JP6563067B1 - 船舶の方位制御装置および方位制御方法 - Google Patents

船舶の方位制御装置および方位制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】船速変更などのあらゆる条件で取得された実舵角から実ヨーレートまでの周波数応答特性を有する船舶運動情報をもとに方位制御系を構成し、かつ、潮流または風などの船舶への外乱要因で励起される振動を助長することのない、船舶の方位制御装置および方位制御方法を得る。【解決手段】船外機を搭載した船舶を所望の方位で航走させる船舶の方位制御装置であって、方位指令を出力する方位生成器と、この方位生成器による方位指令と、センサ群からのセンサ群情報と、船舶運動特性情報記憶部からの船舶運動特性情報とに基づいて舵角指令を出力する制御器とを備えた。【選択図】図1

Description

本願は、舶を所望の方位で航走させる船舶の方位制御装置および方位制御方法に関するものである。
従来の船舶用自動操舵装置においては、参照針路と船首方位の間の実偏差を入力とし、この実偏差と、参照針路および制御対象モデルの出力間の偏差であるモデル偏差との間の差(同定誤差)を最小とするようにパラメータ同定をオフライン演算で行い、制御対象の物理モデルに出力する同定演算部を備えたものがある(例えば、特許文献1)。この同定誤差が最小のときに、実制御対象と制御対象モデルが概ね一致することになり、このときの制御対象モデルを表現するパラメータは、実制御対象のパラメータと概ね一致することになる。
また、船首方位を検出する方位センサと、ロール角を検出するロール角センサと、目標方位の設定を受け付ける方位設定部と、船首方位と目標方位とのずれ角である偏角を検出する偏角検出部と、偏角の変動の周期性とロール角の変動の周期性とに基づいて、自船の状態を判定する制御状態監視部とを備えた操舵制御装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2001−18893号公報(段落0025、0026、図1) 特開2010−274866号公報(段落0007、0009、図1)
しかしながら、特許文献1の船舶用自動操舵装置においては、推定する物理モデルが実舵角と実ヨーレートの動特性を1次遅れ要素で近似した単純な野本モデルであるため、船速などの状態で変化し得る実制御対象の振動極をそもそも同定できない。物理モデルの動特性に実制御対象の振動極を考慮していない結果、船舶の実挙動を正確に表現していない自動操舵を行う自動操舵装置は、制御調整が試行錯誤的になる上、実制御対象が振動しないように制御帯域(あるいは帯域幅)を下げざるを得ず、制御応答が保守的になる課題がある。
また、特許文献2の操舵制御装置においては、外乱による周期的なヨーイング発振と、制御に起因する発振状態の区別にロール角検出値を利用するとの記述があるが、この発振の区別に特化しており、振動が発生した後の制御系の状態遷移に関わる記述はない。
さらに、上述の2種類の発振状態判別において、外乱による周期的なヨーイング発振は、ヨーイング発振の周波数が方位制御帯域よりも低ければ、方位制御系がヨーイング発振を抑制するように作用するが、ヨーイング発振の周波数が方位制御帯域よりも高い場合、ヨーイング発振を抑制することができない。なお、制御に起因する発振は、制御対象の動特性を正確に把握した上で方位制御系を構成するそれぞれの制御ループの制御帯域を設計するため、ロール角を検出しなくても発振の予測は十分可能であることは言及するまでもない。
本願は、上記のような問題を解決するための技術を開示するものであり、船速変更などのあらゆる条件で取得された実舵角から実ヨーレートまでの周波数応答特性を有する船舶運動情報をもとに方位制御系を構成し、かつ、潮流または風などの船舶への外乱要因で励起される振動を助長することのない船舶の方位制御装置および方位制御方法を提供することを目的としている。
本願に開示される船舶の方位制御装置は、舶を所望の方位で航走させる船舶の方位制御装置であって、方位指令を出力する方位生成器と、前記方位生成器による方位指令と、船舶に具備されたセンサ群からのセンサ群情報と、船速をパラメータとした実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性情報を記憶した船舶運動特性情報記憶部からの特性情報とに基づいて舵角指令を出力する制御器とを備えたことを特徴とするものである。
本願に開示される船舶の方位制御装置によれば、船速などで変化し得る制御対象のモデル化誤差を制御演算器のゲインスケジューリングで吸収できる。その結果、制御対象の特性変化に対してロバストな設計を可能とし、かつ方位制御に関わる外乱抑圧性能と目標値応答性能を適正に調整できる。さらに、潮流または風などの船舶への外乱要因で励起される振動を助長することなく、安定な方位制御を実現できる。
実施の形態1に係る船舶の方位制御システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1の要部である船舶の方位制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1における方位生成器の内部構成を示すブロック図である。 図1における制御器の内部構成を示すブロック図である。 図1における船舶運動特性情報記憶部の動作特性を説明するための図である。 図4における制御演算器の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る船舶の方位制御システムの構成例を示すブロック図である。 図7における方位生成器の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る制御演算器の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る船舶の方位制御装置の基本動作を示すフロー図である。
以下、船舶の方位制御装置および方位制御方法の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1.
