JP6571197B2 - 部品実装機、フィーダ装置、およびスプライス作業の不良判定方法 - Google Patents

部品実装機、フィーダ装置、およびスプライス作業の不良判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装機およびフィーダ装置に関し、より詳細には、フィーダ装置で使用するキャリアテープの2本を繋ぐスプライス作業の不良の判定に関する。
多数の部品が実装された基板を生産する設備として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの設備を連結して基板生産ラインを構成することが一般的になっている。このうち部品実装機は、基板搬送装置、部品供給装置、部品移載装置、および制御装置を備える。部品供給装置の代表例として、部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出す方式のフィーダ装置がある。フィーダ装置が使用している第1のキャリアテープが終端に近づくと、作業者は、スプライステープを用いて第2のキャリアテープを繋ぐスプライス作業を行う。この種のフィーダ装置に関する技術例が、特許文献1および2に開示されている。
特許文献1の部品供給フィーダは、外部装置と電気接続する手段、電気接続により得られる情報を記憶する手段、および記憶された情報を表示する手段を有する。記憶および表示される情報として、部品実装装置に装着された部品供給フィーダの装着位置情報や、供給される電子部品の情報が示されている。これによれば、供給位置に部品が無い認識エラーや吸着ノズルに部品が吸着されていない吸着エラーなどの各種エラーについて、明確にエラー内容を確認できる、とされている。
また、特許文献2の電子部品装着装置は、部品取出し具(吸着ノズル)による部品取出しミスを検出する手段と、収納テープ(キャリアテープ)の特徴部位を検出する手段と、特徴部位の検出結果に基づき新旧の収納テープを繋ぐ連結テープ(スプライステープ)の通過を判断する手段と、を設けている。これによれば、連結テープで連結された継ぎ目部分を簡便に検出できる、とされている。補足説明すると、通常、スプライステープの前後に位置する数個のキャビティ部は電子部品を保持しておらず、当該のキャビティ部で必然的に部品取出しミスが発生する。そして、特許文献2の技術では、部品取出しミスを検出する一方で、連結テープの通過を判断している。これにより、部品取出しミスが発生しても異常と判定することがなくなり、収納テープのスキップ動作も可能になる。
特開2004−47572号公報 特開2014−123636号公報
ところで、基板に多種類の部品を装着するため、部品実装機に多数のフィーダ装置を装備するのが一般的であり、複数の部品実装機からなる部品実装ラインではさらに多数のフィーダ装置を使用することになる。このため、作業者は、スプライス作業を頻繁に行う必要が有り、かつ、スプライス作業を短時間に正確に行うことが求められている。スプライス作業が正確でないと、スプライステープの剥がれや引っ掛かりが原因となって、テープ送り不良が発生し、吸着ミスが発生して基板の生産が中断する。
吸着ミスは、スプライス作業の不良の他にもいろいろな原因で発生する。吸着ミスによって生産が中断された後に状況を調査しても、既にスプライステープは排出されている場合が多く、原因を特定することが容易でない。仮に、吸着ミスの原因がスプライス作業の不良であると特定できれば、再発防止策の検討および実施や作業者の技術向上などを効率的に行え、最終的に生産性が向上する。しかしながら、特許文献1および2の技術は、スプライス作業の不良を判定するものではない。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、部品を吸着できない吸着異常状態が発生したときに、その原因がスプライス作業の不良に起因するものであるか否かを判別できる部品実装機、フィーダ装置、およびスプライス作業の不良判定方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明の部品実装機は、部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置と、前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着して基板に装着する吸着ノズル、前記吸着ノズルを保持する実装ヘッド、および前記吸着ノズルとともに前記実装ヘッドを駆動するヘッド駆動機構を有する部品移載装置と、を備えた部品実装機であって、前記フィーダ装置の前記供給位置よりも手前側の検出位置に設けられ、第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋いだスプライス部を検出するスプライス部検出部と、前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部と、前記吸着ノズルが前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着できない吸着異常状態を判断する吸着異常判断部と、前記吸着異常状態が判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定する作業不良判定部と、前記スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示部と、を備えた。
