JP6569579B2 - 車両用走行モータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用走行モータの制御装置に関するものである。
バッテリフォークリフト等の車両において走行モータとして直流分巻モータを使用して回生制動する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特許第3626893号公報
ところで、走行モータに回転センサが付いていない車両において、乗員(オペレータ)の操作に伴うスイッチバック時に回生制動モードにおいて回生電流を大きくして制動トルクを大きくする場合(回生制動モードでの目標アーマチャ電流を大きくする回生ブースト制動モードに切り替える場合)、制動トルクを平坦路での減速度が適切になるように調整すると、坂路では制動トルクが不足して制動距離が伸びる。つまり、車体を回生制動するとき負荷状態によって必要な回生力が異なるので平坦路と坂路を判別して回生力を調整する必要がある。
本発明の目的は、車両への負荷状態が異なる状況でも適切に回生電流を大きくするモードに切り替えることができる車両用走行モータの制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、走行モータとして直流分巻モータを用い、前記直流分巻モータのアーマチャを通電する回路としてアーマチャ通電用スイッチング素子のブリッジ構成とするとともに、前記直流分巻モータのフィールドコイルを通電する回路としてフィールドコイル通電用スイッチング素子のブリッジ構成とした車両用走行モータの制御装置であって、アクセル開度が大きいほどアーマチャ電流が大きくなるように前記アーマチャ通電用スイッチング素子及び前記フィールドコイル通電用スイッチング素子をデューティ制御する制御部を備え、前記制御部は、回生制動モードから回生制動モードでの目標アーマチャ電流を大きくする回生ブースト制動モードに切り替え可能に構成され、前記制御部は、前記アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量に基づいて回生制動モードから前記回生ブースト制動モードに切り替える切替手段を有することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、切替手段により、アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量に基づいて回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替えられる。このように、アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量を切替タイミングの検出要素として捉えることにより車両への負荷状態が異なる状況でも適切に回生電流を大きくするモードに切り替えることができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の車両用走行モータの制御装置において、前記切替手段は、前記アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量が閾値よりも大きいと、回生制動モードから前記回生ブースト制動モードに切り替えるとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の車両用走行モータの制御装置において、フォークリフトに搭載されるものであるとよい。
本発明によれば、車両への負荷状態が異なる状況でも適切に回生電流を大きくするモードに切り替えることができる。
フォークリフトの概略側面図。 フォークリフト用走行モータの制御装置の回路図。 作用を説明するためのフローチャート。 (a),(b)は作用を説明するためのタイムチャート。 (a),(b)はタイムチャート。 (a),(b)はタイムチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、フォークリフト10はバッテリフォークリフトであって、電動モータにて搬送・荷役作業を行うフォークリフトである。フォークリフト10の車体11の前側下部には駆動輪(前輪)12aが設けられ、車体11の後側下部には操舵輪(後輪)12bが設けられている。車体11の前部には荷役装置13が設けられている。
荷役装置13を構成するマスト14は車体11の前部に立設されている。マスト14は車体11に対して前後に傾動可能に支持された左右一対のアウタマスト14aと、これにスライドして昇降するインナマスト14bとからなる。各アウタマスト14aの後部にはリフトシリンダ15が配設されている。インナマスト14bの内側にはフォーク16を備えたリフトブラケット17が昇降可能に支持されている。そして、リフトシリンダ15の伸縮作動によりフォーク16がリフトブラケット17とともに昇降される。
左右一対のティルトシリンダ18は、その基端側が車体(車体フレーム)11に対して回動可能に連結されるとともに、先端側がアウタマスト14aの側面に回動可能に連結されている。マスト14はティルトシリンダ18が伸縮駆動されることで前後に傾動する。
運転室19には運転者が着座可能な運転シート20が設けられている。運転シート20の前方には、ハンドルコラム21が設けられ、ハンドルコラム21には、操舵輪12bの舵角を変更するための操舵ハンドル22が装着されている。運転室19の前側にリフトレバー23およびティルトレバー24が装備されている。リフトレバー23はフォーク16を昇降させるためのレバーであり、ティルトレバー24はマスト14を前後方向に傾動させるためのレバーである。運転席の床面にはアクセルペダル25が設けられ、アクセルペダル25の操作量(アクセル開度)に応じた車速にされる。
