JP5811765B2 - 配送伝票 - Google Patents

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本発明は、配送伝票に関し、さらに詳しくは、配送伝票がプリンタ内部に紙詰まりせず、また、複数の運用方法を選択できて配送伝票に無駄がなく、さらに、配送伝票の製造工程においても排紙時に紙詰まりせず安定してシートカットできて効率よく、低コストで製造できる配送伝票に関するものである。
本明細書において、配合を示す「比」、「部」、「%」などは特に断わらない限り質量基準であり、「/」印は一体的に積層されていることを示す。
(背景技術)従来、被配送物の配送業に用いる配送伝票は、依頼主・発店・着店での控票、配達票、受領票などの複数帳票を重ね合わせて複写できるようにしたものが使用されていた。一方、近年、通信販売業者などの数多くの配送物を発送する場合には、貼付票と配達票(判取票)とを分離可能に連接した配送伝票を多面付けして、ノンインパクトプリンタで配送情報を大量印字する。貼付票には受取人住所氏名などの配送情報、貼付票の裏面には粘着剤層が設けられ、剥離紙により剥離可能に積層され、配達票は、配送情報とともに、受取確認の受領印部を有しており、貼付票の一辺側に切り取り用可能に連接されている。配達票と貼付票が連設された配送伝票へ、ノンイパクト方式のカット紙プリンタを用いて配送情報を印字する場合に、配送伝票の垂れ下がって、給紙する際に配送伝票がプリンタ内部にひっかかり、紙詰まりするという欠点があった。また、配送伝票の製造工程においても、ハーフカットとミシンが同じ位置に加工されているため、コシがなく、製品が垂れ下がり易いため、シートカットする際に、排紙される枚葉状の配送伝票である製品が垂れ下がりにより、既に排出された配送伝票のハーフカット部の僅かな溝に引っかかり、排紙時に紙詰まりするため、安定してシートカット製造できないという問題点がある。さらに、プリンタで印字する多面付けされたカット紙型配送伝票では、1つの製品(配送伝票)で、ミシン目で切り取って単票にしたり、ミシン目で切り取らずに剥離紙までハーフカット加工した部分からそのまま剥がしたり、また、必要な部分だけ印字し、残った伝票を切り取って単票にした後、再度印字することなどの、複数の運用方法を選択できて、無駄のない配送伝票も求められている。
配送伝票は、カット紙プリンタでの印字する場合に、配送伝票がプリンタ内部に紙詰まりせず、また、複数の運用方法を選択できて配送伝票に無駄がなく、さらに、配送伝票の製造工程においても排紙時に紙詰まりせず安定してシートカットできて効率よく、低コストで製造できることが求められている。
特開平11−180071号公報 特開2001−265223号公報 特開2001−353987号公報
(従来技術)従来、配送伝票は、前記配達票の裏面全面に粘着剤支持層を設け、この粘着剤支持層上に粘着剤を塗布して粘着剤層を設けて、前記粘着剤層を剥離紙で剥離可能に覆い、前記粘着剤支持層は、粘着剤層との間の界面支持力が粘着剤層と剥離紙との間の接着力より強く設けられて粘着剤支持層の界面で前記粘着剤層を保持し、かつ、粘着剤支持層の層内結合力が前記粘着剤層と被貼着物表面との間の接着力と前記界面支持力より弱く設けられて、粘着剤支持層の粘着剤対応部が層内剥離して粘着剤層の粘着剤に転移可能に設けられているものが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。しかしながら、複数から構成される層間の接着力を強く又は弱く設けているが、強弱差のある接着力を得ることは温度や組成物の影響を受けて安定しなし、また、複数の運用方法が選択できにくいという欠点がある。
また、配送伝票用帳票としては、貼付票と配達票等の組合せが多面付けされた伝票用紙を、貼付票の部分は強接着状態でかつ配達票等の部分は剥離可能な状態でラベル基材の上に重ね合わせた枚葉状の配送伝票用帳票であって、少なくともプリンタ搬送方向に平行する1辺に所定幅の帯部分を有するものも知られている(例えば、特許文献3参照。)。しかしながら、枚葉状の帳票でありながらも、配送伝票の分割用ハーフカットにより生じる用紙の折れ曲がりを防止でき、プリンタでの配送適性が向上したものはあるが、用紙の折曲り防止は充分ではなく、また、アイランド状に貼り込むので製造が複雑で、配達票の部分のみを剥離することができるが、複数の運用方法が選択できないという問題点もある。
