JP6569235B2 - 電子機器、電子機器の音道からの排水制御方法及び排水制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の音道からの排水制御方法及び排水制御プログラム Download PDF

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Description

本出願は電子機器、電子機器の音道からの排水制御方法及び排水制御プログラムに関する。
従来、携帯型の電子機器、例えば携帯電話機においては、送話用のマイクロフォン(以後単にマイクと言う)の孔や、受話用のスピーカの孔が一般的に筐体に設けられている。マイクやスピーカ用の孔は音道と呼ばれ、防塵性の観点やデザイン的な観点より極力小さく形成されていることが多い。また、近年、携帯電話機がスマートフォンに移行すると、スマートフォンでは画面が大きいことから、携帯電話機の画面で動画を見る機会が増えており、この場合はスピーカからは動画の音声が出力される。
ところが、マイク孔やスピーカ孔等の音道は直径が小さいことにより、電子機器に水がかかったり、防水性の電子機器が水に漬かったりして音道に水が入り込むと、音道の水抜き性が悪いために、音道が水滴で塞がれてしまうことがある。そして、音道が水滴で塞がれると、音道を通過する音が小さくなり、スピーカ音が小さくなって携帯電話機では通話時の音が小さくなったり、マイクに伝わる音声が小さくなる課題があった。電子機器の音道に浸入した水滴は、電子機器を良く振ることによって除去できるが、音道に水が浸入する度に電子機器を振ってから使用することは煩雑であった。
この課題に対して、比較技術である特許文献1にはスマートフォンの筐体に実装されたスピーカのケース内に水が浸入した場合の排水方法が開示されている。特許文献1には、筐体の内側に形成されたスピーカのケース内を振動板で二分し、放音側に撥水機能を付与し、密閉側に圧電素子を設け、ケース内への浸水時に、圧電素子に信号を入力して振動させ、水滴を細分化してケースから排水する技術が開示されている。
特開2013−115549号公報
ところが、比較技術におけるスピーカのケース内に水が浸入した場合の排水方法では、スピーカのケースに圧電素子を設置しなければならないので、スピーカのケースが大型化し、スピーカのスマートフォン内の占有空間が増えてスペース効率が悪化する。
1つの側面では、本出願は、電子機器の筐体に設けられた音の入出力用の音道に、水滴が入り込んだ場合も、筐体内にある振動源を使用して音道に入り込んだ水滴を排水できる電子機器を提供することを目的とする。他の側面では、本出願は、電子機器の筐体に設けられた音の入出力用の音道に水滴が入り込んだ場合も、水滴を排水可能な排水制御方法及び排水制御プログラムを提供することも目的とする。
1つの形態によれば、音声入出力用の音道を筐体に備え、筐体内に少なくとも1つの振動源を備える電子機器において、筐体の表面に、音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の表面からの深さが増大する、少なくとも1つのスリットを設け、スリットの内周面には親水加工を施し、スリットの底面が筐体の表面と交わる部分の周辺及び孔の内周面には撥水加工を施し、振動源の振動により、孔に入った水を筐体の表面側に排水する電子機器が提供される。
他の形態によれば、電子機器の音道からの排水制御方法であって、音声入出力用の音道を筐体に備えた電子機器の、筐体内に少なくとも1つの振動源を設けておき、筐体の表面に、音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の表面からの深さが増大する、少なくとも1つのスリットを設け、スリットの内周面には親水加工を施し、スリットの底面が筐体の表面と交わる部分の周辺及び孔の内周面には撥水加工を施し、音道から音声の入出力が行われることを事前に検出し、音声の入出力の開始前に振動源を振動させることにより、孔に入った水を筐体の表面側に排水する電子機器の音道からの排水制御方法が提供される。
