JP6567322B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、除湿機、衣類乾燥機、送風機、空気清浄機等の空気調和機に関するものである。
従来、空気調和機として、複数の駆動手段により前面化粧板を本体ケースとの距離を変えながら上下前後に移動させるようにしたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。この空気調和機では、前面化粧板と本体ケースとの距離を変えることにより、側部に形成した第1の吸気口と、下部に形成した第2の吸気口の開口面積を変化させることができるようになっている。
また他の空気調和機として、前面下部に形成した開口(吸気口)を揺動パネルで覆い、この揺動パネルを軸を中心として揺動させることにより、開口の面積を変更できるようにしたものが公知である(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記いずれの空気調和機であっても、吸気口を開放させるために、前面化粧板あるいは揺動パネルが前方へと移動するように構成されている。
特開2011−17492号公報 特開2005−16841号公報
本発明は、空気吸込口の開度の調整を空気調和機本体の前面に沿ったスライド部材のスライド移動のみによって達成することができる空気調和機を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
空気吸込口と空気排出口とを有する空気調和機本体と、
前記空気調和機本体内に設けられる空気処理部と、
前記空気調和機本体内に設けられ、前記空気吸込口から空気を吸い込んで、前記空気処理部を通過させた後、前記空気排出口から排出させる送風部と、
を備え、
前記空気調和機本体は、前面に沿って平行にスライド移動して、前記空気吸込口の開度を調整するスライド部材を備えることを特徴とする空気調和機を提供する。
この構成により、スライド部材は空気調和機本体の前面に沿ってスライド移動するだけで、空気吸込口の開度を調整することができる。
前記スライド部材は、前記空気調和機本体の前面パネルの一部で構成するのが好ましい。
この構成により、新たな部材を追加することなく、既存構成の前面パネルに変更を施すだけで、第1吸込口の開度を調整することができる。
前記前面パネルは、上パネルと下パネルで構成され、前記スライド部材は、前記下パネルに対して昇降可能に設けた前記上パネルで構成することにより、前記下パネルとの間に形成される空気吸込口を形成可能とするのが好ましい。
この構成により、下パネルに対して上パネルを上下方向にスライド移動させるだけで、空気吸込口の開度を調整することができる。
前記空気吸込口は、前記上パネルと前記下パネルの間に形成される第1吸込口と、前記下パネルの下方に形成される第2吸込口とを少なくとも備えるのが好ましい。
この構成により、第1吸込口から床面よりも上方側に浮遊する粒子(花粉、埃、臭い成分等)を吸い込むことができ、第2吸込口から室内床面側の粒子を吸い込むことができる。また、第1吸込口は、空気調和機本体の前方に向かって開口しており、周囲の空気を効率良く吸い込むことができる。
前記空気吸込口は、さらに前記空気調和機本体の側部に形成される第3吸込口を備えるのが好ましい。
この構成により、側方からも粒子を吸い込んで吸込範囲を拡張することにより、空気吸込量をより一層増大させて空気清浄能力を向上させることができる。
前記第1吸込口は、前記送風部による空気吸込領域の投影面を含むように形成されるのが好ましい。
この構成により、空気調和機本体の前方側の空気を、空気処理部へと効果的に吸い込むことができる。
前記スライド部材は、前記空気調和機本体の前面領域内で移動可能であるのが好ましい。
この構成により、スライド部材が空気調和機本体の周囲にはみ出すことがなく、設置場所の制約を受けにくい。また、空気調和機本体の前面領域からスライド部材が突出することがないため、他と接触して損傷する心配もない。
前記スライド部材をスライド移動させる駆動部と、
前記駆動部を駆動制御して、前記空気吸込口の開度を前記送風部による送風量に応じて変化させる制御部と、
