JP6565434B2 - 鉄骨建造物 - Google Patents

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本発明は、建造物の高さ方向に延びた複数の柱部材が設けられる鉄骨建造物に関する。
従来から、火災の局所性や、常温時と火災時における荷重支持メカニズムの違いを利用して、部材レベルではなく、建物全体レベルでの耐火設計をすることで、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構が提案されている。
非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構は、火災時に建物全体を崩壊させないことを目的とした耐火設計の実例を示すものであり、建物各階毎に応力伝達が完結するラーメン架構ではなく、複数階層を貫くブレースによって外力に耐えるメガトラス架構となっている。
非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構は、建物各階の外周部に設けられる曲げ柱、一部の免振装置及び妻側のブレースを無耐火被覆とするとともに、建物各階の内部に設けられる柱部材等、それ以外の部材にはロックウールを吹き付ける等の耐火被覆が施されている。
日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)2004年8月 3028「メガトラス鉄骨架構の耐火設計」
非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、図20に示すように、建物外周側9aに無耐火被覆柱90が配置されるとともに、建物内部側9bに耐火被覆柱91が配置される。そして、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、建物外周側9aにブレース92が配置されて、無耐火被覆柱90と耐火被覆柱91とを梁93で連結する。
非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、特に、建物外周側9aの側面のみで、複数の無耐火被覆柱90をブレース92で互いに連結する。このとき、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、火災時に一部の無耐火被覆柱90が耐力低下した場合に、耐力低下のない残部の無耐火被覆柱90にブレース92を介して鉛直荷重が伝達されることで、建物全体の崩壊が防止されるものとなる。
このため、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、建物外周側9aの側面に複数の無耐火被覆柱90を配置したうえで、これらの無耐火被覆柱90をブレース92で連結することが必要となる。このとき、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、建物外周側9aで複数の無耐火被覆柱90をブレース92で連結することが前提となることで、ラーメン構造の建造物には導入できないという問題点があった。
また、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、建物外周側9aの側面のみに無耐火被覆柱90が配置されて、建物内部側9bには無耐火被覆柱90が配置されないものとなる。このとき、非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構9は、建物内部側9bに配置される柱の本数が多くなった場合に、建物全体に配置される柱の大部分が耐火被覆柱91となるため、ロックウール等の耐火被覆が大部分の柱において必要となるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであって、その目的とするところは、火災時における建造物全体の崩壊を防止しながら、建造物内に配置される多数の柱部材を減耐火被覆柱部材として、室内有効空間の拡大及び施工性の向上を図ることのできる鉄骨建造物を提供することにある。
