JP6572866B2 - コイル成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エッジワイズコイルの成形装置に関する。
近年、平角線を矩形にコイル巻きしたエッジワイズコイルが、モータに組み込まれて利用されている。ここでエッジワイズコイルは、モータを構成するステータコアへの組付後にコイルが飛び出さないように、積厚寸法を小さく抑える必要がある。
従来、このような分野の技術として、特開2016−111890号公報がある。この公報に記載されたコイルの形成方法では、積厚されたエッジワイズコイルの積厚方向から、一部のコイルエンドに対して荷重をかけることで、少ない成形荷重で積厚寸法を保証することが記載されている。
特開2016−111890号公報
しかしながら、成形後のエッジワイズコイルにおいて、エッジワイズコイルの積厚が大きい場合には、その後に行う成形工程において、改めて大きな荷重をかけて積厚を調整する必要がある。また、成形でも潰しきれずに成形後の積厚が大きくなり製品規格内に収まらず、エッジワイズコイルをモータのコアに組み付けた場合に、コア内径側にエッジワイズコイルの一部が飛び出すことで燃費が悪化することや、ローターとの干渉が発生する場合がある。
本発明は、コイルの巻線後の積厚寸法の増大を抑えたコイル成形装置を提供するものである。
本発明にかかるコイル成形装置は、平角線をエッジワイズ巻きすることでコイルを成形するコイル成形装置であって、前記平角線の上面から厚み荷重を付与する上側治具と、前記平角線の下面を受ける下側治具と、前記平角線を曲げ加工する曲げ治具と、を備え、前記上側治具と前記下側治具は、前記曲げ治具により前記平角線が曲げ加工される際に、形成されるコイルの一辺における任意の地点から積厚方向下向きに向かって前記平角線を曲げる傾斜部を有する。
これにより、形成したコイルの巻上げにより積厚方向が増大する方向に変形させたときに、塑性変形の影響を抑制することができる。
これにより、コイルの巻線後の積厚寸法の増大を抑えることができる。
コイル成形装置を上面視した状態を示す図である。 コイル成形装置をA視した状態を示す図である。 平角線を曲げる前の状態を示す図である。 平角線の曲げを実行した状態を示す図である。 平角線の送りを行った状態を示す図である。 平角線の曲げ繰り返しと巻き上げ方向を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1(a),図1(b)及び図2に示すように、コイル成形装置1は、曲げシャフト10と、クランプ機構11と、曲げ治具12と、を備える。ここで図2は、図1(a)に示したコイル成形装置1をA視した図である。なお、図1(b)は、コイル成形装置1の構成物品を見やすくするために、後述するクランプ機構11の上側治具21を除いた状態である。また、コイル成形装置1には、図1(a)及び図1(b)におけるクランプ機構11より右側(X方向後方側)には、平角線送り部(図示せず)が配置されている。
平角線送り部は、平角線2の送り出しを行う。ここで平角線2は、平角線送り部からクランプ機構11までX方向に延在するように配置され、平角線送り部により、図2におけるX方向前方側に向かって送り出しが行われる。以下では、平角線2がX方向に延在するように配置された場合に、平角線2の断面の矩形における長辺側が上下方向(Z方向)に配置され、短辺側がY方向側に配置されているものとして説明する。
曲げシャフト10は、略円柱状で上下方向に延在するように設けられている。曲げ加工を行う際には、曲げシャフト10の外周部には、断面が矩形である平角線2の短辺側が当接する。
クランプ機構11は、曲げシャフト10に当接する平角線2に対して、上下方向にクランプして荷重を加える。クランプ機構11は、平角線2の上側から押圧を行う上側治具21と、平角線2の下側の支持を行う下側治具22と、を備える。
上側治具21は、平角線2を上側から下方に押圧することで、平角線2に対して積厚方向の荷重を加える押圧部21a、を備える。平角線2のクランプが行われる際には、押圧部21aの下面が平角線2の上面に当接する。例えば、上側治具21の下面側のXY方向の略中央部には、曲げシャフト10の上部が連結されている。押圧部21aは、上側治具21に対して曲げシャフト10の上部が連結された箇所の周りに、XY方向に広がる板状に形成されている。
また、押圧部21aの一部には、平角線2と当接する面が上下方向に傾斜する傾斜部21bが形成されている。具体的には傾斜部21bは、曲げ加工される平角線2の進行方向に従って斜め下となるように傾斜している。これにより、上側治具21と下側治具22により平角線2が挟まれたときに、平角線2の先端側が下方に傾斜する。
下側治具22は、上側治具21の押圧部21aによって上側から下方に押圧された際に、平角線2の下面を支える支持部22aを有する。すなわち、支持部22aの上面が平角線2の下面に当接する。言い換えると、支持部22aは、上側治具21の押圧部21aの間に挟むことによって、平角線2をクランプする。例えば支持部22aは、曲げシャフト10の径より広い板状に形成されているとともに、支持部22aのXY方向の略中央部には、上側から曲げシャフト10が挿入される挿入孔が形成されている。
