JP6567882B2 - ラベル印刷用シート及び配送用伝票 - Google Patents

ラベル印刷用シート及び配送用伝票 Download PDF

Info

Publication number
JP6567882B2
JP6567882B2 JP2015111945A JP2015111945A JP6567882B2 JP 6567882 B2 JP6567882 B2 JP 6567882B2 JP 2015111945 A JP2015111945 A JP 2015111945A JP 2015111945 A JP2015111945 A JP 2015111945A JP 6567882 B2 JP6567882 B2 JP 6567882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
release paper
label
printing sheet
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015111945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016221892A (ja
Inventor
譲 一色
譲 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakagawa Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakagawa Manufacturing Co Ltd filed Critical Nakagawa Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015111945A priority Critical patent/JP6567882B2/ja
Publication of JP2016221892A publication Critical patent/JP2016221892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6567882B2 publication Critical patent/JP6567882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、インクジェトプリンタ、感熱プリンタ、レーザービームプリンタに代表される電子写真出力装置などのノンインパクトプリンタを用いてシート表面に各種情報を印字し或いは印刷して、所望の形式のラベルや帳票を製作するためのラベル印刷用シートと配送用伝票に関する。
荷物の配送に用いられる配送用伝票として、図10に示されるように、荷物が梱包された箱や袋に貼付けられる貼付票DS1や、受取主に荷物を配達した際に配送業者が持ち帰る配達票DS2、受取主の控えとして利用される領収証(お届け先控)DS3などの各帳票が、一枚のA5サイズのシート上にレイアウトされた形態のものが使用されている。
このような配送用伝票DSは、図11に示されるように、基材101と、基材101の表面側に接着剤102を介して剥離可能に接着していてスリット103により前記各帳票が区画形成された情報印字用シート104と、基材101の裏面側に設けられた粘着剤105を被覆保護する離型紙106とが重合一体化した三層構造のシートであって、その一側の短手辺に沿って設けられたスリット103に沿って帯状のマージン部100Aと方形状の帳票部100Bとに区画されてなる帳票印刷用シート100を用いて構成され、インクジェットプリンタなどで荷物配送に必要な情報を前記情報印字用シート104の表面に印字・印刷して作製される。
使用にあたっては、帳票部100Bの下側に重合した離型紙106とともにマージン部100Aを前記スリット103aに沿って帳票部100Bから分離し、粘着剤105を露出させた帳票部100Bを荷物の梱包する箱に貼付けて荷物を配送に供し、貼付票DS1に印字された届け先や伝票番号、バーコードなどの情報に基づいて配送し、配送業者が荷物を受取主に引き渡す際には、配達票DS2に受取主の受領印や署名を貰った上で配送業者が配達票DS2を基材101から剥がして持ち帰り、また、受取主宅において基材101から領収証DS3を剥がして保管することができるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−965号公報
図10及び図11に示した配送用伝票DSはA5サイズのシートを用いて作製されたものであるが、二葉のA5サイズの配送用伝票DSをA4サイズのシートにレイアウトして作製することで、配送用伝票DSの製造コストが抑えられ、宛名などをプリンタで印字・印刷して伝票を作製する時間も短縮することが可能である。