第1発明に係る鉄骨建造物は、建造物の高さ方向に延びた複数の柱部材が設けられる鉄骨建造物であって、耐火被覆が施される耐火被覆柱部材と、前記耐火被覆柱部材よりも耐火被覆が削減された減耐火被覆柱部材と、前記減耐火被覆柱部材から前記耐火被覆柱部材まで延びる梁部材とを備え、前記梁部材は、前記減耐火被覆柱部材から、水平方向で前記減耐火被覆柱部材に隣り合って設けられる前記耐火被覆柱部材まで、水平方向に延びて配置されて、前記梁部材の一端が、前記減耐火被覆柱部材に接合されるとともに、前記梁部材の他端が、前記耐火被覆柱部材に接合され、前記減耐火被覆柱部材は、前記耐火被覆柱部材と等しい構造種別に前記耐火被覆の施された厚さが異なるものであることを特徴とする。
第2発明に係る鉄骨建造物は、第1発明において、前記梁部材は、前記減耐火被覆柱部材から、水平方向で前記減耐火被覆柱部材の四方に隣り合って設けられる複数の前記耐火被覆柱部材まで、水平方向で四方に延びて略十字状に複数配置されることを特徴とする。
第3発明に係る鉄骨建造物は、第1発明又は第2発明において、前記梁部材は、火災により鉛直荷重支持耐力が低下した前記減耐火被覆柱部材から、前記耐火被覆柱部材に鉛直荷重を伝達することができるように、前記梁部材に所定の強度を有する梁が用いられて、前記梁部材の一端が、前記減耐火被覆柱部材に剛接合されるとともに、前記梁部材の他端が、前記耐火被覆柱部材に剛接合されることを特徴とする。
第4発明に係る鉄骨建造物は、第1発明又は第2発明において、前記梁部材に架設させて設けられる合成スラブをさらに備え、前記合成スラブは、建造物の水平方向に延びるスラブ筋と、前記スラブ筋が配設されたコンクリートと、前記梁部材に設置されるデッキプレートとを有し、前記スラブ筋を水平方向に一体化させることで、前記スラブ筋に剛結部が形成されて、前記梁部材は、前記梁部材に沿った部分に、前記スラブ筋の前記剛結部が配置されて、前記梁部材の一端が、前記減耐火被覆柱部材に半剛接合又はピン接合されるとともに、前記梁部材の他端が、前記耐火被覆柱部材に半剛接合又はピン接合されることを特徴とする。
第5発明に係る鉄骨建造物は、第1発明〜第4発明の何れかにおいて、前記減耐火被覆柱部材は、断面略矩形状の角形鋼管、断面略円形状の円形鋼管、断面略H形状のH形鋼、又は、鋼管の内空間にコンクリートが充填されたコンクリート充填鋼管が用いられることを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、火災時における建造物全体の崩壊を防止しながら、建造物に配置される複数の柱部材を部分的に減耐火被覆柱部材とすることができるため、建造物内に配置される多数の柱部材で耐火被覆を大幅に省略することができる。第1発明〜第5発明によれば、柱部材に対するロックウール等の設置スペースや、設置工程を低減させて、室内有効空間の拡大及び施工性の向上を図ることが可能となる。
特に、第2発明によれば、減耐火被覆柱部材に負担させていた鉛直荷重を、減耐火被覆柱部材から四方に向けた全方向で、鉛直荷重支持耐力が大幅に低下していない耐火被覆柱部材に負担させることができる。第2発明によれば、建造物全体で必要な鉛直荷重支持耐力を確保して、建造物にブレース等が設けられていなくても、火災時における建造物全体の崩壊を防止しながら、建造物に配置される複数の柱部材を部分的に減耐火被覆柱部材とすることが可能となる。
特に、第3発明によれば、火災時に減耐火被覆柱部材の鉛直荷重支持耐力が低下した場合でも、常温時に減耐火被覆柱部材に負担させていた建造物の鉛直荷重を、梁部材を介して、減耐火被覆柱部材から耐火被覆柱部材に伝達することが可能となる。
特に、第4発明によれば、火災時に減耐火被覆柱部材の鉛直荷重支持耐力が低下した場合でも、常温時に減耐火被覆柱部材に負担させていた建造物の鉛直荷重を、スラブ筋の剛結部を介して、減耐火被覆柱部材から耐火被覆柱部材に伝達することが可能となる。
本発明を適用した鉄骨建造物が導入される複数の柱部材が設けられる建造物を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の剛接合された減耐火被覆柱部材を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の剛接合された耐火被覆柱部材を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の梁部材を示す側面図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の第1実施形態で火災時の梁部材を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した