そこで、本発明は上記のような問題点を解消するために、本発明者らは鋭意研究を進め、本発明の完成に至ったものである。その目的は、カット紙プリンタでの印字する場合に、配送伝票がプリンタ内部に紙詰まりせず、また、複数の運用方法を選択できて配送伝票に無駄がなく、さらに、配送伝票の製造工程においても排紙時に紙詰まりせず安定してシートカットできて効率よく、低コストで製造できる配送伝票を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1の発明に係わる配送伝票は、プリンタで印字することのできる配達票1と貼付票3とを連設した伝票用紙5が、プリンタ搬送方向に直角する辺の所定幅のリブ部分107へ多面付けされ、前記配達票1の部分は剥離可能な状態で、かつ、前記貼付票3の部分は強接着状態で、ラベル基材21、粘着剤層33及び剥離紙25からなるラベル用紙20の前記ラベル基材21の面に接着剤層31を介して積層された枚葉状の配送伝票10であって、プリンタ搬送方向と直角方向の前記リブ部分107と前記配達票部分101の間は前記剥離紙25以外にハーフカット41X1が施され、プリンタ搬送方向と直角方向の前記配達票部分101と前記貼付票部分103との間は前記ラベル用紙20以外にハーフカット41X2が施され、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記リブ部分107における複数の前記伝票用紙5の間には、前記ラベル用紙20にミシン目53Y1が施され、かつ、前記ラベル用紙20以外にハーフカット43Y1が施され、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25にミシン目53Y2が施され、かつ、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y2が施され、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記貼付票部分103における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25にミシン目53Y3が施され、かつ、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y3が施されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係わる配送伝票は、請求項1において、前記ラベル基材21と前記接着剤層31との間に目止め層23が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。ことを特徴とする。
請求項3の発明に係わる配送伝票は、請求項1〜2において、前記ミシン目53Y2と前記ハーフカット43Y2、及び
前記ミシン目53Y3と前記ハーフカット43Y3との位置ズレが±2.0mm以下であることを特徴とする。
請求項1〜3の本発明によれば、カット紙プリンタでの印字する場合に、配送伝票がプリンタ内部に紙詰まりせず、また、複数の運用方法を選択できて配送伝票に無駄がなく、さらに、配送伝票の製造工程においても排紙時に紙詰まりせず安定してシートカットできて効率よく、低コストで製造できるという効果を奏する。
本願発明の1実施例を示す配送伝票の平面図である。 図1のX1−X1’断面図である。 図1のY1−Y1’断面図である。 図1のY2−Y2’断面図である。 図1のY3−Y3’断面図である。 本願発明の配送伝票の運用例を説明する説明図である。 本願発明の配送伝票の運用例を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
(配送伝票)本願発明の配送伝票10は、図1のように、プリンタで印字することのできる配達票1と貼付票3とを連設した伝票用紙5が、プリンタ搬送方向に直角する辺の所定幅のリブ部分107へ多面付けされ、前記配達票1の部分は剥離可能な状態で、かつ、前記貼付票3の部分は強接着状態で、ラベル基材21、粘着剤層33及び剥離紙25からなるラベル用紙20の前記ラベル基材21の面に接着剤層31を介して積層された枚葉状の配送伝票10である。図2のX1−X1’断面図のように、プリンタ搬送方向と直角方向の前記リブ部分107と前記配達票部分101の間は前記剥離紙25以外にハーフカット41X1が施され、プリンタ搬送方向と直角方向の前記配達票部分101と前記貼付票部分103との間は前記ラベル用紙20以外にハーフカット41X2が施され、図3のY1−Y1’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記リブ部分107における複数の前記伝票用紙5の間には、前記ラベル用紙20にミシン目53Y1が施され、かつ、前記ラベル用紙20以外にハーフカット43Y1が施され、図4のY2−Y2’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25にミシン目53Y2が施され、かつ、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y2が施され、図5のY3−Y3’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記貼付票部分103における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25にミシン目53Y3が施され、かつ、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y3が施されている。