JP4425836B2 - 電子部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装方法に関するものである。
電子部品実装装置では、部品供給部に配列されたテープフィーダから搭載ヘッドに装着された吸着ノズルによって電子部品をピックアップして基板へ移送搭載する実装動作が反復して行われる。ピックアップ動作時には、吸着ノズルをテープフィーダに保持された電子部品に対して正確に位置合わせする必要があるため、各テープフィーダ毎にキャリアテープを撮像して位置認識することにより適切な部品吸着位置を求める方法が用いられる(例えば特許文献1参照)。これにより、テープフィーダ個々の固有機差や装着時の位置合わせ誤差に起因する位置ずれを補正して、吸着ノズルを電子部品に正しく位置合わせすることができる。この位置ずれ補正の重要性は、近年の電子部品の微小化に伴いさらに増大している。
特開2002−57495号公報
ところでテープフィーダを用いた電子部品の供給形態における部品補給方法として、スプライシング方式が採用される傾向にある。スプライシング方式は、1つの供給リールに巻回されたキャリアテープが消費されて部品切れとなった際に、既装着のキャリアテープの末尾に新たな供給リールに巻回されたキャリアテープの先頭部をテープ貼り付けなどの継合手段によって継ぎ合わせるものであり、装置稼動停止を必要とせずにリール交換を行うことができるという利点がある。
しかしながら、テープスプライシングを採用する場合には、前述の吸着ノズルによる位置ずれ補正を行う際に、次のような問題がある。すなわちテープスプライシングでは、2つのキャリアテープを作業者が手作業によって継ぎ合わせる際の作業精度に起因して、キャリアテープに設けられた部品ポケット相互間の継目位置におけるピッチ誤差やキャリアテープのアライメントミスを生じる場合がある。
このため、継ぎ目の下流側の既装着のキャリアテープにおいて正しい位置ずれ補正が行われている場合にあっても、継目の上流側の新たなキャリアテープにおいては正しい位置ずれ補正が確保されるとは限らず、吸着位置精度が不安定となるという課題があった。そしてこの吸着位置精度に起因する問題は、微小部品を対象とする場合において特に顕著となっていた。
そこで本発明は、キャリアテープを継ぎ合わせるテープスプライシングを採用する場合において、吸着位置精度を安定させることができる電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装方法は、キャリアテープに定ピッチで設けられた送り孔にスプロケットに設けられた送りピンを嵌合させて回転駆動することにより、前記キャリテープに保持された電子部品を搭載ヘッドの吸着ノズルによる部品吸着位置に送るとともに、前記部品吸着位置において前記キャリアテープの上方を覆ってガイドする上ガイド部の前記ス
プロケットに相当する位置に前記送りピンの逃し用溝部が設けられたテープ送り機構を備えたテープフィーダから、ヘッド移動機構によって移動する搭載ヘッドの前記吸着ノズルによって前記電子部品をピックアップして基板に実装する電子部品実装方法であって、前記テープ送り機構によって送られた電子部品が停止する部品停止位置に前記吸着ノズルの部品吸着位置を相対的に位置合わせする際に位置補正用として用いられる部品吸着位置データを設計データ上での正規状態における部品ポケットの位置と実際のポケットの位置との位置ずれ量から算出する部品吸着位置データ算出工程と、この部品吸着位置データを各テープフィーダ毎に部品吸着位置データ記憶部に記憶させる部品吸着位置データ記憶工程と、前記部品吸着位置データ記憶部から読み出された部品吸着位置データに基づいて前記テープ送り機構およびまたは前記ヘッド移動機構を制御することにより前記吸着ノズルの部品吸着位置を部品停止位置に相対的に位置合わせする位置合わせ工程とを含み、前記上ガイド部に設けられた吸着開口部から上流側であり、前記上ガイド部の下方に設けられたセンサにより、前記テープフィーダにおいて既に装着されたキャリアテープと新たに装着されるキャリアテープとの継目部が検出されたならば、当該継目部が検出されたテープフィーダについての前記部品吸着位置データを更新する。
本発明によれば、テープフィーダにおいて既装着のキャリアテープと新たに装着されるキャリアテープとの継目部が検出されたならば、当該継目部が検出されたテープフィーダについての部品吸着位置データを更新することにより、テープスプライシングによって発生する誤差の影響を排除して、吸着位置精度を安定させることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図、図3は本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図、図4は本発明の一実施の形態におけるテープスプライシングの説明図、図5は本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるキャリアテープの継目検出手段の説明図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図、図7、図8,図9は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品吸着位置データの説明図、図10は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品吸着位置データ更新処理のフロー図である。
