JP6560935B2 - 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置、画像形成装置および紙葉類識別装置 - Google Patents

照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置、画像形成装置および紙葉類識別装置 Download PDF

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Description

本発明は、照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置、画像形成装置および紙葉類識別装置に関する。
一般に、原稿等の画像を読取る場合にはイメージセンサユニットが用いられている。イメージセンサユニットは、原稿等に線状の光を出射する。特許文献1には、光源の光を導光体から被照明体に出射するイメージセンサユニットが開示されている。
特開2014−33440号公報
上述した特許文献1のイメージセンサユニットは、光の利用効率の向上を図るために導光体の光拡散面を覆う導光体カバーを有している。また、導光体と導光体カバーとは、導光体カバーの係合部に導光体の突起状の位置決め部を係合することで相対的な位置関係が規制されている。しかしながら、導光体カバーの係合部は光源に近接して配置されているために、光源から導光体に入射した光の一部が、係合部によって反射され、被照明体に向かって出射されてしまう。したがって、イメージセンサから出射される光量は、主走査方向に沿って均一にならず、特に光源側の光量が多くなってしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、被照明体に対して線状に光を出射するときに光源側で光量が多くなるのを防止することを目的とする。
本発明の照明装置は、長手方向の一方側の端部に位置し光源からの光が入射する入射面、前記入射面から入射した拡散する拡散面、および、被照明体に向かって光出射する出射面と、を有する棒状の導光体と、前記入射面から入射し前記導光体から出射した光を前記導光体に向かって反射する反射面を有する反射部材と、を備えた照明装置であって、前記導光体は、前記反射部材側に突出し、前記反射部材に設けられた係止孔と嵌合する突起が設けられており、前記係止孔は、前記突起が嵌合する嵌合部と、該嵌合部と繋がった光透過部とを含んでおり、前記長手方向及び前記突起が突出する突出方向の両者に垂直な垂直方向における前記光透過部の幅が、前記垂直方向における前記嵌合部の幅よりも狭いことを特徴とする。
本発明の照明装置は、長手方向の一方側の端部に位置し光源からの光が入射する入射面、前記入射面から入射した光が拡散する拡散面、および、被照明体に向かって光が出射する出射面と、を有する棒状の導光体と、前記入射面から入射し前記導光体から出射した光を前記導光体に向かって反射する反射面を有する反射部材と、を備えた照明装置であって、前記導光体には、前記反射部材側に突出し、前記反射部材に設けられた係止孔と嵌合する突起が設けられており、前記係止孔は、前記突起が嵌合する嵌合部と、該嵌合部と繋がった光透過部とを含んでおり、前記長手方向における前記光透過部の長さが、前記長手方向における前記嵌合部の長さ以上であることを特徴とする
本発明によれば、被照明体に対して線状に光を出射するときに光源側で光量が多くなるのを防止することができる。
図1は、第1の実施形態の画像読取装置の要部構成を示す断面図である。 図2は、イメージセンサユニットの分解斜視図である。 図3は、イメージセンサユニットの分解拡大斜視図である。 図4は、導光体の構成を示す図である。 図5は、反射部材の構成を示す図である。 図6は、導光部および光源部の構成を示す斜視図である。 図7は、導光部および光源部の構成を示す斜視図である。 図8Aは、比較例における光の軌跡の一例を示す図である。 図8Bは、実施例における光の軌跡の一例を示す図である。 図9Aは、比較例と実施例とで出力される電圧を示すグラフである。 図9Bは、比較例と実施例とで出力される電圧を示すグラフである。 図10は、第2の実施形態の画像読取装置の要部構成を示す断面図である。 図11は、フラットベッド方式のスキャナの構成の一例を示す斜視図である。 図12は、シートフィード方式のスキャナの構成の一例を示す断面図である。 図13は、画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図14は、画像形成装置内の画像形成部を示す斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明に係るイメージセンサユニット、画像読取装置、画像形成装置および紙葉類識別装置の好適な実施形態について説明する。以下の説明においては、三次元の各方向を、X,Y,Zの各矢印で示す。X方向が主走査方向であり、Y方向が主走査方向に直角な副走査方向であり、Z方向が垂直方向(上下方向)である。
(第1の実施形態)
本実施形態の画像読取装置100は、紙幣、有価証券等の紙葉類の真贋判定を行う紙葉類識別装置として機能する。
図1は、本実施形態に係るイメージセンサユニット10を備えた画像読取装置100の要部構成を示す断面図である。ここで先ず、これらの全体構成について概略を説明する。本実施形態では、被照明体として典型的には紙幣Sとする。なお、紙幣Sに限らず、その他の対象物に対しても本発明は適用可能である。