なお、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101及び前記貼付票部分103の複数の伝票用紙5の間における違いは、剥離層13の有無である。
(配送伝票用紙)伝票用紙11としては、充分な強度とプリンタによる印字適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。伝票用紙11の厚さとしては、印字適性及び取扱性から、20〜200μm程度、好ましくは50〜150μmである。
(ラベル基材)ラベル基材5については、伝票用紙11と同様の紙やフィルムが使用できる。また、ラベル基材21へ絵柄や説明文などの印刷を施してもよい。
(目止め層)ラベル基材21と接着剤層31との間に、接着剤層31が前記両者へ浸透を防止し、両者の接着力を高めるために、目止め層23を設けてもよい。目止め層23としては、所謂バインダと呼ばれる、従来公知の塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース誘導体などの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使用し、必要に応じて添加剤を加えて、公知のコーティング法又は印刷法で塗布又は印刷すればよい。
(接着剤層)接着剤層31は、ラベル基材21と伝票用紙11を一体化するためのものであり、例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニール系などの熱可塑性樹脂を使用することができ、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.1〜50μm程度、好ましくは2〜15μmに塗布し、貼り合わせ前又は後に、必要に応じて乾燥させる。ラベル基材21と伝票用紙11とを接着剤(又は樹脂)が乾燥していない状態で貼り合わせるウェット又はセミウェットラミネート方式、熱圧着方式や感圧方式によって貼り合わせることが好ましいが、特に限定されるものではない。
(剥離層)剥離層13としては、配送伝票10が剥離紙25から、また配達票1がラベル基材21から、それぞれ容易に剥離できるような接着性の低い樹脂を使用することが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のオレフィン系(共)重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物からなるフィルムでもよい。また、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等から形成されたフィルムを用いてもよい。さらに、所望に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていてもよい。剥離層21,32を形成するための樹脂の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜10μmである。
(粘着剤層)粘着剤層33は、荷物に配送伝票10を貼付可能とする層であり、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でもよい。粘着剤層33を形成するための粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜50g/m2で程度、好ましくは3〜30g/m2であり、塗布厚は0.1〜50μm程度、好ましくは3〜30μmである。
(剥離紙)剥離紙25(セパレート紙、セパ紙とも呼ばれる)としては、上質紙、コート紙、含浸紙、プラスチックフィルムなどの基材の片面に離型層を有している。離型層としては、離型性を有する材料であれば、特に限定されないが、例えば、シリコーン樹脂、有機樹脂変性シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミノアルキド樹脂、ポリエステル樹脂などがある。これらの樹脂は、エマルジョン型、溶剤型又は無溶剤型のいずれもが使用できる。