をさらに備えるのが好ましい。
この構成により、空気清浄能力を増大させたい場合、空気吸込口の開度を大きくして送風量を増大させることができる。
本発明によれば、空気調和機本体の前面に沿ってスライド部材をスライド移動させるだけで、空気吸込口の開度を変更することができる。
本実施形態に係る空気調和機の斜視図である。 図1の側面断面図である。 図1の分解斜視図である。 図1からフィルタケースを除去し、上パネルを取り外して背面側を露出させた状態を示す斜視図である。 図4Aの部分拡大図である。 図1に示す状態から上フィルタを全開させた状態を示す斜視図である。 図1の下パネルの斜視図である。 図6の部分拡大図である。 図1の上パネルの一部を破断した部分拡大図である。 図1に示す上パネルを全閉位置に位置させた状態での部分断面図である。 図9から上パネルが上方に移動している状態を示す部分断面図である。 図10から上パネルが前方側に回動している状態を示す部分断面図である。 図11から上パネルが前方側に外れた状態を示す部分断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本実施形態に係る空気調和機の一例である空気清浄機を示す。図2及び図3に示すように、空気清浄機は、空気調和機本体の一例である空気清浄機本体1と、空気処理部の一例である空気清浄部2と、送風部3と、制御部4とを備える。
空気清浄機本体1は、フィルタケース5、リアケース6、トップカバー7及び前面パネルを備え、パネル部材の一例である前面パネルが上パネル8及び下パネル9で構成されている。
フィルタケース5には、前面側収容部10に空気清浄部2が保持され、背面側に送風部3が配置されている。前面側収容部10と背面側とを仕切る仕切壁11には、本発明に係る空気吸込領域である連通口12が形成されている。連通口12は、放射状及び円周状に延びるリブによって複数の開口が形成されたものである。そして、連通口12を介して空気清浄部2を通過した空気が、背面側の送風部3内へと流入するようになっている。
前面側収容部10を構成する底壁13の中央部には第1凹部14が形成されている。この第1凹部14は、空気清浄部2の着脱時に指を挿入するためのスペースを確保する。底壁13の両端部上面には係止凹部15がそれぞれ形成されている。
前面側収容部10を構成する両側壁16には第2凹部17がそれぞれ形成されている。これら第2凹部17は、後述するように、上パネル8との間に第3吸込口54を形成すると共に、上パネル8の着脱時に指を挿入するためのスペースを確保する。
図4Aに示すように、前記両側壁16の上部には支持ブロック18がそれぞれ昇降可能に配置されている。各支持ブロック18は略直方体形状で、背面にはラック19が形成されている。ラック19には、昇降用モータ20の回転軸に固定したピニオン21が噛合している。図4Bに示すように、支持ブロック18には、前面下部に係合受部18aが形成されている。係合受部18aは、両側面に弾性舌片18bを備え、弾性舌片18bの先端部分には係合突部18cが形成されている。そして、係合受部18aを利用して支持ブロック18には、後述するように、上パネル8にネジ止めした昇降バー22が支持されるようになっている。前記両側壁16からは前方に向かって係止フック24(図3参照)がそれぞれ突出している。各係止フック24は、後述する下パネル9に係止される。
図1及び図2に示すように、リアケース6はフィルタケース5の背面に装着され、そこに配置された送風部3を覆う。トップカバー7は、フィルタケース5及びリアケース6の上面に装着され、その上面には送風部3からの空気を排出する格子状の空気排出口25が形成されている。またトップカバー7の上面には操作パネル26が設けられている。操作パネル26は各種操作ボタンや表示ランプ等で構成されている。操作ボタンを操作すると、操作信号が制御部4に入力され、回転用モータ61や昇降用モータ20(図4参照)が駆動制御される。
図6に示すように、下パネル9は上方壁27と下方壁28とで構成されている。
