JP2017050680A - 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Takeshi Sugiyama
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Abstract

【課題】導光部材をフレームに容易に組み付けることができる構造において、照明装置などを小型化することを目的とする。【解決手段】本発明の照明装置は、フレーム11が、導光収容部16に収容された導光部材30の出射面32側の一部を覆う抜止部23と、導光部材30を挟んだ抜止部23の反対側に導光部材30と当接する当接部25および導光部材30との間に隙間を有して当接しない非当接部26と、を有する。抜止部23は、フレーム11の長手方向に対して直交する方向から見たときに、当接部25と重なり合わず非当接部26と重なり合って配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置に関する。
フレーム内に配置された導光部材から線状に光を出射して被照明体を照明することで、被照明体からの光をイメージセンサに結像させて被照明体の画像を読取るイメージセンサユニットが知られている。特許文献1には、フレームに設けた弾性保持部によりライン照明デバイスを固定するイメージセンサが開示されている。
国際公開第2006/137263号
しかしながら、特許文献1のイメージセンサでは、弾性保持部を弾性変形させるためにフレームを大きく形成する必要があった。フレームを大きくすると、照明装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、導光部材をフレームに容易に組み付けることができる構造において、照明装置などを小型化することを目的とする。
本発明の照明装置は、被照明体を線状に照明する照明装置であって、光源部と、前記光源部が長手方向の一方側に配置され、前記光源部からの光を長手方向に伝搬させながら前記被照明体に対して線状に出射する棒状の撓み可能な導光部材と、前記導光部材が収容される導光収容部を有するフレームと、を備え、前記フレームは、前記導光収容部に収容された前記導光部材の出射面側の一部を覆う抜止部と、前記導光部材を挟んだ前記抜止部の反対側に前記導光部材と当接する当接部および前記導光部材との間に隙間を有して当接しない非当接部と、を有し、前記抜止部は、前記フレームの長手方向に対して直交する方向から見たときに、前記当接部と重なり合わず前記非当接部と重なり合って配置されることを特徴とする。
本発明のイメージセンサユニットは、上述した照明装置と、前記被照明体からの光を結像する集光体と、前記集光体によって結像された光を受光して電気信号に変換するイメージセンサと、を有するイメージセンサユニットであって、前記フレームは、前記導光収容部に隣接して前記集光体を収容する集光体収容部と、前記導光収容部と前記集光体収容部との間に、前記集光体を前記集光体収容部に接着するための接着剤が充填される充填溝と、を有し、前記抜止部は、前記フレームの長手方向に対して直交する方向から見たときに、前記充填溝と重なり合わない位置に配置されることを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、上述したイメージセンサユニットと、前記イメージセンサユニットと前記被照明体とを相対的に移動させる移動部と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、上述したイメージセンサユニットと、前記イメージセンサユニットと前記被照明体とを相対的に移動させる移動部と、前記イメージセンサユニットにより読取られた画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、導光部材をフレームに容易に組み付けることができる。また、照明装置などを小型化することができる。
図1は、イメージセンサユニットの断面図である。 図2は、イメージセンサユニットを備えたMFPの外観を示す斜視図である。 図3は、MFPの画像形成部の構造を示す概略図である。 図4は、イメージセンサユニットの分解斜視図である。 図5は、イメージセンサユニットの一部を示す分解斜視図である。 図6は、フレームの一部を示す斜視図である。 図7は、イメージセンサユニットの断面図である。 図8は、イメージセンサユニットの断面図である。 図9は、イメージセンサユニットの断面図である。 図10は、フラットベッド方式のスキャナの構成の一例を示す斜視図である。 図11は、シートフィード方式のスキャナの構成の一例を示す断面図である。