一方、配送荷物に配送用伝票DSを貼り付ける作業にあっては、予め配送する荷物毎に配送用伝票DSが振り分けられていた方が作業がし易いこともあるため、A5サイズの配送用伝票DSをA4サイズのシート上にレイアウトして作製するときには、宛名などが印字・印刷された一続きとなっている二葉の配送用伝票DSを簡単な操作で切り離せるようにすることが望ましい。
この場合、A4サイズのシートにレイアウトされた両配送伝票DS,DSの境界に、両伝票間の基材101と情報印字用シート104を分断するスリットと、両伝票間の離型紙106を分断するミシン目をそれぞれ設ければ、一続きの配送用伝票DS,DSを簡単な操作で分離することが可能であるが、前記スリットとミシン目が同一鉛直線上に配置されていると、配送用伝票DS同士の境界部分でシートの腰が著しく低下し、折れ易くなって、プリンタで印字・印刷することが可能な強度が得られず、シートがプリンタ内で折れて目詰まりを起こすなど印字・印刷処理に不具合を来たすという問題がある。
前記伝票を分断するスリットをミシン目に代えて配送用伝票DS同士の境界部分の強度が大きくなれば、印字・印刷処理に不都合は生じないが、その場合、配送用伝票DS同士を綺麗に切り離すことができず、分離に手間取って却って配送用伝票DSを荷物に貼り付ける際の作業効率が低下してしまう。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、プリンタで表面シートに情報の印字や印刷が可能であって裏面側に粘着剤が設けられ、且つこれを離型紙で覆って形成される一枚のシート内に複数葉のラベルをレイアウト配置して用いる場合に、プリンタで各ラベルの表面シートに安定して情報の印字・印刷が可能であり、一続きとなっている各ラベル同士を綺麗且つ簡単に分離して使用できるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、基材の表面側に剥離可能に情報印字用シートが接着され、基材の裏面側には粘着剤が設けられ、この粘着剤の表面が離型紙で被覆保護されてなる三層構造のラベル印刷用シートにおいて、
前記情報印字用シートと基材が、当該ラベル印刷用シートの少なくとも対向する一側辺から他側の側辺に連ねて形成された、情報印字用シートの表面側から離型紙との境界に至る深さのシート分断線によって複数のラベルに区画され、
前記離型紙が、前記シート分断線に沿わせて離型紙に形成された、離型紙の表面側から基材の裏面側に設けられた粘着剤との境界に至る深さの離型紙分断線によって前記複数のラベルの粘着剤を被覆する離型紙片に区画されているとともに、
前記基材の裏面側に設けられた粘着剤と離型紙との境界で基材側に形成されたシート分断線と相対する離型紙に形成された離型紙分断線が、その全体が又は部分的に前記シート分断線に重ならないように設けられた構成を有することを特徴とする。
また、本発明は、情報印字用シートの裏面側には粘着剤が設けられ、この粘着剤の表面が離型紙で被覆保護されてなる二層構造のラベル印刷用シートにおいて、
前記情報印字用シートが、当該ラベル印刷用シートの少なくとも対向する一側辺から他側の側辺に連ねて形成された、情報印字用シートの表面側から離型紙との境界に至る深さのシート分断線によって複数のラベルに区画され、
前記離型紙が、前記シート分断線に沿わせて離型紙に形成された、離型紙の表面側から情報用印字シートの裏面側に設けられた粘着剤との境界に至る深さの離型紙分断線によって前記複数のラベルの粘着剤を被覆する離型紙片に区画されているとともに、
前記情報用印字シートの裏面側に設けられた粘着剤と離型紙との境界で情報印字用シートに形成されたシート分断線と相対する離型紙に形成された離型紙分断線が、その全体が又は部分的に前記シート分断線に重ならないように設けられた構成を有することを特徴とする。
本発明の配送用伝票は、前記構造のラベル印刷用シートを用いて形成されるものであり、三造構造のラベル印刷用シートであれば、その情報印字用シート内に配達票を含む複数の配送用帳票がスリットにより区画形成して構成することができる。
本発明のラベル印刷用シートによれば、当該シートをシート分断線及び離型紙分断線に沿って切断することで、複数の離型紙付きラベルに分離し、各ラベルをそれぞれ用いることができる。
各ラベルを分離するシート分断線と、これと相対するように離型紙に形成された離型紙分断線とが、互いに全体が重なるように設けられておらず、離型紙分断線が、その全体がシート分断線からずれた位置に設けられ、或いはシート分断線に一部が重なり他の部分は重なっていないなど部分的に重なるように設けられているので、ラベルの境界部分の強度が保持され、ラベル印刷用シートをプリンタにセットし、表面シートに安定して情報を印字・印刷してラベルを作製することができる。
