JP6567131B2 - 新規なアミノシリルアミン化合物、その製造方法およびこれを用いたシリコン含有薄膜 - Google Patents

新規なアミノシリルアミン化合物、その製造方法およびこれを用いたシリコン含有薄膜 Download PDF

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Description

本発明は、新規なアミノシリルアミン化合物、その製造方法およびアミノシリルアミン化合物を用いたシリコン含有薄膜の形成に関し、より詳細には、熱的に安定し、揮発性の強い化合物として、室温および容易なハンドリングが可能な圧力で液体状である新規なアミノシリルアミン化合物、その製造方法およびこれを用いたシリコン含有薄膜に関する。
シリコン含有薄膜は、半導体分野において様々な蒸着工程を経て、シリコン膜(silicon
)、シリコン酸化膜(silicon oxide)、シリコン窒化膜(silicon nitride)、シリコン炭窒化膜(Silicon carbonitride)、およびシリコン酸窒化膜(Silicon oxynitride)など、様々な形態の薄膜に製造され、その応用分野が広範である。
特に、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜は、非常に優れた遮断特性および耐酸化性を有することから、装置の作製に際し、絶縁膜、拡散防止膜、ハードマスク、エッチング停止層、シード層、スペーサ、トレンチアイソレーション、金属間誘電物質および保護膜層として作用する。
近年、多結晶シリコン薄膜を薄膜トランジスター(thin film transistor、TFT)、太陽電池などに利用しており、その応用分野が徐々に多様化している。
シリコンが含有された薄膜を製造するための公知の代表的な技術として、混合されたガス状のシリコン前駆体と反応ガスが反応して基板の表面に膜を形成したり、表面上に直接反応して膜を形成する化学気相蒸着法(MOCVD)と、ガス状のシリコン前駆体が基板の表面に物理的または化学的に吸着された後、反応ガスの順次投入により膜を形成する原子層蒸着法(ALD)があり、これを応用した低圧化学気相蒸着法(LPCVD)および低温で蒸着が可能なプラズマを用いた化学気相蒸着法(PECVD)と原子層蒸着法(PEALD)など、様々な薄膜製造技術が次世代の半導体およびディスプレイ素子の製造工程に適用され、超微細パターンの形成とナノ単位の厚さで均一且つ優れた特性を有する極薄膜の蒸着に使用されている。
韓国公開特許第2007‐0055898号と同様に、シリコン含有薄膜の形成のために使用される前駆体は、シラン、塩化シラン、アミノシランおよびアルコキシシラン形態の化合物が代表的であり、具体的な一例として、ジクロロシラン(dichlrorosilane:Si
Cl)およびヘキサクロロジシラン(hexachlorodisilane:ClSiSiCl)などの塩化シラン形態の化合物と、トリシリルアミン(trisilylamine:N(SiH)、ビスジエチルアミノシラン(bis‐diethylaminosilane:HSi(N(CHCH)およびジイソプロピルアミノシラン(di‐isopropylaminosilane:HSiN(i‐C)などがあり、半導体の製造およびディスプレイ製造量産工程に使用されている。
しかし、素子の超高集積化による素子の微細化とアスペクト比の増加および素子材料の多様化に伴い所望の低い温度で均一な薄い厚さをもって優れた電気的特性を有する超微細薄膜を形成する技術が求められることから、既存のシリコン前駆体を用いた600℃以上の高温工程、ステップカバレッジおよびエッチング特性と薄膜の物理的および電気的特性が問題として挙げられており、そのため、より優れた新規なシリコン前駆体の開発が求められている。
韓国公開特許第2007‐0055898
本発明は、新規なアミノシリルアミン化合物を提供する。
また、本発明は、薄膜蒸着用前駆体化合物である新規なアミノシリルアミン化合物を提供する。
また、本発明は、アミノシリルアミン化合物の製造方法を提供する。
また、本発明は、本発明のアミノシリルアミン化合物を含むシリコン含有薄膜蒸着用組成物、これを用いた薄膜の製造方法および本発明のアミノシリルアミン化合物を含んでなるシリコン含有薄膜を提供する。
本発明は、低い温度でも優れた凝集力、高い蒸着率、優れた物理的、電気的特性を有するシリコン薄膜を形成することができる新規なアミノシリルアミン化合物を提供する。
本発明の新規なアミノシリルアミン化合物は、下記化学式1で表される。
[化1]