他の形態によれば、電子機器の筐体内に少なくとも1つの振動源が内蔵され、電子機器の筐体表面に音声入出力用の音道が設けられ、音道を形成する孔の内周面に向かって次第に表面からの底面の表面からの深さが増大する少なくとも1つのスリットが設けられ、スリットの内周面には親水加工が施され、スリットの底面が筐体の表面と交わる部分の周辺及び孔の内周面には撥水加工が施された電子機器における排水制御プログラムであって、電子機器への着信、電子機器への通話先番号の入力、及び電子機器における音声付画像の再生ボタンの押下、の何れかの動作を検出し、動作の検出により、音道から音声の入出力が行われると推定し、推定に基づいて、孔に入った水が筐体の表面側に排水されるように、振動源を振動させる、処理をコンピュータに実行させる排水制御プログラムが提供される。
開示の電子機器、電子機器の音道からの排水制御方法及び排水制御プログラムによれば、電子機器の筐体に設けられた音道に水滴が入り込んだ場合も、音道を音が通過する前に、筐体内にある振動源を振動させることにより音道に入り込んだ水滴を排水できる。この結果、開示の電子機器、電子機器の音道からの排水制御方法及び排水制御プログラムによれば、音道を通る音のレベル(音量)が低下しないという効果がある。
(a)は本出願の電子機器の一例の平面図、(b)は(a)に示した電子機器を背面側から見た底面図である。 (a)は振動源の一例である1軸のアクチュエータとその振動方向を示す斜視図、(b)は振動源の他の例である2軸のアクチュエータとその振動方向を示す斜視図、(c)は振動源の他の例であるモータの回転軸を偏心軸として回転運動を生じさせるバイブレータを示す斜視図である。 (a)は図1(b)に示した電子機器における振動源の一例であるビエゾアクチュエータの位置と形状を示した一部透視底面図、(b)は(a)のB−B線における断面図、(c)は(a)のC−C線における断面図である。 (a)は図2(a)に示した電子機器の、外側カメラが設けられた側の部分斜視図、(b)は(a)の2点鎖線Dで囲まれた部分の構造を示す斜視図である。 (a)は図4(a)に示した2点鎖線Dで囲まれた部分に3つのスリットを形成した実施例を示す斜視図、(b)は(a)の2点鎖線Eで囲まれた部分の構造を示す斜視図である。 (a)は電子機器の筐体にある孔に設けられたスリットの一例を示す平面図、(b)は(a)に示した孔と筐体の表面に施した撥水処理部とスリットの内面に施した親水処理部の一実施例を示す部分拡大斜視図、(c)は(a)に示した孔と筐体の表面に施した撥水処理部とスリットの内面に施した親水処理部の他の実施例を示す部分拡大斜視図である。 (a)は2軸のバイブレータに印加する2種類の駆動信号によって得られる筐体のX軸方向とY軸方向の加速度を示す波形図、(b)は(a)に示した駆動信号で筐体を振動させた後の一定時間が経過した後に、それまで以上の加速度で筐体をY軸方向に振動させた時の、筐体の加速度波形の一例を示す波形図、(c)は(a)に示した駆動信号で筐体を振動させた後の一定時間が経過した後に、それまで以上の加速度で筐体をY軸方向に振動させた時の、筐体の加速度波形の別の例を示す波形図である。 (a)から(n)は、電子機器の孔に入り込んだ水滴が振動源の駆動によって孔から排出される状態を、断面図と平面図で示す動作説明図である。 電子機器に内蔵された駆動源を振動させる制御装置が、制御プログラムに基づいて振動源を駆動させる制御手順の一例を示すフローチャートである。 (a)はスリット幅の別の実施例を示す平面図、(b)はスリット幅の更に別の実施例を示す平面図、(c)はスリットの底面の別の形状を示す断面図、(d)はスリットの底面の更に別の実施例を示す断面図である。 (a)はバイブレータに内蔵された分銅が回転運動をする際の分銅の位置を示す図、(b)は分銅が回転運動をする際の分銅の速度を示す図、(c)は分銅が回転運動する際の分銅の加速度を示す図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態では、電子機器を携帯電話機、特に、スマートフォンを例にとって説明するが、本出願の電子機器は、筐体に貫通孔があり、貫通孔を通じて音声の入出力が行われる電子機器であれば適用可能であり、機種は問わない。
図1(a)は本出願の電子機器の一実施例であるスマートフォン1を正面側からみたものであり、図1(b)は図1(a)に示したスマートフォン1を裏面側から見たものである。本実施例のスマートフォン1の正面側の筐体1Fには、受話口2、近接センサ3、タッチパネル付のディスプレイ4、及び内側カメラ5がある。また、スマートフォン1の裏面側の筐体1Rには、外側カメラ6、フラッシュ/ライト7、背面マイク用の孔8、及びスピーカ孔9がある。正面側の筐体1Fにある受話口2には、受話口2に接続するスリット10が筐体1Fの表面に設けられており、裏面側の筐体1Rにある背面マイク用の孔8とスピーカ孔9にも、これらに接続するスリット10が、それぞれ筐体1Rの表面に設けられている。