画像読取装置100の所定部には、紙幣Sの搬送方向Fに、対をなして紙幣Sを挟みながら搬送するための移送部としての搬送ローラ101A、101Bと搬送ローラ102A、102Bとが所定の間隔をおいて配置される。これらの搬送ローラ101A、101Bおよび102A、102Bは駆動機構により回転駆動されるようになっており、紙幣Sは所定の搬送速度でイメージセンサユニット10に対して搬送方向Fに相対的に移送される。
イメージセンサユニット10は、搬送ローラ101A、101Bと搬送ローラ102A、102Bとの間に配置され、移送される紙幣Sに向けて光を出射し、紙幣Sにより反射される光の画像情報を読取る。
イメージセンサユニット10には比較部103が接続されている。比較部103はイメージセンサユニット10により読取られた画像情報を取得する。また、比較部103は記憶部104に記憶されている基準データを読出し、取得した画像情報と比較して、紙幣Sの真贋を識別する。
次に、イメージセンサユニット10の構成について説明する。
図2はイメージセンサユニット10の分解斜視図である。図3は、図2に示すイメージセンサユニット10のうち、主走査方向における一方側を拡大した斜視図である。イメージセンサユニット10は概して略直方体に形成され、その長手方向が主走査方向となり、これに直交する副走査方向は紙幣Sの搬送方向Fとなる。
イメージセンサユニット10は、カバー部材11、フレーム12、導光ユニット20、集光体62、センサ基板64、イメージセンサ68、光源ユニット50等を備えている。これらの構成部材のうち、導光ユニット20および光源ユニット50は照明装置として機能する。また、上述した構成部材のうち、カバー部材11、フレーム12、導光ユニット20、センサ基板64およびイメージセンサ68は、読取る紙幣Sの主走査方向の寸法に応じた長さに形成される。
カバー部材11は、フレーム12内に塵が侵入するのを防止する。カバー部材11は略平板状であって、フレーム12を上側から覆うように、例えば両面テープ等を用いて固定される。なお、カバー部材11は、例えばガラスや、アクリルまたはポリカーボネート等の透明な樹脂材料が適用できる。
フレーム12は、イメージセンサユニット10の各構成部材を収容する収容部材である。フレーム12は、主走査方向に長い略直方体であり、内部には各構成部材を位置決めして支持できるように形成される。図1に示すように、フレーム12の略中央には、集光体62を収容する集光体収容部13が主走査方向に沿って形成される。また、フレーム12には集光体収容部13を挟んだ両側に導光ユニット20を収容する導光収容部14が主走査方向に沿って形成される。また、フレーム12の下面には、センサ基板64を配置するための基板収容部15が主走査方向に沿ってフレーム12の外側から凹状に形成される。なお、フレーム12は、例えば、黒色に着色されて遮光性を有する樹脂材料で形成される。樹脂材料としては、例えばポリカーボネート等が適用できる。
導光ユニット20は、主走査方向の一方側および主走査方向の他方側から入射される光源ユニット50からの光を紙幣Sに導く。本実施形態の導光ユニット20は、2つの導光部21A、21Bが並列に配置されている。
導光部21A、21Bは、図1に示す集光体62の光軸Zを中心に線対称な同一の構成であり、ここでは導光部21Aについて説明する。
図3に示すように、導光部21Aは導光体22と反射部材32とを有している。
まず、導光体22について説明する。
導光体22は、光源ユニット50からの光を紙幣Sに出射する。導光体22は、例えばアクリル系の透明な樹脂材料により形成され、主走査方向に沿った棒状に形成される。
図4は、導光体22の平面図、側面図およびI−I線断面図である。
導光体22は、主走査方向の両端部のうち一方側の端部に後述する光源52からの光を入射させる入射面23a(第1の入射面)が形成される。入射面23aは、主走査方向に対して直交している。また、導光体22は、紙幣Sと対面する面に導光体22内に入射された光を紙幣Sに向かって線状に出射させる出射面24が形成される。出射面24は、上側に凸状の円弧状に形成されている。また、導光体22は、出射面24と対向する面に、入射面23aから入射された光を拡散させたり、導光体22の長手方向に伝搬させたりする拡散面25が形成されている。拡散面25には、複数のプリズム状の拡散部26が長手方向に間隔をあけて形成されている。拡散部26は導光体22を長手方向に伝搬された光を拡散させる。拡散された光は、反射部材32の後述する反射面36により反射されることで、導光体22の出射面24から紙幣Sに向かって出射される。





また、出射面24および拡散面25以外の面は、それぞれ入射された光を反射させて導光体22の長手方向に導光させる導光面として機能する。すなわち、導光体22には、出射面24の一方側に隣接する導光面27と、他方側に隣接する導光面28と、拡散面25と導光面27との間に位置する導光面29と、拡散面25と導光面28との間に位置する導光面30とが形成されている。導光面29および導光面30は互いに平行であって、導光面28に対して直交する。また、拡散面25は、導光面27〜導光面30の何れの面に対しても平行ではなく、傾斜している。
また、導光体22の主走査方向の一方側の端部には、係止部として係止突起31が一体で形成される。係止突起31は、導光面28から導光体22の長手方向に対して直交する方向、具体的には副走査方向に突出している。係止突起31は、突出する方向から見て略矩形状に形成される。
