JP6562550B2 - 読取ユニット、自動改札機、情報読取方法、情報読取プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、光の反射特性が異なるモジュールをコード領域内に配列した2次元コード等の情報記号の情報を読み取る技術に関する。
従来、情報記号の1つとして、QRコード(登録商標)等の2次元コードがある。2次元コードは、周知のように、光の反射特性が異なる2種類のモジュール(例えば、白のモジュールと、黒のモジュール)をコード領域内に配列した情報記号である。モジュールとは、2次元コードを構成する最小の単位セルであり、1ビットのデータに相当する。モジュールは、2次元コードの情報に応じて、コード領域内に配列される。すなわち、2次元コードは、コード領域内におけるモジュールの配列を読み取ることにより、その2次元コードの情報を読み取ることができる。
2次元コードは、様々な用途での使用が検討されている。例えば、2次元コードを印刷した乗車券(キップ等)で改札処理が行える改札システムが提案されている(特許文献1参照)。情報が乗車券情報である2次元コードを印刷した乗車券は、乗車券の使い回しや、キセル等にかかる不正使用を防止するための情報(入場情報や、出場情報等)を、自動改札機での改札処理時に記録することができない。
特許文献1では、情報が乗車券情報である2次元コードを印刷した乗車券の不正使用を防止するために、券売機等で発券された乗車券について、使用状態(入場情報や出場情報等)を管理する上位装置を備えることを提案している。自動改札機は、情報が乗車券情報である2次元コードを印刷した乗車券での改札処理時に、上位装置から該当する乗車券の使用状態を取得し、改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する改札処理を行う。
また、コピー等による2次元コードの複製を抑制する提案もなされている(特許文献2参照)。特許文献2には、2次元コードのコード領域の一部に、第1の波長の光(例えば、赤外光)が照射されたときにはモジュールからの反射光を透過させ、第2の波長の光(例えば、可視光)が照射されたときにはモジュールからの反射光の透過を妨げる被覆部を設けることを提案している。
特開2013− 97537号公報 特開2013−246685号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、2次元コードの情報の読取時に、この2次元コードが印刷された媒体(乗車券等)が適正に発行された真媒体であるか、コピー等により不正に複製された偽媒体であるかを判定することができない。このため、偽媒体であっても、真媒体が使用されていなければ使用できる。一方、真媒体は、偽媒体が使用されると、未使用であっても使用できない。このように、特許文献1に記載された構成では、偽媒体が使用される可能性があり、偽媒体の使用に対するセキュリティが十分に確保されていなかった。
なお、特許文献2は、コピー等による2次元コードの複製を抑制する技術を開示しているだけであり、不正に作成された偽媒体の使用に対するセキュリティを向上させるものではない。
この発明の目的は、情報記号を印刷した媒体が、適正な真媒体であるのか、不正に複製された偽媒体であるのかを判定することによって、偽媒体の使用に対するセキュリティを向上させた技術を提供することにある。
この発明の読取ユニットは、上述の目的を達するために以下のように構成している。
この読取ユニットは、媒体に形成されている情報記号であって、光の反射特性が異なるモジュールがコード領域内に配列され、且つ、コード領域の一部に、第1の波長の光が照射されたときにはモジュールからの反射光を透過させ、第1の波長と異なる第2の波長の光が照射されたときにはモジュールからの反射光の透過を妨げる被覆部が設けられた情報記号の情報を読み取る。
情報記号は、例えば、上述した特許文献2に記載されているコード領域の一部に被覆部を設けた2次元コードである。また、ここで言う、モジュールとは、情報記号を構成する最小の単位セルであり、1ビットのデータに相当する。モジュールは、情報記号の情報に応じてコード領域に配列されている。すなわち、コード領域におけるモジュールの配列が、情報記号の情報を示す。
第1の照射部は、第1の波長の光を読取領域に照射し、第2の照射部は、第2の波長の光を読取領域に照射する。撮像部は、読取領域を撮像する。読取部は、撮像部が撮像した読取領域の画像を処理して、その画像に撮像されている情報記号の情報を読み取る。第1の波長の光と、第2の波長の光とは、波長が異なっていればよい。第1の波長の光は、例えば赤外光、可視光、紫外光のいずれであってもよいし、第2の波長の光は、第1の波長の光と異なる波長であれば、赤外光、可視光、紫外光のいずれであってもよい。
また、読取部は、撮像されている情報記号のコード領域におけるモジュールの配列を読み取ることにより、その情報記号の情報を読み取る。
情報記号は、モジュールの配列による特定のパターンが、コード領域の被覆部が設けられていない領域に形成されている。判定部は、情報記号が形成されている媒体が適正であるかどうかを判定する。この判定部は、以下に示す(1)〜(3)の条件が成立したとき、情報記号が形成されている媒体が適正であると判定する。
(1)読取部において、第1の照射部が第1の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して情報記号の情報の読み取りが行えた。
(2)読取部において、第2の照射部が第2の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して情報記号の情報の読み取りが行えなかった。
(3)読取部において、第2の照射部が第2の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して特定のパターンの読み取りが行えた。