また、本発明のフィーダ装置は、部品実装機に装備され、部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置であって、前記供給位置よりも手前側の検出位置に設けられ、第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋いだスプライス部を検出するスプライス部検出部と、前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部と、前記部品実装機が前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着できない吸着異常状態であると判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定する作業不良判定部と、前記スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示部と、を備えた。
さらに、本発明のスプライス作業の不良判定方法は、部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置と、前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着して基板に装着する吸着ノズル、前記吸着ノズルを保持する実装ヘッド、および前記吸着ノズルとともに前記実装ヘッドを駆動するヘッド駆動機構を有する部品移載装置と、を備えた部品実装機において、第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋ぐスプライス作業の不良を判定する方法であって、前記フィーダ装置の前記供給位置よりも手前側の検出位置でスプライス部を検出するスプライス部検出ステップと、前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定ステップと、前記吸着ノズルが前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着できない吸着異常状態を判断する吸着異常判断ステップと、前記吸着異常状態が判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定する作業不良判定ステップと、前記スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示ステップと、を備えた。
本発明の部品実装機では、吸着ノズルが部品を吸着できない吸着異常状態が判断され、かつスプライス部が通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定されて専用の異常表示が行われる。したがって、吸着異常状態が発生したときに、作業者は、異常表示部が専用の異常表示を行っているか否かを確認することで、吸着異常状態の原因がスプライス作業の不良に起因するものであるか否かを判別できる。
また、本発明のフィーダ装置は、上記した本発明の部品実装機と実質的に同じ構成要件を備えるので、本発明の部品実装機と同様の効果が生じる。
さらに、本発明のスプライス作業の不良判定方法は、本発明の部品実装機の構成要件の機能をそれぞれ実施ステップに置き換えた方法であるので、本発明の部品実装機と同様の効果が生じる。
実施形態の部品実装機の全体構成を示す平面図である。 実施形態の部品実装機に装備された第1実施形態のフィーダ装置の側面図である。 第1実施形態のフィーダ装置の制御の構成を示すブロック図である。 2本のキャリアテープを繋いだスプライス部の上面図である。 スプライス部の側面図である。 フィーダ装置の操作パネルの上面図である。 実施形態の部品実装機の動作を説明する処理フローの図である。 操作パネルの異常表示部の表示内容を示した一覧表の図である。 第2実施形態のフィーダ装置の動作を説明する制御部の処理フローの図である。 第2実施形態における異常表示部の表示内容を示した一覧表の図である。
(1.実施形態の部品実装機1の全体構成)
本発明の実施形態の部品実装機1の全体構成について、図1を参考にして説明する。図1は、実施形態の部品実装機1の全体構成を示す平面図である。図1の紙面左側から右側に向かう方向が基板Kを搬入出するX軸方向、紙面下側の前側から紙面上側の後側に向かう方向がY軸方向である。部品実装機1は、基板搬送装置2、複数のフィーダ装置3、部品移載装置4、部品カメラ5、および制御装置6などが機台9に組み付けられて構成されている。基板搬送装置2、各フィーダ装置3、部品移載装置4、および部品カメラ5は、制御装置6から制御され、それぞれが所定の作業を行うようになっている。
基板搬送装置2は、基板Kを装着実施位置に搬入し位置決めし搬出する。基板搬送装置2は、一対のガイドレール21、22、一対のコンベアベルト、およびバックアップ装置などで構成されている。複数のフィーダ装置3は、それぞれ部品を順次供給する。複数のフィーダ装置3は、機台9の上面のパレット台91上に並べて装備される。各フィーダ装置3は、本体部31の前側にテープリール7を保持し、本体部31の後側寄りの上部に供給位置32が設定されている。フィーダ装置3は、本発明の第1実施形態のフィーダ装置に該当し、その詳細な構成は後述する。