上方壁27は、その前面が下方壁28の前面よりも背面側に位置し、そこには後述する上パネル8が昇降可能となっている。また上方壁27には開口部28aが形成されている。開口部28aは、幅方向に延びる横長の開口である。開口部28aは、前記連通口12すなわち空気吸込領域の投影面内に位置している。開口部28aを構成する上縁部及び下縁部は共に前方に向かって斜め下方に延びている。これにより、上方壁27を前方から見ると、開口部28aは目視できないが、上方壁27の背面から前面に向かって斜め下方に延びる、開口部28aに連なる湾曲面27aと、その上方側の湾曲面27bとが形成される。湾曲面27a及び27bの先端部分は、後述するように取り付けた上パネル8の背面近傍に位置している。
図7も併せて参照すると、上方壁27の両端上方部には、上方に向かって突出するガイド面部30が設けられている。ガイド面部30の前面には上下に延びる複数の突条部31が形成されている。ガイド面部30の角部にはネジ止め孔32が形成され、その近傍内面にはガイド溝33が形成されている。ガイド溝33の両側は第1側面34と第2側面35とで構成されている。第1側面34は、上端位置から下方に延びる第1垂直面36と、斜め下方に向かう傾斜面37と、これに続く円弧面38と、再び下方に向かう第2垂直面39とからなる。第2側面35は、第1側面34と平行に形成された突条である。これにより、第1側面34と第2側面35の上方部分には第1側面34と第2側面35を構成する突条の上端位置とで広い開口が形成され、第1側面34と第2側面35の下方部分には、円弧面38に続く切欠き38a(図7及び図12参照)が形成されることになる。また、ガイド面部30から独立した、ネジ止め孔40aを有するボス部40が形成されている。各ネジ止め孔32により下パネル9に対して後述するホルダ42をネジ止めできるようになっている。
上方壁27の両端上方部にはロック片41と、このロック片41を保持するためのホルダ42とが装着されている。
ロック片41は、平面部43と、その前面中央部から突出するツマミ部44と、背面側のブロック部45とで構成されている。ブロック部45の上下面には凹部がそれぞれ形成されている。上方側凹部46はフィルタケース5の係止フック24に係止される。下方側凹部(図示せず)の底面には突起が形成され、上方壁27の突起27aとの間にスプリング47が配置される。これにより、ロック片41は上方に付勢される。
ホルダ42は、上方壁27の両端上方部にそれぞれネジ止めされる一対のもので、前面にはロック片41のツマミ部44が露出する開口部48が形成されている。開口部48の近傍側部には、所定間隔で第1ガイド部49と第2ガイド部50とが設けられている。第1ガイド部49と第2ガイド部50の先端部分は半円状である。第2ガイド部50の先端部には、第1ガイド部49とは反対側の面から本体側ガイド凸部51が突出している。本体側ガイド凸部51は、後述する上パネル8が昇降する際に、そのガイド受部57をガイドする。
下方壁28は、その両端が背面側に向かって徐々に湾曲する横断面形状を有し、空気清浄機の前面下方部を構成している。下方壁28の下面両端部には下方に向かって突出する係止凸部52がそれぞれ形成されている。これら係止凸部52は、前記フィルタケース5の係止凹部15にそれぞれ係止される。
前記構成の下パネル9は、下端部の係止凸部52をフィルタケース5の係止凹部15に係止させた状態で、上端部をフィルタケース5に接近させると、フィルタケース5の係止フック24がロック片41の上方側凹部46に係止され、フィルタケース5に対して取り付けることができるようになっている。下パネル9は、フィルタケース5に取り付けられた状態で、フィルタケース5との間に第2吸込口53を形成し、第2凹部17との間に第3吸込口54を形成する。
上パネル8は、本発明に係るスライド部材の一例であり、下パネル9の下方壁28と同様な横断面形状に形成され、両側部が湾曲して背面側へと延びている。図4に戻って、上パネル8の背面上方側には昇降バー22がネジ止めされている。昇降バー22は上パネル8の幅方向に延び、その両端部には係合部55が形成されている。係合部55は、対向する一対の側壁55aを有し、これら側壁55aは下方側が互いに離れるように広がっている。側壁55aの上方側の対向位置には係合孔55bが形成され、そこには前記空気清浄機本体1側の支持ブロック18に形成した係合突部18cが係脱する。上パネル8の背面下方側には、幅方向に所定間隔で、下端から上方に向かって延びるガイド壁56がそれぞれ形成されている。