鉄骨建造物の第1実施形態の柱部材を示す断面図であり、(b)は、その梁部材を示す断面図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の合成スラブを示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の半剛接合された減耐火被覆柱部材を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の半剛接合された耐火被覆柱部材を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した鉄骨建造物の合成スラブを示す平面図であり、(b)は、その側面図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の第2実施形態でスラブ筋の溶接接合された剛結部を示す拡大正面図である。 (a)は、本発明を適用した鉄骨建造物の第2実施形態でスラブ筋の機械的に接合された剛結部を示す拡大正面図であり、(b)は、その水平方向に連続する線材による剛結部を示す拡大正面図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の第2実施形態で火災時の合成スラブを示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物の第2実施形態で合成スラブの縁端部を示す拡大正面図である。 本発明を適用した鉄骨建造物で円形鋼管の減耐火被覆柱部材を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物でコンクリート充填鋼管の減耐火被覆柱部材を示す斜視図である。 本発明を適用した鉄骨建造物が導入される複数の柱部材が設けられる建造物を示す平面図である。 本発明を適用した鉄骨建造物が導入される複数の柱部材が設けられる建造物を示す側面図である。 非特許文献1に開示されるメガトラス鉄骨架構を示す斜視図である。
以下、本発明を適用した鉄骨建造物1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、図1に示すように、主に、住宅、学校、事務所又は病院施設等において、複数の柱部材2が設けられる建造物に導入される。また、本発明を適用した鉄骨建造物1は、柱部材2及び梁部材3とともに所定の床構造7が設けられる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、単一の階層Fからなる平屋の建造物、又は、複数の階層Fからなる低層建造物若しくは高層建造物に導入されるものであり、これら建造物の水平方向Xに延びる各々の階層Fに、高さ方向Yに延びた複数の柱部材2が設けられる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、建造物の水平方向Xに延びる各々の階層Fの内部において、耐火被覆が施される耐火被覆柱部材21と、耐火被覆柱部材21よりも耐火被覆が削減された減耐火被覆柱部材20と、減耐火被覆柱部材20から耐火被覆柱部材21まで延びる梁部材3とを備える。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、建造物の水平方向Xに延びる各々の階層Fに設けられる複数の柱部材2で、建造物の内部に設けられる一部の柱部材2を減耐火被覆柱部材20とするとともに、水平方向Xで減耐火被覆柱部材20に隣り合って設けられる柱部材2を耐火被覆柱部材21とする。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、図2に示すように、例えば、1箇所の減耐火被覆柱部材20に対して、水平方向Xの幅方向X1及び奥行方向X2で四方に離間させて、4箇所に耐火被覆柱部材21が設けられる。本発明を適用した鉄骨建造物1は、1箇所の減耐火被覆柱部材20と4箇所の耐火被覆柱部材21とが、4箇所の梁部材3で連結される。
減耐火被覆柱部材20は、図3に示すように、例えば、断面略矩形状に形成された角形鋼管が用いられる。減耐火被覆柱部材20は、特に、柱部材2の外面2aにロックウール又はグラスウール等が巻き付けられたり吹き付けられたりすることなく、角形鋼管に耐火被覆が施されない状態(ロックウール等の被覆厚0mm)で用いられる。