次に、反射部材32について説明する。
反射部材32は、導光体22の拡散部26により拡散された光を導光体22に向かって反射させる。また、反射部材32は、導光体22を長手方向に亘って保持する。反射部材32は、例えばポリカーボネート等により形成され、導光体22よりも僅かに主走査方向に長く形成される。反射部材32には、光の反射率を向上させるために光を反射しやすい色、例えば白色が施されている。
図5は、反射部材32の側面図、II−II線断面図およびIII−III線断面図である。なお、III−III線断面図には、反射部材32によって保持される導光体22を二点鎖線で示している。
反射部材32は、主走査方向に亘って、遮光部33、反射部35および側壁部39を有し、主走査方向で見て集光体62が配置される側に開口する略C字状に形成されている。遮光部33は、導光体22の出射面24の一部を上側から覆う。したがって、遮光部33は、導光体22の出射面24から紙幣Sに向かって出射させる光の方向を規制する。また、遮光部33は、主走査方向の一方端に庇部34aを有し、他方端に庇部34bを有する。庇部34a、34bは、主走査方向に突出し、導光体22の出射面24全体を上側から覆う。庇部34aは、後述する光源52から導光体22に入射されずに直接、紙幣Sに出射される光を遮光する。なお、遮光部33の他方端の庇部34bは省略してもよい。
反射部35および側壁部39の内側面は、導光体22に入射された光を導光体22の出射面24側に反射させる反射面として機能する。具体的に、反射部35は、導光体22のうち拡散面25と対面する位置に反射面36が形成されている。反射面36は、拡散面25の拡散部26により拡散された光を拡散面25から導光体22に再び入射させる。また、反射部35は、導光体22の導光面29、30に対面する位置に反射面37、38が形成されている。また、側壁部39は、導光体22の導光面28に対面する位置に反射面40が形成されている。反射面37および反射面38は互いに平行であって、反射面40に対して直交する。また、反射面36は、反射面37、38、40の何れの面に対しても平行ではなく、傾斜している。
また、反射部35は、主走査方向の一方側に傾斜面41a(第1の傾斜面)を有し、他方側に傾斜面41b(第2の傾斜面)を有する。傾斜面41a、41bは、反射面36と同じ高さに形成され、反射面36、37、38と連続している。また、傾斜面41a、41bは、反射面36、37、38の何れの面に対しても平行ではなく、傾斜している。
具体的には、傾斜面41aは、主走査方向の一方端に向かうにしたがって側壁部39に近接するように傾斜する。ここで、図5には、反射部材32に取り付けられる光源52を二点鎖線で図示している。II−II線断面図で見て、傾斜面41aは、主走査方向の他方側から一方側に向かうにしたがって光源52から離れるように傾斜する。また、傾斜面41aに直交する直線Nを二点鎖線で図示すると、直線Nは、主走査方向、副走査方向、および、上下方向の何れの方向においても傾斜している。具体的に、直線Nは光源52に向かって指向し、光源52と交差する。また、傾斜面41aには、光を吸収しやすい色、例えば黒色が施されている。なお、傾斜面41bは、傾斜面41aと中心線Cに対して対称である。ただし、傾斜面41bは省略してもよい。
また、側壁部39は、導光体22の係止突起31を係止するための係止孔42を有する。係止孔42は、側壁部39の主走査方向の一方端に近接した位置で、副走査方向に貫通して形成されている。係止孔42は、一部が係止突起31の形状に比べて大きく形成されている。ここで、図5には、係止孔42に挿入される係止突起31を二点鎖線で図示している。係止孔42は、主走査方向の一方側が係止突起31と嵌合する嵌合部43であり、主走査方向の他方側が係止突起31と接しない光透過部44である。光透過部44は、係止孔42の一部が切り欠かれて形成された切欠部である。嵌合部43と光透過部44とは主走査方向に連通している。
光透過部44は、光源52から導光体22に入射された光を反射させずに透過させて、側壁部39の外側に出射させる。光透過部44は、嵌合部43に対して下方にオフセットされている。したがって、嵌合部43と光透過部44との境界のうち上側に段部45が形成される。すなわち、段部45は、係止孔42の上側に形成されている。段部45は、嵌合部43の上下方向における中心よりも、上側に位置する。導光体22の係止突起31は段部45に接することで、主走査方向の他方側に移動しないように位置決めされる。一方、嵌合部43と光透過部44との境界のうち下側は、主走査方向に直線状に連続している。また、嵌合部43の上下方向における幅は、光透過部44の上下方向における幅よりも大きく形成されている。
ここで、嵌合部43の主走査方向の長さL1と、光透過部44の主走査方向の長さL2とを比べると、光透過部44の長さL2≧嵌合部43の長さL1の関係である。ただし、光透過部44が、光源52から導光体22に入射された光を透過できるのであれば、上述した長さL1と長さL2との関係に限られない。
また、反射部材32は、主走査方向の一方端の下方に位置合わせ部46aを有し、他方端の下方に位置合わせ部46bを有する。具体的には、位置合わせ部46a、46bは、反射部35の両端に一体で形成されている。位置合わせ部46aは、後述する光源基板55の被位置合わせ部59に結合されることで、反射部材32を介して導光体22と光源52とが位置決めされる。位置合わせ部46a、46bは、複数(2つ)の円柱状の突起47である。突起47は、主走査方向に沿って平行に突出している。なお、位置合わせ部46bは省略してもよい。