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による船舶の方位制御システムの構成例を示すブロック図で、制御対象である船舶、センサ群、舵角制御系、船舶の方位制御装置の関係を示している。
図において、船舶1には、基本的に、船舶の前後左右の並進運動または方位角を制御するためのアクチュエータである船外機(図示せず)が1機または複数機具備されている。船外機は、船体への推力を与える推力発生機構と、舵を切るための操舵機構(いずれも図示せず)を備えており、船舶の方位制御装置の出力である舵角指令をもとに、主として船外機の舵角を制御するものである。
なお、船舶1の推進、操舵機構として、エンジンの下にスクリューが一体に設けられたエンジン本体を船体の外側に取り付け、本体の向きを変えて船舶1の方向を変えるようにした小型船に多く見られる船外機がある。本願は、このような小型船の船外機に限定されず、エンジン等の駆動部が船内にあり、方向を可変とするスクリュー部が船外に露出している形態の推進、操舵機構を備えた大型の船舶1にも適用可能である。
以下では船外機として説明する。
また、船舶1には、操船者が船舶の航走の初期条件と終端条件を入力する操作装置1aと、船舶の航走状態を検出するためのセンサ群1bとが設けられている。
このセンサ群1bは、例えば、船舶1の緯度・経度を計測する全地球無線測位システム(以下、GPSと称す)および船舶1の方位角を計測する磁方位センサから構成されているが、船舶1の角速度を計測するジャイロ、船舶1の並進加速度を計測する加速度センサ等も備えた公知の慣性航法装置を備えていてもよい。
このセンサ群1bの出力が供給される船舶の方位制御装置10は、方位生成器100と、制御器200と、船舶運動特性情報記憶部300とから構成されており、制御器200の出力が舵角制御系2を介して船舶1の推進、操舵機構に供給され、船舶1を航走させることになる。この船舶の方位制御装置10における各構成は、ハードウエア構成の一例を図2に示すように、プロセッサ11とメモリ12とによって形成されている。このメモリ12は、詳細を図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備しており、メモリ12から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ11にプログラムが入力される。また、プロセッサ11は、演算結果等のデータをメモリ12の揮発性記憶装置に出力してもよく、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリの他に磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等のハードディスクを用いてもよい。
また、各部の機能については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
次に、実施の形態1による船舶の方位制御装置の基本動作を示す図10を用いて説明する。
まず、操船者による運動条件を船舶の方位制御装置に設定する(ステップST1)。次に、前記運動条件に基づいて得られた方位指令と、後述する船舶運動特性情報を入力し、方位制御のパラメータを調整する(ステップST2およびステップST3)。その後、方位制御を実行することになる(ステップST4)。
次に、船舶の方位制御装置10を構成する方位生成器100、制御器200および船舶運動特性情報記憶部300について、その機能を詳細に説明する。
図3は、方位生成器100の内部構成を示すブロック図で、図において、方位生成器100には運動条件設定器101と方位演算器102とが設けられている。この運動条件設定器101は、船舶1の航走の初期条件と終端条件を設定するもので、操船者が船舶1の操作装置1aに入力することにより設定される。
例えば、航走開始前の初期状態と所望の航走が完了した時点での終端状態における姿勢角(方位角またはヨー角と同義)、角速度(姿勢角の1回時間微分)および角加速度(姿勢角の2回時間微分)の情報を設定するものである。なお、この条件設定は、姿勢角、角速度および角加速度を数値化した値で与えてもよい。また、最近ではGPSのユーザーインターフェースがタッチパネル化されていることも多いので、初期状態は、センサ群1bの検出値をセンサ群情報として自動的に取込み、終端状態のみをユーザーインターフェース画面でタッチ入力することによって設定してもよい。
また、方位演算器102は、運動条件設定器101の出力する初期状態の情報SCIと終端状態の情報ECIとを受けて、具体的な方位指令情報DRCを演算する。この方位指令情報DRCの演算方法は、複数考えられる。