撮像部は、第1の波長の光が情報記号に照射されていれば、被覆部に影響されることなく、コード領域全体のモジュールの撮像が行える。一方、撮像部は、第2の波長の光が情報記号に照射されていれば、被覆部が設けられていないコード領域についてはモジュールの撮像が行えるが、被覆部が設けられているコード領域についてはモジュールの撮像が行えない。すなわち、読取部は、第1の波長の光を情報記号に照射して撮像した画像であれば、情報記号の情報を読み取ることはできるが、第2の波長の光を情報記号に照射して撮像した画像であれば、情報記号の情報を読み取ることはできない。但し、読取部は、第2の波長の光を情報記号に照射して撮像した画像であっても、被覆部が設けられていない領域に形成されている特定のパターンの読み取りは行える。
したがって、判定部は、情報記号が形成されている媒体が、適正な真媒体であるか、不正に複製された偽媒体であるかの判定が行える。これにより、偽媒体の使用に対するセキュリティの向上が図れる。
例えば、判定部は、読取部が、第1の照射部が第1の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して情報記号の情報の読み取りが行えないと(上記(1)の条件が成立しないと、)、情報記号が形成されている媒体が適正である(真媒体である。)と判定しない。
また、判定部は、読取部が、第2の照射部が第2の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して情報記号の情報の読み取りが行えると、情報記号が形成されている媒体が適正でない(偽媒体である。)と判定する構成にしてもよい。
また、判定部は、読取部が、第2の照射部が第2の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して特定のパターンの読み取りが行えないと(上記(3)の条件が成立しないと、)、情報記号が形成されている媒体が適正である(真媒体である。)と判定しない、構成にしてもよい。
さらに、判定部は、読取部において、第2の照射部が第2の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した読取領域の画像を処理して情報記号の情報の読み取り、および特定のパターンの読み取りが行えないと、情報記号が形成されている媒体適正であるとも、適正でないとも判定しない特定のパターン検出不可と判定する構成にしてもよい。
また、判定部の判定結果を出力する出力部を備える構成にしてもよい。この出力部は、情報記号の情報を処理する装置に出力する構成であってもよいし、情報記号の情報を表示器に表示する構成であってもよい。さらには、媒体が適正であるかどうかの判定結果を、音声等で報知する構成であってもよい(媒体が適正であるときには報知を行わず、媒体が適正でないときにのみ報知を行う構成であってもよい。)。
また、この発明の読取ユニットは、光の反射特性が異なるモジュールがコード領域内に配列されたQRコード(登録商標)等の情報記号の情報を読み取って、処理する様々な種類の機器(例えば、自動改札機)に利用できる。
この発明によれば、情報記号が印刷された媒体が、適正な真媒体であるのか、不正に複製された偽媒体であるのかを判定することができるので、偽媒体の使用に対するセキュリティの向上が図れる。
読取ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。 図2(A)は、被覆部を設けた2次元コードを示す図であり、図2(B)は、被覆部を設けていない2次元コードを示す図である。 読取ユニットの動作を示すフローチャートである。 自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。 駅構内から出場する利用者に対して処理を行う出場用ユニットの外観を示す概略図である。 出場用ユニットの駅構内から出場する利用者にとっての改札通路入口付近の拡大図である。 2次元コードが印刷されたキップによる入場処理を示すフローチャートである。 2次元コードが印刷されたキップによる出場処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
図1は、この例にかかる読取ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。この例にかかる読取ユニット1は、制御部2と、第1の照射部3と、第2の照射部4と、撮像部5と、読取部6と、出力部7と、を備えている。この読取ユニット1は、媒体に印刷されている2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))の情報を読み取る。2次元コードが、この発明で言う、情報記号に相当する。また、この読取ユニット1は、2次元コードが印刷された媒体が、適正に発行されたもの(以下、真媒体と言う。)であるか、コピー等により不正に複製されたもの(以下、偽媒体と言う。)であるかを判定する。2次元コードが印刷された媒体としては、例えば乗車券(キップ)、クーポン券、会員カードがある。
ここで、媒体に印刷されている2次元コードについて簡単に説明しておく。図2(A)は、被覆部を設けた2次元コードを示す図であり、図2(B)は、被覆部を設けていない2次元コードを示す図である。図2(A)、(B)に示す2次元コード100の情報は、同じである。この例では、真媒体には、図2(A)に示す被覆部101を設けた2次元コードが印刷されている。すなわち、図2(B)に示す被覆部101を設けていない2次元コード110が印刷されている媒体は、この例ではコピー等により不正に複製された偽媒体である。
