JP6561602B2 - 電子装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置の製造方法に関するものである。
パワーアンプ等の電子装置は、信号を増幅する働きを有しており、無線通信機の送信部等に用いられる。従来のパワーアンプは、例えば、半導体基板上にトランジスタ等が形成された半導体チップと、セラミックス等の基板上に整合回路が形成されたチップとを近接して配置し、各々のチップにおける電極同士をワイヤにより接続した構造のものがある(例えば、特許文献1)。しかしながら、このような構造のパワーアンプは、チップの位置ずれやワイヤの長さのバラツキに起因してパワーアンプの電気的な特性が変化し、歩留まりの低下を招く場合がある。
トランジスタ及び整合回路のすべてを一つの半導体基板上に集積化した構造のパワーアンプの場合、上述した位置ずれ等の問題は生じない。しかしながら、用いられる半導体基板がGaN基板等の高価な基板であると、半導体基板を使用する面積が増える分だけ、コストが上昇してしまうため好ましくない。
このため、複数のチップを集積化する方法の検討がなされており、例えば、複数のチップを集積化する技術として再配線技術がある(例えば、特許文献2)。
特許第3888785号公報 特開2013−38306号公報 特開2006−270037号公報 特開平07−7134号公報
ところで、再配線技術により複数のチップを集積化する場合、チップ同士において厚さのバラツキがあるため、これらのチップの厚さを略同じにする必要がある。従って、チップの厚さを研磨等により略同じにする際に、チップの裏面に形成されている裏面電極等が除去され、品質や歩留まりの低下を招く場合がある。
このため、複数のチップを集積化させて形成される電子装置において、品質や歩留まりの低下を招くことなく、製造することのできる電子装置が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層を樹脂により覆う工程と、前記樹脂を前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層が露出するまで除去する工程と、露出している前記第1の電子素子の他方の面の導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面の導電材料層に金属板を接続し、前記導電材料層と前記金属板とを電気的に接続する工程と、を有し、前記第1の電子素子と前記第2の電子素子は、異なる材料により形成されており、前記導電材料層は、銀ペーストまたは金ペーストを前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面に供給し、焼結することにより形成されたものであることを特徴とする。
開示の電子装置の製造方法によれば、複数のチップを集積化させて形成される電子装置を品質や歩留まりの低下を招くことなく製造することができる。
電子装置の製造方法の工程図(1) 電子装置の製造方法の工程図(2) 電子装置の製造方法の工程図(3) 電子装置の製造方法における説明図(1) 電子装置の製造方法における説明図(2) 第1の実施の形態における電子装置の製造方法の工程図(1) 第1の実施の形態における電子装置の製造方法の工程図(2) 第1の実施の形態における電子装置の製造方法の工程図(3) 第2の実施の形態における電子装置の製造方法の説明図 第3の実施の形態における電子装置の製造方法の説明図 第4の実施の形態における電子装置の製造方法の工程図(1) 第4の実施の形態における電子装置の製造方法の工程図(2)
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
最初に、再配線技術により複数のチップを集積化して電子装置を作製する場合について、図1〜図3に基づき説明する。
最初に、図1(a)に示すように、第1のチップ910の表面910a側及び第2のチップ920の表面920a側を支持部材930にフリップチップ実装により配置し張り付ける。
第1のチップ910は、GaN等の半導体基板により形成されている。第1のチップ910の表面910a側には、不図示のトランジスタ等が形成されており、裏面910b側には、不図示の裏面電極等が形成されている。第2のチップ920は、第1のチップ910とは異なる材料であって、例えば、セラミックス等の基板により形成されている。第2のチップ920の表面920a側には、不図示のキャパシタ、抵抗、インダクタ等の整合回路及び配線等が形成されており、裏面920b側には、不図示の裏面電極等が形成されている。また、第2のチップ920には、第2のチップ920の表面920aから裏面920bを貫通する貫通電極921が形成されており、これにより裏面920b側においてグランドと接続される。
尚、上述したように、第1のチップ910は、トランジスタが形成されているため、トランジスタが動作することにより発熱する。このため、第1のチップ910は、厚さが薄く形成されていることが好ましく、また、第1のチップ910の裏面に金属等を接着させて熱を逃がすことのできる構造となっている。また、第2のチップ920は、整合回路であるため、発熱はしないが、バイアス回路を兼ねているため、一般的に、裏面920b側は接地されている。
次に、図1(b)に示すように、支持部材930に張り付けられている第1のチップ910及び第2のチップ920をモールド樹脂950により固める。これにより、第1のチップ910の裏面910b、及び、第2のチップ920の裏面920bはモールド樹脂950により覆われる。このようにモールド樹脂により全体がウェハ状に固められたものを疑似ウェハと呼ぶ場合がある。