以下、本発明を適用できる実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、イメージセンサユニット10と、イメージセンサユニット10が適用される画像読取装置および画像形成装置である。画像読取装置および画像形成装置では、イメージセンサユニット10が被照明体としての原稿Pに線状の光を出射し、反射光を電気信号に変換することで画像を読取る。
以下の説明においては、三次元の各方向を、X,Y,Zの各矢印で示す。X方向が主走査方向であり、Y方向が主走査方向に直交する副走査方向であり、Z方向が垂直方向(上下方向)である。
まず、本実施形態に係る画像読取装置または画像形成装置の一例である多機能プリンタ(MFP;Multi Function Printer)の構造について図2を参照して説明する。図2は、MFP100の外観を示す斜視図である。図2に示すように、MFP100は、原稿Pからの反射光を読取る画像読取手段としての画像読取部102と、記録媒体としてのシート101(記録紙)に原稿Pの画像を形成(印刷)する画像形成手段としての画像形成部113とを備えている。
画像読取部102はいわゆるイメージスキャナーの機能を有するものであり、例えば以下のように構成される。画像読取部102は、筐体103と、原稿載置部としてのガラス製の透明板からなるプラテンガラス104と、原稿Pを覆うことができるように筐体103に対して開閉自在に設けられるプラテンカバー105とを備えている。
筐体103の内部には、照明装置を備えたイメージセンサユニット10、保持部材106、スライドシャフト107、駆動モータ108、ワイヤ109、信号処理部110、回収ユニット111、給紙トレイ112などが収納されている。
イメージセンサユニット10は、例えば密着型イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)ユニットである。保持部材106は、イメージセンサユニット10を囲むように保持する。スライドシャフト107は、保持部材106をプラテンガラス104に沿って副走査方向に案内する。駆動モータ108は、イメージセンサユニット10と原稿Pとを相対的に移動させる移動部であり、具体的には保持部材106に取り付けられたワイヤ109を動かす。回収ユニット111は筐体103に対して開閉自在に設けられ、印刷されたシート101を回収する。給紙トレイ112は、所定のサイズのシート101を収容する。
上述したように構成される画像読取部102では、駆動モータ108がスライドシャフト107に沿ってイメージセンサユニット10を副走査方向に移動させる。この際、イメージセンサユニット10はプラテンガラス104上に載置された原稿Pを光学的に読取って、電気信号に変換することで、画像の読取り動作を行う。
図3は画像形成部113の構造を示す概略図である。
画像形成部113はいわゆるプリンタの機能を有するものであり、例えば以下のように構成される。画像形成部113は筐体103内部に収容されており、図3に示すように、搬送ローラ114と、記録ヘッド115とを備えている。記録ヘッド115は、例えばシアンC、マゼンタM、イエローY、黒Kのインクを備えたインクタンク116(116c,116m,116y,116k)と、これらのインクタンク116にそれぞれ設けられた吐出ヘッド117(117c,117m,117y,117k)から構成される。また、画像形成部113は、記録ヘッドスライドシャフト118、記録ヘッド駆動モータ119、記録ヘッド115に取り付けられたベルト120を有している。
上述したように構成される画像形成部113では、給紙トレイ112から供給されたシート101は、搬送ローラ114によって記録位置まで搬送される。記録ヘッド115は、記録ヘッド駆動モータ119によりベルト120を機械的に動かすことで、記録ヘッドスライドシャフト118に沿って印刷方向(主走査方向)に移動しつつ電気信号を基にシート101に対して印刷を行う。印刷終了まで上述した動作を繰り返した後、印刷されたシート101は搬送ローラ114によって回収ユニット111に排出される。
なお、画像形成部113としてインクジェット方式による画像形成装置を説明したが、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式などどのような方式であっても構わない。
次に、本実施形態のイメージセンサユニット10の構成について図面を参照して説明する。図1は、イメージセンサユニット10を副走査方向に切断した断面図である。図4は、イメージセンサユニット10の分解斜視図である。図5は、イメージセンサユニット10の一部を示す分解斜視図である。
イメージセンサユニット10は、フレーム11、導光部材30、光源部40、集光体46、センサ基板48、イメージセンサ52、コネクタ54などを備える。なお、フレーム11、導光部材30および光源部40は、照明装置の一部を構成する。また、上述した構成部材のうち、フレーム11、導光部材30、集光体46、センサ基板48、イメージセンサ52は、読取る原稿Pの主走査方向の寸法に応じた長さに形成される。