また、スマートフォン1の内部には、着信時にスマートフォンの筐体1F,1Rを振動させる振動源として、バイブレータが設けられる。図1(b)には、スマートフォンの筐体1F,1Rを振動させる振動源として2つのバイブレータ21,22が設けられた例が示されている。ここで、図2(a)から図2(c)により、バイブレータの例を幾つか説明する。図2(a)に示したバイブレータは、1軸の振動ユニット(図示を省略するがピエゾ素子で実現できる)を内蔵するアクチュエータ20Pである。アクチュエータ20Pは、そのリード線23を通じて交番電圧を加えることにより矢印の方向に直線的な振動を行うバイブレータとして使用できる。
図2(b)に示したバイブレータは、内蔵された分銅がリード線23に加えられた信号によって回転運動することにより、矢印で示す回転運動を行うことができるアクチュエータ20P2である。アクチュエータ20P2はリード線23を通じて加える信号によって、分銅に等速円運動(=単振動)をさせれば、矢印で示す回転運動を行うバイブレータとして使用できる。図11(a)に分銅が回転運動をする際の分銅の位置を示し、図11(b)は分銅が回転運動をする際の分銅の速度を示し、図11(c)は分銅が回転運動する際の分銅の加速度を示す。
図2(c)は、モータ24を使用したバイブレータ26を示すものである。モータ24には重心をずらせた偏心おもり25が回転軸に取り付けられており、偏心おもり25を回転させることによってモータ24が振り回されて矢印で示すような円方向に振動する。電子機器に円方向の振動を生じさせる場合は、図2(b)に示した2軸のピエゾアクチュエータ20P2と、図2(c)に示したモータ24を使用したバイブレータ26は少なくとも1つ使用すれば良い。
一方、図2(a)に示した振動軸が1軸のアクチュエータ20Pを使用して電子機器に円方向の振動を生じさせる場合は、アクチュエータ20Pを2つ、振動軸を直交させて配置、例えば、振動軸がX軸方向とY軸方向になるように電子機器の筐体に配置する。そして、2つのアクチュエータ20Pにそれぞれ90度の位相差を有する2つの電気信号をリード線を通じて印加すると、電子機器の筐体が2つのアクチュエータ20Pによって回転運動を行う。図3(a)は、図1(b)に示したスマートフォン1におけるバイブレータ21,22の位置に、図2(a)に示したアクチュエータ20Pを、アクチュエータ21P,22Pとしてそれぞれ配置した実施例を示すものである。振動軸が1軸のアクチュエータを2つ使用して電子機器に円方向の振動を生じさせる場合の駆動法については後述する。
アクチュエータ21Pをスマートフォン1の短手方向に平行な方向に配置した場合は、アクチュエータ22Pをスマートフォン1の長手方向に平行な方向に配置すれば良い。また、図3(b)は図3(a)のB−B線における断面を示しており、背面マイク用の孔8と背面マイク用の孔8に接続するスリット10の形状を示している。図3(c)は図2(a)のC−C線における断面を示しており、ビエゾアクチュエータ21Pが、裏面側筐体1Rの内部に設けられた回路基板40の上に設けられている状態を示している。この配置において、アクチュエータ21Pとアクチュエータ22Pを90度の位相差を有する2つの電気信号で駆動すれば、スマートフォン1が回転運動する。
図4(a)は、図2(a)に示したスマートフォン1の、外側カメラ6が設けられた側を示している。この部分には、背面マイク用の孔8と、背面マイク用の孔8に接続する1条のスリット10が設けられた実施例を示している。スリット10は、図4(b)に示すように、筐体1Rの表面から背面マイク用の孔8に向かって傾斜する底面11と側面12を備えている。また、スリット10の幅は、本実施例では底面11が筐体の表面と交わる部分Jが最も広く、底面11の表面からの深さが増大すると共に、狭くなっている。
図5(a)は、図4(a)に示した2点鎖線Dで囲まれた部分に、同じ形状の3条のスリット10が設けられた実施例を示している。3つのスリット10は、背面マイク用の孔8に対して放射状に広がるように設けられている。3つのスリット10は、図5(b)に示すように、筐体1Rの表面から背面マイク用の孔8に向かって傾斜する底面11と側面12を備えている。また、スリット10の幅は、本実施例では底面11が筐体の表面と交わる部分Jが最も広く、底面11の表面からの深さが増大すると共に、底面11の幅が狭くなっている。