[前記化学式1中、R〜Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、隣接する置換体は、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、前記R〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、およびR〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C1‐C7)アルコキシまたは(C1‐C7)アリールオキシでさらに置換されていてもよい。]
本発明のアミノシリルアミン化合物は、優れた揮発性を有することから薄膜の形成が容易であり、且つ本発明のアミノシリルアミン化合物は、中心窒素原子に3個のシリコン原子が結合されている三角平面SiN分子構造の形態を有することから高い熱安定性と低い活性化エネルギーを有し、反応性に優れ、非揮発性の副生成物を生成せず、高い純度のシリコン含有薄膜を容易に形成することができる。
優れた揮発性を有するために、本発明のアミノシリルアミン化合物である前記化学式1中、RまたはRは、互いに独立して、(C2‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、RまたはRが水素またはメチルである場合、化合物が固体である一方、RまたはRが(C2‐C7)である場合、常温および常圧下で液体状の化合物で、揮発性が非常に高くて薄膜の形成がより容易であり、より好ましくは、RまたはRは、C2‐C5であってもよい。
本発明のアミノシリルアミン化合物は、常温および常圧下で液体状の化合物であり、優れた揮発性を有することから薄膜の形成が容易である。
それだけでなく、本発明のアミノシリルアミン化合物は、中心窒素原子に3個のシリコン原子が結合されている三角平面SiN分子構造の形態を有することから高い熱安定性と低い活性化エネルギーを有し、反応性に優れ、非揮発性の副生成物を生成せず、高い純度のシリコン含有薄膜を容易に形成することができる。
本発明の一実施例による前記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物は、高い熱安定性と反応性、高い純度を有する薄膜を形成するために、好ましくは、前記化学式1中、前記R〜Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C5)アルキル、(C2‐C5)アルケニル、(C2‐C5)アルキニル、(C3‐C6)シクロアルキルまたは(C6‐C10)アリールであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、(C1‐C5)アルキル、(C2‐C5)アルケニル、(C2‐C5)アルキニル、(C3‐C5)シクロアルキルまたは(C6‐C10)アリールであってもよい。
より好ましくは、前記化学式1中、R〜Rは、互いに独立して、水素または(C1‐C5)アルキルであり、R〜Rは、互いに独立して、水素または(C1‐C5)アルキルであってもよい。
本発明の一実施例による前記化学式1は、下記化合物から選択されてもよく、これに限定されるものではない。










本発明に記載の「アルキル」、「アルコキシ」およびその他の「アルキル」部分を含む置換体は、直鎖または分岐鎖の形態を全て含む。また、本発明に記載の「アリール」は、一つの水素除去によって芳香族炭化水素から誘導された有機ラジカルであり、各環に、好適には4〜7個、好ましくは5または6個の環原子を含む単環または縮合環系を含み、多数個のアリールが単結合で連結されている形態をも含む。具体的な例として、フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル、インデニル(indenyl)、フルオレニルなどを含むが
、これに限定されない。また、本発明のアルケニルは、二重結合を一つ以上含む直鎖または分岐鎖状の炭化水素であり、一例としては、ビニル基、プロプ−1‐エン(prop‐1‐en)、ブタ‐1,3‐ジエンなどを含むが、これに限定されるものではなく、本発明のアルキニルは、三重結合を一つ以上含む直鎖または分岐鎖状の炭化水素を含む。
また、本発明の前記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物は、好ましくは、シリコン含有薄膜蒸着用前駆体化合物であってもよい。
また、本発明は、下記化学式2で表される塩基または(C1‐C7)アルキルリチウム下で、下記化学式3で表される化合物と下記化学式4で表される化合物を反応させて下記化学式5で表される化合物を製造する段階と、前記化学式5で表される化合物と下記化学式6で表される化合物を反応させて前記化学式1で表される化合物を製造する段階と、を含む前記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法を提供する。
[化2]
N(R11)(R12)(R13
[化3]


[化4]


[化5]


