JP6568453B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
本実施形態に係る終減速装置1(動力伝達装置)は、FF(Front-engine Front-drive)ベースの四輪駆動車に搭載されており、プロペラシャフト(図示しない)からの動力を減速した後、左後輪及び右後輪に伝達する装置である。
差動装置300は、左後輪と右後輪とを差動回転させる装置である。差動装置300は、軸線O2を中心として回転する略円筒状のデフケース310(第1回転部材)と、デフケース310に固定され径方向に延びるピニオンシャフト321と、ピニオンシャフト321を中心として回転する一対のピニオンギヤ322、322と、ピニオンギヤ322、322に噛合する一対のサイドギヤ323、323と、を備えている。
ドライブピニオンギヤ10は、前後方向に延びる軸線O1を中心として回転する棒状の部材である。ドライブピニオンギヤ10は、後側が小径である円錐台状のピニオンギヤ11(第2傘歯車本体)と、ピニオンギヤ11の歯面側である後側に形成された後側軸部12(歯面側軸部)と、ピニオンギヤ11の背面側である前側に形成された前側軸部13(背面側軸部)と、を備えている。
基端部13aは、前テーパーローラーベアリング30を介して、第2ケース120に回転自在に支持されている。
前テーパーローラーベアリング30は、基端部13aを第2ケース120に対して回転自在に支持する軸受である。
後テーパーローラーベアリング40は、後側軸部12をスリーブ50に対して回転自在に支持する軸受である。
このような構成とすれば、予圧を調整する作業が発生しても第3ケース130を取り外してからスリーブ50を外すことで容易にシム49を交換できる。そして、コラプシブルスペーサのような長さを有する部材を配置せずに予圧を発生させることが可能となる。
リングギヤ20は、左右方向に延びる軸線O2を中心として回転するリング状の部材である。リングギヤ20は、前記したデフケース310のフランジ部314にボルト21によって締結されている。
スリーブ50は、ドライブピニオンギヤ10の後方において、リングギヤ20と同軸で配置された円筒状の部材(スリーブ)であって、後テーパーローラーベアリング40及び右テーパーローラーベアリング340を保持する部材である。
胴体部51の前側には、その内部に後テーパーローラーベアリング40の外輪42が差し込まれる差込穴51aが形成されている。すなわち、胴体部51のうち、差込穴51aの囲む部分は、後テーパーローラーベアリング40が内嵌される差込穴51aを備えるベアリング保持部52bが形成されている。ベアリング保持部52bの後側の底壁部は、後テーパーローラーベアリング40に当接し、軸方向(前後方向)において規制している。ベアリング保持部52bの中心軸線は、軸線O1と同軸であり、胴体部51の中心を通る軸線O2と平面視で直交している。
外嵌部52は、右テーパーローラーベアリング340に外嵌し保持する部分である。外嵌部52の内周面の右側には雌ねじ52aが形成されており、雌ねじ52aには外周面に雄ねじの形成されたリング状のナット60が螺合し、ナット60は右テーパーローラーベアリング340に当接している。そして、外嵌部52に対してナット60を回転させることで、ナット60から右テーパーローラーベアリング340及び左テーパーローラーベアリング330に付与される予圧が調整されるようになっている。
被挟持部53は、前後方向において、第2ケース120の右側の半円筒部123と第3ケース130右側の半円筒部131とで挟持される部分である。このように、被挟持部53が挟持されることで、スリーブ50がケース100に固定されるようになっている。
ケース100は、殻状の容器であって、前後方向において、前側に配置される第1ケース110と、中間に配置される第2ケース120と、後側に配置される第3ケース130と、を備え、これらがボルト等によって相互に締結されることで構成されている。
クラッチ200は、プロペラシャフト(図示しない)とドライブピニオンギヤ10との間において、動力を断接する断接装置であって、本実施形態では油圧式の湿式多板クラッチで構成されている。クラッチ200は、プロペラシャフトと一体で回転するクラッチケース210と、ドライブピニオンギヤ10と一体で回転するインナーハブ220と、複数の外クラッチ板231と、複数の内クラッチ板232と、油圧に対応して外クラッチ板231及び内クラッチ板232の間における摩擦力を可変する油圧装置240と、を備えている。
クラッチケース210は、前側が閉じた有底円筒状のクラッチケース本体211と、クラッチケース本体211の前底部から前方に延びる軸部212と、を備えている。クラッチケース210は、ラジアル軸受251を介して、第1ケース110に回転自在に支持されている。
インナーハブ220は、円筒状の部材であり、その内周面に孔スプライン221が形成されている。孔スプライン221は、ドライブピニオンギヤ10の軸スプライン13dとスプライン結合している。
外クラッチ板231は、リング板状の部材であり、その外周縁部はクラッチケース本体211の内周面とスプライン結合している。したがって、外クラッチ板231とクラッチケース本体211とは一体で回転する。
油圧装置240は、リング状のピストン241と、ピストン241を軸方向(前後方向)において摺動自在に収容するリング状のポンプボディ242と、を備え、ピストン241及びポンプボディ242の間にリング状の油室243が形成されている。油室243には、ポンプ270からの油であって、ECU(Electronic Control Unit)の指令に従って圧力調整弁(図示しない)で圧力調整された圧油が供給されるようになっている。
終減速装置1によれば、次の作用効果を得る。
ドライブピニオンギヤ10は、後側の後テーパーローラーベアリング40と、前側の前テーパーローラーベアリング30とで、その両側で回転自在に支持された構成であるので、前側軸部13(背面側軸部)は、片持ち構造の従来技術よりも短くなる。したがって、ドライブピニオンギヤ10及びケース100を小型化し、軽量化できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更してもよい。
10 ドライブピニオンギヤ(第2傘歯車)
11 ピニオンギヤ(第2傘歯車本体)
12 後側軸部(歯面側軸部)
13 前側軸部(背面側軸部)
20 リングギヤ(第1傘歯車)
30 前テーパーローラーベアリング(背面側軸受)
39 シム
40 後テーパーローラーベアリング(歯面側軸受)
50 スリーブ
51 胴体部(周壁部)
51a 差込穴
52b ベアリング保持部
52 外嵌部(一端部)
53 被挟持部(他端部)
100 ケース
200 クラッチ
300 差動装置
310 デフケース(第1回転部材)
340 右テーパーローラーベアリング(第1軸受)
Claims (2)
- 第1傘歯車と、
前記第1傘歯車と噛合する第2傘歯車本体、前記第2傘歯車本体の歯面側に形成された歯面側軸部、及び、前記第2傘歯車本体の背面側に形成された背面側軸部を有する第2傘歯車と、
前記歯面側軸部を回転自在で支持する歯面側軸受と、
前記背面側軸部を回転自在で支持する背面側軸受と、
前記第1傘歯車が同軸で固定され、前記第1傘歯車と一体に回転する円筒状の第1回転部材と、
前記第1回転部材を回転自在で支持する第1軸受と、
前記第1傘歯車と同軸で配置され、円筒状を呈するスリーブと、
前記第1傘歯車、前記第2傘歯車、前記歯面側軸受、前記第1回転部材、前記第1軸受、及び、前記スリーブを収容するケースと、
を備え、
前記スリーブの一端部は、前記第1軸受を外嵌して保持し、
前記スリーブの他端部は、前記ケースに固定され、
前記スリーブの周壁部には、前記歯面側軸受を外嵌して保持する外嵌保持部が形成されている
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 前記第1傘歯車は、終減速装置を構成するリングギヤであり、
前記第1回転部材は、差動装置を構成し、前記リングギヤが固定されたデフケースである
ことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
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