部品移載装置4は、複数のフィーダ装置3の各部品供給位置32から部品を吸着採取し、位置決めされた基板Kまで搬送して装着する。部品移載装置4は、X軸方向およびY軸方向に水平移動可能なXYロボットタイプの装置である。部品移載装置4は、ヘッド駆動機構を構成する一対のY軸レール41、42およびY軸スライダ43、X軸方向およびY軸方向に駆動される実装ヘッド44、ノズルツール45、吸着ノズル46、ならびに基板カメラ47などで構成されている。ノズルツール45は、実装ヘッド44に交換可能に保持される一方で、部品を吸着して基板Kに装着する吸着ノズル46を有する。基板カメラ47は、実装ヘッド44に設けられており、基板Kに付設された位置基準マークを撮像して、基板Kの正確な位置を検出する。
部品カメラ5は、基板搬送装置2とフィーダ装置3との間の機台9の上面に、上向きに設けられている。部品カメラ5は、実装ヘッド44がフィーダ装置3から基板K上に移動する途中で、吸着ノズル46に吸着されている部品の状態を撮像する。制御装置6は、機台9に組み付けられており、その配設位置は特に限定されない。制御装置6は、予め保持した装着シーケンスにしたがって部品装着動作を制御する。
(2.第1実施形態のフィーダ装置3の詳細な構成)
次に、フィーダ装置3の詳細な構成について説明する。図2は、実施形態の部品実装機1に装備された第1実施形態のフィーダ装置3の側面図である。また、図3は、第1実施形態のフィーダ装置3の制御の構成を示すブロック図である。フィーダ装置3は、本体部31、スプライステープ検出センサ33、繰り出しスプロケット34、排出ローラ36、操作パネル38、および制御部39などで構成されている。
本体部31の前側の下部寄りに設けられたリール支承部311は、テープリール7を回転可能および脱着可能に支承している。テープリール7は、キャリアテープ71を巻回して保持している。本体部31の上部寄りに、テープリール7から引き出されたキャリアテープ71を案内するテープ案内部材312が概ね水平に配設されている。テープ案内部材312の前側寄りに、スプライステープ検出センサ33が設けられている。テープ案内部材312の後側寄りに、供給位置32が設定されている。
図4は、2本のキャリアテープ71(71A、71B)を繋いだスプライス部79の上面図である。また、図5は、スプライス部79の側面図である。各キャリアテープ71は、ボトムテープ72およびカバーテープ73からなる。ボトムテープ72は、紙製や樹脂製とされ、部品Pを保持するキャビティ部74が一列に並んで形成されている。さらに、ボトムテープ72の一方の側縁に沿い、スプロケット孔75が一列に並んで形成されている。カバーテープ73は、薄いフィルム製とされ、2条の接着部によってボトムテープ72に接着されている。カバーテープ73は、キャビティ部74を覆って部品Pの脱落を防止し、スプロケット孔75を覆わない。
フィーダ装置3で使用している第1のキャリアテープ71Aの部品Pが少なくなると、作業者は、同種の部品Pを保持した第2のキャリアテープ71Bを繋ぐスプライス作業を行う。まず、作業者は、第1のキャリアテープ71Aの終端71E、および第2のキャリアテープ71Bの先端71Tを切揃えて、互いに当接させる。次に、作業者は、両方のキャリアテープ71A、71Bのボトムテープ72を跨ぐように、ボトム側スプライステープ76を貼り付ける。同様に、作業者は、両方のキャリアテープ71A、71Bのカバーテープ73を跨ぐように、カバー側スプライステープ77を貼り付ける。ボトム側スプライステープ76およびカバー側スプライステープ77は、スプロケット孔75を覆わない。
第1のキャリアテープ71Aの終端71Eから数えて所定個数までのキャビティ部74は、部品Pを保持していない。同様に、第2のキャリアテープ71Bの先端71Tから数えて所定個数までのキャビティ部74も、部品Pを保持していない。図4および図5では、終端71Eおよび先端71Tの所定個数がともに3個の場合が示されている。これに限定されず、所定個数は変更可能であり、また、終端71Eと先端71Tとで所定個数が異なっていてもよい。終端71Eおよび先端71Tの所定個数は、入力設定されて制御部39に記憶されている。
また、少なくともボトム側スプライステープ76は、金属を含有する粘着テープで構成されている。スプライステープ検出センサ33は、金属を含有するボトム側スプライステープ76を検出する。スプライステープ検出センサ33として、対象物との間の静電容量を検出する方式のセンサを例示できる。例示したスプライステープ検出センサ33は、検出した静電容量が大きいときに、スプライス部79が通過中であると判定する。スプライステープ検出センサ33は、供給位置32よりも手前側の検出位置に設けられた本発明のスプライス部検出部の一実施例である。
図2に戻り、本体部31の後面の略中間高さに、通信コネクタ313が設けられている。通信コネクタ313は、パレット台91側の通信コネクタに嵌合して、制御部39と制御装置6とを通信接続する。さらに、フィーダ装置3の動作電源も、通信コネクタ313を介して供給される。本体部31の後面の通信コネクタ313を挟む上下の位置に、それぞれ位置決めピン314、315が設けられている。位置決めピン314、315は、パレット台91側の位置決め孔に嵌入して、パレット台91に対するフィーダ装置3の装備位置を決める。