なお、本実施例では、3つのスリット10は全て同じ形状に形成されているが、3つのスリット10の形状は異なっていても良い。即ち、3つのスリット10は、底面11が筐体の表面と交わる部分Jの長さ、底面11の傾斜角度が全て異なるものであっても良い。更に、3つのスリット10の間の角度も本実施例よりも大きくても小さくても良い。また、スリット10の数も、3つに限定されるものではなく、2つで対向する位置に設けるようにしても良い。
ここで、図6(a)に示す背面マイク用の孔8(以後単に孔8と記す)に対して、1条のスリット10を筐体1Rの表面から孔8に向かって形成する場合の、孔8、スリット10の内面及び筐体1Rの表面に施す撥水処理と親水処理について説明する。スリット10は、筐体1Rを平面視すると、孔8に対してスリット幅(側面12の幅)が放射状に次第に広がるように形成されている。また、スリット10の底面11の筐体1Rの表面からの深さは、孔8に近づくほど、次第に深くなるように形成されている。本実施例では、底面11が平坦面である場合を説明する。
図6(b)は、図6(a)に示した孔8、スリット10の内面と、筐体1Rの表面に施す撥水処理と親水処理の一実施例について説明するものである。本実施例では、孔8の内周面と、スリット10の底面11が筐体1Rの表面と交わる部分Jの周囲の矩形状の部分に撥水加工が施されて、網点で示す撥水領域Rとなっている。一方、本実施例では、スリット10の底面11と側面12には親水加工が施され、破線のハッチングで示す親水領域Hとなっている。なお、撥水領域Rは、図6(c)に示す他の実施例のように、孔8が筐体1Rの表面と交わる部分Kの周囲にも設けて良い。
撥水加工は、例えば、フロンやシリコンなどの撥水効果を有する材料(薬剤)を、孔8の内周面と、スリット10の底面11が筐体1Rの表面と交わる部分Jの周囲の矩形状の部分の表面に、塗布して固着させることにより実現できる。なお、撥水加工は、撥水効果を有する薬剤の塗布だけでなく、撥水性を持たせたい材料の表面に微細加工を施すことによっても可能であり、撥水加工は薬剤の塗布に限定されるものではない。
一方、スリット10の底面11と側面12に施す親水加工は、例えば、カオチンなどの水との親和性の高い材料(薬剤)を、スリット10の底面11と側面12の表面に塗布固着させることにより実現できる。なお、親水加工も、薬剤の塗布だけでなく、構成材そのものや、構成材の表面の加工形状からによっても親水効果を発揮させることができるので、親水加工は薬剤の塗布に限定されるものではない。
このように、撥水処理を施した孔8に親水処理を施したスリット10を設けると、孔8の内部に水滴が付着した場合、撥水処理の排斥力と親水処理の水滴吸引力により、水滴は孔8からスリット10に移動する。更に詳しく説明すると、孔8内の水滴は、スリット10の底面11と側面12に触れた時に、撥水処理の排斥力とスリット10のギャップで形成される浸透力からなる親水処理の水滴吸引力、水滴の表面張力により、全容量が一度にスリット10内に引き込まれる。
ここで、例えば、孔8の直径φを0.8mm、孔8の深さを1.2mm、スリット10の最も狭い部分(スリット10の孔8との接続部のギャップ)の幅を0.3mm、 スリット10の最大深さを0.9mmとし、スリット10の底面11の勾配を30度とする。この構造において、孔8が水滴で満たされている時の水の容量は0.6mm3であり、スリット10の容積は0.6m3以上であるので、スリット10によって孔8内の全ての水を吸収できる。
前述のように、孔8内の水滴は、スリット10の底面11と側面12に触れた時にスリット10に塗られた親水剤、更にはスリット10のギャップで形成される浸透力からなる水滴吸引力と、水滴の表面張力により、全容量が一度にスリット10内に引き込まれる。しかし、孔8内にある水滴がスリット10から遠い側の孔8の内周面に付着し、スリット10に接触していない場合は、孔8内の水滴がスリット10内に移動しない。そこで、孔8内に水滴がある場合は、バイブレータ(ピエゾアクチュエータ)を駆動して筐体1Rを振動させ、筐体1Rの振動によって水滴を孔8内で移動させ、水滴が孔8内に開口するスリット10のギャップに触れるようにすれば良い。