光源ユニット50は、発光することで導光ユニット20を介して紙幣Sに光を出射する。光源ユニット50は、導光部21Aの端部(主走査方向の一方側)に配置される光源部51Aと、導光部21Bの端部(主走査方向の他方側)に配置される光源部51Bとを有する。
光源部51A、51Bは、同一の構成であり、ここでは光源部51Aについて説明する。
図6および図7は、導光部21Aおよび光源部51Aの構成を示す斜視図である。
光源部51Aは、光源基板55の実装面に実装される光源52(第1の光源)を有している。光源52は、表面に発光素子としてのLEDチップが実装される、いわゆるトップビュータイプの表面実装型のLEDパッケージが適用できる。本実施形態の光源52は、複数(例えば4つ)のLEDチップ53r、53g、53b、53irが透明樹脂によって封止された状態で配置されている。LEDチップ53r、53g、53bは可視光として、それぞれ赤、緑、青の波長の光を発する。また、LEDチップ53irは赤外光の波長の光を発する。なお、赤外光等の不可視光の発光波長を発光させるのは、不可視インクによって印刷された紙幣Sの画像を読取るためである。光源52は、各LEDチップ53r、53g、53b、53irが主に主走査方向に光を発するように光源基板55に実装される。
光源基板55は、平板状に形成され、上側が光源52が実装される実装部56であり、下側がセンサ基板64の後述する接続孔66に接続される接続部57である。実装部56には、予め光源52が所定の位置に半田付け等によって実装される。接続部57には、センサ基板64と電気的に接続するための複数(例えば5つ)の外部接続用パッド58が副走査方向に間隔をあけて形成される。なお、接続部57には図示しない回路パターンが形成され、光源52と外部接続用パッド58とを電気的に接続している。また、接続部57には、被位置合わせ部59が形成される。被位置合わせ部59は、反射部材32の位置合わせ部46aの突起47を挿入するための挿入孔60である。
集光体62は、紙幣Sにより反射された光をイメージセンサ68上に結像する光学部材である。集光体62は、例えば複数の正立等倍結像型の結像素子(ロッドレンズ)が主走査方向に直線状に配列されるロッドレンズアレイが適用できる。なお、集光体62は、イメージセンサ68上に結像できればよく、上述した構成に限定されない。集光体62には各種マイクロレンズアレイ等、公知の各種集光機能を有する光学部材が適用できる。
センサ基板64は、主走査方向に長い平板状に形成される。センサ基板64の実装面65は、上下方向に対して直交する。センサ基板64の実装面65上には、イメージセンサ68を実装したり、光源52を発光させたりイメージセンサ68を駆動させたりするための駆動回路等を実装したりする。また、センサ基板64の主走査方向の一方側の端部および他方側の端部には光源基板55が挿入される接続部としての接続孔66が形成される。
イメージセンサ68は、センサ基板64に実装され、集光体62の下側に配置される。イメージセンサ68は、イメージセンサユニット10の読取りの解像度に応じた複数の光電変換素子から構成されるイメージセンサIC69の所定数を実装面65上に主走査方向に直線状に配列して実装される。イメージセンサ68は、紙幣Sにより反射された光が集光体62によって結像された光を受光して電気信号に変換する。なお、イメージセンサ68は、紙幣Sからの光を電気信号に変換できるものであればよく、上述した構成に限定されない。イメージセンサIC69には、公知の各種イメージセンサICが適用できる。
次に、上述したように構成されるイメージセンサユニット10の組み立て方法について説明する。
まず、イメージセンサユニット10を構成する構成部材を用意する。このとき、予め光源基板55には光源52を所定の位置に実装し、センサ基板64にはイメージセンサ68、駆動回路等を所定の位置に実装する。
次に、導光体22の係止突起31を反射部材32の係止孔42に副走査方向から挿入して、反射部材32によって導光体22を保持することで、導光部21Aおよび導光部21Bを構成する。このとき、係止突起31は係止孔42の嵌合部43に嵌合されているために、導光体22が反射部材32内を主走査方向に移動することが防止される。なお、環境温度により導光体22が長手方向に伸縮する場合、導光体22の長手方向のうち係止孔42に係止されている側である入射面23aが固定端となり、反対側の端面が自由端となる。
次に、導光部21A、21Bの各反射部材32の突起47を光源部51A、51Bの各光源基板55の挿入孔60に挿入する。光源基板55の実装面を反射部材32の庇部34aに当接させた状態で、挿入孔60から露出している突起47の先端を熱カシメすることで、導光部21A、21Bと光源基板55とが位置合わせされた状態で結合される。導光部21A、21Bと光源基板55とが結合された状態では、光源52が導光体22の入射面23aに一定の距離の隙間を介した状態で精度よく対面する。したがって、光源52からの光は導光体22の入射面23aに入射される。このとき、反射部材32の傾斜面41aの少なくとも一部が、光源52と導光体22との間の領域に位置している。