まず図1、図2を参照して電子部品実装装置の構造を説明する。図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。図1において基台1の中央にはX方向(基板搬送方向)に搬送路2が配設されている。搬送路2は上流側から搬入された基板3を搬送し実装ステージに位置決めする。搬送路2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する搭載ヘッドの吸着ノズルによる部品吸着位置に電子部品を供給する。
基台1上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A、6B上には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ搭載ヘッド8および搭載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。
Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより搭載ヘッド8は水平移動し、それぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル8a(図2参照)によってピックアップし、搬送路2に位置決めされた基板3上に実装する。Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bは、搭載ヘッド8を移動させるヘッド移動機構となっている。
基板3上に移動した基板認識カメラ9は、基板3を撮像して認識する。また部品供給部4から搬送路2に至る経路には、部品認識カメラ10およびノズル保持部11が配設されている。部品供給部4から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、吸着ノズル8aに保持された電子部品を部品認識カメラ10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ10は吸着ノズル8aに保持
された電子部品を撮像する。
そして撮像結果を認識処理部(図示省略)によって認識処理することにより、吸着ノズル8aに保持された状態における電子部品の位置が認識されるとともに、電子部品の種類が識別される。ノズル保持部11は、複数種類の吸着ノズル8aを所定姿勢で収納し、搭載ヘッド8がノズル保持部11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、搭載ヘッド8において対象とする電子部品の種類に応じてノズル交換が行われる。
部品供給部4の構造を説明する。図2に示すように、部品供給部4には複数のテープフィーダ5を装着するためのフィーダベース4aが設けられている。テープフィーダ5は、フィーダ装着用の台車12によって部品供給部4に配置される。台車12には、キャリアテープ15を巻回状態で収納したテープリール14を保持するためのリール保持部13が設けられている。リール保持部13はテープリール14を回転自在に保持するための保持ローラを備えており、部品供給部4に配置されたテープリール14を回転させることにより、キャリアテープ15を引き出すことができるようになっている。
次に、図3を参照してテープフィーダ5の機能を説明する。図3に示すように、フィーダベース4aに装着されたフレーム部材5aには、キャリアテープ15が走行するテープ走行路5bが設けられている。キャリアテープ15に定ピッチで形成された部品収納用の凹部である部品ポケット16aには電子部品Pが保持されており、部品ポケット16aの上面は、トップテープ17によって覆われている。
テープリール14から引き出されたキャリアテープ15はフレーム部材5aの後尾から導入され、テープ走行路5bの上面に添って下流側(図3において右側)に送られる。キャリアテープ15をピッチ送りしながら電子部品を連続的に供給する部品供給動作において、供給リール14に巻回されたキャリアテープ15が消費されたならば、テープフィーダ5に既に装着されたキャリアテープ15の末尾部に、新たに装着されるキャリアテープ15Aの先頭部を継目部Jを介して継ぎ合わせるテープスプライシングが行われる。
フレーム部材5aの下流端の上部には、回転駆動機構20によって駆動されるスプロケット21が配設されている。スプロケット21にはキャリアテープ15に定ピッチで設けられたテープ送り孔16b(図4参照)に嵌合する送りピン21a(図5参照)が設けられており、回転駆動機構20によってスプロケット21を回転駆動することにより、スプロケット21が回転し、これによりキャリアテープ15が下流方向へテープ送りされる。