また、耐火被覆柱部材21は、図4に示すように、例えば、断面略矩形状に形成された角形鋼管が用いられる。耐火被覆柱部材21は、柱部材2の外面2aにロックウール又はグラスウール等の断熱材4が巻き付けられたり吹き付けられたりすることで、角形鋼管に耐火被覆が施された状態で用いられる。
減耐火被覆柱部材20は、図2に示すように、耐火被覆が施されない状態の柱部材2に限らず、耐火被覆柱部材21よりもロックウール等の耐火被覆が削減されているものの、ロックウール等の耐火被覆が幾分か施された状態の柱部材2も含まれるものとする。このとき、減耐火被覆柱部材20は、例えば、耐火被覆柱部材21のロックウール等の被覆厚を、「吹付けロックウール被覆耐火構造 施工品質管理指針(ロックウール工業会 吹付け部会)」に準拠して、1時間耐火性能が要求される場合には25mm、2時間耐火性能が要求される場合には45mm、3時間耐火性能が要求される場合には65mmとするのに対して、減耐火被覆柱部材20のロックウール等の被覆厚を、各々の耐火性能に応じた耐火被覆柱部材21の被覆厚の1/10〜1/2程度とする。
ここで、梁部材3の水平方向Xの全長部分、及び、柱部材2と梁部材3との接合箇所においては、ロックウール等の耐火被覆が全体的に施されており、図2〜図17において、耐火被覆柱部材21よりもロックウール等の耐火被覆が削減されている減耐火被覆柱部材20の削減箇所のみを、特に、ハッチングで表記するものとする。
梁部材3は、建造物の水平方向Xに延びる各々の階層Fの内部において、減耐火被覆柱部材20から、水平方向Xで減耐火被覆柱部材20に隣り合って設けられる耐火被覆柱部材21まで、幅方向X1及び奥行方向X2の何れか一方又は両方で、水平方向Xに延びて配置される。
梁部材3は、例えば、減耐火被覆柱部材20から、水平方向Xで減耐火被覆柱部材20の四方に隣り合って設けられる複数の耐火被覆柱部材21まで、水平方向Xで四方に延びて略十字状に複数配置される。
各々の梁部材3は、図5に示すように、水平方向Xに延びる梁が用いられるものであり、例えば、断面略H形状に形成されたH形鋼が用いられる。各々の梁部材3は、水平方向Xに延びる一端3aが、減耐火被覆柱部材20に接合されるとともに、水平方向Xに延びる他端3bが、耐火被覆柱部材21に接合される。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第1実施形態において、各々の梁部材3の一端3aが、減耐火被覆柱部材20に剛接合されるとともに、各々の梁部材3の他端3bが、耐火被覆柱部材21に剛接合される。
ここで、剛接合とは、柱部材2に梁部材3を接合させた接合箇所において、柱部材2に対する梁部材3の回転移動を完全に拘束した接合形式をいい、柱部材2と梁部材3との間で曲げ応力及びせん断応力が伝達されるものをいう。
減耐火被覆柱部材20及び耐火被覆柱部材21は、図3、図4に示すように、例えば、柱部材2の外面2aを取り囲むように、鋼製等の通しダイアフラム5が設けられる。通しダイアフラム5は、略矩形状等に形成された縁辺5aが、柱部材2の外面2aよりも水平方向Xに突出させて配置される。
各々の梁部材3は、水平方向Xで略平板状に延びる上フランジ31及び下フランジ32と、高さ方向Yで略平板状に延びるウェブ33とを有する。各々の梁部材3は、上フランジ31及び下フランジ32が互いに略平行に設けられるとともに、上フランジ31及び下フランジ32の略中央にウェブ33が連設される。
各々の梁部材3は、上フランジ31及び下フランジ32の各々を通しダイアフラム5の縁辺5aに溶接接合するとともに、ウェブ33を柱部材2の外面2aに溶接接合することで、減耐火被覆柱部材20及び耐火被覆柱部材21の各々に剛接合される。
また、各々の梁部材3は、上フランジ31、下フランジ32及びウェブ33の各々を、通しダイアフラム5及び柱部材2の外面2aにボルト接合等することで、減耐火被覆柱部材20及び耐火被覆柱部材21の各々に剛接合されてもよい。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第1実施形態において、図6に示すように、火災時に柱部材2が加熱されると、耐火被覆が削減された減耐火被覆柱部材20では、柱部材2が温度上昇して、柱部材2の部材耐力が著しく低下したものとなる。
このとき、耐火被覆が削減された減耐火被覆柱部材20では、火災時の温度上昇に起因して部材耐力が低下した柱部材2が、建造物の鉛直荷重によって屈曲変形等するものとなり、火災により鉛直荷重支持耐力が大幅に低下したものとなる。