図2に示すように、2次元コード100、110は、公知のように、光の反射特性が異なる白のモジュールと、黒のモジュールとをコード領域に配列したものである。以下、白のモジュール、および黒のモジュールを総称して単にモジュールと言う。コード領域は、略正方形である。2次元コード100、110は、コード領域の3つの角に、コード領域の向き(2次元コード100、110の向き)を検知するためのシンボル102を形成している。コード領域には、2次元コード100、110の情報に応じて、白のモジュールと、黒のモジュールとが配列されている。モジュールは、2次元コード100、110を構成する最小の単位セルであり、1つのモジュールが1ビットのデータに相当する。読取ユニット1は、2次元コード100、110のコード領域におけるモジュールの配列を読み取ることにより、2次元コード100、110の情報を読み取る。
なお、シンボル102も、複数のモジュールによって構成されている。
また、図2(A)に示すように、この例では、真媒体に印刷されている2次元コード100は、上述した特許文献2に記載されたものと同様に、コード領域の一部に被覆部101を設けている。被覆部101は、コード領域の3つの角に形成されているシンボル102に重ならないように設けている。この例では、コード領域の3つの角に形成されているシンボル102が、この発明で言う特定のパターンに相当する。
被覆部101は、赤外光(この発明で言う、第1の波長の光に相当する。)が照射されたときには、被覆部101が設けられている領域に位置するモジュールからの反射光を透過させる。また、被覆部101は、可視光(この発明で言う、第2の波長の光に相当する。)が照射されたときには、この被覆部101が設けられている領域に位置するモジュールからの反射光の透過を妨げる。例えば、被覆部101は、このような特性を有するインク(例えば、赤外線透過インク)を塗布した領域である。
コード領域における被覆部101の大きさは、2次元コード100の情報の読み取りに失敗する大きさであればよい。コード領域における被覆部101は、2次元コード100の誤り訂正レベルの復元能力では復元できない大きさ、例えばコード領域の30%以上の大きさである。
図1に戻って、読取ユニット1の各構成について説明する。制御部2は、読取ユニット1本体各部の動作を制御する。第1の照射部3は、読取領域に対して赤外光を照射する。第2の照射部4は、読取領域に対して可視光を照射する。撮像部5は、読取領域を撮像する。
読取部6は、撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、この画像に撮像されている2次元コード100、110のコード領域におけるモジュールの配列を読み取ることにより、この2次元コード100、110の情報を読み取る。
また、制御部2は、読取部6が情報を読み取った2次元コード100、110が印刷されている媒体が真媒体であるかどうかを判定する。この判定を行う機能が、この発明で言う判定部に相当する。すなわち、この例では、制御部2が、この発明で言う判定部にかかる構成を有している。
出力部7は、読取部6が読み取った2次元コード100、110の情報、および制御部2が判定した2次元コード100、110が印刷されている媒体が真媒体であるか、偽媒体であるかの判定結果を出力する。出力部7は、2次元コード100、110の情報を処理する装置(後述する、自動改札機20の制御部21等)に出力する構成であってもよいし、2次元コード100、110の情報を表示器に表示する構成であってもよい。さらには、媒体が適正であるかどうかの判定結果を、音声等で報知する構成であってもよい。
なお、制御部2は、読取ユニット1本体の動作を制御するコンピュータ(プロセッサ)を有し、このコンピュータが、この発明にかかる情報読取方法を実行する。また、この発明にかかる情報読取プログラムは、制御部2が有するコンピュータにインストールされるプログラムである。
この読取ユニット1の動作について説明する。図3は、読取ユニットの動作を示すフローチャートである。
読取ユニット1は、第1の照射部3が赤外光を読取領域に照射し、撮像部5が読取領域を撮像する第1の撮像処理を一定時間間隔(例えば、50msec間隔)で繰り返す(s1、s2)。s2にかかる第1の撮像処理では、媒体が読取領域に位置していれば、この媒体に印刷されている2次元コード100、110が撮像される。この第1の撮像処理では、図2(A)に示した被覆部101を設けた2次元コード100が媒体に印刷されていても、被覆部101の影響を受けることなく、コード領域全体のモジュールが撮像できる。また、第1の撮像処理では、図2(B)に示した被覆部101が設けられていない2次元コード110が媒体に印刷されていても、コード領域全体のモジュールが撮像できる。
読取ユニット1は、読取部6において、s2にかかる第1の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報の読取処理を行う(s3)。
読取部6は、s2にかかる第1の撮像処理で撮像した読取領域の画像に、2次元コード100、110が撮像されていない場合や、撮像されている2次元コード100、110に欠けや歪み等が生じている場合に、s3で2次元コード100、110の情報の読み取りに失敗する。読取ユニット1は、2次元コード100、110の情報の読み取りに失敗すると(s4)、s1に戻る。
また、読取ユニット1は、s3で2次元コード100、110の情報の読み取りに成功すると(s4)、第2の照射部4が可視光を読取領域に照射し、撮像部5が読取領域を撮像する第2の撮像処理を行う(s5)。s2の第1の撮像処理から、s5の第2の撮像処理までの時間は、長くても数100msecである。したがって、s5にかかる第2の撮像処理は、直前のs3で情報を読み取った2次元コードが読取領域に位置しているときに行われる。すなわち、s2の第1の撮像処理、およびs5の第2の撮像処理では、同じ媒体を撮像する。