次に、導光部21Aと導光部21Bとを導光収容部14に収容すると共に、集光体62を集光体収容部13に収容して、接着剤等を用いて固定する。次に、カバー部材11をフレーム12の上方から蓋着して、両面テープ等で固定する。次に、センサ基板64を下方から基板収容部15に収容する。このとき、光源基板55の接続部57をセンサ基板の接続孔66に挿入し、接続孔66から露出している外部接続用パッド58とセンサ基板64とを半田付け等によって接続する。また、センサ基板64はフレーム12に対して接着剤や熱カシメすることで固定する。
このように組み立てることで、イメージセンサユニット10の各構成部材がフレーム12内の所定の位置に位置決めして支持される。
次に、上述したように構成されるイメージセンサユニット10を有する画像読取装置100の基本動作について説明する。画像読取装置100は搬送ローラ101A、101Bおよび102A、102Bにより所定の搬送速度で搬送方向Fに紙幣Sを搬送する。イメージセンサユニット10は、光源52のLEDチップ53r、53g、53b、53irをそれぞれ順次、発光させる。光源52から発光された光はそれぞれの導光体22の入射面23aから各導光体22内に入射する。入射した光は導光部21A、21Bの各導光体22の出射面24から、図1において代表的に示される矢印Eのように紙幣Sの読取位置Oを指向して出射される。出射された光は集光体62を挟んだ2方向から紙幣Sの一方の面(下面)に対して、主走査方向に亘って線状に出射される。
導光体22から出射された光は、紙幣Sによって反射され、集光体62を介してイメージセンサ68上に結像される。この結像された光は、イメージセンサ68により電気信号に変換された後、図示しない信号処理部において処理される。
このようにして紙幣Sによって反射された全ての光を1走査ライン分読取ることで、紙幣Sの主走査方向における1走査ラインの読取動作を完了する。1走査ラインの読取動作終了後、紙幣Sの副走査方向への移動に伴い、上述と同様に次の1走査ライン分の読取動作が行われる。このように紙幣Sを搬送方向Fに搬送しながら1走査ライン分ずつ読取動作を繰り返すことで、イメージセンサユニット10は、紙幣Sの全面を順次走査して画像情報を読取る。
ここで、本実施形態のイメージセンサユニット10は、反射部材32の係止孔42の一部を切り欠いて形成したことで、被照明体に対して線状に沿って光を出射するときに光源52側で光量を多くなることを防止することができる。
以下、反射部材32の係止孔42による作用について実施例と比較例とを用いて説明する。ここでは、上述したように係止孔42に光透過部44を形成した反射部材32を用いたイメージセンサユニットを実施例とする。一方、係止孔42に光透過部44を形成せずに、嵌合部43のみを形成した反射部材32を用いたイメージセンサユニットを比較例とする。
図8Aおよび図8Bは、それぞれ比較例および実施例における光の軌跡の一例を示す図である。図8Aおよび図8Bは、光源52および導光部21Aを上方向(紙幣S側)から見た図である。なお、反射部材32は図4のII−II線の位置で切断した断面図で示し、遮光部33、庇部34a、34bを二点鎖線で示している。ここでは、庇部34aと庇部34bとの間を読取範囲R(0pixel〜1584pixel)としている。なお、図8Aに示す比較例は、図8Bに示す実施例と比べて、光透過部44を形成せずに、嵌合部43を形成したのみの相違であるために、その他の構成は実施例と同一符号を付している。
図8Aに示す比較例では、係止孔42に光透過部44が形成されていないために、係止孔42の内周面のうち主走査方向に直交する他方側の面42fが光源52側に近接して位置する。したがって、光源52から導光体22の入射面23aに入射して係止突起31内を伝搬して出射した光は、面42fにより反射されてしまう。その後、係止突起31の先端側の面31fにより反射され、光源52に戻る。光源52に戻った光は、光源52により反射され、庇部34aによって覆われていない出射面24から出射する。したがって、出射面24から出射された光は、庇部34aにより遮光されることなく紙幣Sに向かう。結果として、比較例では読取領域Rのうち光源52側で光が多く出射されてしまう。
一方、図8Bに示す実施例では、係止孔42に光透過部44が形成されているために、係止孔42の内周面のうち主走査方向に直交する他方側の面42fが光源52から離れて位置する。したがって、光源52から導光体22の入射面23aに入射して係止突起31を出射した光は、面42fまで到達せずに光透過部44を通して、反射部材32の外側に出射される。反射部材32の外側に出射された光は、フレーム12によって吸収される。したがって、実施例では、光源52側で光が多く出射されてしまうことを防止することができる。
図9Aおよび図9Bは、実施例の反射部材32を用いた場合と、比較例の反射部材32を用いた場合とにおいて、同一の被照明体に光を出射し、被照明体によって反射された光をイメージセンサ68が受光し、出力する電圧をシミュレーションしたグラフである。縦軸が電圧値[mV]であり、横軸が読取範囲における位置[pixel]である。図9Aは、導光部21Aの光源52のLEDチップ53rのみを発光させた場合であって、比較例が70A、実施例が70Bである。一方、図9Bは、導光部21Aの光源52のLEDチップ53irのみを発光させた場合であって、比較例が71A、実施例が71Bである。
図9Aおよび図9Bに示すように、比較例では、読取範囲の0[pixel]に近い位置、すなわち光源52側で大きく出力が突出している。すなわち、比較例では、出射される光の光量が光源側で多くなっていることを示している。一方、実施例では、比較例において突出していた出力が低減している。すなわち、実施例では、出射される光の光量が光源側で多くなるのを防止できたことを示している。