フレーム11は、イメージセンサユニット10の各構成部材を収容し、位置決めして支持する。フレーム11は、外形が副走査方向の一方側の外壁部12a、副走査方向の他方側の外壁部12b、主走査方向の一方側の側壁部13a、主走査方向の他方側の側壁部13bにより、主走査方向を長手方向とする略直方体状に形成される。
図1に示すように、フレーム11は、内部に仕切壁として機能する第1壁部14および第2壁部15が主走査方向に沿って形成される。また、フレーム11は、副走査方向の一方側に導光部材30を収容する導光収容部16が主走査方向に形成される。本実施形態の導光収容部16は、外壁部12a、底部17および第1壁部14により囲まれ、上側に開口する溝状である。また、フレーム11は、副走査方向の略中央に集光体46を収容する集光体収容部18が主走査方向に形成される。本実施形態の集光体収容部18は、第1壁部14と第2壁部15により囲まれ、上側に開口する溝状である。集光体収容部18の下側には、集光体46から出射された光をイメージセンサ52に向かって通過させるための通過孔19が主走査方向に沿って形成される。また、第2壁部15と外壁部12bとの間には肉抜溝が形成される。なお、肉抜溝を省略して、第2壁部15と外壁部12bとを一体にしてもよい。
また、フレーム11は、原稿P側の反対側、すなわち下側にセンサ基板48を収容する基板収容部20が主走査方向に形成される。また、図5に示すように、フレーム11は、主走査方向における一方側の端部であって、側壁部13aに近接した位置に、光源部40を収容する光源収容部21が上下に連通して形成される。更に、フレーム11は、光源収容部21に近接した外壁部12aに、導光部材30の後述する係止突起36を係止するための係止溝22が形成される。
なお、フレーム11は、例えば黒色に着色された遮光性を有する樹脂材料により形成される。フレーム11には、例えばポリカーボネートが適用できる。
導光部材30は、光源部40からの光を原稿Pに対して線状に出射する。導光部材30は、主走査方向を長手方向とする棒状に形成され、長手方向と直交する方向に撓み可能である。図5に示すように、導光部材30は、主走査方向における一方側の端部、具体的には端面に光源部40からの光を入射させる入射面31が形成される。なお、図5には、理解を容易にするために導光部材30の一部を切断して示している。
また、導光部材30は、原稿Pと対面する面に、導光部材30内に入射された光を原稿Pに向かって出射させる上側に凸状の円弧状の出射面32が形成される。また、導光部材30は、出射面32と対向する面に、入射面31から入射された光を出射面32に向かって反射させたり、導光部材30の長手方向に伝搬させたりする反射面33が形成される。また、出射面32および反射面33以外の面は、それぞれ入射された光を反射させる反射面として機能する。具体的には、導光部材30が導光収容部16に収容されたときに、フレーム11の外壁部12aに対面する面が反射面34であり、後述する当接部25に当接する面が反射面35である。
また、導光部材30は、主走査方向における一方側の端部にフレーム11の係止溝22に係止される係止突起36が形成される。係止突起36は、主走査方向と直交する方向、具体的には反射面34から一体で副走査方向に突出する。
なお、導光部材30は、透明であり、かつ撓み可能な材料により形成される。導光部材30には、例えばアクリル系の樹脂材料が適用できる。
光源部40は、導光部材30に対して光を発する。光源部40は、導光部材30の入射面31に対面して配置される。図5に示すように、光源部40は、略矩形状に形成された支持体41と、支持体41から突出する複数(本実施形態では4本)のリード端子42とを備えた、いわゆるLEDパッケージが適用できる。支持体41には、表面に発光素子としてのLEDチップが実装される。本実施形態の光源部40は、赤、緑、青の波長の光をそれぞれ発する複数のLEDチップ43r、43g、43bが実装される。なお、光源部40に実装されるLEDチップは可視光のみに限られず、赤外や紫外の波長を発するLEDチップであってもよい。
集光体46は、原稿Pからの光をイメージセンサ52上に結像する。集光体46は、主走査方向を長手方向にして形成され、例えばロッドレンズアレイが適用できる。図5に示すように、集光体46は、複数の正立等倍結像型の結像素子としてのロッドレンズを副走査方向の両側から板部材によって挟まれた状態で結合される。なお、集光体46は、イメージセンサ52上に結像できればよく、ロッドレンズアレイに限られない。集光体46には各種マイクロレンズアレイなど、公知の各種集光機能を有する光学部材が適用できる。
