JP6565995B2 - 電子デバイスおよび電子機器 - Google Patents
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Description
本発明に係る電子デバイスは、
基体と、
前記基体上に載置されている機能素子と、
前記基体上に前記機能素子を覆って載置されているシリコンの蓋体と、
を含み、
前記蓋体には、貫通孔と、前記貫通孔を塞ぐ封止部材と、が設けられ、
前記貫通孔は、前記基体側の第1開口の面積よりも、前記第1開口と反対側の第2開口の面積の方が大きく、
前記貫通孔の体積に対する前記封止部材の体積の比率は、35%以上87%以下である。
本発明に係る電子デバイスにおいて、
前記貫通孔の体積に対する前記封止部材の体積の比率は、35%以上58%以下であってもよい。
本発明に係る電子デバイスにおいて、
前記第1開口の形状は、多角形であってもよい。
本発明に係る電子デバイスにおいて、
前記第2開口の角部には、前記封止部材が充填されていなくてもよい。
本発明に係る電子デバイスにおいて、
前記機能素子は、平面視で前記第1開口と重ならない位置に配置されていてもよい。
本発明に係る電子デバイスにおいて、
前記貫通孔の側面には金属層が設けられ、
前記封止部材の材質は、前記金属層に含まれる元素を含む合金であってもよい。
本発明に係る電子デバイスにおいて、
前記基体は、ガラスであり、
前記機能素子は、シリコンを用いたジャイロセンサーであってもよい。
本発明に係る電子デバイスの製造方法は、
基体に機能素子を載置する工程と、
シリコンの蓋体に貫通孔を形成する工程と、
前記基体上に前記蓋体を載置して前記機能素子を収容する工程と、
前記貫通孔に封止部材を配置する工程と、
前記封止部材をエネルギービームで溶融して前記貫通孔を塞ぐ工程と、
を含み、
前記貫通孔は、前記基体側の第1開口の面積よりも、前記第1開口と反対側の第2開口の面積の方が大きくなるように形成され、
前記貫通孔の体積に対する前記封止部材の体積の比率は、35%以上87%以下である。
本発明に係る電子デバイスの製造方法において、
前記貫通孔を塞ぐ工程では、
前記貫通孔を通して前記機能素子側の雰囲気を減圧した後に、前記封止部材を溶融してもよい。
本発明に係る電子機器は、
本発明に係る電子デバイスを含む。
まず、本実施形態に係る電子デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す平面図である。図3は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す断面斜視図である。なお、図1は図2のA−A線断面図であり、図3は図2のA−A線断面斜視図である。
例えば、平坦面43および第1面22の接合部となる辺と、平坦面45および第1面22の接合部となる辺と、の間の距離である。また、開口径L2とは、例えば、平坦面43および第2面24の接合部となる辺と、平坦面45および第2面24の接合部となる辺と、の間の距離である。
持されており、基体10と離間して配置されている。振動系構造体104は、第1振動体106と、第2振動体108と、を有することができる。第1振動体106および第2振動体108は、X軸に沿って互いに連結されている。
20にクラックが発生することを抑制できる(詳細は後述)。その結果、電子デバイス100は、高い信頼性を有することができる。
次に、本実施形態に係る電子デバイスの製造方法について、図面を参照しながら説明する。図9〜図13は、本実施形態に係る電子デバイス100の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図13では、断面図(図13(a))の他に、電子デバイス100の製造工程を模式的に示す平面図(図13(b))も示している。また、便宜上、図10,12,13では、機能素子102を簡略化して図示している。
ー技術およびエッチング技術によって行われ、より具体的なエッチング技術として、ボッシュ(Bosch)法を用いることができる。これにより、微細な加工が可能となり、機能素子102の小型化を図ることができる。
以下に実験例を示し、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実験例によって何ら限定されるものではない。
、「直径」の欄には、封止部材の直径の設計値およびその誤差を記載している。「体積比率」とは、貫通孔の体積に対する封止部材の体積の比率を示している。また、表1において、「貫通」とは、貫通孔が塞がっていない状態を示している。「クラック」とは、貫通孔周辺の蓋体にクラックが発生している状態を示している。「○」は封止部材によって貫通孔が塞がり、かつ、貫通孔周辺の蓋体にクラックが発生していない状態を示している。