このように、本実施形態によれば、反射部材32の係止孔42は、一部が切り欠かれた光透過部(切欠部)44が形成されていることで、導光体22の係止突起31を伝搬した光は、反射部材32によって反射されずに、光透過部44を通して、反射部材32の外側に出射される。したがって、光源52側の光量が大きくなることを防止することができる。
また、本実施形態によれば、係止孔42は係止突起31が嵌合する嵌合部43が形成され、光透過部44は嵌合部43よりも主走査方向の他方側に形成されている。したがって、導光体22の係止突起31から出射した光は、光透過部44によって透過されることで、反射部材32で反射されることなく、反射部材32の外側に出射させることができる。
また、本実施形態によれば、嵌合部43と光透過部44との境界に係止突起31が接する段部45を有することにより、導光体22が主走査方向の他方側に移動しないように位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、段部45は、係止孔42の上側に形成されているために、段部45により反射されたとしても、段部45に近接して配置された反射部材32の遮光部33によって遮光することができる。
また、本実施形態によれば、光透過部44の主走査方向の長さL2は、嵌合部43の主走査方向の長さL1以上であることから、導光体22の係止突起31から出射した光の多くを、光透過部44によって透過させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、反射部材32の係止孔42の上側に段部45を形成する場合について説明したが、本実施形態では、反射部材80の係止孔42の下側に段部81を形成する場合について説明する。
図10は、反射部材80の周辺の構成を示す斜視図である。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付してその説明を適宜、省略する。
反射部材80の係止孔42は、主走査方向の一方側が係止突起31と嵌合する嵌合部43であり、主走査方向の他方側が係止突起31と接しない光透過部44である。
嵌合部43と光透過部44とを連通する部分(以下、連通部82という)の下側に段部81が形成される。すなわち、段部81は、係止孔42の下側に形成されている。本実施形態の段部81は、係止孔42の一部が突出することで形成されている。したがって、光透過部44は、主走査方向の他方側では上下方向における幅が嵌合部43の上下方向における幅と同一である。すなわち、連通部82の上下方向における幅は、嵌合部43の上下方向における幅よりも小さく、かつ、光透過部44の上下方向における幅よりも小さい。
また、嵌合部43の主走査方向の長さL1と、光透過部44の主走査方向の長さL2(段部81を含めた長さ)とを比べると、光透過部44の長さL2≧嵌合部43の長さL1の関係である。ただし、光透過部44が、光源52から導光体22に入射された光を透過できるのであれば、上述した長さL1と長さL2との関係に限られない。
このように、本実施形態によれば、嵌合部43と光透過部44との境界に係止突起31が接する段部81を有することにより、導光体22が主走査方向の他方側に移動しないように位置決めすることができる。
(第3の実施形態)
次に、上述したイメージセンサユニット10を画像読取装置としてのフラットベッド方式のスキャナ110に適用した構成について図11を参照して説明する。
図11は、フラットベッド方式のスキャナ110の構成の一例を示す斜視図である。
スキャナ110は、筺体111と、被照明体載置部としてのプラテンガラス112と、イメージセンサユニット10と、イメージセンサユニット10を駆動する駆動機構と、回路基板113と、プラテンカバー114とを有する。プラテンガラス112は、ガラス等の透明板からなり、筺体111の上面に取り付けられる。プラテンカバー114は、プラテンガラス112に載置された被照明体Pを覆うように、筺体111に対してヒンジ機構等を介して開閉可能に取付けられる。イメージセンサユニット10と、イメージセンサユニット10を駆動するための駆動機構と、回路基板113とは、筺体111内に収容される。なお、スキャナ110がプラテンガラス112を有するため、イメージセンサユニット10はカバー部材11を有さなくてもよい。
駆動機構は、保持部材115と、ガイドシャフト116と、駆動モータ117と、ワイヤー118とを含む。保持部材115は、イメージセンサユニット10を囲むように保持する。ガイドシャフト116は、保持部材115をプラテンガラス112に沿って読取方向(副走査方向)に移動可能にガイドする。駆動モータ117と保持部材115とはワイヤー118を介して連結されており、駆動モータ117の駆動力によってイメージセンサユニット10を保持する保持部材115を副走査方向に移動させる。そして、イメージセンサユニット10は、駆動モータ117の駆動力によって副走査方向に移動しながら、プラテンガラス112に載置された被照明体Pである原稿等を読取る。このように、イメージセンサユニット10と被照明体Pとを相対的に移動させながら、被照明体Pを読取る。
回路基板113には、イメージセンサユニット10が読取った画像に所定の画像処理を施す画像処理回路や、イメージセンサユニット10を含むスキャナ110の各部を制御する制御回路や、スキャナ110の各部に電力を供給する電源回路等が構築される。