次に、図1(c)に示すように、モールド樹脂950により固められた第1のチップ910及び第2のチップ920より支持部材930を剥がす。これにより、第1のチップ910の表面910a及び第2のチップ920の表面920aが露出する。
次に、図2(a)に示すように、第1のチップ910の表面910aに形成されている不図示の電極と第2のチップ920の表面920aに形成されている不図示の電極とを再配線960により接続する。再配線960は金属材料等により形成されており、再配線プロセスにより形成する。例えば、再配線960は、第1のチップ910の表面910a及び第2のチップ920の表面920aに再配線960を形成するための金属膜を成膜し、再配線960が形成される領域以外の領域の金属膜をドライエッチング等により除去することにより形成する。
次に、図2(b)に示すように、第1のチップ910の裏面910b及び第2のチップ920の裏面920bを覆っているモールド樹脂950を研磨により除去し、第1のチップ910の裏面910b及び第2のチップ920の裏面920bを露出させる。この際、第1のチップ910と第2のチップ920は厚さが異なるため、双方のチップの裏面を露出させる場合には、いずれか一方のチップの裏面は他方のチップの厚さと略同じ厚さとなるまで研磨により除去される。
次に、図2(c)に示すように、露出している第1のチップ910の裏面910b及び第2のチップ920の裏面920bにメッキ等により金属膜961を形成する。
次に、図3に示すように、金属膜961が形成されている側に金属板970を半田等により接続する。このように接続された金属板970は、銅(Cu)等の金属材料により形成されており、グランドに接続されている。従って、金属板970は、グランドとして機能するとともに、第1のチップ910において発熱した熱を放熱する機能を有している。
ところで、上記の製造工程においては、図2(b)に示される研磨においては、第2のチップ920の裏面920bに形成された不図示の裏面電極が露出するまで、研磨が行われる。しかしながら、研磨における削り量が多い場合には、研磨により第2のチップ920の裏面920bに形成されている裏面電極まで除去されてしまい、この場合、所望の電気的特性を得ることができない。また、研磨における削り量が少ない場合には、第2のチップ920の裏面920bに形成された裏面電極はモールド樹脂950に覆われたままで、電気的に接続することができない。このため、一枚の疑似ウェハには、多数のチップを有しているため、すべての第2のチップ920において、裏面920bにおける裏面電極を除去することなく、モールド樹脂950を除去することは、極めて困難である。尚、本実施の形態において形成される疑似ウェハは、大きさが6インチのウェハである。
このため、図4に示すように、第2のチップ920の裏面920bに形成される裏面電極を膜厚が約10μmの膜厚の厚いメッキ層981により形成する方法や、図5に示すように、第2のチップ920の裏面に金属板982を張り付ける方法が考えられる。しかしながら、第2のチップ920の裏面920bに膜厚が10μmのメッキ層981を形成する方法では、メッキ層981を形成するため多大な時間を要する。また、チップ間においては厚さにバラツキがあり、チップ間における厚さのバラツキが10μm程度であると、厚さが10μm程度のメッキ層981では、均一にメッキ層981を露出させることは困難である。また、第2のチップ920の裏面に金属板982を張り付ける方法では、第2のチップ920が極めて小さいため(例えば、1mm×5mm)、第2のチップ920に金属板982を接続する工程は困難であり、時間やコストを要する。
(電子装置の製造方法)
次に、本実施の形態における電子装置の製造方法について説明する。
最初に、図6(a)に示すように、第1のチップ10の表面10a側及び第2のチップ20の表面20a側を支持部材30にフリップチップ実装により配置し張り付ける。
第1のチップ10は、GaN等の半導体基板により形成されている。第1のチップ10の表面10a側には、不図示のトランジスタ等が形成されており、裏面10b側には、不図示の裏面電極等が形成されている。第2のチップ20は、第1のチップ10とは異なる材料の基板、例えば、安価なシリコンやセラミックス等の基板により形成されている。第2のチップ20の表面20a側には、不図示のキャパシタ、抵抗、インダクタ等の整合回路及び配線等が形成されており、裏面20b側には、不図示の裏面電極等が形成されている。また、第2のチップ20には、第2のチップ20の表面20aから裏面20bを貫通する貫通電極21が形成されており、これにより裏面20b側においてグランドと接続される。支持部材30は、例えば、接着シート等の粘着性を有するシートや基板により形成されている。本願においては、第1のチップ10を第1の電子素子、第2のチップ20を第2の電子素子と記載する場合がある。尚、第1のチップ10及び第2のチップ20の厚さは、各々が100μm〜300μmであり、例えば、厚さが100μmとなるように形成されているが、チップ自体の厚さ及びチップの傾きにより高さバラツキが±10μm程度存在している。
次に、図6(b)に示すように、支持部材30に張り付けられている第1のチップ10の裏面10bの上に導電材料層41を形成し、第2のチップ20の裏面20bの上に導電材料層42を形成する。導電材料層41、42は、銀ペーストまたは金ペーストをディスペンサ等を用いて、第1のチップ10の裏面10bの上、第2のチップ20の裏面20bの上に供給することにより形成する。このように供給された銀ペーストまたは金ペーストは、表面張力により広がり全体の厚さが15μm〜0.5mmとなり、焼結させることにより、この厚さと略同じ厚さの導電材料層41、42が形成される。本実施の形態においては、導電材料層41、42の厚さは、約50μmとなるように形成されている。