本体部31の供給位置32の下側に、繰出しスプロケット34が軸承されている。繰出しスプロケット34の歯は、テープ案内部材312に穿設された孔から僅かに上方に突出して、キャリアテープ71のスプロケット孔75に嵌入する。繰出しスプロケット34は、繰り出しモータ35によって間欠的に回転駆動されると、キャリアテープ71をピッチ送りで繰り出す。
これにより、キャリアテープ71は、テープリール7からテープ案内部材312を経て供給位置32に繰り出される。カバーテープ73は、供給位置32の手前の引き剥がし位置318でボトムテープ72から引き剥がされて折り返され、前側へ戻されてゆく。キャビティ部74が開放されたボトムテープ72は、供給位置32で吸着ノズル46に部品Pを供給する。部品Pを供給した後のボトムテープ72は、フィーダ装置3の後側へ排出される。
本体部31の上部のテープ案内部材312よりも前側の位置に、方向転換ローラ316が配設されている。さらに、方向転換ローラ316よりも下側でかつ前側の位置に、カバーテープ73を挟み込む一対の排出ローラ36が設けられている。一対の排出ローラ36は、本体部31に支承されており、排出モータ37によって回転駆動される。供給位置32の手前から戻されてきたカバーテープ73は、方向転換ローラ316によって斜め前下方に方向転換し、一対の排出ローラ36によって下方に排出される。
操作パネル38は、本体部31の上部の持ち手317の前端よりも前側に配設されている。図6は、フィーダ装置3の操作パネル38の上面図である。操作パネル38は、4個の押しボタン381〜384、3個の切り替えスイッチ385〜387、および異常表示部388を有する。第1の押しボタン381の押下により、繰り出しモータ35が正転駆動され、キャリアテープ71が繰り出される。第2の押しボタン382の押下により、繰出しスプロケット34の回転位置の原点合わせが行われて、キャリアテープ71の送り量の誤差が解消される。また、第3の押しボタン383の押下により、繰り出しモータ35が逆転駆動され、キャリアテープ71が引き戻される。第4の押しボタン384の押下により、排出モータ37が駆動され、カバーテープ73の弛みが巻き取られる。
第1の切り替えスイッチ385は、キャリアテープ71の繰り出し速度の高低を切り替えるスイッチである。第2の切り替えスイッチ386は、キャリアテープ71の種類をエンボステープおよび紙テープのいずれかに設定するスイッチである。第3の切り替えスイッチ387は、キャリアテープ71の送りピッチ、すなわちキャビティ部74の配置ピッチを1mm、2mm、および4mmのうちから選択設定するスイッチである。
異常表示部388は、3色のLED(表示ランプ)からなる。緑色LED38g、橙色LED38o、および赤色LED38rは、互いに独立して点灯状態、点滅状態、および消灯状態を取り得る。異常表示部388は、ユニット化された安価な汎用品で構成できる。異常表示部388の詳細な異常表示機能は、後述する。
制御部39は、本体部31に配設されており、その配設位置は特に限定されない。制御部39は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置であり、フィーダ装置3の動作を制御する。図3に示されるように、制御部39は、スプライステープ検出センサ33の検出信号を受け取るとともに、操作パネル38と情報を授受する。さらに、制御部39は、繰り出しモータ35および排出モータ37の動作を制御する。また、前述したように、フィーダ装置3がパレット台91に装備されると、制御部39は、制御装置6に通信接続される。制御部39は、本発明の通過中判定部および作業不良判定部の機能を有する。
ここで、スプライス作業が不良であると、図4および図5に示されたスプライス部79が正しく形成されない。不良のスプライス部79では、スプライステープ76、77の剥がれや引っ掛かりが原因となって、テープ送り不良が発生しがちになる。カバー側スプライステープ77は、スプライステープ検出センサ33(検出位置)を通過してから、排出ローラ36で排出されるまでの間に、送り不良が発生しがちになる。つまり、カバー側スプライステープ77は、引き剥がし位置318、方向転換ローラ316、および排出ローラ36などのネック位置に引っ掛かるおそれを含んでいる。
一方、ボトム側スプライステープ76は、スプライステープ検出センサ33を通過してから、繰出しスプロケット34に繰り出され、フィーダ装置3の後端に達するまでの間に、送り不良が発生しがちになる。2つのスプライステープ76、77を比較すると、送り不良が発生しがちな距離は、カバー側スプライステープ77の方が長い。したがって、カバー側スプライステープ77の最後のネック位置にあたる排出ローラ36を本発明の排出位置に設定することができる。
この設定によれば、スプライステープ検出センサ33(検出位置)から引き剥がし位置318および方向転換ローラ316を経由して、排出ローラ36(排出位置)に達するカバー側スプライステープ77の移動距離が所定長さとなる。また、スプライステープ検出センサ33から排出ローラ36に至るまでの区間が本発明の通過区間となる。所定長さの情報、およびスプライステープ検出センサ33(検出位置)と供給位置32との離間距離の情報は、制御部39に予め保持されている。