これに対して、耐火被覆が施される耐火被覆柱部材21では、火災時に柱部材2が加熱されても、柱部材2の温度上昇が断熱材4により抑制されて、部材耐力が著しく低減しないものとなり、鉛直荷重支持耐力の大幅な低下が認められないものとなる。
ここで、梁部材3は、例えば、図7に示すように、所定の断面寸法及び材料強度を有するH形鋼等、所定の強度を有する鉄骨梁が用いられる。梁部材3は、例えば、断面高さhを600mm〜1600mm程度、フランジ幅bを200mm〜700mm程度、フランジ厚tfを10mm〜60mm程度、及び、ウェブ厚twを8mm〜40mm程度とする。梁部材3は、例えば、降伏強度235N/mm2〜385N/mm2の材料強度を有する。
梁部材3は、例えば、柱部材2の外径Bを350mm〜800mm程度、板厚Tを10mm〜60mm程度としたときに、所定の断面寸法及び材料強度を有するH形鋼等、所定の強度を有する鉄骨梁が用いられることで、火災時においても、梁部材3が柱部材2に剛接合された状態が維持される。
このとき、本発明を適用した鉄骨建造物1は、第1実施形態において、図6に示すように、火災により鉛直荷重支持耐力が低下した減耐火被覆柱部材20から、各々の梁部材3を介して、各々の耐火被覆柱部材21に鉛直荷重を伝達することができるように、各々の梁部材3に所定の強度を有する梁が用いられるものとなる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、火災時に減耐火被覆柱部材20の鉛直荷重支持耐力が低下した場合であっても、常温時に減耐火被覆柱部材20に負担させていた建造物の鉛直荷重が、略十字状等に配置された各々の梁部材3を介して、減耐火被覆柱部材20に隣り合って設けられる各々の耐火被覆柱部材21に伝達される。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、減耐火被覆柱部材20に負担させていた鉛直荷重を、減耐火被覆柱部材20から隣り合った耐火被覆柱部材21に分散させて伝達させることで、鉛直荷重支持耐力の大幅な低下のない耐火被覆柱部材21に、減耐火被覆柱部材20から分散された鉛直荷重を負担させることができる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、耐火被覆柱部材21に鉛直荷重を負担させることで、建造物全体で必要な鉛直荷重支持耐力を確保することができる。これにより、本発明を適用した鉄骨建造物1は、建造物にブレース等が設けられていなくても、火災時における建造物全体の崩壊を防止するものとしながら、建造物に配置される複数の柱部材2を部分的に減耐火被覆柱部材20とすることが可能となる。
次に、本発明を適用した鉄骨建造物1の第2実施形態について説明する。上述した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第2実施形態において、図8に示すように、柱部材2及び梁部材3とともに設けられる所定の床構造7として、複数の梁部材3に架設させて設けられる合成スラブ6をさらに備える。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第2実施形態において、各々の梁部材3の一端3aが、減耐火被覆柱部材20に半剛接合又はピン接合されるとともに、各々の梁部材3の他端3bが、耐火被覆柱部材21に半剛接合又はピン接合される。
ここで、半剛接合とは、柱部材2に梁部材3を接合させた接合箇所において、柱部材2に対する梁部材3の回転移動をある程度拘束した接合形式をいい、柱部材2と梁部材3との間で伝達できる曲げ応力が小さいものをいう。
また、ピン接合とは、柱部材2に梁部材3を接合させた接合箇所において、柱部材2に対する梁部材3の回転移動を全く拘束しない接合形式をいい、柱部材2と梁部材3との間で伝達できる曲げ応力が皆無又は極小であるものをいう。
減耐火被覆柱部材20及び耐火被覆柱部材21は、図3、図4に示すように、断面略矩形状に形成された角形鋼管が用いられるだけでなく、図9、図10に示すように、断面略H形状に形成されたH形鋼が用いられてもよい。
各々の梁部材3は、例えば、断面略H形状に形成されたH形鋼が用いられて、上フランジ31及び下フランジ32の各々を柱部材2の外面2aにボルト接合又は溶接接合することなく、ウェブ33のみを柱部材2の外面2aにボルト接合又は溶接接合する。