[化6]
[前記化学式2〜6中、R11〜R13は、互いに独立して、(C1‐C7)アルキルであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、前記R〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、およびR〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C1‐C7)アルコキシまたは(C1‐C7)アリールオキシでさらに置換されていてもよく、Mは、アルカリ金属であり、XまたはXは、ハロゲンである。]
本発明の一実施例による前記化学式6は、(C1‐C7)アルキル金属(ここで、金属は、アルカリ金属である。)と下記化学式7で表される化合物を反応させて製造されることができる。
[化7]


[前記化学式7中、RまたはRは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、前記RまたはRのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C1‐C7)アルコキシまたは(C1‐C7)アリールオキシでさらに置換されていてもよい。]
また、本発明は、下記化学式4で表される化合物と下記化学式6で表される化合物を反応させて下記化学式8で表される化合物を製造する段階と、(C1‐C7)アルキルリチウム下で、前記化学式8で表される化合物と下記化学式3で表される化合物を反応させて前記化学式1で表される化合物を製造する段階と、を含む前記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法を提供する。
[化3]


[化4]


[化6]


[化8]


[前記化学式3、化学式4、化学式6および8中、R〜Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、前記R〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールおよび R
〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C1‐C7)アルコキシまたは(C1‐C7)アリールオキシでさらに置換されていてもよく、XまたはXは、ハロゲンである。]
また、本発明は、下記化学式2で表される塩基または(C1‐C7)アルキルリチウム下で、下記化学式3で表される化合物と下記化学式4で表される化合物を反応させて下記化学式5で表される化合物を製造する段階と、下記化学式2で表される塩基下で、前記化学式5で表される化合物と下記化学式9で表される化合物を反応させて前記化学式1で表される化合物を製造する段階と、を含む前記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法を提供する。
[化2]
N(R11)(R12)(R13
[化3]


[化4]


[化5]


[化9]


[前記化学式2〜5および化学式9中、R11〜R13は、互いに独立して、(C1‐C7)アルキルであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、前記R〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、およびR〜Rのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C1‐C7)アルコキシまたは(C1‐C7)アリールオキシでさらに置換されていてもよく、XまたはXは、ハロゲンである。]
本発明の一実施例による(C1‐C7)アルキルリチウムは、炭素数1〜7のアルキルにリチウムが結合された化合物であり、一例として、メチルリチウム、n‐ブチルリチウムなどが挙げられ、好ましくは、n‐ブチルリチウムであってもよい。
本発明の一実施例による(C1‐C7)アルキル金属は、炭素数1〜7のアルキルに金属が結合された化合物であり、このときの金属は、アルカリ金属であり、一例として、Li、Na、Kなどが挙げられ、Liが好ましい。
本発明の一実施例による方法は、下記化学式11の存在下で、下記化学式12で表される化合物と下記化学式13で表される化合物を反応させて下記化学式14で表される化合物を製造する段階と、b)下記化学式14で表される化合物と下記化学式15で表される化合物を反応させて前記化学式3で表される化合物を製造する段階と、をさらに含むことができる。
[化11]
MX11
[化12]


[化13]


[化14]