(第4の実施形態)
次に、上述したイメージセンサユニット10を画像読取装置としてのシートフィード方式のスキャナ120に適用した構成について図12を参照して説明する。
図12は、シートフィールド方式のスキャナ120の構成の一例を示す断面図である。
スキャナ120は、筺体121と、イメージセンサユニット10と、搬送ローラ122と、回路基板123とを有する。搬送ローラ122は、図示を省略した駆動機構によって回転し、被照明体Pを挟んで搬送する。回路基板123には、イメージセンサユニット10を含むスキャナ120の各部を制御する制御回路や、スキャナ120の各部に電力を供給する電源回路等が構築される。
そして、スキャナ120は、搬送ローラ122によって被照明体Pを読取り方向(副走査方向)に搬送しつつ、イメージセンサユニット10により被照明体Pを読取る。すなわち、イメージセンサユニット10と被照明体Pとを相対的に移動させながら、被照明体Pを読取る。なお、図12では、被照明体Pの片面を読取るスキャナ120の例を示すが、2つのイメージセンサユニット10が被照明体Pの搬送経路を挟んで対向するように設けられ、被照明体Pの両面を読取る構成であってもよい。
(第5の実施形態)
次に、上述したイメージセンサユニット10を画像形成装置130に適用した構成について図13および図14を参照して説明する。
図13は、画像形成装置130の外観を示す斜視図である。図14は、画像形成装置130の筺体の内部に設けられる画像形成部132を抜き出して示した斜視図である。
画像形成装置130は、フラットベッド方式のスキャナとインクジェット方式のプリンタとの複合機(MFP;Multifunction Printer)である。画像形成装置130は、画像を読取る画像読取手段としての画像読取部131と、画像を形成する画像形成手段としての画像形成部132とを有する。画像形成装置130の画像読取部131には、イメージセンサユニット10が組み込まれる。なお、画像形成装置130の画像読取部131は、上述した画像読取装置と共通の構成が適用できる。したがって、画像読取装置と共通の構成については説明を省略する。
図13に示すように、画像形成装置130には、操作部133が設けられる。操作部133には、操作メニューや各種メッセージ等を表示する表示部134と、画像形成装置130を操作するための各種操作ボタン135が設けられる。また、図14に示すように、画像形成装置130の筺体136の内部には、画像形成部132が設けられる。画像形成部132は、搬送ローラ137と、ガイドシャフト138と、インクジェットカートリッジ139と、モータ140と、一対のタイミングプーリ141とを有する。搬送ローラ137は、駆動源の駆動力によって回転し、記録媒体としての印刷用紙Rを副走査方向に搬送する。ガイドシャフト138は棒状の部材であり、その軸線が印刷用紙Rの主走査方向に平行となるように画像形成装置130の筺体136に固定される。
インクジェットカートリッジ139は、ガイドシャフト138上をスライドすることによって、印刷用紙Rの主走査方向に往復動できる。インクジェットカートリッジ139は、例えば、シアンC、マゼンタM、イエローY、黒Kのインクを備えたインクタンク142(142C,142M,142Y,142K)と、インクタンク142にそれぞれ設けられた吐出ヘッド143(143C,143M,143Y,143K)から構成される。一対のタイミングプーリ141の一方は、モータ140の回転軸に取り付けられる。そして、一対のタイミングプーリ141は、印刷用紙Rの主走査方向に互いに離れた位置に設けられる。タイミングベルト144は、一対のタイミングプーリ141に平行掛けに巻き掛けられ、所定の箇所がインクジェットカートリッジ139に連結される。
画像形成装置130の画像読取部131は、イメージセンサユニット10が読取った画像を、印刷に適した形式の電気信号に変換する。画像形成装置130の画像形成部132は、画像読取部131のイメージセンサユニット10が変換した電気信号に基づいて、搬送ローラ137、モータ140、インクジェットカートリッジ139を駆動し、印刷用紙Rに画像を形成する。また、画像形成装置130の画像形成部132は、外部から入力された電気信号に基づいて画像を形成することができる。なお、画像形成装置130のうち、画像形成部132の構成および動作は、公知の各種プリンタと同じ構成が適用できる。したがって、詳細な説明は省略する。なお、画像形成部132としてインクジェット方式による画像形成装置を説明したが、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式等どのような方式であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
上述した各実施形態では、紙幣Sの搬送路に対して、下側にイメージセンサユニット10を配置する場合について説明したが、この場合に限られず、図1に示す二点鎖線で示すように、上側にイメージセンサユニット10を配置してもよい。また、搬送路を挟んだ上下にそれぞれイメージセンサユニット10を配置してもよい。搬送路を挟んで上下に、イメージセンサユニット10を配置することで、紙幣Sの表裏両面を一回の搬送で読取ったり、紙幣Sを透過した光を読取ったりすることが可能となる。