このピエゾアクチュエータの駆動方法について次に説明する。なお、以後の説明においては、撥水処理及び親水処理の領域の図示は省略するが、孔8、スリット10及び筐体1Rには図6(b)又は図6(c)に示した撥水処理の領域Rと親水処理の領域Hがあるものとする。前述のように、スマートフォンや携帯電話機は、通常、1軸または2軸のピエゾアクチュエータを備えており、着信などを知らせるバイブレータとして使われている。
本実施例においては、バイブレータとして、1軸のピエゾアクチュエータが2つ備えられているスマートフォンについて説明する。2つのアクチュエータはその振動軸が直交するように配置する。ここでは例えば、スマートフォンの短手方向をX軸、長手方向をY軸とする。この場合は、1つのピエゾアクチュエータをその振動軸がスマートフォンの短手方向に平行になるように配置し、もう1つのピエゾアクチュエータをその振動軸がスマートフォンの長手方向に平行になるように配置すれば良い。
2つのピエゾアクチュエータの振動ユニットには、位相を90度ずらせた2種類の交番電圧をそれぞれ印加する。2種類の交番電圧の位相を90度ずらして2つの振動ユニットを駆動すると、筐体は平行な状態でありながら回転運動を行うように移動する。図7(a)は、位相が90度ずれた2種類の交番電圧で駆動された2つの振動ユニットにより、筐体に生じる加速度の変化を示す波形図である。この回転運動が与える遠心力が、先に説明した放射状スリットの幅が広がる方向つまり浸透圧が上昇する方向と一致するため、孔にある水滴をより確実に吸収できるようになる。
図8(a)、(b)は孔8に水滴Wが入った時の孔とスリット10の断面図と平面図である。図8(a)、(b)に示す状態は初期状態であり、水滴Wはスリット10には触れていない。この状態で、図7(a)に示すように筐体1Rを振動させると、筐体1Rの加速度が符号Aで示す状態の時に、筐体1Rの並進移動で水滴Wは図8(c)、(d)に示す状態となる。また、筐体1Rの加速度が符号Bで示す状態の時に、筐体1Rの並進移動で水滴Wは図8(e)、(f)に示す状態となる。更に、筐体1Rの加速度が符号Cで示す状態の時に、筐体1Rの並進移動で水滴Wは図8(g)、(h)に示す状態となる。
更に、図7(a)に示したように、ピエゾアクチュエータを1周期駆動した後、もしくは一定時間Tが経過した後に、放射状スリットの延伸方向に合わせたピエゾアクチュエータを駆動し、筐体1Rに図7(b)に示すような加速度を与える。即ち、筐体1RのX軸方向の加速度が符号Dで示す位相の後の時間TAが経過した時に、先の1周期駆動した以上の加速度で、かつスリット10が浅くなる方向に位相Eから位相Fまで筐体1Rに加速度を与えて移動させる。この時、位相Eから位相Fの加速度はピエゾアクチュエータの振動軸方向と、筐体1Rに設けたスリットに遠心力が加わる方向は一致させておく。筐体1Rのスリット10が浅くなる方向への移動により、水滴Wは図8(i)、(j)に示す状態となる。
そして、図7(b)に符号Fで示す位相までスリット10が浅くなる方向に筐体1Rを移動させると、水滴Wは図8(k)、(l)に示す状態となる。更に、符号Fで示す位相の直後に、スリット10が深くなる方向に筐体1Rを符号Gの位相まで駆動する。この筐体1Rの往復動作により、水滴Wは図8(m)、(n)に示すように、スリット10の底面11の傾斜に沿って持ち上げられると同時に、スリット10から振り切ることができるようになる。なお、ピエゾアクチュエータを1周期駆動した後、もしくは一定時間Tが経過した後の筐体1Rの駆動は、図7(c)に示すような加速度を与えることによっても実現できる。
なお、バイブレータとして、回転運動を行うバイブレータがスマートフォンに設けられている場合には、バイブレータの数は1つで良い。この場合は。バイブレータの回転運動による遠心力が筐体に設けられたスリットから水滴を排除する方向に加わるように、バイブレータ回転軸を配置する。
以上説明したピエゾアクチュエータの駆動は、電子機器が携帯電話機、特にスマートフォンの場合、着信時、通話ボタンが押された発信時、動画再生時及びテレビ(TV)の視聴時に行えば良い。このようなスマートフォンにおけるアクチュエータの駆動の手順を、図9に示すフローチャートによって説明する。この手順はスマートフォンの制御装置にプログラムとして書き込んでおき、制御装置にプログラムを所定時間おきに実行させれば良い。なお、本フローチャートでは、ピエゾアクチュエータをバイブレータとして説明してある。