また、ハンドルコラム21の側面にはディレクションレバー(前後進レバー)26が設けられ、ディレクションレバー26は車両の走行方向(進行方向)を指示するためのものである。
車体11にはバッテリ27、走行モータ(走行用電動モータ)28および荷役モータ(荷役用電動モータ)29が搭載されている。走行モータ28として直流分巻モータを用いている。バッテリ27により走行モータ28を駆動させ、駆動輪12aが駆動されるようになっている。詳しくは、走行モータ28の出力軸が駆動輪12aの回転軸と減速機を介して連結されており、走行モータ28の駆動により出力軸が回転するとその回転に伴って駆動輪12aの回転軸が回転して駆動輪12aが駆動される。
また、バッテリ27により荷役モータ29が駆動され、この荷役モータ29の駆動により油圧ポンプ(図示略)が駆動される。この油圧ポンプの駆動に基づいてリフトシリンダ15やティルトシリンダ18を伸縮動作してフォーク16の上下動やティルト動作を行うことができるようになっている。
図2に示すように、フォークリフト10には走行モータ28の制御装置30が搭載されている。直流分巻モータである走行モータ28は、アーマチャ(電機子)32とフィールドコイル(界磁コイル)33を有する。アーマチャ32はロータに設けられ、フィールドコイル33はステータに設けられる。
制御装置30はブリッジ回路31を有する。ブリッジ回路31は6つのスイッチング素子Q1〜Q6を有する。走行モータ(直流分巻モータ)のアーマチャ32を通電する回路としてアーマチャ通電用スイッチング素子Q5,Q6のブリッジ構成としている。走行モータ(直流分巻モータ)のフィールドコイル33を通電する回路としてフィールドコイル通電用スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4のブリッジ構成としている。
詳しくは、直流電源としてのバッテリ27の正極に正極母線Lpが接続されるとともにバッテリ27の負極に負極母線Lnが接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間にスイッチング素子Q1,Q2が直列接続されている。正極母線Lpと負極母線Lnとの間にスイッチング素子Q3,Q4が直列接続されている。スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2の間の中点とスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4の間の中点との間にフィールドコイル33(ステータコイル)が接続されている。
正極母線Lpと負極母線Lnとの間にスイッチング素子Q5,Q6が直列接続されている。スイッチング素子Q5とスイッチング素子Q6の間の中点と負極母線Ln(グランド)との間にアーマチャ32(ロータコイル)が接続されている。即ち、スイッチング素子Q6に対し並列にアーマチャ32が接続されている。
各スイッチング素子Q1〜Q6には、パワーMOSFETが使用されている。なお、スイッチング素子としてIGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)を使用してもよい。各スイッチング素子Q1〜Q6には、それぞれ帰還ダイオードD1〜D6が逆並列接続されている。
アーマチャ32に対し直列に電流センサ34が設けられ、電流センサ34によりアーマチャ32に流れる電流(アーマチャ電流)Iaが検出される。フィールドコイル33に対し直列に電流センサ35が設けられ、電流センサ35によりフィールドコイル33に流れる電流(フィールド電流)Ifが検出される。
正極母線Lpにおけるバッテリ27側には主回路コンタクタ36が設けられている。
制御装置30は、コントローラ37を備えている。コントローラ37はマイコンとメモリ等を有し、メモリには走行モータ28を駆動するのに必要な各種制御プログラムおよびその実行に必要な各種データやマップが記憶されている。制御プログラムには、走行モータ28を回転駆動させるための制御プログラム等が含まれ、回生制動や回生ブースト制動(回生制動での目標アーマチャ電流を大きくする制御)を実行することができる。
図2においてコントローラ37は各スイッチング素子Q1〜Q6のゲートに接続されている。制御部としてのコントローラ37は、アーマチャ通電用スイッチング素子Q5,Q6及びフィールドコイル通電用スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4をデューティ制御する。
コントローラ37には電流センサ34,35が接続されている。そして、コントローラ37は、各センサ34,35の検出信号に基づいて、走行モータ28を目標出力となるように制御する制御信号を各スイッチング素子Q1〜Q6に出力する。
コントローラ37は、乗員(オペレータ)による操作に伴い操作センサから出力される操作信号を入力して車両動作を制御する。より具体的には、コントローラ37にはディレクションスイッチ38と、アクセルセンサ39が電気的に接続されている。ディレクションスイッチ38は、ハンドルコラム21に配設されており、ディレクションレバー26の操作位置(前進位置又は後進位置)を検出する。ディレクションスイッチ38は、ディレクションレバー26の操作位置に応じた検出信号をコントローラ37に出力する。そして、コントローラ37は、ディレクションスイッチ38からの検出信号を入力することによりディレクションレバー26の操作位置が前進位置又は後進位置であることを検知する。