スプロケット21の手前側は、部品ポケット16a内の電子部品Pを、搭載ヘッド8の吸着ノズル8aによって吸着してピックアップする部品吸着位置となっている。スプロケット21および回転駆動機構20は、キャリアテープをテープ走行路5bに沿ってピッチ送りすることにより、キャリアテープ15に保持された電子部品Pを吸着ノズル8aによる部品吸着位置に送るテープ送り機構となっている。
フレーム部材5aの下流部分の上面には、部品吸着位置の近傍においてキャリアテープ15の上方を覆ってガイドする上ガイド部18が配設されている。上ガイド部18には、吸着開口部18aが設けられており、吸着開口部18aの下流端は、トップテープ17を剥離するためのトップテープ剥離部となっている。すなわち、キャリアテープ15が上ガイド部18の下方を走行する過程において、トップテープ剥離部によってトップテープ17が剥離され、上流側へ折り返される。そしてトップテープが剥離されることによって露呈された部品ポケット16aから、電子部品Pが吸着ノズル8aによってピックアップされる。折り返されたトップテープ17は、トップテープ送り機構22によってテープ回収部5c内へ送り込まれ回収される。
次に図4を参照して、テープスプライシングについて説明する。図4(a)に示すように、テープスプライシングにおいては、テープフィーダ5に既に装着されたキャリアテープ15の末尾部と新たに装着されるキャリアテープ15Aの先頭部とが、突合わせ線Eを介して継ぎ合わされる。ベーステープ16において突合わせ線Eを挟んだテープ貼付け代には、それぞれ部品ポケット16a、送り孔16bを覆う位置にスプライステープ28、29が上下両側から貼り付けられる。これにより、図5(b)に示すように、2つのキャリアテープ15,15Aは、継目部Jによって1つの連続したキャリアテープとなる。
スプライステープ29には、長手方向にスリット29aが設けられており、スプロケット21の送りピン21aが送り孔16bに下方から嵌合する際に、送りピン21aがスリット29aを介して上方に突出可能となっており、テープ送りに支障がないようになっている。なお図4(a)においては、ベーステープ16からトップテープ17を剥離した状態を示しているが、テープスプライシングにおいては、スプライステープ28はトップテープ17の上側から貼り付けられる。
このテープスプライシング作業は専用治具を用いて行われ、突合わせ線Eを挟んだ2つの部品ポケット16a間のピッチp*が、ベーステープ16における既定のピッチpに等しくなるように、2つのキャリアテープ15,15Aの位置合わせが行われる。このとき作業誤差により、ピッチp*は必ずしも既定のピッチpに完全に一致せず、継ぎ合わせ後において継目部Jの近傍で部品ポケット16a間のピッチ誤差が生じたり、また2つのキャリアテープ15,15Aの長手方向のアライメントにミスが生じる場合がある。
このようなピッチ誤差やアライメント誤差により、継目部Jが部品吸着位置に接近した状態において、部品ポケット16aが正しい位置にピッチ送りされない事態が生じる。すなわち、部品ポケット16aの位置合わせは、部品ポケット16aにスプロケット21の送りピン21aが嵌合することにより行われるが、上述のようなピッチ誤差やアライメント誤差が存在する場合には、各部品ポケット16aの位置がばらついていることから、ノズル8aは部品ポケット16a内の電子部品Pを安定して吸着することができない。このためテープ送り機構によって送られた電子部品Pが停止する部品停止位置に吸着ノズル8aを相対的に位置合わせする吸着位置補正が必要となる。
次に図5を参照して、キャリアテープ15のテープ送り過程において継目部Jを検出する継目検出手段について説明する。図5(a)はフレーム部材5aの先端部に設けられた上ガイド部18の平面図を示している。上ガイド部18にはノズル8aによるピックアップ位置に対応して設けられた吸着開口部18a内には、部品ポケット16aが露呈されている。スプロケット21の送りピン21aは、吸着開口部18aの下流側において送り孔16bに係合する。上ガイド部18においてスプロケット21に相当する位置には、送りピン21aの逃がし用の溝部18cが設けられており、送り孔16bから上面側に突出した送りピン21aが上ガイド部18と干渉しないようになってい
上ガイド部18において送り孔16bの上方に対応する位置には、吸着開口部18aから上流側に隔てた位置に継目検出用の開口部18bが設けられている。図5(b)に示すように、フレーム部材5aにおいて開口部18bに対応した位置には、反射型の光学センサであるセンサ30が下方から挿入されており、センサ30からの検出信号は継目検出部37(図6)に送られ、継目検出部37はセンサ30の検出信号に基づいて、キャリアテープ15において継目部Jを検出することを目的としている。
すなわち、キャリアテープ15の通常部分がセンサ30の上方を通過する場合には、送り孔16bがセンサ25と開口部18bとの間に位置したタイミングにて、センサ30か
らの光は送り孔16bと開口部18bを上方へ透過する。このタイミングにおいてはセンサ30は反射光を検出せず、これにより送り孔16bが検出されたことを示す信号が送られる。そしてこの送り孔検出信号が送り孔ピッチに対応したインターバルで反復して出力されることにより、継目検出部37は継目部無しと判断する。