まず、ステップ901では、スマートフォンに着信があったか否かを判定する。着信が無い場合(NO)はステップ902に進み、ユーザによる通話動作、即ち通話ボタンが押下されたか否かを判定する。通話ボタンが押下されていない場合(NO)はステップ903に進み、動画再生ボタンが押下されたか否かを判定する。動画再生ボタンが押下されていない場合(NO)はステップ904に進み、テレビ視聴ボタンが押下されたか否かを判定する。そして、テレビ視聴ボタンが押下されていない場合(NO)はこのままこのルーチンを終了する。
一方、ステップ901で着信があったと判定された場合(YES)はステップ905に進み、バイブレータを駆動して筐体を振動させてステップ906に進む。このバイブレータの駆動は着信があったことをユーザに知らせるために必要な動作であり、ユーザが通話ボタンを押すか、相手が発信を切断するまでバイブレータを断続的に駆動する。従って、図7(b)に示したバイブレータの駆動方法は少なくとも最初の1回だけ行えば良く、その後はバイブレータを1軸駆動するだけで良い。
ステップ905の次に進むステップ906では、通話ボタンが押下されたか否かを判定し、通話ボタンが押された場合(YES)はステップ908に進んでバイブレータの駆動を停止してこのルーチンを終了する。ステップ906で通話ボタンが押下されたと判定されない場合はステップ907に進み、電話をかけてきた相手、即ち発信者が発信を切断したか否かを判定する。ステップ907で発信者が発信を切断していないと判定された場合(NO)はステップ905に戻り、バイブレータの断続的な駆動を継続する。また、ステップ907で発信者が発信を切断したと判定された場合(YES)はステップ908に進み、バイブレータの駆動を停止してこのルーチンを終了する。
また、ステップ902で通話ボタンの押下が判定された場合(YES)、ステップ903で動画再生ボタンの押下が判定された場合(YES)、或いはステップ904でテレビ視聴ボタンの押下が判定された場合(YES)はステップ909に進む。ステップ909ではバイブレータを前述の図7(b)に示した駆動方法で所定回数駆動してこのルーチンを終了する。
以上説明したように、スリット10の形状の特徴を活かした一連の駆動を、通話前、動画視聴前、或いはTV視聴直前に行うように設定すれば、通話時、動画視聴時及びTV視聴時には必ず水滴が除去された状態で使用でき、音道を通る音のレベルを確保できる。
なお、スリット10の幅は、図10(a)に示すように、筐体の表面側から湾曲して小さくなるようにしても良く、また、図10(b)に示すように、はスリット幅は一定でも良い。更に、スリット10の底面11の形状は、図10(c)に示すように上に凸の湾曲形状でも良く、図10(d)に示すように下に凸の湾曲形状でも良い。
以上のように、本出願では、筐体にある孔の内面に撥水処理を施し、孔に筐体表面から向かう傾斜スリットの内面に親水処理を施し、スリット底面と筐体表面の交差部周辺にも撥水処理を施し、バイブレータで筐体を振動させて孔に入り込んだ水滴を排水している。
この場合のバイブレータの振動軸は1軸でも回転軸でも良く、バイブレータの振動によって孔に入った水が排出される構造であれば良い。このような孔からの水滴の排水構造は、前述のようにバイブレータを備える携帯電話機の音道からの水滴の排水に好適である。しかし、本出願の孔からの水滴の排水構造は、筐体に設けた孔を通じて外部の温度や圧力を測定する測定器においても、振動源を設けるだけで孔に入り込んだ水滴を除去できるので、適用範囲は携帯電話機のような通信機器に限定されるものではない。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 音声入出力用の音道を筐体に備え、前記筐体内に少なくとも1つの振動源を備える電子機器において、
前記筐体の表面に、前記音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の前記表面からの深さが増大する、少なくとも1つのスリットを設け、
前記スリットの内周面には親水加工を施し、
前記スリットの底面が前記筐体の表面と交わる部分の周辺及び前記孔の内周面には撥水加工を施し、
前記振動源の振動により、前記孔又は前記スリットに入った水を前記筐体の表面側に排水する電子機器。
(付記2) 前記スリットの幅が、前記筐体の表面側から前記孔の内周面に向かって、直線状又は曲線状に狭くなる付記1に記載の電子機器。