例えば、運動条件設定器101で得られた船舶1の初期状態情報SCIと終端状態情報ECIにおける姿勢角、角速度および角加速度に基づいて、時間tの多項式として与えられた軌道を演算する。また、初期状態情報SCIと終端状態情報ECIを最短時間で結ぶ直線軌道として演算してもよく、初期状態と終端状態の間を最小燃料で到達可能な軌道として演算してもよい。すなわち、初期状態から終端状態に遷移する際、予め設定された評価関数を最小化する最適な軌道、例えば時間最短の意味で最適な軌道または最小燃料の意味で最適な軌道として演算してもよい。
次に、制御器200は、図4に示すように、制御演算器201および帯域制限演算器202によって構成されている。この制御演算器201は、方位生成器100の出力である方位指令情報DRCと、センサ群1bの出力であるセンサ群情報SEIとに基づいて、公知のPID(Proportional Integral Derivative)制御により制限前舵角指令を出力する。
ここで、PID制御系の構成としては、例えば、方位指令情報DRCとセンサ群情報SEIの一部である実方位との方位偏差をもとに、この方位偏差を入力としたPID演算の形態でもよい。また、PID制御系の構成として、方位指令情報DRCとセンサ群情報SEIの一部である実方位との方位偏差をもとに、この方位偏差を入力としてPI演算した結果得られる速度指令相当と、センサ群情報SEIのうち実方位の1回時間微分で得られる実ヨーレートとの差分である速度偏差にゲインを乗じて演算する微分先行型PI_D制御、方位指令情報DRCとセンサ群情報SEIのうち実方位との方位偏差をもとにP(Proportional)演算した速度指令相当とセンサ群情報SEIのうち実方位の1回時間微分で得られる実ヨーレートとの速度偏差をPI演算するP_PI制御としてもよい。すなわち、PID制御系の構成としては、古典制御理論におけるあらゆるPID制御の構成を適用できる。
なお、方位偏差を示す偏差信号への前処理として、偏差が小さい予め設定された区間は偏差を便宜的に0とする不感帯処理を適用してもよい。
この制御演算器201の出力は、帯域制限演算器202に供給され、不要な周波数帯の出力信号を減衰させる。例えば、ノッチフィルタまたはバンドパスフィルタを適用することができるが、不要な周波数帯の信号を減衰させるフィルタ処理機能を有するものでよい。
次に、制御演算器201および帯域制限演算器202に情報を入力する船舶運動特性情報記憶部300について説明する。船舶1の方位運動は、一般的に実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性として特徴付けることができる。例えば、上述の特許文献1においては、実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性を1次遅れ要素で近似した公知の野本モデルが扱われている。しかしながら、船舶1の周波数応答特性は、船舶1の運動状態、例えば船舶の速度(以下、船速とも呼ぶ)によって大きく変化し、例えば、舵角を所定量だけ所定速度で切った場合、船速が低い領域では実ヨーレートが小さく、船速が高い領域では実ヨーレートが大きい性質がある。したがって、船速によって制御応答のばらつきを小さく、過言すれば制御系の応答を決める交差周波数を船速に依らず一定とするためには、制御演算器201を構成する制御パラメータを船速に応じて可変とする必要がある。
このように制御演算器201内の制御パラメータを船速に応じて適切に設計ないし設定するために、船舶運動特性情報記憶部300は、船速をパラメータとした実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性情報を有している。図5は、船舶運動特性情報記憶部300における特性の一例を示すもので、実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性をゲインと位相で表現したものである。この周波数応答特性の取得は、上述のPID制御ループを切った状態で、舵角指令の入力を正弦波として周波数掃引し、そのときの実舵角に対する実ヨーレートのゲインと位相をプロットする手段が利用できる。あるいは、舵角指令の入力をM系列に代表されるランダム入力としても良い。
なお、図5に示すように、船速が低い低速の領域(実線で示す)では、1次の野本モデルで比較的近似しやすい特性を有す。しかしながら、船速が高い高速の領域(破線で示す)では、ゲインが増大するとともに、条件によっては高周波側に緩やかなピークゲインを有する形状となり、1次の野本モデルでは近似することができない。