[化15]
HN(R)(R
[前記化学式11〜15中、Mは、B、AlまたはSnであり、R21〜R23は、互いに独立して、(C1‐C7)アルキルであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、R〜Rは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、X11およびX12は、互いに独立して、ハロゲンである。]
本発明の一実施例による化学式11は、ハロゲン化金属であり、ここで、金属は、B、AlまたはSnであり、好ましくは、Alであってもよい。
本発明の製造方法において使用される溶媒は、通常の有機溶媒のうち、出発物質と反応しない溶媒であればいずれも可能であるが、一例として、ノルマルヘキサン(n‐hexane)
、シクロヘキサン(Cyclohexane)、ノルマルペンタン(n‐Pentane)、ジエチルエーテル(Diethyl ether)、トルエン(Toluene)、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、卜リクロロメタン(Chloroform)からなる群から選択される1種以上が選択されることができる。
本発明の製造方法において、反応温度は、通常の有機合成において使用される温度であればよく、反応時間、反応物質および出発物質の量に応じて異なりうる。また、反応は、NMRおよびGCなどにより出発物質が完全に消耗されたことを確認した後、終了させる。反応が終了すると、濾過過程後、単蒸留および減圧下で溶媒を除去した後、分別蒸留または減圧蒸留などの通常の方法により目的物を分離精製することもできる。
また、本発明は、本発明のアミノシリルアミン化合物を含むシリコン含有薄膜用組成物およびこれを含むシリコン含有薄膜の製造方法を提供する。
本発明のシリコン含有薄膜用組成物は、本発明のアミノシリルアミン化合物を薄膜蒸着用前駆体として含み、且つ本発明のアミノシリルアミン化合物の組成物内の含有量は、薄膜の成膜条件または薄膜の厚さ、特性などを考慮して、当業者が認識可能な範囲内で含まれることができる。
また、本発明は、本発明のアミノシリルアミン化合物を含んでなるシリコン含有薄膜を提供する。
本発明のシリコン含有薄膜は、通常の方法により製造されることができ、一例として、有機金属化学気相蒸着法(MOCVD)、原子層蒸着法(ALD)工程、低圧気相蒸着法(LPCVD)、プラズマ強化気相蒸着法(PECVD)またはプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)などが挙げられる。
本発明のアミノシリルアミン化合物を前駆体として使用して製造されたシリコン含有薄膜は、本発明のアミノシリルアミン化合物が低い活性化エネルギーを有し、反応性が高く、非揮発性の副生成物がほとんど発生されず、高い純度を有し、優れた物理的、電気的特性を有する。
本発明のアミノシリルアミン化合物は、熱安定性に優れ、高い反応性を有することから、これを前駆体として製造されたシリコン含有薄膜は、純度が高く、物理的、電気的特性に非常に優れる。
また、本発明のアミノシリルアミン化合物は、シリコン含有量が高く、常温、常圧で液体状で存在することから保管およびハンドリングが容易であり、揮発性が高いことから蒸着が速い速度で容易に行われ、優れた凝集力と優れたステップカバレッジを有する薄膜の蒸着が可能である。
実施例2で製造したアルキルアミノシランの蒸気圧測定の結果を示す図である。 実施例3と4で製造したアルキルアミノシランの熱重量分析の結果を示す図である。 実施例3と4で製造したアルキルアミノシランの蒸気圧測定の結果を示す図である。 実施例6で製造したアルキルアミノシランの熱重量分析の結果を示す図である。 実施例6で製造したアルキルアミノシランの蒸気圧測定の結果を示す図である。 実施例7〜8および比較例で実施したシリコンが含有された薄膜の蒸着方法を示す図である。 実施例7〜比較例で製造したシリコンが含有された薄膜のエリプソメータ分析による膜の厚さを示す図である。 実施例7〜比較例で製造したシリコンが含有された薄膜を赤外分光分析により蒸着された膜を分析した結果を示す図である。 実施例8および比較例で製造したシリコンが含有された薄膜をエリプソメータ分析により膜の厚さを示す図である。 実施例8で製造したシリコンが含有された薄膜を赤外分光分析により蒸着された膜を分析した結果を示す図である。
以下、本発明を下記の実施例に基づいて、より詳細に説明する。ただし、下記の実施例は、本発明を例示するためのものであって、限定するものではない。
以下、全ての化合物の実施例は、グローブボックスまたはシュレンクフラスコを用いて無水および不活性雰囲気下で行っており、生成物は、プロトン核磁気共鳴分光法(H Nuclear Magnetic Resonance、NMR)、熱重量分析法(thermogravimetric analysis、TGA)およびガスクロマトグラフィー(gas chromatography、GC)を用いて分析しており、蒸着した薄膜は、エリプソメータ(Ellipsometer)により厚さを測定し、赤外分光法(infrared spectroscopy)を用いて膜成分を分析した。
[実施例1]ジエチルアミノジメチルジシラザンの合成
無水および不活性雰囲気下で火炎乾燥した2000mLシュレンクフラスコにヘキサメチルジシラザン(((CHSi)NH)250g(1.55mol)と塩化アルミニウム(AlCl)10g(0.075mol)を入れて攪拌しながらジクロロジメチルシラン((CHSiCl)499.80g(3.87mol)を25℃を維持して徐々に添加した後、反応液を徐々に40℃に昇温した。この混合反応液を3時間攪拌し、生成されたクロロトリメチルシラン((CHSiCl)と過量に添加されたジクロロジメチルシラン((CHSiCl)を単蒸留または減圧蒸留により除去した。回収されたクロロジメチルジシラザン(((CHSiCl)NH))溶液を攪拌しながらジエチルアミン((CHCHNH)475.45g(6.5mol)を−15℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した後、反応液を徐々に常温に昇温し、6時間常温で攪拌した。濾過して生成された白色の固体を除去してから濾液を得た後、この濾液を減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留によりジエチルアミノジメチルジシラザン((CHSiN(CHCHNH)319.90g(1.16mol)を収率75%で取得した。
H NMR(inC)δ0.14(s、12H、HNSi(C N)、0.97(t、12H、Si(NCH )、3.42(q、8H、Si(NC CH)、沸点238℃。
[実施例2]ビスジエチルアミノジメチルシリルトリメチルシリルアミンの合成
無水および不活性雰囲気下で火炎乾燥した2000mLフラスコに実施例1で合成されたジエチルアミノジメチルジシラザン((CHSiN(CHCHNH)180g(0.65mol)と有機溶媒n‐ヘキサン200mlを入れて攪拌しながら2.29M濃度のノルマルブチルリチウム(n‐CLi)ヘキサン(C14)溶液202.16g(0.65mol)を−15℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に常温に昇温し、12時間攪拌した後、テトラヒドロフラン(O(C)200mlを添加した。この反応液にクロロトリメチルシラン(ClSi(CH)70.94g(0.65mol)を−20℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に昇温して65℃を維持し、12時間攪拌した。反応が終了した反応混合物を濾過して生成された白色の固体を除去してから濾液を得た後、この濾液を減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留によりビスジエチルアミノシリルトリメチルシリルアミン((CHSiN(Si(CHN(CHCH)159g(0.46mol)を収率70%で取得した。
H NMR(inC)δ0.30(s、12H、NSi(C N)、0.32(s、9H、Si(C )、0.99(t、12H、Si(NC CH)、2.82(q、8H、Si(NC CH);沸点279℃;GC分析結果>99.85%。
[実施例3]トリスジエチルアミノジメチルシリルアミンの合成
無水および不活性雰囲気下で火炎乾燥した2000mLフラスコに実施例1で合成されたジエチルアミノジメチルジシラザン((CHSiN(CHCHNH)180g(0.65mol)と有機溶媒n‐ヘキサン200mlを入れて攪拌しながら2.29M濃度のノルマルブチルリチウム(n‐CLi)ヘキサン(C14)溶液202.16g(0.65mol)を−15℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に常温に昇温し、12時間攪拌した後、テトラヒドロフラン(O(C)200mlを添加した。この反応液にジクロロジメチルシラン(ClSi(CH)と2当量のジエチルアミンを定量的に反応させて合成したクロロジメチルジエチルアミノシラン108.25g(0.65mol)を−20℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に昇温して65℃を維持し、12時間攪拌した。反応が完了した反応混合物を濾過して生成された白色の固体を除去した後、濾液を得た。この濾液を減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留によりトリスジエチルアミノシリルアミン(N(Si(CHN(CHCH)119.00g(0.29mol)を収率45%で取得した。
H NMR(inC)δ0.37(s、18H、NSi(C N)、1.02(t、18H、Si(NCH )、2.86(q、12H、Si(NC CH);沸点311℃;GC分析結果>99.27%。
[実施例4]トリスジエチルアミノジメチルシリルアミンの合成
無水および不活性雰囲気下で火炎乾燥した2000mLフラスコに実施例1で合成されたジエチルアミノジメチルジシラザン((CHSiN(CHCHNH)180g(0.65mol)と有機溶媒n‐ヘキサン200mlを入れて攪拌しながら2.29M濃度のノルマルブチルリチウム(n‐CLi)ヘキサン(C14)溶液202.16g(0.65mol)を−15℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に常温に昇温し、12時間攪拌した後、テトラヒドロフラン(O(C)200mlを添加した。この反応液にジクロロジメチルシラン84.30g(0.65mol)を−20℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に昇温して65℃を維持し、12時間攪拌した。反応混合物を濾過して生成された白色の固体を除去してから濾液を得た後、この濾液を攪拌しながらジエチルアミン(HN(C)と2.29M濃度のノルマルブチルリチウム(n‐CLi)ヘキサン(C14)溶液を定量的に反応させて得たリチウムジエチルアミン塩(LiN(C)51.65g(0.65mol)を−20℃を維持して徐々に添加する。添加が完了した反応液を徐々に昇温して65℃を維持し、12時間攪拌した。反応混合物を濾過して生成された白色の固体を除去してから濾液を得た後、この濾液を減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留によりトリスジエチルアミノシリルアミン(N(Si(CHN(CHCH)171.88g(0.42mol)を収率65%で取得した。
H NMR(inC)δ0.37(s、18H、HNSi(C N)、1.02(t、18H、Si(NCH )、2.86(q、12H、Si(NC CH);沸点311℃;GC分析結果>99.27%。
[実施例5]ジメチルアミノメチルジシラザンの合成
無水および不活性雰囲気下で火炎乾燥した2000mLシュレンクフラスコにヘキサメチルジシラザン(((CHSi)NH)250g(1.55mol)と塩化アルミニウム(AlCl)10g(0.075mol)を入れて攪拌しながらジクロロメチルシラン(CHSiHCl)713.19g(6.20mol)を25℃を維持して徐々に添加した後、反応液を徐々に40℃に昇温した。この混合反応液を3時間攪拌して生成されたクロロトリメチルシラン((CHSiCl)と過量に添加されたジクロロメチルシラン(CHSiHCl)を単蒸留または減圧蒸留により除去した。回収されたクロロメチルジシラザン((CHSiHCl)NH))溶液を攪拌しながらジメチルアミン((CHNH)293.47g(4.2mol)を−15℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した後、反応液を徐々に常温に昇温し、6時間常温で攪拌した。濾過して生成された白色の固体を除去した後、濾液を得た。この濾液を減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留によりジメチルアミノメチルジシラザン((CHSiHN(CHNH)を222.54g(1.16mol)を収率75%で取得した。
H‐NMR(inC)δ0.19(t、6H、(((CHN(C )HSi)NH)、2.46(s、12H、(((C N(CH)HSi)NH)、4.71(m、2H、NSi)。
[実施例6]トリスジメチルアミノメチルシリルアミンの合成
無水および不活性雰囲気下で火炎乾燥した2000mLフラスコに実施例5で合成されたジメチルアミノメチルジシラザン((CHSiHN(CHNH)191.43g(1.00mol)と有機溶媒n‐ヘキサン200mlを入れて攪拌しながら2.29M濃度のノルマルブチルリチウム(n‐CLi)ヘキサン(C14)溶液303.32g(1.00mol)を−15℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に常温に昇温し、12時間攪拌した後、テトラヒドロフラン(O(C)300mlを添加した。この反応液にジクロロメチルシラン(ClSiHCH)と2当量のジメチルアミンを定量的に反応させて合成したクロロメチルクロロジメチルアミノシラン123g(1.00mol)を−20℃を維持して徐々に添加した。添加が完了した反応液を徐々に昇温して65℃を維持し、12時間攪拌した。反応が終了した反応混合物を濾過して生成された白色の固体を除去してから濾液を得た後、この濾液を減圧下で溶媒を除去し、減圧蒸留によりトリスジメチルアミノメチルシリルアミン((CHSiHN(CHN)195.03g(0.70mol)を収率70%で取得した。
H‐NMR(inC)δ0.28(m、9H、NSiC )2.46(m、18H、SiN(C )、4.81(m、3H、NSi);沸点237℃;GC分析結果>99.5%。
[実施例7]アミノシリルアミン化合物を使用するプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)によるシリコン酸化膜の蒸着
公知のプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)を用いる通常のプラズマ強化原子層蒸着(PEALD)装置でシリコン酸化膜を形成するための組成物として、本発明に係る実施例2、3、6のアミノシリルアミン化合物を用いて、成膜評価を行った。反応ガスとしてはプラズマとともに酸素を使用し、不活性ガスであるアルゴンはパージのために使用した。以下、図6と表1に具体的なシリコン酸化薄膜の蒸着方法を示す。

蒸着した薄膜は、エリプソメータ(Ellipsometer)により厚さを測定し、赤外分光光度計を用いてSiO薄膜の形成を分析した。図7はエリプソメータ分析により膜の厚さを示すものである。薄膜の厚さは、98−112Åまで置換基の種類および個数に応じて異なり、高い蒸着率を要するシリコン酸化薄膜応用全分野にわたり有用に使用できると判断される。図8は赤外分光分析により蒸着された膜を分析したものである。薄膜はいずれもシリコン酸化膜を形成したことが観察され、C-H、Si-OHのような不純物ピークは観察されなかった。
すなわち、本発明により製造された新規なアミノシリルアミン化合物は、プラズマ原子層蒸着工程を経て高い蒸着率を有する高純度のシリコン酸化薄膜を形成することにその活用価値が高いと確認された。
[比較例]公知のアミノシリルアミン化合物を使用するプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)によるシリコン酸化膜の蒸着
本発明のアミノシリルアミン化合物の代わりに下記表2に記載したように公知のアミノシリルアミン化合物を使用した以外は、実施例7で行われた同一の蒸着条件下で公知のプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)を用いて成膜評価を行い、蒸着した薄膜は、実施例7で実施したことと同一の分析方法と条件を行って分析結果を確保した。以下、図6と表2に具体的なシリコン酸化薄膜の蒸着方法を示す。
薄膜の厚さは21‐60Åであり、実施例3、4および6のアミノシリルアミンより低い蒸着率を示しており、薄膜はいずれもシリコン酸化膜を形成したことが観察された。
[実施例8]前記アミノシリルアミン化合物を使用するプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)によるシリコン窒化膜の蒸着
公知のプラズマ強化原子層蒸着法(PEALD)を用いる通常のプラズマ強化原子層蒸着(PEALD)装置でシリコン窒化膜を形成するための組成物として本発明に係る実施例2および実施例4のアミノシリルアミン化合物を用いて成膜評価を行った。反応ガスとしてはプラズマとともに窒素(N)とアンモニア(NH)を使用し、不活性ガスであるアルゴンはパージのために使用した。以下、図6と表3に具体的なシリコン窒化薄膜の蒸着方法を示す。
蒸着した薄膜は、エリプソメータ(Ellipsometer)により厚さを測定し、赤外分光光度計を用いてシリコン窒化薄膜の形成を分析した。図9はエリプソメータ分析により膜の厚さを示すものである。薄膜の厚さは、65‐72Åまで置換基の種類および個数に応じて異なり、シリコン窒化薄膜応用全分野にわたり有用に使用できると判断される。図10は赤外分光分析により蒸着された膜を分析した。
すなわち、本発明により製造された新規なアミノシリルアミン化合物は、プラズマ原子層蒸着工程を経て低温で蒸着可能な高純度のシリコン窒化薄膜を形成することにその活用価値が高いことが確認された。