(付記3) 前記スリットの幅が、前記筐体の表面側から前記孔の内周面に向かって一定である付記1に記載の電子機器。
(付記4) 前記スリットの底面が平坦面又は湾曲面である付記1から3の何れかに記載の電子機器。
(付記5) 前記孔に対して前記スリットが複数個設けられており、前記複数のスリットの各個は、前記孔に対して放射状に設けられている付記1から4の何れかに記載の電子機器。
(付記6) 前記振動源が前記音道を形成する孔の近傍に設けられている付記1から5の何れかに記載の電子機器。
(付記7) 前記振動源の数と前記音道を形成する孔の数が等しい付記6に記載の電子機器。
(付記8) 前記振動源が回転運動を発生させるバイブレータである付記1から7の何れかに記載の電子機器。
(付記9) 前記バイブレータが1軸の方向に振動可能なピエゾアクチュエータを2つその振動軸を直交させて配置したものであり、2つの前記ピエゾアクチュエータに印加する駆動信号の位相を90度ずらすことにより、2つの前記ピエゾアクチュエータによって回転運動を発生させる付記8に記載の電子機器。
(付記10) 1軸の方向に振動可能な2つの前記ピエゾアクチュエータの内の、1つの振動軸の方向が前記スロットの1つの延伸方向に一致しており、
前記ピエゾアクチュエータに前記回転運動を発生させた後に、前記スロットの1つの延伸方向に一致する前記1つの振動軸により、前記ピエゾアクチュエータに往復運動を発生させ、前記筐体に加速度を与えて前記筐体を平行移動させる付記9に記載の電子機器。
(付記11) 前記音道を形成する孔が前記筐体の表面と交わる部分の周辺にも撥水加工を施した付記1から10の何れかに記載の電子機器。
(付記12) 電子機器の音道からの排水制御方法であって、
音声入出力用の音道を筐体に備えた前記電子機器の、前記筐体内に少なくとも1つの振動源を設けておき、
前記筐体の表面に、前記音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の前記表面からの深さが増大する、少なくとも1つのスリットを設け、
前記スリットの内周面には親水加工を施し、
前記スリットの底面が前記筐体の表面と交わる部分の周辺及び前記孔の内周面には撥水加工を施し、
前記音道から音声の入出力が行われることを事前に検出し、
前記音声の入出力の開始前に前記振動源を振動させることにより、前記孔又は前記スリットに入った水を前記筐体の表面側に排水する電子機器の音道からの排水制御方法。
(付記13) 前記電子機器が通話可能な通信機器であり、
前記通信機器への着信及び前記通信機器における通話先の番号の前記筐体への入力により、前記音道から音声の入出力が行われることを事前に検出する付記12に記載の電子機器の音道からの排水制御方法。
(付記14) 前記電子機器が音声付画像の再生機能を備えており、
前記音声付画像の再生ボタンの押下により、前記音道から音声の入出力が行われることを事前に検出する付記12又は13に記載の電子機器の音道からの排水制御方法。
(付記15) 前記バイブレータが2軸の方向に振動可能なピエゾアクチュエータであり、前記2軸の内の1つの軸の方向が前記スロットの1つの延伸方向に一致しており、
前記2軸の方向の振動をそれぞれ発生させる駆動信号の位相を90度ずらすことにより、前記ピエゾアクチュエータに前記回転運動を発生させて前記筐体に加速度を与えて並進移動させ、
次いで、前記スロットの1つの延伸方向に一致する前記1つの軸により、前記ピエゾアクチュエータに往復運動を発生させ、前記筐体に加速度を与えて平行移動させる付記12から14の何れかに記載の電子機器。
(付記16) 前記ピエゾアクチュエータに往復運動を1回発生させ、往動時に前記筐体に与える加速度の方が、復動時に前記筐体に与える加速度よりも大きい付記15に記載の電子機器。
(付記17) 電子機器の筐体内に少なくとも1つの振動源が内蔵され、前記電子機器の筐体表面に音声入出力用の音道が設けられ、前記音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の前記表面からの深さが増大する少なくとも1つのスリットが設けられ、前記スリットの内周面には親水加工が施され、前記スリットの底面が前記筐体の表面と交わる部分の周辺及び前記孔の内周面には撥水加工が施された電子機器における排水制御プログラムであって、
前記電子機器への着信、前記電子機器への通話先番号の入力、及び前記電子機器における音声付画像の再生ボタンの押下、の何れかの動作を検出し、