各々の梁部材3は、ウェブ33のみを柱部材2の外面2aにボルト接合等することで、梁部材3の一端3a及び他端3bの各々が、減耐火被覆柱部材20及び耐火被覆柱部材21の各々に、半剛接合されるものとなる。
合成スラブ6は、図11に示すように、建造物の水平方向Xで略網目状に延びる複数のスラブ筋61と、スラブ筋61が内部に配設されたコンクリート62と、略十字状等に配置された梁部材3の上方に架設されるデッキプレート63とを有する。
デッキプレート63は、鋼板等を高さ方向Yで凹凸状に屈曲させて、水平方向Xに連続して延びて形成される。デッキプレート63は、各々の梁部材3に設置されて、溶接接合、打込鋲接合又はボルト接合等により、各々の梁部材3の上面に固定される。
コンクリート62は、略網目状に延びるスラブ筋61が略面状に配設されて、場所打ちコンクリートを打設等することで設けられる。コンクリート62は、デッキプレート63の上方に設けられて、コンクリート62の内部かつ上側寄りにスラブ筋61が配設される。
スラブ筋61は、丸鋼、異形棒鋼又は溶接金網60等が用いられる。スラブ筋61は、例えば、複数の溶接金網60が用いられる場合に、各々の溶接金網60の線材が略網目状に形成されて、各々の溶接金網60の幅寸法が2m程度、奥行寸法が1m程度となる。
スラブ筋61は、複数の溶接金網60をコンクリート62の内部に並べて設置することで、各々の溶接金網60を構成する鋼製等の線材が、幅方向X1及び奥行方向X2で互いに略直交しながら連続して延びる複数のスラブ筋61として配設されるものとなる。
スラブ筋61は、図12に示すように、スラブ筋61を水平方向Xに一体化させることで、スラブ筋61に剛結部65が形成される。スラブ筋61は、梁部材3の上方に剛結部65が配置されるものとして、梁部材3を水平方向Xに跨ぐようにして設けられる。
剛結部65は、丸鋼、異形棒鋼又は溶接金網60の線材等を、水平方向Xの端部61aで互いに溶接接合させることで、水平方向Xに一体化させて形成される。剛結部65は、スラブ筋61の端部61aを溶接接合することで、梁部材3を跨いだ水平方向Xの両側に亘って、スラブ筋61を水平方向Xに連続して強固に一体化させるものとなる。
剛結部65は、図13(a)に示すように、スラブ筋61の端部61aをカップリング等の機械式継手で互いに機械的に接合することで、梁部材3を跨いだ水平方向Xの両側に亘って、梁部材3の上方でスラブ筋61を強固に一体化させるものでもよい。
また、剛結部65は、図13(b)に示すように、スラブ筋61の端部61aを梁部材3の上方に配置しないものとして、水平方向Xで切れ目なく連続する丸鋼、異形棒鋼又は溶接金網60の線材等が剛結部65とされてもよい。このとき、剛結部65は、水平方向Xに連続する線材等が、梁部材3の上方に剛結部65として配置されることで、梁部材3を跨いだ水平方向Xの両側に亘って、スラブ筋61を強固に一体化させるものとなる。
複数の梁部材3は、図14に示すように、略十字状等に配置された梁部材3に沿った部分Aで、図12、図13に示すスラブ筋61の剛結部65が、各々の梁部材3の上方に配置されて、複数のスラブ筋61が剛結部65を介して応力伝達できるように接合される。
このとき、合成スラブ6は、スラブ筋61の剛結部65が梁部材3の上方に配置されることで、図14に示すように、減耐火被覆柱部材20が配置される中央部6aから、耐火被覆柱部材21が配置される縁端部6bまで、幅方向X1及び奥行方向X2に一体化したものとなり、中央部6aから縁端部6bまで面内引張力を伝達できるものとなる。
合成スラブ6は、耐火被覆柱部材21が配置される縁端部6bで、図15に示すように、スラブ筋61からコンクリート62及びデッキプレート63を介して、梁部材3に応力伝達できるものとなる。なお、合成スラブ6の縁端部6bでは、例えば、梁部材3の上フランジ31の上面にスタッド64等を立設するとともに、スラブ筋61の端部61aを湾曲させながら、複数のスラブ筋61を互いに略直交させることができる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第2実施形態においても、図14に示すように、火災時に柱部材2が加熱されると、耐火被覆が削減された減耐火被覆柱部材20では、鉛直荷重支持耐力が大幅に低下するのに対して、耐火被覆が施される耐火被覆柱部材21では、鉛直荷重支持耐力の大幅な低下が認められないものとなる。