次に、図6(c)に示すように、支持部材30に張り付けられている裏面10bに導電材料層41が形成されている第1のチップ10及び裏面20bに導電材料層42が形成されている第2のチップ20をモールド樹脂50により固める。これにより、第1のチップ10の裏面10bに形成された導電材料層41、及び、第2のチップ20の裏面20bに形成された導電材料層42はモールド樹脂50により覆われる。
次に、図7(a)に示すように、モールド樹脂50により固められた第1のチップ10及び第2のチップ20より支持部材30を剥がす。これにより、第1のチップ10の表面10a及び第2のチップ20の表面20aが露出する。
次に、図7(b)に示すように、第1のチップ10の表面10aに形成されている不図示の電極と第2のチップ20の表面20aに形成されている不図示の電極等を再配線60により接続する。再配線60は金属材料等により形成されており、再配線プロセスにより形成する。例えば、再配線60は、第1のチップ10の表面10a及び第2のチップ20の表面20aに再配線60を形成するための金属膜を成膜し、再配線60が形成される領域以外の領域の金属膜をドライエッチング等により除去することにより形成する。
次に、図7(c)に示すように、第1のチップ10の裏面10bの導電材料層41及び第2のチップ20の裏面20bの導電材料層42を覆っているモールド樹脂50を研磨により除去する。これにより、第1のチップ10の裏面10bに形成されている導電材料層41及び第2のチップ20の裏面20bに形成されている導電材料層42を露出させる。このようにして、第1のチップ10と導電材料層41とをあわせた厚さと、第2のチップ20と導電材料層42とをあわせた厚さを略同じにすることができる。尚、第1のチップ10と第2のチップ20の厚さが異なっていても、導電材料層41及び導電材料層42が十分厚く形成されてているため、導電材料層41及び導電材料層42は、いずれか一方が露出する前に、他方が除去されてしまうことはない。
次に、図8に示すように、第1のチップ10の裏面10bに形成されている導電材料層41及び第2のチップ20の裏面20bに形成されている導電材料層42に金属板70を半田等により接続する。このように接続された金属板70は、銅(Cu)等の金属材料により形成されており、グランドに接続されている。従って、金属板70は、グランドとして機能するとともに、第1のチップ10において発熱した熱を放熱する機能を有している。
本実施の形態においては、導電材料層41及び導電材料層42は15μmから0.5mmと厚く形成されている。このため、第1のチップ10及び第2のチップ20において厚さにバラツキがあっても、導電材料層41及び導電材料層42は、いずれか一方が露出する前に、他方が除去されてしまうことはない。よって、第1のチップ10の裏面10bに形成されている裏面電極及び第2のチップ20の裏面20bに形成されている裏面電極が研磨により除去されることはない。また、導電材料層41及び導電材料層42は、銀ペースト等をディスペンサ等により供給することにより形成されるため、短時間で厚い導電材料層41、42を形成することができる。これにより、品質が安定したパワーアンプを高い歩留まりで製造することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1のチップ10の裏面10bの導電材料層41が除去されている構造のものである。
本実施の形態における電子装置の製造方法は、第1の実施の形態の電子装置の製造方法において、図6(a)〜図7(b)における工程を行った後、図9(a)に示すように、第1のチップ10の裏面10bが露出するまでモールド樹脂50を除去する研磨を行う。これにより、第2のチップ20の裏面20bの導電材料層42は残っているが、第1のチップ10の裏面10bの導電材料層41は除去され、第1のチップ10の裏面10bが露出する。第1のチップ10は、貫通電極が形成されていないため、裏面10bにおける裏面電極は必ずしも必要ではなく、除去してもよい。
次に、図9(b)に示すように、第1のチップ10の裏面10b及び第2のチップ20の裏面20bの導電材料層42を金属板70に半田等により接続する。これにより本実施の形態における電子装置を製造することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1のチップ10の放熱効率を高めた構造の導電材料層41を形成した電子装置である。
本実施の形態は、第1の実施の形態における電子装置の製造方法において、図6(a)〜図7(b)における工程を行った後、図7(c)における研磨の工程において、導電材料層41及び導電材料層42をやや厚めに残す。この後、図10(a)に示すように、第1のチップ10の裏面10bに形成された導電材料層41に凹部41aを切削等の加工により形成する。
次に、図10(b)に示すように、第1のチップ10の裏面10bの導電材料層41及び第2のチップ20の裏面20bの導電材料層42を金属板170に半田等により接続する。金属板170には、導電材料層41における凹部41aに対応した形状の凸部170aが形成されており、導電材料層41と金属板170とが接する領域を広くすることができ、金属板170への熱伝導効率を高めることができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、発熱する第1のチップ10を効率よく放熱するため、第1のチップ10の側面も覆う導電材料層141が形成されている構造のものである。
最初に、図11(a)に示すように、第1のチップ10の表面10a側及び第2のチップ20の表面20a側を支持部材30にフリップチップ実装により配置し張り付ける。