前記動作の検出により、前記音道から音声の入出力が行われると推定し、
前記推定に基づいて、前記孔又は前記スリットに入った水が前記筐体の表面側に排水されるように、前記振動源を振動させる、
処理をコンピュータに実行させる排水制御プログラム。
1 電子機器(スマートフォン)
2 受話口
5、6 カメラ
8 背面マイク用の孔
9 スピーカ孔
10 スリット
11 底面
21,22 振動源(バイブレータ)
20P,21P,22P 振動源(ピエゾアクチュエータ)
H 親水領域
R 撥水領域

Claims (6)

  1. 音声入出力用の音道を筐体に備え、前記筐体内に少なくとも1つの振動源として回転運動を発生させるバイブレータを備える電子機器において、
    前記筐体の表面に、前記音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の深さが増大し、且つその幅が前記筐体の表面側から前記孔の内周面に向かって直線状又は曲線状に狭くなる、少なくとも1つのスリットを設け、
    前記スリットの内周面には親水加工を施し、
    前記スリットの底面が前記筐体の表面と交わる部分の周辺及び前記孔の内周面には撥水加工を施し、
    前記バイブレータの振動により、前記孔に入った水を前記スリットを介して前記筐体の表面側に排水する電子機器。
  2. 前記バイブレータが1軸の方向に振動可能なピエゾアクチュエータを2つその振動軸を直交させて配置したものであり、2つの前記ピエゾアクチュエータに印加する駆動信号の位相を90度ずらすことにより、2つの前記ピエゾアクチュエータによって回転運動を発生させる請求項1に記載の電子機器。
  3. 電子機器の音道からの排水制御方法であって、
    音声入出力用の音道を筐体に備えた前記電子機器の、前記筐体内に少なくとも1つの振動源として回転運動を発生させるバイブレータを設けておき、
    前記筐体の表面に、前記音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の前記表面からの深さが増大し、且つその幅が前記筐体の表面側から前記孔の内周面に向かって直線状又は曲線状に狭くなる、少なくとも1つのスリットを設け、
    前記スリットの内周面には親水加工を施し、
    前記スリットの底面が前記筐体の表面と交わる部分の周辺及び前記孔の内周面には撥水加工を施し、
    前記音道から音声の入出力が行われることを事前に検出し、
    前記音声の入出力の開始前に前記バイブレータを振動させることにより、前記孔に入った水を前記スリットを介して前記筐体の表面側に排水する電子機器の音道からの排水制御方法。
  4. 前記電子機器が通話可能な通信機器であり、
    前記通信機器への着信及び前記通信機器における通話先の番号の前記筐体への入力により、前記音道から音声の入出力が行われることを事前に検出する請求項3に記載の電子機器の音道からの排水制御方法。
  5. 前記電子機器が音声付画像の再生機能を備えており、
    前記音声付画像の再生ボタンの押下により、前記音道から音声の入出力が行われることを事前に検出する請求項3又は4に記載の電子機器の音道からの排水制御方法。
  6. 電子機器の筐体内に少なくとも1つの振動源として回転運動を発生させるバイブレータが内蔵され、前記電子機器の筐体表面に音声入出力用の音道が設けられ、前記音道を形成する孔の内周面に向かって次第に底面の深さが増大し、且つその幅が前記筐体の表面側から前記孔の内周面に向かって直線状又は曲線状に狭くなる少なくとも1つのスリットが設けられ、前記スリットの内周面には親水加工が施され、前記スリットの底面が前記筐体の表面と交わる部分の周辺及び前記孔の内周面には撥水加工が施された電子機器における排水制御プログラムであって、
    前記電子機器への着信、前記電子機器への通話先番号の入力、及び前記電子機器における音声付画像の再生ボタンの押下、の何れかの動作を検出し、
    前記動作の検出により、前記音道から音声の入出力が行われると推定し、
    前記推定に基づいて、前記孔に入った水が前記スリットを介して前記筐体の表面側に排水されるように、前記バイブレータを振動させる、
    処理をコンピュータに実行させる排水制御プログラム。
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