また、ラベルを使用するときは、シート上で一続きとなっているラベルを、シート分断線に沿ってシートを引き裂けば、そのラベルとともに離型紙が離型紙分断線に沿って引き裂かれて、ラベルの裏面に離型紙が付いた状態でラベル同士を容易に分離することが可能である。この場合、使用する一のラベルを、その端部を把持して離型紙から捲り上げれば、捲り上げたラベルがシート分断線に沿って隣接ラベルから切除されるが、離型紙は分断されることなく、残ったラベルの離型紙と一続きのままとなる。
また、本発明のラベル印刷用シートによれば、各ラベルを分離するシート分断線と離型紙に形成された離型紙分断線とが、互いに全体が重ならないように位置をずらして或いは部分的に重なるように設けてあるので、ラベルとともに離型紙を離型紙分断線に沿って分離したときに、離型紙の離型紙分断線に沿った切断端面でラベルの粘着剤を僅かに露出することがあり、この露出した粘着剤の部分を利用してラベルを荷物に仮留めする如く貼り付けることも可能である。
前記構成において、剥離可能に接着するとは、例えば感圧接着剤などを用いて接着し、接着後に手で剥がそうとすれば容易に剥がすことができるように接着することを意味する。
シート分断線は、三層構造のシートでは情報印字用シートと基材、二層構造のシートであれば情報印字用シートを分断するために入れられた切れ目であるスリットやミシン目を意味する。綺麗に分断することができ且つ操作がし易いことからスリットであることが好ましい。スリットは、その全体に切れ目を連続させたものの他、スリット線上にアンカット部を適宜断続的に配置した構成のものでもよい(図5参照)。
また、離型紙分断線は、離型紙を分断するミシン目やスリットなどを意味する。
シート分断線と離型紙分断線は、シート内に直線状に配置されていても曲線状に配置されていても何れでもよい。
離型紙分断線の全体を、シート分断線の側方へずれた位置に設ける場合、両線の水平方向の離間距離は、シートのプリンタ適正を保有することが可能な範囲、つまりシートをプリンタにセットして、内部で折れることなく安定して情報の印字・印刷ができる程度の折れ曲り難さが確保される範囲に設定される。
例えばシート分断線をスリットにより形成し、離型紙分断線を直線状のミシン目により形成する場合に、両線の間隔が1.5mmより近づけるとシートが折れ易くなり、4mmより離れていると分断操作がし難くなることがある。
また、離型紙分断線を分的に部分的に重なるように設ける場合、離型紙分断線は、シート分断線に断続的に交差する稲妻形状、波線形状又は凸凹形状に設けることができる(図8参照)。離型紙を分断可能な幾何学模様の分断線であってもよい。
本発明のラベル印刷用シートの一実施形態の平面図である。 図1のII−II線に沿った拡大縦断面図である。 図1のIII−III線に沿った拡大縦断面図である。 図1のシートのシート分断線と離型紙分断線を同一平面上に投影した状態の図である。 図1のシートのシート分断線の部分拡大平面図である。 本発明のラベル印刷用シートの他の実施形態の平面図である。 図6のVII−VII線に沿った拡大縦断面図である。 (A)〜(C)は他の離型紙分断線の形態を示す、シート分断線と離型紙分断線を同一平面上に投影した状態の図である。 (A)〜(D)は実施例と比較例のシートのシート分断線と離型紙分断線の形成部位の拡大断面図である。 従来の帳票印刷用シートの平面図である。 図10のシートの拡大縦断面図である。
本発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明のラベル印刷用シートを配送用伝票に適用した形態を示しており、このラベル印刷用シート1は、基材2と、基材2の表面側に接着剤3を介して剥離可能に接着した情報印字用シート4と、基材2の裏面側に設けられた粘着剤5を被覆保護する離型紙6とを重合一体化させてA4サイズの方形状に形成され、その面内にA5サイズの二葉の配送用伝票DSを分離可能に上下にレイアウト配置したものである。
詳しくは、ラベル印刷用シート1は、その一側の側部に情報印字用シート4の表面側から離型紙6の上までに至るスリット7を設けて、帯状のマージン部1Aとラベル領域1Bとに区画してあり、また、ラベル領域1Bは、その中央に当該シート1の対向する長手両側辺に亘って連なっていて情報印字用シート4の表面側から離型紙6の上までに至るスリットからなるシート分断線8を設けて、配送用伝票DSの形成領域を上下に区画してある。なお、シート分断線8は、図5に示されるように、その切れ目の全長の中に断続的にアンカット部8aを適宜に配置した構成となっている。
上下の配送用伝票DSの形成領域内の情報印字用シート4は、それぞれ表面側から基材2の上までに至る十字形に交差したスリット9a、9bによって、四片の帳票領域4a〜4dに区画形成されており、さらに、区画形成された四片の帳票領域4a〜4dの内、帳票領域4b,4c,4dの下辺角部には、糊殺しがなされて接着されていない部分を三角形状に縁取った剥がし口10をそれぞれ設けてある。
また、図3に示されるように、離型紙6には、シート分断線8に沿わせてシート1の対向する長手両側辺に亘って連なっていて離型紙6の表面側から粘着剤5との境界に至る深さのミシン目からなる離型紙分断線11を設けて、前記シート分断線8により区画される配送用伝票DS,DSの粘着剤5を被覆する離型紙片に区画してある。
そして、この離型紙分断線11は、図3及び図4に示されるように、相対するシート分断線8の側方へ適宜な幅Hだけ(例えば3mm程度)ずれた位置に平行に配置されており、離型紙分断線11の全体がシート分断線8に重ならないように設けてある。
ラベル印刷用シート1は、例えばインクジェットプリンタに対応したものであれば、前記基材2は50〜80g/mの上質紙からなる腰のあるやや肉厚な紙、情報印字用シート4は80〜100g/mのインクジェット記録用紙をそれぞれ用い、離型紙6は通常使用されている離型紙を用いることができる。
基材2と情報印字用シート4を貼り合わせる接着剤としては、感圧接着剤や感熱接着剤、再湿接着剤などの剥離可能な接着剤が用いられ、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷又はコーティング法によって適宜な厚みに塗布し、接着剤が乾燥していない状態で貼り合わせるウェット方式や熱圧着方式、感圧方式によって貼り合わせることができる。また、基材2の裏面側に設ける粘着剤5としては、アクリル系粘着剤や天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤などを用いることができる。
このように構成された本形態のラベル印刷用シート1によれば、インジェクトプリンタにセットして、情報印字用シート4に所定の情報を印字・印刷して所望の形式の二葉の配送用伝票DSを一体に作製することができる。
この場合、ラベル印刷用シート1の周囲に切欠け部などの凹凸部位がなく、また、シート表面にも段差部位がないとともに、配送用伝票DS同士を区画するシート分断線8と離型紙分断線11が水平方向に僅かにずれて配置されているので配送用伝票DSの境界で折れ曲がり難く、プリンタ内で紙詰まりを起こすようなことはなく、スムーズに安定して印字・印刷を行うことができる。
また、情報印字用シート4に情報を印字・印刷した後、シート1をシート分断線8に沿って折り、上下の配送用伝票DS,DSを離間する方向に引っ張れば、離型紙6が離型紙分断線11に沿って分断されて、両配送用伝票DSを容易に分離することができる。
そして、配送用伝票DSからマージン部1Aをスリット7に沿って切り離せば、同時に当該配送用伝票DSとともに分離した離型紙6が引き剥がされて基材2裏面側の粘着剤5が露出し、これを箱の上面などに貼付けて荷物を配送に供することができる。
この場合、配送用伝票DS同士を分離させずに、例えばシートの上側の配送用伝票DSを、これに連なるマージン部1Aから引き剥がせば、上側の配送用伝票DSのみを離型紙6から簡単に引き剥がすことが可能である。この場合、離型紙6は離型紙分断線11に沿って分断しない。
また、配送用伝票DSを箱の上面などに貼付けた状態で、剥がし口10を摘めば、情報印字用シート4内の各帳票1b,1c,1dを基材2から簡単に剥離することが可能である。
図6及び図7は、本発明の他の形態のラベル印刷用シート1を示しており、これは、情報印字用シート4とその裏面側に設けた粘着剤5を被覆保護する離型紙6を重合一体化させてA4サイズの方形状に形成され、その面内に三つのラベルLbを分離可能に上下にレイアウト配置したものである。
詳しくは、ラベル印刷用シート1は、シート1の対向する長手両側辺に亘って連なっていて情報印字用シート4の表面側から離型紙6の上までに至るスリットからなる三本のシート分断線8により、シート1を三つのラベルLbに区画するとともに、離型紙6には、シート分断線8に沿わせてシート1の対向する長手両側辺に亘って連なっていて離型紙6の表面側から粘着剤5との境界に至る深さのミシン目からなる離型紙分断線11を、前記形態と同様に、その全体がシート分断線8の側方へずれるように平行に設けて構成してある。
このように構成された本形態のラベル印刷用シート1によっても、インジェクトプリンタにセットして、各ラベルLbの情報印字用シート4に所定の情報を安定して印字・印刷することができ、また、シート1をシート分断線8に沿って折り曲げることで、各ラベルLbを離型紙6とともに容易に分離することが可能である。
なお、前記形態のラベル印字用シート1では、離型紙分断線11の全体がシート分断線8に重ならないように、シート分断線8の側方へずれた位置に設けたが、シート分断線8と離型紙分断線11が形成された部分のシート1の折り曲げ強度の確保が可能であれば、離型紙分断線11が部分的にシート分断線8に重なるように設けることができる。
例えば図8に示されるように、離型紙分断線11を稲妻形状(同図(A))や波線形状(同図(B))、或いは凹凸形状(同図〈C〉)に設けて、シート分断線11と断続的に交差するように設けてもよい。