この第2の撮像処理では、図2(A)に示した被覆部101を設けた2次元コード100が媒体に印刷されていると、被覆部101が設けられていないコード領域についてはモジュールが撮像できるが、被覆部101が設けられているコード領域についてはモジュールが撮像できない。一方、第2の撮像処理では、図2(B)に示した被覆部101が設けられていない2次元コード110が媒体に印刷されていると、コード領域全体のモジュールが撮像できる。
読取ユニット1は、読取部6において、s5にかかる第2の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の3つのシンボル102を検出する検出処理を行う(s6)。図2に示すように、この例では、被覆部101は、2次元コード100の3つのシンボル102に重ならない位置に設けている。したがって、読取部6は、図2(A)、(B)に示す2次元コード100、110であれば、3つのシンボル102を検出できる。ただし、被覆部101が3つのシンボル102のいずれかに重なる位置に設けられている2次元コードである場合や、撮像されている2次元コード100、110に欠けや歪み等が生じている場合等に、3つのシンボル102を検出できない場合がある。
読取部6は、s6で2次元コード100、110の3つのシンボル102が検出できると(s7)、s5にかかる第2の撮像処理で撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報の読取処理を行う(s8)。
上述したように、s5にかかる第2の撮像処理では、図2(A)に示した被覆部101が設けられた2次元コード100であると、被覆部101が設けられている領域については、モジュールが撮像されないため、2次元コード100の誤り訂正レベルの復元能力ではモジュールの復元ができなくなる。したがって、s5にかかる第2の撮像処理で撮像された2次元コードが、図2(A)に示した被覆部101が設けられている2次元コード100であれば、2次元コード100の情報の読み取りに失敗する。一方、s5にかかる第2の撮像処理で撮像された2次元コードが、図2(B)に示した被覆部101が設けられていない2次元コード110であれば、2次元コード110の情報の読み取りに成功する。
制御部2は、s8で2次元コード100、110の情報の読み取りに成功すると(s9)、この2次元コード100、110が印刷されている媒体を偽媒体と判定する(s13)。また、制御部2は、s8で2次元コード100、110の情報の読み取りに失敗すると(s9)、この2次元コード100、110が印刷されている媒体を真媒体と判定する(s10)。
また、読取ユニット1は、s6で2次元コード100、110の3つのシンボル102が検出できないと(s7)、s5にかかる第2の撮像処理で撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報の読み取り処理を行う(s11)。s11にかかる処理は、上述したs8と同じである。
制御部2は、s11で2次元コード100、110の情報の読み取りに成功すると(s12)、この2次元コード100、110が印刷されている媒体を偽媒体と判定する(s13)。
また、制御部2は、s11で2次元コード100、110の情報の読み取りに失敗すると(s12)、ループ回数Lを1カウントアップ(L=L+1)し(s14)、ループ回数Lが予め定めている閾値を超えたかどうかを判定する(s15)。制御部2は、s15で閾値を超えていないと判定すると、s1に戻り、上述した処理を繰り返す。
また、制御部2は、s15でループ回数Lが閾値を超えていると判定すると、シンボル検出不可と判定し(s16)、ループ回数Lをリセットする(s17)。s16では、2次元コード100、110が印刷されている媒体について、真媒体であるとも、偽媒体であるとも判定しない。
読取ユニット1は、s3、s8、またはs11で読み取った2次元コード100、110の情報、およびs10、s13、またはs16における判定結果を出力部7から出力し(s18)、s1に戻る。
s18では、s3、s8、またはs11で読み取った2次元コード100、110の情報、およびs10、s13、またはs16における判定結果を、2次元コード100、110の情報を処理する装置(後述する、自動改札機20の制御部21等)に出力する構成であってもよいし、図示していない表示器に表示する構成であってもよい。さらには、媒体が適正であるかどうかの判定結果を、音声等で報知する構成であってもよい。
このように、読取ユニット1は、s5にかかる第2の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報の読み取り成功すると、この2次元コード100、110が印刷されている媒体を偽媒体と判定する。
また、読取ユニット1は、以下に示す(a)、(b)、(c)の条件を満足したときに、2次元コード100、110が印刷されている媒体を真媒体と判定する。
(a)s2にかかる第1の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報の読み取りに成功
(b)s5にかかる第2の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報の読み取りに失敗
(c)s5にかかる第2の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の3つのシンボル102の検出に成功
このように(c)の条件を設けたので、s5にかかる撮像処理の撮像タイミングに、意図的に2次元コード100、110に欠けや歪み等が生じるように偽媒体の姿勢が変化させられた場合であっても、この偽媒体を真媒体であると誤って判定するのを防止できる。
したがって、2次元コード100、110が印刷された媒体が、適正な真媒体であるのか、不正に複製された偽媒体であるのかを精度よく判定することができ、偽媒体の使用に対するセキュリティの向上が図れる。