アクセルセンサ39はアクセルペダル25の操作量を検出する。コントローラ37はアクセルセンサ39からの信号を入力することによりアクセルペダル25の操作の有無および操作量(アクセル開度)を検知する。このアクセル開度に応じてトルクが決められ、アーマチャ32の回生電流を制御して回生トルクがアクセル開度に応じて決められる。即ち、アクセルペダル25を踏むとアーマチャ電流を多く流すようにしており、この電流を制御するためにデューティが決められる。
コントローラ37は各種の操作を検知してアクセルペダル25の操作量に応じた走行モータ28の回転速度となるように走行モータ28を制御して車両速度を調整する。
また、コントローラ37は電流センサ34,35からの信号によりアーマチャ32に流れる電流(アーマチャ電流)Ia及びフィールドコイル33に流れる電流(フィールド電流)Ifを検知する。コントローラ37は、回生制動モードから回生制動モードでの目標アーマチャ電流を大きくする回生ブースト制動モードに切り替え可能に構成されている。フォークリフト10においては走行モータ28に回転センサが付いていない。
次に、フォークリフト10の走行モータ28の制御装置30の作用について説明する。
コントローラ37は、ディレクションレバー26がスイッチバック操作(前進から後進に操作、または、後進から前進に操作)されるとともにアクセルペダル25が踏み込まれていると回生制動モードを設定するとともに必要に応じて回生制動モードから回生ブースト制動モードに移行する。以下の説明では前進から後進に切り替えた場合を想定している。コントローラ37は図3に示す処理を実行して回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替える。
図3に示すように、コントローラ37はステップS100でディレクションレバー26の操作により車両の走行方向(進行方向)が変わったか否か判定する。コントローラ37は車両の走行方向(進行方向)が変わると、ステップS101に移行して回生制動モードを設定する。回生制動モードにおいては、コントローラ37は例えば図2のスイッチング素子Q1,Q4,Q5をデューティ制御して図2において破線で示す電流経路でフィールドコイル33とアーマチャ32を通電する。
つまり、アーマチャ32に発生する逆起電力でアーマチャ32→スイッチング素子Q5→スイッチング素子Q1→フィールドコイル33→スイッチング素子Q4→アーマチャ32の経路でフィールドコイル33を通電する。また、アーマチャ32に発生する逆起電力による電流を、アーマチャ32→スイッチング素子Q5→バッテリ27→アーマチャ32の経路で流してアーマチャ32に発生する逆起電力をバッテリ27に戻す。
コントローラ37は図3のステップS102でアクセル開度に応じて、実際のアーマチャ電流Iaが、目標のアーマチャ電流Iaとなるようにアーマチャ通電用スイッチング素子Q5(Q6)のデューティ、即ち、アーマチャデューティを決定する。コントローラ37はステップS103でアーマチャデューティの変化量に基づいて回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替える。
詳しくは、コントローラ37は、ステップS103において、デューティの変化量が閾値よりも大きいか否か判定する。より詳しくは、今回のデューティ(n)から前回のデューティ(n−1)を減算した値の絶対値が所定の閾値Xよりも大きいか否か判定する。そして、コントローラ37は、デューティの変化量が閾値よりも小さいとステップS106で回生制動モードを継続する。一方、コントローラ37は、ステップS103でデューティの変化量が閾値よりも大きいと、ステップS104に移行する。コントローラ37はステップS104で回生ブースト制動モードを設定して、ステップS105で、実際のアーマチャ電流が、目標アーマチャ電流に所定値αを加算した値となるように制御する。つまり、回生制動モードでの目標アーマチャ電流を大きくする。
アーマチャデューティ(アーマチャ通電用スイッチング素子Q5,Q6のデューティ)の変化量がゼロの場合は、デューティ100%でトルク最大ならばスイッチバック操作に伴い回生制動に入った瞬間、もし回転数が高いと、ある時間だけデューティ100%出力するので、デューティが変化しない。この場合には、回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替えない。
このように、モータが発生する誘起電圧は回転数に比例するのでアーマチャデューティの変化量が閾値より大きければ、減速していないことを判別して回生ブースト制動モードに切り替える(遷移する)。
図5,6を用いて一般的な減速時におけるアーマチャ電流Ia、フィールド電流Ifの挙動について言及する。
図5(a)、図6(a)には、フィールドコイル33に流れる電流(フィールド電流)If、アーマチャ32に流れる電流(アーマチャ電流)Ia、アーマチャデューティを示す。図5(b)、図6(b)には、アーマチャデューティの変化を示す。図5(a),(b)は平坦路を走行した時の挙動を示し、図6(a),(b)は坂路を走行した時の挙動を示す。
図5(a)、図6(a)において横軸に時間をとり、縦軸にフィールドコイル33に流れる電流(フィールド電流)If、アーマチャ32に流れる電流(アーマチャ電流)Ia、アーマチャデューティをとっている。コントローラ37は、アクセル開度に応じたアーマチャ電流Iaを流すべくアクセル開度に応じたアーマチャデューティを設定する。図5(b)、図6(b)において横軸に時間をとり、縦軸にアーマチャデューティの変化量をとっている。なお、図5、図6及び後記する図4においてはフィールド電流Ifはアクセル全開に対応する値としている。
図5,6においてt1のタイミングでアーマチャ電流Iaが正から負になり回生制動モードが開始される。