図8も併せて参照すると、各ガイド壁56は、下端部を除く外縁部に、他方のガイド壁56とは反対面に突条のガイド受部57が形成されている。ガイド受部57は、上パネル8の背面に対して、上端から下方に向かって平行に延び、下方側で徐々に離れ、下端部では再び平行となっている。ガイド受部57は、その内縁側を下パネル9の本体側ガイド凸部51によってガイドされる。これにより、昇降用モータ20を正逆回転駆動すると、空気清浄機の前面の一部を構成する上パネル8は、上方側を支持された支持ブロック18と共に空気清浄機の前面に沿って昇降し、前方側には移動することがない。上パネル8の下端と下パネル9の下方壁28の上端との間には第1吸込口29が形成され、上パネル8の昇降位置によって第1吸込口29の開度が調整される。上パネル8は、最下位置で、湾曲面27aのみが露出し、開口部28aから吸引可能な状態となる。また上パネル8は、最上位置で、湾曲面27a及びその上方側の湾曲面27bが露出し、開口部28aのみならず、湾曲面27bの上方側の空間からも吸引可能となる。但し、上パネル8の移動は、空気清浄機本体1の前面領域の範囲内である。つまり、上パネル8が空気清浄機本体1からはみ出すことがなく、人が接触する等によって損傷する等の不具合は発生しない。また各ガイド壁56の下端部には、他方のガイド壁56との対向面にパネル側ガイド凸部58が形成されている。パネル側ガイド凸部58は、下パネル9のガイド溝33にガイドされる。
図3に示すように、空気清浄部2は、前記フィルタケース5の前面側収容部10内で、前方側に配置される第1フィルタ59と、後方側に配置される第2フィルタ60とで構成されている。ここでは、第1フィルタ59には空気中の粉塵を収集する集塵フィルタが採用され、第2フィルタ60にはアセトアルデヒド、酢酸、アンモニア等を脱出する脱臭フィルタが採用されている。
図2に示すように、送風部3は、回転用モータ61により回転駆動するシロッコファン62を螺旋状の空気通路を有するケーシング63内に収容したものである。このケーシング63は、前記フィルタケース5の仕切壁11の背面に固定されて、シロッコファン62の回転により、その中心部分に吸い込まれて外周側へと流動する空気をトップカバー7の空気排出口25へと導く。
制御部4(図2参照)は、操作パネル26での各種操作ボタンの操作信号や図示しないセンサ(臭いセンサ等)での検出信号に基づいて、回転用モータ61や昇降用モータ20を駆動制御する。
続いて、前記構成からなる空気清浄機の動作について説明する。
前記空気清浄機では、操作ボタンの操作により駆動を開始し、センサでの検出信号に基づいて回転用モータ61の回転数を制御する。回転用モータ61の回転数は、操作ボタンによって選択される運転モードや、センサで検出される周囲雰囲気の汚れ具合に応じて自動的に変更される。例えば、運転モードに「強」が選択されている場合や、周囲雰囲気の汚れ具合がある閾値(最大汚れを示す値)を超えている場合には、回転用モータ61の回転数が最大値とされる。
また、選択された回転用モータ61の回転数に応じて昇降用モータ20によって昇降させる上パネル8の位置が決定される。ここでは、回転用モータ61の回転数の大小に応じて、昇降用モータ20を駆動して上パネル8を上下方向へと移動させ、開口部28aの開度を調整している。詳しくは、昇降用モータ20を駆動してその回転軸を正逆回転させると、そこに固定したピニオン21がラック19との噛合位置を変化させる。これにより、ラック19を形成された支持ブロック18が昇降し、支持ブロック18に取り付けた昇降バー22と共に上パネル8も上下方向へと移動する。上パネル8は、その係合部55を昇降バー22の係合孔23に係合させている。そして、上パネル8のガイド受部57は、その内縁側を下パネル9の本体側ガイド凸部51によってガイドされている。したがって、上パネル8が、空気清浄機の前面から前方へと突出することなく上下方向に移動し、第1吸込口29の開度を変更する。
次いで、前記構成からなる空気清浄機の上パネル8、下パネル9及び空気清浄部2を着脱する場合について説明する。