次に、図11(b)に示すように、支持部材30に張り付けられている第1のチップ10の裏面10bの上及び側面10cを覆うように導電材料層141を形成し、第2のチップ20の裏面20bの上に導電材料層42を形成する。導電材料層141、42は、銀ペーストまたは金ペーストをディスペンサ等を用いて、第1のチップ10の裏面10bの上及び側面10c、第2のチップ20の裏面20bの上に供給することにより形成する。
次に、図11(c)に示すように、支持部材30に張り付けられている裏面10bに導電材料層141が形成されている第1のチップ10及び裏面20bに導電材料層42が形成されている第2のチップ20をモールド樹脂50により固める。これにより、第1のチップ10の裏面10bに形成された導電材料層141、及び、第2のチップ20の裏面20bに形成された導電材料層42はモールド樹脂50により覆われる。
次に、図12(a)に示すように、モールド樹脂50により固められた第1のチップ10及び第2のチップ20より支持部材30を剥がす。これにより、第1のチップ10の表面10a及び第2のチップ20の表面20aが露出する。
次に、図12(b)に示すように、第1のチップ10の表面10aに形成された不図示の電極と第2のチップ20の表面20aに形成された不図示の電極等とを再配線60により接続する。この後、第1のチップ10の裏面10bの導電材料層141及び第2のチップ20の裏面20bの導電材料層42を覆っているモールド樹脂50を研磨により除去する。尚、本実施の形態においては、導電材料層141と再配線60とが接触しないように、導電材料層141の上に、不図示の絶縁膜等が形成されており、形成された絶縁膜の上に、再配線60が再配線プロセスにより形成される。これにより、第1のチップ10の裏面10bに形成されている導電材料層141及び第2のチップ20の裏面20bに形成されている導電材料層42を露出させる。
次に、図12(c)に示すように、第1のチップ10の裏面10bに形成されている導電材料層141及び第2のチップ20の裏面20bに形成されている導電材料層42を金属板70に半田等により接続する。このように接続された金属板70は、銅(Cu)等の金属材料により形成されており、グランドに接続されている。従って、金属板70は、グランドとして機能するとともに、第1のチップ10において発熱した熱を放熱する機能を有している。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、
前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、
前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層を樹脂により覆う工程と、
前記樹脂を前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層が露出するまで除去する工程と、
露出している前記第1の電子素子の他方の面の導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面の導電材料層に金属板を接続し、前記導電材料層と前記金属板とを電気的に接続する工程と、
を有することを特徴とする電子装置の製造方法。
(付記2)
前記樹脂を除去する工程の後、
露出している前記第1の電子素子の他方の面の導電材料層に凹部を形成する工程を有し、
前記金属板には、前記凹部に対応した形状の凸部が形成されており、
前記導電材料層に前記金属板を接合する際、前記凹部に前記凸部が入れられることを特徴とする付記1に記載の電子装置の製造方法。
(付記3)
前記第1の電子素子または前記第2の電子素子のいずれか一方または双方の側面は、前記導電材料層により覆われていることを特徴とする付記1または2に記載の電子装置の製造方法。
(付記4)
支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、
前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、
前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層を樹脂により覆う工程と、
前記樹脂を前記第1の電子素子の他方の面が露出するとともに、前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層が露出するまで除去する工程と、
露出している前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面の導電材料層に金属板を接続し、前記導電材料層と前記金属板とを電気的に接続する工程と、
を有することを特徴とする電子装置の製造方法。
(付記5)
支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、
前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、
前記第1の電子素子と前記第1の電子素子の他方の面に形成されている導電材料層とを合わせた厚さと、前記第2の電子素子と前記第2の電子素子の他方の面に形成されている導電材料層とを合わせた厚さとを略均一にする工程と、
を有することを特徴とする電子装置の製造方法。
(付記6)
前記支持部材を除去する工程と、
前記第1の電子素子の一方の面と前記第2の電子素子の一方の面とを接続する再配線を形成する工程を有することを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
(付記7)
前記導電材料層は、銀または金を含む材料により形成されていることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
(付記8)