このとき、本発明を適用した鉄骨建造物1は、火災時に減耐火被覆柱部材20が建造物の鉛直荷重によって屈曲変形等することで、合成スラブ6の水平方向Xで縁端部6bから中央部6aに向けて、合成スラブ6が高さ方向Yに陥没変形するものとなる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第2実施形態において、図12、図13に示すように、梁部材3に沿って複数のスラブ筋61を剛結部65で応力伝達できるように接合することで、図14に示すように、火災時に合成スラブ6が陥没変形したときに、中央部6aの減耐火被覆柱部材20から、縁端部6bの耐火被覆柱部材21に向けて、建造物の鉛直荷重が合成スラブ6の面内引張力として伝達される。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、火災時に減耐火被覆柱部材20の鉛直荷重支持耐力が低下した場合であっても、常温時に減耐火被覆柱部材20に負担させていた建造物の鉛直荷重が、略十字状等の梁部材3に沿って配置されたスラブ筋61の剛結部65を介して、減耐火被覆柱部材20に隣り合って設けられる各々の耐火被覆柱部材21に伝達される。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、減耐火被覆柱部材20に負担させていた鉛直荷重を、減耐火被覆柱部材20から隣り合った耐火被覆柱部材21に分散させて伝達させることで、鉛直荷重支持耐力の大幅な低下のない耐火被覆柱部材21に、減耐火被覆柱部材20から分散された鉛直荷重を負担させることができる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、耐火被覆柱部材21に鉛直荷重を負担させることで、建造物全体で必要な鉛直荷重支持耐力を確保することができる。これにより、本発明を適用した鉄骨建造物1は、建造物にブレース等が設けられていなくても、火災時における建造物全体の崩壊を防止するものとしながら、建造物に配置される複数の柱部材2を部分的に減耐火被覆柱部材20とすることが可能となる。
なお、本発明を適用した鉄骨建造物1は、第2実施形態において、略十字状等の梁部材3に沿った部分Aのみで、図12、図13に示すスラブ筋61の剛結部65が合成スラブ6に配置されて、略十字状等の梁部材3に沿った部分A以外では、複数のスラブ筋61の端部61aが番線又は重ね継手等で簡易に接合されるが、これに限らず、略十字状等の梁部材3に沿った部分A以外でも、例えば、合成スラブ6の水平方向Xの全面に亘って、スラブ筋61の端部61aを一体化させた剛結部65が配置されてもよい。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第1実施形態及び第2実施形態の何れにおいても、減耐火被覆柱部材20又は耐火被覆柱部材21として、図3、図4に示す断面略矩形状の角形鋼管、又は、図9、図10に示す断面略H形状のH形鋼が用いられるほか、図16に示すように、断面略円形状の円形鋼管、又は、図17に示すように、円形鋼管等の鋼管の内空間Sにコンクリート62が充填されたコンクリート充填鋼管が用いられてもよい。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、第1実施形態及び第2実施形態の何れにおいても、火災時における建造物全体の崩壊を防止するものとしながら、建造物に配置される複数の柱部材2を部分的に減耐火被覆柱部材20とすることができるため、図18に示すように、建造物の水平方向Xで、例えば、減耐火被覆柱部材20と耐火被覆柱部材21とを交互に千鳥状に配置することができる。
このとき、本発明を適用した鉄骨建造物1は、減耐火被覆柱部材20と耐火被覆柱部材21とを千鳥状等に配置して、建造物内に配置される多数の柱部材2を減耐火被覆柱部材20とすることで、柱部材2に対するロックウール等の耐火被覆を大幅に省略することができる。
これにより、本発明を適用した鉄骨建造物1は、建造物内に配置される多数の柱部材2で耐火被覆を大幅に省略することで、柱部材2の周囲でのロックウール等の設置スペースや、柱部材2に対するロックウール等の設置工程を低減させて、室内有効空間の拡大及び施工性の向上を図ることが可能となる。