このため、船舶運動特性情報記憶部300は、船速をパラメータとした実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性をプロパーな伝達関数として船速毎に近似させる。具体的には、ラプラス演算子をsとし、[実ヨーレート/実舵角の周波数応答特性]を[分母の最大次数≧分子の最大次数]で規定したsの多項式で近似させる。次数とは、sの多項式次数に相当する。このようにすることによって、[実ヨーレート/実舵角の周波数応答特性]を振動極すなわち共役複素数をも考慮した、実態に沿う特性として精緻化することができる。したがって、船舶運動特性情報記憶部300の出力である特性情報は、近似された船速毎のプロパーな伝達関数を意味することになる。
このような船舶運動特性情報記憶部300からの特性情報をもとに、制御演算器201内に構成された前述のPID制御系の制御パラメータに対し、例えば公知の部分的モデルマッチング法にて、それぞれの制御ループが望ましい規範応答となるように、一義的に制御パラメータを確定させることができる。
図6は、制御演算器201の具体的な内部構成を示すもので、上述したPID制御系は、第1の制御演算器201aに相当する。すなわち、第1の制御演算器201aでは、検出されたセンサ群情報SEIのうちの実方位を方位指令情報DRCに追従させるフィードバック制御の役割を果たしている。フィードバック制御系の形式を例えばPI_D制御またはP_PI制御のように確定させておくことにより、船舶運動特性情報記憶部300からの特性情報に基づき、それぞれの制御ループによって満たすべき交差周波数設計値を定め、これに基づき、部分的モデルマッチング法によって第1の制御演算器201a内の制御パラメータを一義的に確定させることができる。また、センサ群情報SEIのうちの船速をもとに、制御パラメータを船速に対する関数あるいはマップとして定めることができる。この結果、第1の制御演算器201aは、第1の制限前舵角指令情報を出力することになる。
一方、第2の制御演算器201bは、フィードフォワード制御の役割を果たす。すなわち、方位指令情報DRCを入力とし、方位指令を満足するような第2の制限前舵角指令情報を出力として生成するものである。この第2の制御演算器201bには、例えば、図1に示した舵角制御系2からセンサ群1bまでの周波数伝達関数の逆モデルを利用することができる。より具体的には、舵角指令からセンサ群1bの検出値の1つである実方位までの周波数伝達関数、すなわち[実方位/舵角指令]が定まれば、その逆モデルである[舵角指令/実方位]を適用すればよい。
この逆モデルが高次、例えば2回の時間微分を含む場合には、第2の制御演算器201bの出力である舵角指令が急峻に変化することを抑えるため、ローパスフィルタまたは移動平均処理を逆モデルの後段に備えても良いし、逆モデル自体の次数を減らす近似処理を導入してもよい。
また、逆モデルのパラメータは、船舶運動特性情報記憶部300の出力である特性情報に基づき、例えば船速に応じた関数またはマップとして設定することもできる。
すなわち、第1の制御演算器201aおよび第2の制御演算器201bの制御パラメータは、船速の関数として記述することができるが、船速を入力として制御パラメータを出力するマップとして記述することも可能である。
この第1の制御演算器201aおよび第2の制御演算器201bの出力は、加算器により加算されて制御演算器201の出力とされる。
次に、制御演算器201の出力を受ける帯域制限演算器202は、船舶運動特性情報記憶部300の出力である特性情報をもとに、制御演算器201の出力(制限前舵角指令)により所定の周波数帯域の信号を減衰させるものである。この帯域制限演算器202に適用できるノッチフィルタまたはバンドパスフィルタは、一般的に位相変化が急峻であるため、センサ群情報SEIの1つである船速を利用し、船速に応じて減衰させたい周波数帯域幅、中心周波数または深さを可変とする。例えば、前記中心周波数は、図5に示す特性中に黒丸で示すピークゲインの周波数に設定することができる。
このようなフィルタのパラメータは、船速の関数として記述できるが、船速を入力として制御パラメータを出力するマップとして記述することも可能である。当然ながら、制御応答に影響のない範囲であれば、固定値としてもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、舶を所望の方位で航走させる船舶の方位制御装置であって、方位指令を出力する方位生成器と、この方位指令と、船舶に設けられたセンサ群からのセンサ群情報と、船舶運動特性情報記憶部からの特性情報とに基づいて舵角指令を出力する制御器を備えたことによって、船速などで変化し得る制御対象のモデル化誤差を船速に応じた制御演算器のゲインスケジューリングで吸収することができる。この結果、制御対象の特性変化に対してロバストな設計を可能とし、かつ方位制御に関わる外乱抑圧性能と目標値応答性能を適正に調整することができる。さらに、潮流または風などの船舶への外乱要因で励起される振動を助長することもなく、安定な方位制御を実現することができる。