(3.実施形態の部品実装機1および第1実施形態のフィーダ装置3の動作)
次に、実施形態の部品実装機1の動作について説明する。図7は、実施形態の部品実装機1の動作を説明する処理フローの図である。なお、この処理フローは実質的にフィーダ装置3の制御部39によって進められるので、図7は、第1実施形態のフィーダ装置3の動作を説明する図でもある。図7のステップS1で、制御部39は、スプライステープ検出センサ33がスプライス部79を検出しているか否かを判別する。スプライス部79を検出しているとき、制御部39は、処理フローの実行をステップS2に進める。また、スプライス部79を検出していないときのステップS3で、制御部39は、スプライス部79が通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判別する。通過中状態のとき、制御部39は、処理フローの実行をステップS2に進める。
ステップS2で、制御部39は、スプライス部79の位置の管理を行う。ステップS2の具体的な処理内容は2つある。第1の処理内容で、制御部39は、第1のキャリアテープ71Aに残された部品の残数を管理する。換言すると、制御部39は、スプライス部79がスプライステープ検出センサ33から供給位置32まで繰り出されてゆく状況を管理する。これにより、制御部39は、スプライス部79およびその前後の部品Pを保持していないキャビティ部74が供給位置32を通過するように制御できる(スキップ制御)。したがって、第1のキャリアテープ71Aの最後の部品Pが無くなると、意味のない吸着動作が省略され、第2のキャリアテープ71Bの最初の部品Pが短時間で供給位置32に供給される。
第2の処理内容で、制御部39は、スプライス部79が通過中状態であるか否かを判定する。つまり、スプライス部79がスプライステープ検出センサ33から所定長さだけ繰り出されたか否かを判定する。ステップS2の第2の処理内容およびステップS3の処理内容は、本発明の通過中判定部に相当する。
スプライス部79を検出しておらず、かつ通過中状態でもないとき、制御部39は、処理フローの実行をステップS4に進め、部品供給動作を行う。この部品供給は、スプライス部79が関与しない通常状態の動作である。次のステップS5で、制御部39は、吸着異常状態を判断する。
吸着異常状態とは、吸着ノズル46が供給位置32のキャビティ部74から部品Pを吸着できない吸着ミスが発生したことを意味する。吸着ミスの発生は、部品カメラ5により吸着ノズル46を下方から撮像して判定でき、あるいは、実装ヘッド44に設けられたカメラ装置により吸着ノズル46を側方から撮像して判定できる。吸着異常状態の定義には、様々なバリエーションがある。例えば、唯1回の吸着ミスで吸着異常状態としてもよく、1箇所のキャビティ部74に対して所定回数の吸着動作を繰り返しても吸着ミスが解消されなかったときに吸着異常状態としてもよい。さらに、所定箇所数のキャビティ部74で吸着ミスが継続した場合に、吸着異常状態とすることもできる。吸着異常状態は、部品移載装置4によって判定され、判定結果が制御装置6から制御部39に伝送される。ステップS5の処理内容は、本発明の吸着異常判断部に相当する。
ステップS5で吸着異常状態が発生していないとき、制御部39は、処理フローの実行をステップS1に戻して、次の部品Pの供給に移る。ステップS5で吸着異常状態が発生していると、制御部39は、処理フローの実行をステップS6に進める。ステップS6で、制御部39は、「吸着異常状態」を表す汎用の異常表示(詳細後述)を操作パネル38に指令し、その後停止する。
ステップS2でスプライス部79の位置の管理を行った後、制御部39は、処理フローの実行をステップS7に進め、部品供給動作を行う。この部品供給は、スプライス部79が通過中状態のときの動作である。次のステップS8で、制御部39は、ステップS5と同様に吸着異常状態を判断する。ステップS8の処理内容は、本発明の吸着異常判断部に相当する。
ステップS8で吸着異常状態が発生していないとき、制御部39は、処理フローの実行をステップS1に戻して、次の部品Pの供給に移る。ステップS8で吸着異常状態が発生しているとき、制御部39は、処理フローの実行をステップS9に進めて、吸着異常状態の原因がスプライス作業の不良に起因すると判定する。ステップS9の処理内容は、本発明の作業不良判定部に相当する。次のステップS10で、制御部39は、「スプライス部79の通過中状態における吸着異常状態」を表す専用の異常表示(詳細後述)を操作パネル38に指令し、その後停止する。
次に、操作パネル38の異常表示部388の表示内容について、従来技術と併せて説明する。図8は、操作パネル38の異常表示部388の表示内容を示した一覧表の図である。図8において、横線が記入された欄は、未使用を意味している。図中の橙色LED38oの点滅状態は、従来技術で使用されず、実施形態で付加された表示内容である。
従来技術において、異常表示部388の緑色LED38gは電源表示の機能を有し、橙色LED38oは未使用とされている。また、赤色LED38rは、異常表示の機能を有して、作業者に調査および対処を要求する。具体的に、緑色LED38gの点灯は「電源オン」を表し、消灯は「電源オフ」を表す。赤色LED38rの点灯はフィーダ装置3の「装置異常」を表し、点滅は「吸着異常状態」を表し、消灯は「正常」を表す。「吸着異常状態」は、原因箇所がフィーダ装置3の内部に有るか否か不明な状態であるので、「装置異常」とは異なる表示になっている。
