JP6307935B2 - 機能デバイスの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る機能デバイスにつて、図1と図2を参照して説明する。
<機能デバイス>
図1は、本発明の実施形態に係る機能デバイス100の概略構造を模式的に示す平面図である。図2は、図1に示す本発明の実施形態に係る機能デバイス100のA−A線で示す部分の断面図である。なお、説明の便宜上、図1では蓋体30の図示を省略している。また、図1と図2では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示し、Z軸は基体10と蓋体30とが重なる厚み方向を示す軸である。
機能デバイス100は、例えば、基体10を構成する材料としてホウ珪酸ガラスを用いた場合に、基体10と、シリコンを主材料とする基材を用いたジャイロセンサー素子20との間を陽極接合法により強固に接合することができる。
蓋体30を構成する材料としては、凹部30aとなる凹形状の加工が容易、且つ電界を抑制することができる材料が好適である。蓋体30を構成する材料としては、例えば、蓋体30と基体10との接合に陽極接合法を用いる場合にはシリコンが好適である。
本実施形態の機能デバイス100は、蓋体30と、ホウ珪酸ガラスで構成された基体10と、が陽極接合法によって接合されているため、蓋体30を構成する材料はシリコン基板が用いられている。
図3は、本発明の実施形態に係る機能デバイスのインピーダンス特性を示す図である。図4は、本発明の実施形態に係る機能デバイスのQ値を示す図である。図5は、本発明の実施形態に係る機能デバイスのQ値と収容空間内の圧力値との関係を示す図である。
次に、上述した機能デバイス100の製造方法について、図6と図7を参照して説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る機能デバイスの製造方法を示すフローチャートである。図7は、本発明の実施形態に係る機能デバイスの製造工程を示す断面図である。なお、図7の断面図は、図2に示す図1のA−A線における断面形状に相当する。
封止部材およびパッケージ準備工程(Step1)では、Au−Ge合金の半田ボール等の封止部材40と、貫通孔32が形成され、ジャイロセンサー素子20が収容されたパッケージ50と、図7(a)に示すように、複数の凹部60aが形成された透過性の基板60と、を準備する。なお、図7においては、パッケージ50とは、基体10が一体化して形成されているウェハー基板70に、個片化した蓋体30を接合した状態で、複数が一体化したものであり、封止工程後に個片化される。
封止部材およびパッケージ準備工程(Step1)において準備された複数の封止部材40を、図7(b)に示すように、基板60の凹部60aの上にそれぞれ配置する。その後、図7(c)に示すように、減圧雰囲気、もしくは真空雰囲気において、YAGレーザー装置等により射出されたレーザー光を封止部材40に照射し、レーザー光による発熱によって溶融する。
また、複数の凹部60aが設けられている基板60を用いることで、複数の封止部材40を一括して溶融し、封止部材40に含まれている微量のガスや有機物を放出することができるので、溶融工程が効率化し低コスト化が図られ、且つ量産化が可能となる。
封止部材溶融工程(Step2)によって一度溶融した複数の封止部材40aを、基板60の凹部60aに付着させた状態で、図7(d)に示すように、基板60を上下反転することで、複数の蓋体30が接合されたウェハー基板70と対向させる。その後、封止部材40aを蓋体30の貫通孔32と重なるように基板60とウェハー基板70とを配置する。
封止部材配置工程(Step3)の後、封止工程(Step4)に移行する。封止工程(Step4)では、減圧雰囲気、もしくは真空雰囲気において、図7(e)に示すように、基板60の凹部60aが形成されていない側の面から、YAGレーザー装置等により射出されたレーザー光を基板60に透過させて、封止部材40aに照射し溶融する。その後、冷却し硬化した封止部材40bによって、パッケージ50のジャイロセンサー素子20を収容する収容空間52を気密封止することにより完了する。
次いで、本発明の実施形態に係る機能デバイス100を適用した電子機器について、図8から図10を参照しながら説明する。
このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する電子部品(タイミングデバイス)としての機能デバイス100が内蔵されている。
このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する電子部品(タイミングデバイス)や加速度センサーとしての機能デバイス100が内蔵されている。
デジタルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1000が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行なう構成になっており、表示部1000は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
次いで、本発明の実施形態に係る機能デバイス100を適用した移動体について、図11に基づき説明する。
図11は、本発明の実施形態に係る機能デバイス100を備える移動体としての自動車1400の構成を示す斜視図である。自動車1400はジャイロセンサーとして機能する機能デバイス100が各種電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に搭載されている。例えば、同図に示すように、移動体としての自動車1400には、車体1401の姿勢を検知する機能デバイス100を内蔵して車体1401の姿勢を制御する車体姿勢制御ユニット1402が車体1401に搭載されている。
また、機能デバイス100は、他にも、エンジン制御ユニット、アンチロックブレーキシステム(ABS:Antilock Brake System)、エアバック、タイヤプレッシャーモニタリングシステム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、に広く適用できる。
Claims (3)
- 封止部材と、収容空間が設けられ前記収容空間内に可動体を有する機能素子が収容され貫通孔を有するパッケージと、を用意する工程と、
減圧雰囲気にて、前記封止部材を溶融する溶融工程と、
減圧雰囲気にて、前記溶融工程で溶融された前記封止部材を前記貫通孔に配置し、前記封止部材を溶融する封止工程と、
を含み、
前記溶融工程において、
複数の凹部が設けられている透過性の基板の前記複数の凹部に前記封止部材を配置し溶融することを特徴とする機能デバイスの製造方法。 - 前記封止工程において、
前記基板に前記封止部材が配置された状態で、前記溶融工程で溶融された前記封止部材を前記貫通孔に配置し溶融することを特徴とする請求項1に記載の機能デバイスの製造方法。 - 前記封止工程において、
レーザー光を前記基板に透過させて、前記封止部材に照射し溶融することを特徴とする請求項2に記載の機能デバイスの製造方法。
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