なお、本発明を適用した鉄骨建造物1は、図19に示すように、複数の階層Fからなる高層建造物等において、複数の階層Fに亘って連続して延びる各々の柱部材2を、減耐火被覆柱部材20又は耐火被覆柱部材21の何れかとすることができる。本発明を適用した鉄骨建造物1は、これに限らず、複数の階層Fに亘って延びる各々の柱部材2を、各々の階層Fで部分的に減耐火被覆柱部材20又は耐火被覆柱部材21とすることもできる。
本発明を適用した鉄骨建造物1は、例えば、図5に示すように、各々の梁部材3の両端が、減耐火被覆柱部材20及び耐火被覆柱部材21に剛接合される場合であっても、図11に示す合成スラブ6が、略十字状等の梁部材3に架設させて設けられてもよい。
このとき、本発明を適用した鉄骨建造物1は、図7に示す所定の強度を有する梁を用いることなく、略十字状等の梁部材3に沿って配置されたスラブ筋61の剛結部65を介して、減耐火被覆柱部材20から耐火被覆柱部材21に鉛直荷重を伝達することが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
1 :鉄骨建造物
2 :柱部材
2a :外面
20 :減耐火被覆柱部材
21 :耐火被覆柱部材
3 :梁部材
3a :一端
3b :他端
31 :上フランジ
32 :下フランジ
33 :ウェブ
4 :断熱材
5 :通しダイアフラム
5a :縁辺
6 :合成スラブ
6a :中央部
6b :縁端部
60 :溶接金網
61 :スラブ筋
61a :端部
62 :コンクリート
63 :デッキプレート
64 :スタッド
65 :剛結部
7 :床構造
X :水平方向
X1 :幅方向
X2 :奥行方向
Y :高さ方向
9 :メガトラス鉄骨架構
9a :建物外周側
9b :建物内部側
90 :無耐火被覆柱
91 :耐火被覆柱
92 :ブレース
93 :梁

Claims (5)

  1. 建造物の高さ方向に延びた複数の柱部材が設けられる鉄骨建造物であって、
    耐火被覆が施される耐火被覆柱部材と、前記耐火被覆柱部材よりも耐火被覆が削減された減耐火被覆柱部材と、前記減耐火被覆柱部材から前記耐火被覆柱部材まで延びる梁部材とを備え、
    前記梁部材は、前記減耐火被覆柱部材から、水平方向で前記減耐火被覆柱部材に隣り合って設けられる前記耐火被覆柱部材まで、水平方向に延びて配置されて、前記梁部材の一端が、前記減耐火被覆柱部材に接合されるとともに、前記梁部材の他端が、前記耐火被覆柱部材に接合され
    前記減耐火被覆柱部材は、前記耐火被覆柱部材と等しい構造種別に前記耐火被覆の施された厚さが異なるものであること
    を特徴とする鉄骨建造物。
  2. 前記梁部材は、前記減耐火被覆柱部材から、水平方向で前記減耐火被覆柱部材の四方に隣り合って設けられる複数の前記耐火被覆柱部材まで、水平方向で四方に延びて略十字状に複数配置されること
    を特徴とする請求項1記載の鉄骨建造物。
  3. 前記梁部材は、火災により鉛直荷重支持耐力が低下した前記減耐火被覆柱部材から、前記耐火被覆柱部材に鉛直荷重を伝達することができるように、前記梁部材に所定の強度を有する梁が用いられて、前記梁部材の一端が、前記減耐火被覆柱部材に剛接合されるとともに、前記梁部材の他端が、前記耐火被覆柱部材に剛接合されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鉄骨建造物。
  4. 前記梁部材に架設させて設けられる合成スラブをさらに備え、
    前記合成スラブは、建造物の水平方向に延びるスラブ筋と、前記スラブ筋が配設されたコンクリートと、前記梁部材に設置されるデッキプレートとを有し、前記スラブ筋を水平方向に一体化させることで、前記スラブ筋に剛結部が形成されて、
    前記梁部材は、前記梁部材に沿った部分に、前記スラブ筋の前記剛結部が配置されて、前記梁部材の一端が、前記減耐火被覆柱部材に半剛接合又はピン接合されるとともに、前記梁部材の他端が、前記耐火被覆柱部材に半剛接合又はピン接合されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鉄骨建造物。
  5. 前記減耐火被覆柱部材は、断面略矩形状の角形鋼管、断面略円形状の円形鋼管、断面略H形状のH形鋼、又は、鋼管の内空間にコンクリートが充填されたコンクリート充填鋼管が用いられること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の鉄骨建造物。
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