次に、本実施形態に係る電子機器について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る電子機器は、本発明に係る電子デバイスを含む。以下では、本発明に係る電子デバイスとして、電子デバイス100を含む電子機器について、説明する。
30 パッケージ、32 キャビティー、32a 凹部、40 貫通孔、
41 第1開口、42 第2開口、43〜46 平坦面、48 間隙、50 金属層、
60 封止部材、60a 封止部材、100 電子デバイス、102 機能素子、
102a シリコン基板、104 振動系構造体、106 第1振動体、
108 第2振動体、110 駆動部、112 駆動用支持部、112a 第1延在部、112b 第2延在部、114 駆動用バネ部、116 駆動用可動電極、
116a 突出部、120 検出部、122 検出用支持部、122a 第3延在部、
122b 第4延在部、124 検出用バネ部、126 検出用可動電極、130 駆動
用固定電極、140 検出用固定電極、150 固定部、
1100 パーソナルコンピューター、1102 キーボード、1104 本体部、
1106 表示ユニット、1108 表示部、1200 携帯電話機、
1202 操作ボタン、1204 受話口、1206 送話口、1208 表示部、
1300 デジタルスチルカメラ、1302 ケース、1304 受光ユニット、
1306 シャッターボタン、1308 メモリー、1310 表示部、
1312 ビデオ信号出力端子、1314 入出力端子、1430 テレビモニター、
1440 パーソナルコンピューター
Claims (8)
- 基体と、
凹部が設けられ、前記凹部が前記基体と対向するように前記基体に載置されているシリコンの蓋体と、
前記凹部内に配置されるように前記基体上に載置されている機能素子と、
を含み、
前記蓋体には、前記凹部から前記凹部とは反対側の面に貫通し、封止部材により塞がれている貫通孔が設けられ、
前記貫通孔は、前記凹部側の第1開口の面積よりも、前記第1開口とは反対側の第2開口の面積の方が大きく、
前記貫通孔の側面は、複数の多角形な平坦面により構成され、
前記貫通孔の側面は、金属層が積層され、
前記封止部材は、前記金属層に含まれる元素を含み、前記金属層に固着され、
前記蓋体の前記凹部の前記貫通孔が設けられている第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、の間の距離をD、
前記凹部の深さをHとしたとき、
H<D
を満たし、
前記封止部材は、隣り合う前記平坦面の境界において、最も前記第2開口側に位置し、
前記貫通孔の体積に対する前記封止部材の体積の比率は、35%以上58%以下である、電子デバイス。 - 基体と、
凹部が設けられ、前記凹部が前記基体と対向するように前記基体に載置されているシリコンの蓋体と、
前記凹部内に配置されるように前記基体上に載置されている機能素子と、
を含み、
前記蓋体には、前記凹部から前記凹部とは反対側の面に貫通し、封止部材により塞がれている貫通孔が設けられ、
前記貫通孔は、前記凹部側の第1開口の面積よりも、前記第1開口とは反対側の第2開口の面積の方が大きく、
前記貫通孔の側面は、複数の多角形な平坦面により構成され、
前記貫通孔の側面は、金属層が積層され、
前記封止部材は、前記金属層に含まれる元素を含み、前記金属層に固着され、
前記蓋体の前記凹部の前記貫通孔が設けられている第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、の間の距離をD、
前記凹部の深さをHとしたとき、
H<D
を満たし、
前記封止部材は、前記第2開口が設けられている前記第2面に達しておらず、
前記貫通孔の体積に対する前記封止部材の体積の比率は、71%以上87%以下である、電子デバイス。 - 請求項1または2において、
前記機能素子の厚さをtとしたとき、
t<H
を満たす、電子デバイス。 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、
前記機能素子は、平面視で、前記第1開口と重ならない、電子デバイス。 - 請求項1ないし4のいずれか1項において、
前記複数の多角形な平坦面は、(111)面の結晶面を有する、電子デバイス。 - 請求項1ないし5のいずれか1項において、
前記基体は、ガラスである、電子デバイス。 - 請求項1ないし6のいずれか1項において、
前記機能素子は、加速度センサーおよびジャイロセンサーの少なくともいずれかである、電子デバイス。 - 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子デバイスを含む、電子機器。
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