Backpack and protective cover for bicycle | |
JP5517507B2 (ja) | 輪行袋 | |
US20100140309A1 (en) | Luggage container for two-wheeled vehicles, trikes, and quads | |
JP4798568B2 (ja) | キャリーバッグ用ベルト | |
JP2009012830A (ja) | 多用途風呂敷 | |
JP4948264B2 (ja) | 自転車用荷籠カバー | |
JP2010017199A (ja) | 輪行袋及び輪行用器具 | |
JP3184700U (ja) | 輪行袋 | |
JP3172812U (ja) | 台車用カバー | |
GB2503303A (en) | Foldable travel bag | |
JP4345991B1 (ja) | 車いす用物品収納かご | |
JP6080673B2 (ja) | キャリーバッグ | |
WO2017213515A1 (en) | Device for protection and transport of bicycles | |
JP3133865U (ja) | 自転車用荷籠カバー | |
AU2016204922B2 (en) | A pannier bag and mounting frame for same | |
JP3180956U (ja) | 自転車梱包箱 | |
JP3169453U (ja) | 自転車の前カゴ用エプロン | |
JP2007202840A (ja) | ランドセル兼用キャリーバッグ | |
JP6153899B2 (ja) | 自動二輪車の収納構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6573495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |