JP6566637B2 - 点火プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、点火プラグに関する。
従来、内燃機関に備えられる点火装置として、特許文献1には、中心電極及び接地電極に加えて、両者の間に設けられた中間電極を備える構成が開示されている。中間電極は、一端が絶縁碍子に埋没しているとともに、他端が中心電極と接地電極との間に位置するように絶縁碍子に突設されており、中心電極及び接地電極とは別体となっている。そして、当該中間電極を介して中心電極と接地電極との間に火花を生じさせることにより、当該火花を大きくして混合気への着火性を高めようとしている。
特開2009−164089号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、放電により生じる火花を大きくすることはできるが、中間電極が中心電極及び接地電極とは別体として絶縁碍子に突設されているため、放電により生じた火花の熱が中間電極を介して絶縁碍子に伝達される。これにより、当該火花の温度が低下し、却って着火性が低下する。
また、当該点火装置が取り付けられる内燃機関の燃焼室内には、燃料ガスと空気とが混合されてなる混合気が供給されるとともに、タンブル流やスワール流などの混合気の流れが存在している。そして、当該混合気の流れを利用して、点火装置における放電により生じる火花を伸長させて放電経路を拡大することにより、混合気への着火性の向上を図ることが行われている。しかしながら、特許文献1に開示の構成では、中間電極は中心電極及び接地電極と別体であるため、中間電極によって中心電極と接地電極との間における混合気の流れが阻害されるおそれがある。混合気の流れが阻害されると、当該混合気の流れによる火花の伸長を十分に行うことができず、放電経路を拡大しにくくなるため、着火性が低下する。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、着火性の向上が図られる点火プラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、中心電極と、
該中心電極が内側に挿通された絶縁碍子と、
該絶縁碍子を内側に保持するハウジングと、
該ハウジングに接合されて上記中心電極との間に放電ギャップを形成する接地電極と、
上記放電ギャップに向かって突出するように、絶縁体を介して上記接地電極に設けられた中間電極と、
を備え
上記接地電極は、プラグ軸方向に延設された接地電極支柱部と、該接地電極支柱部の先端から上記中心電極の軸心と交差するように屈曲されて上記中心電極の先端と対向する接地電極対向部とを備え、上記中間電極は上記接地電極支柱部に設けられており、
上記中間電極における突出方向の先端である中間電極先端は、上記中間電極の突出方向及びプラグ軸方向に垂直な方向から見て、上記中心電極の先端に設けられた中心電極側金属チップにおける上記接地電極支柱部側の外縁と、上記接地電極対向部に設けられた接地電極側金属チップにおける上記接地電極支柱部側の外縁とを結ぶ仮想直線に沿っていることを特徴とする点火プラグにある。
上記点火プラグにおいては、放電ギャップに向かって突出する中間電極が設けられているため、中心電極と接地電極との間に発生する火花放電は中間電極を介して発生することとなる。その結果、火花放電が生じやすくなるため、初期電圧の上昇と電極消耗時の放電異常の発生を抑制することができる。これにより、中心電極と接地電極との距離を大きくしても両者の間に火花放電を生じさせることができるため、当該火花放電を長くすることができ、着火性の向上を図ることができる。さらに、中間電極は絶縁体を介して接地電極に設けられているため、接地電極と別体で設けられている場合に比べて、中心電極と接地電極との間における混合気の流れを阻害しにくい。これにより、混合気の流れによる火花放電の伸長が促されて、放電経路を拡大することができ、着火性の向上を図ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、着火性の向上が図られる点火プラグを提供することができる。