以下の通り、図1に示されたラベル印刷用シート1で本発明を評価した。
(実施例1)
図1に示されたラベル印刷用シート1を作製した。図9(A)に示されるように、シート分断線8をスリットで形成し、離型紙分断線11をミシン目で形成した。離型紙分断線11のシート分断線8からのずれ幅Hは3mmとした。
(比較例1)
図9(B)に示されるように、スリットからなるシート分断線8とミシン目からなる離型紙分断線11を同一鉛直線上に合せてラベル印刷用シート1を作製した。
(比較例2)
図9(C)に示されるように、スリットからなるシート分断線8を情報印字用シート4の表面から基材2の上面に至る深さ、ミシン目からなる離型紙分断線11を離型紙6の表面から接着剤4の下面に至る深さにそれぞれ設定し、且つ両分断線を同一鉛直線上に合せてラベル印刷用シート1を作製した。
(比較例3)
図9(D)に示されるように、シート分断線8と離型紙分断線11をともにミシン目として、両分断線を同一鉛直線上に合せてラベル印刷用シート1を作製した。
実施例1と比較例1〜3のラベル印刷用シート1をプリンタにセットして、情報印字用シート4の表面への情報の印字・印刷を行なった。
その結果、実施例1、比較例2及び比較例3のラベル印刷用シート1は、安定して印字・印刷が可能であったが、比較例1のラベル印刷用シート1はプリンタ内でシート分断線VIIに沿って折れ曲がって詰まってしまい、印字・印刷が行なえなかった。
次に、情報の印字・印刷がされた各ラベル印刷用シート1を、シート分断線8に沿って分断する操作を行なった。
その結果、比較例2のラベル印刷用シート1は基材2の分断に手間取り、配送用伝票DS同士をスムーズに分離することができなかった。また、比較例3のラベル印刷用シート1も手で分離する操作に手間取り、且つ綺麗に分離し、ラベルを引き剥がすことができなかった。
一方、実施例1のラベル印刷用シート1は、シート分断線8に沿って簡単にシートを分離することができ、ラベルの剥離もスムーズ且つ綺麗であった。
なお、本発明のラベル印刷用シートは、様々なラベルや配送用伝票、それ以外の用途の帳票に利用可能である。複数のラベルをレイアウト配置するシートのサイズは限定されず、A4やA3など様々なサイズのシートに適用が可能である。図示した配送用伝票とラベルの形態は本発明の実施形態の一例を示すものであり、本発明はこれに限定されず、利用するラベルや帳票の形態などに応じて適宜な形態で構成することが可能である。
1 ラベル印刷用シート、1A マージン部、1B ラベル領域、2 基材、3 接着剤、4 情報印字用シート、4a,4b,4c,4d 帳票領域、5 粘着剤、6 離型紙、7 スリット、8 シート分断線、9a,9b スリット、10 剥がし口、11 離型紙分断線、DS 配送用伝票

Claims (5)

  1. 基材(2)と、基材(2)の表面側に接着剤(3)を介して剥離可能に接着した情報印字用シート(4)と、基材(2)の裏面側に設けられた粘着剤(5)を被覆保護する離型紙(6)とを重合一体化させて方形状に形成され、その面内に二葉の配送用伝票(DS,DS)が上下にレイアウト配置されてなるラベル印刷用シート(1)において、
    このラベル印刷用シート(1)は、その一方の長手辺側の側部に設けられた、情報印字用シート(4)の表面側から離型紙(6)の上までに至るスリット(7)により帯状のマージン部(1A)とラベル領域(1B)とに区画され、
    前記ラベル領域(1B)は、その中央に当該シート(1)の対向する長手両側辺に亘って連なっていて情報印字用シート(4)の表面側から離型紙(6)の上までに至るシート分断線(8)であるスリットを設けて、上下二つの配送用伝票(DS,DS)の形成領域に区画されており、
    前記離型紙(6)は、前記シート分断線(8)に沿って当該シート(1)の対向する長手両側辺に亘って連なった、離型紙(6)の表面側から粘着剤(5)との境界に至る深さの離型紙分断線(11)であるミシン目により、前記配送用伝票(DS,DS)の粘着剤(5)をそれぞれ被覆する上下二つの離型紙片に区画されているとともに、
    この離型紙分断線(11)は、これと相対するシート分断線(8)に重ならないように、シート分断線(8)の側方へ全体を平行にずらした位置に設けて形成された構成を有することを特徴とするラベル印刷用シート(1)。
  2. 離型紙分断線(11)が、シート分断線(8)の側方へ幅H(1.5mm<H<4mm)だけずれた位置に形成されてなる請求項1に記載のラベル印刷用シート(1)。
  3. シート分断線(8)は、そのスリットの全長の中に断続的にアンカット部(8a)が配置されてなる請求項1又は2に記載のラベル印刷用シート(1)。