上述した各実施形態では、導光ユニット20が導光部21Aと導光部21Bとを有する場合について説明したが、この場合に限られず、光量を必要としない場合には導光部21Aのみ、または、導光部21Bのみで構成してもよい。
上述した各実施形態では、4つのLEDチップ53r、53g、53b、53irが配置された光源52を用いる場合について説明したが、この場合に限られず、1〜3つのLEDチップ、5つ以上のLEDチップが配置された光源であってもよい。また、被照明体に応じてLEDチップの種類を追加したり、変更したりしてもよい。例えば、紫外光を発するLEDチップ53uvを追加したり、LEDチップ53irに代えてLEDチップ53uvにしたりしてもよい。
また、上述した各実施形態では、導光部21Aの両端に光源52を配置したり、導光部21Bの両端に光源52を配置したりしてもよい。
また、上述した各実施形態では、係止突起31が副走査方向に突出する場合について説明したが、この場合に限られず、主走査方向に対して直交する方向であって、かつ副走査方向に対して、ある程度傾斜した方向に突出していてもよい。
10:イメージセンサユニット 22:導光体 23a:入射面 25:拡散面 24:出射面 32:反射部材 31:係止突起 36:反射面 41a:傾斜面 41b:傾斜面 42:係止孔 43:嵌合部 44:光透過部 45:段部 52:光源 62:集光体 64:センサ基板 68:イメージセンサ 80:反射部材 81:段部 100:画像読取装置(紙葉類識別装置) 101A、101B、102A、102B:搬送ローラ(移送部) 103:比較部 104:記憶部 110:画像読取装置 120:画像読取装置 130:画像形成装置 132:画像形成部 P:被照明体 S:紙幣

Claims (9)

  1. 長手方向の一方側の端部に位置し光源からの光が入射する入射面、前記入射面から入射した拡散する拡散面、および、被照明体に向かって光出射する出射面と、を有する棒状の導光体と、
    前記入射面から入射し前記導光体から出射した光を前記導光体に向かって反射する反射面を有する反射部材と、
    を備えた照明装置であって、
    前記導光体は、前記反射部材側に突出し、前記反射部材に設けられた係止孔と嵌合する突起が設けられており
    前記係止孔は、前記突起が嵌合する嵌合部と、該嵌合部と繋がった光透過部とを含んでおり、
    前記長手方向及び前記突起が突出する突出方向の両者に垂直な垂直方向における前記光透過部の幅が、前記垂直方向における前記嵌合部の幅よりも狭いことを特徴とする照明装置。
  2. 前記長手方向における前記光透過部の長さは、前記長手方向における前記嵌合部の長さ以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 長手方向の一方側の端部に位置し光源からの光が入射する入射面、前記入射面から入射した光が拡散する拡散面、および、被照明体に向かって光が出射する出射面と、を有する棒状の導光体と、
    前記入射面から入射し前記導光体から出射した光を前記導光体に向かって反射する反射面を有する反射部材と、
    を備えた照明装置であって、
    前記導光体には、前記反射部材側に突出し、前記反射部材に設けられた係止孔と嵌合する突起が設けられており、
    前記係止孔は、前記突起が嵌合する嵌合部と、該嵌合部と繋がった光透過部とを含んでおり、
    前記長手方向における前記光透過部の長さが、前記長手方向における前記嵌合部の長さ以上であることを特徴とする照明装置。
  4. 前記光透過部は、前記嵌合部よりも前記長手方向の他方側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記反射部材は、前記光透過部の前記垂直方向の幅を狭める段部を有しており、
    前記垂直方向の一方を上側、他方を下側とするとき、前記段部は前記光透過部の上側に配置されており、且つ前記段部が前記嵌合部の前記垂直方向における中心位置よりも上側に設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  6. 被照明体を照明する、請求項1乃至5の何れか1項に記載の照明装置と、
    前記被照明体からの光を電気信号へと変換するイメージセンサと、
    前記イメージセンサを実装するセンサ基板と、を有することを特徴とするイメージセンサユニット。
  7. 請求項6に記載のイメージセンサユニットと、
    前記イメージセンサユニットと前記被照明体とを相対的に移送させる移送部と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項6に記載のイメージセンサユニットと、
    前記イメージセンサユニットと前記被照明体とを相対的に移送させる移送部と、
    前記イメージセンサユニットにより読取られた画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6に記載のイメージセンサユニットと、
    前記被照明体としての紙葉類を移送させる移送部と、
    前記紙葉類を識別する基準となる基準データを記憶する記憶部と、
    前記イメージセンサユニットに読取られた画像情報と、前記記憶部に記憶されている前記基準データとを比較して前記紙葉類を識別する比較部と、を有することを特徴とする紙葉類識別装置。
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