これに対し、図5(b)に示すように、送り孔16bが接着テープ29によって閉塞された継目部Jがセンサ30の上方を通過する場合には、接着テープ29が貼着された範囲についてはセンサ30からの光はスプライステープ29によって反射されて送り孔16bが検出されない。そしてこの送り孔不検出状態が所定時間継続することにより、継目検出部37は継目部Jがセンサ30の位置を通過していることを検出する。したがって、センサ30および継目検出部31は、継目部Jがピックアップ位置の上流側の所定位置に到達したことを検出する継目検出手段となっている。
次に図6を参照して、制御系の構成を説明する。図6において、制御部31はCPUであり、電子部品実装装置全体の動作や処理を制御する。部品吸着位置データ記憶部32は、吸着ノズル8aによってテープフィーダ5から電子部品を吸着してピックアップする際に用いられる部品吸着位置データ、すなわちテープ送り機構によって送られた電子部品が停止する部品停止位置に吸着ノズル8aを相対的に位置合わせする際に位置補正用として用いられる位置補正データを記憶する。
部品吸着位置算出部33は、前述の部品吸着位置データを算出する処理を行う。認識部34は、基板認識カメラ9によって基板3やテープフィーダ5を撮像した画像データを認識処理して、基板3の位置認識や前述の部品吸着位置の算出を行うための画像認識処理を行う。ヘッド駆動部35は、搭載ヘッド8を移動させるヘッド移動機構のX軸モータ、Y軸モータ、各吸着ノズル8aをそれぞれ昇降させ、θ軸周りに回転させるZ軸モータ、θ軸モータを駆動する。フィーダ駆動部36は、スプロケット21を回転させる回転駆動機構20を駆動する。継目検出部37は、センサ30からの検出信号に基づき、継目部Jが部品吸着位置に接近したことを検出する。
次に、部品吸着位置データの算出処理を説明する。この処理は、電子部品実装装置において実装対象となる基板品種が切り替わり、部品供給部4においてテープフィーダ5の配置換えを行う度に実行されるものであり、搭載ヘッド8を部品供給部4に移動させて、基板認識カメラ9によって各テープフィーダ5のピックアップ位置近傍を順次撮像することによって行われる。
すなわち図7に示すように、基板認識カメラ9をテープフィーダ5に保持されたベーステープ16の部品吸着位置の上方に位置させる。そして図8(a)に示すように、ベーステープ16の特徴点としての部品ポケット16aを撮像する。次いで得られた画像データを認識部34によって認識処理することにより、図8(b)に示すように、設計データ上での正規状態における部品ポケット16aの位置(鎖線で示す十字カーソル位置)と、実際の部品ポケット16aの位置(実線で示す十字カーソル位置)との位置ずれ量Δx、Δyを求める。そして得られた位置ずれ量Δx、Δyを、部品吸着位置データとして部品吸着位置データ記憶部32に記憶させる。
図9は、ベーステープ16の特徴点として、部品ポケット16aの替わりに送り孔16bの位置を認識することにより、部品吸着位置データを求める例を示している。すなわち、図9(a)に示すように、送り孔16bを撮像する。次いで得られた画像データを認識部34によって認識処理することにより、図9(b)に示すように、正規状態における送り孔16bの位置(鎖線で示す十字カーソル位置)と、実際の送り孔16bの位置(実線で示す十字カーソル位置)との位置ずれ量Δx、Δyを求める。そして同様に、得られた
位置ずれ量Δx、Δyを、部品吸着位置データとして部品吸着位置データ記憶部32に記憶させる。
これらの位置ずれ量Δx、Δyは、各テープフィーダ5に保持されたキャリアテープ15のに固有の位置ずれ誤差を示すものである。吸着ノズル8aによってテープフィーダ5から電子部品を吸着保持する際には、位置ずれ量Δx、Δyを加味して搭載ヘッド8の水平位置を調整することにより、各テープフィーダ5に保持されたキャリアテープ15の固有の位置ずれ誤差を補正して、吸着ノズル8aと電子部品とを正確に位置合わせすることができる。なお,Y方向の位置ずれ量Δyについては、各テープフィーダ5の回転駆動機構20を制御して位置ずれ量Δyだけ、テープ送り位置を補正するようにしてもよい。
すなわち、部品実装動作に先立って実行される部品吸着位置データの算出処理においては、テープ送り機構によって送られた電子部品が停止する部品停止位置に吸着ノズル8aを相対的に位置合わせする際に位置補正用として用いられる部品吸着位置データを算出し(部品吸着位置データ算出工程)、この部品吸着位置データを各テープフィーダ5毎に部品吸着位置データ記憶部32に記憶させる(部品吸着位置データ記憶工程)。そして部品実装動作が開始された後には、部品吸着位置データ記憶部32から読み出された部品吸着位置データに基づいて、テープ送り機構およびまたはヘッド移動機構を制御することにより、吸着ノズル8aを部品停止位置に位置合わせする(位置合わせ工程)。
次に、上述の部品実装動作を反復して実行する過程において、いずれかのテープフィーダ5にてテープスプライシングが実行された場合に行われる部品吸着位置データの更新処理について、図10のフローに沿って説明する。図10において、まず実装動作が開始される(ST1)。実装動作においては、部品供給部4に配列されたテープフィーダ5からノズル8aによって電子部品をピックアップして取り出して、基板3に移送搭載する部品搭載動作が反復して実行される。