  4. シート分断線(8)の側方へ全体を平行にずらした位置に設けて形成された離型紙分断線(11)に代えて、シート分断線(8)に断続的に交差する稲妻形状、波線形状又は凸凹形状に離型紙分断線(11)が設けられた構成を有することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のラベル印刷用シート(1)。
  5. 請求項1から4の何れかに記載のラベル印刷用シート(1)を用いて形成された配送用伝票(DS)。
JP2015111945A 2015-06-02 2015-06-02 ラベル印刷用シート及び配送用伝票 Active JP6567882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111945A JP6567882B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 ラベル印刷用シート及び配送用伝票

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111945A JP6567882B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 ラベル印刷用シート及び配送用伝票

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016221892A JP2016221892A (ja) 2016-12-28
JP6567882B2 true JP6567882B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=57745241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015111945A Active JP6567882B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 ラベル印刷用シート及び配送用伝票

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6567882B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3190574B2 (ja) * 1996-07-12 2001-07-23 小林記録紙株式会社 プリンタ用ラベルシート
JP2003136861A (ja) * 2001-10-29 2003-05-14 Enika Kk 配送伝票及びその製造方法
JP2004291292A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票用帳票

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016221892A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6803084B1 (en) Label Applicator Construction
JP6089448B2 (ja) 配送伝票
JP5755973B2 (ja) 帳票印刷用シート及び配送用伝票
JP2001353987A (ja) 配送伝票用帳票
JP2004034673A (ja) 複合情報シート
JP6567882B2 (ja) ラベル印刷用シート及び配送用伝票
JP4443019B2 (ja) 配送用帳票
JP2016153857A (ja) ラベルシート
JP6739791B2 (ja) 情報印字ラベルの製造方法
JP4184852B2 (ja) ラベルシート
JP5596627B2 (ja) 帳票印刷用シート及び配送用伝票
JP3608099B2 (ja) ラベルシート
JP6988072B2 (ja) 配送伝票
JP6853108B2 (ja) 送り状
KR20180000580U (ko) 물품 배송장의 구조
JP2002046767A (ja) 集積包装用ラベル及び集積包装体
US10902751B2 (en) Secure adhesive name badge assembly
JP4914230B2 (ja) 配送伝票用ラベル
JP2017226168A (ja) 配送伝票および連続伝票シート
JP3439295B2 (ja) 複数枚の用紙が1組となっている伝票の製造方法
JP6568728B2 (ja) 擬似接着シート
JP6929663B2 (ja) ラベル
JP6685605B2 (ja) 積層シート連続体及びその関連技術
JP5811765B2 (ja) 配送伝票
JP3178208U (ja) 配送伝票

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6567882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250