空気清浄機本体1から上パネル8を取り外す場合、図9に示す状態から、手動により、上パネル8を図10に示す最上位置まで移動させると、上パネル8の係合部55に形成した係合孔55bがフィルタケース5の支持ブロック18の係合受部18aに形成した係合突部18cから脱落する。そして、上パネル8の上方側を手前に引き出すことにより、図11から図12に示すようにして上パネル8を取り外すことができる。
また空気清浄機本体1から下パネル9を取り外す場合、ロック片41のツマミ部44をスプリング47の付勢力に抗して押し下げることにより、上方側凹部46をフィルタケース5の係止フック24から脱落させる。そしてその脱落状態を維持しながら、下パネル9の上方側を手前に引っ張り、持ち上げることにより、下面両端部の係止凸部52をフィルタケース5の係止凹部15から脱落させ、フィルタケース5から下パネル9を取り外すことができる。
このようにして、フィルタケース5から上パネル8と下パネル9を取り外すことにより、フィルタケース5の前面側は完全に開放された状態となる。そこで、フィルタケース5から第1フィルタ59及び第2フィルタ60(いずれか一方のみでもよい)を取り外して簡単に交換又は清掃することができる。
第1フィルタ59及び第2フィルタ60(いずれか一方のみでもよい)の交換又は清掃が完了すれば、フィルタケース5に下パネル9を取り付ける。下パネル9の取付作業では、その下面両端部の係止凸部52をフィルタケース5の係止凹部15に係止させた状態で、フィルタケース5に対して上方側を押し込めばよい。これにより、ロック片41の上方側凹部46にフィルタケース5の係止フック24が係止され、フィルタケース5に対する下パネル9の取付作業が完了する。この場合、前述の通り、上パネル8は下パネル9によって支持されるように構成されているので、フィルタケース5に対して下パネル9を取り付ける前に上パネル8を取り付けることはできない。
続いて、下パネル9に対して上パネル8を取り付ける。まず、上パネル8を傾斜させた状態で、図12に示すように、そのパネル側ガイド凸部58を下パネル9のガイド溝33に挿入する。この作業は、上パネル8を傾斜させた状態でガイド溝33を目視しながら行うことができる。しかも、ガイド溝33の入口部分は広い開口で構成されている。したがって、パネル側ガイド凸部58を容易にガイド溝33へと挿入することができる。
次いで、図11に示すように、上パネル8のガイド受部57を下パネル9の第2ガイド部50に沿ってスライドさせる。上パネル8は、パネル側ガイド凸部58がガイド溝33の終端部分を構成する円弧面38に当接することにより、下パネル9に対して傾斜状態に位置決めされる。この状態で、上パネル8をパネル側ガイド凸部58を中心として回動させ、次いでパネル側ガイド凸部58を切欠き38aを通過させて第2垂直面39に沿って下方側へと移動させる。このとき、上パネル8のガイド受部57に下パネル9のホルダ42に形成した本体側ガイド凸部51が摺接する。
このように、上パネル8は、その第2ガイド突部を下パネル9のガイド溝33に沿って移動させなければ、取り付けることができない構成となっている。つまり、空気清浄機本体1に対して下パネル9が取り付けられていない場合、上パネル8を装着することはできなくなっており、下パネル9の装着忘れを防止することが可能である。
最後に、上パネル8の昇降バー22に形成した係合孔55bに下パネル9に形成した係合突部18c係合することにより、上パネル8の取付作業が完了する。この状態では、上パネル8は、本体側ガイド凸部51によってガイド受部57を支持されており、外力が作用したとしても前方側に倒れて脱落しにくい状態となっている。そして、昇降用モータ20を駆動することにより、昇降バー22を昇降させることにより上パネル8をガイド受部57がガイド凸部51に沿うことにより昇降させることができる。上パネル8を最下位置に移動させれば、第1吸込口29が開口部28aに連なる部分のみが開口した状態となり、最上位置に移動させれば、開口部28aのみならず、湾曲面28bに連なる下パネル9の上方壁27よりも上方側の空間にも開口した状態となる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、前面パネルを上パネル8と下パネル9で構成するようにしたが、1枚のみ、あるいは、3枚以上のパネルで構成することも可能である。また上パネル8を昇降動作させるように構成したが、水平動作(横方向に移動)させたり、前面が傾斜していれば、その傾斜方向に沿って斜めに移動させたりする構成とすることも可能である。水平動作させる場合、左右2枚のパネルを接離するように構成するのが好ましい。