Claims (11)

  1. 下記化学式1で表される、アミノシリルアミン化合物。
    [化1]

    [前記化学式1中、
    、R およびは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    は水素であり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、
    前記R 、R およびのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、並びにおよびRのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよい。]
  2. 、R およびは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C5)アルキル、(C2‐C5)アルケニル、(C2‐C5)アルキニル、(C3‐C6)シクロアルキルまたは(C6‐C10)アリールであり、
    は水素であり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素、(C1‐C5)アルキル、(C2‐C5)アルケニル、(C2‐C5)アルキニル、(C3‐C5)シクロアルキルまたは(C6‐C10)アリールである、請求項1に記載のアミノシリルアミン化合物。
  3. 、R およびは、互いに独立して、水素または(C1‐C5)アルキルであり、
    は水素であり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素または(C1‐C5)アルキルである、請求項2に記載のアミノシリルアミン化合物。
  4. 前記化学式1は、下記化合物から選択される、請求項1に記載のアミノシリルアミン化合物。
  5. 下記化学式2で表される塩基または(C1‐C7)アルキルリチウム下で、下記化学式3で表される化合物と下記化学式4で表される化合物を反応させて下記化学式5で表される化合物を製造する段階と、
    前記化学式5で表される化合物と下記化学式6で表される化合物を反応させて下記化学式1で表される化合物を製造する段階と、を含む、下記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法。
    [化1]