さらに、実施形態では、専用の異常表示として橙色LED38oの点滅を新たに使用する。橙色LED38oの点滅は、赤色LED38rの点滅で表される「吸着異常状態」が発生したときに、スプライス部が通過中状態であったことを表す。したがって、橙色LED38oの点滅は、赤色LED38rの点滅と一緒に表示され、単独で表示されることは無い。
図7の処理フローのステップS6における「吸着異常状態」を表す汎用の異常表示として、従来技術の赤色LED38rの点滅が行われる。また、ステップS10における「吸着異常状態」を表す専用の異常表示として、赤色LED38rの点滅および橙色LED38oの点滅が併せて行なわれる。
(4.実施形態の部品実装機1および第1実施形態のフィーダ装置3の態様および効果)
実施形態の部品実装機1は、部品Pを保持するキャビティ部74が一列に並んで形成されたキャリアテープ71(71A、71B)を繰り出して部品Pを所定の供給位置32に順次供給するフィーダ装置3と、供給位置32のキャビティ部74から部品Pを吸着して基板Kに装着する吸着ノズル46、吸着ノズル46を保持する実装ヘッド44、および吸着ノズル46とともに実装ヘッド44を駆動するヘッド駆動機構(41〜43)を有する部品移載装置4と、を備えた部品実装機1であって、フィーダ装置3の供給位置32よりも手前側の検出位置に設けられ、第1のキャリアテープ71Aの終端71Eと第2のキャリアテープ71Bの先端71Tとを繋いだスプライス部79を検出するスプライステープ検出センサ33(スプライス部検出部)と、検出位置と供給位置32との離間距離よりも長い所定長さだけスプライス部79が検出位置から繰り出された位置を排出位置(排出ローラ36)とし、スプライス部79が検出位置から排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部(ステップS2、ステップS3)と、吸着ノズル46が供給位置32のキャビティ部74から部品Pを吸着できない吸着異常状態を判断する吸着異常判断部(ステップS5、ステップS8)と、吸着異常状態が判断され、かつスプライス部79が通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定する作業不良判定部(ステップS9)と、スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示部388と、を備えた。
これによれば、吸着ノズル46が部品Pを吸着できない吸着異常状態が判断され、かつスプライス部79が通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定され、橙色LED38oの点滅による専用の異常表示が行われる。したがって、吸着異常状態が発生したときに、作業者は、異常表示部388が専用の異常表示を行っているか否かを確認することで、吸着異常状態の原因がスプライス作業の不良に起因するものであるか否かを判別できる。
さらに、異常表示部388は、吸着異常状態が判断され、かつスプライス部79が通過中状態でないと判定されている場合に、赤色LED38rの点滅による汎用の異常表示を行うとともに、スプライス作業の不良と判定された場合に、赤色LED38rの点滅(汎用の異常表示)および橙色LED38oの点滅(専用の異常表示)を併せて行う。
これによれば、異常表示部388は従来構成からの変更が軽微で済むので、コストの上昇が抑制される。例えば、実施形態で説明した3色のLED(表示ランプ)からなる異常表示部388の異常表示機能は、ハードウェアを追加することなく、ファームウェアによる制御の工夫のみで実現できる。
また、第1実施形態のフィーダ装置3は、部品実装機1に装備され、部品Pを保持するキャビティ部74が一列に並んで形成されたキャリアテープ71(71A、71B)を繰り出して部品Pを所定の供給位置32に順次供給するフィーダ装置3であって、供給位置32よりも手前側の検出位置に設けられ、第1のキャリアテープ71Aの終端71Eと第2のキャリアテープ71Bの先端71Tとを繋いだスプライス部79を検出するスプライステープ検出センサ33(スプライス部検出部)と、検出位置と供給位置32との離間距離よりも長い所定長さだけスプライス部79が検出位置から繰り出された位置を排出位置(排出ローラ36)とし、スプライス部79が検出位置から排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部(ステップS2、ステップS3)と、部品実装機1が供給位置32のキャビティ部74から部品Pを吸着できない吸着異常状態であると判断され、かつスプライス部79が通過中状態と判定されている場合に、スプライシング作業の不良と判定する作業不良判定部(ステップS9)と、スプライシング作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示部388と、を備えた。
これによれば、第1実施形態のフィーダ装置3は、実施形態の部品実装機1と実質的に同じ構成要件を備えるので、実施形態の部品実装機1と同様の効果が生じる。