(方法の発明)本願発明の配送伝票10の製造方法である。図1において、プリンタでの配送伝票10の搬送方向はX1−X1’方向のX1方向に搬送されるが、配送伝票10の製造にあたっては、Y1−Y1’方向のY1又はY1’方向の何れかに搬送しながら製造する。ここでは図1のような3面付けで、製造はY1方向を搬送方向とする場合で説明する。
本願発明の配送伝票10の製造方法は、(1)前記伝票用紙5の用紙へ、所望の印刷、必要に応じてマージナルパンチ部を設ける工程、(2)前記ラベル用紙20の前記ラベル基材21の面に、必要に応じて印刷、必要に応じて前記目止め層23を設け、必要に応じてマージナルパンチ部を設ける工程と、(3)前記ラベル用紙20を突き抜けるミシン加工で複数の前記伝票用紙5の間にミシン目を入れる工程と、(4)印刷済み前記伝票用紙5と前記ラベル用紙20を丁合し積層する工程と、(5)前記伝票用紙5面から、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記リブ部分107における複数の前記伝票用紙5の間に前記ラベル用紙20以外に、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101における複数の前記伝票用紙5の間に前記剥離紙25以外に、及びプリンタ搬送方向と垂直方向の前記貼付票部分103における複数の前記伝票用紙5の間に前記剥離紙25以外に、ハーフカット加工行う工程と、(6)プリンタ搬送方向と直角方向の前記リブ部分107と前記配達票部分101の間は前記剥離紙25以外に、プリンタ搬送方向と直角方向の前記配達票部分101と前記貼付票部分103との間は前記ラベル用紙20以外に、ハーフカット加工行う工程と、(7)シートカット加工して枚葉状にする工程と、を含むものである。
なお、判り易く個別に分けてあるが、個別に行ってもよく、工程と工程を組み合わせ当業者がインラインと呼ぶ同一機械操作や、同一作業操作の中で行ってもよい。通常、インラインで行う場合の主な工程である7工程について説明する。
(第一工程)まず、配達票1と貼付票3とが連設した伝票用紙5が3面付けできる用紙へ、貼付票には受取人住所氏名などの配送情報、貼付票には配送情報や受領印部などの所望の印刷を行い、さらに、丁合のために少なくとも片側にマージナルパンチ部を設ける。印刷及び丁合は公知の材料及び方法でよい。
(第二工程)次に、ラベル基材21、粘着剤層33及び剥離紙25からなるラベル用紙20を用意し、そのラベル基材21の面に、必要に応じて使用方法などの所望の印刷を行い、また、必要に応じて目止め層23を設ける。印刷及び目止め層23は公知の材料及び方法でよい。さらに、次工程の丁合のために少なくとも片側にマージナルパンチ部を設ける。マージナルパンチ部の形成は公知の方法でよい。なお、マージナルパンチ部はリブ部分107に設けてそのまま残してよい。
(第三工程)ここで、印刷及びマージナルパンチ部の形成と同時に、図4、5、6におけるミシン目53Y1、53Y2、53Y3、となる部分に、ラベル基材21、粘着剤層33及び剥離紙25から構成されるラベル用紙20を突き抜けるミシン加工で複数の伝票用紙5の間にミシン目を入れます。説明の図1の3面付けの場合には2本になります。なお、ミシン加工の本数は伝票用紙5の枚数によって増減させればよい。
(第四工程)上記で得られた、印刷済み伝票用紙5の非印刷面と、ミシン目を施し、必要に応じて、印刷を施したラベル用紙20のラベル基材21面とを、それぞれのマージナルパンチ部などで印刷の位置が合うように丁合しながら、接着剤層層31で積層する。積層はウェット、セミウェットラミネート方式、熱圧着方式又は感圧方式によって貼り合わせればよい。熱圧着方式又は感圧方式の場合には予め、伝票用紙5の非印刷面、及び/又はラベル用紙20のラベル基材21面に接着剤層層31を形成しておいてもよい。積層体は、伝票用紙5(配達票1と貼付票3とが連設)/剥離層13/接着剤層31/ラベル用紙20(ラベル基材21/粘着剤層33/剥離紙25)から構成され、ラベル用紙20部分にはラベル用紙20を突き抜けるミシン加工が入っています。
(第五工程)上記で得られた、伝票用紙5/剥離層13/接着剤層31/ラベル基材21/粘着剤層33/剥離紙25へ、伝票用紙5面からハーフカット加工を行います。ハーフカットは、図3のY1−Y1’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記リブ部分107における複数の前記伝票用紙5の間には、前記ラベル用紙20以外にハーフカット43Y1を施し、図4のY2−Y2’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y2を施し、図5のY3−Y3’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記貼付票部分103における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y3を施します。