    [化2]
    N(R11)(R12)(R13

    [化3]

    [化4]

    [化5]

    [化6]

    [前記化学式1〜6中、
    11〜R13は、互いに独立して、(C1‐C7)アルキルであり、
    、R およびは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    は水素であり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、隣接する置換体は、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、
    前記R 、R およびのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、並びにおよびRのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよく、
    Mは、アルカリ金属であり、
    およびXは、互いに独立して、ハロゲンである。]
  6. 前記化学式6は、(C1‐C7)アルキル金属(ここで、金属は、アルカリ金属である。)と下記化学式7で表される化合物を反応させて製造される、請求項5に記載の下記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法。
    [化7]
    [前記化学式7中、
    およびRは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    前記RおよびRのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよい。]
  7. 下記化学式4で表される化合物と下記化学式9で表される化合物を反応させて下記化学式8で表される化合物を製造する段階と、
    (C1‐C7)アルキルリチウム下で、前記化学式8で表される化合物と下記化学式3で表される化合物を反応させて下記化学式1で表される化合物を製造する段階と、を含む、下記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法。
    [化1]

    [化3]

    [化4]

    [化9]

    [化8]

    [前記化学式1、化学式3、化学式4、化学式9および8中、
    、R およびは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    は水素であり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、隣接する置換体は、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、
    前記R 、R およびのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、並びにおよびRのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよく、
    およびXは、互いに独立して、ハロゲンである。]
  8. 下記化学式2で表される塩基または(C1‐C7)アルキルリチウム下で、下記化学式3で表される化合物と下記化学式4で表される化合物を反応させて下記化学式5で表される化合物を製造する段階と、
    下記化学式2で表される塩基下で、前記化学式5で表される化合物と下記化学式9で表される化合物を反応させて下記化学式1で表される化合物を製造する段階と、を含む、下記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法。
    [化1]

    [化2]
    N(R11)(R12)(R13

    [化3]

    [化4]

    [化5]

    [化9]

    [前記化学式1〜5および化学式9中、
    11〜R13は、互いに独立して、(C1‐C7)アルキルであり、
    、R およびは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    は水素であり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、隣接する置換体は、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、
    前記R 、R およびのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、並びにおよびRのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよく、
    およびXは、互いに独立して、ハロゲンである。]
  9. 下記化学式11の存在下で、下記化学式12で表される化合物と下記化学式13で表される化合物を反応させて下記化学式14で表される化合物を製造する段階と、
    下記化学式14で表される化合物と下記化学式15で表される化合物を反応させて前記化学式3で表される化合物を製造する段階と、をさらに含む、請求項5から8のいずれか1項に記載の前記化学式1で表されるアミノシリルアミン化合物を製造する方法。
    [化11]
    11

    [化12]

    [化13]

    [化14]

    [化15]
    HN(R)(R

    [前記化学式11〜15中、
    Mは、BまたはAlであり、
    21〜R23は、互いに独立して、(C1‐C7)アルキルであり、
    およびRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    およびRは、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    11およびX12は、互いに独立して、ハロゲンである。]
  10. 下記化学式1で表される、アミノシリルアミン化合物を含む、シリコン含有薄膜蒸着用組成物。
    [化1]

    [前記化学式1中、
    〜R は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    およびR は、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびR は、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、
    前記R 〜R のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、並びにR およびR のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよい。]
  11. 下記化学式1で表される、アミノシリルアミン化合物を使用してシリコン含有薄膜を製造する方法。
    [化1]

    [前記化学式1中、
    〜R は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C7)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであり、
    およびR は、互いに独立して、水素またはメチルであり、
    およびR は、互いに独立して、水素、(C1‐C7)アルキル、(C2‐C7)アルケニル、(C2‐C7)アルキニル、(C3‐C10)シクロアルキルまたは(C6‐C12)アリールであるか、互いに連結されて5員〜7員の脂環式環を形成していてもよく、
    前記R 〜R のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、並びにR およびR のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリールは、ハロゲン、(C1‐C7)アルキルまたは(C1‐C7)アルコキシでさらに置換されていてもよい。]

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