なお、実施形態の部品実装機1は、その機能を実施ステップに置き換えることにより、スプライス作業の不良判定方法として実施することもできる。すなわち、スプライステープ検出センサ33でスプライス部79を検出する機能は、スプライス部検出ステップに置き換えられる。また、通過中判定部の機能は通過中判定ステップに置き換えられ、吸着異常判断部の機能は吸着異常判断ステップに置き換えられ、作業不良判定部の機能は作業不良判定ステップに置き換えられる。さらに異常表示部388が専用の異常表示を行う機能は、異常表示ステップに置き換えられる。
上記した各ステップからなる実施形態のスプライス作業の不良判定方法でも、実施形態の部品実装機1と同様の効果が生じる。
(5.第2実施形態のフィーダ装置)
次に、第2実施形態のフィーダ装置について、主に第1実施形態と異なる機能および動作について説明する。第2実施形態のフィーダ装置は、ハードウェア構成が第1実施形態のフィーダ装置3と同一であり、制御部39の機能および異常表示部388の表示内容が異なる。図9は、第2実施形態のフィーダ装置の動作を説明する制御部39の処理フローの図である。第2実施形態の処理フローにおいて、ステップS1〜ステップS6の処理内容は、第1実施形態と同じである。図9のステップS2に続くステップS11で、制御部39は、スプライス部79が通過中状態である旨の表示を操作パネル38に指令し、その後処理フローの実行をステップS4に進める。
図10は、第2実施形態における異常表示部388の表示内容を示した一覧表の図である。図示されるように、第1実施形態の橙色LED38oの点滅状態に代え、第2実施形態において、橙色LED38oの点灯は、スプライス部79の「通過中状態」を表し、消灯は、スプライス部79が関与しない「通常状態」を表す。橙色LED38oは、赤色LED38rの異常表示内容に関係なく、スプライス部79の位置のみに依存して点灯および消灯が切り替わる。
第2実施形態において、作業者は、赤色LED38rが点滅したときに橙色LED38oが点灯しているか否かを参照すれば、「吸着異常状態」がスプライス作業の不良に起因するか否かを判別できる。また、作業者は、赤色LED38rの表示に関係なく、スプライス部79が通過中状態であるか否かを把握できる。
第2実施形態のフィーダ装置は、部品実装機1に装備され、部品Pを保持するキャビティ部74が一列に並んで形成されたキャリアテープ71を繰り出して部品Pを所定の供給位置72に順次供給するフィーダ装置であって、供給位置72よりも手前側の検出位置に設けられ、第1のキャリアテープ71Aの終端71Eと第2のキャリアテープ71Bの先端71Tとを繋いだスプライス部79を検出するスプライステープ検出センサ33(スプライス部検出部)と、検出位置と供給位置32との離間距離よりも長い所定長さだけスプライス部79が検出位置から繰り出された位置を排出位置(排出ローラ36)とし、スプライス部79が検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部(ステップS2、ステップS3)と、スプライス部79が通過中状態であることを表示する異常表示部388の橙色LED38o(通過中表示部)と、を備えた。
これによれば、吸着ノズル46が部品Pを吸着できない吸着異常状態が発生したときに、作業者は、橙色LED38oが点灯しているか否かを参照すれば、吸着異常状態の原因がスプライス作業の不良に起因するものであるか否かを判別できる。
(6.実施形態の応用および変形)
なお、スプライス部検出部として、スプライステープ検出センサ33に代え、テープ撮像カメラを用いることができる。テープ撮像カメラは、キャリアテープ71を撮像して取得した画像データを画像処理することで、スプライステープ76、77を検出する。また、各実施形態において、異常表示部388は、フィーダ装置3以外の箇所、例えば制御装置6の表示部に設けられてもよい。異常表示部388の構成や異常表示の方法も、様々に変形可能である。さらに、カバーテープ73の2条の接着部の片側のみを剥離してキャビティ部74を開放し、カバーテープ73およびボトムテープ72を一体のままで排出する構造のフィーダ装置においても、本発明は実施可能である。本発明は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1:部品実装機 2:基板搬送装置 3:フィーダ装置
31:本体部 33:スプライステープ検出センサ
34:繰り出しスプロケット 36:排出ローラ 38:操作パネル
388:異常表示部 38g:緑色LED 38o:橙色LED
38r:赤色LED 39:制御部
4:部品移載装置 46:吸着ノズル
5:部品カメラ 6:制御装置
7:テープリール 71、71A、71B:キャリアテープ
72:ボトムテープ 73:カバーテープ 74:キャビティ部
76:ボトム側スプライステープ 77:カバー側スプライステープ
79:スプライス部

Claims (6)

  1. 部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置と、
    前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着して基板に装着する吸着ノズル、前記吸着ノズルを保持する実装ヘッド、および前記吸着ノズルとともに前記実装ヘッドを駆動するヘッド駆動機構を有する部品移載装置と、を備えた部品実装機であって、