センサ基板48は、光源部40を発光させたり、イメージセンサ52を駆動させたりするための図示しない駆動回路などを実装面49上に実装する。センサ基板48は、主走査方向を長手方向とする平板状に形成される。センサ基板48の主走査方向における一方側には、光源部40のリード端子42が挿入される複数(本実施形態では4つ)の挿入孔50が穿設される。
イメージセンサ52は、集光体46によって結像された光を受光して電気信号に変換する。イメージセンサ52は、集光体46の下側に配置される。図5に示すように、イメージセンサ52は、イメージセンサユニット10の読取りの解像度に応じた複数の受光素子(受光素子は光電変換素子ということもある)から構成されるイメージセンサIC53の所定数をセンサ基板48の実装面49上に主走査方向に直線状に配列して実装される。なお、イメージセンサ52は、原稿Pからの光を電気信号に変換できるものであればよく、上述した構成に限られない。イメージセンサIC53には、公知の各種イメージセンサICが適用できる。
コネクタ54は、イメージセンサユニット10と画像読取装置100との間に亘って電力や電気信号を送受信する。コネクタ54は、センサ基板48の実装面49の下面に接続される。
上述したように構成されるイメージセンサユニット10の動作について説明する。
イメージセンサユニット10は、光源部40のLEDチップ43r、43g、43bをそれぞれ順次、発光させる。図1に示すように、導光部材30は光源部40からの光を原稿Pの下面に対して矢印Eに示すように出射する。したがって、原稿Pには読取ラインS(主走査方向)に亘って線状に光が出射される。導光部材30から出射された光は原稿Pによって反射され、反射された光は集光体46を介してイメージセンサ52上に結像される。イメージセンサ52は、結像された光を電気信号に変換することで、原稿Pの下面の画像を読取ることができる。
イメージセンサ52が原稿Pからの光を1走査ライン分読取ることで、原稿Pの主走査方向における1走査ラインの読取り動作を完了する。1走査ラインの読取り動作終了後、原稿Pの副走査方向への相対的な移動に伴い、上述する動作と同様に次の1走査ライン分の読取り動作が行われる。このようにイメージセンサユニット10が副走査方向に移動しながら1走査ライン分ずつ読取り動作を繰り返すことで、原稿Pの全面が順次走査されて画像の読取りが行われる。
次に、導光部材30を導光収容部16に容易に取り付けることができるフレーム11の構成について図6〜図9などを参照して説明する。
図6は、上側から見たフレーム11の一部を示す斜視図であって、図4に示すフレーム11の領域Rを拡大した図に相当する。なお、図6は、導光収容部16に導光部材30が収容される前の状態を示している。
図7、図8、図9はそれぞれ図6に示すII−II線、III−III線、IV−IV線に相当する断面図である。なお、上述した図1は、図6に示すI−I線に相当する断面図である。
フレーム11は、外壁部12aの上部に主走査方向に間隔をあけて形成される複数(本実施形態では4つ)の抜止部23を有する。抜止部23は、収容された導光部材30が導光収容部16から抜け出ることを防止する。具体的に、抜止部23は、外壁部12aから外壁部12b側に向かって一体で突出し、導光収容部16に収容された導光部材30の出射面32側の一部を覆う。抜止部23は、導光部材30の出射面32と反射面34とが交わる角部を当接部25側に向かって押圧する押圧面24を有する。押圧面24は、外壁部12aに向かうにしたがって下側に傾斜している。なお、後述する図8に示すように、抜止部23の先端は、押圧面24から押圧面24に直交する方向であって当接部25側に向かって距離W1だけ突出している。
次に、フレーム11の第1壁部14について説明する。第1壁部14は主走査方向の位置で形状が異なっている。
図7に示すII−II線の断面図は、抜止部23から主走査方向に離れた位置で切断した図である。図7では、第1壁部14は、外壁部12a側に向かって張り出した当接部25を有する。当接部25は、導光収容部16の底部17に向かうにしたがって外壁部12aに近接する方向に傾斜している。当接部25の傾斜角度は、押圧面24の傾斜角度と略同一である。当接部25が導光部材30の反射面35に当接することで、導光部材30が所定の姿勢に位置決め支持される。ここで、押圧面24から当接部25までの距離をW2とする。このとき、上述した押圧面24から抜止部23の先端までの距離W1と、距離W2との比は、W1:W2=略1:13に設定されている。ただし、上述した距離の比は、導光部材30の撓み易さに応じて変更することができる。
図8に示すIII−III線の断面図は、抜止部23を通るように切断した断面図である。図8では、第1壁部14は、導光収容部16に収容された導光部材30との間に隙間が形成され、導光部材30の反射面35に当接しない非当接部26として機能する。すなわち、非当接部26は、当接部25に比べて外壁部12a側に張り出さず、副走査方向の厚みが薄く形成されている。また、非当接部26は、導光収容部16側の角部が切り欠かれている。