(第六工程)
さらに、図2のX1−X1’断面図のように、プリンタ搬送方向と直角方向の前記リブ部分107と前記配達票部分101の間は前記剥離紙25以外にハーフカット41X1を施し、プリンタ搬送方向と直角方向の前記配達票部分101と前記貼付票部分103との間は前記ラベル用紙20以外にハーフカット41X2を施します。なお、ハーフカット43Y2、43Y3では、ラベル基材21及び粘着剤層33までミシン目が入っていますが、ラベル基材21及び粘着剤層33までハーフカット43Y2、43Y3を施すことで、伝票用紙5/剥離層13/接着剤層31/ラベル基材21/粘着剤層33までハーフカット加工とすることができます。
(第七工程)次いで、シートカット加工して枚葉状に仕上げ、搬送方向に余白があればこれもスリットして仕上げる。なお、配達票1及び貼付票3の寸法や、伝票用紙5及びラベル用紙20の寸法の都合で、余白が生じる場合には、シートカット加工時に裁断して、所望の寸法にすればよい。所望の寸法はA4が好ましいが、これに限定されるものではなく、用途に応じて決めればよい。
従来、シートカット加工においては、ハーフカットとミシンが同じ位置に加工されていると、コシがなく、製品が垂れ下がり易く、排紙される製品(配送伝票)の垂れ下がりにより、既に排出された配送伝票のハーフカット部の僅かな溝に引っかかり、排紙時に紙詰まりするため、安定してシートカット製造できない問題があった。本願発明では製造時の搬送方向に対して垂直方向のハーフカットの深さとミシン加工部の組み合わせを図3のY1−Y1’断面図、図4のY2−Y2’断面図、図5のY3−Y3’断面図のように、ハーフカットとミシン目の深さを変えることで、製品(配送伝票)を部分的に強度を持たせ、垂れ下がりを軽減させることができるので、製造時のシートカットジャムが改善することができる。
また、カット紙プリンタでも製品(配送伝票)の垂れ下がりにより、給紙する際に製品がプリンタ内部にひっかかり、紙詰まりする傾向があるが、部分的に強度があるので垂れ下がりが軽減され、プリンタでの紙詰まりも改善する。
なお、配送伝票10のリブ部分107は無地でも、用紙送りのためのマージナルパンチ部として用いてピン孔を両側、又は片側に設けてもよい。また、両側に余白部分やピン孔を設けて製造した場合には、余白部分やピン孔をカットして、図1のような配送伝票10にとしてよい。リブ部分107にピン孔を設けた場合には、そのままピン孔を残しておいてもよい。なお、第1〜第7工程は判り易く個別に分けてあるが、個別に行ってもよく、第2と第3工程、第4と第5と第6工程は組み合わせて、当業者がインラインと呼ぶ同一作業操作内での方法でもよく、好ましい。
(ミシン目とハーフカットのズレ)プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101における複数の前記伝票用紙5の間には、ミシン目とハーフカットとが平面図における上下に入りますが、用紙の伸縮、機械精度や丁合の都合により、ミシン目とハーフカットに位置ズレが生じることがあります。これ位置ズレは±2.0mm、好ましくは±1.5mm以下であれば実運用上での支障はありません。
(ミシン目のカット比)ミシン目53Y1、ミシン目53Y2、及びミシン目53Y3において、特に剥離紙までのハーフカットと掛け合わせるミシン目53Y2、ミシン目53Y3におけるミシン目のカット部分の繋ぎ部分(タイ部分)に対するカット比は、カット部分:繋ぎ部分=2.5〜1.0:1程度、好ましくはカット部分:繋ぎ部分=2.0〜1.5:1である。この範囲であれば強度を確保できるが、カット部分:繋ぎ部分=3.0以上:1では強度が弱く、配送伝票10が簡単に千切れてしまう。
(運用方法1)本願発明の配送伝票10は多面付けのカット紙型配送伝票の他に次のように運用することもできます。プリンタで印字する多面(3面)付けされたカット紙型配送伝票において、(a)図6のように、ハーフカット加工とミシン加工から切り取って、配送伝票(単票)10A、配送伝票(単票)10B、配送伝票(単票)10C、配送伝票(単票)10n、として単票として運用できる。また、(b)図7のように、ハーフカット加工とミシン加工から切り取らず、ハーフカット加工した部分からそのまま剥離し伝票用紙5として、被配送体へ貼付することもできる。
(運用方法2)また、多面付けの配送伝票10の必要な部分だけ印字し、残った伝票を切り取って配送伝票(単票)10A〜nにした後、再度印字することも可能であり、無駄のない配送伝票10である。