図5(a),(b)に示すように、平坦路走行時の回生制動ではスイッチバック操作後の回生制動の開始のt1のタイミング以降において目標電流を保持すべくアーマチャデューティを下げるが、この際、機台が減速するときにアーマチャデューティがゼロに向かって低下していき機台停止に伴ってアーマチャデューティはゼロとなる。この際、アーマチャデューティの低下に伴いアーマチャデューティの変化量が閾値よりも小さく、平坦路特有の挙動を示す。
一方、図6(a),(b)に示すように、坂路走行時の回生制動ではスイッチバック操作後の回生制動の開始のt1のタイミング以降において目標電流を保持すべくアーマチャデューティを下げるが、この際、機台が減速するときにアーマチャデューティがゼロに向かって低下する際、アーマチャデューティは低下しなくなる。なぜなら、目標電流にするのに回転数が低下しないから、その分、デューティを落とす必要が無く、回生する制動力が今のフォークリフトの負荷状態よりも小さく制動力が小さいゆえにデューティがなかなか低下しない。いつまでも回生制動モードを抜けないと、制動距離が長くなり、アーマチャデューティの変化量は閾値より大きく、坂路特有の挙動を示す。
これに対し本実施形態では図4(a),(b)に示すように、坂路走行時の回生制動では機台が減速するときにアーマチャデューティがゼロに向かって低下する際、アーマチャ通電用スイッチング素子Q5,Q6のデューティの変化量が閾値よりも大きいと、回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替える。つまり、坂路においては、機台減速に伴ってアーマチャデューティが低下するが制動力と外力とが釣り合って低下しなくなるので、アーマチャデューティの変化量が閾値より大きいと減速していないことを判別して回生ブースト制動モードに切り替える。即ち、コントローラ37が、このアーマチャデューティの変化をモニタすることにより回生制動モードから抜ける処理を開始して回生ブースト制動にて回生力が引き上げられる。
なお、図4,5,6は本発明者らが実測により得たものであり、車両の重量や積載物の有無によって変わり得るものである。また、図4(a),(b)において、回生制動の初期の期間T1においては図3のステップS103の処理は実行しない。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)制御部としてのコントローラ37は、回生制動モードから回生制動モードでの目標アーマチャ電流を大きくする回生ブースト制動モードに切り替え可能に構成され、コントローラ37は、アーマチャ通電用スイッチング素子Q5,Q6のデューティの変化量に基づいて回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替える切替手段(切替機能)を有する。よって、アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量を切替タイミングの検出要素として捉えることにより坂路での減速状態といった車両への負荷状態が異なる状況でも適切に回生電流を大きくするモードに切り替えることができる。具体的には、坂路でも適切に回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替えることができる。
(2)切替手段(切替機能)は、アーマチャ通電用スイッチング素子Q5,Q6のデューティの変化量が閾値よりも大きいと、回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替える。よって、坂路でも適切に回生制動モードから回生ブースト制動モードに切り替えることができる。
(3)フォークリフトに搭載されるものであるので、実用的である。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・フォークリフトに適用したが、これに限らない。例えば、フォークリフト以外の産業車両でもよいし、産業車両以外の車両であってもよい。
10…フォークリフト、28…走行モータ、30…制御装置、34…電流センサ、37…コントローラ、Q1,Q2,Q3,Q4…フィールドコイル通電用スイッチング素子、Q5,Q6…アーマチャ通電用スイッチング素子。

Claims (3)

  1. 走行モータとして直流分巻モータを用い、前記直流分巻モータのアーマチャを通電する回路としてアーマチャ通電用スイッチング素子のブリッジ構成とするとともに、前記直流分巻モータのフィールドコイルを通電する回路としてフィールドコイル通電用スイッチング素子のブリッジ構成とした車両用走行モータの制御装置であって、
    アクセル開度が大きいほどアーマチャ電流が大きくなるように前記アーマチャ通電用スイッチング素子及び前記フィールドコイル通電用スイッチング素子をデューティ制御する制御部を備え、
    前記制御部は、回生制動モードから回生制動モードでの目標アーマチャ電流を大きくする回生ブースト制動モードに切り替え可能に構成され、
    前記制御部は、前記アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量に基づいて回生制動モードから前記回生ブースト制動モードに切り替える切替手段を有することを特徴とする車両用走行モータの制御装置。
  2. 前記切替手段は、前記アーマチャ通電用スイッチング素子のデューティの変化量が閾値よりも大きいと、回生制動モードから前記回生ブースト制動モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の車両用走行モータの制御装置。
  3. フォークリフトに搭載されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用走行モータの制御装置。
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