実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る船舶の方位制御システムの全体構成を示すブロック図であり、制御対象である船舶、センサ群、舵角制御系、船舶の方位制御装置の関係を示している。
上述の実施の形態1においては、船舶1の航走の初期条件と終端条件を設定する方位生成器100を船舶1の操作装置1aに入力するように構成しているが、実施の形態2においては、さらに、センサ群1bの出力であるセンサ群情報SEIを方位生成器100Aに入力している。その他の構成は、図1と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
次に、方位生成器100Aについて具体的な構成を示す図8を用いて説明する。
図において、方位生成器100Aは、運動条件設定器101Aと方位演算器102Aとから構成されている。
ここで、運動条件設定器101Aは、船舶1の航走の初期条件と終端条件を設定するもので、例えば、姿勢角(方位角またはヨー角と同義)、角速度(姿勢角の1回時間微分)、および角加速度(姿勢角の2回時間微分)の他に、位置、速度(位置の1回時間微分)、加速度(位置の2回時間微分)を与えることができ、航走開始前の初期状態と所望の航走が完了した時点での終端状態とを例えば船舶1の操作装置1aを操作することによって入力設定されるものである。なお、操船者が意図した初期状態から終端状態まで操船したい場合の入力設定は、姿勢角、角速度、角加速度の他に位置、速度、加速度を数値化した値で与えてもよい。
また、方位演算器102Aは、運動条件設定器101Aが出力する初期状態情報SCIと終端状態情報ECIを受け、方位指令情報DRCのプロファイルを演算するものである。
具体的には、運動条件設定器101Aからの入力とセンサ群1bからのセンサ群情報SEIのうちの実ヨーレート、実方位、緯度・経度、船速とに基づいて、例えば、ドライバーが不安・不快に感じないヨーレート上限以下というような指標あるいは条件を満足する操作性および安全性に関わる方位指令を生成する。上述したように、航走時には、所定のヨーレート上限以下という拘束条件下で、所定の制御周期ごとに取り込まれるセンサ群1bからの実ヨーレート、実方位、緯度・経度、船速を参照しながら、いわゆる線形計画問題または二次計画問題で定式化された最適化問題を逐一解き、現時点の状態量からより望ましい状態量へ近づけるような方位指令を生成する。
なお、参照するセンサ群情報SEIは上述した範囲に限ることなく、実ロールレートなどの値も併用できる。
このように、運動条件設定器101Aの出力情報に加えてセンサ群1bからのセンサ群情報を方位演算器102Aに入力することにより、実施の形態1で示した効果に加えて、ドライバー固有の操作性および安全性を考慮した方位指令を演算、生成することが可能となり、ドライバーの志向に応じた方位制御を実現することができる。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3に係る制御演算器の内部構成を示すブロック図である。
上述の実施の形態2においては、制御演算器201の第1の制御演算器201aの出力と第2の制御演算器201bの出力を加算して舵角指令を発生させるように構成したが、実施の形態3においては、第2の制御演算器201dの出力を第1の制御演算器201cに入力するように構成している。
なお、船舶、センサ群、舵角制御系の構成は、先に示した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
ここで、第1の制御演算器201cは、フィードバック制御の役割を果たしているが、フィードバック制御の形態は、任意であることを実施の形態1において説明した。すなわち、フィードバック制御系においては、制御系の安定性を確保するために、センサ群情報SEIの1つである実方位を方位指令に追従させるための角度制御メジャーループと、実方位の1回時間微分あるいはセンサ群情報SEIの1つである実ヨーレートを角速度指令に追従させるための角速度制御マイナーループとの2重ループを構成している。
この場合、第2の制御演算器201dの出力を第1の制御演算器201cの角速度制御マイナーループに注入する角速度指令相当とすることができる。このときの第2の制御演算器201dの具体的な周波数伝達関数は、角速度マイナーループが所定の角速度制御帯域で制御されていることを鑑みれば、方位指令の1回時間微分に所定の係数を掛けたものとして表現できる。この所定の係数は、船舶運動特性情報記憶部300の出力である特性情報をもとに、例えば船速に応じて変化させるように設定することができる。