なお、図6に示すように、非当接部26の主走査方向の一方側および他方側には当接部25が隣接する。
図9に示すIV−IV線の断面図は、抜止部23から更に主走査方向に離れた位置で切断した断面図である。図9では、導光収容部16と集光体収容部18とが副走査方向に連通し、第1壁部14が欠落している。ここでは、導光収容部16と集光体収容部18との間に、充填溝27が主走査方向に沿って形成される。充填溝27は、集光体収容部18に収容された集光体46を接着する接着剤Cが充填される。
なお、図6に示すように、充填溝27の主走査方向の一方側および他方側には当接部25が隣接して配置される。すなわち、充填溝27と非当接部26とは直接、隣接せずに間に当接部25が配置される。
ここで、フレーム11を主走査方向と直交する方向(例えば図6に示す矢印A方向を参照)から見たときに、抜止部23は、当接部25および充填溝27とは重なり合わず、非当接部26と重なり合って配置される。図6に示す抜止部23は、2つの離間した当接部25間の領域に配置され、当接部25間に亘って形成された非当接部26の一部に対して重なり合う。したがって、抜止部23の主走査方向の長さをL1とし、非当接部26の主走査方向の長さをL2とすると、L1<L2である。更に、本実施形態では、抜止部23の主走査方向の長さL1と非当接部26の主走査方向の長さL2との比が、L1:L2=略1:10に設定されている。ただし、上述した長さの比は、導光部材30の撓み易さに応じて変更することができる。
また、図4に示すように、フレーム11全体で見たときに、2つの離間した抜止部23間の領域には、1つの充填溝27と、複数の当接部25とが配置される。
次に、イメージセンサユニット10を組み立てる場合について説明する。
まず、センサ基板48には予め光源部40、イメージセンサ52、コネクタ54および駆動回路を所定の位置に実装する。なお、光源部40は、センサ基板48の挿入孔50にリード端子42をそれぞれ挿入した状態でセンサ基板48の下面からハンダ付けによって接続する。
次に、フレーム11の集光体収容部18に集光体46を挿入し、各充填溝27に接着剤Cを充填する。接着剤Cには、例えば紫外線硬化型が適用できる。
次に、図7〜図9の二点鎖線で示すように、導光部材30をフレーム11の導光収容部16に向かって斜め上側から挿入する。このとき、導光部材30はフレーム11の抜止部23の先端に当接する。ここで、抜止部23が形成された外壁部12aは、主走査方向に亘って切れ間なく連続している。すなわち、外壁部12aは比較的、剛性があるために、副走査方向への外力が付加されても副走査方向に変形し難い構造である。そして、抜止部23は外壁部12aに一体で形成されているために、抜止部23に対して副走査方向への外力が付加されても、外壁部12aと同様、抜止部23も副走査方向に変形し難い構造である。一方、導光部材30は、主走査方向に対して直交する方向に撓み可能である。したがって、導光部材30を導光収容部16に挿入するために、導光部材30を導光収容部16に向かって押下すると、図6の二点鎖線で示すように導光部材30のうち抜止部23に接しない部位は主走査方向に沿った直線状のままであるのに対して、抜止部23に接する部位は外壁部12b側に撓む。具体的には、導光部材30は、少なくとも図8に示す距離W1の撓みが生じる。
上述したように、主走査方向に対して直交する方向から見たときに、抜止部23は当接部25とは重なり合わず、非当接部26と重なり合っている。ここで、非当接部26は当接部25よりも副走査方向の厚みが薄く、更に非当接部25の角部が切り欠かれていることから、導光部材30のうち抜止部23と接する部位は非当接部26と接することなく、非当接部26側に撓むことが可能である。したがって、一部が撓んだ状態の導光部材30は、導光収容部16に向かって挿入することができる。なお、主走査方向に対して直交する方向から見たときに、抜止部23は充填溝27と重なり合っていないことから、充填溝27に充填された接着剤Cが導光部材30の撓んだ部位に付着してしまうことを防止することができる。
導光部材30が抜止部23の先端を乗り越えることで、導光部材30自身の復元力と当接部25とによって、撓んだ部位が直線状に戻され、導光収容部16に収容される。導光収容部16に収容された導光部材30は、抜止部23の押圧面24と、底部17と、導光部材30を挟んだ抜止部23の反対側の当接部25との3箇所によって導光収容部16内で所定の姿勢に位置決めされる。
最後に、フレーム11の基板収容部20にセンサ基板48を挿入し、熱カシメなどによって固定することで、イメージセンサユニット10を製造することができる。