なお、読取ユニット1は、s2にかかる第1の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報が読み取れ、また、s5にかかる第2の撮像処理で撮像部5が撮像した読取領域の画像を処理し、撮像されている2次元コード100、110の情報が読み取れなかった場合に、この2次元コード100が印刷されている媒体を真媒体と判定する構成にしてもよい。
また、上記の例における(c)の条件は、例えば2次元コード100、110の2つ以上のシンボル102が検出できたことや、1つ以上のシンボル102が検出できたことを条件にしてもよい。また、真媒体に印刷される2次元コード100を、コード領域の被覆部101が設けられていない領域に、モジュールの配列により特定のパターンを形成したものとし、この特定のパターンの検出に成功したことを条件にしてもよい。
また、図3に示す各ステップの順番は一例であり、同様の作用効果が得られるのであれば、その順番を入れ替えてもよい。例えばs5にかかる処理を、s2とs3との間で行うようにしてもよい。
さらに、2次元コード100に設けられている被覆部101の形状は、図2(A)に示した形状に限らず、どのような形状であってもよいし、複数のパターンで構成されるものであってもよい。被覆部101は、上述したように、この被覆部101が設けられている領域に位置するモジュールの配列からの反射光の透過を妨げることによって2次元コード100の情報の読み取りに失敗する大きさであればよい。
次に、上述した読取ユニット1を備える自動改札機20について説明する。この例にかかる自動改札機20は、駅の改札口に設置される。ここでは、駅構内に入場する利用者に対して改札処理を行う入場用ユニットと、駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行う出場用ユニットと、を対向させて配置し、入場用ユニットと出場用ユニットの間に形成される改札通路における利用者の通行方向を双方向(駅構内に入場する方向、および駅構内から出場する方向)にした自動改札機20を例にして説明する。
図4は、この例にかかる自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。図5は、駅構内から出場する利用者が所持する乗車券を受け付ける出場用ユニットの外観を示す概略図である。図6は、出場用ユニットの駅構内から出場する利用者にとっての改札通路入口付近の拡大図である。
なお、駅構内に入場する利用者が所持する乗車券を受け付ける入場用ユニットの外観も図5に示す出場用ユニットと略同じであるが、2次元コード100が印刷されたキップを回収する機能を備えていない点で相違する。
自動改札機20は、上述した読取ユニット1(1a、1b)と、IC券情報読取部22(22a、22b)と、回収部24と、利用者検知部25と、表示部26と、扉開閉部27と、通信部28と、を備えている。
制御部21は、自動改札機20本体の動作を制御する。
上述した読取ユニット1(1a、1b)は、改札通路を通行する利用者が読取領域内に翳したキップの券面に印刷されている2次元コード100、110を光学的に読み取る。読取ユニット1aは、図5、図6に示す出場用ユニットに取り付けている。また、読取ユニット1bは、図示していない入場用ユニットに取り付けている。キップの券面に印刷されている2次元コード100の情報は、乗車券情報である。2次元コード100が印刷されているキップが、適正に発行された媒体であり、2次元コード110が印刷されている媒体が、不正に複製された媒体である。読取ユニット1(1a、1b)は、図3に示した処理を実行し、s3、s8、またはs11で読み取った2次元コード100、110の情報、およびs10、s13、またはs16における判定結果を制御部21に出力する。
IC券情報読取部22(22a、22b)は、改札通路を通行する利用者が無線通信エリア内に翳した非接触IC券との無線通信により、この非接触IC券に対する乗車券情報の読み取りや、乗車券情報の書き込みを行う。IC券情報読取部22aは、図5に示す出場用ユニットに取り付けている。また、IC券情報読取部22bは、図示していない入場用ユニットに取り付けている。
読取ユニット1aの撮像領域(上述した撮像部5の撮像領域)と、IC券情報読取部22aの無線通信領域とは、図6に示すように、駅構内から出場する利用者にとっての改札通路の入口付近に設けている。また、読取ユニット1bの撮像領域と、IC券情報読取部22bの無線通信領域とは、駅構内に入場する利用者にとっての改札通路の入口付近に設けている。
回収部24は、今回の使用で、使用済みになったキップを回収する。この回収部24は、出場用ユニットに設けられ、入場用ユニットに設けられていない。回収部24は、キップ回収口24aに設けられたシャッタを開閉する。キップ回収口24aは、読取ユニット1aの撮像領域の近くに設けている。
利用者検知部25は、改札通路に沿って配置した複数のセンサにより、改札通路内に位置する利用者の位置を検知する。利用者検知部25は、改札通路を挟んで対向させて配置した一方のユニットに、この改札通路に沿って取り付けた複数の発光素子と、他方のユニットに、各発光素子が対向する位置に取り付けた複数の受光素子と、を有する。利用者検知部25は、発光素子から照射されている光を受光していない受光素子があれば、その受光素子に対応する位置に利用者がいると判断する。
表示部26は、改札通路を通行している利用者に対してメッセージを表示する表示器26aを2つ備えている。一方の表示器26aは、図5に示す出場用ユニットに取り付けており、駅構内から出場する利用者に対するメッセージを表示する。他方の表示器は、図示していない入場用ユニットに取り付けており、駅構内に入場する利用者に対するメッセージを表示する。