実施例1における、点火プラグの側面図。 実施例1における、中間電極の突出方向に垂直な方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 実施例1における、中間電極の突出方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 図3における、IV-IV線位置断面図。 実施例1における、火花放電の発生態様を示す模式図。 実施例1の変形例における、中間電極の突出方向に垂直な方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 実施例2における、中間電極の突出方向に垂直な方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 実施例3における、中間電極の突出方向に垂直な方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 実施例4における、中間電極の突出方向に垂直な方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 実施例4における、中間電極の突出方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。 実施例5における、図3のIV-IV線位置相当の断面図。 実施例6における、中間電極の突出方向から見た点火プラグの先端の側面拡大図。
本発明の点火プラグは、自動車等に備えられる内燃機関における着火手段として用いることができる。上記点火プラグにおいて、燃焼室へ挿入される側を先端側とし、先端側の端部を先端というものとする。また先端側の反対側を基端側とし、基端側の端部を基端というものとする。また、本明細書において、プラグ軸方向とは、点火プラグの軸方向を意味する。
(実施例1)
実施例に係る点火プラグにつき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の点火プラグ1は、図1に示すように、中心電極2と、中心電極2が内側に挿通された絶縁碍子3と、絶縁碍子3を内側に保持するハウジング10と、ハウジング10に接合されて中心電極2との間に放電ギャップGを形成する接地電極4と、放電ギャップGに向かって突出するように、絶縁体6を介して接地電極4に設けられた中間電極5とを備える。
以下、本例の点火プラグ1について、詳述する。
図1に示すように、本例では、ハウジング10は、プラグ軸方向Yに延びる筒状を成しており、ハウジング10の外周面には内燃機関(図示せず)に螺合するための取付ネジ部11が形成されている。そして、点火プラグ1は、取付ネジ部11を介して内燃機関に取り付けられる。
図1、図2に示すように、中心電極2は、点火プラグ1のプラグ軸方向Yに延びる棒状をなしており、中心電極2は筒状の絶縁碍子3の内側に挿通されている。中心電極2の先端2bには中心電極側金属チップ21が取り付けられており、絶縁碍子3から突出して点火プラグ1の先端側Y1に露出している。
図2に示すように、接地電極4は、接地電極支柱部41と接地電極対向部42とを備える。接地電極支柱部41は、ハウジング10のプラグ軸方向Yの先端側Y1の端部10aからプラグ軸方向Yに延設されている。接地電極対向部42は、接地電極支柱部41の先端41aから中心電極2の軸心2aと交差するように屈曲されている。接地電極対向部42には、中心電極側金属チップ21と対向する位置に接地電極側金属チップ43が設けられている。そして、中心電極側金属チップ21と接地電極側金属チップ43とは所定距離だけ離隔して、放電ギャップGが形成されている。
接地電極4には、絶縁体6を介して中間電極5が設けられている。絶縁体6はセラミック製であって筒状を成している。絶縁体6は、接地電極支柱部41に垂直となるように、中心電極側金属チップ21と接地電極側金属チップ43とのプラグ軸方向Yにおける中央位置(すなわち、放電ギャップGの中央位置)に向かって突出している。なお、図1、図2に示すように、かかる突出方向をXとする。図4に示すように、絶縁体6は、筒状の絶縁体筒状部61と、絶縁体筒状部61の一端側に拡径されて形成された絶縁体鍔部62とからなる。絶縁体筒状部61における絶縁体鍔部62と反対側の絶縁体端部63は開口している。
図4に示すように、中間電極5は、棒状の中間電極棒状部51と、一端側に拡径されて形成された中間電極鍔部52とを有する。中間電極棒状部51の外径は絶縁体筒状部61の内径と略同一であって、中間電極棒状部51は絶縁体筒状部61の内側に挿通されている。そして、中間電極鍔部52と反対側の中間電極先端53が放電ギャップGに向けて絶縁体端部63から露出している。中間電極5の突出方向Xの先端である中間電極先端53(放電ギャップG側の側面)は、中間電極5の突出方向X及びプラグ軸方向Yに垂直な方向から見て、中心電極側金属チップ21における接地電極支柱部41側の外縁21aと、接地電極側金属チップ43に接地電極支柱部41側の外縁43aとを結ぶ仮想直線Lに沿っている。すなわち、中間電極先端53(放電ギャップG側の側面)が、仮想直線L上に位置するとともに仮想直線Lに平行となっている。また、図3に示すように、中間電極5は、絶縁体6の突出方向Xから見て、中心電極2の軸心2a上に位置している。
図4に示すように、中間電極5は、接地電極支柱部41に設けられた貫通孔44と絶縁体6とを介して接地電極4に取り付けられている。貫通孔44は、接地電極支柱部41をハウジング10の径方向(中間電極5の突出方向X)に貫通している。そして、貫通孔44は、ハウジング10の外側に形成された大径部441と、大径部441よりも内側(中心電極2側)に形成されて大径部441よりも縮径した中径部442と、中径部442よりも内側に形成されて中径部442よりも縮径した小径部443とが中心を共有するように連続してなる。小径部443の直径は絶縁体筒状部61の外径と略同一であって、中径部442の直径は絶縁体鍔部62の外径と略同一である。
そして、中間電極5は以下のように接地電極4に取り付けられる。まず、中間電極先端53が絶縁体鍔部62側から突出方向Xに進むように、中間電極5を絶縁体6に挿通させる。そして、絶縁体6の内径よりも大きい直径を有する中間電極鍔部52が絶縁体鍔部62に係合することにより、中間電極5の放電ギャップG側への抜け止めがなされる。中間電極棒状部51の突出方向Xの長さは、絶縁体筒状部61の突出方向Xの長さよりも長いため、中間電極先端53は、絶縁体端部63から露出した状態となる。次に、絶縁体端部63をハウジング10の外側から貫通孔44に挿通させて、絶縁体鍔部62を中径部442に嵌め込む。その後、絶縁体からなるとともに大径部441の直径と同一の外径を有する中間電極蓋部64を大径部441に嵌め込む。そして、接地電極4と同一の材料からなるとともに大径部441の内径と同一の外径を有する接地電極蓋部45を大径部441に嵌め込んだ後、接地電極蓋部45を接地電極支柱部41に溶接することにより、貫通孔44に蓋をする。これにより、中間電極5は、絶縁体6を介して接地電極4と絶縁された状態で接地電極4に取り付けられることとなる。
次に、本例の点火プラグ1における作用効果について、詳述する。
本例の点火プラグ1においては、放電ギャップGに向かって突出する中間電極5が設けられているため、中心電極2と接地電極4との間に発生する火花放電が中間電極5を介して発生することとなる。その結果、火花放電が生じやすくなるため、初期電圧の上昇と電極消耗時の放電異常の発生を抑制することができる。これにより、中心電極2と接地電極4との距離を大きくしても両者の間に火花放電を生じさせることができる。すなわち、従来は、初期電圧の上昇と電極消耗時の放電異常の発生を考慮して、中心電極2と接地電極4との距離を1.5mm程度以下としていたが、本例の点火プラグ1によれば、中心電極2と接地電極4との距離を1.5mmよりも大きくすることができ、例えば、2.5mmまで大きくすることができる。これにより、当該火花放電を長くすることができ、着火性の向上を図ることができる。さらに、中間電極5は接地電極4に設けられているため、接地電極4と別体で設けられている場合に比べて、中心電極2と接地電極4との間における混合気の流れを阻害しにくい。これにより、図5に示すように、混合気の流れRによる火花放電Sの伸長が促されて、放電経路Pを拡大することができ、着火性の向上を図ることができる。
本例では、接地電極4は、プラグ軸方向Yに延設された接地電極支柱部41と、接地電極支柱部41の先端41aから中心電極2の軸心2aと交差するように屈曲されて中心電極2の先端2bと対向する接地電極対向部42とを備え、中間電極5は接地電極支柱部41に設けられている。これにより、中間電極5を放電ギャップGに近接させることが容易となるため、中間電極5を介した火花放電を発生させやすくなり、初期電圧の上昇と電極消耗時の放電異常の発生を一層抑制することができるとともに、着火性の向上を図ることができる。
また、本例では、中間電極先端53(放電ギャップG側の側面)は、中間電極5の突出方向X及びプラグ軸方向Yに垂直な方向から見て、中心電極側金属チップ21における接地電極支柱部41側の外縁21aと、接地電極側金属チップ43における接地電極支柱部41側の外縁43aとを結ぶ仮想直線Lに沿っている。これにより、中間電極5を中心電極2及び接地電極4の両者に近づけることができるため、両者の間に中間電極5を介した火花放電が一層形成されやすくなる。そのため、中心電極2と接地電極4との距離を一層大きくしても両者の間に火花放電を生じさせることができ、着火性の向上を図ることができる。
本例では、略筒状の絶縁体6に略棒状の中間電極5を挿通した後、中間電極蓋部64を取り付けることにより、中間電極5と接地電極4とが絶縁された状態とした。これに替えて、絶縁体6の成形時に中間電極5の中間電極鍔部52を絶縁体6の形成材料によって被覆することにより、絶縁体6と中間電極5と中間電極蓋部64とを予め一体的に形成することとしてもよい。この場合も本例と同等の作用効果を奏する。
なお、本例では、接地電極対向部42に接地電極側金属チップ43を設けたが、接地電極側金属チップ43を設けないこととしてもよい。この場合は、仮想直線Lは、中心電極側金属チップ21における接地電極支柱部41側の外縁21aに接するとともに、プラグ軸方向Yに平行な仮想直線であるものとする。
本例では、中間電極先端53は仮想直線L上に位置することとしたが、中間電極先端53は仮想直線Lと離隔していてもよい。この場合は、中間電極先端53は仮想直線Lの近傍に位置していることが好ましい。例えば、突出方向X及びプラグ軸方向Yに垂直な方向から見て、中間電極先端53は、接地電極支柱部41と仮想直線Lとの突出方向Xにおける中央位置(第1の基準位置)よりも仮想直線L側に位置していることが好ましい。さらに、中間電極先端53は、第1の基準位置と仮想直線Lとの突出方向Xにおける中央位置(第2の基準位置)よりも仮想直線L側に位置していることがより好ましい。これらのように中間電極先端53を位置させることにより、中間電極先端53が放電ギャップGに近接することとなるため、中間電極5を介した火花放電が形成されやすくなり、着火性の向上が図られる。
図6に示す変形例では、接地電極支柱部41と仮想直線Lとの突出方向Xにおける中央位置を第1の基準位置Q1とし、第1の基準位置Q1と仮想直線Lとの突出方向Xにおける中央位置を第2の基準位置Q2としたとき、中間電極先端53は第2の基準位置Q2よりも仮想直線L側に位置しており、中間電極先端53を仮想直線Lの近傍に位置した状態となっている。この変形例においても、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
以上のごとく、本例によれば、着火性の向上が図られる点火プラグ1を提供することができる。
(実施例2)
本例の点火プラグ1では、図7に示すように、中間電極5及び絶縁体6が、実施例1の場合(図1参照)に比べて、プラグ軸方向Yに長くなっている。そして、本例においても中間電極先端53は、中間電極5の突出方向X及びプラグ軸方向Yに垂直な方向から見て、仮想直線Lに沿っている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例の点火プラグ1によれば、中間電極5がプラグ軸方向Yに長くなっていることにより、実施例1の場合に比べて、中間電極先端53が中心電極側金属チップ21及び接地電極側金属チップ43の両者にさらに近づくことになる。これにより、中間電極5を介した火花放電の形成が一層容易となり、着火性の向上に寄与する。なお、本例においても、中間電極5がプラグ軸方向Yに長くなっていることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
(実施例3)
本例の点火プラグ1では、図8に示すように、中間電極5が複数(本例では2個)設けられている。そして、2個の中間電極5はプラグ軸方向Yに配列しており、両者の中間電極先端53は中間電極5の突出方向X及びプラグ軸方向Yに垂直な方向から見て、仮想直線Lに沿っている。本例では、プラグ軸方向Yにおいて中間電極5と隣り合う中心電極側金属チップ21との距離m1、隣り合う2個の中間電極5との距離m2、プラグ軸方向Yにおいて接地電極側金属チップ43と隣り合う中間電極5との距離m3はいずれも同一となっている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例の点火プラグ1によれば、中間電極5がプラグ軸方向Yに複数(本例では2個)形成されていることにより、実施例1の場合に比べて、中間電極5と隣り合う中心電極側金属チップ21との距離m1、接地電極側金属チップ43と隣り合う中間電極5との距離m3を大きくすることなく、放電ギャップGをプラグ軸方向Yに大きくすることができる。これにより、放電ギャップGに形成される火花放電をプラグ軸方向Yに長くすることができるため、着火性を一層向上することができる。なお、本例においても、中間電極5がプラグ軸方向Yに複数形成されていることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
(実施例4)
本例の点火プラグ1では、図9に示すように、中間電極先端53の一部が、実施例1の場合(図2参照)に比べて、突出方向Xに延出している。本例の中間電極先端53は先端基部531と、先端延出部532とからなる。先端基部531は、絶縁体端部63から突出方向Xに仮想直線Lまで延出している。先端延出部532は、中間電極5の突出方向X及びプラグ軸方向Yに垂直な方向から見て、中心電極側金属チップ21における接地電極支柱部41側と反対側の外縁21bと、接地電極側金属チップ43に接地電極支柱部41側と反対側の外縁43bとを結ぶ仮想直線Tまで延出している。これにより、先端延出部532は放電ギャップGに交差するように突出している。図10に示すように、先端延出部532の直径は先端基部531の直径よりも小さくなっている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例の点火プラグ1によれば、先端延出部532が放電ギャップGに交差するように突出しているため、中間電極5を介した火花放電が一層生じやすくなる。さらに、先端延出部532の直径が先端基部531の直径よりも小さくなっているため、放電ギャップGにおける混合気の流れを阻害しにくく、混合気の流れによる火花放電の拡大を妨げることを抑制できる。また、先端延出部532の直径を先端基部531の直径と同じにした場合に比べて、先端延出部532の容積が小さいため、火花放電によって温められた混合気が先端延出部532によって冷却されること(冷却損失)を低減できる。これらにより、着火性の向上を図ることができる。なお、本例においても、中間電極5に先端延出部532が形成されていることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
(実施例5)
本例の点火プラグ1では、図11に示すように、中間電極5における突出方向Xの長さが、実施例1の場合(図4参照)に比べて短くなっている。そして、絶縁体6は中実に形成されており、絶縁体端部63に中間電極鍔部52がインサートされている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例の点火プラグ1によれば、中間電極5における突出方向Xの長さが短くなっているため、火花放電によって温められた混合気が中間電極5によって冷却されること(冷却損失)を低減することができ、着火性の向上を図ることができる。なお、本例においても、中間電極5における突出方向Xの長さが短くなっていることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
(実施例6)
本例の点火プラグ1では、図12に示すように、中間電極5は、実施例1の場合(図3参照)に比べて、突出方向Xから見てプラグ軸方向Yに垂直な方向Wに長い矩形となっている。なお、中間電極先端53は、実施例1の場合(図2参照)と同様に、仮想直線Lに沿っている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例の点火プラグ1によれば、中間電極5が突出方向Xから見てプラグ軸方向Yに垂直な方向Wに長い矩形となっているため、中間電極5を当該矩形の長手方向Wを混合気の流れ方向と一致するように点火プラグ1を内燃機関に取り付けることにより、放電ギャップGに生じた火花放電が混合気の流れによって流されるときに当該火花放電が切れてしまうことを抑制できる。これにより、混合気の流れによる火花放電の拡大を促すことができる。なお、本例においても、中間電極5が突出方向Xから見てプラグ軸方向Yに垂直な方向Wに長い矩形となっていることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
1 点火プラグ
10 ハウジング
2 中心電極
21 中心電極側金属チップ
3 絶縁碍子
4 接地電極
41 接地電極支柱部
42 接地電極対向部
43 接地電極側金属チップ
5 中間電極
6 絶縁体

Claims (1)

  1. 中心電極(2)と、
    該中心電極(2)が内側に挿通された絶縁碍子(3)と、
    該絶縁碍子(3)を内側に保持するハウジング(10)と、
    該ハウジング(10)に接合されて上記中心電極(2)との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(4)と、
    上記放電ギャップ(G)に向かって突出するように、絶縁体(6)を介して上記接地電極(4)に設けられた中間電極(5)と、
    を備え
    上記接地電極(4)は、プラグ軸方向(Y)に延設された接地電極支柱部(41)と、該接地電極支柱部(41)の先端(41a)から上記中心電極(2)の軸心(2a)と交差するように屈曲されて上記中心電極(2)の先端(2b)と対向する接地電極対向部(42)とを備え、上記中間電極(5)は上記接地電極支柱部(41)に設けられており、
    上記中間電極(5)における突出方向(X)の先端である中間電極先端(53)は、上記中間電極(5)の突出方向(X)及びプラグ軸方向(Y)に垂直な方向から見て、上記中心電極(2)の先端(2b)に設けられた中心電極側金属チップ(21)における上記接地電極支柱部(41)側の外縁(21a)と、上記接地電極対向部(42)に設けられた接地電極側金属チップ(43)における上記接地電極支柱部(41)側の外縁(43a)とを結ぶ仮想直線(L)に沿っていることを特徴とする点火プラグ(1)。
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