このように、本実施形態のイメージセンサユニット10によれば、抜止部23は、導光部材30の長手方向に対して直交する方向から見たときに、当接部25と重なり合わず非当接部26と重なり合って配置される。したがって、導光部材30を導光収容部16に挿入するときに、導光部材30のうち抜止部23に接する部位は、非当接部26によって撓みが許容される。そのため、一部が撓んだ導光部材30は、非当接部26によって干渉されることなく、導光収容部16内に収容されるので、導光部材30をフレーム11に容易に組み付けることができる。一方、フレーム11の外壁部12aには、抜止部23の弾性変形させるための隙間などを形成する必要がない。したがって、外壁部12aに隙間を形成しない分だけ、外壁部12aの副走査方向の厚みを薄くでき、イメージセンサユニット10を小型化することができる。
また、本実施形態では、当接部25が導光収容部16の長手方向に離間して少なくとも2つ配置され、非当接部26が2つの当接部25の間に亘って配置される。したがって、導光部材30のうち撓んだ部位は、2つの当接部25によって直線状に戻された状態で導光収容部16に収容させることができる。
また、本実施形態では、抜止部23の主走査方向の長さをL1とし、非当接部26の主走査方向の長さをL2とすると、L1<L2である。したがって、導光部材30を容易に撓ませることができる。
また、本実施形態では、抜止部23がフレーム11の長手方向に離間して少なくとも2つ配置され、当接部25が2つの抜止部23の間に複数、配置される。したがって、複数の当接部25によって導光収容部16内に収容された導光部材30を所定の姿勢に位置決め支持することができる。
また、本実施形態では、導光部材30の長手方向に対して直交する方向から見たときに、抜止部23が充填溝27と重なり合わない位置に配置される。したがって、充填溝27に充填された接着剤Cが導光部材30の撓んだ部位に付着してしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、充填溝27と非当接部26との間に当接部25が配置される。したがって、導光部材30が充填溝27側に移動してしまうことを当接部25により規制されることから、充填溝27に充填された接着剤Cが導光部材30に付着してしまうことを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、上述したイメージセンサユニット10を画像読取装置としてのフラットベッド方式のスキャナ130に適用した構成について図10を参照して説明する。
図10は、フラットベッド方式のスキャナ130の構成の一例を示す斜視図である。
スキャナ130は、筺体131と、被照明体載置部としてのプラテンガラス132と、イメージセンサユニット10と、イメージセンサユニット10を駆動する駆動機構と、回路基板133と、プラテンカバー134とを有する。プラテンガラス132は、ガラスなどの透明板からなり、筺体131の上面に取り付けられる。プラテンカバー134は、プラテンガラス132に載置された原稿Pを覆うように、筺体131に対してヒンジ機構などを介して開閉可能に取り付けられる。イメージセンサユニット10と、イメージセンサユニット10を駆動するための駆動機構と、回路基板133とは、筺体131内に収容される。
駆動機構は、保持部材135と、ガイドシャフト136と、駆動モータ137と、ワイヤ138とを含む。保持部材135は、イメージセンサユニット10を囲むように保持する。ガイドシャフト136は、保持部材135をプラテンガラス132に沿って読取方向(副走査方向)に移動可能にガイドする。駆動モータ137と保持部材135とはワイヤ138を介して連結されており、駆動モータ137の駆動力によってイメージセンサユニット10を保持する保持部材135を副走査方向に移動させる。そして、イメージセンサユニット10は、駆動モータ137の駆動力によって副走査方向に移動しながら、プラテンガラス132に載置された原稿Pを読取る。このように、イメージセンサユニット10と原稿Pとを相対的に移動させながら、原稿Pを読取る。
回路基板133には、イメージセンサユニット10が読取った画像に所定の画像処理を施す画像処理回路や、イメージセンサユニット10を含むスキャナ130の各部を制御する制御回路や、スキャナ130の各部に電力を供給する電源回路などが構築される。
(第3の実施形態)
次に、上述したイメージセンサユニット10を画像読取装置としてのシートフィード方式のスキャナ140に適用した構成について図11を参照して説明する。
図11は、シートフィールド方式のスキャナ140の構成の一例を示す断面図である。
スキャナ140は、筺体141と、イメージセンサユニット10と、搬送ローラ142と、回路基板143とを有する。搬送ローラ142は、図示を省略した駆動機構によって回転し、原稿Pを挟んで搬送する。回路基板143には、イメージセンサユニット10を含むスキャナ140の各部を制御する制御回路や、スキャナ140の各部に電力を供給する電源回路などが構築される。