扉開閉部27は、改札通路における利用者の通行を許可するときに、その利用者の出口側に設けた扉27a、27bを開する。また、扉開閉部27は、改札通路における利用者の通行を許可しないときに、その利用者の出口側に設けた扉27a、27bを閉する。図5、図6に示す扉27aは、駅構内に入場する利用者に対して開閉する扉であり、扉27bは、駅構内から出場する利用者に対して開閉する扉である。入場用ユニットにも、対向する位置に扉27a、27bを設けている。
通信部28は、図示していない使用状態管理装置との間におけるデータ通信を制御する。
なお、使用状態管理装置は、適正に発券されたキップについて、そのキップの識別番号、入場処理に使用されたかどうかを示す入場情報、および出場処理に使用されたかどうかを示す出場情報対応付けた使用状態管理情報を記憶している。
次に、自動改札機20の動作について説明する。自動改札機20は、IC券情報読取部22(22a、22b)が無線通信エリア内に位置する非接触IC券に対するポーリングを一定時間間隔で繰り返し行う。また、自動改札機20は、読取ユニット1(1a、1b)が、図3に示した処理を行っている。
自動改札機20は、先に、IC券情報読取部22が無線通信エリア内に位置する非接触IC券からのレスポンスを受信すると、この非接触IC券を所持している利用者に対する改札処理を行う。反対に、自動改札機20は、先に、読取ユニット1が光学読取領域内に位置するキップに印刷されている2次元コード100、110の情報を読み取ると(図3に示す処理を行うと)、このキップを所持している利用者に対する改札処理を行う。非接触IC券による改札処理については公知の自動改札機と同じであるので、ここでは説明を省略し、2次元コード100、110が券面に印刷されたキップによる改札処理について説明する。
図7は、2次元コードが印刷されたキップによる入場処理を示すフローチャートである。自動改札機20は、駅構内に入場する利用者が所持するキップに対して、読取ユニット1bが図3に示した処理実行した後、この図7に示す処理を行う。読取ユニット1bは、図3に示したs18で、s3、s8、またはs11で読み取った2次元コード100、110の情報、およびs10、s13、またはs16における判定結果を自動改札機20の制御部21に出力している。
自動改札機20は、読取ユニット1bにおいて2次元コード100、110が印刷されたキップが真媒体と判定されたかどうかを判定する(s21)。自動改札機20は、真媒体であると判定されていなければ(すなわち、偽媒体、またはシンボル未検出と判定されていれば)、扉開閉部27が扉27aを閉し(s24)、利用者が改札通路を通行して駅構内に入場するのを許可することなく本処理を終了する。
また、自動改札機20は、読取ユニット1bが真媒体と判定していれば、読取ユニット1bが読み取った乗車券情報(2次元コード100、110の情報)により、改札通路における利用者の通行を許可しないかどうかを判定する(s22)。s22では、乗車券情報に含まれているキップの有効期間や、有効区間により改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する。
自動改札機20は、s22において改札通路における利用者の通行を許可しないと判定すると(s23)、扉開閉部27が扉27aを閉し(s24)、利用者が改札通路を通行して駅構内に入場するのを許可することなく本処理を終了する。
また、自動改札機20は、s22において改札通路の通行を許可しないと判定しなければ、読取ユニット1bが今回乗車券情報を読み取ったキップの使用状態管理情報の通知を使用状態管理装置に要求する(s25)。読取ユニット1bが読み取った乗車券情報にはキップの識別番号が含まれている。s25では、キップの識別番号を使用状態管理装置に通知している。
自動改札機20は、使用状態管理装置から、読取ユニット1bが今回乗車券情報を読み取ったキップの使用状態管理情報を受信すると(s26)、受信した使用状態管理情報により、改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する(s27)。s27では、読取ユニット1bが今回乗車券情報を読み取ったキップが発行済みの未使用のキップであれば、改札通路における利用者の通行を許可すると判定する。反対に、読取ユニット1bが今回乗車券情報を読み取ったキップが未発行のキップ、または入場処理に使用されているキップであれば、改札通路における利用者の通行を許可しないと判定する。
自動改札機20は、s27において改札通路における利用者の通行を許可しないと判定すると(s28)、扉開閉部27が扉27aを閉し(s24)、利用者が改札通路を通行して駅構内に入場するのを許可することなく本処理を終了する。
また、自動改札機20は、s27において改札通路における利用者の通行を許可すると判定すると(s28)、扉開閉部27が扉27aを開し(s29)、利用者が改札通路を通行して駅構内に入場するのを許可する。また、自動改札機20は、使用状態管理装置に対して、読取ユニット1bが今回乗車券情報を読み取ったキップの入場情報の更新を使用状態管理装置に通知し(s30)、本処理を終了する。
使用状態管理装置は、この更新の要求に応じて、読取ユニット1bが今回乗車券情報を読み取ったキップの入場情報を入場処理に使用されたことを示す情報に更新する。
次に、図8を参照して、2次元コードが印刷されたキップによる出場処理について説明する。図8は、2次元コードが印刷されたキップによる出場処理を示すフローチャートである。自動改札機20は、駅構内から出場する利用者が所持するキップに対して、読取ユニット1aが図3に示した処理実行した後、この図8に示す処理を行う。読取ユニット1aは、図3に示したs18で、s3、s8、またはs11で読み取った2次元コード100、110の情報、およびs10、s13、またはs16における判定結果を自動改札機20の制御部21に出力している。