このような実施の形態3によれば、実施の形態1で示した効果と同様な効果を実現することができるとともに、特に、第2の制御演算器201dの出力を第1の制御演算器201cに入力することによって方位変更時の船舶1の突発的な方位変動をより抑制することができる。
なお、上述の全ての実施の形態において、制御器200内の第1の制御演算器の構成は、角度メジャーループのみ、角度メジャーループと角速度マイナーループの2重ループの他に、角度メジャーループと角速度マイナーループと角加速度マイナーループの3重ループとすることも当然可能である。このとき、角加速度は、センサ群情報の1つである実方位を2回時間微分で求めてもよく、あるいは実ヨーレートを1回時間微分して求めてもよい。
さらに、全ての実施の形態において、制御器の形態は、古典制御系のみならず、状態フィードバック制御を為す現代制御系の枠組みも当然のことながら利用することができる。
また、各実施の形態において、方位制御装置10の方位生成器100、制御器200、船舶運動特性情報記憶部300、さらにこれらを構成する各機能からなる制御部分は、別々の制御回路で構成してもよく、また1つの制御回路にまとめて構成してもよい。
なお、本開示は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1:船舶、 1a:操作装置、 1b:センサ群、 10:方位制御装置、
100,100A:方位生成器、 101,101A:運動条件設定器、
102,102A:方位演算器、 200:制御器、 201:制御演算器、
201a,201c:第1の制御演算器、201b,201d:第2の制御演算器、
300:船舶運動特性情報記憶部

Claims (7)

  1. 舶を所望の方位で航走させる船舶の方位制御装置であって、
    方位指令を出力する方位生成器と、
    前記方位生成器による方位指令と、船舶に具備されたセンサ群からのセンサ群情報と、船速をパラメータとした実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性情報を記憶した船舶運動特性情報記憶部からの特性情報とに基づいて舵角指令を出力する制御器と、
    を備えたことを特徴とする船舶の方位制御装置。
  2. 前記制御器は、
    前記方位生成器による方位指令と、前記センサ群からのセンサ群情報と、前記船舶運動特性情報記憶部からの特性情報をもとに、方位偏差を零とするような舵角指令を演算する制御演算器と、
    前記制御演算器の出力を所定の周波数帯域に制限して出力する帯域制限演算器と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の船舶の方位制御装置。
  3. 前記制御演算器は、
    前記制御演算器内部の制御パラメータを前記センサ群からのセンサ群情報の1つである船舶の速度の関数あるいはマップとして与えることを特徴とした請求項2に記載の船舶の方位制御装置。
  4. 前記帯域制限演算器は、
    前記帯域制限演算器内部の帯域制限パラメータを前記センサ群からのセンサ群情報の1つである船舶の速度の関数あるいはマップ、または固定値として与えることを特徴とした請求項2に記載の船舶の方位制御装置。
  5. 前記制御演算器は、さらに、
    前記方位生成器による方位指令と、前記センサ群情報の1つである実方位を差分した方位偏差を零とするように舵角指令を生成する第1の制御演算器と、
    前記方位指令または前記第1の制御演算器の出力をもとに、所望の方位を実現する指令を生成する第2の制御演算器と、
    を有する請求項2から4のいずれか1項に記載の船舶の方位制御装置。
  6. 前記方位生成器は、
    船舶の航走経路において、方位、角速度および角加速度が満たすべき条件を設定する運動条件設定器と、
    前記運動条件設定器からの出力である方位、角速度および角加速度の条件をもとに方位指令を演算する方位演算器と、
    を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の船舶の方位制御装置。
  7. 舶を所望の方位で航走させる船舶の方位制御方法であって、
    方位生成器により設定された方位指令と、船舶に具備されたセンサ群から入力されたセンサ群情報と、船速をパラメータとした実舵角に対する実ヨーレートの周波数応答特性情報を記憶した船舶運動特性情報記憶部からの船舶運動特性情報とに基づいて舵角指令を出力するようにしたことを特徴とする船舶の方位制御方法。
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