(変形形態)本発明は、次のように変形して製造する製造方法を含むものである。第三工程で、図4におけるミシン目53Y1となる部分に、ラベル基材21、粘着剤層33及び剥離紙25から構成されるラベル用紙20を突き抜けるミシン加工で複数の伝票用紙5の間にミシン目を入れ、図5、6におけるミシン目53Y2、53Y3となる部分の、剥離紙25のみへミシン加工で複数の伝票用紙5の間に、剥離紙25面からハーフミシン目を入れます。第五工程で、図3のY1−Y1’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記リブ部分107における複数の前記伝票用紙5の間には、前記ラベル用紙20以外にハーフカット43Y1を施し、図4のY2−Y2’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分101における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y2を施し、図5のY3−Y3’断面図のように、プリンタ搬送方向と垂直方向の前記貼付票部分103における複数の前記伝票用紙5の間には、前記剥離紙25以外にハーフカット43Y3を、伝票用紙5面からハーフカット加工を行います。他の工程は前述の通りです。
(産業上の利用可能性)本発明の配送伝票の主なる用途としては、カット紙プリンタでの印字する配送伝票などの、プリンタ内部に紙詰まりせず、また、複数の運用方法を選択できて配送伝票に無駄がなく、さらに、配送伝票の製造工程においても排紙時に紙詰まりせず安定してシートカットできて効率よく、低コストで製造できるものである。しかしながら、カット紙プリンタでの印字する場合に、配送伝票がプリンタ内部に紙詰まりせず、また、複数の運用方法を選択できて配送伝票に無駄がなく、さらに、配送伝票の製造工程においても排紙時に紙詰まりせず安定してシートカットできて効率よく、低コストで製造できる用途であれば、特に限定されるものではない。
1:配達票
3:貼付票
5、11:伝票用紙
7:リブ
10:配送伝票
13:剥離層
20:ラベル用紙
21:ラベル基材
23:目止め層
25:剥離紙
31:接着剤層
33:粘着剤層
101:配達票部分
105:貼付票部分
107:リブ部分
41X1、41X2:ハーフカット
43Y1,43Y2,43Y3:ハーフカット
53Y1,53Y2,53Y3:ミシン目

Claims (3)

  1. プリンタで印字することのできる配達票(1)と貼付票(3)とを連設した伝票用紙(5)が、プリンタ搬送方向に直角する辺の所定幅のリブ部分(107)へ多面付けされ、前記配達票(1)の部分は剥離可能な状態で、かつ、前記貼付票(3)の部分は強接着状態で、ラベル基材(21)、粘着剤層(33)及び剥離紙(25)からなるラベル用紙(20)の前記ラベル基材(21)の面に接着剤層(31)を介して積層された枚葉状の配送伝票(10)であって、
    プリンタ搬送方向と直角方向の前記リブ部分(107)と前記配達票部分(101)の間は前記剥離紙(25)以外にハーフカット(41X1)が施され、
    プリンタ搬送方向と直角方向の前記配達票部分(101)と前記貼付票部分(103)との間は前記ラベル用紙(20)以外にハーフカット(41X2)が施され、
    プリンタ搬送方向と垂直方向の前記リブ部分(107)における複数の前記伝票用紙(5)の間には、前記ラベル用紙(20)にミシン目(53Y1)が施され、かつ、前記ラベル用紙(20)以外にハーフカット(43Y1)が施され、
    プリンタ搬送方向と垂直方向の前記配達票部分(101)における複数の前記伝票用紙(5)の間には、前記剥離紙(25)にミシン目(53Y2)が施され、かつ、前記剥離紙(25)以外にハーフカット(43Y2)が施され、
    プリンタ搬送方向と垂直方向の前記貼付票部分(103)における複数の前記伝票用紙(5)の間には、前記剥離紙(25)にミシン目(53Y3)が施され、かつ、前記剥離紙(25)以外にハーフカット(43Y3)が施されていることを特徴とする配送伝票(10)。
  2. 前記ラベル基材(21)と前記接着剤層(31)との間に目止め層(23)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票(10)。
  3. 前記ミシン目(53Y2)と前記ハーフカット(43Y2)、及び
    前記ミシン目(53Y3)と前記ハーフカット(43Y3)との位置ズレが±2.0mm以下であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の配送伝票(10)。
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