そして、スキャナ140は、搬送ローラ142によって原稿Pを読取り方向(副走査方向)に搬送しつつ、イメージセンサユニット10により原稿Pを読取る。すなわち、イメージセンサユニット10と原稿Pとを相対的に移動させながら、原稿Pを読取る。なお、図11では、原稿Pの片面を読取るスキャナ140の例を示すが、2つのイメージセンサユニット10が原稿Pの搬送経路を挟んで対向するように設けられ、原稿Pの両面を読取る構成であってもよい。
以上、本発明を上述した実施形態と共に説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能であり、上述した実施形態を適宜、組み合わせてもよい。
本実施形態では、充填溝27を有する場合について説明したが、集光体46、センサ基板46、イメージセンサ52を必要としない照明装置の場合には、充填溝27を省略することができる。
本実施形態では、主走査方向に一直線状の導光部材30について説明したが、この場合に限られず、端部が曲がっている導光部材であってもよい。
10:イメージセンサユニット 11:フレーム 16:導光収容部 18:集光体収容部 23:抜止部 25:当接部 26:非当接部 27:充填溝 30:導光部材 31:入射面 32:出射面 40:光源部 46:集光体 48:センサ基板 52:イメージセンサ 100:MFP(画像読取装置、画像形成装置) 102:画像読取部 113:画像形成部 108:駆動モータ

Claims (8)

  1. 被照明体を線状に照明する照明装置であって、
    光源部と、
    前記光源部が長手方向の一方側に配置され、前記光源部からの光を長手方向に伝搬させながら前記被照明体に対して線状に出射する棒状の撓み可能な導光部材と、
    前記導光部材が収容される導光収容部を有するフレームと、を備え、
    前記フレームは、
    前記導光収容部に収容された前記導光部材の出射面側の一部を覆う抜止部と、
    前記導光部材を挟んだ前記抜止部の反対側に前記導光部材と当接する当接部および前記導光部材との間に隙間を有して当接しない非当接部と、を有し、
    前記抜止部は、前記フレームの長手方向に対して直交する方向から見たときに、前記当接部と重なり合わず前記非当接部と重なり合って配置されることを特徴とする照明装置。
  2. 前記当接部は、前記フレームの長手方向に離間して少なくとも2つ配置され、
    前記非当接部は、前記2つの当接部の間に亘って配置されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記フレームの長手方向に沿った方向を長さ方向とすると、
    前記非当接部の長さは、前記抜止部の長さよりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記抜止部は、前記フレームの長手方向に離間して少なくとも2つ配置され、
    前記当接部は、前記2つの抜止部の間に複数、配置されることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載の照明装置と、
    前記被照明体からの光を結像する集光体と、
    前記集光体によって結像された光を受光して電気信号に変換するイメージセンサと、を有するイメージセンサユニットであって、
    前記フレームは、
    前記導光収容部に隣接して、前記集光体を収容する集光体収容部と、
    前記導光収容部と前記集光体収容部との間に、前記集光体を前記集光体収容部に接着するための接着剤が充填される充填溝と、を有し、
    前記抜止部は、前記フレームの長手方向に対して直交する方向から見たときに、前記充填溝と重なり合わない位置に配置されることを特徴とするイメージセンサユニット。
  6. 前記充填溝と前記非当接部との間に前記当接部が配置されることを特徴とする請求項5に記載のイメージセンサユニット。
  7. 請求項5または6に記載のイメージセンサユニットと、
    前記イメージセンサユニットと前記被照明体とを相対的に移動させる移動部と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項5または6に記載のイメージセンサユニットと、
    前記イメージセンサユニットと前記被照明体とを相対的に移動させる移動部と、
    前記イメージセンサユニットにより読取られた画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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