前記導電材料層は、銀ペーストまたは金ペーストを前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面に供給し、焼結することにより形成されたものであることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
(付記9)
前記導電材料層の厚さは15μm〜0.5mmであることを特徴とする付記1から8のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
10 第1のチップ
10a 表面
10b 裏面
10c 側面
20 第2のチップ
20a 表面
20b 裏面
21 貫通電極
30 支持部材
41 導電材料層
42 導電材料層
50 モールド樹脂
60 再配線
70 金属板

Claims (10)

  1. 支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、
    前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、
    前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層を樹脂により覆う工程と、
    前記樹脂を前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層が露出するまで除去する工程と、
    露出している前記第1の電子素子の他方の面の導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面の導電材料層に金属板を接続し、前記導電材料層と前記金属板とを電気的に接続する工程と、
    を有し、
    前記第1の電子素子と前記第2の電子素子は、異なる材料により形成されており、
    前記導電材料層は、銀ペーストまたは金ペーストを前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面に供給し、焼結することにより形成されたものであることを特徴とする電子装置の製造方法。
  2. 前記樹脂を除去する工程の後、
    露出している前記第1の電子素子の他方の面の導電材料層に凹部を形成する工程を有し、
    前記金属板には、前記凹部に対応した形状の凸部が形成されており、
    前記導電材料層に前記金属板を接合する際、前記凹部に前記凸部が入れられることを特徴とする請求項1に記載の電子装置の製造方法。
  3. 前記第1の電子素子または前記第2の電子素子のいずれか一方または双方の側面は、前記導電材料層により覆われていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置の製造方法。
  4. 支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、
    前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、
    前記第1の電子素子の他方の面に形成された導電材料層及び前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層を樹脂により覆う工程と、
    前記樹脂を前記第1の電子素子の他方の面が露出するとともに、前記第2の電子素子の他方の面に形成された導電材料層が露出するまで除去する工程と、
    露出している前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面の導電材料層に金属板を接続し、前記導電材料層と前記金属板とを電気的に接続する工程と、
    を有することを特徴とする電子装置の製造方法。
  5. 前記導電材料層は、銀または金を含む材料により形成されていることを特徴とする請求項に記載の電子装置の製造方法。
  6. 前記導電材料層は、銀ペーストまたは金ペーストを前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面に供給し、焼結することにより形成されたものであることを特徴とする請求項に記載の電子装置の製造方法。
  7. 支持部材に、第1の電子素子の一方の面及び第2の電子素子の一方の面を張り付ける工程と、
    前記第1の電子素子の他方の面に導電材料層を形成し、前記第2の電子素子の他方の面に導電材料層を形成する工程と、
    前記第1の電子素子と前記第1の電子素子の他方の面に形成されている導電材料層とを合わせた厚さと、前記第2の電子素子と前記第2の電子素子の他方の面に形成されている導電材料層とを合わせた厚さとを略均一にする工程と、
    を有し、
    前記第1の電子素子と前記第2の電子素子は、異なる材料により形成されており、
    前記導電材料層は、銀ペーストまたは金ペーストを前記第1の電子素子の他方の面及び前記第2の電子素子の他方の面に供給し、焼結することにより形成されたものであることを特徴とする電子装置の製造方法。
  8. 前記第1の電子素子は半導体基板により形成されており、前記第2の電子素子はシリコンまたはセラミックス基板により形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の電子装置の製造方法。
  9. 前記支持部材を除去する工程と、
    前記第1の電子素子の一方の面と前記第2の電子素子の一方の面とを接続する再配線を形成する工程を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の電子装置の製造方法。
  10. 前記導電材料層の厚さは15μm〜0.5mmであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
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