この過程において、いずれかのテープフィーダ5において供給リール14のキャリアテープ15で部品切れが発生すると、既にテープフィーダ5に装着されているキャリアテープ15と新たに装着されるキャリアテープ15Aとを継ぎ合わせるテープスプライシングが実行される。テープスプライシングが実行されたテープフィーダ5においては、継目検出部37によって継目部Jが検出される。
そしてスプライシングフィーダ有り(ST2)と判定されたテープフィーダ5を対象として、部品吸着位置データを書き換えて更新する処理が実行される。すなわち搭載ヘッド8を移動させて、図7に示すように、基板認識カメラ9を該当するテープフィーダ5のベーステープ16上へ移動させる(ST3)。次いで基板認識カメラ9によってベーステープ16の特徴点としての部品ポケット16aもしくは送り孔16bを撮像し、位置を認識する(ST5)。次いで認識結果に基づき、図8,図9に示す部品吸着位置を算出し(ST5)、位置ずれ量Δx、Δyを部品吸着位置データとして求める。そして求められた新たな部品吸着位置データによって部品吸着位置データ記憶部32に記憶された既存データを書き換え、更新する(ST6)。
そして更新された新たな部品吸着位置データを用いて、吸着ノズル8aによって部品吸着を行う(ST7)。すなわち、部品吸着位置データの更新処理においては、テープフィーダ5において既に装着されたキャリアテープ15と新たに装着されるキャリアテープ15Aとの継目部Jが検出されたならば、当該継目部Jが検出されたテープフィーダ5についての部品吸着位置データを更新するようにしている。これにより、テープスプライシングによって発生するピッチ誤差やアライメント誤差、さらには個々のキャリアテープ間の寸法誤差による影響を排除して、吸着位置精度を安定させることができる。
本発明の電子部品実装方法は、テープスプライシングによって発生する誤差の影響を排除して、吸着位置精度を安定させることができるという効果を有し、部品供給部のテープフィーダから電子部品を取り出して搭載ヘッドに供給する部品供給方法に有用である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態におけるテープスプライシングの説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるキャリアテープの継目検出手段の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品吸着位置データの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品吸着位置データの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品吸着位置データの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における部品吸着位置データ更新処理のフロー図
符号の説明
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
8 搭載ヘッド
8a ノズル
15、15A キャリアテープ
16 ベーステープ
16a 部品ポケット
17 トップテープ
J 継目部
P 電子部品

Claims (1)

  1. キャリアテープに定ピッチで設けられた送り孔にスプロケットに設けられた送りピンを嵌合させて回転駆動することにより、前記キャリテープに保持された電子部品を搭載ヘッドの吸着ノズルによる部品吸着位置に送るとともに、前記部品吸着位置において前記キャリアテープの上方を覆ってガイドする上ガイド部の前記スプロケットに相当する位置に前記送りピンの逃し用溝部が設けられたテープ送り機構を備えたテープフィーダから、ヘッド移動機構によって移動する搭載ヘッドの前記吸着ノズルによって前記電子部品をピックアップして基板に実装する電子部品実装方法であって、
    前記テープ送り機構によって送られた電子部品が停止する部品停止位置に前記吸着ノズルの部品吸着位置を相対的に位置合わせする際に位置補正用として用いられる部品吸着位置データを設計データ上での正規状態における部品ポケットの位置と実際のポケットの位置との位置ずれ量から算出する部品吸着位置データ算出工程と、この部品吸着位置データを各テープフィーダ毎に部品吸着位置データ記憶部に記憶させる部品吸着位置データ記憶工程と、前記部品吸着位置データ記憶部から読み出された部品吸着位置データに基づいて前記テープ送り機構およびまたは前記ヘッド移動機構を制御することにより前記吸着ノズルの部品吸着位置を部品停止位置に相対的に位置合わせする位置合わせ工程とを含み、
    前記上ガイド部に設けられた吸着開口部から上流側であり、前記上ガイド部の下方に設けられたセンサにより、前記テープフィーダにおいて既に装着されたキャリアテープと新たに装着されるキャリアテープとの継目部が検出されたならば、当該継目部が検出されたテープフィーダについての前記部品吸着位置データを更新することを特徴とする電子部品実装方法。
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