自動改札機20は、読取ユニット1aにおいて2次元コード100、110が印刷されたキップが真媒体と判定されたかどうかを判定する(s41)。自動改札機20は、真媒体であると判定されていなければ(すなわち、偽媒体、またはシンボル未検出と判定されていれば)、扉開閉部27が扉27bを閉し(s44)、利用者が改札通路を通行して駅構内から出場するのを許可することなく本処理を終了する。
また、自動改札機20は、読取ユニット1aが真媒体と判定していれば、読取ユニット1aが読み取った乗車券情報(2次元コード100、110の情報)により、改札通路における利用者の通行を許可しないかどうかを判定する(s42)。s42では、乗車券情報に含まれているキップの有効期間や、有効区間により改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する。
自動改札機20は、s42において改札通路における利用者の通行を許可しないと判定すると(s43)、扉開閉部27が扉27bを閉し(s44)、利用者が改札通路を通行して駅構内から出場するのを許可することなく本処理を終了する。
また、自動改札機20は、s42において改札通路の通行を許可しないと判定しなければ、読取ユニット1aが今回乗車券情報を読み取ったキップの使用状態管理情報の通知を使用状態管理装置に要求する(s45)。読取ユニット1aが読み取った乗車券情報にはキップの識別番号が含まれている。s45では、キップの識別番号を使用状態管理装置に通知している。
自動改札機20は、使用状態管理装置から、読取ユニット1aが今回乗車券情報を読み取ったキップの使用状態管理情報を受信すると(s46)、受信した使用状態管理情報により、改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する(s47)。s47では、読取ユニット1aが今回乗車券情報を読み取ったキップが発行済みであり、且つ入場処理に使用され、出場処理に使用されていないキップであれば、改札通路における利用者の通行を許可すると判定する。反対に、読取ユニット1aが今回乗車券情報を読み取ったキップが未発行のキップである場合や、入場処理に使用されていないキップである場合や、出場処理に使用されているキップである場合等に、改札通路における利用者の通行を許可しないと判定する。
自動改札機20は、s47において改札通路における利用者の通行を許可しないと判定すると(s48)、扉開閉部27が扉27bを閉し(s44)、利用者が改札通路を通行して駅構内から出場するのを許可することなく本処理を終了する。
また、自動改札機20は、s47において改札通路の通行を許可すると判定すると(s48)、回収部24がキップ回収口24aに設けられたシャッタを開する(s49)。自動改札機20は、利用者がキップ回収口24aに投入したキップを回収すると(s50)、回収部24がキップ回収口24aに設けられたシャッタを閉する(s51)。
自動改札機20は、扉開閉部27が扉27aを開し(s52)、利用者が改札通路を通行して駅構内から出場するのを許可する。また、自動改札機20は、使用状態管理装置に対して、読取ユニット1aが今回乗車券情報を読み取ったキップの出場情報の更新を使用状態管理装置に通知し(s53)、本処理を終了する。
使用状態管理装置は、この更新の要求に応じて、読取ユニット1aが今回乗車券情報を読み取ったキップの出場情報を出場処理に使用されたことを示す情報に更新する。
このように、この自動改札機20では、不正に作成されたキップ等の媒体が使用されるのを防止できるとともに、キセル等の不正使用も防止できる。
また、自動改札機20は、所定の操作が行われたときに、読取ユニット1(1a、1b)がs18で出力した、s3、s8、またはs11で読み取った2次元コード100、110の情報、およびs10、s13、またはs16における判定結果を表示部26が表示器26aに表示する構成にしてもよいし、音声で報知する構成にしてもよい。
また、自動改札機20は、図3に示した処理を、読取ユニット1の制御部2と、自動改札機20の制御部21とで、分担して実行する構成にしてもよい。例えば、読取ユニット1の制御部2に、2次元コード100、110の撮像、情報の読み取り、シンボル102の検出にかかる処理を実行させ、自動改札機20の制御部21に、その他の処理を実行させるようにしてもよい。また、読取ユニット1の制御部2に、2次元コード100、110の撮像にかかる処理を実行させ、自動改札機20の制御部21には、その他の処理を実行させるようにしてもよい。
また、読取ユニット1の制御部2、および自動改札機20の制御部21を1つの制御部(コンピュータ)で構成してもよい。
なお、この発明にかかる読取ユニット1は、上述の自動改札機20に限らず、2次元コードに記録されている情報を読み取り、読み取った情報を処理する装置であれば、どのような装置にも適用できる。
1(1a、1b)…読取ユニット
2…制御部
3…第1の照射部
4…第2の照射部
5…撮像部
6…読取部
7…出力部
20…自動改札機
100、110…2次元コード
101…被覆部
102…シンボル

Claims (7)

  1. 媒体に形成されている情報記号であって、光の反射特性が異なるモジュールがコード領域内に配列され、且つ、前記コード領域の一部に、第1の波長の光が照射されたときには前記モジュールからの反射光を透過させ、前記第1の波長と異なる第2の波長の光が照射されたときには前記モジュールからの反射光の透過を妨げる被覆部を設けた前記情報記号の情報を読み取る読取ユニットであって、
    前記第1の波長の光を読取領域に照射する第1の照射部と、
    前記第2の波長の光を前記読取領域に照射する第2の照射部と、
    前記読取領域を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記読取領域の画像を処理して、その画像に撮像されている前記情報記号の情報を読み取る読取部と、