前記実施形態では、回転用モータ61の回転数の大小に応じて、昇降用モータ20を駆動して上パネル8を上下方向へと移動させることにより第1吸込口29の開度を調整するようにしたが、回転数を一定としたままで第1吸込口29の開度を調整するようにしてもよい。
前記実施形態では、上パネル8を最下位置に移動させた状態で、第1吸込口29の開度を開口部28aのみに連なる状態としたが、全閉としてもよいし、全閉から若干開口した状態としてもよい。
前記実施形態では、空気調和機として空気清浄機について説明したが、前記構成は他の空気調和機である、除湿機、衣類乾燥機、送風機等にも採用可能である。除湿機、衣類乾燥機では、空気清浄部は活性炭等で構成された除湿部が該当する。
前記実施形態では、空気吸込口として、第1吸込口29、第2吸込口53及び第3吸込口54を設けた構成としたが、これに加えて、例えば、上パネル8の上端と空気清浄機本体1との間等、他の部分に設けるようにしてもよい。
1…空気清浄機本体(空気調和機本体)
2…空気清浄部(空気処理部)
3…送風部
4…制御部
5…フィルタケース
6…リアケース
7…トップカバー
8…上パネル(スライド部材)
9…下パネル
10…前面側収容部
11…仕切壁
12…連通口(空気吸込領域)
13…底壁
14…第1凹部
15…係止凹部
16…側壁
17…第2凹部
18…支持ブロック
19…ラック
20…昇降用モータ
21…ピニオン
22…昇降バー
23…係合孔
24…係止フック
25…空気排出口
26…操作パネル
27…上方壁
28…下方壁
29…第1吸込口(空気吸込口)
30…ガイド面部
31…突条部
32…ネジ止め孔
33…ガイド溝
34…第1側面
35…第2側面
36…第1垂直面
38…円弧面
39…第2垂直面
40…ボス部
41…ロック片
42…ホルダ
43…平面部
44…ツマミ部
45…ブロック部
46…上方側凹部
47…スプリング
48…開口部
49…第1ガイド部
50…第2ガイド部
51…第1ガイド凸部
52…係止凸部
53…第2吸込口(空気吸込口)
54…第3吸込口(空気吸込口)
55…係合突部
56…ガイド壁
57…ガイド受部
58…第2ガイド凸部
59…第1フィルタ
60…第2フィルタ
61…回転用モータ
62…シロッコファン
63…ケーシング

Claims (2)

  1. 空気吸込口と空気排出口とを有する空気調和機本体と、
    前記空気調和機本体内に設けられる空気処理部と、
    前記空気調和機本体内に設けられ、前記空気吸込口から空気を吸い込んで、前記空気処理部を通過させた後、前記空気排出口から排出させる送風部と、
    を備え、
    前記空気調和機本体の前面は前面パネルで構成され、
    前記前面パネルは、下パネルと、前記下パネルとの間に前記空気吸込口を形成する上パネルとからなり、
    前記上パネルは、前記空気調和機本体の前面に沿って平行にスライド移動することにより、前記空気吸込口の開度を調整可能であり、
    前記空気吸込口は、前記上パネルと前記下パネルの間に形成される第1吸込口と、前記下パネルの下方に形成される第2吸込口と、前記上パネル及び前記下パネルと前記空気調和機本体の側部に設けた凹部との間に形成される第3吸込口とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第1吸込口は、前記送風部による空気吸込領域の投影面を含むように形成されることを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
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