また支持部22aの一部には、平角線2と当接する面が傾斜する傾斜部22bが形成されている。ここで傾斜部22bは、上側治具21に形成された傾斜部21bと対向する位置に形成されている。また、傾斜部22bは、上側治具21の傾斜部21bの傾斜と同方向に形成されており、すなわち、曲げ加工される平角線2の進行方向側に従って斜め下方向に傾斜している。
曲げ治具12は、平角線2に対して力を加えて曲げ加工を行う曲げコマである。例えば、曲げ治具12は、クランプ機構11より曲げ加工の動作前にはX方向前方側に配置され、曲げ加工の動作時には曲げシャフト10の外周に沿って動作を行う。図1(a),図1(b)において、曲げ治具12は、クランプ機構11の左側に配置されており、平角線2の短辺に当接しながらY方向に動作する。これにより曲げ治具12は、平角線2が曲げシャフト10の略円柱の外周に沿った状態となるように、曲げ加工を行う。
次に、コイル成形装置1の動作フローについて説明する。なお、図3〜図6において、図中の(a)はコイル成形装置1の上側治具21を除いた状態の上面図であり、(b)は上側治具21を含めた状態のA視の図である。
最初に、曲げ加工を行う前の準備状態として、図3(a),図3(b)に示すように、平角線2の断面における短辺側が、曲げシャフト10の外周に当接するように配置される。このとき平角線2の上下面は、上側治具21の押圧部21aと下側治具22の支持部22aによりにクランプされる。このとき平角線2は、X方向に延在する状態であって、図3(a)に示すように、平角線2の先端が曲げシャフト10よりX方向前方に突出するように配置されている。
次に図4(a)に示すように、コイル成形装置1は、平角線2の曲げ加工を行う。例えば、平角線2に当接した曲げ治具12が、Y方向に動作することにより、平角線2の先端がY方向に曲げ加工される。このとき図4(b)に示すように、曲げ治具12により曲げられた平角線2は、上側治具21の傾斜部21bと、下側治具22の傾斜部22bとの間に挟まれる。これにより、平角線2は、傾斜部21b,22bに挟まれた部分について、先端側が斜め下に向かうように成形される。
次に、図5(a)に示すように、平角線送り部は平角線2をX方向前方側に送る。この平角線2の送りを行う場合には、図5(b)に示すように、上側治具21を上方に移動させ、平角線2をアンクランプ状態とする。
その後、図6(a)に示すように、上側治具21と下側治具22により平角線2をクランプしながら、X方向前方側に送られた平角線2の先端側の曲げを繰り返し行う。このときコイル状に形成される平角線2は、X方向前側において上側治具21の傾斜部21bと下側治具22の傾斜部22bとの間に挟まれることで、斜め下に向かうように成形された状態となる。
平角線2の曲げ加工によるコイル成形後、コイルの巻き上げを行う。コイルの巻上げ時には、図6(b)に示すように、コイルの積厚方向が膨らむ方向に変形させる力が加わる。
このとき、コイル成形装置1により平角線2の曲げ加工がなされたコイルは、上側治具21の傾斜部21b及び下側治具22の傾斜部22bによって、先端側が斜め下方向となるように形成されている。言い換えると、傾斜部21b及び傾斜部22bにより、形成されるコイルの一辺における任意の地点から、積厚方向下向きに向かって平角線2を曲げることができる。ここで図6(b)に示すように、平角線2の下方向への傾斜は、巻上げ時にコイルの積厚方向が膨らむ方向に対して、逆方向である。
これにより、コイル成形装置1により斜め下方向への傾斜を有するように曲げ加工されたコイルは、巻上げ時に積厚方向に膨らむ方向の塑性変形が発生した場合であっても、傾斜を設けるように形成されていないコイルに比べて積厚方向の膨らみが小さくなる。
すなわち、クランプ機構11に設けられた傾斜部21b,22bを利用し、平角線2を積厚方向下向きに曲げながら曲げ加工を行うことにより、形成したコイルの巻き上げにより積厚増大する方向に変形する際に、コイルの積厚が塑性変形により大きくなることを抑制できる。そのため、形成したコイルを利用する場合には、コイルの積厚寸法を調整するために大きな荷重をかける必要が無くなり、あるいは、荷重をかけて寸法を調整する工程自体を省略することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば上記では、コイル成形装置1では、矩形のエッジワイズコイルを形成するものとして説明したが、台形のエッジワイズコイルを形成する場合など、他の形状のコイルを形成する場合にも利用可能である。
また上記では、平角線を用いてコイルを形成する場合について説明したが、例えば真四角線を用いる場合等にも適用可能である。
1 コイル成形装置
2 平角線
10 曲げシャフト
11 クランプ機構
12 曲げ治具
21 上側治具
21a 押圧部
21b 傾斜部
22 下側治具
22a 支持部
22b 傾斜部

Claims (1)

  1. 平角線をエッジワイズ巻きすることでコイルを成形するコイル成形装置であって、
    前記平角線の上面から厚み荷重を付与する上側治具と、
    前記平角線の下面を受ける下側治具と、
    前記平角線を曲げ加工する曲げ治具と、を備え、
    前記上側治具と前記下側治具は、前記曲げ治具により前記平角線が曲げ加工される際に、形成されるコイルの一辺における任意の地点から積厚方向下向きに向かって前記平角線を曲げる傾斜部を有する
    コイル成形装置。
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