    前記情報記号が形成されている媒体が適正であるかどうかを判定する判定部と、を備え、
    前記情報記号は、前記モジュールの配列による特定のパターンが、前記コード領域の前記被覆部が設けられていない領域に形成されており、
    前記判定部は、
    前記読取部において、前記第1の照射部が前記第1の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報の読み取りが行え、
    また、前記読取部において、前記第2の照射部が前記第2の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報の読み取りが行えず、
    さらに、前記読取部において、前記第2の照射部が前記第2の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記特定のパターンの読み取りが行えた、
    の3つの条件が成立したときに、前記情報記号が形成されている媒体が適正であると判定する、読取ユニット。
  2. 前記判定部は、前記読取部において、前記第2の照射部が前記第2の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報の読み取りが行えると、前記情報記号が形成されている媒体が適正でないと判定する、請求項1に記載の読取ユニット。
  3. 前記判定部は、前記読取部において、前記第2の照射部が前記第2の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報の読み取り、および前記特定のパターンの読み取りが行えないと、前記情報記号が形成されている媒体が適正であるとも、適正でないとも判定しない特定のパターン検出不可と判定する、請求項2に記載の読取ユニット。
  4. 前記情報記号が形成されている媒体に対する前記判定部の判定結果を出力する出力部を備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の読取ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の読取ユニットを備え、
    前記読取ユニットの前記判定部において、前記情報記号によって乗車券情報が印刷された乗車券が適正であるかどうかを判定した判定結果を用いて、改札通路における利用者の通行可否を判定する自動改札機。
  6. 媒体に形成されている情報記号であって、光の反射特性が異なるモジュールがコード領域内に配列され、且つ、前記コード領域の一部に、第1の波長の光が照射されたときには前記モジュールからの反射光を透過させ、前記第1の波長と異なる第2の波長の光が照射されたときには前記モジュールからの反射光の透過を妨げる被覆部を設けた前記情報記号の情報を読み取る情報読取方法であって、
    前記情報記号は、前記モジュールの配列による特定のパターンが、前記コード領域の前記被覆部が設けられていない領域に形成されており、
    第1の照射部が前記第1の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報を読み取る第1の読取ステップと、
    第2の照射部が前記第2の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報を読み取る第2の読取ステップと、
    前記情報記号が形成されている媒体が適正であるかどうかを判定する判定ステップと、をコンピュータが実行し、
    前記判定ステップは、
    前記第1の読取ステップにおいて、前記情報記号の情報の読み取りが行え、
    また、前記第2の読取ステップにおいて、前記情報記号の情報の読み取りが行えず、
    さらに、前記第2の読取ステップにおいて、前記特定のパターンの読み取りが行えた、
    の3つの条件が成立したときに、前記情報記号が形成されている媒体が適正であると判定するステップである、情報読取方法。
  7. 媒体に形成されている情報記号であって、光の反射特性が異なるモジュールがコード領域内に配列され、且つ、前記コード領域の一部に、第1の波長の光が照射されたときには前記モジュールからの反射光を透過させ、前記第1の波長と異なる第2の波長の光が照射されたときには前記モジュールからの反射光の透過を妨げる被覆部を設けた前記情報記号の情報の読み取りをコンピュータに実行させる情報読取プログラムであって、
    前記情報記号は、前記モジュールの配列による特定のパターンが、前記コード領域の前記被覆部が設けられていない領域に形成されており、
    第1の照射部が前記第1の波長の光を読取領域に照射して撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報を読み取る第1の読取ステップと、
    第2の照射部が前記第2の波長の光を前記読取領域に照射して前記撮像部で撮像した前記読取領域の画像を処理して前記情報記号の情報を読み取る第2の読取ステップと、
    前記情報記号が形成されている媒体が適正であるかどうかを判定する判定ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記判定ステップは、
    前記第1の読取ステップにおいて、前記情報記号の情報の読み取りが行え、
    また、前記第2の読取ステップにおいて、前記情報記号の情報の読み取りが行えず、
    さらに、前記第2の読取ステップにおいて、前記特定のパターンの読み取りが行えた、
    の3つの条件が成立したときに、前記情報記号が形成されている媒体が適正であると判定するステップである、情報読取プログラム。
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