    前記フィーダ装置の前記供給位置よりも手前側の検出位置に設けられ、第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋いだスプライス部を検出するスプライス部検出部と、
    前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部と、
    前記吸着ノズルが前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着できない吸着異常状態を判断する吸着異常判断部と、
    前記吸着異常状態が判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定する作業不良判定部と、
    前記スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示部と、を備えた部品実装機。
  2. 前記異常表示部は、
    前記吸着異常状態が判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態でないと判定されている場合に、汎用の異常表示を行うとともに、
    前記スプライス作業の不良と判定された場合に、前記汎用の異常表示および前記専用の異常表示を併せて行う請求項1に記載の部品実装機。
  3. 部品実装機に装備され、部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置であって、
    前記供給位置よりも手前側の検出位置に設けられ、第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋いだスプライス部を検出するスプライス部検出部と、
    前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部と、
    前記部品実装機が前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着できない吸着異常状態であると判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態と判定されている場合に、スプライス作業の不良と判定する作業不良判定部と、
    前記スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示部と、を備えたフィーダ装置。
  4. 前記異常表示部は、
    前記吸着異常状態であると判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態でないと判定されている場合に、汎用の異常表示を行うとともに、
    前記スプライス作業の不良と判定された場合に、前記汎用の異常表示および前記専用の異常表示を併せて行う請求項3に記載のフィーダ装置。
  5. 部品実装機に装備され、部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置であって、
    前記供給位置よりも手前側の検出位置に設けられ、第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋いだスプライス部を検出するスプライス部検出部と、
    前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定部と、
    前記スプライス部が前記通過中状態であることを表示する通過中表示部と、を備えたフィーダ装置。
  6. 部品を保持するキャビティ部が一列に並んで形成されたキャリアテープを繰り出して前記部品を所定の供給位置に順次供給するフィーダ装置と、
    前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着して基板に装着する吸着ノズル、前記吸着ノズルを保持する実装ヘッド、および前記吸着ノズルとともに前記実装ヘッドを駆動するヘッド駆動機構を有する部品移載装置と、を備えた部品実装機において、
    第1の前記キャリアテープの終端と第2の前記キャリアテープの先端とを繋ぐスプライス作業の不良を判定する方法であって、
    前記フィーダ装置の前記供給位置よりも手前側の検出位置でスプライス部を検出するスプライス部検出ステップと、
    前記検出位置と前記供給位置との離間距離よりも長い所定長さだけ前記スプライス部が前記検出位置から繰り出された位置を排出位置とし、前記スプライス部が前記検出位置から前記排出位置までの通過区間内に位置する通過中状態であるか否かを判定する通過中判定ステップと、
    前記吸着ノズルが前記供給位置の前記キャビティ部から前記部品を吸着できない吸着異常状態を判断する吸着異常判断ステップと、
    前記吸着異常状態が判断され、かつ前記スプライス部が前記通過中状態と判定されている場合に、前記スプライス作業の不良と判定する作業不良判定ステップと、
    前記スプライス作業の不良と判定された場合に、専用の異常表示を行う異常表示ステップと、を備えたスプライス作業の不良判定方法。
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